JP4271354B2 - 構内交換装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、収容する機能ユニットの構成により電源容量に不足が生じると、増設電源ユニットを追加することで不足する電源容量を補うことができる構内交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図17は、構内交換機能を有するビジネスホン主装置の電源供給システムの構成図を示しており、基本電源ユニット21、制御ユニット22、ユーザの要求仕様に応じて局線インタフェースユニットや内線電話機インタフェースユニット等の機能ユニットを挿入する8個のフリースロット(FS1〜FS8)23がマザーボード上に設けられている。
【0003】
この主装置には、基本電源ユニット21が初めから実装されており、マザーボード上の電源パターンP1およびP2によって直流24Vおよび5Vの各電源が制御ユニット22およびフリースロット23に供給されており、さらにGNDパターンP3によって接続されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、この主装置は内線インタフェースユニット等の機能ユニットの実装容量が8回線であり、これを基本機能ユニットとしているため、基本電源ユニット21もこれに見合った電源容量のものを用いている。
【0005】
ところで、この装置に従来の数倍の容量を持つ内線インタフェースユニット等の高容量機能ユニットの実装が可能となれば、同一構成でありながらシステムの容量を増加させることができ、従来の同容量の装置に比べて寸法を小型化することが可能であり、コストも削減することができる。
【0006】
しかし、この場合は基本電源ユニット21も従来の数倍の電源容量を持つユニットが必要となるため、高容量機能ユニットによるシステムの構成を前提にすると、従来の基本機能ユニットで構成するシステムでは、コストが大幅に増加するという課題がある。
【0007】
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、基本機能ユニットと高容量機能ユニットとの組み合わせによって不足する電源容量を低コストで容易に補うことができる構内交換装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の構内交換機は、機能ユニットを実装する複数のスロットと、複数のスロットに電源電圧を供給するための1系統の電源供給路を途中で切断して複数のスロットを第1および第2グループに分離する分離結合手段を有するマザーボードと、複数の全てのスロットまたは分離結合手段による分離後の第1グループのスロットに電源電圧を供給する基本電源ユニットと、分離結合手段により電源供給路が分離された場合にのみ、分離された電源供給路の一部を使用して第2グループのスロットに電源電圧を供給する増設電源ユニットと、を備える構成を有している。
【0011】
この構成により、基本電源ユニットは基本機能ユニットでシステムを構成するのに必要な電源容量を有し、さらに機能ユニットを実装する複数のスロットを基本電源ユニットから電源電圧を供給するグループと増設電源ユニットから電源電圧を供給するグループとに分け、分離結合手段によって両グループの電源の分離を行うことで基本電源ユニットからの電源電圧と増設電源ユニットからの電源電圧との衝突を防ぎ、並列運転機能を持たない増設電源ユニットを使用してシステムの電源容量を増加させることとなる。
【0012】
また、本発明の構内交換機は、分離結合手段がマザーボードに実装されたショートピン付きコネクタからなり、増設電源ユニットを実装するマザーボードの専用スロットに配置して、ショートピンを取り外すことにより基本電源ユニットから第2グループのスロットに供給する電源供給路を分離するとともに、ショートピンが取り外された状態でのみ増設電源ユニットがマザーボードの専用スロットに実装可能となる構成を有している。
【0013】
この構成により、基本電源ユニットから機能ユニットに供給する電源経路の分離をショートピン付きコネクタにより行い、ショートピンをはずした状態でのみ増設用電源ユニットの実装を可能とする構造とすることで電源電圧の衝突を防ぐためのショートピンの取りはずし忘れを防止することとなる。
【0014】
また、本発明の構内交換機は、分離結合手段がマザーボードに実装された2回路2接点のショートピン付きコネクタからなり、1回路1接点を用いて基本電源ユニットから第2グループのスロットに供給する電源供給路を分離し、他の1回路1接点を用いて増設電源ユニットを制御して第2グループのスロットに電源電圧を供給する構成を有している。
【0015】
