JP4265465B2 - 車両の障害物検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の後方に存在する障害物を検出する障害物検出装置に関する。
従来より、車両周囲に超音波を出射し、その超音波が障害物に当たって反射してくる反射波を受信することにより、車両周囲に存在する障害物を検出する超音波センサを備え、この超音波センサにて車両周囲に存在する障害物が検出されると、その旨を運転者に報知するように構成された障害物検出装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2等、参照)。
特開2002−323560号公報 特開2002−372585号公報
ところで、この種の障害物検出装置を、車室の後方に荷台を備えた車両(例えば、ピックアップトラック等の各種トラック)に組み込み、車両の後退走行時に車両の後方に存在する障害物を検出するのに用いるようにすると、荷台の後端部に設けられたテールゲートの状態によっては、後方の障害物を正確に検出することができないことがあった。
つまり、ピックアップトラックのように、車室の後方に荷台が設けられた車両には、荷台に載せた荷物が落下するのを防止するために、荷台の後端部にテールゲートが取り付けられている。このテールゲートは、車両走行時には通常閉じられるものであるが、車両への荷物の積み込み等のために、車両を少し後退走行させるような場合には、テールゲートを閉じることなく(換言すれば開状態のまま)、車両が後退走行されることがある。
そして、このようにテールゲートが開状態で車両が後退走行された場合、従来の障害物検出装置を用いて車両後方の障害物を検出しようとしても、超音波センサから出射した超音波がテールゲートに当たり、その反射波が超音波センサにて受信されてしまうので、実際には障害物が存在しないにもかかわらず、障害物が存在するとして誤判定されてしまう、といった問題が生じるのである。
なお、障害物を検出するセンサとしては、上述した超音波センサ以外にも、例えば、電磁波(つまり赤外線等の光や電波)を送信し、その反射波を受信することにより障害物を検出するセンサが知られているが、この種のセンサを用いて障害物を検出するようにしても、上記と同様の問題が発生する。
本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、超音波又は電磁波の送受信により車両後方の障害物を検出する障害物検出装置において、車両の後端部に設けられたテールゲートの開閉状態に影響されることなく障害物を正確に検出できるようにすることを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の障害物検出装置においては、車両が後退走行に入ると、障害物検知手段が、送受信手段から超音波又は電磁波を出射させると共に、その後、所定の判定期間内に送受信手段にて前記反射波が受信されたか否かを判定し、送受信手段にて反射波が受信された場合には車両後方に障害物が存在する旨を検知する。
また、本発明の障害物検出装置には、車両の荷台の後端部に取り付けられたテールゲートの開閉状態を検出する開閉状態検出手段が備えられ、この開閉状態検出手段にてテールゲートの開状態が検出されると、判定開始タイミング遅延手段が、障害物検知手段が送受信手段から超音波又は電磁波を出射させてから反射波が受信されたか否かの受信判定を開始する迄の遅延時間を設定して、障害物検知手段による反射波の受信判定の開始タイミングをテールゲートが閉状態であるときよりも遅延させる。
従って、本発明の障害物検出装置によれば、車両の後退走行時にテールゲートが開いていて、送受信手段から出射した超音波又は電磁波がテールゲートに当たり、その反射波が送受信手段にて受信されるような場合には、障害物検知手段が送受信手段からの受信信号に基づく障害物判定を開始するタイミング(判定開始タイミング)を遅延させて、障害物検知手段による障害物の監視エリアを車両から遠ざけることができる。
よって、本発明によれば、障害物検知手段が、テールゲートからの反射波によって、障害物を誤検出してしまうのを防止することができる。
また、テールゲートが閉状態にあり、障害物検知手段が、テールゲートからの反射波の影響を受けることなく障害物の有無を判定できるときには、判定開始タイミングは遅延されないことから、障害物検知手段は、障害物判定を速やかに開始して、車両後方に位置する障害物を、従来通り高精度に検出することが可能となる。
よって、本発明によれば、荷台及びテールゲートを有する車両において、その車両の後退走行時に、テールゲートの開閉状態に影響されることなく、車両後方の障害物を正確に検出することができる。
ここで、送受信手段としては、超音波を送受信する超音波センサであっても、電磁波として赤外線等の光を送受信する投受光センサであっても、或いは、電磁波として所定周波数の電波を送受信する送受信機であっても使用することができる。
