JP4271052B2 - 数値制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、数値制御工作機械等において、複数の駆動軸が存在し、一方の駆動軸の動きにより生ずる機械の弾性変形が他方の駆動軸の位置誤差として現れる場合の補正量の演算を行う数値制御装置に関するものである。
従来の数値制御工作機械の制御装置においては、被駆動部に弾性変形による誤差が発生する場合、その誤差に対しての補正量を求める際に、補正を行う軸の被駆動部の位置と加速度を用いて補正量を演算していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−110808号公報
従来の数値制御工作機械の制御装置では、被駆動部に弾性変形により発生する誤差の大きさが補正を行う被駆動部の位置と加速度だけではなく、他の被駆動部の位置と加速度の影響を受ける場合には補正量が正しく求められないという問題があった。また、誤差の方向が補正を行う軸の方向と一致しない場合には十分な補正を行うことができないという問題もあった。具体的には、図1に示すような機械構造において、第1被駆動部2が左方向に加速した場合、第2駆動軸3は右斜め下方向に弾性変形する。この弾性変形に対しては、第1駆動軸1への位置指令の補正だけでは十分に補正を行うことができない。また、弾性変形の大きさは第1被駆動部2の加速度の大きさに依存するため、第2駆動軸3への位置指令の補正量を第2被駆動部4の加速度および位置から演算する構成では、第2駆動軸3の補正量を正しく求めることができず、その結果、工具5に発生する誤差を十分に補正することができないという問題があった。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、複数の駆動軸が存在し、一方の駆動軸の動きにより生ずる機械の弾性変形に起因して、その駆動軸上の被駆動部に固定された他方の駆動軸上の被駆動部に生じる位置誤差を有効に補正する数値制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係る数値制御装置は、駆動軸と、この駆動軸上に当該駆動軸により軸方向に駆動されるように取り付けられた被駆動部とからなる組み合わせを少なくとも2組有し、一方の駆動軸上の被駆動部に他方の駆動軸が所定の角度で固定されている機械構造に適用され、他方の駆動軸上の被駆動部の少なくとも2自由度以上の位置を制御する数値制御装置であって、各被駆動部のそれぞれ対応する駆動軸に対する相対加速度を取得するそれぞれの速度取得部を備え、取得された相対加速度に基づいて、機械構造の弾性変形により発生する他方の駆動軸上の被駆動部の位置誤差ベクトルを演算する誤差ベクトル演算部と、演算された位置誤差ベクトルをそれぞれの駆動軸の軸方向の成分に分解する誤差ベクトル分解部とを備え、分解されたそれぞれの駆動軸の軸方向の位置誤差ベクトルを打ち消すようにして各被駆動部の位置を補正し、誤差ベクトル演算部は、一方の駆動軸上の被駆動部および他方の駆動軸上の被駆動部の運動の反作用により発生する力のベクトルと、他方の駆動軸上の被駆動部の加速度により一方の駆動軸に発生する慣性力のベクトルを演算し、力のベクトルと慣性力のベクトルとから各駆動軸の力のベクトルの総和を求め、力のベクトルの総和と予め与えられた各駆動軸の剛性とに基づいて、各駆動軸の弾性変形ベクトル演算し、求めた弾性変形ベクトルの総和を位置誤差ベクトルとして得るものである。

この発明によれば、対象とする被駆動部に発生する位置誤差を求める際に、関わる他の被駆動部の加速度の他の要因による影響も含めて誤差の大きさと方向を求め、求めた位置誤差ベクトルを各被駆動部の移動方向へと分解し、位置誤差を打ち消す精度よい補正を可能にする効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の各実施の形態が適用される機械構造例の概要を示す説明図である。図において、この機械構造では、第1駆動軸1、第2駆動軸3、第1被駆動部2、第2被駆動部4および工具5を備えている。第1被駆動部2は、第1駆動軸1上に当該駆動軸によりその軸方向に駆動されるように取り付けられている。また、第2駆動軸3は、一端部が第1被駆動部2に所定の角度で固定されているが、第2被駆動部4をその駆動軸方向に駆動するように取り付けた構造となっている。数値制御工作機械の場合、工具5が第2被駆動部4上に固定され、第2被駆動部4の動きによって移動するようになっている。なお、この発明では、第2駆動軸3と第2被駆動部4の組み合わせと同じものが複数存在し、それらの駆動軸が第1被駆動部2に所定の角度で固定されている機械構造をも想定して適用できることを考えたものである。
