JP4269749B2 - プリンタ、及び、印刷システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ及び印刷システムに関し、特に、印刷できる場所を制限したプリンタ及びそのようなプリンタを含む印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタを用いたビジネスモデルとして、プリンタメーカがユーザにプリンタを無償で貸し出し、ユーザがこのプリンタを用いて印刷した枚数だけ、そのプリンタメーカに使用料を支払うという形態が、注目されてきている。このようなビジネスモデルにおいては、印刷枚数に応じた課金の他に、使用期間に応じた課金や、使用インク量に応じた課金などが考えられる。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−331144号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなビジネスモデルでは、プリンタメーカから貸し出されたプリンタを、ユーザが無断で転売したり、他人に貸し出したりしてしまうと、プリンタメーカがプリンタの使用に応じた課金をすることができなくなってしまう。このため、プリンタメーカとしては、貸し出したプリンタが使用できる場所、つまり、正常な印刷ができる場所を、その貸し出したユーザの場所に限定したい。
【0005】
そこで本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、予め登録された場所でしか、印刷することのできないプリンタ及びそのようなプリンタを含む印刷システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係るプリンタは、当該プリンタの設置されている場所を特定するためのプリンタ位置情報を取得する、プリンタ位置情報取得手段と、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第1プリンタ位置情報とする、第1プリンタ位置情報取得手段と、前記第1プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成する、秘密鍵生成手段と、前記秘密鍵生成手段で生成した秘密鍵を保持する、秘密鍵保持手段と、印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された際に、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第2プリンタ位置情報とする、第2プリンタ位置情報取得手段と、前記第2プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する、公開鍵生成手段と、公開鍵生成手段で生成された前記公開鍵を、前記印刷クライアントに送信する、公開鍵送信手段と、前記印刷クライアントから暗号化印刷データを受信した際に、前記秘密鍵保持手段から秘密鍵を取得して、この秘密鍵を用いて前記暗号化印刷データを復号し、復号ができた場合には前記暗号化印刷データを復号することにより得られた印刷データに基づく印刷を実行し、復号ができなかった場合には印刷を実行しない、選択印刷実行手段と、を備えることを特徴とする。
【0007】
この場合、前記秘密鍵生成手段が秘密鍵を生成する際に、公開鍵が生成された場合でも、この公開鍵は破棄するようにしてもよい。また、前記公開鍵生成手段が公開鍵を生成する際に、秘密鍵が生成された場合でも、この秘密鍵は破棄するようにしてもよい。
【0008】
さらに、プリンタは、操作者の認証情報の入力を要求する、認証情報要求手段と、入力された認証情報が予め登録されている認証情報と一致するかどうかを判断する、認証情報判断手段と、を備えるとともに、入力された認証情報と予め登録されている認証情報とが一致すると前記認証情報判断手段が判断した場合に、前記秘密鍵生成手段は秘密鍵を生成するようにしてもよい。
【0009】
また、前記選択印刷実行手段は、暗号化されていない印刷データを受信した場合には、前記秘密鍵保持手段から取得した秘密鍵で復号できないデータであると判断するようにしてもよい。
【0010】
本発明に係る印刷システムは、プリンタと、このプリンタに接続される印刷クライアントとを有する印刷システムであって、前記プリンタは、前記プリンタの設置されている場所を特定するためのプリンタ位置情報を取得する、プリンタ位置情報取得手段と、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第1プリンタ位置情報とする、第1プリンタ位置情報取得手段と、前記第1プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成する、秘密鍵生成手段と、前記秘密鍵生成手段で生成した秘密鍵を保持する、秘密鍵保持手段と、を備えており、前記印刷クライアントは、前記プリンタに公開鍵の送信を要求する、公開鍵送信要求手段を備えており、前記プリンタは、さらに、印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された際に、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第2プリンタ位置情報とする、第2プリンタ位置情報取得手段と、前記第2プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する、公開鍵生成手段と、公開鍵生成手段で生成された前記公開鍵を、前記印刷クライアントに送信する、公開鍵送信手段と、を備えており、前記印刷クライアントは、さらに、前記プリンタで印刷をするための印刷データを生成する、印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを、前記プリンタから送信された公開鍵で暗号化し、暗号化印刷データを生成する、暗号化印刷データ生成手段と、前記暗号化印刷データ生成手段で生成された前記暗号化印刷データを、前記プリンタに送信する、暗号化印刷データ送信手段と、を備えており、前記プリンタは、さらに、前記印刷クライアントから前記暗号化印刷データを受信した際に、前記秘密鍵保持手段から秘密鍵を取得して、この秘密鍵を用いて前記暗号化印刷データを復号し、復号ができた場合には前記暗号化印刷データを復号することにより得られた前記印刷データに基づく印刷を実行し、復号ができなかった場合には印刷を実行しない、選択印刷実行手段を、備えている、ことを特徴とする。
【0011】
この場合、前記印刷クライアントの前記公開鍵送信要求手段は、前記プリンタで印刷を行おうとする度に、公開鍵の送信を要求するようにしてもよい。
【0012】
また、前記秘密鍵生成手段が秘密鍵を生成する際に、公開鍵が生成された場合でも、この公開鍵は破棄するようにしてもよい。また、前記公開鍵生成手段が公開鍵を生成する際に、秘密鍵が生成された場合でも、この秘密鍵は破棄するようにしてもよい。
【0013】
