JP4265702B2 - 映像投写装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、液晶パネル等の表示デバイスに光を照射することによって表示デバイスに表示された映像をスクリーン上に投写する映像投写装置に関するものであり、特に、映像投写装置のランプ交換機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
背面投写型プロジェクターには、複数台のコアユニットを上下左右に並べて複数枚のスクリーン部からなる1つの大型スクリーンを構成するマルチビジョン型のものがある。各コアユニットの中には、映像投写装置が装備されており、映像投写装置のそれぞれが、表示デバイスにランプからの光を照射することによって表示デバイスに表示された映像をコアユニットのスクリーン部に投写している。このような映像投写装置の光源として使用されるランプは、高圧水銀灯等の高輝度ランプであり、その寿命は比較的短いので、ランプ交換作業を頻繁に行う必要がある。このため、ランプの自動交換機構を備えたプロジェクターが、例えば、特開平5−313115号公報において提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に開示されたプロジェクターのランプ自動交換機構は、複数のランプを備えた円盤状の支持部材を回転させてランプを切り替えるものであるため、映像投写装置の外形が大きくなり、結果的に映像投写装置を装備したプロジェクターの奥行きが増大するという問題があった。
【0004】
そこで、本発明は、上記したような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、光源部の交換機構を備えた小型の映像投写装置を提供することにある。
【0005】
また、本発明の他の目的は、光源部の照射位置精度を向上させることができる映像投写装置を提供することにある。
【0006】
また、本発明のさらに他の目的は、光源部を手動でも移動させることができる映像投写装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の映像投写装置は、映像形成部に光を照射することによって上記映像形成部に表示された映像をスクリーン上に投写する装置であって、上記映像形成部を照射する光を発する第1の光源部と、上記映像形成部を照射する光を発する第2の光源部と、上記第1の光源部を移動可能に支持する第1のレールと、上記第2の光源部を移動可能に支持する第2のレールと、上記第1の光源部を上記第1のレールに沿って第1の待機位置又は上記映像形成部に光を照射する照射位置に移動させる第1の駆動機構と、上記第2の光源部を上記第2のレールに沿って第2の待機位置又は上記照射位置に移動させる第2の駆動機構と、上記第1の駆動機構及び上記第2の駆動機構の動作、及び、上記第1の光源部及び上記第2の光源部の点灯及び消灯を制御する制御手段とを有し、上記第1の光源部及び上記第2の光源部側において上記第1のレールと上記第2のレールとがなす角度が180°より小さいことを特徴としている。
【0008】
また、請求項2の映像投写装置は、上記請求項1の装置において、上記第1のレールと上記第2のレールとの組み合わせがL字型になるよう、上記第1のレールと上記第2のレールとを配置したことを特徴としている。
【0009】
また、請求項3の映像投写装置は、上記請求項1又は2のいずれか一つに記載の装置において、上記第1の駆動機構が、第1のモータと、上記第1のモータの回転軸に固定された第1のウォームギヤと、上記第1の光源部に固定された第1のラックギヤと、上記第1のウォームギヤからの駆動力を上記第1のラックギヤに伝達する第1の伝達ギヤとを有し、上記第2の駆動機構が、第2のモータと、上記第2のモータの回転軸に固定された第2のウォームギヤと、上記第2の光源部に固定された第2のラックギヤと、上記第2のウォームギヤからの駆動力を上記第2のラックギヤに伝達する第2の伝達ギヤとを有することを特徴としている。
【0010】
また、請求項4の映像投写装置は、上記請求項1又は2のいずれか一つに記載の装置において、上記第1の駆動機構が、第1のモータと、上記第1の光源部に固定された第1のラックギヤと、上記第1のモータの駆動力を上記第1のラックギヤに伝達する第1の伝達ギヤ群と、上記第1の伝達ギヤ群内に備えられ、所定の大きさを超えるトルクがかかったときに上記第1のモータの駆動力を上記第1のラックギヤに伝えない第1のスリップ機構とを有し、上記第2の駆動機構が、第2のモータと、上記第2の光源部に固定された第2のラックギヤと、上記第2のモータの駆動力を上記第2のラックギヤに伝達する第2の伝達ギヤ群と、上記第2の伝達ギヤ群内に備えられ、所定の大きさを超えるトルクがかかったときに上記第2のモータの駆動力を上記第2のラックギヤに伝えない第2のスリップ機構とを有することを特徴としている。
