JP4271124B2 - 車両のアイドルストップ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一時停止中に所定条件が成立するとエンジンを自動停止させる車両のアイドルストップ装置において、液体還元剤を用いて排気中の窒素酸化物(NOx)を還元浄化する排気浄化装置との連係を図る技術に関する。
エンジンからの排気を減少させて環境保全を図るべく、特開2003−193879号公報(特許文献1)に記載されるように、車両の一時停止中に所定条件が成立すると、エンジンを自動停止させるアイドルストップ装置が提案されている。
また、近年では、エンジン排気に含まれるNOxを除去する触媒浄化システムとして、特開2000−27627号公報(特許文献2)に記載されるような排気浄化装置が提案されている。かかる排気浄化装置は、エンジン排気系に配設された還元触媒の排気上流に、エンジン運転状態に対応した液体還元剤を噴射供給することで、排気中のNOxと液体還元剤とを触媒還元反応させて、NOxを無害成分に浄化処理するものである。
特開2003−193879号公報 特開2000−27627号公報
しかしながら、従来技術では、アイドルストップ装置と排気浄化装置との連係が図られていないため、次のような不具合が発生するおそれがあった。即ち、車両が一時停止しているときに、エンジンを自動停止させるための所定条件が成立すると、還元触媒の排気上流に液体還元剤を噴射供給しているか否かにかかわらず、エンジンが自動停止してしまう。エンジンが停止すると、エンジン排気系に排気が流通しなくなることから、液体還元剤が排気系に付着してその溶質が析出されてしまう可能性がある。そして、このような析出が何度も繰り返されると、エンジン排気系の通路面積が減少し、排気抵抗の増加による出力低下,燃費低下などを来してしまう。
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、エンジンを自動停止させるための条件を見直すことで、排気浄化装置との連係を図り、エンジン排気系に液体還元剤の溶質が析出しないようにした車両のアイドルストップ装置を提供することを目的とする。
このため、請求項1記載の発明では、エンジン排気系に配設された還元触媒の排気上流に、エンジン運転状態に対応した液体還元剤を断続的に噴射供給し、前記還元触媒にて液体還元剤を用いた触媒還元反応により排気中の窒素酸化物を還元浄化する排気浄化装置を備えた車両のアイドルストップ装置であって、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態であるか否かを判定する車両状態判定手段と、車両が一時停止中であるか否かを判定する一時停止判定手段と、前記排気浄化装置による液体還元剤の噴射供給が所定時間連続して停止しているか否かを判定する噴射停止判定手段と、前記車両状態判定手段によりエンジンを自動停止させても支障がない車両状態であると判定され、前記一時停止判定手段により車両が一時停止中であると判定され、かつ、前記噴射停止判定手段により液体還元剤の噴射供給が所定時間連続して停止していると判定されたときに、エンジンを自動停止させるエンジン自動停止手段と、を含んで構成されたことを特徴とする。
請求項2記載の発明では、エンジンの冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段と、エアリザーバ内のエア圧力を検出するエア圧力検出手段と、車載バッテリの端子間電圧を検出する電圧検出手段と、を備え、前記車両状態判定手段は、前記冷却水温度検出手段により検出された冷却水温度が所定温度以上、前記エア圧力検出手段により検出されたエア圧力が所定圧力以上、かつ、前記電圧検出手段により検出された端子間電圧が所定電圧以上であるときに、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態であると判定することを特徴とする。
請求項3記載の発明では、エンジンルームの開閉扉が閉じているか否かを検出する開閉検出手段を備え、前記車両状態判定手段は、前記条件に加え、前記開閉検出手段によりエンジンルームの開閉扉が閉じていることが検出されたときに、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態であると判定することを特徴とする。
請求項4記載の発明では、エンジン回転速度を検出する回転速度検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、変速機がニュートラルになっているか否かを検出するニュートラル検出手段と、を備え、前記一時停止判定手段は、前記回転速度検出手段により検出されたエンジン回転速度が所定範囲内にあり、前記車速検出手段により検出された車速が第1の所定速度以下、かつ、前記ニュートラル検出手段により変速機がニュートラルになっていることが検出されたときに、車両が一時停止中であると判定することを特徴とする。