本発明に係るプリンタは、当該プリンタの外部に設けられたプリンタ位置情報検出手段から、当該プリンタの設置されている場所を特定するためのプリンタ位置情報を取得する、プリンタ位置情報取得手段と、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第1プリンタ位置情報とする、第1プリンタ位置情報取得手段と、前記第1プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成する、秘密鍵生成手段と、前記秘密鍵生成手段で生成した秘密鍵を保持する、秘密鍵保持手段と、印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された際に、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第2プリンタ位置情報とする、第2プリンタ位置情報取得手段と、前記第2プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する、公開鍵生成手段と、公開鍵生成手段で生成された前記公開鍵を、前記印刷クライアントに送信する、公開鍵送信手段と、前記印刷クライアントから暗号化印刷データを受信した際に、前記秘密鍵保持手段から秘密鍵を取得して、この秘密鍵を用いて前記暗号化印刷データを復号し、復号ができた場合には前記暗号化印刷データを復号することにより得られた印刷データに基づく印刷を実行し、復号ができなかった場合には印刷を実行しない、選択印刷実行手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】
本発明に係る印刷システムは、プリンタと、このプリンタに接続される印刷クライアントとを有する印刷システムであって、前記プリンタは、前記プリンタの外部に設けられたプリンタ位置情報検出手段から、前記プリンタの設置されている場所を特定するためのプリンタ位置情報を取得する、プリンタ位置情報取得手段と、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第1プリンタ位置情報とする、第1プリンタ位置情報取得手段と、前記第1プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成する、秘密鍵生成手段と、前記秘密鍵生成手段で生成した秘密鍵を保持する、秘密鍵保持手段と、を備えており、前記印刷クライアントは、前記プリンタに公開鍵の送信を要求する、公開鍵送信要求手段を備えており、前記プリンタは、さらに、印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された際に、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第2プリンタ位置情報とする、第2プリンタ位置情報取得手段と、前記第2プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する、公開鍵生成手段と、公開鍵生成手段で生成された前記公開鍵を、前記印刷クライアントに送信する、公開鍵送信手段と、を備えており、前記印刷クライアントは、さらに、前記プリンタで印刷をするための印刷データを生成する、印刷データ生成手段と、前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを、前記プリンタから送信された公開鍵で暗号化し、暗号化印刷データを生成する、暗号化印刷データ生成手段と、前記暗号化印刷データ生成手段で生成された前記暗号化印刷データを、前記プリンタに送信する、暗号化印刷データ送信手段と、を備えており、前記プリンタは、さらに、前記印刷クライアントから前記暗号化印刷データを受信した際に、前記秘密鍵保持手段から秘密鍵を取得して、この秘密鍵を用いて前記暗号化印刷データを復号し、復号ができた場合には前記暗号化印刷データを復号することにより得られた前記印刷データに基づく印刷を実行し、復号ができなかった場合には印刷を実行しない、選択印刷実行手段を、備えている、ことを特徴とする。
【0015】
なお、本発明は、プリンタを制御するための制御方法、印刷システムを制御するための制御方法として実現することもできる。さらには、そのようにプリンタ、又は、印刷システムを制御するためのプログラムやそのプログラムを記録した記録媒体として実現することもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る印刷システムは、プリンタが設置された際に、そのプリンタが設置されている位置を表すプリンタ位置情報を少なくとも用いて秘密鍵を生成し、これをプリンタが格納して保持しておく。印刷クライアントは、印刷をしようとする度に、プリンタに公開鍵を要求する。公開鍵を要求されたプリンタは、その時点のプリンタ位置情報を少なくとも用いて公開鍵を生成し、これを印刷クライアントに送信する。この際に、秘密鍵が生成されたとしても、プリンタはこれを破棄する。
【0017】
印刷クライアントでは、取得した公開鍵で印刷データを暗号化し、暗号化印刷データを生成し、プリンタに送信する。この暗号化印刷データを受信したプリンタでは、プリンタ設置時に生成し保持されている秘密鍵を用いて、暗号化印刷データを復号する。そして、プリンタは、暗号化印刷データが復号できた場合には、印刷を行うが、復号できなかった場合には印刷を行わない。これにより、プリンタが印刷できる位置を制限することができる。より詳しくを、以下に説明する。
【0018】
まず、図1に基づいて、本実施形態に係る印刷システムの構成を説明する。図1は、本実施形態に係る印刷システムのハードウェア構成を示すブロック図である。
【0019】
この図1に示すように、本実施形態に係る印刷システムは、ネットワーク10に接続された印刷クライアント20と、同じくネットワーク10に接続されたプリンタ30とを備えている。本実施形態においては、ネットワーク10は、TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)を用いたインターネットにより構成されている。但し、ネットワーク10の態様は、インターネットに限るものではなく、例えば、イーサーネット等のLANや、インターネットとLANとの混在により構成されていてもよい。
【0020】
印刷クライアント20は、例えば、ホストコンピュータやパーソナルコンピュータと呼ばれる各種のコンピュータにより構成されている。本実施形態では、特に印刷クライアント20は、印刷データを生成し、この印刷データをネットワーク10を介してプリンタ30に送信する。このネットワーク10に接続される印刷クライアントの台数は任意であり、1台でもよく、複数台でもよい。また、この印刷クライアント20は、コンピュータに限られるものではなく、例えば、撮影した画像を印刷する必要のあるデジタルカメラや、印刷画像データをコンテンツとして蓄積してあるコンテンツサーバ等でもよい。
【0021】
また本実施形態においては、プリンタ30はいわゆるネットワークプリンタである。本実施形態においては、特にプリンタ30は、暗号化印刷データを印刷クライアント20から受信し、この暗号化印刷データを、プリンタ30の設置時に登録した秘密鍵を用いて復号する。そして、暗号化印刷データの復号ができた場合には、復号することにより得られた印刷データに基づく印刷を行うが、復号ができなかった場合には、その印刷データに基づく印刷は行わない。
【0022】