この構成により、基本電源ユニットと増設電源ユニットからの電源電圧の衝突を防ぐショートピンの取りはずし忘れを防止するため、2回路2接点のショートピンコネクタを使用し、同時に増設用電源ユニットの電源出力制御機能を持たせることで、増設電源ユニット実装時にショートピンを取りはずすことでグループ間の電源供給路の分離と、増設電源ユニットからの電源供給を同時に行なうこととなる。
【0016】
また、本発明の構内交換機は、分離結合手段がマザーボードに実装され電気的な制御信号によって開閉する電気的スイッチ素子からなり、この電気的スイッチ素子は一端が接地され他端が電源に接続されたショートピン付きコネクタのショートピンの実装によって閉成し未実装によって開成する構成を有し、ショートピン付きコネクタを増設電源ユニットを実装するマザーボードの専用スロットに配置して、ショートピンが未実装の状態でのみ増設電源ユニットがマザーボードの専用スロットに実装可能となる構成を有する。
【0017】
この構成により、基本電源ユニットから第2グループのスロットに供給する電源供給路の分離を電気的スイッチ素子により行い、この電気的スイッチ素子を駆動する制御信号をショートピン付きコネクタのショートピンの有無によって生成し、ショートピンを外した状態でのみ増設用電源ユニットの実装を可能とする構造とすることで電源の衝突を防ぐこととなる。
【0018】
また、本発明の構内交換機は、分離結合手段がマザーボードに実装され電気的な制御信号によって開閉する電気的スイッチ素子からなり、この電気的スイッチ素子は増設電源ユニットの実装時に発生する制御信号によって開成される構成を有し、増設電源ユニットは制御信号の発生後一定時間経過後に第2グループのスロットに電源電圧を供給する構成を有している。
【0019】
この構成により、基本電源ユニットから第2グループのスロットに供給する電源の分離は電気的スイッチ素子により行い、この電気的スイッチ素子の開制御は増設電源ユニットの実装時に発生する制御信号によって行い、さらに増設電源ユニットは制御信号の発生後、電気的スイッチ素子が閉成される一定時間後に第2グループのスロットに電源電圧を供給することとなる。
【0020】
また、本発明の構内交換機は、分離結合手段がマザーボードに実装され電気的な制御信号によって開閉する電気的スイッチ素子からなり、この電気的スイッチ素子は増設電源ユニットの実装時に発生する制御信号によって開成され、増設電源ユニットは電気的スイッチ素子によって分離された電源供給路に電源電圧が存在しないことを検出してから第2グループのスロットに電源電圧を供給する構成を有している。
【0021】
この構成により、基本電源ユニットと第2グループのスロットとの電源供給路の分離は電気的スイッチ素子により行い、この電気的スイッチ素子の開制御は増設電源ユニットが実装されると増設電源ユニットから発生する制御信号によって行い、さらに増設電源ユニットは分離後の電源供給路に電源電圧が存在しないことを確認した後に第2グループのスロットに電源電圧を供給することとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0027】
(実施の形態1)
図1は、本発明による構内交換装置の実施の形態1を示す構成図で、基本電源ユニット1A、制御ユニット2、各種機能ユニットを挿入する8個のフリースロット(FS1〜FS8)3が設けられている。フリースロット3はユーザの要求仕様に応じて局線インタフェースユニットや内線電話機インタフェースユニット等が設けられる。
【0028】
基本電源ユニット1Aは制御ユニット2およびフリースロット3に電源パターンP1およびP2を介して直流24Vおよび直流5Vを供給し、さらにGNDパターンP3によって接地されている。基本電源ユニット1は8回線の基本機能ユニットをまかなえる電源容量となっている。
【0029】
システム容量を増す場合は、高容量機能ユニットおよび並列運転機能を有する増設電源ユニット4Aを挿入する。増設電源ユニット4Aは直流24Vを供給する電源パターンP1およびGNDパターンP3に接続される。
【0030】
制御ユニット2は高容量機能ユニットからデータバス/アドレスバスを介して通知される機種識別情報によりシステム容量を集計し、増設電源ユニット4Aから増設電源ユニツト実装信号を検出することで、電源が増設されたことを検知して、正常運用モードになる。
【0031】
増設電源ユニット4Aが実装されていない場合は、増設電源ユニツト実装信号が検出されないため、制御ユニット2はシステムの動作を停止させる。こうして基本電源ユニット1Aが過負荷状態になることを防止する。
【0032】
