JP4266199B2 - 架空地線の撤去工法 - Google Patents

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Description

本発明は、電柱に張設された高圧配電線等の充電線路の上方位置に張設されている架空地線を撤去する際に、架空地線が高圧配電線に接触する事態の発生を確実に防止することにより、高圧配電線の地絡事故またはそれによる感電を回避し、架空地線の撤去作業の能率を向上させ、より安全性の優れた作業が可能となるように工夫した架空地線の撤去工法に関するものである。
一般に、電柱の上端部においては、電柱に張設されている高圧配電線等の充電線路の上方位置に、架空地線が張設されている。この高圧配電線等の上方位置に張設されている架空地線は、落雷実績や発錆状況等を原因として、所定の期間が経過した後に撤去または張り替える必要がある。また、電柱における設備形成により、架空地線の撤去を行っている。これは、柱上設備における耐張硝子の絶縁強度の向上(中実耐張硝子の施設)、放電クランプ(雷電流を任意の箇所で、電線から放電させることにより断線することを防ぐ金具)の施設、ケーブル等の耐雷化が不可能な箇所への避雷器の設置、避雷器内蔵型の変圧器もしくは開閉器の設置等により、避雷を目的とした必要性がなくなっているのである。
このような架空地線の撤去作業を行う際には、架空地線が電柱における高圧配電線の上方に位置しているので、架空地線の撤去作業時に架空地線が垂れ下がり、充電中の高圧配電線に接触し、地絡事故や作業者の感電事故等が発生するおそれがあった。
このように、作業時に高圧配電線と架空地線の接触による地絡事故や感電事故が発生するおそれがあることから、架空地線の撤去作業を行うときは、架空地線の下方位置にある高圧配電線を停電状態にしてから、架空地線を通い綱により縛り、架空地線を切断して降ろすことで、架空地線を撤去していた。
しかし、近年においては、高圧配電線を停電状態にすることは現実的に困難であることから、無停電バイパス工法が出現した。この無停電バイパス工法は、張替区間にバイパス線を延線し、このバイパス線で張替区間の通電を確保することで、高圧配電線の無停電化を実現している。
また、例えば、特許文献1に開示されているように、既設の架空地線を仮アームに引き留めた後、充電部である下部の高圧配電線との離隔をとれる位置に移動してから、架空地線の撤去を行う工法もある。
この工法では、まず、スライドアームを取付具によって電柱の上端部に傾倒可能に取り付け、取付手段によって電柱に平行に取り付けた伸縮棒によって電柱から平行に離れた位置で下から支持固定した後、移動ローラをスライドアーム上の電柱に近い位置に固定し、電柱に張設された高圧送電線等の活線の上部に張設された架空地線を、先端の掴線器で掴持した張線器の操作によって、架空地線の掴持部を移動ローラ側に引き寄せて架空地線の端部を撓ませた状態とし、この状態で架空地線の端部を電柱の架空地線接続部から取り外し、次に、移動ローラをスライドアーム上に沿って電柱から遠ざかる方向に移動させて架空地線を電柱から遠ざけ、さらに伸縮棒を縮めてスライドアームを取付具位置を支点として斜め下向きに傾倒させて架空地線を電柱に張設された活線の斜下方側に位置させてから、架空地線を掴線器から取り外すものである。
特開2000−228808号公報
しかしながら、上述した従来の無停電バイパス工法においては、移動金車で支持させたバイパス線を牽引ロープにより直接的に牽引して延線するようにしていることから、バイパス線と牽引ロープを強固に接続する必要があり、また、バイパス線の接続に用いている中間接続体に牽引張力が掛かることのないようにするために中間接続体の前後を特殊な工具で処理する必要がある等、バイパス線を牽引するための準備処理が複雑で、手間が掛かり過ぎていた。そのため、作業時間や工事費用が、本体の工事よりも大幅に増大してしまう弊害が生じていた。
