JP2002082654A - バックライト及びその動作制御方法 - Google Patents

バックライト及びその動作制御方法

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JP2002082654A JP2000274373A JP2000274373A JP2002082654A JP 2002082654 A JP2002082654 A JP 2002082654A JP 2000274373 A JP2000274373 A JP 2000274373A JP 2000274373 A JP2000274373 A JP 2000274373A JP 2002082654 A JP2002082654 A JP 2002082654A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィールドシーケンシャル方式の駆動制御方
法を用いる液晶表示装置に良好に適用することができ、
かつ、表示画素の高精細化および低消費電力化を図りつ
つ、長寿命化及び色純度の高いバックライト及びその動
作制御方法を提供する。 【解決手段】 バックライト21は、赤、緑、青の各単
色光を発光する有機EL素子からなる発光部21R、2
1G、21Bが、液晶表示パネルの行方向にストライプ
状に形成され、かつ、列方向に並列に繰り返し配列され
た構成を有するとともに、液晶表示パネル11に設定さ
れた各区画領域R1〜R4に対応して、4つのユニット
U1〜U4に分割され、各区画領域R1〜R4への各色
表示データの書き込み動作タイミングに基づいて、各発
光部21R、21G、21Bの有機EL素子に印加する
電圧を個別に制御することにより、対応するユニット毎
に所定の単色光を発光するように発光制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックライト及び
その動作制御方法に関し、特に、シーケンシャルカラー
液晶表示装置に適用可能なバックライト及びその動作制
御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータや携帯電話、情報通
信端末等の情報通信機器の普及が著しい。このような情
報通信機器においては、入出力インターフェースとして
表示デバイスが大きな役割を果たしている。そして、表
示デバイスとしては、近年、ブラウン管(CRT)の代
替えとして、カラー表示が可能な液晶表示装置(カラー
LCD)が急速に普及している。
【0003】このようなカラーLCDにおいては、暗環
境においても画面に表示された情報が明確に視認される
ように、画像情報が表示される液晶表示パネルの背面側
にバックライトを配置した構成を有するものがある。具
体的には、カラーLCDは、赤(R)緑(G)青(B)
の各色に対応した液晶画素を有する液晶表示パネルと、
該液晶表示パネルの前面に設けられ、上記液晶画素に対
応する位置にRGBの各色を有するカラーフィルタと、
液晶表示パネルの背面側に設けられ、光源(蛍光管や発
光ダイオード)と平面導光板等を用いて白色光を生成
し、液晶表示パネルに照射するバックライトと、を備え
て構成されている(カラーフィルタ方式)。そして、画
像情報を構成するRGBの各色表示データに応じて各液
晶画素への書き込み電圧を調整することにより各色の輝
度を制御して、そのRGB3色の重ね合わせによって所
定の表示色を生成している。
【0004】このようなカラーLCDにおいては、表示
情報の色再現性(又は、発色性)や高輝度化の点では優
れているが、RGBの各色に対応した3つの液晶画素に
より1つの表示画素が構成されているため、高精細化
(高解像度化)が困難であるという問題を有していた。
また、バックライトに蛍光管を利用しているため、蛍光
管を安定して点灯するためのインバータ回路等、様々な
周辺回路が必要となり、装置構成が大型化するという問
題も有していた。
【0005】これに対して、モノクロ(白黒及び中間階
調)の液晶表示パネルと、液晶表示パネルの背面に、R
GBの3色に高速切り替え点灯が可能なバックライトと
を備え、通常の1フレーム期間を3つのサブフレーム期
間に分割してRGB各色の表示を時系列的に切り替え、
液晶表示パネルに表示された各色表示データに対応させ
て、RGB各色のバックライトが順次全画素を発光させ
ることにより、人間の視覚の残像効果を利用して、見か
け上3色が重ね合わさって所定の表示色に見える、とい
うフィールドシーケンシャル(または、タイムシーケン
シャル)駆動方式の液晶表示装置が知られている。
【0006】このようなフィールドシーケンシャル駆動
方式のカラーLCDによれば、上述したカラーフィルタ
方式のように、RGB3色のフィルタや1表示画素あた
り3つの液晶画素を備える必要がなく、1つの液晶画素
によりRGBの3色を表示することができるので、液晶
表示パネルの高精細化(高解像度化)、ドライバIC等
の周辺回路の簡略化を図ることができ、液晶表示パネル
を小型化することができる。また、カラーフィルタによ
る照射光のエネルギー損失を低減することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たフィールドシーケンシャル駆動方式のカラーLCDに
おいては、次に示すような問題を有していた。 (1)すなわち、上述したような液晶表示装置の駆動方
法においては、バックライトが赤、緑、青のいずれかの
光で常に全画素を発光し、かつ、各色の表示データは所
定行の画素毎に順次書き込んでいるため、例えば、赤の
表示データに係る画面を表示させる場合、全画素が赤の
表示データの書き込み終了する前にバックライトが赤色
発光してしまうことになり、書き込みがまだ完了してい
ない画素は、その前のサブフレームに係る青や緑の発色
光のための表示データに応じた液晶分子配列にあるの
で、正確な色表示ができないといった問題があった。
【0008】(2)一方、このような問題を解決する手
法として、全画素が所定の色で表示するための書き込み
を完了後に、初めてバックライトが所定の色に発光する
手法がある。この場合、1画面を表示するための1フレ
ーム期間をサブフレームに分割し、各サブフレーム期間
では、当該1画面を構成する全画素(例えば、走査線2
20本、データ線360本の液晶表示パネルの場合では
79200画素)の液晶に対して、時系列的にRGBの
いずれかの色表示データを書き込み完了後、当該表示デ
ータに対応したRGBのいずれかの単色光を順次発光さ
せる動作を行う必要がある。
【0009】ここで、表示された画像のちらつきを抑制
するためには、一般に、1画面(1フレーム期間)あた
り1/50s以下で表示する必要があるので、1フレー
ムの動作周波数(フレーム周波数)は、50Hz以上が
必要となる。そして、1フレーム期間中に、RGBの各
色表示データ(3画面分)を時系列的に表示するための
サブフレームの動作周波数は、フレーム周波数の3倍の
150Hz以上が必要となるので、1サブフレーム期間
の実効時間は、約6.6msとなり、この期間に所定の
色表示データ(1画面分=79200画素)を書き込む
動作と、対応する単色光のバックライトを点灯させる動
作を行わなければならず、液晶表示パネルの高解像度化
に伴って一層の高速動作が要求されるようになってい
る。
