JP4266150B2 - 投影装置、投影方法 - Google Patents

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Description

本発明は、投影される映像の歪みを高速に補正することを可能にする投影装置に関する。
プロジェクタ等の投影装置を利用して前記プロジェクタに入力された映像を投影する際、凹凸面など投影装置の光軸と投影面(スクリーン)の法線が一致しない部分では、投影された映像に歪みが生じることになる。
これに対して、あらかじめ投影面の三次元座標を測定し、該三次元座標を利用して投影像に補正処理を施した補正映像を投影する方法により、歪みの少ない投影像を観測者に提供することを可能とする方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ここでは、補正処理は図13のように、まず投影面に観測者の前方に設置した投影像を逆透視投影変換し、続いて投影装置の透視変換モデルを用いてLCDパネルやDMD素子から構成される投影装置のパネル位置に透視投影変換を行なうことにより実現される。
特開2001−61121号公報
しかしながら、従来の投影装置では、入力画像の補正処理に必要な投影面の三次元座標を全て利用して補正映像を生成するため、補正処理に掛かる計算処理量が膨大であった。
ここで、従来の投影装置において、補正処理に必要な計算処理量について図13を用いて詳細に説明する。ここでは、獲得した投影面の三次元座標数をm、投影像の画素数をnとして説明を進める。補正処理は前述の通り、以下の処理で実現される。
(a)投影像を投影面に逆投影変換する。
(b)上記の(a)の処理で投影面に投影された投影像をLCDパネルに透視投影変換する。
上記の(a)の処理では投影像の各画素につき、画素と観測者の視点位置を通る直線が、どの投影面の三次元座標点に交差するかを投影面を構成するm点と比較するという、n×mの比較演算処理が必要となる。(b)の処理では投影面に投影されたn点の透視投影変換処理が必要となる。
ここで、(a)の処理は投影面の三次元座標数が増えることに伴って計算処理量が膨大となる。加えて(a)の処理は、画素と観測者の視点位置を通る直線が、どの投影面の三次元座標点にも交差しない可能性があるため、近傍の三次元座標点を選択するなどの処理が加えて必要となる。この計算処理量の増加のため補正処理に時間が掛かることとなり、画像を観察する観測者にとっては投影像にちらつきが生じ観測性の悪化を招くという問題があった。
この問題に対して、文献「Active Projector:Image correction for moving image over uneven screens」(Nobutatsu Nakamura,Proc.UIST'02,poster pp.1-2,ACM Press,2002.)に記載の方法では、獲得した投影面の形状全体を構成する三次元座標数をポリゴンリダクションと呼ばれる方法を用いてあらかじめ間引いてから補正処理に利用しているが、間引き処理によって投影面の正確な形状との間にずれが生じることになり、その結果、補正映像にも歪みが生じるといった問題がある。
本発明は、上述したような従来技術が有する問題点に鑑みてなされたものであり、投影装置において、投影画像の補正処理に掛かる計算処理量を大幅に削減し、正確な補正映像を投影できる投影装置、投影方法を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、補正映像を生成する際にあらかじめ投影面の三次元座標を選択して利用することにより、投影画像の補正処理に掛かる計算処理を削減するもので、以下の投影装置、方法を特徴とする。
(投影装置の発明)
(請求項1)観測者のビューボリュームを構成する少なくとも1つ以上の平面の平面方程式係数を入力し、投影面に対して情報を投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影装置であって、
投影像を入力する映像入力手段と、投影面の三次元座標を獲得する投影面形状獲得手段と、該投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピング手段と、該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正手段と、該補正映像を投影出力する映像出力手段と、を備えてなることを特徴とする。
(請求項2)請求項1記載の前記クリッピング手段は、入力された前記平面方程式係数と、前記投影面形状獲得手段により獲得した前記投影面の三次元座標を読み出し、該投影面の三次元座標を前記平面方程式係数で表現される平面方程式に代入し、代入結果について正負判定を行なうことにより前記三次元座標を選択することを特徴とする。
(請求項3)投影面の三次元座標を格納した投影面形状データベースを有し、観測者のビューボリュームを構成する平面の平面方程式係数を入力し、投影面に対して投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影装置であって、