一方、開閉状態検出手段としては、例えば、テールゲートの開閉位置を検出する位置センサや、テールゲートの開閉状態によってオン・オフ状態が切り換えられるスイッチ等を用いて構成してもよく、或いは、送受信手段から超音波又は電磁波を出射させた後に得られる受信信号の信号波形に基づき、テールゲートの開閉状態を判定するように構成してもよい。
そして、請求項1に記載の障害物検出装置においては、受信信号の信号波形からテールゲートの開閉状態を判定できるようにするため、開閉状態検出手段を、第1サンプリング手段と開閉判定手段とから構成している。
即ち、請求項1に記載の障害物検出装置においては、第1サンプリング手段が、送受信手段から超音波又は電磁波を出射させ、その後、テールゲートが開状態にあるときにテールゲートからの反射波が送受信手段にて受信される期間を含む第1サンプリング期間の間、送受信手段からの受信信号をサンプリングし、開閉判定手段が、そのサンプリングされた受信信号の信号波形が、予め設定された基準波形と略一致しているか否かを判定し、該波形が略一致していれば前記テールゲートが開状態にあると判断し、該波形が略一致していなければ前記テールゲートは閉状態にあると判断する。
そして、このように、開閉状態検出手段を第1サンプリング手段と開閉判定手段とから構成すれば、従来の障害物検出装置に対して、テールゲートの開閉状態を検出するためのセンサやスイッチ等の部品を追加することなく、送受信手段からの受信信号を処理する信号処理装置の処理動作を変更するだけで実現できるようになり、センサやスイッチ等の部品を利用する場合に比べて装置構成を簡素化して、本発明の障害物検出装置をより低コストで実現することが可能となる。
ところで、本発明の障害物検出装置は、車両の後端部に設けられたテールゲートが開状態にあるときに、障害物検出のために送受信手段から送信した超音波又は電磁波がテールゲートに当たって反射し、その反射波が送受信手段にて受信されることによって、車両後方に存在する障害物を誤検出してしまうのを防止するためになされたものであるが、テールゲートが開状態にあるときには、荷台に載置された荷物が、テールゲートよりも更に後方に突出されていることも考えられる。
そして、このように、荷台に載置された荷物がテールゲートよりも更に後方に突出されている場合には、この荷物からの反射波が送受信手段に受信されて、障害物検知手段にて障害物の存在が誤判定されることがある。
そこで、こうした問題を含めて、テールゲートが開状態にあるときの障害物の誤判定をより確実に防止できるようにするには、請求項2に記載のように、障害物検出装置には、上述の送受信手段、障害物検知手段、開閉状態検出手段、及び、判定開始タイミング遅延手段に加えて、第2サンプリング手段と、荷物判定手段と、遅延時間更新手段とを設けるようにすればよい。
即ち、請求項2に記載の障害物検出装置においては、開閉状態検出手段にてテールゲートの開状態が検出されてから車両が移動すると、荷物判定手段が、第2サンプリング手段を動作させて、第2サンプリング手段から受信信号の信号波形を取得し、その取得した信号波形の時間的変化から、テールゲートの後方に荷台の後端部から突出した荷物が存在するか否かを判定する。
つまり、第2サンプリング手段は、送受信手段から超音波又は電磁波を出射させ、その後、荷台の後端部から車両後方に突出される荷物の最大突出量の想定値に基づき予め設定された第2のサンプリング期間の間、送受信手段から出力される受信信号をサンプリングすることから、その受信信号の信号波形が車両の移動に伴い時間的に変化しなければ、開状態にあるテールゲートよりも更に後方に、車両と一緒に移動している物体(即ち、車両に搭載された荷物)が存在すると判定でき、逆に、第2サンプリング手段によりサンプリングされた受信信号の信号波形が車両の移動に伴い時間的に変化していれば、開状態にあるテールゲートよりも後方には、車両と一緒に移動している物体(荷物)は存在しないと判定できることから、本発明では、荷物判定手段によって、車両の移動に伴い第2サンプリング手段を動作させ、その動作によって得られる受信信号の信号波形の時間的変化から、テールゲートの後方に荷台の後端部から突出した荷物が存在するか否かを判定するようにしているのである。
そして、この荷物判定手段にて、荷台の後端部から突出した荷物が存在すると判定されると、遅延時間更新手段が、その荷物からの反射波が送受信手段にて受信されることのないように、判定開始タイミング遅延手段にて設定される遅延時間を延長する。
よって、請求項2に記載の障害物検出装置によれば、テールゲートが開状態にあり、荷台に載置された荷物が、テールゲートよりも後方に突出されている場合に、その荷物からの反射波によって障害物を誤検出してしまうのを防止できる。
