JP4267223B2 - 質量分析装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、質量分析装置に係り、特に、試料をイオン化して分析部に導入するインタフェース機構の分解、清掃、部品交換等を容易に行うことを可能にした質量分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、従来技術による質量分析装置は、液体クロマトグラフ式とガスクロマトグラフとがあり、ガスクロマトグラフ式の場合、分析すべき試料を気化、イオン化するインタフェース機構と、このイオン化された粒子を静電レンズ、イオンガイドを介して高周波電界により制御されるイオントラップ部に導き、イオントラップ部から出力される粒子を検出することにより試料粒子の質量の分析を行う分析部とにより構成されている。そして、ガスクロマトグラフ式の質量分析装置は、前述の分析部を高真空の空間に配置し、インタフェース機構を構成するイオン化部を低真空中に、気化部を大気中に配置して構成されるのが一般的である。
【0003】
前述のインタフェース機構としては、エレクトロスプレーイオナイザ(ESI)と呼ばれるものと、大気圧化学イオナイザ(APCI)と呼ばれるものとが知られている。ESIは、高電圧を印加した二重パイプに不活性ガスと液体状の試料を吹き込むことにより試料を気化させる気化器と、中心部に細孔を有するイオン化電極とにより構成され、APCIは、中心部に細孔を有して150度から200度程度に加熱された部材による霧化器と、中心部に小孔を有して400度程度に加熱された部材による気化器と、中心部に細孔を有するイオン化電極とにより構成される。
【0004】
図16は従来技術による質量分析装置のESIインタフェース機構の構成を示す斜視図であり、以下、図16を参照して、従来技術によるインタフェース機構について説明する。図16において、1は本体部筐体、2は気化器、3はイオン化電極、4、4’は固定ネジ、5は真空引き抜きダクト、6は霧化器、7はチューブ、17は天板である。
【0005】
従来技術による質量分析装置は、図示しない、静電レンズ、イオンガイド、イオントラップ、粒子検出部により構成される質量分析部、真空ポンプ、電源、制御回路等が天板17を有する本体部筐体1内に収納され、ESIインタフェース機構を構成するイオン化電極3及び気化器2が、図16に示すように、本体部筐体1の内部とは仕切られた部分に取り付けられて構成されている。
【0006】
ESIインタフェース機構が取り付けられている部分の天板17の部分は、図16では切り欠いた状態に示されているが、この部分は、天板17と同一平面となる取り外し可能な蓋または開閉可能な扉として構成されている。また、図16では、本体部筐体1の側面板を切り欠いた状態に示しているが、側面板は、実際には切り欠かれておらず、天板17の直下まで伸びてESIインタフェース機構を取り囲んでいる。そして、ESIインタフェース機構の保守は、前述した天板17の一部に設けられている蓋を取り外しあるいは扉を開いて上側から行われるようにされている。
【0007】
また、ESIインタフェース機構は、その細孔部を中程度の真空に引く真空引き抜きダクト5を介して取り付けられ、中心部に細孔を有する複数の円板状に形成された細孔電極により構成されるイオン化電極3と、チューブ7を介して送られる溶媒等に溶かされた試料を気化する気化器2とにより構成されている。真空引き抜きダクト5は、固定ネジ4’により本体部筐体1に取り付けられ、内部の真空ポンプに連結されている。
【0008】
ESIインタフェース機構と図示しない真空ポンプとは、通常2つの真空室を介して結合されている。図16には示していないが、1つは、分析部を配置する高真空の真空室であり、他の1つは、インタフェース機構を構成するイオン化部を低真空とする真空室である。そして、これらの真空室は、3つの真空ポンプにより内部の気体が吸引されている。すなわち、インタフェース機構のイオン化部を低真空とする真空室に1つの真空ポンプが割り当てられ、分析部を配置する高真空の真空室にターボ分子真空ポンプが割り当てられ、さらに、ターボ分子真空ポンプの排圧の排気のためにもう1つの真空ポンプが配置されている。
【0009】
気化器2は、図には示していないが、二重パイプ状に形成されており、内側の中心パイプにチューブ7からの試料が送り込まれ、内側パイプと外側パイプとの間に不活性ガスが吹き込まれて試料を噴霧、気化し、気化された試料をイオン化電極3の中心の細孔に向けて吹き込む。なお、この気化器2の外側パイプには、3kV程度の高電圧が、図示しないケーブルを介して本体部筐体1の内部から印加されている。
【0010】
イオン化電極3は、複数の細孔電極の細孔の位置合わせをして固定ネジ4により真空引き抜きダクト5に固定されて取り付けられている。図には示していないが、イオン化電極3を構成する複数の細孔電極のそれぞれには、吹き込まれた試料の粒子をイオン化するために異なる電位の電圧が、図示しないケーブルを介して本体部筐体1の内部から印加されている。
【0011】