本実施形態においては、プリンタ30は、ネットワーク10に直接接続されており、各プリンタ30は固有のネットワークアドレスを有している。したがって、印刷クライアント20は、このネットワークアドレスを指定することにより、暗号化印刷データをプリンタ30に送信することができる。
【0023】
但し、この図1においては、プリンタ30をネットワーク10に直接接続しているが、プリンタサーバを介して接続するようにしてもよい。また、このネットワーク10に接続されるプリンタの台数は任意であり、1台でもよく、複数台でもよい。さらには、これらプリンタ30と印刷クライアント20との間は、ネットワーク接続ではなく、ローカル接続されていてもよい。
【0024】
図2は、プリンタ30の内部構成を説明するためのブロック図である。この図2に示すように、プリンタ30は、CPU(Central Processing Unit)40と、RAM(Random Access Memory)42と、ROM(Read Only Memory)44とを備えており、これらは互いに内部バス46を介して接続されている。また、この内部バス46には、通信用のインターフェース48が接続されており、この通信用のインターフェース48を介して、上述したネットワーク10にプリンタ30が接続されている。さらに、内部バス46には、インターフェース50が接続されており、このインターフェース50には印刷エンジン52が接続されている。
【0025】
また、内部バス46には、位置検出部54が接続されている。この位置検出部54は、プリンタ30が設置されている位置を特定する機能を有する。本実施形態においては、例えば、GPS(global positioning system)により構成されており、このプリンタ30が設置されている位置の緯度、経度、高度が特定できるようになっている。現時点におけるGPSの精度は、緯度、経度、高度において、それぞれ±10m程度であると言われている。
【0026】
但し、この位置検出部54は、GPSを用いた構成に限らず、例えば、無線LANによりこのプリンタ30がネットワーク10に接続されている場合には、このプリンタ30が収容されている無線基地局に基づいて、プリンタ30の位置を特定するようにしてもよい。或いは、PHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信技術を利用して、プリンタ30の位置を特定するようにしてもよい。また、GPSとPHSとを併用し、室内でGPSの電波が正常に受信できない場合には、PHSの電波に基づいて、位置を特定するようにしてもよい。
【0027】
さらに、内部バス46には、インターフェース56を介して、ハードディスク58が接続されている。本実施形態においては、このハードディスク58は、書き換え可能な不揮発性記憶装置として機能する。
【0028】
図3は、印刷クライアント20の内部構成を説明するためのブロック図である。この図3に示すように、本実施形態に係る印刷クライアント20は、コンピュータ本体60とディスプレイ62とを備えて構成されている。
【0029】
コンピュータ本体60は、CPU64と、RAM66と、ROM68とを備えており、これらは互いに内部バス70を介して接続されている。また、この内部バス70には、通信用のインターフェース72が接続されており、この通信用のインターフェース72を介して、上述したネットワーク10に印刷クライアント20が接続されている。
【0030】
さらに、内部バス70には、インターフェース74が接続されており、このインターフェース74には大容量記憶装置であるハードディスク76が接続されている。本実施形態においては、このハードディスク76は、書き換え可能な不揮発性記憶装置として機能する。また、内部バス70には、インターフェース78が接続されており、このインターフェース78から延びるケーブル80を介して、上述したディスプレイ62が接続されている。
【0031】
次に、本実施形態に係る印刷システムにおいて、プリンタ30が印刷クライアント20から印刷データを受信した場合の処理を、図4を用いて概略的に説明する。
【0032】
プリンタ30では、プリンタ30をこの場所に設置した際に、その時点のプリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成し、プリンタ30に予め登録しておく。このとき、公開鍵が生成されたとしても、その公開鍵は破棄する。
【0033】
印刷クライアント20が印刷データD05をプリンタ30に送信して、印刷を行おうとする場合には、その都度、印刷クライアント20に公開鍵の送信を要求する。この要求に応じて、プリンタ30はその時点のプリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する。このとき、秘密鍵が生成されたとしても、その秘密鍵は破棄する。生成された公開鍵は、印刷クライアント20に送信される。
【0034】
公開鍵を受信した印刷クライアント20では、印刷データD05をこの公開鍵で暗号化し、暗号化印刷データD10を生成する。そして、印刷クライアント20は、この暗号化印刷データD10を、プリンタ30に送信する。プリンタ30では、受信した暗号化印刷データD10を、プリンタ設置時に登録した公開鍵を用いて復号し、この暗号化印刷データD10の復号ができた場合には、復号することにより得られた印刷データD05の印刷を実行する。しかし、暗号化印刷データD10の復号ができなかった場合には、プリンタ30は印刷を実行しない。
【0035】
次に、上述した処理の内容について、フローチャートを用いて詳しく説明する。図5は、プリンタ30で実行される第1の鍵生成処理を説明するフローチャートである。この第1の鍵生成処理は、プリンタ30のROM44又はハードディスク58に格納されている第1の鍵生成プログラムをCPU40が読み込んで実行することにより実現される処理である。また、本実施形態においては、この第1の鍵生成処理は、プリンタメーカ等の操作者がプリンタ30に秘密鍵を生成する処理を起動するように指示入力した場合に、起動され、実行される処理である。通常、この第1の鍵生成処理は、プリンタ30がユーザの使用場所に設置された際に起動される。
【0036】
図5に示すように、この第1の鍵生成処理においては、まずプリンタ30は、操作者に認証情報の入力を要求する(ステップS100)。本実施形態においては、この認証情報として、操作者を特定するためのIDと、パスワードとの組み合わせを用いている。したがって、操作者は、プリンタ30のコントロールパネル等から、IDとパスワードを入力する。
【0037】
次に、プリンタ30は、認証情報が入力されたかどうかを判断する(ステップS102)。この認証情報が入力されていない場合(ステップS102:No)には、ステップS102の処理を繰り返して待機する。
【0038】
一方、認証情報が入力された場合(ステップS102:Yes)には、プリンタ30は、入力された認証情報が、このプリンタ30に予め登録されている認証情報と一致するかどうかを判断する(ステップS104)。具体的には、本実施形態においては、プリンタ30のROM44又はハードディスク58に認証情報としてIDとパスワードが登録されている。このため、プリンタ30は、入力されたID及びパスワードが、登録されているID及びパスワードと一致するかどうかを判断する。
【0039】