請求項5記載の発明では、クラッチの断接状態を検出する断接状態検出手段を備え、前記一時停止判定手段は、前記条件に加え、前記断接状態検出手段によりクラッチが接続状態であることが検出されたときに、車両が一時停止中であると判定することを特徴とする。
請求項6記載の発明では、エンジンへの吸入空気を遮断する吸入空気遮断手段を備え、前記エンジン自動停止手段は、前記吸入空気遮断手段により吸入空気を遮断した後、エンジンへの燃料供給を遮断してエンジンを自動停止させることを特徴とする。
請求項7記載の発明では、エンジンの冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、を備え、前記車両状態判定手段,一時停止判定手段及び噴射停止判定手段は、前記冷却水温度検出手段により検出された冷却水温度が所定温度以上、かつ、前記車速検出手段により検出された車速が第2の所定速度以上になった後に、その判定処理を夫々開始することを特徴とする。
請求項8記載の発明では、クラッチの断接状態を検出する断接状態検出手段と、変速機がニュートラルになっているか否かを検出するニュートラル検出手段と、前記エンジン自動停止手段によりエンジンが自動停止した後、前記断接状態検出手段によりクラッチが切断状態であることが検出され、かつ、前記ニュートラル検出手段により変速機がニュートラルになっていることが検出されたときに、エンジンを自動的に再始動させるエンジン再始動手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項9記載の発明では、エンジンルームの開閉扉が閉じているか否かを検出する開閉検出手段を備え、前記エンジン再始動手段は、前記条件に加え、前記開閉検出手段によりエンジンルームの開閉扉が閉じていることが検出されたときに、エンジンを自動的に再始動させることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態、車両が一時停止中であり、かつ、液体還元剤の噴射供給が所定時間連続して停止しているときに、エンジンが自動停止される。即ち、一般的なアイドルストップ条件、即ち、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態、かつ、車両が一時停止中であることに加え、液体還元剤の噴射供給が所定時間連続して停止し、その溶質が析出しない条件を付加することで、アイドルストップ装置と排気浄化装置との連係を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態として、冷却水温度が所定温度以上、エアリザーバ内のエア圧力が所定圧力以上、かつ、バッテリの端子間電圧が所定電圧以上を条件とすることで、エアを駆動源とするサービスブレーキの機能を確保しつつ、エンジンの再始動を容易ならしめることができる。
請求項3記載の発明によれば、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態として、エンジンルームの開閉扉が閉じていることをさらに追加することで、エンジン整備中に自動停止が行われないようにし、エンジン整備の便宜を図ることができる。
請求項4記載の発明によれば、車両が一時停止中である状態として、エンジン回転速度が所定範囲内、車速が第1の所定速度以下、かつ、変速機がニュートラルになっていることを条件とすることで、変速機が手動変速機又は自動変速機であるかの如何にかかわらず、車両に対する運転者の実際の操作に即した判定を行うことができる。
請求項5記載の発明によれば、車両が一時停止中である状態として、クラッチが接続状態であることをさらに追加することで、変速機が手動変速機であるときの判定精度を向上させることができる。
請求項6記載の発明によれば、エンジンを自動停止させるときには、吸入空気を遮断した後燃料供給を遮断するので、エンジンを静かに停止させることができる。
請求項7記載の発明によれば、冷却水温度が所定温度以上になった暖機完了後に実質的な処理を開始することで、エンジンの自動停止及び再始動を容易ならしめると共に、走行を開始する前にエンジンが自動停止しないようにすることで、暖機の実効を図ることができる。
請求項8記載の発明によれば、エンジンが自動停止した後、クラッチが切断状態となり、かつ、変速機がニュートラルになると、エンジンが自動的に再始動される。このため、運転者は意図的にエンジンを再始動させる必要がなく、車両操作に係る労力を軽減することができる。
請求項9記載の発明によれば、エンジン再始動条件として、エンジンルームの開閉扉が閉じていることをさらに追加することで、開閉扉が開いているときにはエンジンが自動的に再始動することを防止し、エンジン整備の便宜を図ることができる。
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