【0010】そこで、このような高速動作に対応するた
めの構成として、例えば、強誘電性液晶や反強誘電性液
晶等の高速動作が可能な液晶を用いて、液晶にRGBの
各色表示データを書き込む最中及び書き込みデータの消
去中も、当該表示データに対応した単色光のバックライ
トを常時点灯させる動作を、RGBの順に繰り返し実行
して、総合的な光量を増大させることにより所定の表示
色を発色させるという手法が知られている。
【0011】そして、上述した走査線220本、データ
線360本の液晶表示パネルの場合においては、図11
に示すように、1フレーム期間に設定された最初のサブ
フレーム期間に、液晶表示パネルの走査線SL1〜SL
220の各々に所定の走査方向に順次ゲート電圧を印加
して選択状態とし、赤(R)の表示データに応じた信号
電圧をデータ線を介して印加することにより各表示画素
の液晶を駆動して書き込みを行う。そして、1画面の最
後の走査線SL220の表示画素に赤の表示データが書
き込まれ、書き込み電圧が印加されてから当該表示画素
の液晶が立ち上がるまでの応答時間(Trp)が経過した
後に、全表示画素の表示データ保持期間中であるバック
ライトの発光可能時間(Tep)に赤色バックライトBL
Rから液晶表示パネルに赤色光が照射されて、画像情報
の赤色成分のデータが表示される。
【0012】以下同様に、緑(G)の表示データを走査
線SL1〜SL220の順に1画面分書き込んだ後、緑
色バックライトBLGから緑色光を照射して、画像情報
の緑色成分のデータを表示し、さらにその後、青(B)
の表示データを走査線SL1〜SL220の順に1画面
分書き込んだ後、青色バックライトBLBから青色光を
照射して、画像情報の青色成分のデータを表示する。す
なわち、RGB各色成分のデータの書き込み及び表示が
完全に時系列的に行われるので、前後のサブフレームに
係る他の単色光が混入することがなく、色純度が良好な
画像表示を実現することができる。
【0013】しかしながら、このような駆動制御方法に
おいては、約6.6msという短い時間に表示データの
書き込み及びバックライトの点灯を行わなければならな
いため、液晶表示パネルの高解像度化に伴う走査線数の
増加に対して、各バックライトの点灯時間を短縮する
か、あるいは、表示データの書き込み時間を短縮する
か、若しくは、双方の時間を短縮するように設定しなけ
ればならず、全体として暗い表示になったり、不鮮明な
表示になってしまい、また、発光輝度を上げて明るい表
示にしようとすると、バックライトに負荷がかかり、発
光寿命が短くなるといった問題を有していた。
【0014】そこで、本発明は、上述した問題点に鑑
み、フィールドシーケンシャル方式の駆動制御方法を用
いる液晶表示装置に良好に適用することができ、かつ、
表示画素の高精細化および低消費電力化を図りつつ、長
寿命化及び色純度の高いバックライト及びその動作制御
方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るバックライ
トは、マトリクス状に配置された複数の画素を有する表
示パネルに、互いに異なる複数の色から選択された所定
の色の光を時系列的に照射して、前記表示パネルに表示
された画像情報のカラー表示を行うフィールドシーケン
シャル駆動方式の表示装置のバックライトであって、前
記発光素子部は、前記表示パネルの区画された複数の表
示領域にそれぞれ適宜前記所定の色の光を発光する複数
のユニットを有し、前記表示パネルの前記複数の表示領
域の画素への表示データの書き込みの互いに異なる終了
タイミングに基づいて、当該表示領域に対応する前記ユ
ニットを発光することを特徴とする。
【0016】すなわち、表示パネルの所定の表示領域へ
の表示データの書き込みに対して、当該表示領域に対応
する発光素子部のユニットが発光駆動される。これによ
り、発光素子部が各ユニットを単位として、フィールド
シーケンシャル駆動に対応した発光駆動が行われるの
で、各表示領域における表示データの書き込みから発光
までの時間を短縮して、発光素子部の実質的な発光時
間、あるいは、表示パネルの書き込み応答時間を延長す
ることができ、消費電力の低減やエネルギー効率の向
上、あるいは、書き込み応答速度が比較的遅い表示パネ
ルの利用促進を図ることができる。
【0017】また、フィールドシーケンシャル駆動方式
の表示装置を構成するバックライトとして、赤(R)、
緑(G)、青(B)の各単色光を発光する個別の有機E
L素子を適用することもできるので、これにより、有機
EL素子が有する、発光動作の高速応答性、高色純度、
高輝度、微細パターン化及び薄型化が可能という種々の
特性を利用することができ、また、発光時間の延長によ
り瞬間輝度の低減が可能になることにより、低消費電力
化が可能になり、これに伴い有機EL素子への単位時間
あたりの負荷が小さくなるので、有機EL素子の長寿命
化が可能となり、表示画質や消費電力特性に優れたフィ
ールドシーケンシャル駆動方式の表示装置のバックライ
トを良好に実現することができる。
【0018】また、本発明に係るバックライトは、上記
バックライトの構成において、各単色光を個別に発光す
る発光素子部は、所定の順序で規則的に2次元配列され
ていることが好ましく、さらに、発光素子部は、表示パ
ネルの行方向又は列方向に延在するストライプ状に形成
され、表示パネルの列方向又は行方向に規則的に配列さ
れていることが好ましい。すなわち、発光素子部が、例
えば、表示パネルの特定の方向に延在するストライプ形
状を有し、かつ、表示パネルの全面に対応するように規
則的に2次元配列された平面構造を有している。これに
より、表示パネルに均質な単色光を照射することがで
き、良好な表示画質を実現することができる。
【0019】発光素子部を有機EL素子とする場合、エ
レクトロルミネッセンス材料からなる発光層を挟んで一
方の電極(アノードITOが望ましい)がストライプ状
に設けられ、他方の電極(カソードが望ましい)が各発
光素子に共通に設けられているものであってもよい。す
なわち、2次元配列された複数の有機EL素子の一方の
電極(例えば、アノード電極)が個別に形成されたスト
ライプ形状を有し、他方の電極(例えば、カソード電
極)が全ての有機EL素子に対して共通する単一の電極
層により形成されている。これにより、一方の電極に印
加される電圧を制御するだけで、簡易に所望のユニット
に属する、所望の単色光を発光する有機EL素子を、所
望の輝度で発光駆動させることができる。
【0020】また、発光素子部は、エレクトロルミネッ
センス材料からなる発光層を挟んで一方の電極がストラ
イプ状に設けられ、他方の電極が各ユニット毎に共通に
設けられているものであってもよい。すなわち、2次元
配列された複数の有機EL素子の一方の電極(例えば、
アノード電極)が個別に形成されたストライプ形状を有
し、他方の電極(例えば、カソード電極)が表示パネル
の走査方向に分割された複数のユニット毎に、共通する
電極層により形成されている。これにより、他方の電極
に印加される電圧を制御するだけで、簡易に所望のユニ
ットに属する、所望の単色光を発光する有機EL素子
を、所望の輝度で発光駆動させることができる。
【0021】また、本発明に係るバックライトは、上記
バックライトの構成において、発光素子部は、絶縁性の
透明基板の一面側に規則的に2次元配列されているとと
