JP4269126B2 - バックライト及びその動作制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックライト及びその動作制御方法に関し、特に、シーケンシャルカラー液晶表示装置に適用可能なバックライト及びその動作制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータや携帯電話、情報通信端末等の情報通信機器の普及が著しい。このような情報通信機器においては、入出力インターフェースとして表示デバイスが大きな役割を果たしている。そして、表示デバイスとしては、近年、ブラウン管(CRT)の代替えとして、カラー表示が可能な液晶表示装置(カラーLCD)が急速に普及している。
【0003】
このようなカラーLCDにおいては、暗環境においても画面に表示された情報が明確に視認されるように、画像情報が表示される液晶表示パネルの背面側にバックライトを配置した構成を有するものがある。具体的には、カラーLCDは、赤(R)緑(G)青(B)の各色に対応した液晶画素を有する液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの前面に設けられ、上記液晶画素に対応する位置にRGBの各色を有するカラーフィルタと、液晶表示パネルの背面側に設けられ、光源(蛍光管や発光ダイオード)と平面導光板等を用いて白色光を生成し、液晶表示パネルに照射するバックライトと、を備えて構成されている(カラーフィルタ方式)。そして、画像情報を構成するRGBの各色表示データに応じて各液晶画素への書き込み電圧を調整することにより各色の輝度を制御して、そのRGB3色の重ね合わせによって所定の表示色を生成している。
【0004】
このようなカラーLCDにおいては、表示情報の色再現性(又は、発色性)や高輝度化の点では優れているが、RGBの各色に対応した3つの液晶画素により1つの表示画素が構成されているため、高精細化(高解像度化)が困難であるという問題を有していた。また、バックライトに蛍光管を利用しているため、蛍光管を安定して点灯するためのインバータ回路等、様々な周辺回路が必要となり、装置構成が大型化するという問題も有していた。
【0005】
これに対して、モノクロ(白黒及び中間階調)の液晶表示パネルと、液晶表示パネルの背面に、RGBの3色に高速切り替え点灯が可能なバックライトとを備え、通常の1フレーム期間を3つのサブフレーム期間に分割してRGB各色の表示を時系列的に切り替え、液晶表示パネルに表示された各色表示データに対応させて、RGB各色のバックライトが順次全画素を発光させることにより、人間の視覚の残像効果を利用して、見かけ上3色が重ね合わさって所定の表示色に見える、というフィールドシーケンシャル(または、タイムシーケンシャル)駆動方式の液晶表示装置が知られている。
【0006】
このようなフィールドシーケンシャル駆動方式のカラーLCDによれば、上述したカラーフィルタ方式のように、RGB3色のフィルタや1表示画素あたり3つの液晶画素を備える必要がなく、1つの液晶画素によりRGBの3色を表示することができるので、液晶表示パネルの高精細化(高解像度化)、ドライバIC等の周辺回路の簡略化を図ることができ、液晶表示パネルを小型化することができる。また、カラーフィルタによる照射光のエネルギー損失を低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したフィールドシーケンシャル駆動方式のカラーLCDにおいては、次に示すような問題を有していた。
(1)すなわち、上述したような液晶表示装置の駆動方法においては、バックライトが赤、緑、青のいずれかの光で常に全画素を発光し、かつ、各色の表示データは所定行の画素毎に順次書き込んでいるため、例えば、赤の表示データに係る画面を表示させる場合、全画素が赤の表示データの書き込み終了する前にバックライトが赤色発光してしまうことになり、書き込みがまだ完了していない画素は、その前のサブフレームに係る青や緑の発色光のための表示データに応じた液晶分子配列にあるので、正確な色表示ができないといった問題があった。
【0008】
(2)一方、このような問題を解決する手法として、全画素が所定の色で表示するための書き込みを完了後に、初めてバックライトが所定の色に発光する手法がある。この場合、1画面を表示するための1フレーム期間をサブフレームに分割し、各サブフレーム期間では、当該1画面を構成する全画素(例えば、走査線220本、データ線360本の液晶表示パネルの場合では79200画素)の液晶に対して、時系列的にRGBのいずれかの色表示データを書き込み完了後、当該表示データに対応したRGBのいずれかの単色光を順次発光させる動作を行う必要がある。
【0009】
ここで、表示された画像のちらつきを抑制するためには、一般に、1画面(1フレーム期間)あたり1/50s以下で表示する必要があるので、1フレームの動作周波数(フレーム周波数)は、50Hz以上が必要となる。そして、1フレーム期間中に、RGBの各色表示データ(3画面分)を時系列的に表示するためのサブフレームの動作周波数は、フレーム周波数の3倍の150Hz以上が必要となるので、1サブフレーム期間の実効時間は、約6.6msとなり、この期間に所定の色表示データ(1画面分=79200画素)を書き込む動作と、対応する単色光のバックライトを点灯させる動作を行わなければならず、液晶表示パネルの高解像度化に伴って一層の高速動作が要求されるようになっている。
【0010】
そこで、このような高速動作に対応するための構成として、例えば、強誘電性液晶や反強誘電性液晶等の高速動作が可能な液晶を用いて、液晶にRGBの各色表示データを書き込む最中及び書き込みデータの消去中も、当該表示データに対応した単色光のバックライトを常時点灯させる動作を、RGBの順に繰り返し実行して、総合的な光量を増大させることにより所定の表示色を発色させるという手法が知られている。
【0011】
そして、上述した走査線220本、データ線360本の液晶表示パネルの場合においては、図11に示すように、1フレーム期間に設定された最初のサブフレーム期間に、液晶表示パネルの走査線SL1〜SL220の各々に所定の走査方向に順次ゲート電圧を印加して選択状態とし、赤(R)の表示データに応じた信号電圧をデータ線を介して印加することにより各表示画素の液晶を駆動して書き込みを行う。そして、1画面の最後の走査線SL220の表示画素に赤の表示データが書き込まれ、書き込み電圧が印加されてから当該表示画素の液晶が立ち上がるまでの応答時間(Trp)が経過した後に、全表示画素の表示データ保持期間中であるバックライトの発光可能時間(Tep)に赤色バックライトBLRから液晶表示パネルに赤色光が照射されて、画像情報の赤色成分のデータが表示される。
【0012】
以下同様に、緑(G)の表示データを走査線SL1〜SL220の順に1画面分書き込んだ後、緑色バックライトBLGから緑色光を照射して、画像情報の緑色成分のデータを表示し、さらにその後、青(B)の表示データを走査線SL1〜SL220の順に1画面分書き込んだ後、青色バックライトBLBから青色光を照射して、画像情報の青色成分のデータを表示する。すなわち、RGB各色成分のデータの書き込み及び表示が完全に時系列的に行われるので、前後のサブフレームに係る他の単色光が混入することがなく、色純度が良好な画像表示を実現することができる。