なお、請求項2に記載の障害物検出装置において、開閉状態検出手段は、テールゲートの開閉状態によってオン・オフ状態が切り換えられるスイッチ等を用いて構成してもよいが、請求項3に記載のように、請求項1に記載のものと同様、第1サンプリング手段と開閉判定手段とから構成すれば、テールゲートの開閉状態を検出するためのセンサやスイッチ等の部品を利用する必要がないので、装置構成を簡素化することが可能となる。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用された第1実施形態の障害物検出装置全体の構成を表すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態の障害物検出装置は、車室の後方に荷台4を備え、この荷台4の後端部にテールゲート6が取り付けられたピックアップトラック(以下、単に車両という)2において、後退走行時に車両後方に存在する障害物20を自動で検出して、運転者に障害物20の存在を報知するためのものである。
そして、本実施形態の障害物検出装置は、荷台4に対するテールゲート6の開閉状態を検出する開閉センサ8と、障害物検出用の超音波センサ12と、障害物20の存在を警報音で報知するためのブザー14と、同じく障害物20の存在を視覚的に報知するための表示器16と、超音波センサ12に対して超音波を送受信させることにより、車両後方に障害物20が存在するか否かを判定し、障害物20が存在する旨を判定すると、ブザー14や表示器16を駆動して、その旨を運転者に報知させるセンサ処理ユニット10と、から構成されている。
ここで、開閉センサ8は、本発明の開閉状態検出手段に相当するものであり、荷台4に対してテールゲート6が閉じられているときにオフ状態となり、テールゲート6がその閉位置から開方向に移動するとオン状態となるスイッチから構成されている。
また、超音波センサ12は、本発明の送受信手段に相当するものであり、車両後方に向けて超音波を送信する超音波送信部と、超音波送信部から送信した超音波が車両後方の物体に当たって反射してくる反射波を受信する超音波受信部とから構成され、荷台4の後端部でテールゲート6よりも下方に設けられた車両後部のバンパ内に組み込まれている。
一方、センサ処理ユニット10は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを中心に構成されている。また、センサ処理ユニット10には、超音波センサ12内に設けられた図示しない超音波送信部を個々に駆動する駆動回路や、超音波センサ12内に設けられた図示しない超音波受信部から反射波の受信信号を取り込むための入力回路、或いは、ブザー14や表示器16を駆動するための駆動回路、等も備えられている。
そして、センサ処理ユニット10においては、マイクロコンピュータ(詳しくはCPU)が図2に示す制御処理を実行することにより、車両2の後退走行の妨げとなる障害物20を検出して、ブザー14及び表示器16を制御する。
以下、このセンサ処理ユニット10にて実行される制御処理を、図2に示すフローチャートに沿って説明する。
この処理は、変速機が車両2を後退させるギヤ位置に切り換えられたとき(つまり車両2が後退走行に入ったとき)に開始され、その後、車両2のギヤ位置が中立位置若しくは車両2を前進させる通常走行位置に戻されるまで繰り返し実行される処理である。
そして、図2に示すように、この処理が開始されると、まずS110(Sはステップを表す)にて、開閉センサ8を用いてテールゲート6が開状態にあるか否かを判定し、テールゲート6が開状態にあれば、S120にて、フラグFをセット(F=1)した後、S140に移行し、逆に、テールゲート6が閉状態にあれば、フラグFをリセット(F=0)した後、S140に移行する。
次に、S140では、超音波センサ12を駆動して、超音波センサ12から車両後方に向けて障害物検出用の超音波を送信させる。そして、続くS150では、上述のフラグFがセットされているか否かを判断することにより、テールゲート6が開状態にあるか否かを判断し、フラグFがリセット状態(F=0)で、テールゲート6が閉状態にある場合には、そのままS170に移行し、逆に、フラグFがセット状態(F=1)で、テールゲート6が開状態にある場合には、S160にて、予め設定された遅延時間△Tsが経過したか否かを判断することにより、遅延時間△Tsが経過するのを待ち、その後、S170に移行する。
次に、S170では、超音波センサ12からの受信信号の信号レベルが予め設定された閾値を越えたか否かを判断することにより、車両後方に障害物20が存在するか否かを判定すると共に、受信信号の信号レベルが閾値を越えて車両後方に障害物20が存在すると判定すると、S140にて超音波センサ12を駆動してからの経過時間に基づき障害物20までの距離を算出する、障害物検出処理を実行する。なお、この障害物検出処理は、S140にて超音波センサ12を駆動してから予め設定された監視領域内の障害物20を検出するのに要する時間(判定期間)を上限として実行される。