前述において、チューブ7を介して送りこまれた試料は、気化器2により気化されて、その粒子がイオン化電極3の細孔を通る間にイオン化され、本体部筐体1の内部に収納される質量分析部に送りこまれることになる。なお、気化された後の試料は、真空引き抜きダクト5の内部が真空に引き抜かれていることにより、自動的にイオン化電極3を通って本体部筐体1の内部に導かれる。
【0012】
前述では、従来技術による質量分析装置のESIインタフェース機構について説明したが、APCIインタフェース機構も、図16の場合と同様に構成されている。すなわち、APCIインタフェースを持つ質量分析装置は、静電レンズ、イオンガイド、イオントラップ粒子検出により構成される質量分析部、真空ポンプ、電源、制御回路等が本体部筐体1内に収納され、APCIインタフェース機構が、イオン化電極、気化器及びESIインタフェース機構にはない霧化器により構成されて、前述の場合と同様に、本体部筐体1の内部とは仕切られた部分に取り付けられて構成されている。そして、APCIインタフェース機構は、ESIインタフェース機構とほぼ同様に、その細孔部を中程度の真空に引く真空引き抜きダクト5介して取り付けられ、中心部に細孔を有する複数の円板状に形成された細孔電極により構成されるイオン化電極と、チューブを介して送られる溶媒等に溶かされた試料を霧化する霧化器と、霧化された試料を気化する気化器とにより構成されている。真空引き抜きダクトは、固定ネジにより本体部筐体に取り付けられ、内部の真空ポンプに連結されている。
【0013】
霧化器は、150度〜200度程度に加熱されており、チューブを介して送り込まれてくる試料を中心部に設けられた細孔内で霧化して気化器に送り込む。気化器は、霧化器より高い400度程度に加熱されており、霧化器より送られてくる霧化された試料を気化し、気化された試料をイオン化電極の中心の細孔に向けて吹き込む。そして、霧化器、気化器には、加熱のためのヒータ、温度測定のためのセンサが組み込まれており、これらに対する配線がケーブルを介して本体部筐体の内部に引き込まれている。
【0014】
イオン化電極の構成は、前述したESIインタフェース機構を持つ質量分析装置の場合と同様であり、また、APCIインタフェース機構が本体部筐体に取り付けられる構造、本体部筐体の側面板のAPCIインタフェース機構周辺の構造、天板の構成も、前述したESIインタフェース機構を持つ質量分析装置の場合と同様である。
【0015】
前述において、チューブを介して送りこまれた試料は、霧化器、気化器を経て気化され、その粒子がイオン化電極の細孔を通る間にイオン化され、本体部筐体の内部に収納される質量分析部に送りこまれることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来技術による質量分析装置は、インタフェース機構を構成するイオン化電極、気化器が、あるいは、これらと霧化器とを位置合わせして取り付けネジにより取り付けられている。そして、これらの部材は、一定時間使用した後には清掃等のために取り外す必要があり、また、分析すべき試料によっては部材を交換する必要がある。そして、インタフェース機構を構成する前述の各部材は相当な重量を有し、また、使用直後にはかなりの熱を持っている。
【0017】
このため、前述した従来技術による質量分析装置のインタフェース機構は、清掃等のために分解した後に組み立てる際の位置合わせを、部材を手に持った状態で行わなければならず、その作業が困難であり、また、APCIインタフェース機構は、使用中加熱されているため、使用直後に作業を行うことができないという問題点を有している。
【0018】
また、前述した従来技術による質量分析装置のインタフェース機構は、前述した作業を、天板に設けられたインタフェース機構の上の蓋を外し、あるいは、扉を開いて上側から行わなければならず、極めて作業性が悪いという問題点を生じさせている。また、通常、天板の上には、液体クロマトグラフ等の機器が乗せられて使用されており、これらの機器が、天板上の蓋、扉の上に乗せられていた場合、これらの機器を移動させなければ、前述したような清掃のための作業を行うことができないという問題点を生じている。
【0019】
また、前述した従来技術による質量分析装置は、3つもの真空ポンプを使用しているため、装置全体を大型のものにしてしまい、また、重量も大きくなるので、搬入、設置を行う場合に、搬送可能な重量となるように解体し、現地での組み立てを行わなければならず、それらの作業に要する作業量が多くなり、時間と費用が大きくなるという問題点を有している。
【0020】
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決し、インタフェース機構の分解、清掃、部品交換等を容易に行うことを可能にし、組立てを行う際の位置合わせも容易に行うことを可能にした分析すべき試料を気化、イオン化するインタフェース機構を有する質量分析装置を提供することにある。
【0021】
また、本発明の目的は、装置全体を小型にすることができ、また、重量を小さくし、搬入、設置を行う場合にね、搬送可能な重量とするための分解数を少なくして、現地での組み立て作業が容易な質量分析装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