両者が一致した場合(ステップS104:Yes)には、プリンタ30は、このプリンタ30の機器固有情報を取得する(ステップS106)。ここで、機器固有情報とは、このプリンタ30に関して、固有に割り当てられている識別情報であり、例えば、プリンタ30の製造シリアルナンバー、MACアドレス等がある。
【0040】
次に、プリンタ30は、位置検出部54から、その時点におけるプリンタ30のプリンタ位置情報を取得する(ステップS108)。これにより、プリンタ30の設置された位置を特定することができる。
【0041】
次に、プリンタ30は、機器固有情報とプリンタ位置情報とを用いてパスフレーズを作成する(ステップS110)。このパスフレーズの作成手法は種々のものが考えられるが、本実施形態においては、単純に機器固有情報の後ろにプリンタ位置情報をつなげることにより、パスフレーズを作成する。なお、パスフレーズは、これら機器固有情報及びプリンタ位置情報以外のデータを含んでいてもよい。
【0042】
次に、プリンタ30は、ステップS110で作成したパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により、公開鍵と秘密鍵とを生成する(ステップS112)。公開鍵暗号法では、使用するパスフレーズが同じであれば、再び、公開鍵と秘密鍵とを生成しても、同じものが生成されるという性質を有している。続いて、プリンタ30は、この生成した公開鍵と秘密鍵のうち、秘密鍵のみを秘密鍵格納部TB10に格納する(ステップS114)。なお、公開鍵は生成されていたとしても、保存されることなく破棄される。
【0043】
図6は、本実施形態に係る秘密鍵格納部TB10の構成を示す図である。この図6に示す秘密鍵格納部TB10は、ハードディスク58に形成されている。このため、ステップS114では、生成された秘密鍵をハードディスク58に格納することとなる。なお、ハードディスク58に秘密鍵を格納するのは、プリンタ30の電源がオフにされた場合でも、この秘密鍵が保持されるようにするためである。
【0044】
再び、図5を用いて説明すると、上述したステップS104で、入力された認証情報と予め登録されている認証情報とが一致しないと判断した場合(ステップS104:No)には、プリンタ30は、認証不一致の旨を操作者に知らせる(ステップS120)。本実施形態においては、コントロールパネルに設けられている液晶画面に認証不一致の旨を表示する。
【0045】
これらステップS114又はステップS120の処理により、本実施形態に係る第1の鍵生成処理が終了する。
【0046】
図7及び図8は、印刷クライアント20で実行される印刷要求処理を説明するフローチャートである。この印刷要求処理は、印刷クライアント20のROM68又はハードディスク76に格納されている印刷要求プログラムをCPU64が読み込んで実行することにより実現される処理である。また、本実施形態においては、この印刷要求処理は、印刷クライアント20のユーザが印刷の実行を印刷クライアント20に指示した場合に起動される処理である。
【0047】
図7に示すように、印刷クライアント20は、ネットワーク10を介して、プリンタ30との接続を確立する(ステップS150)。この印刷クライアント20とプリンタ30との間の接続は、SSL等により暗号化されていてもよい。
【0048】
プリンタ30と接続が確立した後、印刷クライアント20は、プリンタ30へ認証情報を送信する(ステップS152)。本実施形態においては、この認証情報として、印刷クライアントを特定するためのクライアントIDと、パスワードとの組み合わせを用いている。したがって、印刷クライアント20は、クライアントIDとパスワードとを、プリンタ30へ送信する。
【0049】
これに続いて、印刷クライアント20は、プリンタ30から認証が受け入れられたか否かを示す認証結果を受信するので、この認証結果に基づいて、プリンタ30で認証が認められたかどうかを判断する(ステップS154)。認証が認められなかった場合(ステップS154:No)には、この印刷要求処理を終了する。
【0050】
一方、認証が認められた場合(ステップS154:Yes)には、印刷クライアント20は、公開鍵取得要求をプリンタ30へ送信する(ステップS156)。そして、プリンタ30から公開鍵を受信したかどうかを判断する(ステップS158)。プリンタ30から公開鍵を受信していない場合(ステップS158:No)には、このステップS158を繰り返して待機する。
【0051】
一方、プリンタ30から公開鍵を受信した場合(ステップS158:Yes)には、図8に示すように、印刷クライアント20は、印刷データD05を作成する(ステップS170)。この印刷データD05は、プリンタ30が通常のプリンタである場合に、印刷を実際に行うのに必要となるデータである。
【0052】
次に、印刷クライアント20は、ステップS158で受信した公開鍵を用いて、印刷データD05を暗号化して、暗号化印刷データD10を生成する(ステップS172)。なお、暗号化印刷データD10は、印刷データD05以外のデータを含んでいてもよい。続いて、印刷クライアント20は、ステップS158で受信した公開鍵を破棄する(ステップS174)。なぜなら、本実施形態においては、印刷クライアント20は、印刷を要求しようとする度に、プリンタ30から公開鍵を取得することになっているからである。
【0053】
次に、印刷クライアント20は、この暗号化印刷データD10を、プリンタ30に送信する(ステップS176)。具体的には、プリンタ30のネットワークアドレスを指定して、ネットワーク10に印刷送信用データを送出する。
【0054】
次に、印刷クライアント20は、プリンタ30から印刷結果情報を受信したかどうかを判断する(ステップS178)。印刷結果情報を受信していない場合(ステップS178:No)には、このステップS178の処理を繰り返して待機する。一方、印刷結果情報を受信した場合(ステップS178:Yes)には、その印刷結果情報が印刷完了通知であるかどうかを判断する(ステップS180)。
【0055】
この印刷結果情報が印刷完了通知である場合(ステップS180:Yes)には、プリンタ30で印刷が正常に終了したことを意味しているので、ユーザにプリンタ30で印刷が完了した旨を通知する(ステップS182)。一方、受信した印刷結果情報が印刷完了通知でない場合(ステップS180:No)には、その印刷結果情報が印刷不可通知であるかどうかを判断する(ステップS184)。
【0056】
印刷結果情報が印刷不可通知である場合(ステップS184:Yes)には、ユーザに、プリンタ30で暗号化印刷データD10の復号ができなかったため、印刷が行われなかった旨を通知する(ステップS186)。一方、印刷結果情報が印刷不可通知でない場合(ステップS184:No)には、その他の何らかのエラーであると考えられるので、ユーザに、そのエラーの種類に応じた通知を行う(ステップS188)。
【0057】
これらステップS182、ステップS186、又は、ステップS188の通知の後、印刷クライアント20は、プリンタ30との接続を終了する(ステップS190)。これにより、この印刷クライアント20における印刷要求処理は終了する。
【0058】