そして、続くS180では、S170の障害物検出処理によって車両後方に存在する障害物20が検出されたか否かを判定し、障害物20が検出されていれば、S190に移行して、ブザー14を駆動すると共に、表示器16に障害物20までの距離を表示することによって、障害物20の存在を運転者に報知する。
また、S190にて障害物20の存在を報知するか、或いは、S180にて、障害物20は検出されていないと判断されると、S200に移行して、変速機のギヤ位置は切り換えられたか否かを判断することによって、車両2はまだ後退走行中であるか否かを判定する。
そして、S200にて、変速機のギヤ位置は切り換えられておらず、車両2は後退走行中であると判断されると、S140に移行して、上述したS140以降の処理を再度実行し、逆に、S200にて、変速機のギヤ位置が切り換えられており、車両2は後退走行中ではないと判断されると、当該制御処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態の障害物検出装置においては、車両2の後退走行時に車両後方に障害物20が存在するか否かを判定するに当たって、テールゲート6が開状態にあるか否かを判定し、テールゲート6が閉状態にある場合には、超音波センサ12から超音波を送信させた後、超音波センサ12からの受信信号に基づく障害物検出処理を直ぐに実行し、テールゲート6が開状態にある場合には、超音波センサ12から超音波を送信させてから、所定の遅延時間△Tsが経過した後、超音波センサ12からの受信信号に基づく障害物検出処理を実行するようにされている。
従って、本実施形態の障害物検出装置によれば、車両2の後退走行時にテールゲート6が開いていて、超音波センサ12から出射した超音波がテールゲート6に当たり、その反射波が超音波センサ12で受信されるような場合に、その反射波の受信信号に基づき障害物検出処理が実行されて、テールゲート6が車両後方の障害物20として誤検出されるのを防止できる。
つまり、図1に点線で示すように、テールゲート6が閉じている場合には、超音波センサ12から出射した超音波がテールゲート6に当たることはないが、図1に黒く示すように、テールゲート6が開いる場合には、超音波センサ12から出射した超音波の一部がテールゲート6に当たり、その反射波が超音波センサ12にて受信されてしまう。
そして、このようにテールゲート6からの反射波が超音波センサ12にて受信されると、図3に示す如く、超音波センサ12からの受信信号は、テールゲート6からの反射波に応じて変化することになる。また、テールゲート6は超音波センサ12に近く、反射波の信号レベルも大きくなることから、その反射波に対応した受信信号の信号レベルは、障害物判定用の閾値を超えることになる。
このため、超音波センサ12を駆動して、超音波センサ12から超音波を送信させた後、速やかに(つまり図3に示す時点ts0にて)障害物検出処理を開始するようにすると、テールゲート6からの反射波に基づき障害物20が誤検出されてしまう(図3に示す時点t1参照)。
そこで、本実施形態では、テールゲート6が開状態にあるときに、テールゲート6からの反射波によって障害物20が誤検出されるのを防止するために、テールゲート6が開状態にあるときには、障害物検出処理の開始タイミング(つまり障害物20の判定開始タイミング)を、図3に示す時点ts0から遅延時間△Tsだけ遅延させた時点ts1とすることにより、テールゲート6からの反射波が超音波センサ12で受信される期間中に障害物検出処理が実行されて、テールゲート6からの反射波により障害物20が誤検出されるのを防止するようにしているのである。
よって、本実施形態の障害物検出装置によれば、テールゲート6が開状態にあるときに、そのテールゲート6からの反射波の影響を受けることなく、車両2の後方に存在する障害物20からの反射波に基づき、その障害物20の存在を正確に検出することができることになる(図3に示す時点t2参照)。
一方、本実施形態では、テールゲート6が閉状態にあり、テールゲート6からの反射波の影響を受けることなく障害物20の有無を判定できるときには、障害物検出処理の開始タイミングを遅延させることなく、超音波の送信直後(図3に示す時点ts0)から障害物検出処理を実行するようにしている。
このため、テールゲート6が閉状態にあるとき、障害物検出処理では、テールゲート6が開状態であるときの車両後端位置よりも車両2側に位置する障害物20をも確実に検出することができるようになり、テールゲート6が閉状態にあるときの障害物20の検出精度を確保することができる。
なお、本実施例においては、S170にて実行される障害物検出処理が、本発明の障害物検知手段に相当し、テールゲート6が開状態にあるときに障害物検出処理の開始タイミングを遅延時間△Tsだけ遅延させるS150及びS160の処理が、本発明の判定開始タイミング遅延手段に相当する。
(第2実施形態)