【0013】
しかしながら、このような駆動制御方法においては、約6.6msという短い時間に表示データの書き込み及びバックライトの点灯を行わなければならないため、液晶表示パネルの高解像度化に伴う走査線数の増加に対して、各バックライトの点灯時間を短縮するか、あるいは、表示データの書き込み時間を短縮するか、若しくは、双方の時間を短縮するように設定しなければならず、全体として暗い表示になったり、不鮮明な表示になってしまい、また、発光輝度を上げて明るい表示にしようとすると、バックライトに負荷がかかり、発光寿命が短くなるといった問題を有していた。
【0014】
そこで、本発明は、上述した問題点に鑑み、フィールドシーケンシャル方式の駆動制御方法を用いる液晶表示装置に良好に適用することができ、かつ、表示画素の高精細化および低消費電力化を図りつつ、長寿命化及び色純度の高いバックライト及びその動作制御方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るバックライトは、マトリクス状に配置された複数の画素を有する表示パネルに、発光素子部が互いに異なる複数の色から選択された所定の色の光を時系列的に照射して、前記表示パネルに表示された画像情報のカラー表示を行うフィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置のバックライトであって、前記発光素子部は、前記表示パネルの区画された複数の表示領域にそれぞれ適宜前記所定の色の光を発光する複数のユニットを有し、前記複数のユニットの各々は、行方向又は列方向に延在するストライプ状にそれぞれ形成された、赤色に発光する有機EL素子、緑色に発光する有機EL素子、並びに青色に発光する有機EL素子の組を複数有し、これら複数の有機EL素子の組が各ユニット内で繰り返して配列され、前記複数のユニットは、前記表示パネルの複数の走査線の走査順の進む方向に繰り返し配列され、前記表示パネルの前記複数の表示領域の画素への表示データの書き込みの互いに異なる終了タイミングに基づいて、当該表示領域に対応する前記ユニット毎に、前記ユニットの各組の同一色に発光する複数の有機EL素子を同時に、且つ前記ユニット同士で互いに異なるタイミングで発光することを特徴とする。
【0016】
すなわち、表示パネルの所定の表示領域への表示データの書き込みに対して、当該表示領域に対応する発光素子部のユニットが発光駆動される。これにより、発光素子部が各ユニットを単位として、フィールドシーケンシャル駆動に対応した発光駆動が行われるので、各表示領域における表示データの書き込みから発光までの時間を短縮して、発光素子部の実質的な発光時間、あるいは、表示パネルの書き込み応答時間を延長することができ、消費電力の低減やエネルギー効率の向上、あるいは、書き込み応答速度が比較的遅い表示パネルの利用促進を図ることができる。
【0017】
また、フィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置を構成するバックライトとして、赤(R)、緑(G)、青(B)の各単色光を発光する個別の有機EL素子を適用することもできるので、これにより、有機EL素子が有する、発光動作の高速応答性、高色純度、高輝度、微細パターン化及び薄型化が可能という種々の特性を利用することができ、また、発光時間の延長により瞬間輝度の低減が可能になることにより、低消費電力化が可能になり、これに伴い有機EL素子への単位時間あたりの負荷が小さくなるので、有機EL素子の長寿命化が可能となり、表示画質や消費電力特性に優れたフィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置のバックライトを良好に実現することができる。
【0018】
また、本発明に係るバックライトは、上記バックライトの構成において、各単色光を個別に発光する発光素子部は、所定の順序で規則的に2次元配列されていることが好ましく、さらに、発光素子部は、表示パネルの行方向又は列方向に延在するストライプ状に形成され、表示パネルの列方向又は行方向に規則的に配列されていることが好ましい。
すなわち、発光素子部が、例えば、表示パネルの特定の方向に延在するストライプ形状を有し、かつ、表示パネルの全面に対応するように規則的に2次元配列された平面構造を有している。これにより、表示パネルに均質な単色光を照射することができ、良好な表示画質を実現することができる。
【0019】
発光素子部を有機EL素子とする場合、エレクトロルミネッセンス材料からなる発光層を挟んで一方の電極(アノードITOが望ましい)がストライプ状に設けられ、他方の電極(カソードが望ましい)が各発光素子に共通に設けられているものであってもよい。
すなわち、2次元配列された複数の有機EL素子の一方の電極(例えば、アノード電極)が個別に形成されたストライプ形状を有し、他方の電極(例えば、カソード電極)が全ての有機EL素子に対して共通する単一の電極層により形成されている。これにより、一方の電極に印加される電圧を制御するだけで、簡易に所望のユニットに属する、所望の単色光を発光する有機EL素子を、所望の輝度で発光駆動させることができる。
【0020】
また、発光素子部は、エレクトロルミネッセンス材料からなる発光層を挟んで一方の電極がストライプ状に設けられ、他方の電極が各ユニット毎に共通に設けられているものであってもよい。
すなわち、2次元配列された複数の有機EL素子の一方の電極(例えば、アノード電極)が個別に形成されたストライプ形状を有し、他方の電極(例えば、カソード電極)が表示パネルの走査方向に分割された複数のユニット毎に、共通する電極層により形成されている。これにより、他方の電極に印加される電圧を制御するだけで、簡易に所望のユニットに属する、所望の単色光を発光する有機EL素子を、所望の輝度で発光駆動させることができる。
【0021】
また、本発明に係るバックライトは、上記バックライトの構成において、発光素子部は、絶縁性の透明基板の一面側に規則的に2次元配列されているとともに、該透明基板は、前記ユニットに対応して光学的に分割されていることが好ましく、この場合、透明基板は、他面側に導光板が設けられているとともに、該導光板は、ユニットに対応して光学的に分割されていることが好ましい。
すなわち、有機EL素子等の発光素子部が形成された透明基板、又は、透明基板が付設された導光板が、発光素子部が発光駆動されるユニット毎に物理的に分割され、ユニット相互で光学的に遮光される。これにより、隣接するユニット相互での光束のはみ出しを防止することができるので、表示データの書き込みが終了した表示領域のみを所定の発光色で表示することができ、表示色のにじみ等を抑制して表示品質の向上を図ることができる。
【0022】