もに、該透明基板は、前記ユニットに対応して光学的に
分割されていることが好ましく、この場合、透明基板
は、他面側に導光板が設けられているとともに、該導光
板は、ユニットに対応して光学的に分割されていること
が好ましい。すなわち、有機EL素子等の発光素子部が
形成された透明基板、又は、透明基板が付設された導光
板が、発光素子部が発光駆動されるユニット毎に物理的
に分割され、ユニット相互で光学的に遮光される。これ
により、隣接するユニット相互での光束のはみ出しを防
止することができるので、表示データの書き込みが終了
した表示領域のみを所定の発光色で表示することがで
き、表示色のにじみ等を抑制して表示品質の向上を図る
ことができる。
【0022】そして、本発明に係るバックライトの動作
制御方法は、マトリクス状に配置された複数の画素を有
する表示パネルに発光素子部が互いに異なる複数の色か
ら選択された所定の色の光を時系列的に照射して、前記
表示パネルに表示された画像情報のカラー表示を行うフ
ィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置に適用され
るバックライトの動作制御方法であって、前記発光素子
部は、前記表示パネルの区画された複数の表示領域にそ
れぞれ所定の色の光を発光する複数のユニットを有し、
前記表示パネルの前記複数の表示領域の画素への表示デ
ータの書き込みの終了タイミングは互いに異なり、前記
終了タイミングに基づいて当該表示領域に対応する前記
発光素子部のユニットが発光することを特徴とする。
【0023】すなわち、表示パネルの所定の表示領域へ
の表示データの書き込みに対して、当該表示領域に対応
する発光素子部の一のユニットが、他のユニットとは独
立して、所定のタイミングで発光駆動される。これによ
り、発光素子部が各ユニットを単位として、フィールド
シーケンシャル駆動に対応した発光駆動が行われるの
で、各表示領域における表示データの書き込みから発光
までの時間を短縮して、発光素子部の実質的な発光時
間、あるいは、表示パネルの書き込み応答時間を延長す
ることができ、消費電力の低減やエネルギー効率の向
上、あるいは、書き込み応答速度が比較的遅い表示パネ
ルの利用促進を図ることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバックライト
について、実施の形態を示して詳しく説明する。 <第1の実施形態>図1は、本発明に係るバックライト
が適用される液晶表示装置を示す概略構成図であり、図
2は、本実施形態に係る液晶表示パネルを示す概略構成
図であり、図3は、本実施形態に係るバックライトの構
成例を示す概略構成図である。図1(a)に示すよう
に、本実施形態に係る液晶表示装置は、概略、液晶表示
パネル11、走査ドライバ12、信号ドライバ13から
なる画像表示部10と、液晶表示パネル11の背面(図
面下方)側に配置されたバックライト21、バックライ
ト制御部26からなる光源部20と、を有して構成され
ている。
【0025】液晶表示パネル11は、図1(b)、図2
に示すように、大別して、マトリクス状に配置され、2
枚の透明絶縁基板101、102の対向面に形成された
画素電極103及びコモン電圧Vcomが供給される共通
電極(コモン電極)104、画素電極103と共通電極
104の間に充填された強誘電性液晶または反強誘電性
液晶等の高速応答性の液晶105からなる液晶容量Cl
c、画素電極103に接続されたスイッチング素子(こ
こでは、薄膜トランジスタ)TFT、共通電極104と
補助容量電極との間の液晶で構成され、液晶容量Clcに
並列に形成された蓄積容量Csとを有して構成された複
数の表示画素111と、液晶表示パネル11の行方向に
延伸し、複数のスイッチング素子TFTのゲートに接続
された走査線(ゲートライン)SLと、基板の列方向に
延伸し、複数のスイッチング素子TFTのドレインに接
続されたデータ線(ドレインライン)DLと、を有して
構成されている。なお、走査ドライバ12、信号ドライ
バ13は、液晶表示パネル11の基板101、102の
一方の上に接続されていてもよい。
【0026】ここでは、従来技術に示した液晶表示パネ
ルと同様に、走査線220本、データ線360本からな
る79200画素を有しているものとし、液晶表示パネ
ル11の表示領域を走査線SLの走査方向(列方向)
に、便宜的に4つの領域に区画された構成を有してい
る。具体的には、走査線SL1〜SL55を区画領域R
1、走査線SL56〜SL110番目を区画領域R2、
走査線SL111〜SL165を区画領域R3、走査線
SL166〜SL220を区画領域R4と規定する。な
お、本実施形態に示した走査線数、データ線数、画素数
及び領域区画数は、一例であって、任意の数量及び個数
を有するものであってもよい。
【0027】走査ドライバ12は、液晶表示パネル11
の行方向に設けられた複数の走査線の一端側に接続さ
れ、図示を省略したLCDコントローラから供給される
垂直制御信号に基づいて、走査信号を走査線に順次供給
して、当該走査線に接続された表示画素を選択状態にす
る。信号ドライバ13は、液晶表示パネル11の列方向
に設けられた複数のデータ線の一端側に接続され、図示
を省略したLCDコントローラから供給される水平制御
信号に基づいて、上記走査ドライバによる走査タイミン
グに同期して、表示データ(RGB表示信号)に含まれ
る階調データに基づいて、対応する所定の電圧をデータ
線を介して各表示画素に印加して、選択された表示画素
の液晶を駆動させて階調表示させる。
【0028】バックライト21は、図1(b)、図3に
示すように、液晶表示パネル11の背面側に配置され、
絶縁性の透明基板(EL基板)22の一面側に、液晶表
示パネル11の走査線SLの延伸方向に沿って、すなわ
ち、液晶表示パネル11における走査線SLの走査順の
進む方向(列方向;図3の上下方向)に直交して、スト
ライプ状に形成された赤(R)、緑(G)、青(B)の
各発色光を発光する発光部21R、21G、21Bが、
列方向(図3の上下方向)にRGBRGB…のように順
次繰り返して並列に配置されている。なお、図3におい
ては、各発光部21R、21G、21Bを区別するため
に便宜的にハッチングを施した。
【0029】発光部21R、21G、21Bは、図1
(b)に示すように、透明電極(ITO等)からなるア
ノード電極23及びRGBの各単色光を発光する発光材
料を含む有機エレクトロルミネッセンス層(以下、「有
機EL層」と略記する)24をストライプ状に形成した
後、アノード電極23及び有機EL層24を覆うよう
に、カソード電極層25を全面に積層形成した、いわゆ
る、有機EL素子構造を有している。すなわち、カソー
ド電極25は、並列に配置された複数条のアノード電極
23に対向して、各々個別の有機EL層24を介して、
共通の単一の電極層により形成されている。
【0030】なお、図示を省略したが、有機EL層24
は、例えば、高分子系のホール輸送材料からなるホール
輸送層と、高分子系の電子輸送性発光材料からなる電子
輸送性発光層を積層して構成されている。そして、発光
部21R、21G、21Bにおける発光色は、例えば、
誘導体や共重合体等の電子輸送性発光材料を適宜選択す
ることにより制御される。ここでは、バックライト21
を構成する発光部21R、21G、21Bは、上述した