第1実施形態では、テールゲート6の開閉状態は、その開閉状態に応じてオン・オフ状態が切り換えられる開閉センサ8を用いて検出するものとして説明したが、テールゲート6の開閉状態は、必ずしもこうしたセンサ類を利用して検出する必要はなく、超音波センサ12から超音波を送信させた後に得られる受信信号の信号波形に基づき検出することもできる。
そこで、次に、本発明の第2実施形態として、テールゲート6の開閉状態を超音波センサ12からの受信信号の信号波形に基づき検出するようにした障害物検出装置について説明する。
なお、第2実施形態の障害物検出装置の構成は、基本的には図1に示した第1実施形態の障害物検出装置と同様であり、第1実施形態と異なる点は、テールゲート6の開閉状態を検出する開閉センサ8がないことと、センサ処理ユニット10にて実行される制御処理におけるテールゲート6の開閉状態の判定処理であることから、本実施形態では、この制御処理についてのみ説明し、装置構成等については説明を省略する。
図4に示す如く、本実施形態の制御処理では、まずS210にて、超音波センサ12を駆動することにより、超音波センサ12から超音波を送信させる。
そして、続くS220では、超音波センサ12からの受信信号の信号レベルをサンプリングし、続くS230にて、そのサンプリング動作によってn個以上のサンプリングデータが得られたか否かを判定し、サンプリングデータの数がn個に達していなければS220に移行することにより、n個以上のサンプリングデータを取得させる。なお、S220は、受信信号のサンプリングを所定時間△t間隔で実行するようにされている。
次に、S230にて、受信信号のサンプリングデータ数がn個以上であると判定されると、S240に移行して、そのサンプリングデータの内の最新のn個のデータと、n個のデータからなる基準データとの誤差の積算値を求める。
ここで、基準データは、テールゲート6を開状態にして超音波センサ12から超音波を送信させ、その後、超音波センサ12から出力される受信信号を、S220でのサンプリング間隔と同じ周期△tで繰り返しサンプリングし、そのサンプリング動作によって得られたサンプリングデータ(受信信号レベルを表すデータ)の中から、テールゲート6からの反射波に対応した領域内のサンプリングデータを取り出したものであり、図5(a)に示すようにd1〜dnまでのn個のサンプリングデータにて構成されている。
そして、S240では、上記S220にて受信信号をサンプリングすることにより得られた最新のn個のサンプリングデータと、上記基準データを構成するn個のサンプリングデータとの誤差を、各データ列内で同順のサンプリングデータ毎に求め、その誤差を積算することにより、今回超音波センサ12から超音波を送信させることにより得られた受信信号の信号波形と、基準データに対応した受信信号の信号波形との相関を表す積算値を算出する。
こうしてサンプリングデータの誤差の積算値が算出されると、S250に移行して、その誤差の積算値が予め設定された判定値以下であるか否かを判定し、誤差の積算値が判定値よりも大きい場合には、超音波センサ12でテールゲート6からの反射波は受信されていないと判断して、S260に移行し、S210にて超音波センサ12から超音波を送信させてから、予め設定されたサンプリング期間△Taが経過したか否かを判定する。
なお、このサンプリング期間△Taは、図5(b)に示すように、テールゲート6が開状態にあるときに超音波センサ12から超音波を送信させた際に、テールゲート6からの反射波が超音波センサ12で受信される期間を必ず含むように予め設定されている。
そして、S260にて、超音波センサ12から超音波を送信させてからサンプリング期間△Taが経過していないと判断されると、再度S220に移行して、S220以降の処理を再度実行する。なお、このようにS260からS220へと処理が移行された際には、S220の処理を実行することによってサンプリングデータの数が増加するので、S230では、必ず肯定判断されて、S240以降の処理が実行されることになる。
次に、S250にて、S240で算出された誤差の積算値が判定値以下であると判断された場合には、図5(b)に示す如く、超音波センサ12からの受信信号をサンプリングすることにより得られたn個のサンプリングデータに対応する受信信号の信号波形と、基準データに対応した受信信号の信号波形とが略同じであり、超音波センサ12にてテールゲート6からの反射波が受信されたと判断できるので、S270にて、テールゲート6は開状態にあると判断して、フラグFをセット(F=1)し、S140に移行する。
また、S260にて、超音波センサ12から超音波を送信させてからサンプリング期間△Taが経過したと判断された場合には、テールゲート6は閉状態にあり、テールゲート6からの反射波が超音波センサ12にて受信されることはないと判断して、S280に移行し、フラグFをリセット(F=0)した後、S140に移行する。