そして、本発明に係るバックライトの動作制御方法は、マトリクス状に配置された複数の画素を有する表示パネルに発光素子部が互いに異なる複数の色から選択された所定の色の光を時系列的に照射して、前記表示パネルに表示された画像情報のカラー表示を行うフィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置に適用されるバックライトの動作制御方法であって、前記発光素子部は、前記表示パネルの区画された複数の表示領域にそれぞれ所定の色の光を発光する複数のユニットを有し、前記複数のユニットの各々は、行方向又は列方向に延在するストライプ状にそれぞれ形成された、赤色に発光する有機EL素子、緑色に発光する有機EL素子、並びに青色に発光する有機EL素子の組を複数有し、これら複数の有機EL素子の組が各ユニット内で繰り返して配列され、前記複数のユニットは、前記表示パネルの複数の走査線の走査順の進む方向に繰り返し配列され、前記表示パネルの前記複数の表示領域の画素への表示データの書き込みの終了タイミングは互いに異なり、前記終了タイミングに基づいて当該表示領域に対応する前記発光素子部の前記ユニット毎に、前記ユニットの各組の同一色に発光する複数の有機EL素子を同時に、且つ前記ユニット同士で互いに異なるタイミングで発光することを特徴とする。
【0023】
すなわち、表示パネルの所定の表示領域への表示データの書き込みに対して、当該表示領域に対応する発光素子部の一のユニットが、他のユニットとは独立して、所定のタイミングで発光駆動される。これにより、発光素子部が各ユニットを単位として、フィールドシーケンシャル駆動に対応した発光駆動が行われるので、各表示領域における表示データの書き込みから発光までの時間を短縮して、発光素子部の実質的な発光時間、あるいは、表示パネルの書き込み応答時間を延長することができ、消費電力の低減やエネルギー効率の向上、あるいは、書き込み応答速度が比較的遅い表示パネルの利用促進を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るバックライトについて、実施の形態を示して詳しく説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明に係るバックライトが適用される液晶表示装置を示す概略構成図であり、図2は、本実施形態に係る液晶表示パネルを示す概略構成図であり、図3は、本実施形態に係るバックライトの構成例を示す概略構成図である。
図1(a)に示すように、本実施形態に係る液晶表示装置は、概略、液晶表示パネル11、走査ドライバ12、信号ドライバ13からなる画像表示部10と、液晶表示パネル11の背面(図面下方)側に配置されたバックライト21、バックライト制御部26からなる光源部20と、を有して構成されている。
【0025】
液晶表示パネル11は、図1(b)、図2に示すように、大別して、マトリクス状に配置され、2枚の透明絶縁基板101、102の対向面に形成された画素電極103及びコモン電圧Vcomが供給される共通電極(コモン電極)104、画素電極103と共通電極104の間に充填された強誘電性液晶または反強誘電性液晶等の高速応答性の液晶105からなる液晶容量Clc、画素電極103に接続されたスイッチング素子(ここでは、薄膜トランジスタ)TFT、共通電極104と補助容量電極との間の液晶で構成され、液晶容量Clcに並列に形成された蓄積容量Csとを有して構成された複数の表示画素111と、液晶表示パネル11の行方向に延伸し、複数のスイッチング素子TFTのゲートに接続された走査線(ゲートライン)SLと、基板の列方向に延伸し、複数のスイッチング素子TFTのドレインに接続されたデータ線(ドレインライン)DLと、を有して構成されている。なお、走査ドライバ12、信号ドライバ13は、液晶表示パネル11の基板101、102の一方の上に接続されていてもよい。
【0026】
ここでは、従来技術に示した液晶表示パネルと同様に、走査線220本、データ線360本からなる79200画素を有しているものとし、液晶表示パネル11の表示領域を走査線SLの走査方向(列方向)に、便宜的に4つの領域に区画された構成を有している。具体的には、走査線SL1〜SL55を区画領域R1、走査線SL56〜SL110番目を区画領域R2、走査線SL111〜SL165を区画領域R3、走査線SL166〜SL220を区画領域R4と規定する。なお、本実施形態に示した走査線数、データ線数、画素数及び領域区画数は、一例であって、任意の数量及び個数を有するものであってもよい。
【0027】
走査ドライバ12は、液晶表示パネル11の行方向に設けられた複数の走査線の一端側に接続され、図示を省略したLCDコントローラから供給される垂直制御信号に基づいて、走査信号を走査線に順次供給して、当該走査線に接続された表示画素を選択状態にする。
信号ドライバ13は、液晶表示パネル11の列方向に設けられた複数のデータ線の一端側に接続され、図示を省略したLCDコントローラから供給される水平制御信号に基づいて、上記走査ドライバによる走査タイミングに同期して、表示データ(RGB表示信号)に含まれる階調データに基づいて、対応する所定の電圧をデータ線を介して各表示画素に印加して、選択された表示画素の液晶を駆動させて階調表示させる。
【0028】
バックライト21は、図1(b)、図3に示すように、液晶表示パネル11の背面側に配置され、絶縁性の透明基板(EL基板)22の一面側に、液晶表示パネル11の走査線SLの延伸方向に沿って、すなわち、液晶表示パネル11における走査線SLの走査順の進む方向(列方向;図3の上下方向)に直交して、ストライプ状に形成された赤(R)、緑(G)、青(B)の各発色光を発光する発光部21R、21G、21Bが、列方向(図3の上下方向)にRGBRGB…のように順次繰り返して並列に配置されている。なお、図3においては、各発光部21R、21G、21Bを区別するために便宜的にハッチングを施した。
【0029】
発光部21R、21G、21Bは、図1(b)に示すように、透明電極(ITO等)からなるアノード電極23及びRGBの各単色光を発光する発光材料を含む有機エレクトロルミネッセンス層(以下、「有機EL層」と略記する)24をストライプ状に形成した後、アノード電極23及び有機EL層24を覆うように、カソード電極層25を全面に積層形成した、いわゆる、有機EL素子構造を有している。すなわち、カソード電極25は、並列に配置された複数条のアノード電極23に対向して、各々個別の有機EL層24を介して、共通の単一の電極層により形成されている。
【0030】
なお、図示を省略したが、有機EL層24は、例えば、高分子系のホール輸送材料からなるホール輸送層と、高分子系の電子輸送性発光材料からなる電子輸送性発光層を積層して構成されている。そして、発光部21R、21G、21Bにおける発光色は、例えば、誘導体や共重合体等の電子輸送性発光材料を適宜選択することにより制御される。