投影像を入力する映像入力手段と、前記投影面形状データベースから対応する投影面の三次元座標の読み出す投影面形状獲得手段と、該投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピング手段と、該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正手段と、該補正映像を投影出力する映像出力手段と、を備えてなることを特徴とする。
(請求項4)少なくとも観測者の画角を記述した視点パラメータを入力し、投影面に対して情報を投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影装置であって、
投影像を入力する映像入力手段と、投影面の三次元座標を獲得する投影面形状獲得手段と、観測者の視点位置と視線方向を獲得する視点位置獲得手段と、該視点位置、視線方向と前記視点パラメータを用いて、前記観測者のビューボリュームを構成する平面の平面方程式係数を算出するクリップ面算出手段と、前記投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピング手段と、該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正手段と、該補正映像を投影出力する映像出力手段と、を備えてなることを特徴とする。
(請求項5)請求項4記載の前記クリップ面算出手段は、入力された視点パラメータと、前記視点位置獲得手段により獲得した観測者の視点位置と視線方向を読み出し、前記視点パラメータに記述された観測者のビューボリュームの画角と、前記視線方向を利用してビューボリュームを構成する平面の法線を算出し、続いて該平面の法線と前記視点位置を利用して前記平面方程式の係数を決定することを特徴とする。
(投影方法の発明)
(請求項6)観測者のビューボリュームを構成する少なくとも1つ以上の平面の平面方程式係数を入力し、投影面に対して情報を投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影方法であって、
投影像を入力する映像入力ステップと、投影面の三次元座標を獲得する投影面形状獲得ステップと、該投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピングステップと、該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正ステップと、該補正映像を投影出力する映像出力ステップと、を備えてなることを特徴とする。
(請求項7)請求項6記載の前記クリッピングステップは、入力された前記平面方程式係数と、前記投影面形状獲得ステップにより獲得した前記投影面の三次元座標を読み出し、該投影面の三次元座標を前記平面方程式係数で表現される平面方程式に代入し、代入結果について正負判定を行なうことにより前記三次元座標を選択することを特徴とする。
(請求項8)投影面の三次元座標を格納した投影面形状データベースを有し、観測者のビューボリュームを構成する平面の平面方程式係数を入力し、投影面に対して投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影方法であって、
投影像を入力する映像入力ステップと、前記投影面形状データベースから対応する投影面の三次元座標の読み出す投影面形状獲得ステップと、該投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピングステップと、該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正ステップと、該補正映像を投影出力する映像出力ステップと、を備えてなることを特徴とする。
(請求項9)少なくとも観測者の画角を記述した視点パラメータを入力し、投影面に対して情報を投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影方法であって、
投影像を入力する映像入力ステップと、投影面の三次元座標を獲得する投影面形状獲得ステップと、観測者の視点位置と視線方向を獲得する視点位置獲得ステップと、該視点位置、視線方向と前記視点パラメータを用いて、前記観測者のビューボリュームを構成する平面の平面方程式係数を算出するクリップ面算出ステップと、前記投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピングステップと、該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正ステップと、該補正映像を投影出力する映像出力ステップと、を備えてなることを特徴とする。
(請求項10)請求項9記載の前記クリップ面算出ステップは、入力された視点パラメータと、前記視点位置獲得ステップにより獲得した観測者の視点位置と視線方向を読み出し、前記視点パラメータに記述された観測者のビューボリュームの画角と、前記視線方向を利用してビューボリュームを構成する平面の法線を算出し、続いて該平面の法線と前記視点位置を利用して前記平面方程式の係数を決定することを特徴とする。