また、前記目的は、分析すべき試料を気化させる気化器、及び、中心部に細孔を有するイオン化電極とにより構成されるインタフェース機構と、前記インタフェース機構からのイオン化された試料粒子の質量分析を行う質量分析部とにより構成される質量分析装置において、前記インタフェース機構を、本体部筐体に結合し、インタフェース機構に対する電圧の印加、加熱のための電源を供給するケーブルをコネクタを介して本体部筐体内部に引き込み、前記コネクタのコネクタピンの2本をジャンパ線により短絡しておき、短絡されるコネクタピンの位置により、制御装置にインタフェース機構の種別を判別させるようにし、前記制御装置をパソコンにより構成し、判別したインタフェース機構の種別と、機器構成の概略とをディスプレイ上に表示することにより、また、前記ディスプレイ上に表示されるインタフェース機構の機器構成の各部に印加されている電圧と、計測された温度及び設定温度の少なくとも計測された温度とを対応して表示することにより達成される。
【0023】
さらに、前記目的は、前記本体部筐体内に、質量分析部が収納される真空室を真空に引く第1の真空ポンプと、該第1の真空ポンプからの排気及び前記イオン化電極により構成される真空室からの排気を行う第2の真空ポンプとを備えることにより、また、前記第1の真空ポンプを、本体部筐体の内部に、その正面の手前側に、取り外し可能に配置することにより達成される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による質量分析装置の実施形態を図面により詳細に説明する。
【0025】
図1は本発明による質量分析装置の全体の構成を示す斜視図、図2は本発明の第1の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構の構成を示す斜視図、図3は図2のインタフェース機構を分解して示す図である。図1〜図3において、8はケーブル、9はコネクタ、10、10’は扉、11は台部、12はストッパ、13ストッパ・レバー、14は溝部、15は表示器、16は平面板、17は天板、17’は天板の窪み部、18は透明窓、19はマイクロスイッチ、20は前蓋、20’はカバー、31は液体クロマトグラフ、32はパソコン(PC)、33はディスプレイ、34はキーボード、35はマウス、36は机であり、他の符号は図16の場合と同一である。
【0026】
本発明の質量分析装置は、図1にその全体を示すように、質量分析装置を構成する各種機器が収納される本体部筐体1と、本体部筐体1上に設けられている天板17上に載置される液体クロマトグラフ31と、本体部筐体1に並べて配置された机36の上に備えられる質量分析装置、液体クロマトグラフ31を制御し、これらからのデータを処理するパソコン32と、制御の状況、データ処理の状況を表示するディスプレイ33と、パソコン32に対する指示等を入力するキーボード34及びマウス36とにより構成されている。
【0027】
本体部筐体1の側面及び前面には扉10、10’及び透明窓18が設けられている。側面に設けられている扉10は、本体部筐体1の内部に配置されている真空排気用のターボ分子ポンプの作動油の給油口として使用され、前面側の透明窓18は、ターボ分子ポンプの作動油の量が外部から見ることがてきるように設けられている。また、前面側の扉10’は、この扉10’を開けることにより、電源スイッチ等の操作が可能に設けられている。
【0028】
さらに、本体部筐体1の前面の上部には、前方に突出した取り外し可能な前蓋20及び表示器15が設けられたカバー20’が設けられている。前蓋20の内側には、後述するようにインタフェース機構が本体部筐体1に結合されて配置されており、前蓋20を図の右側側方に引いて前蓋20を取り外すと、本体部筐体1の上部、前部、図示例では右側側部の一部が解放されて、インタフェース機構が露出する。これにより、インタフェース機構は、3方からの保守点検を行うことが可能となり、極めて作業性よくインタフェース機構の分解、組み立て等を行うことができる。なお、前蓋20は、インタフェース機構の3方を解放するものでなくても、何れか2方を解放できるように形成されていてもよい。
【0029】
また、本発明の質量分析装置は、後述するように、前述の取り外し可能な前蓋20が、本体部筐体1に確実に取り付けられているときのみ、動作可能に構成されている。これにより、高電圧が印加されているインタフェース機構の保守等の作業時の、作業者に対する安全を確保することができる。
【0030】
また、本体部筐体1の上面を構成する天板17は、その周辺部を除いた部分が周辺部から窪ませた窪み部17’として形成されて構成されている。そして、この窪み部17’の面上に液体クロマトグラフ31が載置される。これにより、何らかの原因により、本体部筐体1が振動したり移動した場合にも、その上に載置されている機器である液体クロマトグラフ31が天板17が滑り落ちる等の不具合をなくすことができ、地震等の際にも安全である。
【0031】