図2はこの発明の実施の形態1による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。図において、第1駆動軸制御部6は、入力される第1駆動軸位置指令に基づいて第1被駆動部2の位置を制御する手段である。加速度取得部8は、第1被駆動部2の第1駆動軸1に対する相対加速度を取得する手段である。第2駆動軸制御部9は、入力される第2駆動軸位置指令に基づいて第2被駆動部4の位置を制御する手段である。加速度取得部11は、第2被駆動部4の第2駆動軸3に対する相対加速度を取得する手段である。誤差ベクトル演算部12は、加速度取得部8によって取得された第1被駆動部2の第1駆動軸1に対する相対加速度と加速度取得部11によって取得された第2被駆動部4の第2駆動軸3に対する相対加速度とに基づいて、工具5に発生する位置誤差ベクトルを演算する手段である。誤差ベクトル分解部13は、誤差ベクトル演算部12により求められた位置誤差ベクトルを第1駆動軸1の軸方向と第2駆動軸3の軸方向とに分解する手段である。第1駆動軸位置指令補正部14は、誤差ベクトル分解部13により分解された位置誤差ベクトルの第1駆動軸1の軸方向成分を打ち消すように第1駆動軸制御部6に与える第1駆動軸位置指令を補正する手段である。第2駆動軸位置指令補正部15は、誤差ベクトル分解部13により分解された位置誤差ベクトルの第2駆動軸3の軸方向成分を打ち消すように第2駆動軸制御部9に与える第2駆動軸位置指令を補正する手段である。
次に、実施の形態1の動作について説明する。
第1駆動軸位置指令値が与えられると、第1駆動軸位置指令補正部14では、誤差ベクトル分解部13より得られた位置誤差ベクトルの第1駆動軸1の軸方向成分を打ち消すように第1駆動軸位置指令値に補正値を加える。次に、第1駆動軸制御部6は、この第1駆動軸位置指令補正部14の出力に追従するように第1被駆動部2を制御する。このとき、加速度取得部8は、第1被駆動部2に取り付けられたセンサから第1被駆動部2の第1駆動軸1に対する相対加速度に相当する値を取得し、誤差ベクトル演算部12へ出力する。ここで、この加速度取得部8は、第1被駆動部2の第1駆動軸1に対する相対加速度に相当する値を、第1被駆動部2に取り付けられたセンサから取得する代わりに、第1駆動軸制御部6から取得するようにしてもよい。
一方、上述の動作と平行して、第2駆動軸位置指令値が与えられると、第2駆動軸位置指令補正部15では、誤差ベクトル分解部13より得られた位置誤差ベクトルの第2駆動軸3の軸方向成分を打ち消すように第2駆動軸位置指令値に補正値を加える。次に、第2駆動軸制御部9は第2駆動軸位置指令補正部15の出力に追従するように第2被駆動部4を制御する。このとき、加速度取得部11は、第2被駆動部4に取り付けられたセンサから第2被駆動部4の第2駆動軸3に対する相対加速度に相当する値を取得し、誤差ベクトル演算部12へ出力する。この場合も、加速度取得部11は、第2被駆動部4の第2駆動軸3に対する相対加速度に相当する値を、第2被駆動部4に取り付けられたセンサから取得する代わりに、第2駆動軸制御部9から取得するようにしてもよい。
誤差ベクトル演算部12において、以下の手順により位置誤差ベクトルが演算される。
以下の式で、Lは第1駆動軸1と平行で大きさが1のベクトル、Lは第2駆動軸3と平行で大きさが1のベクトルを表す。aは加速度取得部8より出力された第1被駆動部2の第1駆動軸1に対する相対加速度、aは加速度取得部11より出力された第2被駆動部4の第2駆動軸3に対する相対加速度を表す。Mは第1被駆動部2および第1被駆動部2の上に取り付けられた構造の質量、Mは第2被駆動部4および第2被駆動部4の上に取り付けられた構造の質量を表す。また、K1pは予め与えられた第1駆動軸1の軸方向の剛性を表す定数、K1vは予め与えられた第1駆動軸1の軸方向と垂直な方向の剛性を表す定数、K2pは予め与えられた第2駆動軸3の軸方向の剛性を表す定数、K2vは予め与えられた第2駆動軸3の軸方向と垂直な方向の剛性を表す定数を表すものとする。