ここでは、バックライト21を構成する発光部21R、21G、21Bは、上述した液晶表示パネル11に設定された各区画領域R1〜R4に対応して、4つのユニットU1〜U4に区画され、液晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4への各色表示データの書き込み動作タイミングに基づいて、アノード電極23に印加する電圧を個別に制御することにより、対応するユニット毎に所定の単色光を発光するように個別に発光制御される。バックライトの具体的な動作制御処理については後述する。
【0031】
バックライト制御部26は、図示を省略したLCDコントローラから出力されるバックライト制御信号に基づいて、バックライト21を構成する有機EL素子からなる発光部21R、21G、21Bに対して、駆動用直流電圧を供給して、バックライト21のユニットU1〜U4毎に選択された所定の輝度を有する単色光を所定のタイミングで発光駆動する。ここで、LCDコントローラから出力されるバックライト制御信号は、上述した画像表示部10に設けられた走査ドライバ12及び信号ドライバ13による表示データの書き込み動作に同期する信号として生成されて供給される。
【0032】
このような構成を有するバックライト21において、バックライト制御部26に設けられ直流電圧源からアノード電極23に正電圧、カソード電極25に負電圧を印加することにより、ホール輸送層に注入されたホールと電子輸送性発光層に注入された電子が有機EL層24内で再結合する際のエネルギーに基づいて光が放射される。そして、この光は、透明なアノード電極23を透過して透明基板22の他面側(図1(b)上方)に配置された液晶表示パネル11に放射される。このとき、光の発光強度は、アノード電極23とカソード電極25間に流れる電流量に応じて制御される。
【0033】
このような構成を有する液晶表示装置によれば、低消費電力、高エネルギー効率、高色純度、高輝度でRGBの各発色光を直接発光することができる有機EL素子をバックライトに適用することができるので、表示画質や消費電力特性に優れたフィールドシーケンシャル駆動方式の液晶表示装置を良好に実現することができる。
【0034】
次に、本実施形態に係るバックライトの動作制御方法について、図面を参照して説明する。
図4は、本実施形態に係るバックライトを適用した液晶表示装置の駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートである。ここでは、上述した構成と同様に、液晶表示パネルが走査線220本、データ線360本を有し、走査方向に4つの領域R1〜R4に区画されているとともに、当該区画領域R1〜R4に対応してバックライトが4つのユニットU1〜U4に分割された構成を有しているものとする。なお、必要に応じて、上述した図1〜図3に示した液晶表示装置の構成を適宜参照する。
【0035】
本実施形態に係るバックライトの動作制御方法は、まず、図4(a)に示すように、1フレーム期間に設定された最初のサブフレーム期間に、液晶表示パネル11の区画領域R1に属する走査線SL1〜SL55の各々に所定の走査方向に順次ゲート電圧を印加して選択状態とし、赤(R)の表示データに応じた信号電圧をデータ線を介して印加することにより走査線SL1〜SL55に接続された各表示画素の液晶を駆動して、赤色成分の表示データを書き込む。液晶105は、表示データ保持期間だけ書き込まれた表示データに応じて、その分子を所定の方向に配列する。所定の色の表示データの書き込み時から次の表示データの書き込み時までの期間は、6.6ms程度に設定されている。
【0036】
そして、区画領域R1の最後の走査線SL55に接続された表示画素に赤の表示データが書き込まれ、書き込み電圧が印加されてから当該表示画素の液晶が立ち上がるまでの応答時間(Tra)が経過した後に、バックライト制御部26により液晶表示パネル11の区画領域R1に対応するバックライト21のユニットU1のうち、赤色光を発光する有機EL素子を備えた全ての発光部21Rのみを同時に発光して、赤色光を液晶表示パネル11の区画領域R1に照射することにより、区画領域R1における画像情報のうち、赤色成分のデータが表示される。
【0037】
ここで、発光部21Rの発光駆動方法は、有機EL素子のカソード電極25側に所定の負電圧を常時印加し、液晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4への表示データの書き込み状態に応じて、対応するユニットU1〜U4のアノード電極23に個別に、カソード電極25の電位に対し相対的に正の所定の電圧を印加することにより、所望の区画領域R1〜R4を選択的に赤色光により照射することができる。
【0038】
したがって、赤色成分の表示データを書き込み動作は、図4(b)〜(d)に示すように、上記区画領域R1に属する走査線SL1〜SL55の走査終了後、連続して隣接する区画領域R2に属する走査線SL56〜SL110、区画領域R3に属する走査線SL111〜SL165、区画領域R4に属する走査線SL166〜SL220の各々に対しても同一の動作周期で実行され、各走査線を順次選択して表示画素に赤色成分の表示データを書き込む。
そして、区画領域R2、R3、R4の表示画素に赤の表示データが書き込まれた後、液晶表示パネル11の区画領域R2、R3、R4に対応するバックライト21のユニットU2、U3、U4のうち、赤色光を発光する有機EL素子備えた発光部21Rを順次選択駆動して、区画領域R2、R3、R4における画像情報のうち、赤色成分のデータが表示される。
【0039】
これにより、最初のサブフレーム期間に、1画面分の赤色成分の表示データが連続的に書き込まれるとともに、該表示データが書き込まれた区画領域毎に順次赤色発光が行われる。このため、発光可能時間(Tea)は、全ての走査線SL1〜SL220に対応する画素全てが表示データ保持期間であるときとする必要がなく、各ユニットU1、U2、U3、U4毎の走査線SLn〜SLn+54(n=1、56、111、166のいずれか)に対応する画素が表示データ保持期間であればよいため、表示データ保持期間を短くすることなく、発光可能時間(Tea)を長くすることができる。
【0040】
次に、液晶表示パネルの区画領域R1〜R4の順に、ユニットU1〜U4の赤色発光が終了後、一定の期間を経てそれぞれGサブフレーム期間に移行する。すなわち、Gサブフレーム期間においては、図4(a)〜(d)に示すように、上述した赤色成分の表示データを書き込み、赤色光のバックライト21(発光部21R)による発光動作が終了した液晶表示パネルの区画領域R1から順に、各区画領域R1〜R4に属する走査線SL1〜SL55、SL56〜SL110、SL111〜SL165、SL166〜SL220を走査して順次選択状態とし、緑色(G)成分の表示データを走査線SL1〜SL220に接続された各表示画素に書き込む。
【0041】
次いで、緑色(G)成分の表示データの書き込みが終了した区画領域R1から順に、各区画領域R1〜R4に対応するバックライト21の各ユニットU1〜U4のうち、緑色光を発光する有機EL素子を備えた発光部21Gのみを発光駆動して、緑色光を液晶表示パネル11の区画領域R1〜R4に照射することにより、1画面分の緑色成分のデータが表示される。