次に、図9及び図10に基づいて、印刷クライアント20の印刷要求処理に対応して、プリンタ30で実行される印刷実行処理について説明する。これら図9及び図10は、プリンタ30で実行される印刷実行処理を説明するフローチャートである。この印刷実行処理は、プリンタのROM44又はハードディスク58に格納されている印刷実行プログラムをCPU40が読み込んで実行することにより実現される処理である。また、本実施形態においては、この印刷実行処理は、定常的に実行されている処理である。
【0059】
図9に示すように、まず、プリンタ30は、印刷クライアント20と接続を確立する(ステップS200)。これは上述した印刷クライアント20側のステップS150に対応している。続いて、プリンタ30は、印刷クライアント20から認証情報を受信したかどうかを判断する(ステップS202)。認証情報を受信していない場合(ステップS202:No)には、このステップS202の処理を繰り返して待機する。
【0060】
一方、認証情報を印刷クライアント20から受信した場合(ステップS202:Yes)には、その認証情報がこのプリンタ30に予め登録してある認証情報と一致するかどうかを判断する(ステップS204)。具体的には、上述したように、印刷クライアント20からクライアントIDとパスワードが認証情報として送信されてくるので、このクライアントIDとパスワードが、このプリンタ30に予め登録されているクライアントIDとパスワードと一致するかどうかを判断する。
【0061】
認証情報が一致しなかった場合(ステップS204:No)には、プリンタ30は印刷クライアント20に、認証が受け入れられなかった旨の認証結果を送信し(ステップS206)、この印刷要求処理を終了する。一方、認証が一致した場合(ステップS204:Yes)には、プリンタ30は印刷クライアント20に、認証が受け入れられた旨の認証結果を送信する(ステップS208)。
【0062】
次に、プリンタ30は、印刷クライアント20から公開鍵取得要求を受信したかどうかを判断する(ステップS210)。この公開鍵取得要求を受信していない場合(ステップS210:No)には、このステップS210の処理を繰り返して待機する。
【0063】
一方、印刷クライアント20から公開鍵取得要求を受信した場合(ステップS210:Yes)には、プリンタ30は、このプリンタ30の機器固有情報を取得する(ステップS212)。この機器固有情報は、当然、上述した図5のステップS106で取得したものと同じものになる。
【0064】
次に、プリンタ30は、位置検出部54から、その時点におけるプリンタ30のプリンタ位置情報を取得する(ステップS214)。このようにプリンタ位置情報をその都度、位置検出部54から取得することとしているのは、プリンタ30が別の場所に移動された場合には、その移動後の位置情報を用いて公開鍵を生成するようにするためである。
【0065】
次に、プリンタ30は、機器固有情報とプリンタ位置情報とを用いてパスフレーズを作成する(ステップS216)。このパスフレーズは、プリンタ30の位置が第1の鍵生成処理を実行した時と変わっていなければ、図5のステップS110で作成したパスフレーズと同じものになる。
【0066】
次に、プリンタ30は、作成したパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により、公開鍵と秘密鍵とを生成する(ステップS218)。公開鍵暗号法では、使用するパスフレーズが同じであれば、再び、公開鍵と秘密鍵とを生成しても、同じものが生成されるという性質を有している。したがって、プリンタ30の位置が第1の鍵生成処理を実行したときと変わっていなければ、図5のステップS112で生成されたものと同じ公開鍵と秘密鍵が生成される。
【0067】
次に、プリンタ30は、この生成した公開鍵と秘密鍵のうち、公開鍵のみを印刷クライアント20に送信する(ステップS220)。続いて、プリンタ30は、秘密鍵を破棄する。
【0068】
次に、図10に示すように、プリンタ30は、暗号化印刷データD10をネットワーク10から受信したかどうかを判断する(ステップS230)。何ら暗号化印刷データD10を受信していない場合(ステップS230:No)には、このステップS230の処理を繰り返して待機する。
【0069】
一方、暗号化印刷データD10を受信した場合(ステップS230:Yes)には、プリンタ30は秘密鍵格納部TB10から、保持されている秘密鍵を取得する(ステップS232)。
【0070】
次に、プリンタ30は、この秘密鍵を用いて、暗号化印刷データD10を復号する(ステップS234)。続いて、プリンタ30は、この暗号化印刷データD10の復号ができたかどうかを判断する(ステップS236)。復号ができた場合(ステップS236:Yes)には、暗号化印刷データD10を復号することにより得られた印刷データD05に基づいて、印刷エンジン52を駆動した印刷を実行する(ステップS238)。具体的には、印刷データD05の言語解釈を行い、印刷エンジン52に適合した印刷要求データを生成する。そして、この印刷要求データを印刷エンジン52に送信することにより、印刷エンジン52で印刷用紙等に印刷が行われる。
【0071】
このため、第1の鍵生成処理で秘密鍵を生成した際のプリンタ30の位置と、暗号化印刷データD10を受信して印刷を行おうとしている際のプリンタ30の位置とが、一致している場合には、プリンタ30で正常に印刷が実行されることとなる。
【0072】
この印刷が正常に完了した時点で、プリンタ30は、印刷が正常に終了した旨の印刷完了通知を、印刷結果情報として、印刷クライアント20に送信する(ステップS240)。
【0073】
これに対して、ステップS236において、暗号化印刷データD10の復号ができなかったと判断した場合(ステップS236:No)には、印刷不可通知を印刷結果情報として、印刷クライアント20に送信する(ステップS242)。このため、第1の鍵生成処理で秘密鍵を生成した際のプリンタ30の位置と、暗号化印刷データD10を受信して印刷を行おうとしている際のプリンタ30の位置とが、異なる場合には、プリンタ30では印刷が実行されないこととなる。
【0074】
これらステップS240又はステップS242の処理の後、プリンタ30は、印刷クライアント20との接続を終了する(ステップS244)。そして、上述したステップS200の処理に戻る。
【0075】
なお、本実施形態においては、暗号化されていない印刷データD05をプリンタ30が受信した場合には、上述したステップS234及びステップS236が実行されることにより復号できないデータとして扱われることとなる。このため、プリンタ30では暗号化されていない印刷データD05の印刷は実行されないこととなる。
【0076】
以上のように、本実施形態に係る印刷システムによれば、正当な権限のある操作者がプリンタ30に秘密鍵を登録した位置と、印刷を行おうとしたプリンタ30の位置とが、異なる場合には、プリンタ30は印刷を実行しないようにした。このため、プリンタ30が、使用の認められていない別な場所に移動されたり流用されたりした場合には、このプリンタ30がプリンタとして正常な機能を果たさなくなる。したがって、プリンタ30の不正な移動や流用を、防止することができる。
【0077】
また、印刷クライアント20からプリンタ30へは、印刷データD05を暗号化して生成した暗号化印刷データD10として送信することとしたので、印刷データD05のセキュリティを確保することができる。
【0078】