液晶表示パネル11に設定された各区画領域R1〜R4
に対応して、4つのユニットU1〜U4に区画され、液
晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4への各色表示
データの書き込み動作タイミングに基づいて、アノード
電極23に印加する電圧を個別に制御することにより、
対応するユニット毎に所定の単色光を発光するように個
別に発光制御される。バックライトの具体的な動作制御
処理については後述する。
【0031】バックライト制御部26は、図示を省略し
たLCDコントローラから出力されるバックライト制御
信号に基づいて、バックライト21を構成する有機EL
素子からなる発光部21R、21G、21Bに対して、
駆動用直流電圧を供給して、バックライト21のユニッ
トU1〜U4毎に選択された所定の輝度を有する単色光
を所定のタイミングで発光駆動する。ここで、LCDコ
ントローラから出力されるバックライト制御信号は、上
述した画像表示部10に設けられた走査ドライバ12及
び信号ドライバ13による表示データの書き込み動作に
同期する信号として生成されて供給される。
【0032】このような構成を有するバックライト21
において、バックライト制御部26に設けられ直流電圧
源からアノード電極23に正電圧、カソード電極25に
負電圧を印加することにより、ホール輸送層に注入され
たホールと電子輸送性発光層に注入された電子が有機E
L層24内で再結合する際のエネルギーに基づいて光が
放射される。そして、この光は、透明なアノード電極2
3を透過して透明基板22の他面側(図1(b)上方)
に配置された液晶表示パネル11に放射される。このと
き、光の発光強度は、アノード電極23とカソード電極
25間に流れる電流量に応じて制御される。
【0033】このような構成を有する液晶表示装置によ
れば、低消費電力、高エネルギー効率、高色純度、高輝
度でRGBの各発色光を直接発光することができる有機
EL素子をバックライトに適用することができるので、
表示画質や消費電力特性に優れたフィールドシーケンシ
ャル駆動方式の液晶表示装置を良好に実現することがで
きる。
【0034】次に、本実施形態に係るバックライトの動
作制御方法について、図面を参照して説明する。図4
は、本実施形態に係るバックライトを適用した液晶表示
装置の駆動制御方法の一例を示すタイミングチャートで
ある。ここでは、上述した構成と同様に、液晶表示パネ
ルが走査線220本、データ線360本を有し、走査方
向に4つの領域R1〜R4に区画されているとともに、
当該区画領域R1〜R4に対応してバックライトが4つ
のユニットU1〜U4に分割された構成を有しているも
のとする。なお、必要に応じて、上述した図1〜図3に
示した液晶表示装置の構成を適宜参照する。
【0035】本実施形態に係るバックライトの動作制御
方法は、まず、図4(a)に示すように、1フレーム期
間に設定された最初のサブフレーム期間に、液晶表示パ
ネル11の区画領域R1に属する走査線SL1〜SL5
5の各々に所定の走査方向に順次ゲート電圧を印加して
選択状態とし、赤(R)の表示データに応じた信号電圧
をデータ線を介して印加することにより走査線SL1〜
SL55に接続された各表示画素の液晶を駆動して、赤
色成分の表示データを書き込む。液晶105は、表示デ
ータ保持期間だけ書き込まれた表示データに応じて、そ
の分子を所定の方向に配列する。所定の色の表示データ
の書き込み時から次の表示データの書き込み時までの期
間は、6.6ms程度に設定されている。
【0036】そして、区画領域R1の最後の走査線SL
55に接続された表示画素に赤の表示データが書き込ま
れ、書き込み電圧が印加されてから当該表示画素の液晶
が立ち上がるまでの応答時間(Tra)が経過した後に、
バックライト制御部26により液晶表示パネル11の区
画領域R1に対応するバックライト21のユニットU1
のうち、赤色光を発光する有機EL素子を備えた全ての
発光部21Rのみを同時に発光して、赤色光を液晶表示
パネル11の区画領域R1に照射することにより、区画
領域R1における画像情報のうち、赤色成分のデータが
表示される。
【0037】ここで、発光部21Rの発光駆動方法は、
有機EL素子のカソード電極25側に所定の負電圧を常
時印加し、液晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4
への表示データの書き込み状態に応じて、対応するユニ
ットU1〜U4のアノード電極23に個別に、カソード
電極25の電位に対し相対的に正の所定の電圧を印加す
ることにより、所望の区画領域R1〜R4を選択的に赤
色光により照射することができる。
【0038】したがって、赤色成分の表示データを書き
込み動作は、図4(b)〜(d)に示すように、上記区
画領域R1に属する走査線SL1〜SL55の走査終了
後、連続して隣接する区画領域R2に属する走査線SL
56〜SL110、区画領域R3に属する走査線SL1
11〜SL165、区画領域R4に属する走査線SL1
66〜SL220の各々に対しても同一の動作周期で実
行され、各走査線を順次選択して表示画素に赤色成分の
表示データを書き込む。そして、区画領域R2、R3、
R4の表示画素に赤の表示データが書き込まれた後、液
晶表示パネル11の区画領域R2、R3、R4に対応す
るバックライト21のユニットU2、U3、U4のう
ち、赤色光を発光する有機EL素子備えた発光部21R
を順次選択駆動して、区画領域R2、R3、R4におけ
る画像情報のうち、赤色成分のデータが表示される。
【0039】これにより、最初のサブフレーム期間に、
1画面分の赤色成分の表示データが連続的に書き込まれ
るとともに、該表示データが書き込まれた区画領域毎に
順次赤色発光が行われる。このため、発光可能時間(T
ea)は、全ての走査線SL1〜SL220に対応する画
素全てが表示データ保持期間であるときとする必要がな
く、各ユニットU1、U2、U3、U4毎の走査線SL
n〜SLn+54(n=1、56、111、166のい
ずれか)に対応する画素が表示データ保持期間であれば
よいため、表示データ保持期間を短くすることなく、発
光可能時間(Tea)を長くすることができる。
【0040】次に、液晶表示パネルの区画領域R1〜R
4の順に、ユニットU1〜U4の赤色発光が終了後、一
定の期間を経てそれぞれGサブフレーム期間に移行す
る。すなわち、Gサブフレーム期間においては、図4
(a)〜(d)に示すように、上述した赤色成分の表示
データを書き込み、赤色光のバックライト21(発光部
21R)による発光動作が終了した液晶表示パネルの区
画領域R1から順に、各区画領域R1〜R4に属する走
査線SL1〜SL55、SL56〜SL110、SL1
11〜SL165、SL166〜SL220を走査して
順次選択状態とし、緑色(G)成分の表示データを走査
線SL1〜SL220に接続された各表示画素に書き込
む。
【0041】次いで、緑色(G)成分の表示データの書
き込みが終了した区画領域R1から順に、各区画領域R
1〜R4に対応するバックライト21の各ユニットU1
〜U4のうち、緑色光を発光する有機EL素子を備えた
発光部21Gのみを発光駆動して、緑色光を液晶表示パ
ネル11の区画領域R1〜R4に照射することにより、
1画面分の緑色成分のデータが表示される。これによ