そして、S140では、再度、超音波センサ12を駆動して、超音波センサ12から車両後方に向けて障害物検出用の超音波を送信させ、その後は、上記第1実施形態の制御処理と同様に、S150〜S200の処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態の障害物検出装置においては、テールゲートの開閉状態を検出するのに、開閉センサ8等のセンサ類を利用するのではなく、超音波センサ12からの受信信号をサンプリングすることにより得られる信号波形に基づき、テールゲートの開閉状態を判定するようにしている。
このため、本実施形態の障害物検出装置は、従来の障害物検出装置において障害物検出のために実行される制御処理の一部を変更するだけで実現できるようになり、第1実施形態のように開閉センサ8等のセンサ類を使用する場合に比べて、装置構成を簡素化して、障害物検出装置をより低コストで実現することが可能となる。
なお、本実施形態においては、上記S210〜S230及びS260の処理が、本発明の第1サンプリング手段に相当し、S240及びS250の処理が、本発明の開閉判定手段に相当する。
(第3実施形態)
第1、第2実施形態では、テールゲート6が開状態にあるか否かを判定し、テールゲート6が開状態にあるときには、障害物検出処理(S170)の開始タイミングを遅延時間△Tsだけ遅延させることにより、超音波センサ12が受信したテールゲート6からの反射波によって障害物20を誤判定するのを防止している。
しかし、テールゲート6が開状態にあるときには、図6に示すように、車両2の荷台4に載置された荷物5が、テールゲート6よりも更に後方に突出され、その荷物5からの反射波が超音波センサ12にて受信されることも考えられる。
そして、このように車両2の後方に突出された荷物5からの反射波が超音波センサ12にて受信された場合、上述した第1、第2実施形態の障害物検出装置では、その荷物5からの反射波の受信信号を、障害物判定から外すことができないことから、その反射波によって生じる障害物20の誤判定を防止することができない。
そこで、次に、本発明の第3実施形態として、図6に示すように、車両2の荷台4に、テールゲート6よりも更に後方に突出するように荷物5が搭載されているような場合であっても、その荷物5からの反射波の影響を受けることなく、車両2の後方に存在する障害物20を正確に検出できるようにした障害物検出装置について説明する。
なお、第3実施形態の障害物検出装置の構成は、基本的には図1に示した第1実施形態の障害物検出装置と同様であり、第1実施形態と異なる点は、テールゲート6の開閉状態を検出する開閉センサ8がないことと、センサ処理ユニット10にて実行される制御処理であることから、本実施形態では、この制御処理についてのみ説明し、装置構成等については説明を省略する。
図7に示す如く、本実施形態の制御処理では、まずS310にて、超音波センサ12を駆動することにより、超音波センサ12から超音波を送信させ、続くS320にて、テールゲート6が開状態にあるときに荷台4から車両後方に突出される荷物5の最大突出量の想定値に基づき予め設定されたサンプリング期間△Tbの間、超音波センサ12からの受信信号を所定時間間隔△tで繰り返しサンプリングする。
なお、このサンプリング期間△Tbは、図8に示すように、超音波センサ12から超音波を送信させた際に、開状態にあるテールゲート6からの反射波が超音波センサ12にて受信される期間を含むように設定されている。
次に、S320における受信信号のサンプリングが完了すると、今度は、S330にて、そのサンプリングデータから得られる受信信号の信号波形と、予め設定されたテールゲート識別用の基準波形とを比較することにより、テールゲート6が開状態にあるか否かを判断する。
なお、このS330の処理は、第2実施例と同様の手順で、受信信号のサンプリングデータと基準データとの誤差の積算値を求めて、その積算値が判定値以下であるときに、テールゲートが開状態であると判断するようにしても良く、或いは、受信信号のサンプリングデータと基準データとの相関値を求めて、その積算値が所定値以上であるとき(つまり受信信号と基準波形との相関がとれているとき)に、テールゲート6が開状態であると判断するようにしても良い。
そして、S330にて、テールゲート6は閉状態にあると判断されると、S340にて、フラグFをリセット(F=0)した後、S140に移行し、逆に、S330にて、テールゲート6は開状態にあると判断されると、S350に移行して、フラグFをセット(F=1)し、S360に移行する。
S360では、S320にて得られたサンプリングデータにおいて、テールゲート6からの反射波に対応したサンプリングデータに続く領域に、障害物判定用の閾値を越えるサンプリングデータが存在するか否かを判断することにより、テールゲート6の後方に超音波を反射してきた物体が存在するか否かを判定する。