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態は、上述した第1実施形態において、プリンタ30の位置検出部54を、プリンタ30に内蔵させるのではなく、外付けにしたものである。
【0079】
図11は、本実施形態に係るプリンタ30の構成を示すブロック図である。この図11に示すプリンタ30においては、位置検出部54は、プリンタ30の外部に設けられており、インターフェース200を介して、プリンタ30に接続されている。例えば、位置検出部54をGPS装置やPHS端末で構成し、このGPS装置やPHS端末をカードスロットを介して、プリンタ30に挿入することにより、図11に示すような構成のプリンタ30が実現される。この図11の例では、プリンタ30と位置検出部54との間は、USBのような近距離の有線ケーブルで接続されている。
【0080】
プリンタ30は、通常は位置検出部54を備えていないプリンタとして使われるが、上述した第1実施形態において、位置検出部54が必要になるときは、ユーザが位置検出部54をプリンタ30に装着して、このプリンタ30を位置検出部54付きのプリンタとして使用することとなる。つまり、本実施形態においては、位置検出部54は着脱可能である。
【0081】
プリンタ30におけるこれ以外の点は、上述した第1実施形態と同様である。
【0082】
図12は、第3実施形態の変形例を示す図である。この図12の例では、プリンタ30のインターフェース56に無線の受信部202を接続している。そして、例えば、GPS搭載型の携帯端末で位置検出部54を構成し、この位置検出部54と受信部202との間を、ブルートゥース等の近距離の無線方式で接続している。そして、位置検出部54で取得した位置情報を、近距離の無線方式でプリンタ30に送信する。
【0083】
本実施形態のようにプリンタ30を構成すれば、高価な位置検出部54をすべてのプリンタに内蔵させなくとも、必要なときにユーザが位置検出部54をプリンタ30に装着すれば良い。このため、プリンタ30のコスト低減を図ることができる。また、プリンタ30と位置検出部54との間は、接続距離が限られている有線ケーブルや、ブルートゥース等で接続することとしたので、プリンタ30と位置検出部54との間の距離を所定範囲に制限することができる。
【0084】
なお本発明は上記実施形態に限定されずに種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態においては、正当な権限を有する操作者であるかどうかを示す認証情報をIDとパスワードの組み合わせで構成したが、認証情報は、IDとパスワードの組み合わせに限るものではない。例えば、プリンタ30に、正当な権限を有する者の指紋を登録しておき、プリンタ30が操作者の指紋を読み取り、指紋が一致した場合に、正当な権限を有する者であると判断するようにしてもよい。また、上述した実施形態においては、印刷クライアントの認証情報も、印刷クライアントIDとパスワードとの組み合わせで構成したが、これに限るものではない。
【0085】
さらに、上述した実施形態では、公開鍵暗号法で用いるパスフレーズを機器固有情報とプリンタ位置情報とを組み合わせることにより生成したが、パスフレーズは少なくともプリンタ位置情報を含んでいればよい。また、機器固有情報以外の情報を、このプリンタ位置情報に組み合わせてもよい。
【0086】
また、使用できる位置を制限するデータ受信装置としてプリンタを例示して説明したが、本発明はプリンタに限定されるものではない。さらに、データ送信装置も、印刷クライアントに限定されるものではない。
【0087】
例えば、データ送受信システムにおけるデータ送信装置が画像撮影用のデジタルカメラであり、データ受信装置がデジタルカメラで撮影した画像データを蓄積するデータサーバであってもよい。この場合、データサーバには、このデータサーバの設置時に、上述したように予め秘密鍵を登録しておく。そして、デジタルカメラはデータをデータサーバに蓄積しようとする際には、データサーバに公開鍵を要求する。この要求を受けたデータサーバはその時点の位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成し、デジタルカメラに送信する。デジタルカメラでは、この公開鍵を用いて蓄積しようとしているデータを暗号化し、データサーバに送信する。データサーバでは、登録されている秘密鍵を用いて、受信したデータを復号し、復号できた場合にはそのデータをデータサーバに蓄積するが、復号できなかった場合には蓄積しない。これにより、データサーバの使用できる位置を制限することができる。
【0088】
また、データ送受信システムにおけるデータ送信装置がパーソナルコンピュータであり、データ受信装置がそのパーソナルコンピュータから送信された画像データを投影するプロジェクタであってもよい。この場合、プロジェクタには、このプロジェクタの設置時に、上述したように予め秘密鍵を登録しておく。そして、パーソナルコンピュータは画像データをプロジェクタに投影しようとする際には、プロジェクタに公開鍵を要求する。この要求を受けたプロジェクタはその時点の位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成し、パーソナルコンピュータに送信する。パーソナルコンピュータでは、この公開鍵を用いて投影しようとしている画像データを暗号化し、プロジェクタに送信する。プロジェクタでは、登録されている秘密鍵を用いて、受信した画像データを復号し、復号できた場合にはその画像データを投影するが、復号できなかった場合には投影しない。これにより、プロジェクタの使用できる位置を制限することができる。
【0089】
さらには、データ送受信システムにおけるデータ送信装置が音楽等のコンテンツサーバであり、データ受信装置がコンテンツサーバから送信された音楽等のコンテンツデータの再生装置であってもよい。この場合、再生装置には、この再生装置の設置時に、上述したように予め秘密鍵を登録しておく。そして、コンテンツサーバはデータを再生装置に送信しようとする際には、再生装置に公開鍵を要求する。この要求を受けた再生装置はその時点の位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成し、コンテンツサーバに送信する。コンテンツサーバでは、この公開鍵を用いて送信しようとしているデータを暗号化し、再生装置に送信する。再生装置では、登録されている秘密鍵を用いて、受信したデータを復号し、復号できた場合にはそのデータを再生するが、復号できなかった場合には再生しない。これにより、再生装置の使用できる位置を制限することができる。
【0090】
また、上述した実施形態では、プリンタ30の印刷媒体が印刷用紙である場合を例に説明したが、印刷媒体はこれに限るものではなく、例えば、OHPシート等の他の印刷媒体であっても本発明を適用することができる。
【0091】
さらに、上述の実施形態で説明した各処理については、これら各処理を実行するためのプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能である。この場合、このプログラムが記録された記録媒体を印刷クライアント20及び/又はプリンタ30に読み込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実現することができる。