図2、図3に示す本発明の第1の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構は、本発明をESIインタフェース機構に適用した例であり、イオン化電極3を円板状ではなく下端部が方形状に、かつ、本体部筐体1の平面板16上に設けられる台部11の溝部14に係合する形状としたものである。また、インタフェース機構が配置される本体部筐体1の壁面には、図1により説明した前蓋20と係合するマイクロスイッチ19が設けられており、前蓋20が取り外されたとき、このマイクロスイッチ19が、本体部筐体1内の機器の等差を停止させて、インタフェース機構に印加される高電圧の供給を停止させている。
【0032】
この本発明の第1の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構は、イオン化電極3を構成する各細孔電極が、表示器15を有する本体部筐体1の平面板16上に設けられる台部11の溝部14に係合するように下端部が方形状に、かつ、溝部14に係合する形状とされて構成される。そして、イオン化電極3を構成する各細孔電極は、図3に示すように、台部11に設けた溝部14に案内されてスライド可能とされると共に、各細孔電極が溝部14内に係合載置されることにより、中心の細孔の位置合わせが可能にされている。
【0033】
そして、使用状態において、イオン化電極3を構成する各細孔電極は、固定ネジ4により装置の全体が真空引き抜きダクト5の面に固定され、また、台部11の端部から溝部14に係合するストッパレバー13を有するストッパ12により真空引き抜きダクト5の面に押しつけられて固定される。
【0034】
なお、イオン化電極3を構成する各細孔電極及び気化器2には、チューブ7を介して図1に示した液体クロマトグラフ31から試料が送りこまれ、また、ケーブル8、コネクタ9を介して本体部筐体1内部の電源から所定の電圧が印加される。また、気化器2内に備えられる図示しないヒータに対する電源、その温度を測定するためのセンサの配線が、ケーブル8内に設けられて、コネクタ9を介して本体部筐体1の内部に接続される。また、台部11に設けられる溝部14は、略台形に形成され各細孔電極が溝部14に係合している状態では上方に抜けないようにされている。
【0035】
前述した本発明の第1の実施形態によれば、インタフェース機構を構成するイオン化電極3、気化器2の清掃、交換等のための分解作業を、固定ネジ4を外し、ストッパ12を外すことにより、イオン化電極3を構成する複数の細孔電極を個々に溝部14内をスライドさせることにより容易に行うことができる。また、その後の組み立て作業も、各部材を溝部14内をスライドさせていくことにより、位置合わせに気を使うことなく、確実に位置合わせして行うことができる。
【0036】
図4は本発明の第2の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構の構成を示す斜視図、図5は図4のインタフェース機構を分解して示す図である。図4、図5において、21は溝部、22は台座部、23は支持棒であり、他の符号は図2、図3の場合と同一である。
【0037】
図4、図5に示す本発明の第2の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構は、本発明をESIインタフェース機構に適用した他の例であり、イオン化電極3を構成する各細孔電極を略四角柱状の台座部22上支持棒23により取り付けた構造として、本体部筐体1の平面板16上に設けられる溝部21上に台座部22を載置して構成される。
【0038】
すなわち、この本発明の第2の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構のイオン化電極3は、各細孔電極が、略四角柱状の台座部22上支持棒23により取り付けられて構成され、台座部22が本体部筐体1の平面板16上に設けられる溝部21に載置される。そして、イオン化電極3を構成する各細孔電極は、図5に示すように、本体部筐体1の平面板16に設けた溝部21内をスライド可能に、また、上方に取外し可能にされると共に、各細孔電極が溝部21内に載置されることにより、中心の細孔の位置合わせが可能にされている。また、使用状態において、イオン化電極3を構成する各細孔電極は、固定ネジ4により装置の全体が真空引き抜きダクト5の面に固定され、また、溝部21に係合するストッパ12により真空引き抜きダクト5の面に押しつけられて固定される。
【0039】
なお、第1の実施形態の場合と同様に、イオン化電極3を構成する各細孔電極及び気化器2には、ケーブル8、コネクタ9を介して本体部筐体1内部の電源から所定の電圧が印加され、ヒータへの電源が供給され、また、温度測定用センサの信号もこのケーブルを介して送られる。さらに、図4、図5に示す例においても、前蓋20と係合するマイクロスイッチ19が設けられており、マイクロスイッチ19が図2、図3により説明した実施形態と同様に作用する。また、図4、図5に示す例では、イオン化電極3を構成する各細孔電極の真空引き抜きダクト5側に設けられる細孔電極が、真空引き抜きダクト5に直接取り付けられているが、この細孔電極も、他の細孔電極と同様に支持棒により台座部に取り付けるようにして、取り外し可能としてもよい。