り、2番目のGサブフレーム期間に、1画面分の緑色成
分の表示データが連続的に書き込まれるとともに、該表
示データが書き込まれた区画領域毎に順次緑色発光が行
われる。
【0042】次に、液晶表示パネルの区画領域R1〜R
4の順に、ユニットU1〜U4の緑色発光が終了後一定
の期間を経てそれぞれBサブフレーム期間に移行する。
すなわち、Bサブフレーム期間においては、図4(a)
〜(d)に示すように、上述した緑色成分の表示データ
を書き込み、緑色光のバックライト21(発光部21
G)による発光動作が終了した液晶表示パネルの区画領
域R1から順に、各区画領域R1〜R4に属する走査線
SL1〜SL55、SL56〜SL110、SL111
〜SL165、SL166〜SL220を走査して順次
選択状態とし、青色(B)成分の表示データを走査線S
L1〜SL220に接続された各表示画素に書き込む。
【0043】次いで、青色(B)成分の表示データの書
き込みが終了した区画領域R1から順に、各区画領域R
1〜R4に対応するバックライト21の各ユニットU1
〜U4のうち、青色光を発光する有機EL素子を備えた
発光部21Bのみを発光駆動して、青色光を液晶表示パ
ネル11の区画領域R1〜R4に照射することにより、
1画面分の青色成分のデータが表示される。これによ
り、3番目(最後)のBサブフレーム期間に、1画面分
の青色成分の表示データが連続的に書き込まれるととも
に、該表示データが書き込まれた区画領域毎に順次青色
発光が行われる。すなわち、1フレーム期間に、以上の
各サブフレームにおける各色表示データの書き込み、表
示動作が時系列的に行われることになり、各色表示が混
色(時間積分)されて所望のカラー表示が実現される。
【0044】上述したように、本実施形態においては、
バックライトの発光部をストライプ状に形成し、走査線
に沿って並列に配置し、これらの発光部を複数のユニッ
トに分割(本実施形態では、4分割)して、各ユニット
毎に時間差を与えながら所定の発光色で発光させること
により、バックライト(発光部)による各発色光の発光
可能時間(Tea)を実質的に増大させることができる。
【0045】具体的には、各走査線SL1〜SL220
において、所定の書き込みから次の書き込みまでの期間
を6.6msとし、走査線SL1〜SL220による液
晶表示パネル11の各スイッチング素子TFTの選択時
間を20μsとし、バックライトを4つのユニットに分
割し、各ユニットに液晶表示パネルの走査線を55本ず
つ対応させるように配置した場合、55本の走査線に接
続された表示画素に表示データ書き込んだ時点で、当該
区画領域に対応するユニットに属する所定の発光色の発
光部を順次点灯させることにより、書き込み動作の開始
から約1.1msが経過した後、表示画素の液晶の応答
時間(Tra)を経てバックライト(ユニット)の発光動
作を行うことができるので、次のサブフレーム期間の書
き込み(約6.6ms)中に単色光の発光が可能な時間
(Tea)を、最大で約5msと長く設定することができ
る。
【0046】これに対して、従来技術に示した動作制御
方法(図11参照)においては、各走査線SL1〜SL
220が所定の書き込みから次の書き込みまでにかかる
期間を6.6msとし各スイッチング素子TFTの選択
時間を20μsとした場合、1画面分(走査線220
本)の走査により、表示データ保持期間だけで約4.4
msが必要となるため、表示画素の液晶の応答時間(T
ra)を考慮しても、バックライトの発光可能時間(Te
p)が僅か2ms以下と極めて短く設定せざるを得なか
った。
【0047】したがって、液晶表示パネルを便宜的に4
つの領域に区画し、バックライトを各区画領域に対応さ
せて個別のタイミングで発光制御することにより、発光
可能時間を従来技術に比較して、約2.5倍に増大させ
ることができる。これにより、バックライトの発光輝度
を低減することができるので、低輝度でより高いエネル
ギー効率を示すという有機EL素子の特性を有効に利用
して、結果的に消費電力の低減及び長寿命化を実現する
ことができる。また、書き込み動作の直後に、単色光を
発光することができるので、色純度を向上させることも
できる。なお、本実施形態においては、液晶表示パネル
を構成する液晶材料を特に限定するものではないが、強
誘電性、あるいは、反強誘電性液晶等においては、書き
込み時間として数十μs程度の高速応答特性を示すもの
もあるので、上述したような書き込み動作直後にバック
ライトを発光させる動作制御方法を良好に実現すること
ができる。
【0048】次に、本実施形態に係るバックライトの動
作制御方法の他の例について、図面を参照して説明す
る。図5は、本実施形態に係るバックライトを適用した
液晶表示装置の駆動制御方法の他の例を示すタイミング
チャートである。ここで、上述したタイミングチャート
(図4)と同等の動作制御については、説明を簡略化ま
たは省略する。本実施形態に係る動作制御方法は、各区
画領域に対応するバックライトの発光可能時間(Teb)
を、従来技術に示した場合と同等の短時間(例えば、約
2ms)に設定することにより各表示画素への表示デー
タの書き込み時間を長くしたものである。
【0049】具体的には、図5(a)〜(d)に示すよ
うに、各区画領域R1〜R4に属する走査線SL1〜S
L55、SL56〜SL110、SL111〜SL16
5、SL166〜SL220を走査して順次選択状態と
し、各区画領域R1〜R4の各表示画素にRGBの所定
の色成分の表示データを書き込んだ後、当該区画領域に
対応するバックライトのユニットから所定の発色光を発
光するまでのタイミング(書き込み時間Trb)を、例え
ば、約2ms以上となるように長く設定する。
【0050】このような動作制御方法によれば、比較的
応答時間が長いTN液晶やホモジニアス配向の液晶等か
らなる液晶105が封入された液晶セルを用いた液晶表
示パネルであっても、サブフレームの時間(約6.6m
s)より短い時間、例えば、2〜4ms程度で応答する
液晶材料を適用することにより、フィールドシーケンシ
ャル駆動方式の液晶表示装置を良好に実現することがで
きる。これにより、前後のサブフレームにおける他の単
色光が混入する等の影響を回避して混色等による表示画
質の劣化を抑制することができる。また、表示画素への
表示データの書き込み時間を長く設定することができる
ので、従来応答速度が遅く、フィールドシーケンシャル
駆動方式への適用が困難であった液晶材料の利用を促進
して、設計自由度の向上を図ることができ、より安価な
液晶材料を用いて、低消費電力で表示品質が良好な液晶
表示装置を実現することもできる。
【0051】<第2の実施形態>次に、本発明に係るバ
ックライトの第2の実施形態について、図面を参照して
説明する。図6は、本発明に係るバックライトの第2の
実施形態の構成例を示す概略構成図である。なお、上述
した実施形態と同等の構成については、同一の符号を付
して、その説明を省略する。また、図3においては、各
発光部21R、21G、21Bを区別するために便宜的
にハッチングを施した。
【0052】本実施形態に係るバックライト21は、図
6に示すように、図2に示した液晶表示パネルの走査線
SLの延伸方向に直交して、すなわち、液晶表示パネル
における走査線SLの走査順の進む方向(列方向;図6