【0092】
また、印刷クライアント20及び/又はプリンタ30は、オペレーティングシステムや別のアプリケーションプログラム等の他のプログラムを備える場合がある。この場合、印刷クライアント20及び/又はプリンタ30の備える他のプログラムを活用し、印刷クライアント20及び/又はプリンタ30が備えるプログラムの中から、上述した実施形態と同等の処理を実現するプログラムを呼び出すような命令を記録するようにしてもよい。
【0093】
さらに、このようなプログラムは、記録媒体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形で伝送されたプログラムは、印刷クライアント20及び/又はプリンタ30に取り込まれて、このプログラムを実行することにより上述した実施形態を実現することができる。
【0094】
また、記録媒体にプログラムを記録する際や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラムを読み込んだ印刷クライアント20及び/又はプリンタ30は、そのプログラムの復号や伸張を行った上で、実行する必要がある。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るプリンタ及び印刷システムにおいては、プリンタの使用が認められる位置で、そのプリンタのプリンタ位置情報を用いて秘密鍵を生成してプリンタに保持させる。そして、印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された場合には、プリンタはその時点のプリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵を生成し、印刷クライアントに送信することとした。印刷クライアントでは、印刷データをこの公開鍵で暗号化することにより、暗号化印刷データを生成し、プリンタに送信する。これを受信したプリンタでは、保持している秘密鍵で暗号化印刷データを復号し、復号できた場合にはこれにより得られた印刷データに基づく印刷を実行するが、復号できなかった場合には印刷を実行しないこととした。このため、プリンタが印刷を行う位置を制限することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る印刷システムの構成の一例を示す図。
【図2】本発明の第1実施形態に係るプリンタのハードウェア構成の一例を示す図。
【図3】本発明の第1実施形態に係る印刷クライアントの構成の一例を示す図。
【図4】本発明の第1実施形態において、公開鍵と秘密鍵とを用いた、印刷データの暗号化と復号を説明するための概念図。
【図5】本発明の第1実施形態に係るプリンタが実行する第1の鍵生成処理を説明するフローチャートを示す図。
【図6】本発明の第1実施形態に係るプリンタが備える秘密鍵格納部の構成の一例を示す図。
【図7】本発明の第1実施形態に係る印刷クライアントが実行する印刷要求処理を説明するフローチャートの一部を示す図(その1)。
【図8】本発明の第1実施形態に係る印刷クライアントが実行する印刷要求処理を説明するフローチャートの一部を示す図(その2)。
【図9】本発明の第1実施形態に係るプリンタが実行する印刷実行処理を説明するフローチャートを示す図(その1)。
【図10】本発明の第1実施形態に係るプリンタが実行する印刷実行処理を説明するフローチャートを示す図(その2)。
【図11】本発明の第2実施形態に係るプリンタの構成の一例を示す図。
【図12】本発明の第2実施形態に係る別のプリンタの構成の一例を示す図。
【符号の説明】
10 ネットワーク
20 印刷クライアント
30 プリンタ
40 CPU
42 RAM
44 ROM
46 内部バス
48、50、56 インターフェース
52 印刷エンジン
54 位置検出部
58 ハードディスク
60 コンピュータ本体
62 ディスプレイ
64 CPU
66 RAM
68 ROM
70 内部バス
72、74、78 インターフェース
76 ハードディスク

Claims (11)

  1. 当該プリンタの設置されている場所を特定するためのプリンタ位置情報を取得する、プリンタ位置情報取得手段と、
    前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第1プリンタ位置情報とする、第1プリンタ位置情報取得手段と、
    前記第1プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成する、秘密鍵生成手段と、
    前記秘密鍵生成手段で生成した秘密鍵を保持する、秘密鍵保持手段と、
    印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された際に、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第2プリンタ位置情報とする、第2プリンタ位置情報取得手段と、
    前記第2プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する、公開鍵生成手段と、
    公開鍵生成手段で生成された前記公開鍵を、前記印刷クライアントに送信する、公開鍵送信手段と、
    前記印刷クライアントから暗号化印刷データを受信した際に、前記秘密鍵保持手段から秘密鍵を取得して、この秘密鍵を用いて前記暗号化印刷データを復号し、復号ができた場合には前記暗号化印刷データを復号することにより得られた印刷データに基づく印刷を実行し、復号ができなかった場合には印刷を実行しない、選択印刷実行手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記秘密鍵生成手段が秘密鍵を生成する際に、公開鍵が生成された場合でも、この公開鍵は破棄する、ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記公開鍵生成手段が公開鍵を生成する際に、秘密鍵が生成された場合でも、この秘密鍵は破棄する、ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のプリンタ。
  4. 操作者の認証情報の入力を要求する、認証情報要求手段と、
    入力された認証情報が予め登録されている認証情報と一致するかどうかを判断する、認証情報判断手段と、
    をさらに備えるとともに、
    入力された認証情報と予め登録されている認証情報とが一致すると前記認証情報判断手段が判断した場合に、前記秘密鍵生成手段は秘密鍵を生成する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のプリンタ。
  5. 前記選択印刷実行手段は、暗号化されていない印刷データを受信した場合には、前記秘密鍵保持手段から取得した秘密鍵で復号できないデータであると判断する、ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載のプリンタ。
  6. プリンタと、このプリンタに接続される印刷クライアントとを有する印刷システムであって、
    前記プリンタは、
    前記プリンタの設置されている場所を特定するためのプリンタ位置情報を取得する、プリンタ位置情報取得手段と、