そして、S360にて、テールゲート6の後方に物体は存在しないと判断されると、そのままS140に移行し、逆に、S360にて、テールゲート6の後方に物体が存在すると判断されると、S370にて、車両2が実際に後方に移動するのを待ち、車両2が少しでも後方に移動すると、S380に移行する。
S380では、上記S310と同様に、超音波センサ12を駆動することにより、超音波センサ12から超音波を送信させ、続くS390では、上記S320と同様に、サンプリング期間△Tbの間、超音波センサ12からの受信信号を所定時間間隔△tで繰り返しサンプリングする。
そして、続くS400では、S390にて得られたサンプリングデータと、S320にて得られたサンプリングデータとから、それぞれ、テールゲート6の後方に存在する物体からの反射波に対応したデータを抽出して、超音波送信後の各データの受信タイミングの時間的ずれを算出し、続くS410にて、その算出した各データの時間的ずれは有るか否かを判断する。
そして、S410にて、テールゲート6の後方に存在する物体からの反射波に対応したデータは時間的にずれていると判断されると(時間的ずれ:有)、そのままS140に移行し、逆に、そのデータの時間的ずれは無いと判断されると、テールゲート6の後方に存在する物体からの反射波は、車両2の荷台4から後方に突出された荷物5からの反射波であると判断して、S420に移行する。
そして、S420では、その荷物5からの反射波の受信終了タイミングを検出し、その受信終了タイミングに基づき、予め設定された遅延時間△Tsを更に延長することにより、障害物検出処理(S170)の開始タイミング(つまり判定開始タイミング)を、図8に示す時点ts1から時点ts2へと更に延長し、S140に移行する。
そして、S140では、車両後方の障害物20を検出するために、再度、超音波センサ12を駆動して、超音波センサ12から車両後方に向けて障害物検出用の超音波を送信させ、その後は、上記第1実施形態の制御処理と同様に、S150〜S200の処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態の障害物検出装置においては、超音波センサ12から超音波を送信させた後、テールゲート6が開状態にあるときに荷台4から車両後方に突出される荷物5の最大突出量の想定値に基づき予め設定されたサンプリング期間△Tbの間、超音波センサ12からの受信信号をサンプリングし、そのサンプリングデータに基づき、テールゲート6の開閉状態、及び、テールゲート6の後方に存在する物体の有無を判定する。
そして、テールゲート6が開状態で、その後方に物体が存在すると判定した際には、車両2が移動した時点で、再度、超音波の送信及び受信信号のサンプリングを行い、そのサンプリング動作によって得られた物体からの反射波のデータが、車両2が移動する前のデータと時間的にずれているか否かを判断することにより、テールゲート6の後方に存在する物体が車両2の後方に突出された荷物5か否かを判定し、その物体が荷物5であれば、その荷物5からの反射波を車両後方に存在する障害物20からの反射波として誤検出することのないよう、遅延時間△Tsを更に延長する。
従って、本実施形態の障害物検出装置によれば、テールゲート6が開状態にあり、荷台4に載置された荷物5が、テールゲート6よりも後方に突出されているような場合であっても、その荷物5からの反射波によって障害物20を誤検出してしまうことはなく、障害物20の検出精度を向上できる。
なお、本実施形態においては、上記S310及びS320の処理が、本発明の第1サンプリング手段に相当し、上記S380及びS390の処理が、本発明の第2サンプリング手段に相当し、S400及びS410の処理が、本発明の荷物判定手段に相当し、S420の処理が、本発明の遅延時間更新手段に相当する。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術範囲内にて種々の態様を採ることができる。
例えば、上記第3実施形態では、テールゲート6の開閉状態は、第2実施形態と同様に、超音波センサ12からの受信信号の信号波形に基づき判定するものとして説明したが、第3実施形態におけるテールゲート6の開閉状態の判定に関しては、第1実施形態と同様に、開閉センサ8等のセンサ類を用いて行うようにしてもよい。
但し、この場合、S400にて、テールゲート後方からの反射波の時間的ずれを算出できるようにするためには、第2サンプリング手段としてのS380及びS390の処理を、車両の移動中(若しくは車両が移動する前後)に少なくとも2回行う必要はある。
つまり、第3実施形態では、第1サンプリング手段としてのS320におけるサンプリング期間を、第2サンプリング手段としてのS390におけるサンプリング期間△Tbと同一期間に設定することで、第2サンプリング手段としてのS390におけるサンプリング動作を1回行うだけでテールゲート後方からの反射波の時間的ずれを算出できるようにしているが、テールゲート6の開閉状態を開閉センサ8等のセンサ類を用いて行うようにした場合には、このようなことができないことから、第2サンプリング手段としてのサンプリング動作は少なくとも2回行う必要があるのである。