これにより、2番目のGサブフレーム期間に、1画面分の緑色成分の表示データが連続的に書き込まれるとともに、該表示データが書き込まれた区画領域毎に順次緑色発光が行われる。
【0042】
次に、液晶表示パネルの区画領域R1〜R4の順に、ユニットU1〜U4の緑色発光が終了後一定の期間を経てそれぞれBサブフレーム期間に移行する。すなわち、Bサブフレーム期間においては、図4(a)〜(d)に示すように、上述した緑色成分の表示データを書き込み、緑色光のバックライト21(発光部21G)による発光動作が終了した液晶表示パネルの区画領域R1から順に、各区画領域R1〜R4に属する走査線SL1〜SL55、SL56〜SL110、SL111〜SL165、SL166〜SL220を走査して順次選択状態とし、青色(B)成分の表示データを走査線SL1〜SL220に接続された各表示画素に書き込む。
【0043】
次いで、青色(B)成分の表示データの書き込みが終了した区画領域R1から順に、各区画領域R1〜R4に対応するバックライト21の各ユニットU1〜U4のうち、青色光を発光する有機EL素子を備えた発光部21Bのみを発光駆動して、青色光を液晶表示パネル11の区画領域R1〜R4に照射することにより、1画面分の青色成分のデータが表示される。
これにより、3番目(最後)のBサブフレーム期間に、1画面分の青色成分の表示データが連続的に書き込まれるとともに、該表示データが書き込まれた区画領域毎に順次青色発光が行われる。
すなわち、1フレーム期間に、以上の各サブフレームにおける各色表示データの書き込み、表示動作が時系列的に行われることになり、各色表示が混色(時間積分)されて所望のカラー表示が実現される。
【0044】
上述したように、本実施形態においては、バックライトの発光部をストライプ状に形成し、走査線に沿って並列に配置し、これらの発光部を複数のユニットに分割(本実施形態では、4分割)して、各ユニット毎に時間差を与えながら所定の発光色で発光させることにより、バックライト(発光部)による各発色光の発光可能時間(Tea)を実質的に増大させることができる。
【0045】
具体的には、各走査線SL1〜SL220において、所定の書き込みから次の書き込みまでの期間を6.6msとし、走査線SL1〜SL220による液晶表示パネル11の各スイッチング素子TFTの選択時間を20μsとし、バックライトを4つのユニットに分割し、各ユニットに液晶表示パネルの走査線を55本ずつ対応させるように配置した場合、55本の走査線に接続された表示画素に表示データ書き込んだ時点で、当該区画領域に対応するユニットに属する所定の発光色の発光部を順次点灯させることにより、書き込み動作の開始から約1.1msが経過した後、表示画素の液晶の応答時間(Tra)を経てバックライト(ユニット)の発光動作を行うことができるので、次のサブフレーム期間の書き込み(約6.6ms)中に単色光の発光が可能な時間(Tea)を、最大で約5msと長く設定することができる。
【0046】
これに対して、従来技術に示した動作制御方法(図11参照)においては、各走査線SL1〜SL220が所定の書き込みから次の書き込みまでにかかる期間を6.6msとし各スイッチング素子TFTの選択時間を20μsとした場合、1画面分(走査線220本)の走査により、表示データ保持期間だけで約4.4msが必要となるため、表示画素の液晶の応答時間(Tra)を考慮しても、バックライトの発光可能時間(Tep)が僅か2ms以下と極めて短く設定せざるを得なかった。
【0047】
したがって、液晶表示パネルを便宜的に4つの領域に区画し、バックライトを各区画領域に対応させて個別のタイミングで発光制御することにより、発光可能時間を従来技術に比較して、約2.5倍に増大させることができる。これにより、バックライトの発光輝度を低減することができるので、低輝度でより高いエネルギー効率を示すという有機EL素子の特性を有効に利用して、結果的に消費電力の低減及び長寿命化を実現することができる。また、書き込み動作の直後に、単色光を発光することができるので、色純度を向上させることもできる。
なお、本実施形態においては、液晶表示パネルを構成する液晶材料を特に限定するものではないが、強誘電性、あるいは、反強誘電性液晶等においては、書き込み時間として数十μs程度の高速応答特性を示すものもあるので、上述したような書き込み動作直後にバックライトを発光させる動作制御方法を良好に実現することができる。
【0048】
次に、本実施形態に係るバックライトの動作制御方法の他の例について、図面を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係るバックライトを適用した液晶表示装置の駆動制御方法の他の例を示すタイミングチャートである。ここで、上述したタイミングチャート(図4)と同等の動作制御については、説明を簡略化または省略する。
本実施形態に係る動作制御方法は、各区画領域に対応するバックライトの発光可能時間(Teb)を、従来技術に示した場合と同等の短時間(例えば、約2ms)に設定することにより各表示画素への表示データの書き込み時間を長くしたものである。
【0049】
具体的には、図5(a)〜(d)に示すように、各区画領域R1〜R4に属する走査線SL1〜SL55、SL56〜SL110、SL111〜SL165、SL166〜SL220を走査して順次選択状態とし、各区画領域R1〜R4の各表示画素にRGBの所定の色成分の表示データを書き込んだ後、当該区画領域に対応するバックライトのユニットから所定の発色光を発光するまでのタイミング(書き込み時間Trb)を、例えば、約2ms以上となるように長く設定する。
【0050】
このような動作制御方法によれば、比較的応答時間が長いTN液晶やホモジニアス配向の液晶等からなる液晶105が封入された液晶セルを用いた液晶表示パネルであっても、サブフレームの時間(約6.6ms)より短い時間、例えば、2〜4ms程度で応答する液晶材料を適用することにより、フィールドシーケンシャル駆動方式の液晶表示装置を良好に実現することができる。これにより、前後のサブフレームにおける他の単色光が混入する等の影響を回避して混色等による表示画質の劣化を抑制することができる。
また、表示画素への表示データの書き込み時間を長く設定することができるので、従来応答速度が遅く、フィールドシーケンシャル駆動方式への適用が困難であった液晶材料の利用を促進して、設計自由度の向上を図ることができ、より安価な液晶材料を用いて、低消費電力で表示品質が良好な液晶表示装置を実現することもできる。
【0051】
<第2の実施形態>
次に、本発明に係るバックライトの第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
図6は、本発明に係るバックライトの第2の実施形態の構成例を示す概略構成図である。なお、上述した実施形態と同等の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。また、図3においては、各発光部21R、21G、21Bを区別するために便宜的にハッチングを施した。
【0052】