以上説明したように、本発明では、補正映像を生成する際にあらかじめ投影面の三次元座標を選択して利用することにより、投影画像の補正処理に掛かる計算処理を削減することが可能となる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明における投影装置の第1の構成について説明する。図1は、第1の構成の投影装置を説明するための図である。この例の投影装置は映像入力部1と投影面形状獲得部2とクリッピング部3と映像補正部4と映像出力部5とから構成されている。
映像入力部1は、例えば、液晶プロジェクタやDLPプロジェクタなどの投影装置に入力される投影像を入力する。投影面形状獲得部2は、例えば、能動的光投射方式のレンジファインダや、画像処理を利用した受動的レンジファインダにより実現される測距装置により投影面の三次元座標を獲得する。クリッピング部3は前記投影面形状獲得部2で獲得した投影面の三次元座標から補正映像生成に利用する三次元座標を選択する。映像補正部4は前記クリッピング部で選択された投影面の三次元座標を利用して投影像の補正処理を行なう。映像出力部5は補正映像を情報処理装置が有する、磁気ディスク装置、光ディスクなどの記憶装置内に格納する、もしくは投影出力を行なう。
続いて投影装置で行われる処理フローを詳細に説明する。全体の処理は図2に示す以下の処理(S1)〜(S5)で実現する。
(S1)投影装置では、まず映像入力部1が起動される。映像入力部1は起動すると、投影装置に入力される投影像を受け取り処理を終了する。
(S2)続いて投影面形状獲得部2が起動される。投影面形状獲得部2では、例えば、能動的光投射方式のレンジファインダや、画像処理を利用した受動的レンジファインダにより実現される測距装置により投影面の三次元座標の情報を獲得し処理を終了する。
(S3)続いてクリッピング部3が起動される。クリッピング部3で行なわれる処理を表した図を図3に示す。クリッピング部は起動されると、まずあらかじめ入力された観測者のビューボリュームを構成する平面(クリップ面)の4つの平面方程式係数を読み出す(S31)。ここで、ビューボリュームとは図4に示すように、視点を頂点としたピラミッド型の四角錘の形をしており、視点位置、焦点距離と画角によって決定されるものである。続いて前記投影面形状獲得部から出力された投影面の三次元座標を受信する(S32)。次に該投影面の三次元座標から1点選択し(S33、S34)、該選択した三次元座標を前記平面方程式係数で表現される平面方程式に代入する(S35)。次に代入結果の正負判定を行い、補正処理に利用する三次元座標として選択する(S36)。この一連の処理を受信した投影面の三次元座標全点に亘って繰り返す。最後に選択された三次元座標を映像補正部に転送し、処理を終了する(S37)。
(S4)続いて映像補正部4が起動される。映像補正部4では、まず前記クリッピング部3から選択された投影面の三次元座標と、前記映像入力部1から投影像を受信する。続いて該三次元座標を用いて投影像の補正処理を行う。この補正処理は前記特許文献1の方法と特に変わるところはないので、ここでの詳細な記述は省略する。
(S5)最後に映像出力部5が起動される。映像出力部では、前記映像補正部4から出力された補正映像を受信し、該補正映像を情報処理装置が有する、磁気ディスク装置、光ディスクなどの記憶装置内に格納する、もしくは例えば、液晶プロジェクタやDLPプロジェクタなどの情報投影装置を用いて投影面に投影出力するといった処理を行なう。
次に、本発明における投影装置の第2の構成について説明する。図5は、第2の構成の投影装置を説明するための図である。この例の投影装置は映像入力部1と投影面形状DB(データベース)6と投影面形状獲得部2とクリッピング部3と映像補正部4と映像出力部5とから構成されている。
この装置の構成は第1の構成とほぼ同様であるが、投影面の三次元座標をあらかじめ格納した投影面形状DB6を用いることにより、投影面形状獲得部2の処理を簡易化した点が異なっている。映像入力部1、クリッピング部3、映像補正部4、映像出力部5は、図1に示された第1の構成の場合のそれらと同様である。
投影面形状獲得部2は投影面形状DB6から投影面の三次元座標を読み出し、これをクリッピング部3へと転送する。この投影面形状DB6から投影面の三次元座標を読み出す際には、あらかじめ与えられた投影装置の位置と向きから対応する部分のみを選択して読み出すものとしてもよい。
次に、本発明における投影装置の第3の構成について説明する。図6は、第3の構成の投影装置を説明するための図である。この例の投影装置は映像入力部1、投影面形状獲得部2、視点位置獲得部7、クリップ面算出部8、クリッピング部3、映像補正部4と映像出力部5から構成されている。
この装置の構成は第1の構成とほぼ同様であるが、視点位置獲得部7とクリップ面算出部8を設けることにより、観測者の視点位置があらかじめ決定されてない時でも、補正映像を生成できるようにした点が異なっている。映像入力部1、投影面形状獲得部2、クリッピング部3、映像補正部4、映像出力部5は、図1に示された第1の構成の場合のそれらと同様である。