また、バイパス線に張力を掛けないようにするために、必要な区間に支持線を張り、この支持線を利用して多数の移動金車により一定間隔でバイパス線を抱持した状態で延線するようにしていることから、支持線の設置作業や撤収作業、移動金車の供給や回収等により作業量が非常に多くなっていた。さらに、多数の移動金車を必要とすることは勿論として、その他にも多くの機器を必要とする等の短所があった。
一方、特許文献1に開示されている架空地線の撤去工法では、高圧配電線を活線状態のまま作業を進めることを前提とし、期間の経過により錆びて脆くなっている既設の架空地線について破断によるトラブルが生じないように撤去する工夫がなされているが、高圧配電線に対する防護処置や作業者の保護具の着用を不可欠としている点や、撤去中の既設架空地線が破断した場合に落下する可能性があり、また、多くの専用工具や器具を必要とすることから、その設置等の準備作業や撤収作業に多くの労力を要し、作業能率が悪かった。
そして、実際問題として、発錆により腐食が進行し、脆くなっている既設の架空地線に張力がかけられて破断すると、架空地線が落下して、周辺の設備や公衆等の事故に繋がる危険性が大きいため、このような事態の発生は確実に阻止しなければならない。
そこで、本発明は如上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、既設の架空地線と高圧配電線の接触を防止して、容易且つ安全に架空地線を撤去でき、しかも、架空地線が破断してしまう事態の発生を阻止して、安全性の優れた作業を実現し、作業能率も向上させた架空地線の撤去工法を提供することを目的とする。
本発明に係る架空地線の撤去工法は、電柱間に張線されている既設の架空地線に、ガイドロープを並設し、これに螺旋状コイルを取り付け、架空地線の全体に螺旋状コイルを伸張させて螺旋状コイルを架空地線に配設する螺旋状コイルの配設工程、ガイドロープの両端を両電柱に固定し、緊線するガイドロープの緊線工程、架空地線の両端部を切断し、螺旋状コイルにより架空地線を吊り下げる架空地線の吊下工程、所定の電柱側において、架空地線を引っ張る架空地線の引抜工程とから成ることで、同じく上述した課題を解決した。
また、既設の架空地線を回収した後、螺旋状コイル自体の収縮性に任せて、螺旋状コイルを一方の電柱側に収縮させて撤去する螺旋状コイルの収縮工程を備えていることで、同じく上述した課題を解決した。
この他、ガイドロープの基端部は、弛取工具を介して電柱に固定され、弛取工具の長さ調節により、ガイドロープを緊線したり緩めたりすることで、同じく上述した課題を解決した。
また、ガイドロープの先端部側に位置する電柱に、逆行防止ガイド工具を取り付け、端部を切断した架空地線を、逆行防止ガイド工具を介して引き抜くことで、同じく上述した課題を解決した。
本発明に係る架空地線の撤去工法によれば、既設の架空地線と高圧配電線の接触を防止して、容易且つ安全に架空地線を撤去でき、しかも、架空地線が破断してしまう事態の発生を阻止して、安全性の優れた作業を実現できる。また、撤去作業中における高圧配電線の断線も未然に回避することができる。
すなわち、従来の無停電バイパス工法においては、移動金車の使用により摩擦力を軽減する手法がとられているが、この移動金車自体の重量が大きいため、架空地線に対する張力が掛かり過ぎてしまい、発錆により腐食が進行して脆くなっている架空地線が破断して、下方に位置する高圧配電線への接触事故等に繋がる危険性があった。