の上下方向)に沿って、ストライプ状に形成されたRG
B各色の発光部21R、21G、21Bが、行方向(図
6の左右方向)にRGBRGB…のように順次繰り返し
て並列に配置されている。また、発光部21R、21
G、21Bは、図1(b)に示した構成と同様に、透明
基板(EL基板)22の一面側に、ストライプ状に並列
に形成されたアノード電極23と、該アノード電極23
毎に個別に形成されたRGBの各単色光を発光する発光
材料を含む有機EL層24と、アノード電極23に対向
し、有機EL層24を介して共通に形成されたカソード
電極層25と、を備えている。
【0053】そして、本実施形態においては、図6に示
すように、カソード電極層25を走査方向に4つに分離
した構成(カソード電極層25a〜25d)を有してい
る。すなわち、バックライト21を構成する発光部21
R、21G、21Bは、上述した液晶表示パネルに設定
された各区画領域R1〜R4に対応して、カソード電極
層25a〜25dを分離することにより、4つのユニッ
トU1〜U4に分割され、液晶表示パネルの各区画領域
R1〜R4への各色表示データの書き込み動作タイミン
グに基づいて、カソード電極層25a〜25dに印加す
る電圧を個別に制御することにより、対応するユニット
毎に所定の単色光を発光するように個別に発光制御され
る。なお、画像表示部及びバックライト制御部の構成
は、上述した実施形態と同等であるので具体的な説明を
省略する。
【0054】このような構成を有するバックライトにお
いては、液晶に応じて上述した動作制御方法(図4、図
5)と同様に、最初のサブフレーム期間に、液晶表示パ
ネル11の各区画領域R1〜R4に属する走査線SL1
〜SL55、SL56〜SL110、SL111〜SL
165、SL166〜SL220を走査して順次選択状
態とし、赤色(R)成分の表示データを各表示画素に順
次書き込み、赤色(R)成分の表示データの書き込みが
終了した区画領域R1から順に、各区画領域R1〜R4
に対応するバックライト21の各ユニットU1〜U4の
うち、赤色光を発光する有機EL素子を備えた発光部2
1Rのアノード電極23及びカソード電極25a〜25
d間に所定の直流電圧を印加して発光駆動し、赤色光を
液晶表示パネル11の区画領域R1〜R4に順次照射す
ることにより、1画面分の赤色成分のデータを表示す
る。
【0055】ここで、発光部21Rの発光駆動方法は、
有機EL素子のアノード電極23側に所定の正電圧を常
時印加し、液晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4
への表示データの書き込み状態に応じて、対応するユニ
ットU1〜U4のカソード電極25a〜25dに個別に
所定の負電圧を印加することにより、所望の区画領域R
1〜R4のみを赤色光により照射することができる。以
下、1フレーム期間に設定された2番目及び3番目のサ
ブフレーム期間に、緑色及び青色成分の表示データを、
液晶表示パネル11の区画領域R1〜R4に順次書き込
み、各ユニットU1〜U4の発光部21G、21Bから
各々緑色光及び青色光を順次照射することにより、1画
面分の緑色及び青色成分のデータが時系列的に表示され
る。これにより、各色表示が混色(時間積分)されて所
望のカラー表示が実現される。
【0056】したがって、上述した実施形態と同様に、
液晶表示パネルの所定の区画領域への表示データの書き
込みに対して、当該区画領域毎に対応するバックライト
のユニットが所定の発色光で発光駆動されるので、各区
画領域における表示データの書き込みから発光までの時
間を短縮して、バックライトの発光可能時間、あるい
は、表示データの書き込み時間を延長することができ、
消費電力の低減やエネルギー効率の向上、あるいは、書
き込み応答速度が比較的遅い表示パネルの利用促進を図
ることができる。
【0057】<第3の実施形態>次に、本発明に係るバ
ックライトの第3の実施形態について、図面を参照して
説明する。図7は、本発明に係るバックライトの第3の
実施形態の構成例を示す概略平面図であり、図8は、本
実施形態に係るバックライトの概略断面図である。な
お、上述した実施形態と同等の構成については、同一の
符号を付して、その説明を省略する。
【0058】本実施形態に係るバックライト21は、図
7に示すように、図2に示した液晶表示パネル11の走
査線の延伸方向に沿って、すなわち、液晶表示パネルに
おける走査線SLの走査順の進む方向(列方向;図7の
上下方向)に直交して、ストライプ状に形成されたRG
B各色の発光部21R、21G、21Bが、列方向にR
GBRGB…のように順次繰り返して並列に配置されて
いる。また、各発光部21R、21G、21Bは、図8
に示すように、図1(b)に示した構成と同様に、透明
基板22の一面側に、ストライプ状に並列に形成された
アノード電極23と、該アノード電極23毎に個別に形
成されたRGBの各単色光を発光する発光材料を含む有
機EL層24と、アノード電極23に対向し、有機EL
層24を介して共通に形成されたカソード電極層25
と、を備えている。
【0059】そして、本実施形態においては、図7、図
8に示すように、発光部21R、21G、21Bが形成
される透明基板22及びカソード電極層25を走査方向
に4つに分離した構成(透明基板22a〜22d、カソ
ード電極層25a〜25d)を有している。すなわち、
バックライト21を構成する発光部21R、21G、2
1Bは、図2に示したように、液晶表示パネルに設定さ
れた各区画領域R1〜R4に対応して、透明基板22a
〜22dを物理的に分離するとともに、カソード電極層
25a〜25dを分離することにより、4つのユニット
U1〜U4に分割されている。
【0060】ここで、透明基板22a〜22dの物理的
な分離とは、後述するように、各ユニットU1〜U4に
おいて発光される発色光の光束が、隣接するユニット
(透明基板)に侵入すること(洩れ出し、又は、はみ出
し)がないように光学的に分離遮断した構成をいう。し
たがって、各透明基板22a〜22dの境界部は、例え
ば、僅かな空気層を介して離間した構成、あるいは、遮
光膜又は金属反射膜等を介して隣接した構成等を有して
いる。
【0061】このような構成を有するバックライトにお
いては、上述した動作制御方法(図4、図5)と同様
に、液晶表示パネル11の各区画領域R1〜R4に属す
る走査線SL1〜SL55、SL56〜SL110、S
L111〜SL165、SL166〜SL220を走査
して順次選択状態とし、各区画領域R1〜R4の表示画
素に所定の色表示データを書き込む動作の終了タイミン
グに基づいて、カソード電極層25a〜25dに印加す
る電圧を個別に制御することにより、対応するユニット
毎に所定の単色光を発光するように個別に発光制御され
る。なお、本実施形態においては、カソード電極25a
〜25dを、液晶表示パネルに設定された各区画領域R
1〜R4に対応して、透明基板22a〜22dと同様に
分離した構成を有しているが、バックライト21を構成
する全ての発光部21R、21G、21B(アノード電
極23)に対して、共通な単一の電極層により構成され
ているものであってもよい。
【0062】次に、本実施形態に係るバックライトの作
用について、図面を参照して説明する。図9は、本実施
形態に係るバックライトの作用を説明するための概念図