【0040】
前述した本発明の第2の実施形態によっても、第1の実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。
【0041】
図6は本発明の第3の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構の構成を示す斜視図、図7は図6のインタフェース機構を分解して示す図である。図6、図7における図の符号は図2の場合と同一である。
【0042】
図6、図7に示す本発明の第3の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構は、本発明をAPCIインタフェース機構に適用した例であり、前述した本発明の第1の実施形態の場合と同様に、イオン化電極3を円板状ではなく下端部が方形状に、かつ、本体部筐体1の平面板16上に設けられる台部11の溝部14に係合する形状とし、また、気化器2、霧化器6も円柱状ではなく下端部が方形状に、かつ、本体部筐体1の平面板16上に設けられる台部11の溝部14に係合する形状としたものである。
【0043】
すなわち、この本発明の第3の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構は、イオン化電極3を構成する各細孔電極が、表示器15を有する本体部筐体1の平面板16上に設けられる台部11の溝部14に係合するように下端部が方形状に、かつ、溝部14に係合する形状とされて構成される。そして、イオン化電極3を構成する各細孔電極は、図7に示すように、台部11に設けた溝部14に案内されてスライド可能とされると共に、各細孔電極が溝部14内に係合載置されることにより、中心の細孔の位置合わせが可能にされている。
【0044】
また、気化器2、霧化器6も、本体部筐体1の平面板16上に設けられる台部11の溝部14に係合するように下端部が方形状に、かつ、溝部14に係合する形状とされて構成され、台部11に設けた溝部14に案内されてスライド可能とされると共に、気化器2、霧化器6が溝部14内に係合載置されることにより、中心の孔の位置を相互に位置合わせすることが可能であり、かつ、イオン化電極3を構成する細孔電極の細孔との位置合わせも可能とされている。
【0045】
そして、使用状態において、イオン化電極3を構成する各細孔電極は、固定ネジ4によりイオン化電極3の全体が真空引き抜きダクト5の面に固定され、また、気化器2、霧化器6は、台部11の端部から溝部14に係合するストッパレバー13を有するストッパ12によりイオン化電極3に押しつけられて固定される。
【0046】
なお、イオン化電極3を構成する各細孔電極には、ケーブル8、コネクタ9を介して本体部筐体1内部の電源から所定の電圧が印加され、気化器2、霧化器6は、ケーブル8を介して本体部筐体1内部の電源からこれらを所定の温度に加熱するための電力が供給されるが、これらは、前述した第1、第2の実施形態の場合と同様であり、また、マイクロスイッチ19も同様に機能している。また、台部11に設けられる溝部14は、略台形に形成されており、各細孔電極、気化器2、霧化器6が溝部14に係合している状態では上方に抜けないようにされている。
【0047】
前述した本発明の第3の実施形態によれば、インタフェース機構を構成するイオン化電極3、気化器2、霧化器6の清掃、交換等のための分解作業を、固定ネジ4を外し、ストッパ12を外すことにより、イオン化電極3を構成する複数の細孔電極、気化器2、霧化器6を個々に溝部14内をスライドさせることにより容易に行うことができる。また、その後の組み立て作業も、各部材を溝部14内をスライドさせていくことにより、位置合わせに気を使うことなく、確実に位置合わせして行うことができる。
【0048】
図8は本発明の第4の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構の構成を示す斜視図、図9は図8のインタフェース機構を分解して示す図である。図8、図9における符号は、図4の場合と同一である。
【0049】
図8、図9に示す本発明の第4の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構は、本発明をAPCIインタフェース機構に適用した他の例であり、イオン化電極3を構成する各細孔電極を略四角柱状の台座部22上支持棒23により取り付けた構造とし、かつ、気化器2、霧化器6も、略四角柱状の台座部22上支持棒23により取り付けた構造として、これらを本体部筐体1の平面板16上に設けられる溝部21上に台座部22を載置して構成される。
【0050】
すなわち、この本発明の第2の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構のイオン化電極3は、各細孔電極が、略四角柱状の台座部22上支持棒23により取り付けられて構成され、台座部22が本体部筐体1の平面板16上に設けられる溝部21に載置される。また、気化器2、霧化器6も、略四角柱状の台座部22上支持棒23により取り付けられて構成され、台座部22が本体部筐体1の平面板16上に設けられる溝部21に載置される。