これに対し、本発明によれば、全体の重量が軽減され、架空地線に不必要な張力が掛かることが無くなって、架空地線が破断する事態の発生を防止している。そして、架空地線の落下を原因とする周辺の設備や公衆等の事故の発生を確実に防止している。
また、架空地線が破断する事態の発生を確実に防止することで、架空地線の撤去作業を円滑に進行でき、作業能率を飛躍的に向上できる。例えば、本発明による工法と従来の無停電バイパス工法を比較すると、無停電バイパス工法では、1日当たり最大5径間の工事が限界であったのに対し、本発明の工法によれば、1日当たり15径間の工事が可能となり、3倍程度に増やすことができる。さらに、本発明の工法によれば、1径間あたりの工事費を、従来の9分の1(人分換算)に削減することができる。
この他、従来の既設の架空地線を仮アームに引き留めた後、充電部である下部の高圧配電線との離隔をとれる位置に移動してから当該架空地線の撤去を行う工法では、バイパス工事は必要ないものの、高圧配電線の近辺における作業が多くなり、高圧配電線に対する相当量の防護処理や、防護具の着用が必要となる。
これに対し、本発明によれば、高圧配電線に近接した作業が存在しないため、高圧配電線に防護処理を施す必要がなく、また、労働安全衛生規則により6000Vにおいては60cm以内に接近する際は絶縁用防具を着用するというような防護作業を実施する必要がなく、作業を容易に実施できる。
さらに、本発明に係る架空地線の撤去工法によれば、ガイドロープがテンションワイヤの役割を担うものとなり、しかも、ガイドロープが螺旋状コイルと撤去中の架空地線との両重量を支えて撓みを防止することができる。この螺旋状コイル自体は、架空地線の落下を防止すると共に、表面が滑り易く引っ掛かからないので、螺旋状コイル内に存在する架空地線を円滑に撤去できる。しかも、螺旋状コイルは、絶縁性を備えているので、感電のおそれもなく、極めて高い作業の安全性を確保している。
加えて、本発明に係る架空地線の撤去工法によれば、例えば、架空地線にカラビナを掛け忘れるといった事態の発生を防止して、架空地線の落下を確実に防止できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
本発明に係る架空地線Pの撤去工法(参考例)は、高圧配電線が停止していない活線状態において、架空地線Pにカラビナ1を備えたガイドロープ2を配設し、カラビナ1で架空地線Pを吊りながら架空地線Pを引き抜く工法である。
この架空地線Pの撤去工法(参考例)は、図1・図2に示すように、電柱Q1,Q2間に張設されている既設の架空地線Pに、複数のカラビナ1を備えたガイドロープ2を取り付け、ガイドロープ2をカラビナ1を介して架空地線Pと平行に配設するガイドロープ2の配設工程A、ガイドロープ2の両端部を両電柱Q1,Q2に固定し、緊線して架空地線Pの上方にガイドロープ2を位置させるガイドロープ2の緊線工程B、架空地線Pの両端部を切断し、上方に位置するガイドロープ2のカラビナ1により架空地線Pを吊り下げる架空地線Pの吊下工程C、所定の電柱Q2側において、架空地線Pを引っ張る架空地線Pの引抜工程Dとから成る。
ガイドロープ2は、図2(a)に示すように、例えば、所定の長さの絶縁性ロープに、吊り金具であるカラビナ1を等間隔に複数個、例えば、80個取り付けて形成されている。使用に際しては、図2(a)に示すように、両電柱Q1,Q2間に張設されている高圧配電線Kの上側における架空地線Pに、電柱Q1側において、カラビナ1を架空地線Pに1個づつ取り付けながら、ガイドロープ2を電柱Q2側に送り出すようにする。このとき、ガイドロープ2の先端部側には、延線ロープ3が取り付けられており、電柱Q2側において、延線ロープ3を引っ張りながら電柱Q1側からガイドロープ2を電柱Q2側に向けて送り出すのである。その結果、架空地線Pの全体にカラビナ1が等間隔に取り付けられる。このカラビナ1は、図4に示すように、開閉可能な揺動杆1Aを備え、ワンタッチで架空地線Pに取り付けることができるように形成されている。