まず、式(1)に示すように、機械構造を構成しているそれぞれの駆動軸について、駆動軸に発生する力のベクトルの総和を求める。そのために、ある一つの駆動軸(図1の例では、第1駆動軸1)上の被駆動部(例、第1被駆動部2)およびその被駆動部上に固定された他の駆動軸(例、第2駆動軸3)上の被駆動部(例、第2被駆動部4)のそれぞれの運動の反作用により発生する力のベクトルと、固定された他の駆動軸(例、第2駆動軸3)上の被駆動部(例、第2被駆動部4)の加速度により前記一つの駆動軸(例、第1駆動軸1)に発生する慣性力のベクトルの総和を演算する。ただし、Fは第1駆動軸1に発生する力のベクトルの総和、Fは第2駆動軸3に発生する力のベクトルの総和を表す。
=(−a−a)M
=(−a−a)M (1)
次に、式(2)に示すように、それぞれの駆動軸に発生する弾性変形ベクトルを求める。そのために、まず、それぞれの駆動軸について、求められた力のベクトルを駆動軸の軸方向と平行な成分と垂直な成分とに分解する。次に、予め与えられた駆動軸の軸方向と平行な方向の剛性と垂直な方向の剛性とを用いて、いわゆるバネのモデルを用いて、駆動軸の軸方向の弾性変形を表す軸方向弾性変形ベクトルと、駆動軸の軸方向と垂直な方向の弾性変形を表す垂直方向弾性変形ベクトルとを求める。次に、この軸方向弾性変形ベクトルと垂直方向弾性変形ベクトルの和を駆動軸の弾性変形ベクトルとする。ただし、ΔPは第1駆動軸1の弾性変形ベクトル、ΔPは第2駆動軸3の弾性変形ベクトルを表す。
Figure 0004271052
最後に、式(3)に示すように、機械構造を構成しているそれぞれの駆動軸について求めた弾性変形ベクトルの総和を演算し位置誤差ベクトルΔPを求める。
ΔP=ΔP+ΔP (3)
誤差ベクトル演算部12は、以上の演算により求めた位置誤差ベクトルを誤差ベクトル分解部13へ出力する。なお、上記のように、誤差ベクトル演算部12において、それぞれの駆動軸に発生する力のベクトルと弾性変形ベクトルを演算しているが、代わりに、駆動軸に発生する力のベクトルと弾性変形ベクトルとの関係を表したテーブルを予め用意しておき、演算した力のベクトルに対応した弾性変形ベクトルをテーブルから得るようにしてもよい。
次に、誤差ベクトル分解部13では、位置誤差ベクトルを、機械構造を構成するそれぞれの駆動軸の軸方向に分解し、式(4)に示すように、各駆動軸の位置誤差ベクトルの軸方向成分を求める。ただし、ΔCは位置誤差ベクトルの第1駆動軸の軸方向成分、ΔCは位置誤差ベクトルの第2駆動軸3の軸方向成分を表す。そして、第1駆動軸1の軸方向成分ΔCを第1駆動軸位置指令補正部14に出力すると共に、第2駆動軸3の軸方向成分ΔCを第2駆動軸位置指令値補正部15に出力する。
ΔC=(ΔPL)L
ΔC=(ΔPL)L (4)
以上のようにして、第2被駆動部4の加速度により第1被駆動部2に発生する弾性変形と、第1被駆動部2の加速度により第2被駆動部4に発生する弾性変形とに起因する工具5の位置誤差を適切に補正することができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、誤差ベクトル演算部が、一方の駆動軸上の被駆動部および他方の駆動軸上の被駆動部の運動の反作用により発生する力のベクトルと、前記他方の駆動軸上の被駆動部の加速度により前記一方の駆動軸に発生する慣性力のベクトルを演算し、前記力のベクトルと前記慣性力のベクトルとから各駆動軸の力のベクトルの総和を求め、力のベクトルの総和と予め与えられた各駆動軸の剛性とに基づいて、各駆動軸の弾性変形ベクトル演算し、求めた弾性変形ベクトルの総和を位置誤差ベクトルとして得、誤差ベクトル分解部により、位置誤差ベクトルをそれぞれの駆動軸の軸方向の成分に分解している。したがって、分解したそれぞれの駆動軸の軸方向の成分を用いることにより他方の駆動軸上の被駆動部に設けた工具の位置誤差を適切に補正できる効果が得られる。また、誤差ベクトル演算部で、それぞれの駆動軸に発生する弾性変形ベクトルを演算する代わりに、力のベクトルと当該弾性変形ベクトルとの関係を表したテーブルを予め用意しておき、このテーブルから得た弾性変形ベクトルを用いるようにした場合には、位置誤差ベクトルの演算に係る時間を短縮できる効果もある。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、誤差ベクトル演算部12における演算では、駆動軸の軸方向の剛性および駆動軸の軸方向と垂直な方向の剛性として、予め与えられた値を用いたが、この実施の形態2では、これらの剛性を求める別の方法について述べる。