【0051】
そして、イオン化電極3を構成する各細孔電極、気化器2、霧化器6は、図9に示すように、本体部筐体1の平面板16に設けた溝部21内をスライド可能に、また、上方に取外し可能にされると共に、各細孔電極、気化器2、霧化器6が溝部21内に載置されることにより、それぞれの部材の中心に設けられる細孔の位置合わせが可能にされている。また、使用状態において、イオン化電極3を構成する各細孔電極は、固定ネジ4により真空引き抜きダクト5の面に固定される。さらに、気化器2、霧化器6も、図示しない固定ネジによりイオン化電極3に取り付けられればよい。また、気化器2、霧化器6は、溝部21内に霧化器6の台座部22と溝部21のエッジとの間に締め具等を設置して、イオン化電極3の側に押し付けるように固定してもよい。
【0052】
なお、第3の実施形態の場合と同様に、イオン化電極3を構成する各細孔電極には、ケーブル8、コネクタ9を介して本体部筐体1内部の電源から所定の電圧が印加され、気化器2、霧化器6は、ケーブル8、コネクタ9を介して本体部筐体1内部の電源からこれらを所定の温度に加熱するための電力が供給される。また、また、マイクロスイッチ19もたの実施形態の場合と同様に機能している。また、図8、図9に示す例では、イオン化電極3を構成する各細孔電極の真空引き抜きダクト5側に設けられる細孔電極が、真空引き抜きダクト5に直接取り付けられているが、この細孔電極も、他の細孔電極と同様に支持棒により台座部に取り付けるようにして、取り外し可能としてもよい。
【0053】
前述した本発明の第4の実施形態によっても、第3の実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。
【0054】
図10は前述で説明したインタフェース機構と本体部筐体1の内部機器とを接続するコネクタの構成を説明する図である。図10において、91はロック爪、92はコネクタピン、93はジャンパ線、94、95はヒータ、96はセンサである。
【0055】
前述したようにインタフェース機構8の分解、組立て等の保守時には、インタフェース機構が本体部筐体1から取り外されるが、このとき、インタフェース機構内に備えられるヒータ、センサ、及び、これらに接続されるケーブルは、コネクタ9を本体部筐体1に設けられる受側から外される。すなわち、インタフェース機構とケーブル8及びコネクタ9とは1対1に対応させられている。図10(a)に示すように、コネクタ9には、2本のヒータ94、95が撚り線を介して接続され、また、熱伝対、サーミスタ等による温度センサ96が接続されている。なお、図10には示されていないが、イオン化電極に対する高電圧印加用の配線が接続されていてもよい。
【0056】
コネクタ9は、図10(b)に示すように、複数、図示例では15本のコネクタピン92を、3×5のマトリクス状配置して備えており、2本のヒータ94、95及び温度センサ96、図示しない高電圧配線のそれぞれに1対のコネクタピン92が割り当てられる。そして、残りのコネクタピン92の1対がジャンパせんにより短絡されている。また、コネクタ9は、図10(c)に示すコネクタ9の側面図から判るように、ロック爪91が設けられ、本体部筐体1に設けられている受側に接続されたとき外れないように構成されている。
【0057】
さて、前述したように、質量分析装置のインタフェース機構には、種々の方式のものがあり、それらのインタフェース機構は、同一の本体部筐体1に付け変えて、本体部筐体1の内部に構成される質量分析装置の主要な構成部分を共通に使用することができる。そして、インタフェース機構に接続されるケーブル8及びコネクタ9は、前述したようにインタフェース機構と対応付けられているが、コネクタ9の形状は各種の方式インタフェース機構と共通化されており、ヒータ94、95、温度センサ等が接続されるコネクタピンの位置も同一とされている。
【0058】
一方、ジャンパ線93により短絡されるコネクタピン92の位置は、インタフェース機構の方式毎に異なる位置とされている。これにより、本体部筐体1の内部に構成される質量分析装置の主要な構成部分は、取り付けられているインタフェース機構の方式を知ることができ、それに対応したヒータへの電力の供給、内部機器の制御、パソコン32のディスプレイ33への表示制御を行うことができる。
【0059】
図11〜図13はインタフェース機構が取り付けられたとき、前述したジャンパ線の作用によりインタフェース機構の種別を判定し、ディスプレイ33にそのインタフェース機構の動作状態が表示された例を示す図である。
【0060】
いま、本体部筐体1にインタフェース機構として、ESIインタフェース機構が取り付けられたものとする。すると、前述したジャンパ線92が短絡しているコネクタピン92の位置により、取り付けられたインタフェース機構がESIインタフェース機構であることが識別され、図11に示すように、ESIインタフェース機構を持つ質量分析装置の概略構成が表示されると共に、各部の電圧値が表示され、また、各部の温度が表示される。温度の表示は、1つの部材に対して、設定温度と、実際に動作している状態での部材の測定温度とが表示される。