また、両電柱Q1,Q2間に張設されるガイドロープ2は、図3(a)に示すように、任意の張力を付与することで、ガイドロープ2の弛度を調整できる弛取工具4を介して電柱Q1に固定されている。
この弛取工具4は、図5に示すように、ガイドロープ2の端部を巻き付けて固定できるよう、両側面に複数の角溝状の凹部5を備えた巻付ブロック6と、巻付ブロック6の一端に回転可能に枢着した円柱状の支持部7と、所定のベルト8を二つ折りにして掛架するために、上下に配置した板片9の間に複数の棒材10を組み付け、支持部7に回動自在に取り付けた掛架部11とから構成されている。
そして、図3(a)に示すように、弛取工具4のベルト8の長さを調整し、架空地線Pの弛度以上にガイドロープ2を緊線することにより、カラビナ1を介して架空地線Pに吊り下げられているガイドロープ2を、架空地線Pの上方に位置させる。
その後、電柱Q2の上端部に、逆行防止ガイド工具12を取り付けてから、図3(a)に示すように、電柱Q1,Q2に固定している架空地線Pの両端部を切断し、複数のカラビナ1により切断した架空地線Pを吊り下げた状態にする。次に、図3(b)に示すように、電柱Q2側において、架空地線Pの先端部を逆行防止ガイド工具12に挿入する。
この逆行防止ガイド工具12は、図6・図7に示すように、架空地線Pを一方向に挿入可能で、架空地線Pに挿入方向と逆向きの力が作用すると架空地線Pの移動を阻止する逆行防止金具13と、逆行防止金具13を通過した架空地線Pを挿入し、架空地線Pが地上へ向かうように下方へガイドする円弧状のガイドパイプ14とから成る。
この逆行防止ガイド工具12のガイドパイプ14は、図6・図7に示すように、略円弧状に湾曲して形成されている。また、逆行防止ガイド工具12は、先端側に逆行防止金具13を取り付けた湾曲アーム管部15と、該湾曲アーム管部15の下端部から略直線状に延設され、架空地線Pを地上方向へ導く絶縁性を備えた防護管16と、湾曲アーム管部15の所定の位置から湾曲の内側方向に向けて延設され、電柱Q2の側面に当接する保持管部17とから形成されている。
このとき防護管16は、大きな絶縁性を有しているため、架空地線Pの下方に位置している高圧配電線Kに接触した場合であっても通電しない。また、図3(b)に示すように、保持管部17が、電柱Q2の側面に当接して保持されることにより、架空地線Pを湾曲アーム管部15と防護管16を介して地上に向けて引き下ろす際に、逆行防止ガイド工具12に大きな荷重が加えられた場合であっても、電柱Q2に取り付けた逆行防止ガイド工具12の位置がずれることがない。そのため、湾曲アーム管部15の先端部分に取り付けた逆行防止金具13と架空地線Pを常に直線状に配置できると共に、逆行防止ガイド工具12を通過した架空地線Pを地上に向けて滑らかに引き下ろすことができる。
逆行防止ガイド工具12における逆行防止金具13は、図7・図8に示すように、前後一対の揺動リンク部材18,19を介して、ガイドパイプ14の直線状部分の端部における下方から延設した支持部20に対し、前後方向に揺動可能な保持パイプ21を備えている。支持部20は、固定片22を介してガイドパイプ14の直線状部分の端部における下方に固定されている。また、支持部20は、揺動リンク部材18,19をボルトとナットにより回動可能に保持するため、所定の孔を備えた2枚の挟持板により形成されている。
保持パイプ21の内部に臨ませた揺動リンク部材18,19の歯部18A,19Aは、保持パイプ21の揺動に伴って、傾斜状態(図9a参照)から直立状態(図9b参照)になる。すると、保持パイプ21の上方内壁部と歯部18A,19Aとの間に空間が形成される。