図3はこの発明の実施の形態2による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。図において、上記実施の形態1の図2に対して、位置取得部16,17が加えられ、誤差ベクトル演算部12の代わりに誤差ベクトル演算部18を有する構成となっている。以下、上記実施の形態1と異なる部分について説明する。
位置取得部16は、第1被駆動部2の位置もしくは位置に相当する値を取得し、誤差ベクトル演算部18に出力する。また、位置取得部17は、第2被駆動部4の位置もしくは位置に相当する値を取得し、誤差ベクトル演算部18に出力する。誤差ベクトル演算部18では、位置取得部16、17から入力されるそれぞれの駆動軸の位置もしくは位置に相当する値に基づき、駆動軸の軸方向の剛性および駆動軸の軸方向と垂直な方向の剛性を演算する。このデータを用いることにより、それぞれの駆動軸の弾性変形ベクトルの総和を演算し位置誤差ベクトルを求め、第2被駆動部4の加速度により第1被駆動部2に発生する弾性変形と、第1被駆動部2の加速度により第2被駆動部4に発生する弾性変形とによるによる工具5の位置誤差を補正するようにしている。
以上のように、この実施の形態2によれば、誤差ベクトル演算部が、上記実施の形態1における予め与えられた各駆動軸の剛性を用いる代わりに、位置取得部で取得したそれぞれの被駆動部の位置もしくは位置に相当する値に基づいて、各駆動軸の剛性を演算するようにしている。したがって、分解したそれぞれの駆動軸の軸方向の成分を用いることにより他方の駆動軸上の被駆動部に設けた工具の位置誤差を、より精度よく補正できる効果が得られる。
実施の形態3.
この実施の形態3では、位置誤差ベクトルの演算において、それぞれの被駆動部に発生するクーロン摩擦と粘性摩擦の影響を考慮するようにする方法について述べる。
図4はこの発明の実施の形態3による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。図において、上記実施の形態2の図3に対して、速度取得部19,20が加えられ、誤差ベクトル演算部18の代わりに誤差ベクトル演算部21を有する構成となっている。以下、上記実施の形態2と異なる部分について説明する。
速度取得部19では、第1被駆動部2の第1駆動軸1に対する相対速度もしくは相対速度に相当する値を取得する。また、速度取得部20では、第2被駆動部4の第2駆動軸3に対する相対速度もしくは相対速度に相当する値を取得する。速度取得部19,20で得られたデータは誤差ベクトル演算部21に入力される。誤差ベクトル演算部21は、すでに述べた誤差ベクトル演算部12もしくは誤差ベクトル演算部18と同様の演算を行うが、加えて次の演算を行う。すなわち、それぞれの駆動軸に発生する力のベクトルを求める際に、速度取得部19,20で取得したそれぞれの被駆動部の駆動軸に対する相対速度もしくは相対速度に相当する値を考慮して位置誤差ベクトルを演算する。このことにより、第2被駆動部4の加速度により第1被駆動部2に発生する弾性変形と、第1被駆動部2の加速度により第2被駆動部4に発生する弾性変形とによる工具5の位置誤差を補正する。
以上のように、この実施の形態3によれば、誤差ベクトル演算部が、実施の形態2で述べた力のベクトルを演算する際に、速度取得部で取得したそれぞれの被駆動部の相対速度もしくは相対速度に相当する値を用いて演算するようにしている。したがって、それぞれの被駆動部に発生するクーロン摩擦と粘性摩擦の影響を考慮した位置誤差ベクトルを算出することができ、工具の位置誤差を、より精度よく補正することができる。
実施の形態4.