【0061】
取り付けられたインタフェース機構が、APCIインタフェース機構であれば、図11の場合と同様に、図12に示すような表示が行われる。また、実施形態として説明していないが、SSIインタフェース機構が取り付けられた場合には、図13に示すような表示が行われる。
【0062】
前述において、1つの部材に対して表示される設定温度と測定温度とが一致した場合、例えば、何れか一方の表示を点滅させる、色彩を変える、白黒を反転させる、あるいは、色彩を変え白黒を反転させて点滅させる等により識別し易い表示とすることができ、これにより、装置の使用の開始等を促すことができる。また、設定温度と測定温度とが掛け離れている場合に、例えば、両方の表示を同時に前述したような表示に変化させて、装置が使用可能な状態になっていないことを示すこともできる。
【0063】
図14は本発明による質量分析装置における真空ポンプの使用例を説明する図、図15は2つの真空ポンプの本体部筐体1の内部での配置を説明する図である。図14、図15において、24、25は真空室、26はターボ分子真空ポンプ、27はスクロール真空ポンプ、28は操作部、29はインジケータである。
【0064】
図14は、本体部筐体1内に収納される質量分析部を配置する真空室25とイオン化電極3内に形成される真空室24とを簡略に描いたものである。そして、本発明において、図14に示すように、質量分析部を構成する真空室25は、ターボ分子真空ポンプ26によりその内部が真空に引かれており、また、イオン化電極3内に形成される真空室24は、スクロール真空ポンプ27によりその内部が真空に引かれている。さらに、スクロール真空ポンプ27は、ターボ分子真空ポンプ26の排圧の排気を行うことが可能にターボ分子真空ポンプ26の排気側にも連結されている。
【0065】
一般に、ターボ分子真空ポンプの排圧の排気のために、もう1つの真空ポンプが必要であり、質量分析装置は、従来、3つの真空ポンプを必要としていたが、本発明では、前述したように、イオン化電極3内に形成される真空室24に対して設けられるスクロール真空ポンプ27をターボ分子真空ポンプの排圧の排気のためにも使用するように構成したことにより、質量分析装置に必要な真空ポンプを2台とすることができ、装置全体の部品点数の減少によるコストの低減、装置の小型化、軽量化を図ることができる。
【0066】
前述した2台の真空ポンプ26、27は、図15に示すように、本体部筐体1の内部に収納されている。すなわち、ターボ分子真空ポンプ26は、本体部筐体1の正面の手前側に、かつ、図示の例では右側の筐体底面に配置される。そして、作動油量のインジケータ29の本体部筐体1の前面位置に、図1により説明した透明窓18が設けられ、また、ターボ分子真空ポンプ26の図示しない給油口が、本体部筐体1の側面に設けた扉10の位置となるようにされている。このターボ分子真空ポンプ26は、取り外し可能に、本体部筐体1に取り付けられている。また、スクロールポンプ27は、本体部筐体1の正面の手前側のほぼ中央に、イオン化電極3内に形成される真空室に直接結合するように、本体部筐体1の天井部に取り付けられている。
【0067】
なお、前述では、2台の真空ポンプをターボ分子真空ポンプ、スクロール真空ポンプであるとして説明したが、真空ポンプとしてどのような形式の真空ポンプを使用してもよい。また、図15に示す操作部28は、電源スイッチ等が配置されたものであり、図1により説明したように、本体部筐体1の前面側に設けられた扉10’を開けることにより操作が可能とされている。
【0068】
前述したように、本発明では、2台の真空ポンプを本体部筐体1の内部に収納しているので、装置から発生する騒音を低減することができる。また、大型となるターボ分子真空ポンプ26を取り外し可能に構成しているので、装置を納品する際に、ターボ分子真空ポンプ26を取り外すだけで、容易に搬送することができ、また、現地での組み立ても容易に行うことが可能となる。
【0069】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、インタフェース機構に対する加熱電源供給用等のケーブルと筐体内部を接続するコネクタのコネクタピンを短絡するジャンパ線を設け、インタフェース機構の種類に応じて、ジャンパ線により短絡されるコネクタピンの位置を異ならせているので、これにより、取り付けられているインタフェース機構の方式を知ることができ、それに対応したヒータへの電力の供給、内部機器の制御、パソコン32のディスプレイ33への表示制御を行うことができる。
【0070】
また、本発明によれば、イオン化電極内に形成される真空室に対して設けられるスクロール真空ポンプを質量分析部が配置される真空室に対して設けられているターボ分子真空ポンプの排圧の排気のためにも使用するように構成したことにより、質量分析装置に必要な真空ポンプを2台とすることができ、装置全体の部品点数の減少によるコストの低減、装置の小型化、軽量化を図ることができる。