視点位置獲得部7は、起動されると位置トラッカ、ジャイロセンサ等の位置、方向計測装置や画像処理による方法などから観測者の視点位置と方向を受信し、これをクリップ面算出部8へと転送する。
クリップ面算出部8で行われる処理を表した図を図7に示す。クリップ面算出部8が起動されると、まず前記視点位置獲得部7から観測者の視点位置と方向を受信する(S11)。続いてあらかじめ入力された少なくとも観測者の画角が記述された視点パラメータを読み出す(S12)。続いて、視点位置、方向、視点パラメータからクリップ面の4つの平面方程式係数を決定する(S13)。最後に、決定された平面方程式係数をクリッピング部3に転送し、処理を終了する(S14)。
ここで、平面方程式の係数の決定について図8を用いて説明する。視点の方向がθであり、視点パラメータに記述された画角がφであったとすると、ビューボリュームを構成する図中のクリップ面の法線ベクトルはθ+φ/2の方向のベクトルに直交するベクトルとして求まる。次に決定した法線ベクトルを平面方程式の3つの係数とし、該平面方程式に視点位置(x,y,z)を代入することにより残りの1つの平面方程式係数を決定する。最後に、平面方程式係数をクリッピング部3に転送して処理を終了する。
◇第1実施例
次に本発明の第1の構成の実施例を具体的データに即して説明する。まず、図9に示すように三次元空間中に凹凸のある投影面が存在し、これに対してプロジェクタなどの投影装置により図9に示すn画素からなる投影像を投影し、これを図中の観測者の位置から観測するものとする。
投影装置ではまず映像入力部1が起動する。映像入力部1は起動されると図9に示す、プロジェクタ等の投影装置に入力される投影像を読み込む。
同様に投影面形状獲得部2は起動されると、投影面の三次元座標の情報を獲得する。ここでは、図10に示す点線のようにm点の三次元座標{X,Y,Z}={(0,0,0)、(1,0,0)、(1,0,1)、(1,2,0)、…}からなる投影面の形状を獲得したものとする。
次にクリッピング部3が起動されると、あらかじめ入力された観測者のビューボリュームを構成する平面(クリップ面)の4つの平面方程式係数を読み出す。本実施例では4つの係数が(1,-1,1,-1)であったものとする。なお、この係数で表現される平面方程式はX−Y+Z−1=0である。
続いて前記投影面形状獲得部2から出力された投影面の三次元座標{X,Y,Z}={(0,0,0)、(1,0,0)、(1,0,1)、(1,2,0)、…}を受信する。次に該投影面の三次元座標から1点選択し、該選択した三次元座標を前記平面方程式係数で表現される平面方程式に代入し、その結果が負ならば補正処理に利用する三次元座標として選択する。
本実施例ではm点ある投影面の三次元座標のうち初めの4点{(0,0,0)、(1、0,0)、(1,0,1)、(1,2,0)}についてのみ考える。この4つの三次元座標を前記平面方程式にそれぞれ代入し正負判定を行なうと、(0,0,0)、(1,2,0)の2点が補正処理に利用する三次元座標として選択される。この処理を投影面の三次元座標全m点に亘って繰りかえすことにより、m−1点(図10中斜線部)が選択されたものとする。クリッピング部3は最後に該m−1点の三次元座標を映像補正部4に転送し、処理を終了する。
続いて映像補正部4は起動されると観測者から正しく投影像を観測できるよう、投影像と前記m−1点からなる投影面の三次元座標を用いて補正映像を生成する。本実施例では前記投影像に補正処理を行なった結果、図10右下のような補正映像が得られたものとする。
最後に映像出力部5は前記補正映像を投影面に対して投影出力を行なう。
なお、本実施例で補正処理に必要な計算処理量は、投影像を投影面に逆投影変換時には、m点のクリップ面の平面方程式への代入、正負判定処理量と、投影像の各画素につき、画素と観測者の視点位置を通る直線がどの投影面の三次元座標点に交差するかを選択された投影面を構成するm−1点と比較する処理量との和m+n×(m−1)となる。なお、ここでは1点のクリップ面の平面方程式への代入、正負判定処理量と、画素と観測者の視点位置を通る直線がどの投影面の三次元座標点に交差するかを選択された投影面を構成する1点と比較する処理量を同じとしている。
この投影像を投影面に逆投影変換時の計算処理量を、m=100,l=30,n=10として従来技術と比較すると従来技術は1000であるのに対し、本実施例による方法では800となり従来技術の処理量より少なくなる。
◇第2実施例
次に本発明の第2の構成の実施形態を具体的データに即して説明する。まず、図11に示すように三次元空間中に凹凸のある投影面が存在し、これに対してプロジェクタなどの投影装置により投影像を投影し、これを図中の観測者の位置から観測するものとする。本実施例では投影面形状DB6に図11に示すm点の三次元座標から構成される投影面の情報が格納されているものとする。
映像入力部1、クリッピング部3、映像補正部4、映像出力部5の処理は、第1実施例の場合のそれらと同様であるので、ここでの説明は省略する。