このように、本実施の形態によれば、増設電源ユニット4Aを実装することで電源容量を増加することができるため、高容量の機能ユニットを実装してシステム容量の拡大ができ、さらに基本電源ユニット1Aを小容量化できる。また、制御ユニット2がシステム容量を認識することができるため、増設電源ユニット4Aの実装忘れによる基本電源ユニット1Aの過負荷を防止できる。こうして構内交換装置の電源容量を増加させて高容量のシステムを実現することができる。
【0033】
(実施の形態2)
図2は、本発明による構内交換装置の実施の形態2を示す構成図で、前述の実施の形態1と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
【0034】
本実施の形態は、実施の形態1の構成において、フリースロット3をグループ1(FS1〜4)とグループ2(FS5〜8)に分離し、直流24Vの電源パターンP1のグループ間にショートピン付きコネクタ5を実装し、基本電源ユニット1Bおよび増設電源ユニット4Bが並列運転機能を備えていない点を除いては実施の形態1と同一の構成を有している。
【0035】
高容量機能ユニットを使用する場合は、コネクタ5のショートピンを取り外し、グループ2への電源供給を基本電源ユニット1Bから切り離した後、増設電源ユニット4Bを挿入する。こうすることで、基本電源ユニット1Bから電源電圧を供給するグループ1と、増設電源ユニット4Bから電源電圧を供給するグループ2とに分離することができる。
【0036】
このように、本実施の形態によれば、ショートピン付きコネクタ5によって電源供給路を分割し、グループ1には基本電源ユニット1Bから電源電圧を供給し、グループ1には増設電源ユニット4Bから電源電圧を供給するので、並列運転可能な電源ユニットを用いることなくシステムの電源容量を増加させることができる。
【0037】
(実施の形態3)
図3は、本発明による構内交換装置の実施の形態3を示す構成図で、前述の実施の形態2と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
【0038】
本実施の形態は、実施の形態2の構成において、フリースロット3のグループ1とグループ2を分割するショートピン付きコネクタ5を、増設電源ユニット4Bの下部に配置し、ショートピン付きコネクタ5のショートピンを取り外さない限り増設電源ユニット4Bを実装できない構成となっている。
【0039】
すなわち、図4の取り付け構成図に示すように、マザーボード6に取り付けたショートピン付きコネクタ5のショートピン5aを取り付けたまま増設電源ユニット4Bを実装すると、増設電源ユニット4Bとショートピン5aとが当接し、マザーボード6および増設電源ユニット4Bを接続するコネクタ7が嵌合しない構造となっている。
【0040】
従って、図5の取り付け構成図に示すように、ショートピン付きコネクタ5のショートピン5aを取り外すことにより、コネクタ7の嵌合が正しくなされ、マザーボード6に増設電源ユニット4Bを実装することができる。なお、図4および図5において、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【0041】
このように、本実施の形態によれば、ショートピン付きコネクタ5の高さと増設電源ユニット4Bの取り付け高さとを最適化することで、増設電源ユニット4Bの実装時にショートピン付きコネクタ5のショートピン5aの取り外し忘れを防ぐことができ、工事ミスによる電源の衝突を防止することができる。
【0042】
(実施の形態4)
図6は、本発明による構内交換装置の実施の形態4を示す構成図で、前述の実施の形態2と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
【0043】
本実施の形態は、実施の形態2の構成において、フリースロット3のグループ1とグループ2を分割するショートピン付きコネクタ5に代えて、2回路2接点のショートピン付きコネクタ8を設けた構成を有している。
【0044】
このショートピン付きコネクタ8の第1回路8aによってフリースロット3のグループ1とグループ2の電源供給路を分割し、第2回路8bによって増設用電源ユニット4Bの制御端子CNTをGNDに接続する。
【0045】
ショートピン付きコネクタ8のショートピンを取り外すことによって、グループ1とグループ2の電源パターンP1が分割されると共に、増設電源ユニット4Bの制御端子CNTに抵抗Rを経て電圧が供給される。
【0046】
図7は、増設電源ユニット4Bのブロック図であり、制御端子CNTの電位が高くなると増設電源ユニット4Bの出力制御用リレー4aが駆動され、その接点が閉じて直流24Vの電源電圧を供給する構成となっている。
【0047】