図5はこの発明の実施の形態4による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。図において、上記実施の形態1の図2に対して、誤差ベクトル演算部12の代わりに誤差ベクトル演算部22を有する構成となっており、他は同じ構成部である。以下、上記実施の形態1と異なる部分について説明する。
誤差ベクトル演算部22では、以下に述べるような、加速度取得部8,11によって取得された第1被駆動部2と第2被駆動部4の加速度から工具5に発生する位置誤差ベクトルを演算する。
誤差ベクトル演算部22では、以下の手順に基づいて位置誤差ベクトルの演算を行う。
まず、式(5)に示すように、機械構造に含まれる被駆動部(図1の例では、第1被駆動部2)上に駆動軸(例、第2駆動軸3)が所定の角度で固定されている点に発生するトルクを、機械構造に含まれる少なくとも一つ以上の被駆動部(例、第1被駆動部2)の運動により発生する反力と慣性力とに基づき、被駆動部(例、第2被駆動部4)が予め与えられる代表位置にあると仮定し近似的に演算する。ここで、mは第2駆動軸3の質量、Oは第1被駆動部2上に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点から第2駆動軸3の重心までのベクトル、Pは第1被駆動部2上に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点から第2被駆動部4の代表位置までのベクトル、τは第1被駆動部2上に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点に発生するトルクである。
τ=|−m×O+m(−a−a)×P| (5)
次に、式(6)に示すように、前記トルクτと予め与えられる第1被駆動部2上に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点の剛性を用いて、弾性変形による前記所定の角度からの角度のずれを演算する。ただし、Δθ12は第1被駆動部2上に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点に発生する角度のずれ、K12は第1被駆動部2上に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点の剛性を表す。
Figure 0004271052
次に、式(7)に示すように、角度のずれがない場合の第2被駆動部4の位置と角度のずれを考慮した場合の第2被駆動部4の位置との差を、第2被駆動部4が代表位置にあるとして近似的に求め、第1被駆動部2上に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点に発生する弾性変形ベクトルであるとする。ただし、R(Δθ12)は、ベクトルτ=|−m×O+m(−a−a)×P|周りにベクトルをθ12回転させる行列、ΔP12は第1被駆動部2上に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点に発生する弾性変形ベクトルを表す。
ΔP12=R(Δθ12)P−P (7)
最後に、式(8)に示すように、前記機械構造に含まれる少なくとも一つ以上の被駆動部(例、第1被駆動部2)と駆動軸(例、第2駆動軸3)を所定の角度で固定した点について演算した弾性変形ベクトルの総和を求め、工具5に発生する位置誤差ベクトルとする。
ΔP=ΔP12 (8)
以上のように、この実施の形態4によれば、誤差ベクトル演算部が、一方の駆動軸上の被駆動部に他方の駆動軸が所定の角度で固定された点に発生するトルクを演算し、このトルクと固定された点の予め与えられた剛性を用いて、他方の駆動軸の弾性変形による所定の角度からの角度のずれを演算し、他方の駆動軸上の被駆動部の角度のずれがない場合の代表的位置と角度のずれを考慮した場合の位置との差を固定された点に発生する弾性変形ベクトルとして演算し、この弾性変形ベクトルを他方の駆動軸上の被駆動部の位置誤差ベクトルとして得、誤差ベクトル分解部により、位置誤差ベクトルをそれぞれの駆動軸の軸方向の成分に分解している。したがって、分解したそれぞれの駆動軸の軸方向の成分を用いることにより他方の駆動軸上の被駆動部に設けた工具の位置誤差を精度よく補正できる効果が得られる。
実施の形態5.