投影面形状獲得部2は、まず、投影面形状DB6から投影装置の位置と向きから対応するm−o点の三次元座標(図11中斜線部)のみ選択して読み出す。次に選択した三次元座標をクリッピング部3へと転送し処理を終了する。
◇第3実施例
次に本発明の第3の構成の実施形態を具体的データに即して説明する。まず、図12に示すように三次元空間中に凹凸のある投影面が存在し、これに対してプロジェクタなどの投影装置により投影像を投影し、これを図中の観測者の位置から観測するものとする。
映像入力部1、投影面形状獲得部2、クリッピング部3、映像補正部4、映像出力部5の実施例は、第1実施例の場合のそれらと同様であるので、ここでの説明は省略する。
視点位置獲得部7は起動されると位置トラッカ、ジャイロセンサ等の位置、方向計測装置や画像処理による方法などから観測者の視点位置と方向を受信し、これをクリップ面算出部8へと転送する。本実施例では、視点位置が(1,1,1)、方向がY軸右周りに20°であったものとして説明を進める。
クリップ面算出部8は起動されると、まずあらかじめ入力された少なくとも観測者の画角が記述された視点パラメータを読み出す。本実施例では画角が20°であったものとして説明を進める。
続いて、視点位置、方向、視点パラメータからクリップ面の4つの平面方程式係数を決定する。この例では平面方程式の法線ベクトルは視点の方向20°と画角20°の半分を利用して(√3/2,0,−1/2)と求まる。次に該法線ベクトルを平面方程式の3つの係数として、
Figure 0004266150
とし、これに視点位置(1,1,1)を代入することにより、
Figure 0004266150
を得る。最終的に平面方程式の係数として、
Figure 0004266150
をクリッピング部へと転送し処理を終了する。
以上、本発明を実施形態例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明による投影装置の構成を説明するための図。 本発明による投影装置における処理フローを説明するための図。 本発明による投影装置におけるクリッピング部で行なわれる処理フロ。rを説明るための図。 本発明による投影装置におけるクリッピング部で行なわれる処理を説明するための図。 本発明による投影装置の別の構成を説明するための図。 本発明による投影装置の別の構成を説明するための図。 本発明による投影装置におけるクリップ面算出部で行なわれる処理フローを説明するための図。 本発明による投影装置におけるクリップ面算出部で行なわれる処理を説明するための図。 本発明の一実施形態による投影装置における処理フローを説明するための図。 本発明の一実施形態による投影装置における処理フローを説明するための図。 本発明の一実施形態による投影装置における処理フローを説明するための図。 本発明の一実施形態による投影装置における処理フローを説明するための図。 従来技術を説明するための図。
符号の説明
1 映像入力部
2 投影面形状獲得部
3 クリッピング部
4 映像補正図
5 映像出力部
6 投影面形状DB(データベース)
7 視点位置獲得部
8 クリップ面算出部

Claims (10)

  1. 観測者のビューボリュームを構成する少なくとも1つ以上の平面の平面方程式係数を入力し、投影面に対して情報を投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影装置であって、
    投影像を入力する映像入力手段と、
    投影面の三次元座標を獲得する投影面形状獲得手段と、
    該投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピング手段と、
    該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正手段と、
    該補正映像を投影出力する映像出力手段と、
    を備えてなることを特徴とする投影装置。
  2. 請求項1記載の前記クリッピング手段は、入力された前記平面方程式係数と、前記投影面形状獲得手段により獲得した前記投影面の三次元座標を読み出し、該投影面の三次元座標を前記平面方程式係数で表現される平面方程式に代入し、代入結果について正負判定を行なうことにより前記三次元座標を選択することを特徴とする請求項1記載の投影装置。
  3. 投影面の三次元座標を格納した投影面形状データベースを有し、観測者のビューボリュームを構成する平面の平面方程式係数を入力し、投影面に対して投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影装置であって、
    投影像を入力する映像入力手段と、
    前記投影面形状データベースから対応する投影面の三次元座標の読み出す投影面形状獲得手段と、
    該投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピング手段と、
    該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正手段と、
    該補正映像を投影出力する映像出力手段と、
    を備えてなることを特徴とする投影装置。