【0012】
また、請求項の映像投写装置は、請求項1からまでのいずれか一つに記載の装置において、上記第1の光源部が上記第1のレールに沿って上記照射位置に向けて移動したときに、上記第1の光源部が当接する第1の停止用固定部材と、上記第2の光源部が上記第2のレールに沿って上記照射位置に向けて移動したときに、上記第2の光源部が当接する第2の停止用固定部材とを有することを特徴としている。
【0013】
また、請求項の映像投写装置は、請求項に記載の装置において、上記第1の光源部が上記照射位置近傍に到達したことを検出する第1の位置検出手段と、上記第2の光源部が上記照射位置近傍に到達したことを検出する第2の位置検出手段とを有し、上記第1の位置検出手段により上記第1の光源部の上記照射位置近傍への到達が検出されたときに、上記第1の駆動手段の動作を停止させ、上記第2の位置検出手段により上記第2の光源部の上記照射位置近傍への到達が検出されたときに、上記第2の駆動手段の動作を停止させることを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施の形態による映像投写装置100の制御系の構成を示すブロック図である。また、図2は、図1の映像投写装置100の内部構造を概略的に示す斜視図、図3は、図2を垂直面で切り矢印S3方向に見た概略的な断面図である。また、図4は、図2に示されるレールの形状を示す斜視図、図5は、図2に示される伝達ギヤに備えられたスリップ機構を示す分解斜視図である。また、図6は、本実施の形態の映像投写装置100の光学系を示す構成図である。さらに、図7は、複数台のコアユニット2を上下左右に並べて複数枚のスクリーン部2aからなる1つの大型スクリーンを構成するマルチビジョン型の背面投写型プロジェクターであって、各コアユニット2に本実施の形態の映像投写装置100が組み込まれたものを示す縦断面図である。
【0017】
図に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100は、スクリーン(図6及び図7に示されるスクリーン部2a)に投写される映像を表示する表示デバイス3(図1及び図6に示す。)と、この表示デバイス3を駆動させる表示デバイス駆動回路4(図1に示す。)と、点灯時に表示デバイス3を照射する光を発する光源部5(図1〜図3及び図6に示す。)と、点灯時に表示デバイス3を照射する光を発する予備の光源部6(図1〜図3及び図6に示す。)と、光源部5又は光源部6を点灯させるランプ点灯回路7(図1に示す。)とを有する。光源部5及び光源部6はそれぞれ、高圧水銀灯等の高輝度ランプと、このランプからの光を所定方向に向ける凹面鏡と、これらを支持する支持構造体と、高輝度ランプに電力を供給するためのソケット等を備えている。
【0018】
また、本実施の形態の映像投写装置100は、光源部5を、待機位置8(図1〜図3及び図6に示す。)又は表示デバイス3に光を照射する照射位置9(図1〜図3及び図6に示す。)に移動させる移動機構10(図3に示す。)と、予備の光源部6を、待機位置11(図1〜図3及び図6に示す。)又は照射位置9に移動させる移動機構12(図3に示す。)とを有する。
【0019】
光源部5用の移動機構10は、光源部5を水平方向Dに移動可能に支持する1対のレール13,14(図2〜図4に示す。)と、光源部5をレール13,14に沿って移動させる駆動機構15(図3に示す。)とを有する。図3に示されるように、駆動機構15は、レール13,14方向に延びるとともに光源部5に固定されたラックギヤ16と、このラックギヤ16に噛み合う伝達ギヤ17と、この伝達ギヤ17に同軸に連結された伝達ギヤ18と、この伝達ギヤ18に噛み合う伝達ギヤ19と、この伝達ギヤ19に同軸に固定された伝達ギヤ20と、この伝達ギヤ20に噛み合うウォームギヤ21と、このウォームギヤ21を回転させるモータ22とを有する。ここで、伝達ギヤ17及び伝達ギヤ18には、図5に示されるようなスリップ機構が備えられている。伝達ギヤ17には、フランジ部17aと支軸17bとが一体に備えられいる。伝達ギヤ18は、伝達ギヤ17のフランジ部17aに、板ばね18aと、これに重ねられた押え板18bと、支軸17bに固定されたEリング18cとによって押圧されている。従って、伝達ギヤ17と伝達ギヤ18との間の摩擦力によって連結されており、この摩擦力を超える負荷が掛かったときには、伝達ギヤ17と伝達ギヤ18との間に滑りが生じ、伝達ギヤ18の駆動力は伝達ギヤ17に伝達されない。