図1は、尿素水溶液を液体還元剤として使用し、エンジン排気中に含まれるNOxを触媒還元反応により浄化する排気浄化装置を備えたバスに対して、本発明に係るアイドルストップ装置を適用した全体構成を示す。
エンジン10の排気マニフォールド12に接続される排気管14には、排気流通方向に沿って、一酸化窒素(NO)を二酸化窒素(NO2)へと酸化させる酸化触媒16と、尿素水溶液を噴射供給する噴射ノズル18と、尿素水溶液を加水分解して得られるアンモニアによりNOxを還元浄化するNOx還元触媒20と、NOx還元触媒20を通過したアンモニアを酸化させるアンモニア酸化触媒22と、が夫々配設される。また、還元剤容器24に貯蔵される尿素水溶液は、還元剤供給装置26を介して噴射ノズル18へと供給される。ここで、還元剤供給装置26は、還元剤供給コントロールユニット(以下「還元剤供給ECU」という)28により制御され、エンジン運転状態に対応した尿素水溶液を噴射ノズル18へと断続的に供給する。
かかる排気浄化装置において、噴射ノズル18から噴射供給された尿素水溶液は、排気熱及び排気中の水蒸気により加水分解され、アンモニアを発生する。発生したアンモニアは、NOx還元触媒20において排気中のNOxと反応し、水及び無害なガスに浄化されることは知られたことである。このとき、NOx還元触媒20によるNOx浄化率を向上させるべく、酸化触媒16によりNOがNO2へと酸化され、排気中のNOとNO2との割合が触媒還元反応に適したものに改善される。一方、NOx還元触媒20を通過したアンモニアは、その排気下流に配設されたアンモニア酸化触媒22により酸化されるので、異臭を放つアンモニアが大気中に放出されることを防止できる。
また、車両が一時停止しているときに所定条件が成立すると、エンジン10を自動停止させて環境保全を図るべく、アイドルストップコントロールユニット(以下「アイドルストップECU」という)30が備えられる。アイドルストップECU30には、車速vを検出する車速センサ32(車速検出手段)、変速機がニュートラルのときにON信号を出力するニュートラルスイッチ34(ニュートラル検出手段)、バッテリ36の端子間電圧VBを検出する電圧センサ38(電圧検出手段)、エアリザーバ40内のエア圧力Paを検出する圧力センサ42(エア圧力検出手段)、クラッチペダル44が踏み込まれているときにON信号を出力するクラッチスイッチ46(断接状態検出手段)、及び、エンジンルームの開閉扉が閉じているときにON信号を出力する扉スイッチ48(開閉検出手段)からの各種信号が入力される。なお、クラッチスイッチ46の代わりに、クラッチを断接するアクチュエータのストロークセンサを用い、クラッチの断接状態を検出するようにしてもよい。
そして、アイドルストップECU30は、CAN(Controller Area Network)50を介して相互接続される還元剤供給ECU28及びエンジンコントロールユニット(以下「エンジンECU」という)52と協働し、エンジン10に取り付けられた燃料噴射装置54と、エンジン10への吸入空気を遮断する吸気シャッタ56(吸入空気遮断手段)と、を夫々制御する。ここで、エンジンECU52には、エンジン回転速度Neを検出する回転速度センサ58(回転速度検出手段)及び冷却水温度Twを検出する水温センサ60(冷却水温度検出手段)からの各信号が入力され、CAN50を介して接続されるアイドルストップECU30においても利用できるようになっている。
次に、運転者などの操作によるエンジン10の始動後、アイドルストップ制御を行うか否かを選択するアイドルストップスイッチがONとなったときに、アイドルストップECU30において繰り返し実行される制御プログラムについて説明する。なお、アイドルスイッチがONの状態でエンジン10を始動したときには、アイドルストップスイッチがONとなるのを待たずに、制御プログラムが即時実行される。また、かかる制御プログラムを実行するアイドルストップECU30により、車両状態判定手段,一時停止判定手段,噴射停止判定手段,エンジン自動停止手段及びエンジン再始動手段が夫々実現される。
ステップ1(図では「S1」と略記する。以下同様)では、水温センサ60により検出された冷却水温度Twが所定温度H以上であるか否かを判定する。ここで、所定温度Hは、エンジン10の暖機が完了したか否かを判定するための閾値であって、例えば、40℃に設定される。そして、冷却水温度Twが所定温度H以上であればステップ2へと進む一方(Yes)、冷却水温度Twが所定温度H未満であれば待機する(No)。
ステップ2では、車速センサ32により検出された車速vが第2の所定速度v2以上であるか否かを判定する。ここで、第2の所定速度v2は、バスが走行を開始したか否かを判定するための閾値であって、例えば、10km/hに設定される。そして、車速vが第2の所定速度v2以上であればステップ3へと進む一方(Yes)、車速vが第2の所定速度v2未満であればステップ1へと戻る(No)。