  4. 少なくとも観測者の画角を記述した視点パラメータを入力し、投影面に対して情報を投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影装置であって、
    投影像を入力する映像入力手段と、
    投影面の三次元座標を獲得する投影面形状獲得手段と、
    観測者の視点位置と視線方向を獲得する視点位置獲得手段と、
    該視点位置、視線方向と前記視点パラメータを用いて、前記観測者のビューボリュームを構成する平面の平面方程式係数を算出するクリップ面算出手段と、
    前記投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピング手段と、
    該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正手段と、
    該補正映像を投影出力する映像出力手段と、
    を備えてなることを特徴とする投影装置。
  5. 請求項4記載の前記クリップ面算出手段は、入力された視点パラメータと、前記視点位置獲得手段により獲得した観測者の視点位置と視線方向を読み出し、前記視点パラメータに記述された観測者のビューボリュームの画角と、前記視線方向を利用してビューボリュームを構成する平面の法線を算出し、続いて該平面の法線と前記視点位置を利用して前記平面方程式の係数を決定することを特徴とする請求項4記載の投影装置。
  6. 観測者のビューボリュームを構成する少なくとも1つ以上の平面の平面方程式係数を入力し、投影面に対して情報を投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影方法であって、
    投影像を入力する映像入力ステップと、
    投影面の三次元座標を獲得する投影面形状獲得ステップと、
    該投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピングステップと、
    該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正ステップと、
    該補正映像を投影出力する映像出力ステップと、
    を備えてなることを特徴とする投影方法。
  7. 請求項6記載の前記クリッピングステップは、入力された前記平面方程式係数と、前記投影面形状獲得ステップにより獲得した前記投影面の三次元座標を読み出し、該投影面の三次元座標を前記平面方程式係数で表現される平面方程式に代入し、代入結果について正負判定を行なうことにより前記三次元座標を選択することを特徴とする請求項6記載の投影方法。
  8. 投影面の三次元座標を格納した投影面形状データベースを有し、観測者のビューボリュームを構成する平面の平面方程式係数を入力し、投影面に対して投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影方法であって、
    投影像を入力する映像入力ステップと、
    前記投影面形状データベースから対応する投影面の三次元座標の読み出す投影面形状獲得ステップと、
    該投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピングステップと、
    該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正ステップと、
    該補正映像を投影出力する映像出力ステップと、
    を備えてなることを特徴とする投影方法。
  9. 少なくとも観測者の画角を記述した視点パラメータを入力し、投影面に対して情報を投影する投影装置に入力される投影像を歪みなく観測できるように、投影面の3次元座標を用いて補正映像を生成する投影方法であって、
    投影像を入力する映像入力ステップと、
    投影面の三次元座標を獲得する投影面形状獲得ステップと、
    観測者の視点位置と視線方向を獲得する視点位置獲得ステップと、
    該視点位置、視線方向と前記視点パラメータを用いて、前記観測者のビューボリュームを構成する平面の平面方程式係数を算出するクリップ面算出ステップと、
    前記投影面の三次元座標から前記平面方程式係数を用いて、補正映像を生成する際に利用する三次元座標を選択するクリッピングステップと、
    該選択した三次元座標を利用して前記投影像に対して幾何変換を施して補正映像を生成する映像補正ステップと、
    該補正映像を投影出力する映像出力ステップと、
    を備えてなることを特徴とする投影方法。
  10. 請求項9記載の前記クリップ面算出ステップは、入力された視点パラメータと、前記視点位置獲得ステップにより獲得した観測者の視点位置と視線方向を読み出し、前記視点パラメータに記述された観測者のビューボリュームの画角と、前記視線方向を利用してビューボリュームを構成する平面の法線を算出し、続いて該平面の法線と前記視点位置を利用して前記平面方程式の係数を決定することを特徴とする請求項9記載の投影方法。
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