【0020】
また、光源部6用の移動機構12は、光源部6を垂直方向Dに移動可能に支持する1対のレール23,24(図2、図3、又は図4に示す。)と、光源部6をレール23,24に沿って移動させる駆動機構25(図に示す。)とを有する。図に示されるように、駆動機構25は、レール23,24方向に延びるとともに光源部6に固定されたラックギヤ26と、このラックギヤ26に噛み合う伝達ギヤ27と、この伝達ギヤ27に同軸に固定された伝達ギヤ28と、この伝達ギヤ28に噛み合う伝達ギヤ29と、この伝達ギヤ29に同軸に固定された伝達ギヤ30と、この伝達ギヤ30に噛み合うウォームギヤ31と、このウォームギヤ31を回転させるモータ32とを有する。ここで、伝達ギヤ27及び伝達ギヤ28には、それぞれ図5に示される伝達ギヤ17及び伝達ギヤ18と同様のスリップ機構が備えられている。このように、伝達ギヤ17,18及び27,28にスリップ機構を備えているので、通常時には、モータ22,32の駆動力を光源部5,6のラックギヤ16,26に伝達し、光源部5,6が他の部材に引っ掛かったような異常時(光源部5,6が移動できない状態のとき)にはスリップ機構の滑りによってモータ22,32に過大な負荷を掛けないようにできる。また、スリップ機構により、保守・点検作業において、光源部5,6を手で移動させることも容易になる。
【0021】
本実施の形態においては、図4に示されるように、レール13とレール23との組み合わせがL字型(即ち、ほぼ90°の角度をなす)になるよう、且つ、レール14とレール24との組み合わせがL字型になるように、各レール13,14及びレール23,24が配置されている。このように、光源部5及び6側においてレール13,14とレール23,24とがなす角度αをほぼ90°としたことによって、図7に示されるように、光源部の自動交換機構を備えた映像投写装置100を背面投写型プロジェクター内に配置した場合であっても、プロジェクターの奥行き(X方向の長さ)の増加を抑制することができる。尚、図7において、101は、反射ミラーである。
【0022】
また、図4に示されるように、レール13とレール23との組み合わせがL字型になるよう、且つ、レール14とレール24との組み合わせがL字型になるように配置した場合について説明したが、図9に示されるように、レール13とレール23とのなす角度α及びレール14とレール24とのなす角度αを90°より小さくしてもよい。また、図10に示されるように、レール13とレール23とのなす角度α及びレール14とレール24とのなす角度αを90°より大きく且つ180°よりも小さくしてもよい。図8及び図9の場合にも、映像投写装置の小型化が図れ、この映像投写装置を装備したプロジェクターの奥行きを小さくできる。
【0023】
さらに、図1に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100は、モータ22及びモータ32を駆動させるモータ駆動回路34と、光源部5が待機位置8にあることを検出する位置センサー35(図1〜図3に示す。)と、光源部5が照射位置9に到達する直前にあることを検出するモータ22停止用の位置センサー36(図1及び図3に示す。)と、光源部6が待機位置11にあることを検出する位置センサー37(図1及び図3に示す。)と、光源部6が照射位置9に到達する直前にあることを検出するモータ32停止用の位置センサー38(図1〜図3に示す。)と、位置センサー35,36,37,38の状態を検出する位置検出回路39(図1に示す。)とを有する。位置センサー35,36,37,38は、例えば、それらの検出端(突起)に光源部5又は光源部6が当接したときに、オフ状態になるマイクロスイッチである。
【0024】