そのため、架空地線Pを保持パイプ21の内部に挿入すると、当該架空地線Pは歯部18Aに一旦係止されて(図9a参照)、保持パイプ21自体を支持部20に対して前方側へ移動させる(図9b参照)。これと同時に、保持パイプ21の上方内壁部と歯部18A,19Aとの間に空間が形成され、架空地線Pは円滑に挿入方向へ移動できる(図9c参照)。
一方、架空地線Pを、挿入方向と反対に引っ張って保持パイプ21から引き抜こうとすると、保持パイプ21が支持部20に対して後方側へ移動する。これと同時に、保持パイプ21の上方内壁部と歯部18A,19Aとの間の空間が狭くなるので、架空地線Pが挟み込まれてその移動が阻止される。従って、撤去される架空地線Pの端部を保持パイプ21に挿入し、ガイドパイプ14を介して架空地線Pを地上に向けて引き下ろしている最中に、架空地線Pを電柱Q1側に引っ張る逆方向の力が作用すると、架空地線Pの移動が阻止されるのである。
そして、図3(a)に示すように、カラビナ1を備えているガイドロープ2が緊線されて、ガイドロープ2が架空地線Pの上方に位置している状態において、電柱Q1,Q2間に張設されている架空地線Pの両端部を切断する。これにより、架空地線Pの上方に位置するガイドロープ2に取り付けた複数のカラビナ1により、架空地線Pの全体が吊り下げられた状態となる。このカラビナ1による架空地線Pの吊下状態において(図3b参照)、架空地線Pの先端部を保持パイプ21に挿入し、逆行防止ガイド工具12のガイドパイプ14を介して切断した架空地線Pを地上に向けて引き下ろすのである。
また、逆行防止金具13には、アース24が取り付けられており、地絡電流の帰路を形成し、感電事故の発生を防止している。また、万が一高圧配電線Kに接触してしまった場合であっても、感電事故の発生を防止している。
この他、図10に示すように、地上側においては、引き下ろした架空地線Pを巻き取って回収する巻取工具25を設置している。この巻取工具25は、円形枠状のケージ26内に回転軸部27が配設されている。そして、作業員が高圧絶縁手袋を着用して、架空地線Pをケージ26内の回転軸部27に巻き込んで回収するのである。
尚、架空地線Pの長さが、15m以下であるときは、図11に示すように、逆行防止ガイド工具12の替わりに逆行防止金具13を単独で使用することにより、電柱Q2の上方に設置した高所作業用のバケット28において、架空地線Pを巻き取っても良い。
以下に、架空地線Pの撤去作業の手順(参考例)を詳述する。
(架空地線の状態確認)
まず、図12に示すように、双眼鏡を使用して、架空地線Pの状態を確認する。すなわち、素線切れ及び直線グリップの有無を確認し、素線切れがあった場合は、ばらけた素線を切断してテープ巻きを施す。また、巻付グリップがある場合は、グリップ両端にテープ巻きを施す。
(架空地線の切断準備)
架空地線Pの切断準備として、引き通しの場合の落下防止処置に取り掛かる。引き通しの場合は、巻付グリップを使用して非作業側の落下防止処置を施す。
(弛取工具の取付)
ガイドロープ2と延線ロープ3を準備する。また、巻取工具25を地上における適切な位置に設置し、逆行防止ガイド工具12のガイドパイプ14における下端部を、接続片29を介して巻取工具25に固定する。そして、電柱Q1側に弛取工具4を取り付ける。
(逆行防止ガイド工具の取付)
逆行防止ガイド工具12を、電柱Q2のキャップ、または、腕金に固定する。このとき、架空地線Pとの高低差が生じないよう注意する。また、逆行防止ガイド工具12のガイドパイプ14は、撚りができないよう固定する。電柱Q1,Q2間に高低差がある場合は、高い電柱Q2側で架空地線Pを引き抜いて巻き取るようにする。