図6は同実施の形態5による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。図において、上記実施の形態4の図5に対して、位置取得部17が加わり、誤差ベクトル演算部22の代わりに誤差ベクトル演算部23を有する構成となっており、他は同じ構成部である。以下、上記実施の形態4と異なる部分について説明する。
位置取得部17は、第2被駆動部4の位置もしくは位置に相当する値を取得する手段であり、実施の形態3で用いたものと同等である。
この場合の誤差ベクトル演算部23は、上記実施の形態4の誤差ベクトル演算部22と同じ演算を行うが、第1被駆動部2上の第2駆動軸3が固定された点に発生する弾性変形ベクトルを演算する際に、用いた第2被駆動部4の角度のずれがない場合の代表位置の代わりに、位置取得部17で取得した第2被駆動部4の位置を用いて演算を行う。
したがって、実施の形態5によれば、これにより求めた弾性変形ベクトルを用いて位置誤差ベクトルを算出し補正を行うことで、工具の位置誤差を、より精度よく補正することができる。
実施の形態6.
図7はこの発明の実施の形態6による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。図において、上記実施の形態5の図6に対して、速度取得部19,20が加わり、誤差ベクトル演算部23の代わりに誤差ベクトル演算部24を有する構成となっており、他は同じ構成部である。なお、この速度取得部19,20は、上記実施の形態3の図4で説明したものと同等である。以下、上記実施の形態5と異なる部分について説明する。
速度取得部19で、第1被駆動部2の速度もしくは速度に相当する値を取得し、また、速度取得部20で、第2被駆動部4の速度もしくは速度に相当する値を取得する。これらの取得データは誤差ベクトル演算部24に出力される。この場合の誤差ベクトル演算部24では、上記実施の形態5の誤差ベクトル演算部23と同様な演算を行うが、被駆動部上に駆動軸が所定の角度で固定されている点に発生するトルクを演算する際に、速度取得部19,20で取得した各被駆動部の速度もしくは速度に相当する値を用いる。このことにより誤差ベクトル演算部24から得られた位置誤差ベクトルにより、第2被駆動部4の加速度により第1被駆動部2に発生する弾性変形と、第1被駆動部2の加速度により第2被駆動部4に発生する弾性変形とによる工具5の位置誤差を補正する。
以上のように、この実施の形態6によれば、誤差ベクトル演算部が、一方の駆動軸上の被駆動部に他方の駆動軸が所定の角度で固定されている点に発生するトルクを演算する際に、速度取得部で取得した各被駆動部の速度もしくは速度に相当する値を用いて演算するようにしたので、それぞれの被駆動部に発生するクーロン摩擦と粘性摩擦の影響を考慮した位置誤差ベクトルを演算することができ、工具の位置誤差を、より精度よく補正することができる。
なお、この発明の実施の形態1〜6について述べてきたが、実施の形態1〜3で挙げた誤差ベクトル演算部12,18,21のいずれかにおける位置誤差ベクトルの演算法と実施の形態4〜6で挙げた誤差ベクトル演算部22,23,24のいずれかにおける位置誤差ベクトルの演算法を組み合わせて用いるように構成してもよい。
実施の形態7.