ステップ3では、水温センサ60により検出された冷却水温度Twが所定温度H以上であるか否かを判定する。そして、冷却水温度Twが所定温度H以上であればステップ4へと進む一方(Yes)、冷却水温度Twが所定温度H未満であれば待機する(No)。
ステップ4では、圧力センサ42により検出されたエア圧力Paが所定圧力P0以上であるか否かを判定する。ここで、所定圧力P0は、エンジン10により駆動されるエアコンプレッサを停止させても支障がないか否か、即ち、エアリザーバ40のエアにより作動するサービスブレーキの機能を確保できるか否かを判定するための閾値であって、例えば、600kPaに設定される。そして、エア圧力Paが所定圧力P0以上であればステップ5へと進む一方(Yes)、エア圧力Paが所定圧力P0未満であればステップ3へと戻る(No)。
ステップ5では、電圧センサ38により検出されたバッテリ36の端子間電圧VBが所定電圧V0以上であるか否かを判定する。ここで、所定電圧V0は、エンジン10により駆動されるオルタネータを停止させても支障がないか否か、即ち、エンジン10を再始動させるだけのバッテリ容量があるか否かを判定するための閾値であって、例えば、24Vのバッテリでは22Vに設定される。そして、端子間電圧VBが所定電圧V0以上であればステップ6へと進む一方(Yes)、端子間電圧VBが所定電圧V0未満であればステップ3へと戻る(No)。
ステップ6では、エンジンルームの開閉扉が閉じているか否か、即ち、扉スイッチ48からの信号がONであるか否かを判定する。そして、開閉扉が閉じていればステップ7へと進む一方(Yes)、開閉扉が開いていればステップ3へと戻る(No)。ここで、ステップ3〜ステップ6における一連の処理が車両状態判定手段に該当する。
ステップ7では、CAN50を介して接続された還元剤供給ECU28からの噴射流量信号に基づいて、尿素水溶液の噴射供給が停止しているか否かを判定する。そして、尿素水溶液の噴射供給が停止していればステップ8へと進む一方(Yes)、尿素水溶液の噴射供給が停止していなけれステップ3へと戻る(No)。
ステップ8では、尿素水溶液の噴射供給が停止してから所定時間経過したか否かを判定する。ここで、所定時間は、排気管14に尿素が析出されることを抑制すべく、尿素水溶液を加水分解する時間を確保するための時間であって、例えば、10秒に設定される。そして、尿素水溶液の噴射供給が停止してから所定時間経過したならばステップ9へと進む一方(Yes)、尿素水溶液の噴射供給が停止してから所定時間経過していなければステップ7へと戻る(No)。ここで、ステップ7及びステップ8の処理が噴射停止判定手段に該当する。
ステップ9では、回転速度センサ58により検出されたエンジン回転速度Neが所定範囲内、即ち、エンジン10がアイドル状態であるN1〜N2の範囲内にあるか否かを判定する。そして、エンジン回転速度Neが所定範囲内にあればステップ10へと進む一方(Yes)、エンジン回転速度Neが所定範囲内になければステップ3へと戻る(No)。
ステップ10では、車速センサ32により検出された車速vが第1の所定速度v1以下であるか否かを判定する。ここで、第1の所定速度v1は、停車したか否かを判定するための閾値であって、例えば、0.3km/hに設定される。そして、車速vが第1の所定速度V1以下であればステップ11へと進む一方(Yes)、車速vが第1の所定速度V1より大きければステップ3へと戻る(No)。
ステップ11では、クラッチが接続されているか否か、即ち、クラッチスイッチ46からの信号がOFFであるか否かを判定する。そして、クラッチが接続されていればステップ12へと進む一方(Yes)、クラッチが切断されていればステップ3へと戻る(No)。
ステップ12では、変速機がニュートラルになっているか否か、即ち、ニュートラルスイッチ34からの信号がONであるか否かを判定する。そして、変速機がニュートラルになっていればステップ13へと進む一方(Yes)、変速機が走行段となっていればステップ3へと戻る(No)。ここで、ステップ9〜ステップ12における一連の処理が一時停止判定手段に該当する。
ステップ13では、エンジン10を停止させる。即ち、エンジン10を静かに停止させるべく、吸気シャッタ56を閉作動させた後、CAN50を介してエンジンECU52に対して燃料噴射停止指令を送信する。そして、エンジン10が停止したならば、その再起動に備えて吸気シャッタ56を開作動させる。ここで、ステップ13の処理がエンジン自動停止手段に該当する。
ステップ14では、エンジンルームの開閉扉が閉じているか否か、即ち、扉スイッチ48からの信号がONであるか否かを判定する。そして、開閉扉が閉じていればステップ15へと進む一方(Yes)、開閉扉が開いていれば待機する(No)。
ステップ15では、変速機がニュートラルになっているか否か、即ち、ニュートラルスイッチ34からの信号がONであるか否かを判定する。そして、変速機がニュートラルになっていればステップ16へと進む一方(Yes)、変速機が走行段となっていればステップ14へと戻る(No)。