また、図3に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100は、筐体45に備え付けられており、また、筐体45には、レール13,14に沿って水平方向DHに移動する光源部5が当接することによって、照射位置9における光源部5の停止位置を正確に決めるための停止用固定部材70を有し、さらに、レール23,24に沿って垂直方向DVに移動する光源部6が当接することによって、照射位置9における光源部6の停止位置を正確に決めるための停止用固定部材71とを有する。本実施の形態においては、光源部5が照射位置に向けて移動する場合には、光源部5が停止用固定部材70に当たる直前に位置センサー36により検出され、この検出信号によってモータ22を停止させ、その後、慣性により移動する光源部5が停止用固定部材70に当たって停止する。また、光源部6が照射位置に向けて移動する場合には、光源部6が停止用固定部材71に当たる直前に位置センサー38により検出され、この検出信号によってモータ32を停止させ、その後、慣性により移動する光源部6が停止用固定部材71に当たって停止する。また、光源部が停止用固定部材に当たっても、伝達ギヤにスリップ機構を備えているので、モータに過大な負荷を与えることがない。したがって、スイッチにより位置検出をしてモータをストップするまでのディレーティングを冗長にとったとしても、スリップ機構があるので、スイッチの取付け位置によらず正確な位置に停止させることができ、組立て性容易な装置を得ることができる。
【0025】
また、図1及び図6に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100は、表示デバイス3からの反射光の一部を検出する光センサー40と、光センサー40の受光量に応じた信号を出力する光検出回路43(図1に示す。)とを有する。光センサー40は、外光が光センサー40に入らないような構造、例えば、密閉構造を持つ光学ユニット(映像投写装置100の筐体であり、図6に破線で示す。)内に配置されている。具体的には、光センサー40は、図6に示すように、表示デバイス3の近傍に配置され、映像が出力されていない時(例えば、各フィールドの間)に、表示デバイス3で全反射した光の一部を検出している。このようにして表示デバイス41からの光以外の光が光センサー40に到達しにくい構成になっており、光センサー40の出力の外光による影響を小さくすることができる。尚、光センサー40の位置は、表示デバイス3からの光の強さ、光センサー40の特性等の種々の要因に基づいて決定すればよい。
【0026】
また、図3に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100は、光源部5及び光源部6を収容し、待機位置8にある光源部5を交換するための光源交換口44を備えた筐体45と、筐体45に備えられ、光源交換口44を塞ぐ蓋47とを有する。また、筐体45は、待機位置11にある光源部6を交換するための光源交換口51を備えている。また、図3に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100は、筐体45に備えられ、光源交換口51を塞ぐ蓋53を有する。また、図1に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100は、装置全体の動作を制御する制御回路59を有する。
【0027】
また、図に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100は、光源部5又は光源部6からの光を集光する集光レンズ60と、複数種類(例えば、赤、緑、青)のカラーフィルターを備え、映像信号に同期して回転するカラーフィルター盤61と、カラーフィルター盤61を回転させるモータ62と、カラーフィルター盤61を通過した光を平行光にするレンズ63と、光を表示デバイス3に向ける反射ミラー64と、表示デバイス3からの反射光を拡大しスクリーン部2aに投写する投写レンズ65とを有する。
【0028】
図1に示される制御回路59は、照射位置9にある光源部5から発せられ、表示デバイス3で反射し、光学ユニット内に配置された光センサー40に達した光の強さが所定の基準値より弱い場合には、光源部5のランプが切れるおそれが高いとみなし、予備の光源部6を点灯させ、移動機構10により光源部5を待機位置8に移動させ、移動機構12により光源部6を照射位置9に移動させる。ここで、所定の基準値は、例えば、光源部5が発する初期光強度を予め測定して記憶しておき、測定された初期の光強度にある係数(例えば、90%)を掛けた値とする。これは、ランプ特性の経年劣化によって光強度が徐々に低下する性質を利用して、ランプが切れる前に、光源部を交換するためである。ところで、光源部5は、移動させる前に消灯しておいた方が良い。ただし、移動完了後に消灯しても構わない。このような表示デバイス3照射用光源の交換により、瞬間的にスクリーンに表示された画面は消えるが(マルチビジョン型プロジェクターの場合には、一部の画面(例えば、1/4の画面)が消えるが)、その時間は極めて短く、工場設備の監視等に支障を与えることはない。尚、予備の光源部6の点灯と移動の順番は、どちらを先にすることもでき、移動中に点灯を開始させることもできる。