図8はこの発明の実施の形態7による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。図において、上記実施の形態4の図5に対して、誤差ベクトル演算部22の代わりに誤差ベクトル演算部25を有し、また、誤差ベクトル分解部13の代わりに誤差ベクトル分解部26を有する構成となっており、他は同じ構成部である。以下、上記実施の形態4と異なる部分について説明する。
誤差ベクトル分解部26は、誤差ベクトル演算部25より出力された位置誤差ベクトルをそれぞれの駆動軸に発生する弾性変形ベクトルを角度のずれΔθ12を考慮して位置誤差ベクトルの分解を行う手段である。
この場合の動作において、誤差ベクトル演算部25は、上記実施の形態4において述べた演算と同様に、第1被駆動部2に第2駆動軸3が所定の角度で固定された点に発生する角度のずれΔθ12を上記式(6)で演算している。そこで、この誤差ベクトル演算部25では、演算した位置誤差ベクトルに加え、角度のずれを誤差ベクトル分解部26に出力する。誤差ベクトル分解部26では、式(9)に示すように、誤差ベクトル演算部25ら入力された位置誤差ベクトルを、同じく入力された角度のずれを取り込んで、それぞれの駆動軸の方向の成分ΔC,ΔCに分解し、第1駆動軸位置指令補正部14と第2駆動軸位置指令補正部15にそれぞれ対応して出力する。
ΔC={ΔP・(R(Δθ12)L)}(R(Δθ12)L
ΔC=(ΔP・L)L (9)
以上のように、実施の形態7によれば、誤差分解部が、誤差ベクトル演算部で演算された位置誤差ベクトルと一方の駆動軸上の被駆動部に所定の角度で固定された他方の駆動軸の弾性変形による角度ずれ(誤差)とに基づいて、位置誤差ベクトルをそれぞれの駆動軸の方向の成分に分解するようにしている。したがって、位置誤差ベクトルをより正確に駆動軸の方向の成分に分解することが可能となり、その結果、工具に発生する位置誤差ベクトルを、より精度良く補正できる効果が得られる。
なお、この発明は、工作機械を例として説明してきたが、同様な機械構造を有する他の生産用機械設備等にも適用することが可能である。したがって、上記例として説明してきた工具5を用いない場合、位置誤差ベクトルが発生する補正の対象は第2被駆動部4そのものとして表現上扱うことになる。
この発明の各実施の形態が適用される機械構造例を示す説明図である。 この発明の実施の形態1による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。 同実施の形態2による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。 同実施の形態3による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。 同実施の形態4による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。 同実施の形態5による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。 同実施の形態6による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。 同実施の形態7による数値制御装置の制御系を示すブロック図である。
符号の説明
1 第1駆動軸、2 第1被駆動部、3 第2駆動軸、4 第2被駆動部、5 工具、6 第1駆動軸制御部、8,11 加速度取得部、9 第2駆動軸制御部、12,18,21,…,25 誤差ベクトル演算部、13,26 誤差ベクトル分解部、14 第1駆動軸位置指令補正部、15 第2駆動軸位置指令補正部、16,17 位置取得部、19,20 速度取得部。

Claims (8)

  1. 駆動軸と、この駆動軸上に当該駆動軸により軸方向に駆動されるように取り付けられた被駆動部とからなる組み合わせを少なくとも2組有し、一方の駆動軸上の被駆動部に他方の駆動軸が所定の角度で固定されている機械構造に適用され、前記他方の駆動軸上の被駆動部の少なくとも2自由度以上の位置を制御する数値制御装置であって、
    各被駆動部のそれぞれ対応する駆動軸に対する相対加速度を取得するそれぞれの速度取得部を備え、
    取得された相対加速度に基づいて、前記機械構造の弾性変形により発生する前記他方の駆動軸上の被駆動部の位置誤差ベクトルを演算する誤差ベクトル演算部と、
    演算された位置誤差ベクトルをそれぞれの駆動軸の軸方向の成分に分解する誤差ベクトル分解部とを備え、
    分解されたそれぞれの駆動軸の軸方向の位置誤差ベクトルを打ち消すように各被駆動部の位置を補正し、