本実施形態に係るバックライト21は、図6に示すように、図2に示した液晶表示パネルの走査線SLの延伸方向に直交して、すなわち、液晶表示パネルにおける走査線SLの走査順の進む方向(列方向;図6の上下方向)に沿って、ストライプ状に形成されたRGB各色の発光部21R、21G、21Bが、行方向(図6の左右方向)にRGBRGB…のように順次繰り返して並列に配置されている。
また、発光部21R、21G、21Bは、図1(b)に示した構成と同様に、透明基板(EL基板)22の一面側に、ストライプ状に並列に形成されたアノード電極23と、該アノード電極23毎に個別に形成されたRGBの各単色光を発光する発光材料を含む有機EL層24と、アノード電極23に対向し、有機EL層24を介して共通に形成されたカソード電極層25と、を備えている。
【0053】
そして、本実施形態においては、図6に示すように、カソード電極層25を走査方向に4つに分離した構成(カソード電極層25a〜25d)を有している。すなわち、バックライト21を構成する発光部21R、21G、21Bは、上述した液晶表示パネルに設定された各区画領域R1〜R4に対応して、カソード電極層25a〜25dを分離することにより、4つのユニットU1〜U4に分割され、液晶表示パネルの各区画領域R1〜R4への各色表示データの書き込み動作タイミングに基づいて、カソード電極層25a〜25dに印加する電圧を個別に制御することにより、対応するユニット毎に所定の単色光を発光するように個別に発光制御される。なお、画像表示部及びバックライト制御部の構成は、上述した実施形態と同等であるので具体的な説明を省略する。
【0054】
このような構成を有するバックライトにおいては、液晶に応じて上述した動作制御方法(図4、図5)と同様に、最初のサブフレーム期間に、液晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4に属する走査線SL1〜SL55、SL56〜SL110、SL111〜SL165、SL166〜SL220を走査して順次選択状態とし、赤色(R)成分の表示データを各表示画素に順次書き込み、赤色(R)成分の表示データの書き込みが終了した区画領域R1から順に、各区画領域R1〜R4に対応するバックライト21の各ユニットU1〜U4のうち、赤色光を発光する有機EL素子を備えた発光部21Rのアノード電極23及びカソード電極25a〜25d間に所定の直流電圧を印加して発光駆動し、赤色光を液晶表示パネル11の区画領域R1〜R4に順次照射することにより、1画面分の赤色成分のデータを表示する。
【0055】
ここで、発光部21Rの発光駆動方法は、有機EL素子のアノード電極23側に所定の正電圧を常時印加し、液晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4への表示データの書き込み状態に応じて、対応するユニットU1〜U4のカソード電極25a〜25dに個別に所定の負電圧を印加することにより、所望の区画領域R1〜R4のみを赤色光により照射することができる。
以下、1フレーム期間に設定された2番目及び3番目のサブフレーム期間に、緑色及び青色成分の表示データを、液晶表示パネル11の区画領域R1〜R4に順次書き込み、各ユニットU1〜U4の発光部21G、21Bから各々緑色光及び青色光を順次照射することにより、1画面分の緑色及び青色成分のデータが時系列的に表示される。これにより、各色表示が混色(時間積分)されて所望のカラー表示が実現される。
【0056】
したがって、上述した実施形態と同様に、液晶表示パネルの所定の区画領域への表示データの書き込みに対して、当該区画領域毎に対応するバックライトのユニットが所定の発色光で発光駆動されるので、各区画領域における表示データの書き込みから発光までの時間を短縮して、バックライトの発光可能時間、あるいは、表示データの書き込み時間を延長することができ、消費電力の低減やエネルギー効率の向上、あるいは、書き込み応答速度が比較的遅い表示パネルの利用促進を図ることができる。
【0057】
<第3の実施形態>
次に、本発明に係るバックライトの第3の実施形態について、図面を参照して説明する。
図7は、本発明に係るバックライトの第3の実施形態の構成例を示す概略平面図であり、図8は、本実施形態に係るバックライトの概略断面図である。なお、上述した実施形態と同等の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0058】
本実施形態に係るバックライト21は、図7に示すように、図2に示した液晶表示パネル11の走査線の延伸方向に沿って、すなわち、液晶表示パネルにおける走査線SLの走査順の進む方向(列方向;図7の上下方向)に直交して、ストライプ状に形成されたRGB各色の発光部21R、21G、21Bが、列方向にRGBRGB…のように順次繰り返して並列に配置されている。
また、各発光部21R、21G、21Bは、図8に示すように、図1(b)に示した構成と同様に、透明基板22の一面側に、ストライプ状に並列に形成されたアノード電極23と、該アノード電極23毎に個別に形成されたRGBの各単色光を発光する発光材料を含む有機EL層24と、アノード電極23に対向し、有機EL層24を介して共通に形成されたカソード電極層25と、を備えている。
【0059】
そして、本実施形態においては、図7、図8に示すように、発光部21R、21G、21Bが形成される透明基板22及びカソード電極層25を走査方向に4つに分離した構成(透明基板22a〜22d、カソード電極層25a〜25d)を有している。すなわち、バックライト21を構成する発光部21R、21G、21Bは、図2に示したように、液晶表示パネルに設定された各区画領域R1〜R4に対応して、透明基板22a〜22dを物理的に分離するとともに、カソード電極層25a〜25dを分離することにより、4つのユニットU1〜U4に分割されている。
【0060】
ここで、透明基板22a〜22dの物理的な分離とは、後述するように、各ユニットU1〜U4において発光される発色光の光束が、隣接するユニット(透明基板)に侵入すること(洩れ出し、又は、はみ出し)がないように光学的に分離遮断した構成をいう。したがって、各透明基板22a〜22dの境界部は、例えば、僅かな空気層を介して離間した構成、あるいは、遮光膜又は金属反射膜等を介して隣接した構成等を有している。
【0061】
このような構成を有するバックライトにおいては、上述した動作制御方法(図4、図5)と同様に、液晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4に属する走査線SL1〜SL55、SL56〜SL110、SL111〜SL165、SL166〜SL220を走査して順次選択状態とし、各区画領域R1〜R4の表示画素に所定の色表示データを書き込む動作の終了タイミングに基づいて、カソード電極層25a〜25dに印加する電圧を個別に制御することにより、対応するユニット毎に所定の単色光を発光するように個別に発光制御される。