(ガイドロープの延線)
その後、電柱Q1,Q2間に延線ロープ3を渡し、当該延線ロープ3を張った状態で、電柱Q1において、既設の架空地線Pにカラビナ1を取り付けながらガイドロープ2を送り出す。このとき、カラビナ1は、全て同じ向きにする。電柱Q2側においては、ガイドロープ2に取り付けた延線ロープ3を弛ませないように張った状態で巻き取っていく。そして、複数のカラビナ1を介して、ガイドロープ2を架空地線Pの下方に配置する。
(ガイドロープの固定)
ガイドロープ2が一方の電柱Q1から他方の電柱Q2へ到着したならば、当該ガイドロープ2の先端部を電柱Q2のキャップ等に固定する。一方、電柱Q1側においては、ガイドロープ2の基端部を弛取工具4に固定する。
(ガイドロープの緊線)
弛取工具4を使用し、架空地線Pの弛みと同程度までガイドロープ2を緊線する。次に、架空地線Pの切断準備として、切断時の衝撃を無くすため、シメラーにて切断部の張力が無くなる程度に架空地線Pを張線する。尚、張りすぎると、架空地線Pが切れる可能性があるので注意する。そして、架空地線Pの自重がカラビナ1にかかるように、ガイドロープ2を更に緊線して、カラビナ1とガイドロープ2を架空地線Pの上方に位置させる。
(架空地線の切断)
架空地線Pをカラビナ1によって吊り下げた状態にしてから、他方の電柱Q1側(シメラー取付側)にて切断箇所にテープ巻き(バラケ防止)し、架空地線Pの端末を切断する。また、電柱Q2側でも切断箇所にテープ巻き(バラケ防止)し、架空地線Pの端末を切断する。切断した後は、シメラーを緩めて取り外す。
(架空地線の巻取)
電柱Q2側において、逆行防止ガイド工具12の逆行防止金具13に架空地線Pの切断部を挿入し、ガイドパイプ14を介して地上に向けて架空地線Pを引き下ろし、巻取工具25により巻き取って回収する。尚、架空地線Pの長さが15m以下の場合には、高所作業用のバケット28内で架空地線Pを巻き取って回収する。また、既設の架空地線Pの基端部に新設の架空地線Pを接続しておけば、既設の架空地線Pの撤去と、新設の架空地線Pの延線を同時に行うことができる。
(ガイドロープの撤収)
架空地線Pの撤収作業が終了したときには、ガイドロープ2を撤去する。電柱Q1側において、ガイドロープ2に弛みを入れ、弛取工具4を外す。電柱Q2側においては、ガイドロープ2の固定を外し、電柱Q1側でガイドロープ2を巻き取る。
(機材の取外し)
最後に、弛取工具4と逆行防止ガイド工具12等を撤去し、作業を終了する。
図13には、本発明に係る架空地線Pの撤去工法が詳述されている。
この架空地線Pの撤去工法は、高圧配電線Kが停止していない活線状態において、ポリエチレン製の螺旋状コイル30をガイドとして使用し、架空地線Pを螺旋状コイル30の中で吊りながら引き抜く工法である。
具体的には、図14に示すように、電柱間に張線されている既設の架空地線Pに、ガイドロープ2を並設し、これに螺旋状コイル30を取り付け、架空地線Pの全体に螺旋状コイル30を伸張させて螺旋状コイル30を架空地線Pに配設する螺旋状コイル30の配設工程E、ガイドロープ2の両端を両電柱Q1,Q2に固定し、緊線するガイドロープ2の緊線工程F、架空地線Pの両端部を切断し、螺旋状コイル30により架空地線Pを吊り下げる架空地線Pの吊下工程G、所定の電柱側において、架空地線Pを引っ張る架空地線Pの引抜工程Hとから成る。
また、既設の架空地線Pを回収した後、螺旋状コイル30自体の収縮性に任せて、螺旋状コイル30を一方の電柱Q1側に収縮させて撤去する螺旋状コイル30の収縮工程Iを備えている。
架空地線Pの引き抜きの手順は、まず、架空地線Pを仮外しし、外した架空地線P及びガイドロープ2を螺旋状コイル30に通す。この螺旋状コイル30は、絶縁性を備えている。