    前記誤差ベクトル演算部は、前記一方の駆動軸上の被駆動部および前記他方の駆動軸上の被駆動部の運動の反作用により発生する力のベクトルと、前記他方の駆動軸上の被駆動部の加速度により前記一方の駆動軸に発生する慣性力のベクトルを演算し、前記力のベクトルと前記慣性力のベクトルとから各駆動軸の力のベクトルの総和を求め、前記力のベクトルの総和と予め与えられた各駆動軸の剛性とに基づいて、各駆動軸の弾性変形ベクトル演算し、求めた弾性変形ベクトルの総和を前記位置誤差ベクトルとして得ることを特徴とする数値制御装置。
  2. それぞれの被駆動部の位置もしくは位置に相当する値を取得するそれぞれの位置取得部を備え、
    誤差ベクトル演算部は、予め与えられた各駆動軸の剛性を用いる代わりに、前記位置取得部で取得したそれぞれの被駆動部の位置もしくは位置に相当する値に基づいて各駆動軸の剛性を演算することを特徴とする請求項1記載の数値制御装置。
  3. 各被駆動部のそれぞれ対応する駆動軸に対する相対速度もしくは相対速度に相当する値を取得するそれぞれの速度取得部を備え、
    誤差ベクトル演算部は、力のベクトルを演算する際に、取得されたそれぞれの被駆動部の相対速度もしくは相対速度に相当する値を用いて演算することを特徴とする請求項1または請求項2記載の数値制御装置。
  4. 誤差ベクトル演算部は、それぞれの駆動軸に発生する弾性変形ベクトルを演算する代わりに、力のベクトルと当該弾性変形ベクトルとの関係を表したテーブルを予め用意しておき、このテーブルから得た弾性変形ベクトルを用いて位置誤差ベクトルを演算することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の数値制御装置。
  5. 駆動軸と、この駆動軸上に当該駆動軸により軸方向に駆動されるように取り付けられた被駆動部とからなる組み合わせを少なくとも2組有し、一方の駆動軸上の被駆動部に他方の駆動軸が所定の角度で固定されている機械構造に適用され、前記他方の駆動軸上の被駆動部の少なくとも2自由度以上の位置を制御する数値制御装置であって、
    各被駆動部のそれぞれ対応する駆動軸に対する相対加速度を取得するそれぞれの速度取得部を備え、
    取得された相対加速度に基づいて、前記機械構造の弾性変形により発生する前記他方の駆動軸上の被駆動部の位置誤差ベクトルを演算する誤差ベクトル演算部と、
    演算された位置誤差ベクトルをそれぞれの駆動軸の軸方向の成分に分解する誤差ベクトル分解部とを備え、
    分解されたそれぞれの駆動軸の軸方向の位置誤差ベクトルを打ち消すように各被駆動部の位置を補正し、
    前記誤差ベクトル演算部は、前記一方の駆動軸上の被駆動部に前記他方の駆動軸が所定の角度で固定された点に発生するトルクを演算し、このトルクと前記固定された点の予め与えられた剛性を用いて、前記他方の駆動軸の弾性変形による前記所定の角度からの角度のずれを演算し、前記他方の駆動軸上の被駆動部の角度のずれがない場合の代表的位置と前記角度のずれを考慮した場合の位置との差を前記固定された点に発生する弾性変形ベクトルとして演算し、この弾性変形ベクトルを前記他方の駆動軸上の被駆動部の位置誤差ベクトルとして得ることを特徴とする数値制御装置。
  6. 他方の駆動軸上の被駆動部の位置もしくは位置に相当する値を取得する位置取得手段を備え、
    誤差ベクトル演算部は、固定された点に発生する弾性変形ベクトルを演算する際に、前記他方の駆動軸上の被駆動部の角度のずれがない場合の代表的位置の代わりに、前記位置取得部で取得した前記他方の駆動軸上の被駆動部の位置を用いることを特徴とする請求項5記載の数値制御装置。
  7. 各被駆動部のそれぞれ対応する駆動軸に対する相対速度もしくは相対速度に相当する値を取得するそれぞれの速度取得部を備え、
    誤差ベクトル演算部は、一方の駆動軸上の被駆動部に他方の駆動軸が所定の角度で固定されている点に発生するトルクを演算する際に、前記速度取得部で取得した各被駆動部の速度もしくは速度に相当する値を用いて演算することを特徴とする請求項5または請求項6記載の数値制御装置。
  8. 誤差分解部は、誤差ベクトル演算部で演算された位置誤差ベクトルと一方の駆動軸上の被駆動部に所定の角度で固定された他方の駆動軸の弾性変形による角度ずれとに基づいて、前記位置誤差ベクトルをそれぞれの駆動軸の方向の成分に分解することを特徴とした請求項5から請求項7のうちいずれか1項記載の数値制御装置。
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