ステップ16では、クラッチが切断されているか否か、即ち、クラッチスイッチ46からの信号がONであるか否かを判定する。そして、クラッチが切断されていればステップ17へと進む一方(Yes)、クラッチが接続されていればステップ14へと戻る(No)。
ステップ17では、エンジン10を再始動させる。即ち、CAN50を介してエンジンECU50に対してエンジン始動指令を送信する。ここで、ステップ14〜ステップ17における一連の処理がエンジン再始動手段に該当する。
かかるアイドルストップ装置によれば、運転者などの操作によるエンジン10の始動後、冷却水温度Twが所定温度H以上、かつ、車速vが第2の所定速度v2以上となると、エンジン10を自動停止させる所定条件が成立したか否かの判定が開始される。即ち、暖機完了後に実質的な処理を開始することで、エンジン10の自動停止及び再始動を容易ならしめると共に、走行を開始する前にエンジン10が自動停止しないようにすることで、暖機の実効を図ることができる。
そして、エンジン10を自動停止させても支障がない車両状態であり、排気管14に尿素水溶液の溶質である尿素が析出しない状態、かつ、車両が一時停止中であれば、吸気シャッタ56により吸入空気を遮断した後燃料噴射を遮断して、エンジン10を自動停止させる。
このとき、エンジン10を自動停止させても支障がない車両状態として、冷却水温度Twが所定温度H以上、エアリザーバ40内のエア圧力Paが所定圧力P0以上、かつ、バッテリ36の端子間電圧VBが所定電圧V0以上を条件とすることで、エアを駆動源とするサービスブレーキの機能を確保しつつ、エンジン10の再始動を容易ならしめることができる。また、かかる条件に加え、エンジンルームの開閉扉が閉じていることを条件とすることで、エンジン整備中に自動停止が行われないようにし、エンジン整備の便宜を図ることができる。
一方、排気管14に尿素が析出しない状態として、尿素水溶液の噴射供給が所定時間連続して停止していることを条件とすることで、尿素水溶液を加水分解するための時間を確保することができる。このため、エンジン10を自動停止させることで、排気管14に排気が流通しなくなっても、尿素が析出されることがない状態を高精度に判定することができる。
さらに、車両が一時停止中である状態として、エンジン回転速度Neが所定範囲内にあるアイドル運転中、車速vが第1の所定速度以下、クラッチが接続状態、かつ、変速機がニュートラルであることを条件とすることで、車両に対する運転者の実際の操作状況に即した判定を行うことができる。即ち、車両を一時停止させているときには、エンジン10はアイドル運転中であり、車速vは略0、クラッチペダルを踏み込まずに変速機がニュートラルになっていることが通常であるので、車両が一時停止中であるかを高精度に判定することができる。
従って、一般的なアイドルストップ条件、即ち、エンジン10を自動停止させても支障がない車両状態であり、かつ、車両が一時停止中であることを高精度に判定しつつ、尿素が析出しない状態を制御条件として付加することで、排気浄化装置との連係を図ることができる。
また、エンジン10を自動停止させた後には、車両の発進操作、即ち、変速機がニュートラルの状態でクラッチを切断すると、エンジン10が自動的に再始動される。このため、運転者は意図的にエンジン10を再始動させる必要がなく、車両操作に係る労力を軽減することができる。ここで、かかる条件に加え、エンジンルームの開閉扉が閉じていることを条件とすることで、開閉扉が開いているときにはエンジン10が自動的に再始動することを防止し、エンジン整備の便宜を図ることができる。
なお、本発明は、尿素水溶液を液体還元剤として使用する排気浄化装置に限らず、炭化水素を主成分とするガソリン,軽油,アルコールなどを液体還元剤として使用するものにも適用可能であることはいうまでもない。
排気浄化装置を備えたバスにおけるアイドルストップ装置の全体構成図 アイドルストップ制御を実行する制御プログラムのフローチャート アイドルストップ制御を実行する制御プログラムのフローチャート
符号の説明
10 エンジン
14 排気管
18 噴射ノズル
20 NOx還元触媒
24 還元剤容器
26 還元剤供給装置
28 還元剤供給ECU
30 アイドルストップECU
32 車速センサ
34 ニュートラルスイッチ
36 バッテリ
38 電圧センサ
40 エアリザーバ
42 圧力センサ
46 クラッチスイッチ
48 扉スイッチ
50 CAN
52 エンジンECU
54 燃料噴射装置
56 吸気シャッタ
58 回転速度センサ
60 水温センサ

Claims (9)

  1. エンジン排気系に配設された還元触媒の排気上流に、エンジン運転状態に対応した液体還元剤を断続的に噴射供給し、前記還元触媒にて液体還元剤を用いた触媒還元反応により排気中の窒素酸化物を還元浄化する排気浄化装置を備えた車両のアイドルストップ装置であって、
    エンジンを自動停止させても支障がない車両状態であるか否かを判定する車両状態判定手段と、