その後、ガイドロープ2の両端を電柱Q1,Q2の頂部に固定する。そして、基端部に導入パイプ31a、先端部に導入パイプ31bを取り付けた螺旋状コイル30を、架空地線Pの全体に伸張する。螺旋状コイル30の長さは、例えば、最長径間40mにおいて、伸張時のコイルの波長間隔が50cm以下となるため、架空地線Pの基端部が垂れ下がってしまった場合にも、高圧配電線Kに架空地線Pが接触することはない。また、導入パイプ31a,31bを使用することにより、螺旋状コイル30における途中の混線を防止できる。
そして、螺旋状コイル30の両端を固定した後、ガイドロープ2を緊線する。
その後、シメラーを使用し、架空地線Pを切断する。螺旋状コイル30は、棒状のPET製であり、摩擦力が少ないため、コイル内に存在する架空地線Pを容易に引き抜くことができる。
架空地線Pを撤去した後は、螺旋状コイル30の一端を固定しているグリップを外すことにより、コイル自体の伸縮性を利用して、螺旋状コイル30を他端側に収縮させ、これを撤去する。
以下に、螺旋状コイル30と逆行防止ガイド工具12を用いた架空地線Pの撤去作業の手順を詳述する。
(落下防止処置)
まず、図15に示すように、架空地線Pを巻付グリップにより固定して、落下防止処置を施す。
(逆行防止ガイド工具の取付)
他方の電柱Q2側に逆行防止ガイド工具12を取り付ける。
(ガイドロープの延線)
電柱Q1において、ガイドロープ2の一端側を弛取工具4によって固定し、張った状態にする。
(架空地線の切断準備)
ガイドロープ2を張設する。そして、弛取工具4を使用し、架空地線Pの弛みと同程度までガイドロープ2を緊線する。また、コイル導入器を使用し、架空地線Pとガイドロープ2に一括して螺旋状コイル30を取り付ける。そして、導入パイプ31a,31bに架空地線Pとガイドロープ2を挿入する。その後、螺旋状コイル30の基端部に導入パイプ31a、螺旋状コイル30の先端部に導入パイプ31bを取り付ける。この際、引留めロープ(短)32を導入パイプ31aに取り付け、電柱Q1の腕金等に固定する。また、引留めロープ(長)32を導入パイプ31bに取り付けた後、引留めロープ32に通い綱を取り付け、この通い綱を引きながら、架空地線Pの全体に螺旋状コイル30を施設する。
そして、引留めロープ(長)32を電柱Q2の腕金等に固定する。その後、架空地線Pがコイル下端に位置するようにガイドロープ2を緊線する。
(架空地線の切断)
まず、架空地線Pの切断準備として、切断時の衝撃を無くすため、シメラーにて切断部の張力が無くなる程度に架空地線Pを張線する。次に、シメラー取付側にて、巻付グリップの際(引通しの場合は、柱中心より60cm程度)を切断箇所とし、テープ巻き(バラケ防止)をした後、切断する。シメラーを緩めて取り外す。巻取り側にて、巻付グリップの際(引通しの場合は、柱中心より60cm程度)を切断箇所とし、テープ巻き(バラケ防止)をした後、切断する。巻取り側の架空地線P先端にテープ巻きし、逆行防止ガイド工具12のガイドパイプ14へ挿入しながら地上側へ送る。
(架空地線の巻取)
地上側において、架空地線Pの先端が巻取工具25に到着したら、高圧絶縁手袋を着用してこれを巻き取る。また、既設の架空地線Pの基端部に新設の架空地線Pを接続しておけば、既設の架空地線Pの撤去と、新設の架空地線Pの延線を同時に行うことができる。
(機材の撤収)
逆行防止ガイド工具12を撤収する。また、片側の引留めロープ32を取外す。ガイドロープ2と螺旋状コイル30を撤収し、作業を終了する。
本発明は、電柱Q1,Q2間に張設されている既設の架空地線Pを撤去する工法として、また、既設の架空地線Pの撤去と新設の架空地線Pの延線を同時に行う工法として、種々の工事に広く用いることができる。