【0071】
さらに、本発明によれば、2台の真空ポンプを本体部筐体の内部に収納しているので、装置から発生する騒音を低減することができ、また、大型となるターボ分子真空ポンプを取り外し可能に構成しているので、装置を納品する際に、ターボ分子真空ポンプを取り外すだけで、容易に搬送することができ、また、現地での組み立ても容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による質量分析装置の全体の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構の構成を示す斜視図である。
【図3】図2のインタフェース機構を分解して示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構の構成を示す斜視図である。
【図5】図4のインタフェース機構を分解して示す図である。
【図6】本発明の第3の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構の構成を示す斜視図である。
【図7】図6のインタフェース機構を分解して示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態による質量分析装置のインタフェース機構の構成を示す斜視図である。
【図9】図8のインタフェース機構を分解して示す図である。
【図10】インタフェース機構と本体部筐体の内部機器とを接続するコネクタの構成を説明する図である。
【図11】インタフェース機構が取り付けられたとき、ディスプレイにそのインタフェース機構の動作状態が表示された例を示す図である。
【図12】インタフェース機構が取り付けられたとき、ディスプレイにそのインタフェース機構の動作状態が表示された例を示す図である。
【図13】インタフェース機構が取り付けられたとき、ディスプレイにそのインタフェース機構の動作状態が表示された例を示す図である。
【図14】本発明による質量分析装置における真空ポンプの使用例を説明する図である。
【図15】2つの真空ポンプの本体部筐体の内部での配置を説明する図である。
【図16】従来技術による質量分析装置のESIインタフェース機構の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 本体部筐体
2 気化器
3 イオン化電極
4、4’ 固定ネジ
5 真空引き抜きダクト
6 霧化器
7 チューブ
8 ケーブル
9 コネクタ
10、10’ 扉
11 台部
12 ストッパ
13ストッパ・レバー
14 溝部
15 表示器
16 平面板
17 天板
17’ 天板の窪み部
18 透明窓
19 マイクロスイッチ
20 前蓋
20’ カバー
21 溝部
22 台座部
23 支持棒
24、25 真空室
26 ターボ分子真空ポンプ
27 スクロール真空ポンプ
28 操作部
29 インジケータ
31 液体クロマトグラフ
32 パソコン(PC)
33 ディスプレイ
34 キーボード
35 マウス
36 机
91 ロック爪
92 コネクタピン
93 ジャンパ線
94、95 ヒータ
96 センサ

Claims (5)

  1. 分析すべき試料を気化させる気化器、及び、中心部に細孔を有するイオン化電極とにより構成されるインタフェース機構と、前記インタフェース機構からのイオン化された試料粒子の質量分析を行う質量分析部とにより構成される質量分析装置において、
    前記インタフェース機構は、本体部筐体に結合され、前記インタフェース機構に対する電圧の印加、加熱のための電源を供給するケーブルがコネクタを介して本体部筐体内部に引き込まれ、前記コネクタは、そのコネクタピンの2本がジャンパ線により短絡されており、短絡される前記コネクタピンの位置により、パソコンにより構成され、判別した前記インタフェース機構の種別と、機器構成の概略とをディスプレイ上に表示する制御装置に前記インタフェース機構の種別を判別させることを特徴とする質量分析装置。
  2. 前記ディスプレイ上に表示される前記インタフェース機構の機器構成の各部には、印加されている電圧と、計測された温度及び設定温度の少なくとも計測された温度とが対応して表示されることを特徴とする請求項1記載の質量分析装置。
  3. 前記本体部筐体は、その内部に前記質量分析部が収納される真空室を真空に引く第1の真空ポンプと、該第1の真空ポンプからの排気及び前記イオン化電極により構成される真空室からの排気を行う第2の真空ポンプとを備えることを特徴とする請求項1記載の質量分析装置。
  4. 前記第1の真空ポンプと前記第2の真空ポンプとは、前記本体部筐体の内部に収納され、
    前記第1の真空ポンプは、前記本体部筐体の内部の正面の手前側に配置されていることを特徴とする請求項3記載の質量分析装置。
  5. 前記第1の真空ポンプは、取り外し可能に前記本体部筐体の内部に配置されることを特徴とする請求項3または4記載の質量分析装置。
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