    車両が一時停止中であるか否かを判定する一時停止判定手段と、
    前記排気浄化装置による液体還元剤の噴射供給が所定時間連続して停止しているか否かを判定する噴射停止判定手段と、
    前記車両状態判定手段によりエンジンを自動停止させても支障がない車両状態であると判定され、前記一時停止判定手段により車両が一時停止中であると判定され、かつ、前記噴射停止判定手段により液体還元剤の噴射供給が所定時間連続して停止していると判定されたときに、エンジンを自動停止させるエンジン自動停止手段と、
    を含んで構成されたことを特徴とする車両のアイドルストップ装置。
  2. エンジンの冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段と、
    エアリザーバ内のエア圧力を検出するエア圧力検出手段と、
    車載バッテリの端子間電圧を検出する電圧検出手段と、
    を備え、
    前記車両状態判定手段は、前記冷却水温度検出手段により検出された冷却水温度が所定温度以上、前記エア圧力検出手段により検出されたエア圧力が所定圧力以上、かつ、前記電圧検出手段により検出された端子間電圧が所定電圧以上であるときに、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態であると判定することを特徴とする請求項1記載の車両のアイドルストップ装置。
  3. エンジンルームの開閉扉が閉じているか否かを検出する開閉検出手段を備え、
    前記車両状態判定手段は、前記条件に加え、前記開閉検出手段によりエンジンルームの開閉扉が閉じていることが検出されたときに、エンジンを自動停止させても支障がない車両状態であると判定することを特徴とする請求項2記載の車両のアイドルストップ装置。
  4. エンジン回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    変速機がニュートラルになっているか否かを検出するニュートラル検出手段と、
    を備え、
    前記一時停止判定手段は、前記回転速度検出手段により検出されたエンジン回転速度が所定範囲内にあり、前記車速検出手段により検出された車速が第1の所定速度以下、かつ、前記ニュートラル検出手段により変速機がニュートラルになっていることが検出されたときに、車両が一時停止中であると判定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の車両のアイドルストップ装置。
  5. クラッチの断接状態を検出する断接状態検出手段を備え、
    前記一時停止判定手段は、前記条件に加え、前記断接状態検出手段によりクラッチが接続状態であることが検出されたときに、車両が一時停止中であると判定することを特徴とする請求項4記載の車両のアイドルストップ装置。
  6. エンジンへの吸入空気を遮断する吸入空気遮断手段を備え、
    前記エンジン自動停止手段は、前記吸入空気遮断手段により吸入空気を遮断した後、エンジンへの燃料供給を遮断してエンジンを自動停止させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の車両のアイドルストップ装置。
  7. エンジンの冷却水温度を検出する冷却水温度検出手段と、
    車速を検出する車速検出手段と、
    を備え、
    前記車両状態判定手段,一時停止判定手段及び噴射停止判定手段は、前記冷却水温度検出手段により検出された冷却水温度が所定温度以上、かつ、前記車速検出手段により検出された車速が第2の所定速度以上になった後に、その判定処理を夫々開始することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の車両のアイドルストップ装置。
  8. クラッチの断接状態を検出する断接状態検出手段と、
    変速機がニュートラルになっているか否かを検出するニュートラル検出手段と、
    前記エンジン自動停止手段によりエンジンが自動停止した後、前記断接状態検出手段によりクラッチが切断状態であることが検出され、かつ、前記ニュートラル検出手段により変速機がニュートラルになっていることが検出されたときに、エンジンを自動的に再始動させるエンジン再始動手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の車両のアイドルストップ装置。
  9. エンジンルームの開閉扉が閉じているか否かを検出する開閉検出手段を備え、
    前記エンジン再始動手段は、前記条件に加え、前記開閉検出手段によりエンジンルームの開閉扉が閉じていることが検出されたときに、エンジンを自動的に再始動させることを特徴とする請求項8記載の車両のアイドルストップ装置。
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