    前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第1プリンタ位置情報とする、第1プリンタ位置情報取得手段と、
    前記第1プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成する、秘密鍵生成手段と、
    前記秘密鍵生成手段で生成した秘密鍵を保持する、秘密鍵保持手段と、
    を備えており、
    前記印刷クライアントは、前記プリンタに公開鍵の送信を要求する、公開鍵送信要求手段を備えており、
    前記プリンタは、さらに、
    印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された際に、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第2プリンタ位置情報とする、第2プリンタ位置情報取得手段と、
    前記第2プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する、公開鍵生成手段と、
    公開鍵生成手段で生成された前記公開鍵を、前記印刷クライアントに送信する、公開鍵送信手段と、
    を備えており、
    前記印刷クライアントは、さらに、
    前記プリンタで印刷をするための印刷データを生成する、印刷データ生成手段と、
    前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを、前記プリンタから送信された公開鍵で暗号化し、暗号化印刷データを生成する、暗号化印刷データ生成手段と、
    前記暗号化印刷データ生成手段で生成された前記暗号化印刷データを、前記プリンタに送信する、暗号化印刷データ送信手段と、
    を備えており、
    前記プリンタは、さらに、
    前記印刷クライアントから前記暗号化印刷データを受信した際に、前記秘密鍵保持手段から秘密鍵を取得して、この秘密鍵を用いて前記暗号化印刷データを復号し、復号ができた場合には前記暗号化印刷データを復号することにより得られた前記印刷データに基づく印刷を実行し、復号ができなかった場合には印刷を実行しない、選択印刷実行手段を、
    備えている、ことを特徴とする印刷システム。
  7. 前記印刷クライアントの前記公開鍵送信要求手段は、前記プリンタで印刷を行おうとする度に、公開鍵の送信を要求する、ことを特徴とする請求項6に記載の印刷システム。
  8. 前記秘密鍵生成手段が秘密鍵を生成する際に、公開鍵が生成された場合でも、この公開鍵は破棄する、ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の印刷システム。
  9. 前記公開鍵生成手段が公開鍵を生成する際に、秘密鍵が生成された場合でも、この秘密鍵は破棄する、ことを特徴とする請求項6乃至請求項8のいずれかに記載の印刷システム。
  10. 当該プリンタの外部に設けられたプリンタ位置情報検出手段から、当該プリンタの設置されている場所を特定するためのプリンタ位置情報を取得する、プリンタ位置情報取得手段と、
    前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第1プリンタ位置情報とする、第1プリンタ位置情報取得手段と、
    前記第1プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成する、秘密鍵生成手段と、
    前記秘密鍵生成手段で生成した秘密鍵を保持する、秘密鍵保持手段と、
    印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された際に、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第2プリンタ位置情報とする、第2プリンタ位置情報取得手段と、
    前記第2プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する、公開鍵生成手段と、
    公開鍵生成手段で生成された前記公開鍵を、前記印刷クライアントに送信する、公開鍵送信手段と、
    前記印刷クライアントから暗号化印刷データを受信した際に、前記秘密鍵保持手段から秘密鍵を取得して、この秘密鍵を用いて前記暗号化印刷データを復号し、復号ができた場合には前記暗号化印刷データを復号することにより得られた印刷データに基づく印刷を実行し、復号ができなかった場合には印刷を実行しない、選択印刷実行手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  11. プリンタと、このプリンタに接続される印刷クライアントとを有する印刷システムであって、
    前記プリンタは、
    前記プリンタの外部に設けられたプリンタ位置情報検出手段から、前記プリンタの設置されている場所を特定するためのプリンタ位置情報を取得する、プリンタ位置情報取得手段と、
    前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第1プリンタ位置情報とする、第1プリンタ位置情報取得手段と、
    前記第1プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により秘密鍵を生成する、秘密鍵生成手段と、
    前記秘密鍵生成手段で生成した秘密鍵を保持する、秘密鍵保持手段と、
    を備えており、
    前記印刷クライアントは、前記プリンタに公開鍵の送信を要求する、公開鍵送信要求手段を備えており、
    前記プリンタは、さらに、
    印刷クライアントから公開鍵の送信を要求された際に、前記プリンタ位置情報取得手段からプリンタ位置情報を取得し、これを第2プリンタ位置情報とする、第2プリンタ位置情報取得手段と、
    前記第2プリンタ位置情報を少なくとも含むパスフレーズを用いて、公開鍵暗号法により公開鍵を生成する、公開鍵生成手段と、
    公開鍵生成手段で生成された前記公開鍵を、前記印刷クライアントに送信する、公開鍵送信手段と、
    を備えており、
    前記印刷クライアントは、さらに、
    前記プリンタで印刷をするための印刷データを生成する、印刷データ生成手段と、
    前記印刷データ生成手段で生成した印刷データを、前記プリンタから送信された公開鍵で暗号化し、暗号化印刷データを生成する、暗号化印刷データ生成手段と、
    前記暗号化印刷データ生成手段で生成された前記暗号化印刷データを、前記プリンタに送信する、暗号化印刷データ送信手段と、
    を備えており、
    前記プリンタは、さらに、
    前記印刷クライアントから前記暗号化印刷データを受信した際に、前記秘密鍵保持手段から秘密鍵を取得して、この秘密鍵を用いて前記暗号化印刷データを復号し、復号ができた場合には前記暗号化印刷データを復号することにより得られた前記印刷データに基づく印刷を実行し、復号ができなかった場合には印刷を実行しない、選択印刷実行手段を、
    備えている、ことを特徴とする印刷システム。
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