【0029】
本実施の形態においては、ウォームギヤ21,31を介して伝達された駆動力によって光源部5,6が移動し、固定停止部材70,71に当たって停止する。ウォームギヤ21,31は、これらに噛み合う伝達ギヤの回転によって逆回転しにくいので、光源部5,6が固定停止部材70,71に押し付けられてモータ22,32を停止させることによって、光源部5,6の位置がずれにくく、光源部5,6を最適な照射位置に保持することができる。
【0030】
図10(a)〜(g)は、本実施の形態の映像投写装置100における光源部の交換動作を示す説明図である。
【0031】
図10に示されるように、本実施の形態の映像投写装置100においては、先ず、映像投写装置100に電源を投入することによって光源部5を点灯させ(図10(a))、次に、照射位置9にある光源部5の発光輝度に関する初期データをメモリ(図示せず)に格納する。この初期データは、光源部5の交換時期を判断するための基準値を求めるための基礎データとなる。次に、照射位置9にある光源部5の輝度を光センサー40からの出力に基づいて検出し、検出された輝度が所定の基準値以下かどうかを判断する。ここで、検出された輝度が基準値以下の場合には、予備の光源部6を点灯させ(図10(b))、光源部5を待機位置8に移動させ、光源部6を照射位置9に移動させる(図10(c))。
【0032】
次に、光源部5を消灯し(図10(d))、次に、交換作業者が蓋47を開け、光源部5を取り外す(図10(e))この取り外しは、作業者が手で引き出してもよいが、モータ22を回転させることによって、光源部5をレール13,14の外に排出させてもよい。次に、交換作業者が、新しい光源部5をレールに取り付け(図10(f))、ソケット等の配線接続を行ない(図示せず)、蓋47を閉める。これで、ランプの交換が終了し、光源部5は現在点灯している光源部6に対しての予備の光源となる(図10(g))。その後、光源部5の代わりに点灯している光源部6については、輝度の低下などのチェックが行なわれ、ランプが切れそうだと判断されたときは光源部5と交換される。
【0033】
このように、照射位置9にある光源部5から発せられ、光センサー40に達した光の強さが所定の基準値より弱い場合には、光源部5を待機位置8に移動させ、予備の光源部6を照射位置に移動させ、光源部6を点灯させるので、監視の中断時間を短縮できる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1からまでの発明によれば、第1及び第2の光源部側において第1及び第2のレールがなす角度を180°より小さくしたので、光源部の自動交換機構を備えた映像投写装置を小型にすることができるという効果がある。
【0035】
また、請求項3,5,6の発明によれば、ウォームギヤを用いてモータの駆動力を光源部に伝えているので、照射位置における光源部の位置精度を向上させることができるという効果がある。
【0036】
また、請求項5,6の発明によれば、光源部が照射位置に向けて移動する場合には、光源部が停止用固定部材に当たって停止位置を決めるので、照射位置における光源部の位置精度を向上させることができるという効果がある。
【0037】
また、請求項4の発明によれば、伝達ギヤにスリップ機構を備えているので、通常時にはモータの駆動力を伝達し、異常時には滑りによってモータに過大な負荷を掛けないようにできるという効果がある。また、保守・点検作業において、光源部を手で移動させることも容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態による映像投写装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1の映像投写装置の内部構造を概略的に示す斜視図である。
【図3】 図2を垂直面で切り矢印S3方向に見た概略的な断面図である。
【図4】 図2に示されるレールの形状を示す斜視図である。
【図5】 図2に示される伝達ギヤに備えられたスリップ機構を示す分解斜視図である。
【図6】 本実施の形態の映像投写装置の光学系を示す構成図である。
【図7】 複数台のコアユニットを上下左右に並べたマルチビジョン型の背面投写型プロジェクターであって、各コアユニットに本実施の形態の映像投写装置が組み込まれたものを示す縦断面図である。