このように、本実施の形態によれば、2回路2接点のショートピン付きコネクタ8を使用し、1回路1接点でフリースロット3のグループ1とグループ2の電源経路を分割し、追加した1回路1接点で増設電源ユニット4Bの出力制御用リレー4aを開閉制御することで増設電源ユニット4Bの出力制御が行える。このため、増設電源ユニット4Bの実装位置をショートピン付きコネクタ8の位置に制約されることがなくなると共に、工事ミスによる電源衝突の防止を行なうことができる。
【0048】
(実施の形態5)
図8は、本発明による構内交換装置の実施の形態5を示す構成図で、前述の実施の形態2と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
【0049】
本実施の形態は、実施の形態2の構成において、フリースロット3のグループ1とグループ2を分割するショートピン付きコネクタ5に代えて電源供給切替用リレー9を設け、このリレー9の切替え制御を、一端が抵抗Rを介して電源に接続され、他端が接地されたショートピン付きコネクタ10のショートピンの着脱によって行う構成となっている。
【0050】
また、ショートピン付きコネクタ10は実施の形態3におけるショートピン付きコネクタ5と同様に、ショートピンを取り付けたまま増設電源ユニット4Bを挿入すると、増設電源ユニット4Bとショートピン付きコネクタ10が当接し、増設電源ユニット4Bを取り付けることができない構成となっている。
【0051】
従って、高容量機能ユニットを実装する場合は、ショートピン付きコネクタ10のショートピンを取り外すことによって電源供給切替用リレー9を駆動し、接点を開いてグループ1とグループ2との間を切り離し、同時に増設電源ユニット4Bからグループ2に電源電圧を供給することになる。
【0052】
このように、本実施の形態によれば、電気的スイッチ素子である電源供給切替用リレー9を用いることでマザーボードの設計を容易にでき、またショートピン付きコネクタ10の高さと増設電源ユニット4Bの取り付け高さとを最適化することでショートピン付きコネクタ10のショートピンの取り外し忘れを防ぐことができ、工事ミスによる電源の衝突を防止することができる。
【0053】
(実施の形態6)
図9は、本発明による構内交換装置の実施の形態6を示す構成図で、前述の実施の形態5と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
【0054】
本実施の形態は、実施の形態5の構成において、フリースロット3のグループ1とグループ2を分割する電源供給切替用リレー9の切替え制御を、ショートピン付きコネクタ10に代えて増設電源ユニット4Bの制御端子CNTからの制御信号によって行う点を除いては、実施の形態5と同一の構成を有している。
【0055】
図10は、増設用電源ユニット4Bのブロック図であり、制御端子CNTが直流24Vに接続されている。増設用電源ユニット4Bをマザーボードに実装すると、制御端子CNTから電源供給切替用リレー9に電圧が加わり、リレー接点が開いてグループ2を基本電源ユニット1Bから切り離す。また、タイマー4bが約200msec後に作動し、出力制御用リレー4aの接点を閉制御することで増設電源ユニット4Bからグループ2に電源が供給される。
【0056】
また、図11は増設用電源ユニット4Bの他のブロック図であり、増設用電源ユニット4Bをマザーボードに実装すると、制御端子CNTから電源供給切替用リレー9に電圧が加わり、リレー接点が開いてグループ2を基本電源ユニット1Bから切り離す。
【0057】
同時に出力制御部4cによってグループ2側の電源パターンP1の電圧をモニタし、0Vの状態を確認してから出力制御部4cを駆動して出力制御用リレー4aの接点を閉制御することで増設電源ユニット4Bからグループ2に電源電圧を供給する。こうして電源パターンP1上の電源電圧が0Vであることを確認してからグループ2に電源電圧を供給するため、電気的スイッチ素子の故障による電源電圧の衝突を防止することができる。
【0058】
このように、本実施の形態によれば、電源経路を分割するリレー等の電気的スイッチ素子を切り替える制御信号を増設電源ユニットから供給することで、増設電源ユニットを実装するだけで自動的にグループ2への電源供給を切替えることができ、工事ミスによる電源の衝突を防止することができる。
【0059】
(実施の形態7)
図12は、本発明による構内交換装置の実施の形態7を示すブロック図で、前述の実施の形態6と同一の構成要素については同一符号を付して説明する。
【0060】
本実施の形態は、実施の形態6の構成において、フリースロット3のグループ1とグループ2を分割する電源供給切替用リレー9と増設用電源ユニット4Bの直流24V電源間に電流逆流防止用ダイオード11を新たに挿入し、さらに電源パターンP1上の電圧を増設用電源ユニット4Bのモニタ端子MONでモニタするように構成した点を除いては、実施の形態6と同一の構成を有している。