なお、本実施形態においては、カソード電極25a〜25dを、液晶表示パネルに設定された各区画領域R1〜R4に対応して、透明基板22a〜22dと同様に分離した構成を有しているが、バックライト21を構成する全ての発光部21R、21G、21B(アノード電極23)に対して、共通な単一の電極層により構成されているものであってもよい。
【0062】
次に、本実施形態に係るバックライトの作用について、図面を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係るバックライトの作用を説明するための概念図である。ここでは、本実施形態に係る構成の有効性を明確にするために、透明基板が分離されていない構成と比較検証する。
【0063】
まず、図2に示したような液晶表示パネル11に設定された各区画領域R1〜R4に対して、図9(a)に示すように、共通の単一の透明基板22Xが設けられたバックライト21Xにおいて、該透明基板22Xの一面側(図面下面側)に、完全拡散型の放射特性を有する有機EL素子からなる発光部21Cが形成された構成を有している場合には、各発色光が、透明基板22Xの一面側を基点にして略全周方向の拡がりを有して、透明基板22X内部に放射、伝搬される。したがって、透明基板22Xの他面側(図面上面側)に配置される液晶表示パネル11への光の照射に有効な角度範囲(透明基板22Xの法線に対して概ね43.6°以下)の発色光に着目した場合であっても、所定のユニットUXに隣接するユニットUYの透明基板22Xとの境界BLを越えて光束のはみ出しが生じるため、液晶表示パネル11に表示された画像情報の表示色ににじみ等が生じる可能性があった。
【0064】
これに対して、図9(b)に示すように、液晶表示パネル11に設定された各区画領域R1〜R4に対応して、物理的に分離された透明基板22a〜22dが設けられた本実施形態に係るバックライト21においては、各ユニットU1〜U4間が光学的に分離された構成を有しているので、所定のユニットU2に隣接するユニットU1、U3との境界BLを越えて光束のはみ出しが生じることがなく、表示色のにじみ等を抑制して表示品質の向上を図ることができる。
【0065】
ここで、図9(b)においては、透明基板U1〜U4相互を、僅かな空気層を介して離間させた構成を示したが、上述したように、隣接するユニット間で光束のはみ出しを抑制又は防止することができるものであればよく、例えば、各透明基板相互を遮光性を有する薄膜や反射特性を有する金属膜等を介して接続した構成を適用することができる。特に、反射特性を有する金属膜を各透明基板間に形成した構成にあっては、図9(a)に示したように、隣接する透明基板側にはみ出していた光束を、自ユニット側に反射させて、液晶表示パネルの所定の区画領域に照射することができるので、一層の高輝度化又は低消費電力化を図ることができる。
【0066】
<第4の実施形態>
次に、本発明に係るバックライトの第4の実施形態について、図面を参照して説明する。
図10は、本発明に係るバックライトの第4の実施形態の構成例を示す概略構成図である。なお、上述した実施形態と同等の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
【0067】
本実施形態に係るバックライト21は、図10に示すように、図7、図8に示した構成と同様に、透明基板22の一面側に、液晶表示パネル11の走査線の延伸方向に沿って、ストライプ状に形成され、有機EL素子からなるRGB各色の発光部21R、21G、21Bが、列方向にRGBRGB…のように順次繰り返して並列に配置されている。また、該透明基板22の液晶表示パネル11側には、例えば、光学オイル等の光学部材(図示を省略)を介して、略単一の光学特性(特に、屈折率の連続性)が保持されるように、アクリル等の導光板31が密着して設けられている。
【0068】
そして、本実施形態においては、図10に示すように、発光部21R、21G、21Bが形成される透明基板22、及び、該透明基板22に密着して設けられたアクリル等の導光板31を、図2に示したように、液晶表示パネル11に設定された各区画領域R1〜R4に対応して、走査方向に物理的に分離(透明基板22a〜22d、導光板31a〜31d)することにより、4つのユニットU1〜U4に分割された構成を有している。
ここで、導光板31a〜31dの物理的な分離とは、上述した透明基板22a〜22dにおける場合と同様に、各ユニットU1〜U4において発光される発色光の光束が、隣接するユニット(導光板)に侵入すること(洩れ出し、又は、はみ出し)がないように光学的に分離遮断した構成をいう。したがって、各導光板31a〜31dの境界部は、例えば、僅かな空気層を介して離間した構成、あるいは、遮光膜又は金属反射膜等を介して隣接した構成等を有している。
【0069】
このような構成を有するバックライトによれば、図9(b)に示した作用と同様に、液晶表示パネル11に設定された各区画領域R1〜R4に対応して、透明基板22及び導光板31が物理的に分離され、各ユニットU1〜U4間で光学的に分離された構成を有しているので、隣接するユニットとの境界を越えて光束のはみ出しが生じることがなく、表示色のにじみ等を抑制して表示品質の向上を図ることができる。
【0070】
なお、上述した各実施形態においては、発光部を液晶表示パネルの行方向又は列方向に延伸するストライプ状に形成した構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。要するに、液晶表示パネルに設定された各区画領域に対応してユニット化され、該ユニット単位で発光駆動されるものであればよく、例えば、ユニット内にマトリクス状にRGBの発光層が配列されているものであってもよいし、任意の形状を有するように発光部が形成されているものであってもよい。また、上述した各実施形態においては、バックライトととして有機EL素子を適用したが、これに限らずLED等の発光素子を用いてもよい。
【0071】
【発明の効果】
本発明に係る発明は、表示パネルの所定の表示領域への表示データの書き込みに対して、当該表示領域に対応する発光素子部のユニットが発光駆動される。これにより、発光素子部が各ユニットを単位として、フィールドシーケンシャル駆動に対応した発光駆動が行われるので、各表示領域における表示データの書き込みから発光までの時間を短縮して、発光素子部の実質的な発光時間、あるいは、表示パネルの書き込み応答時間を延長することができ、消費電力の低減やエネルギー効率の向上、あるいは、書き込み応答速度が比較的遅い表示パネルの利用促進を図ることができる。
【0072】
また、フィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置を構成するバックライトとして、赤(R)、緑(G)、青(B)の各単色光を発光する個別の有機EL素子を適用することもできるので、これにより、有機EL素子が有する、発光動作の高速応答性、高色純度、高輝度、微細パターン化及び薄型化が可能という種々の特性を利用でき、また、発光時間の延長により瞬間輝度の低減化が可能になることにより、低消費電力化が可能になり、これに伴い有機EL素子への単位時間あたりの負荷が小さくなるので、有機EL素子の長寿命化が可能となり、表示画質や消費電力特性に優れたフィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置のバックライトを良好に実現することができる。