【図8】 図2に示されるレールの他の形状を示す斜視図である。
【図9】 図2に示されるレールの他の形状を示す斜視図である。
【図10】 (a)〜(g)は、本実施の形態の映像投写装置における光源部の交換動作を示す説明図である。
【符号の説明】
100 映像投写装置、 3 表示デバイス、 5,6 光源部、 8,11待機位置、 9 照射位置、 13,14,23,24 レール、 21,31 ウォームギヤ、 22,32 モータ、 16,26 ラックギヤ、 17,18,27,28 伝達ギヤ、 35〜38 位置センサー、 70,71 停止用固定部材。

Claims (6)

  1. 映像形成部に光を照射することによって上記映像形成部に表示された映像をスクリーン上に投写する映像投写装置において、
    上記映像形成部を照射する光を発する第1の光源部と、
    上記映像形成部を照射する光を発する第2の光源部と、
    上記第1の光源部を移動可能に支持する第1のレールと、
    上記第2の光源部を移動可能に支持する第2のレールと、
    上記第1の光源部を上記第1のレールに沿って第1の待機位置又は上記映像形成部に光を照射する照射位置に移動させる第1の駆動機構と、
    上記第2の光源部を上記第2のレールに沿って第2の待機位置又は上記照射位置に移動させる第2の駆動機構と、
    上記第1の駆動機構及び上記第2の駆動機構の動作、及び、上記第1の光源部及び上記第2の光源部の点灯及び消灯を制御する制御手段とを有し、
    上記第1の光源部及び上記第2の光源部側において上記第1のレールと上記第2のレールとがなす角度が180°より小さいことを特徴とする映像投写装置。
  2. 上記第1のレールと上記第2のレールとの組み合わせがL字型になるよう、上記第1のレールと上記第2のレールとを配置したことを特徴とする請求項1記載の映像投写装置。
  3. 上記第1の駆動機構が、第1のモータと、上記第1のモータの回転軸に固定された第1のウォームギヤと、上記第1の光源部に固定された第1のラックギヤと、上記第1のウォームギヤからの駆動力を上記第1のラックギヤに伝達する第1の伝達ギヤとを有し、
    上記第2の駆動機構が、第2のモータと、上記第2のモータの回転軸に固定された第2のウォームギヤと、上記第2の光源部に固定された第2のラックギヤと、上記第2のウォームギヤからの駆動力を上記第2のラックギヤに伝達する第2の伝達ギヤとを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一つに記載の映像投写装置。
  4. 上記第1の駆動機構が、第1のモータと、上記第1の光源部に固定された第1のラックギヤと、上記第1のモータの駆動力を上記第1のラックギヤに伝達する第1の伝達ギヤ群と、上記第1の伝達ギヤ群内に備えられ、所定の大きさを超えるトルクがかかったときに上記第1のモータの駆動力を上記第1のラックギヤに伝えない第1のスリップ機構とを有し、
    上記第2の駆動機構が、第2のモータと、上記第2の光源部に固定された第2のラックギヤと、上記第2のモータの駆動力を上記第2のラックギヤに伝達する第2の伝達ギヤ群と、上記第2の伝達ギヤ群内に備えられ、所定の大きさを超えるトルクがかかったときに上記第2のモータの駆動力を上記第2のラックギヤに伝えない第2のスリップ機構とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか一つに記載の映像投写装置。
  5. 上記第1の光源部が上記第1のレールに沿って上記照射位置に向けて移動したときに、上記第1の光源部が当接する第1の停止用固定部材と、
    上記第2の光源部が上記第2のレールに沿って上記照射位置に向けて移動したときに、上記第2の光源部が当接する第2の停止用固定部材と
    を有することを特徴とする請求項1からまでのいずれか一つに記載の映像投写装置。
  6. 上記第1の光源部が上記照射位置近傍に到達したことを検出する第1の位置検出手段と、
    上記第2の光源部が上記照射位置近傍に到達したことを検出する第2の位置検出手段とを有し、
    上記第1の位置検出手段により上記第1の光源部の上記照射位置近傍への到達が検出されたときに、上記第1の駆動手段の動作を停止させ、上記第2の位置検出手段により上記第2の光源部の上記照射位置近傍への到達が検出されたときに、上記第2の駆動手段の動作を停止させることを特徴とする請求項記載の映像投写装置。
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