【0061】
図13は、増設用電源ユニット4Bのブロック図であり、制御端子CNTが直流24Vに接続されている。増設用電源ユニット4Bをマザーボードに挿入すると、制御端子CNTから電源供給切替用リレー9に電圧が加わり、リレー接点が開いてグループ2を基本電源ユニット1Bから切り離す。
【0062】
同時に出力制御部4cによってグループ2側の電源パターンP1の電圧をモニタ端子MONでモニタし、0Vの状態を確認してから出力制御部4cを駆動して出力制御用リレー4aの接点を閉制御することで増設電源ユニット4Bからグループ2に電源電圧を供給する。こうして電源パターンP1上の電源電圧が0Vであることを確認してから、グループ2に電源電圧を供給するため、電気的スイッチ素子の故障による電源の衝突を防止することができる。
【0063】
また、増設電源ユニット4Bはグループ2側の電源パターンP1の電圧をモニタ端子MONで常時モニタし、運用時に電源供給切替用リレー9が故障しショート状態になった場合、電源パターンP1に電圧が発生するので、出力制御部4cはその電圧を検知し、出力制御用リレー4aの接点を開制御することで直流24Vの出力を停止する。
【0064】
このように、本実施の形態によれば、増設電源ユニット4Bは基本電源ユニット1Bからの電源電圧を常に監視することにより、運用中に電気的スイッチ素子が故障しても電源電圧の衝突を防止することができる。
【0065】
(実施の形態8)
図14は、本発明による構内交換装置の実施の形態8を示す構成図で、基本電源ユニット1B、制御ユニット2、各種機能ユニットを挿入する8個のフリースロット(FS1〜FS10)3が設けられている。フリースロット3はユーザの要求仕様に応じて局線インタフェースユニットや内線電話機インタフェースユニット等が設けられ、グループ1(FS1〜FS5)とグループ2(FS6〜FS10)からなっている。
【0066】
基本電源ユニット1Bは制御ユニット2およびフリースロット3の全てに電源パターンP1およびP2を介して直流24Vおよび直流5Vを供給し、さらにGNDパターンP3によって接地されている。基本電源ユニット1Bは8回線の基本機能ユニットをまかなえる電源容量となっている。
【0067】
システム容量を増す場合は、増設電源ユニット4Bを挿入する。増設電源ユニット4Bはフリースロット3のグループ2に直流24Vを供給する電源パターンP4およびGNDパターンP3に接続される。また、増設電源ユニット4Bは制御端子CNTから信号パターンP5を介してグループ2に実装信号を供給する構成となっている。
【0068】
図15は、増設用電源ユニット4Bのブロック図であり、制御端子CNTが直流24Vに接続されている。増設用電源ユニット4Bをマザーボードに実装すると、制御端子CNTから信号パターンP5を介してグループ2に直流24Vの実装信号が供給される。
【0069】
図16は、フリースロット3のグループ2に実装される高容量機能ユニット12の電源選択部12aを示すブロック図である。電源選択部12aは高容量機能ユニット12の内部で使用する電源を選択するもので、増設電源ユニット4Bの制御端子CNTから直流24Vの実装信号を受けると、増設用電源ユニット4Bからの直流24Vの電源電圧24V2を選択し、実装信号が無い場合は基本電源ユニット1Bからの直流24Vの電源電圧24V1を選択し、それぞれ高容量機能ユニット12の内部に供給する。
【0070】
このように、本実施の形態によれば、グループ2に実装される高容量機能ユニットに増設用電源ユニット4Bからの直流24Vの電源電圧を選択する機能を設けることで、増設電源ユニットからの電源供給を可能とし、システムの容量を増加させることができる。また、高電流の電源パターンP1の切り替え等が不要となり、信頼性を向上させることができる。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は増設電源ユニットを実装することで電源容量を増加することができるため、高容量機能ユニットを実装してシステム容量の拡大を図ることができ、また制御ユニットがシステム容量を認識することができるため、増設電源ユニットの実装忘れによる基本電源ユニットの過負荷を防止することができるなど、すぐれた効果を有する構内交換装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による構内交換装置の実施の形態1を示す構成図
【図2】本発明による構内交換装置の実施の形態2を示す構成図
【図3】本発明による構内交換装置の実施の形態3を示す構成図
【図4】図3に示す増設電源ユニットの取り付け構成図
【図5】図3に示す増設電源ユニットの取り付け構成図