である。ここでは、本実施形態に係る構成の有効性を明
確にするために、透明基板が分離されていない構成と比
較検証する。
【0063】まず、図2に示したような液晶表示パネル
11に設定された各区画領域R1〜R4に対して、図9
(a)に示すように、共通の単一の透明基板22Xが設
けられたバックライト21Xにおいて、該透明基板22
Xの一面側(図面下面側)に、完全拡散型の放射特性を
有する有機EL素子からなる発光部21Cが形成された
構成を有している場合には、各発色光が、透明基板22
Xの一面側を基点にして略全周方向の拡がりを有して、
透明基板22X内部に放射、伝搬される。したがって、
透明基板22Xの他面側(図面上面側)に配置される液
晶表示パネル11への光の照射に有効な角度範囲(透明
基板22Xの法線に対して概ね43.6°以下)の発色
光に着目した場合であっても、所定のユニットUXに隣
接するユニットUYの透明基板22Xとの境界BLを越
えて光束のはみ出しが生じるため、液晶表示パネル11
に表示された画像情報の表示色ににじみ等が生じる可能
性があった。
【0064】これに対して、図9(b)に示すように、
液晶表示パネル11に設定された各区画領域R1〜R4
に対応して、物理的に分離された透明基板22a〜22
dが設けられた本実施形態に係るバックライト21にお
いては、各ユニットU1〜U4間が光学的に分離された
構成を有しているので、所定のユニットU2に隣接する
ユニットU1、U3との境界BLを越えて光束のはみ出
しが生じることがなく、表示色のにじみ等を抑制して表
示品質の向上を図ることができる。
【0065】ここで、図9(b)においては、透明基板
U1〜U4相互を、僅かな空気層を介して離間させた構
成を示したが、上述したように、隣接するユニット間で
光束のはみ出しを抑制又は防止することができるもので
あればよく、例えば、各透明基板相互を遮光性を有する
薄膜や反射特性を有する金属膜等を介して接続した構成
を適用することができる。特に、反射特性を有する金属
膜を各透明基板間に形成した構成にあっては、図9
(a)に示したように、隣接する透明基板側にはみ出し
ていた光束を、自ユニット側に反射させて、液晶表示パ
ネルの所定の区画領域に照射することができるので、一
層の高輝度化又は低消費電力化を図ることができる。
【0066】<第4の実施形態>次に、本発明に係るバ
ックライトの第4の実施形態について、図面を参照して
説明する。図10は、本発明に係るバックライトの第4
の実施形態の構成例を示す概略構成図である。なお、上
述した実施形態と同等の構成については、同一の符号を
付して、その説明を省略する。
【0067】本実施形態に係るバックライト21は、図
10に示すように、図7、図8に示した構成と同様に、
透明基板22の一面側に、液晶表示パネル11の走査線
の延伸方向に沿って、ストライプ状に形成され、有機E
L素子からなるRGB各色の発光部21R、21G、2
1Bが、列方向にRGBRGB…のように順次繰り返し
て並列に配置されている。また、該透明基板22の液晶
表示パネル11側には、例えば、光学オイル等の光学部
材(図示を省略)を介して、略単一の光学特性(特に、
屈折率の連続性)が保持されるように、アクリル等の導
光板31が密着して設けられている。
【0068】そして、本実施形態においては、図10に
示すように、発光部21R、21G、21Bが形成され
る透明基板22、及び、該透明基板22に密着して設け
られたアクリル等の導光板31を、図2に示したよう
に、液晶表示パネル11に設定された各区画領域R1〜
R4に対応して、走査方向に物理的に分離(透明基板2
2a〜22d、導光板31a〜31d)することによ
り、4つのユニットU1〜U4に分割された構成を有し
ている。ここで、導光板31a〜31dの物理的な分離
とは、上述した透明基板22a〜22dにおける場合と
同様に、各ユニットU1〜U4において発光される発色
光の光束が、隣接するユニット(導光板)に侵入するこ
と(洩れ出し、又は、はみ出し)がないように光学的に
分離遮断した構成をいう。したがって、各導光板31a
〜31dの境界部は、例えば、僅かな空気層を介して離
間した構成、あるいは、遮光膜又は金属反射膜等を介し
て隣接した構成等を有している。
【0069】このような構成を有するバックライトによ
れば、図9(b)に示した作用と同様に、液晶表示パネ
ル11に設定された各区画領域R1〜R4に対応して、
透明基板22及び導光板31が物理的に分離され、各ユ
ニットU1〜U4間で光学的に分離された構成を有して
いるので、隣接するユニットとの境界を越えて光束のは
み出しが生じることがなく、表示色のにじみ等を抑制し
て表示品質の向上を図ることができる。
【0070】なお、上述した各実施形態においては、発
光部を液晶表示パネルの行方向又は列方向に延伸するス
トライプ状に形成した構成について説明したが、本発明
はこれに限定されるものではない。要するに、液晶表示
パネルに設定された各区画領域に対応してユニット化さ
れ、該ユニット単位で発光駆動されるものであればよ
く、例えば、ユニット内にマトリクス状にRGBの発光
層が配列されているものであってもよいし、任意の形状
を有するように発光部が形成されているものであっても
よい。また、上述した各実施形態においては、バックラ
イトととして有機EL素子を適用したが、これに限らず
LED等の発光素子を用いてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明に係る発明は、表示パネルの所定
の表示領域への表示データの書き込みに対して、当該表
示領域に対応する発光素子部のユニットが発光駆動され
る。これにより、発光素子部が各ユニットを単位とし
て、フィールドシーケンシャル駆動に対応した発光駆動
が行われるので、各表示領域における表示データの書き
込みから発光までの時間を短縮して、発光素子部の実質
的な発光時間、あるいは、表示パネルの書き込み応答時
間を延長することができ、消費電力の低減やエネルギー
効率の向上、あるいは、書き込み応答速度が比較的遅い
表示パネルの利用促進を図ることができる。
【0072】また、フィールドシーケンシャル駆動方式
の表示装置を構成するバックライトとして、赤(R)、
緑(G)、青(B)の各単色光を発光する個別の有機E
L素子を適用することもできるので、これにより、有機
EL素子が有する、発光動作の高速応答性、高色純度、
高輝度、微細パターン化及び薄型化が可能という種々の
特性を利用でき、また、発光時間の延長により瞬間輝度
の低減化が可能になることにより、低消費電力化が可能
になり、これに伴い有機EL素子への単位時間あたりの
負荷が小さくなるので、有機EL素子の長寿命化が可能
となり、表示画質や消費電力特性に優れたフィールドシ
ーケンシャル駆動方式の表示装置のバックライトを良好
に実現することができる。
【0073】また、本発明に係るバックライトは、RG
Bの各単色光を発光する有機EL素子が、例えば、表示
パネルの特定の方向に延在するストライプ形状を有し、
かつ、表示パネルの全面に対応するように規則的に2次
元配列された平面構造を有しているので、表示パネルに
均質な単色光を照射することができ、良好な表示画質を
実現することができる。
【0074】この場合、2次元配列された複数の有機E
L素子の一方の電極(例えば、アノード電極)が個別に