複数のカラビナを備えたガイドロープを用いる架空地線の撤去工法(参考例)の内容を明らかにした説明図である。 複数のカラビナを備えたガイドロープを用いる架空地線の撤去工法(参考例)の一工程であり、(a)は架空地線にカラビナを取り付けてガイドロープを送り出す状態の側面図、(b)は電柱にガイドロープを固定した状態の側面図である。 複数のカラビナを備えたガイドロープを用いる架空地線の撤去工法(参考例)の一工程であり、(a)はガイドロープを緊線して架空地線の上方にカラビナとガイドロープを反転させた状態の側面図、(b)は架空地線を切断し、逆行防止ガイド工具に挿入して地上に向けて架空地線を引き下ろしている状態の側面図である。 ガイドロープに取り付けたカラビナの構成を示す斜視図である。 弛取工具の構成を示す斜視図である。 逆行防止ガイド工具の構成を示す側面図である。 逆行防止ガイド工具の構成を示す斜視図である。 逆行防止金具の構成を示す分解斜視図である。 逆行防止金具の動作を説明したもので、(a)は架空地線を挿入する前の状態の側面図、(b)は架空地線の挿入時の状態の側面図、(c)は架空地線を挿入した後の状態の側面図である。 電柱に高所作業用のバケットを設置した状態の斜視図である。 巻取工具の構成を示した斜視図である。 架空地線の撤去作業の手順を詳述した説明図である。 螺旋状コイルを用いる架空地線の撤去工法の一工程であり、(a)は螺旋状コイルにより架空地線を吊り下げている状態の斜視図、(b)は架空地線を切断し、逆行防止ガイド工具に挿入して地上に向けて架空地線を引き下ろしている状態の斜視図である。 螺旋状コイルを用いる架空地線の撤去工法の内容を明らかにした説明図である。 架空地線の撤去作業の手順を詳述した説明図である。
符号の説明
P…架空地線 K…高圧配電線
Q1…電柱 Q2…電柱
1…カラビナ 1A…揺動杆
2…ガイドロープ 3…延線ロープ
4…弛取工具 5…凹部
6…巻付ブロック 7…支持部
8…ベルト 9…板片
10…棒材 11…掛架部
12…逆行防止ガイド工具 13…逆行防止金具
14…ガイドパイプ 15…湾曲アーム管部
16…保護管 17…保持管部
18…揺動リンク部材 18A…歯部
19…揺動リンク部材 19A…歯部
20…支持部 21…保持パイプ
22…固定片 24…アース
25…巻取工具 26…ケージ
27…回転軸部 28…高所作業用のバケット
29…接続片 30…螺旋状コイル
31a…導入パイプ 31b…導入パイプ
32…引留めロープ

Claims (4)

  1. 電柱間に張線されている既設の架空地線に、ガイドロープを並設し、これに螺旋状コイルを取り付け、架空地線の全体に螺旋状コイルを伸張させて螺旋状コイルを架空地線に配設する螺旋状コイルの配設工程、ガイドロープの両端を両電柱に固定し、緊線するガイドロープの緊線工程、架空地線の両端部を切断し、螺旋状コイルにより架空地線を吊り下げる架空地線の吊下工程、所定の電柱側において、架空地線を引っ張る架空地線の引抜工程とから成る架空地線の撤去工法。
  2. 既設の架空地線を回収した後、螺旋状コイル自体の収縮性に任せて、螺旋状コイルを一方の電柱側に収縮させて撤去する螺旋状コイルの収縮工程を備えている請求項1に記載の架空地線の撤去工法。
  3. ガイドロープの基端部は、弛取工具を介して電柱に固定され、弛取工具の長さ調節により、ガイドロープを緊線したり緩めたりする請求項1または2に記載の架空地線の撤去工法。
  4. ガイドロープの先端部側に位置する電柱に、逆行防止ガイド工具を取り付け、端部を切断した架空地線を、逆行防止ガイド工具を介して引き抜く請求項1乃至3のいずれかに記載の架空地線の撤去工法。
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