【図6】本発明による構内交換装置の実施の形態4を示す構成図
【図7】図6に示す増設電源ユニットのブロック図
【図8】本発明による構内交換装置の実施の形態5を示す構成図
【図9】本発明による構内交換装置の実施の形態6を示す構成図
【図10】図9に示す増設電源ユニットのブロック図
【図11】図9に示す増設電源ユニットの他のブロック図
【図12】本発明による構内交換装置の実施の形態7を示す構成図
【図13】図12に示す増設電源ユニットのブロック図
【図14】本発明による構内交換装置の実施の形態8を示す構成図
【図15】図14に示す増設電源ユニットのブロック図
【図16】図14に示すグループ2に実装される高容量機能ユニットのブロック図
【図17】従来の構内交換機能を有するビジネスホン主装置のブロック図
【符号の説明】
1A 基本電源ユニット(並列運転機能付)
1B 基本電源ユニット
2 制御ユニット
3 フリースロット
4A 増設電源ユニット(並列運転機能付)
4B 増設電源ユニット
4a 出力制御用リレー
4b タイマー
4c 出力制御部
5 ショートピン付きコネクタ
5a ショートピン
6 マザーボード
7 コネクタ
8 2回路2接点のショートピン付きコネクタ
8a 第1回路
8b 第2回路
9 電源供給切替用リレー
10 ショートピン付きコネクタ
11 電流逆流防止用ダイオード
12 高容量機能ユニット
12a 電源選択部
Claims (6)
- 機能ユニットを実装する複数のスロットと、前記複数のスロットに電源電圧を供給するための1系統の電源供給路を途中で切断して前記複数のスロットを第1および第2グループに分離する分離結合手段を有するマザーボードと、前記複数の全てのスロットまたは前記分離結合手段による分離後の前記第1グループのスロットに電源電圧を供給する基本電源ユニットと、前記分離結合手段により前記電源供給路が分離された場合にのみ、分離された前記電源供給路の一部を使用して前記第2グループのスロットに電源電圧を供給する増設電源ユニットと、を備えることを特徴とする構内交換装置。
- 前記分離結合手段は前記マザーボードに実装されたショートピン付きコネクタからなり、前記増設電源ユニットを実装する前記マザーボードの専用スロットに配置して、前記ショートピンを取り外すことにより前記基本電源ユニットから前記第2グループのスロットに供給する電源供給路を分離するとともに、前記ショートピンが取り外された状態でのみ前記増設電源ユニットが前記マザーボードの専用スロットに実装可能となる構成を有することを特徴とする請求項1記載の構内交換装置。
- 前記分離結合手段は前記マザーボードに実装された2回路2接点のショートピン付きコネクタからなり、1回路1接点を用いて前記基本電源ユニットから前記第2グループのスロットに供給する電源供給路を分離し、他の1回路1接点を用いて前記増設電源ユニットを制御して前記第2グループのスロットに電源電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の構内交換装置。
- 前記分離結合手段は前記マザーボードに実装され電気的な制御信号によって開閉する電気的スイッチ素子からなり、前記電気的スイッチ素子は一端が接地され他端が電源に接続されたショートピン付きコネクタのショートピンの実装によって閉成し未実装によって開成する構成を有し、前記ショートピン付きコネクタを前記増設電源ユニットを実装する前記マザーボードの専用スロットに配置して、前記ショートピンが未実装の状態でのみ前記増設電源ユニットが前記マザーボードの専用スロットに実装可能となる構成を有することを特徴とする請求項1記載の構内交換装置。
- 前記分離結合手段は前記マザーボードに実装され電気的な制御信号によって開閉する電気的スイッチ素子からなり、前記電気的スイッチ素子は前記増設電源ユニットの実装時に発生する制御信号によって開成され、前記増設電源ユニットは前記制御信号の発生後一定時間経過後に前記第2グループのスロットに電源電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の構内交換装置。
- 前記分離結合手段は前記マザーボードに実装され電気的な制御信号によって開閉する電気的スイッチ素子からなり、前記電気的スイッチ素子は前記増設電源ユニットの実装時に発生する制御信号によって開成され、前記増設電源ユニットは前記電気的スイッチ素子によって分離された前記電源供給路に電源電圧が存在しないことを検出してから前記第2グループのスロットに電源電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の構内交換装置。
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