【0073】
また、本発明に係るバックライトは、RGBの各単色光を発光する有機EL素子が、例えば、表示パネルの特定の方向に延在するストライプ形状を有し、かつ、表示パネルの全面に対応するように規則的に2次元配列された平面構造を有しているので、表示パネルに均質な単色光を照射することができ、良好な表示画質を実現することができる。
【0074】
この場合、2次元配列された複数の有機EL素子の一方の電極(例えば、アノード電極)が個別に形成されたストライプ形状を有し、他方の電極(例えば、カソード電極)が全ての有機EL素子に対して共通する単一の電極層により、あるいは、表示パネルの走査方向に分割された複数のユニット毎に、共通する電極層により形成されていることにより、一方又は他方の電極に印加される電圧を制御するだけで、簡易に所望のユニットに属する、所望の単色光を発光する有機EL素子を、所望の輝度で発光駆動させることができる。
【0075】
さらに、本発明に係るバックライトは、有機EL素子等の発光素子部が形成された透明基板、又は、透明基板が付設された導光板が、発光素子部が発光駆動されるユニット毎に物理的に分割され、ユニット相互で光学的に遮光されることにより、隣接するユニット相互での光束のはみ出しを防止することができるので、表示データの書き込みが終了した表示領域のみを所定の発光色で表示することができ、表示色のにじみ等を抑制して表示品質の向上を図ることができる。
【0076】
そして、本発明に係るバックライトの動作制御方法は、表示パネルの所定の表示領域への表示データの書き込みに対して、当該表示領域に対応するユニットの発光素子部が、他のユニットの発光素子部とは独立して、所定のタイミングで発光駆動されることにより、発光素子部が各ユニットを単位として、フィールドシーケンシャル駆動に対応した発光駆動が行われるので、各表示領域における表示データの書き込みから発光までの時間を短縮して、発光素子部の実質的な発光時間、あるいは、表示パネルの書き込み応答時間を延長することができ、消費電力の低減やエネルギー効率の向上、あるいは、書き込み応答速度が比較的遅い表示パネルの利用促進を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックライトが適用される液晶表示装置を示す概略構成図である。
【図2】本実施形態に係る液晶表示パネルを示す概略構成図である。
【図3】本実施形態に係るバックライトの構成例を示す概略構成図である。
【図4】本実施形態に係るバックライトを適用した液晶表示装置の駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートである。
【図5】本実施形態に係るバックライトを適用した液晶表示装置の駆動制御方法の他の例を示すタイミングチャートである。
【図6】本発明に係るバックライトの第2の実施形態の構成例を示す概略構成図である。
【図7】本発明に係るバックライトの第3の実施形態の構成例を示す概略平面図である。
【図8】本実施形態に係るバックライトの概略断面図である。
【図9】本実施形態に係るバックライトの作用を説明するための概念図である。
【図10】本発明に係るバックライトの第4の実施形態の構成例を示す概略構成図である。
【図11】従来技術におけるフィールドシーケンシャル駆動方式の液晶表示装置の駆動制御方法を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 画像表示部
11 液晶表示パネル
12 走査ドライバ
13 信号ドライバ
20 光源部
21 バックライト
21R、21G、21B 発光部
22、22a〜22d 透明基板
23 アノード電極
25、25a〜25d カソード電極層
31、31a〜31d 導光板
R1〜R4 区画領域
SL1〜SL220 走査線
U1〜U4 ユニット

Claims (3)

  1. マトリクス状に配置された複数の画素を有する表示パネルに、発光素子部が互いに異なる複数の色から選択された所定の色の光を時系列的に照射して、前記表示パネルに表示された画像情報のカラー表示を行うフィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置のバックライトにおいて、
    前記発光素子部は、前記表示パネルの区画された複数の表示領域にそれぞれ適宜前記所定の色の光を発光する複数のユニットを有し、前記複数のユニットの各々は、行方向又は列方向に延在するストライプ状にそれぞれ形成された、赤色に発光する有機EL素子、緑色に発光する有機EL素子、並びに青色に発光する有機EL素子の組を複数有し、これら複数の有機EL素子の組が各ユニット内で繰り返して配列され、
    前記複数のユニットは、前記表示パネルの複数の走査線の走査順の進む方向に繰り返し配列され、
    前記表示パネルの前記複数の表示領域の画素への表示データの書き込みの互いに異なる終了タイミングに基づいて、当該表示領域に対応する前記ユニット毎に、前記ユニットの各組の同一色に発光する複数の有機EL素子を同時に、且つ前記ユニット同士で互いに異なるタイミングで発光することを特徴とするバックライト。
  2. 前記発光素子部の各有機EL素子は、前記表示パネルの行方向又は列方向に延在するストライプ状に形成され、前記ユニットは、前記表示パネルの列方向又は行方向に規則的に配列されていることを特徴とする請求項1記載のバックライト。
  3. マトリクス状に配置された複数の画素を有する表示パネルに発光素子部が互いに異なる複数の色から選択された所定の色の光を時系列的に照射して、前記表示パネルに表示された画像情報のカラー表示を行うフィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置に適用されるバックライトの動作制御方法において、
    前記発光素子部は、前記表示パネルの区画された複数の表示領域にそれぞれ所定の色の光を発光する複数のユニットを有し、前記複数のユニットの各々は、行方向又は列方向に延在するストライプ状にそれぞれ形成された、赤色に発光する有機EL素子、緑色に発光する有機EL素子、並びに青色に発光する有機EL素子の組を複数有し、これら複数の有機EL素子の組が各ユニット内で繰り返して配列され、
    前記複数のユニットは、前記表示パネルの複数の走査線の走査順の進む方向に繰り返し配列され、
    前記表示パネルの前記複数の表示領域の画素への表示データの書き込みの終了タイミングは互いに異なり、前記終了タイミングに基づいて当該表示領域に対応する前記発光素子部の前記ユニット毎に、前記ユニットの各組の同一色に発光する複数の有機EL素子を同時に、且つ前記ユニット同士で互いに異なるタイミングで発光することを特徴とするバックライトの動作制御方法。
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