形成されたストライプ形状を有し、他方の電極(例え
ば、カソード電極)が全ての有機EL素子に対して共通
する単一の電極層により、あるいは、表示パネルの走査
方向に分割された複数のユニット毎に、共通する電極層
により形成されていることにより、一方又は他方の電極
に印加される電圧を制御するだけで、簡易に所望のユニ
ットに属する、所望の単色光を発光する有機EL素子
を、所望の輝度で発光駆動させることができる。
【0075】さらに、本発明に係るバックライトは、有
機EL素子等の発光素子部が形成された透明基板、又
は、透明基板が付設された導光板が、発光素子部が発光
駆動されるユニット毎に物理的に分割され、ユニット相
互で光学的に遮光されることにより、隣接するユニット
相互での光束のはみ出しを防止することができるので、
表示データの書き込みが終了した表示領域のみを所定の
発光色で表示することができ、表示色のにじみ等を抑制
して表示品質の向上を図ることができる。
【0076】そして、本発明に係るバックライトの動作
制御方法は、表示パネルの所定の表示領域への表示デー
タの書き込みに対して、当該表示領域に対応するユニッ
トの発光素子部が、他のユニットの発光素子部とは独立
して、所定のタイミングで発光駆動されることにより、
発光素子部が各ユニットを単位として、フィールドシー
ケンシャル駆動に対応した発光駆動が行われるので、各
表示領域における表示データの書き込みから発光までの
時間を短縮して、発光素子部の実質的な発光時間、ある
いは、表示パネルの書き込み応答時間を延長することが
でき、消費電力の低減やエネルギー効率の向上、あるい
は、書き込み応答速度が比較的遅い表示パネルの利用促
進を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバックライトが適用される液晶表
示装置を示す概略構成図である。
【図2】本実施形態に係る液晶表示パネルを示す概略構
成図である。
【図3】本実施形態に係るバックライトの構成例を示す
概略構成図である。
【図4】本実施形態に係るバックライトを適用した液晶
表示装置の駆動制御方法の一例を示すタイミングチャー
トである。
【図5】本実施形態に係るバックライトを適用した液晶
表示装置の駆動制御方法の他の例を示すタイミングチャ
ートである。
【図6】本発明に係るバックライトの第2の実施形態の
構成例を示す概略構成図である。
【図7】本発明に係るバックライトの第3の実施形態の
構成例を示す概略平面図である。
【図8】本実施形態に係るバックライトの概略断面図で
ある。
【図9】本実施形態に係るバックライトの作用を説明す
るための概念図である。
【図10】本発明に係るバックライトの第4の実施形態
の構成例を示す概略構成図である。
【図11】従来技術におけるフィールドシーケンシャル
駆動方式の液晶表示装置の駆動制御方法を示すタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
10 画像表示部 11 液晶表示パネル 12 走査ドライバ 13 信号ドライバ 20 光源部 21 バックライト 21R、21G、21B 発光部 22、22a〜22d 透明基板 23 アノード電極 25、25a〜25d カソード電極層 31、31a〜31d 導光板 R1〜R4 区画領域 SL1〜SL220 走査線 U1〜U4 ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/34 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H091 FA44Z LA15 LA17 2H093 NC43 ND08 ND17 ND47 5C006 AA14 AA22 AF69 BA12 BA13 BB16 BC03 BC12 EA01 FA21 FA41 FA47 FA51 FA56 5C080 AA10 BB05 CC03 DD03 DD22 DD26 DD27 DD29 EE29 EE30 FF11 JJ02 JJ04 JJ06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置された複数の画素を
    有する表示パネルに、互いに異なる複数の色から選択さ
    れた所定の色の光を時系列的に照射して、前記表示パネ
    ルに表示された画像情報のカラー表示を行うフィールド
    シーケンシャル駆動方式の表示装置のバックライトにお
    いて、 前記発光素子部は、前記表示パネルの区画された複数の
    表示領域にそれぞれ適宜前記所定の色の光を発光する複
    数のユニットを有し、前記表示パネルの前記複数の表示
    領域の画素への表示データの書き込みの互いに異なる終
    了タイミングに基づいて、当該表示領域に対応する前記
    ユニットを発光することを特徴とするバックライト。
  2. 【請求項2】 前記所定の色の光を各色毎に個別に発光
    する発光素子部は、所定の順序で規則的に2次元配列さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のバックライ
    ト。
  3. 【請求項3】 前記発光素子部は、前記表示パネルの行
    方向又は列方向に延在するストライプ状に形成され、前
    記表示パネルの列方向又は行方向に規則的に配列されて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載のバックライ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記発光素子部は、前記画像情報を構成
    する表示データを前記表示パネルに書き込む際の走査方
    向に対応して複数のユニットに分割され、各ユニット毎
    に個別に発光駆動されることを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載のバックライト。
  5. 【請求項5】 前記発光素子部は、絶縁性の透明基板の
    一面側に規則的に2次元配列されているとともに、該透
    明基板は、前記ユニットに対応して光学的に分割されて
    いることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載
    のバックライト。
  6. 【請求項6】 マトリクス状に配置された複数の画素を
    有する表示パネルに発光素子部が互いに異なる複数の色
    から選択された所定の色の光を時系列的に照射して、前
    記表示パネルに表示された画像情報のカラー表示を行う
    フィールドシーケンシャル駆動方式の表示装置に適用さ
    れるバックライトの動作制御方法において、 前記発光素子部は、前記表示パネルの区画された複数の
    表示領域にそれぞれ所定の色の光を発光する複数のユニ
    ットを有し、 前記表示パネルの前記複数の表示領域の画素への表示デ
    ータの書き込みの終了タイミングは互いに異なり、前記
    終了タイミングに基づいて当該表示領域に対応する前記
    発光素子部のユニットが発光することを特徴とするバッ
    クライトの動作制御方法。
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