また、上記各実施形態では、超音波センサ12による超音波の送受信によって車両後方の障害物20を検出する装置について説明したが、本発明は、電磁波(光や電波)を送受信する送受信機を利用して障害物20を検出するように構成された装置であっても、上記各実施形態と同様に適用して、同様の効果を得ることができる。
第1実施形態の車両の障害物検出装置全体の構成を表す説明図である。 図1のセンサ処理ユニットにて障害物検出のために実行される制御処理を表すフローチャートである。 図2の制御処理の動作を説明するタイムチャートである。 第2実施形態の障害物検出装置のセンサ処理ユニットにて実行される制御処理を表すフローチャートである。 図4の制御処理の動作を説明する説明図である。 車両に搭載された荷物がテールゲートよりも後方に突出している状態を説明する説明図である。 第3実施形態の障害物検出装置のセンサ処理ユニットにて実行される制御処理を表すフローチャートである。 図7の制御処理の動作を説明する説明図である。
符号の説明
2…車両(ピックアップトラック)、4…荷台、5…荷物、6…テールゲート、8…開閉センサ、10…センサ処理ユニット、12…超音波センサ、14…ブザー、16…表示器、20…障害物。

Claims (3)

  1. 車室の後方に荷台を備え、該荷台の後端部にテールゲートが取り付けられた車両において、当該車両の後退走行時に車両後方に位置する障害物を検出する障害物検出装置であって、
    前記荷台の後方に配置され、車両の後方に向けて超音波又は電磁波を出射する共に、該出射波が車両周囲の障害物に当たって反射してくる反射波を受信する送受信手段と、
    車両の後退走行時に、前記送受信手段から超音波又は電磁波を出射させると共に、その後、所定の判定期間内に前記送受信手段にて前記反射波が受信されたか否かを判定し、前記送受信手段にて前記反射波が受信された場合には、車両後方に障害物が存在する旨を検知する障害物検知手段と、
    前記テールゲートの開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、
    該開閉状態検出手段にて前記テールゲートの開状態が検出されると、前記障害物検知手段が前記送受信手段から超音波又は電磁波を出射させてから前記反射波が受信されたか否かの受信判定を開始する迄の遅延時間を設定して、前記障害物検知手段による前記反射波の受信判定の開始タイミングを、前記テールゲートが閉状態であるときよりも遅延させる判定開始タイミング遅延手段と、
    を備え
    前記開閉状態検出手段は、
    前記送受信手段から超音波又は電磁波を出射させ、その後、前記テールゲートが開状態にあるときに該テールゲートからの反射波が前記送受信手段にて受信される期間を含む第1サンプリング期間の間、前記送受信手段からの受信信号をサンプリングする第1サンプリング手段と、
    該第1サンプリング手段にてサンプリングされた受信信号の信号波形が、予め設定された基準波形と略一致しているか否かを判定し、該波形が略一致していれば前記テールゲートが開状態にあると判断し、該波形が略一致していなければ前記テールゲートは閉状態にあると判断する開閉判定手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の障害物検出装置。
  2. 車室の後方に荷台を備え、該荷台の後端部にテールゲートが取り付けられた車両において、当該車両の後退走行時に車両後方に位置する障害物を検出する障害物検出装置であって、
    前記荷台の後方に配置され、車両の後方に向けて超音波又は電磁波を出射する共に、該出射波が車両周囲の障害物に当たって反射してくる反射波を受信する送受信手段と、
    車両の後退走行時に、前記送受信手段から超音波又は電磁波を出射させると共に、その後、所定の判定期間内に前記送受信手段にて前記反射波が受信されたか否かを判定し、前記送受信手段にて前記反射波が受信された場合には、車両後方に障害物が存在する旨を検知する障害物検知手段と、
    前記テールゲートの開閉状態を検出する開閉状態検出手段と、
    該開閉状態検出手段にて前記テールゲートの開状態が検出されると、前記障害物検知手段が前記送受信手段から超音波又は電磁波を出射させてから前記反射波が受信されたか否かの受信判定を開始する迄の遅延時間を設定して、前記障害物検知手段による前記反射波の受信判定の開始タイミングを、前記テールゲートが閉状態であるときよりも遅延させる判定開始タイミング遅延手段と、
    前記送受信手段から超音波又は電磁波を出射させ、その後、前記荷台の後端部から車両後方に突出される荷物の最大突出量の想定値に基づき予め設定された第2のサンプリング期間の間、前記送受信手段から出力される受信信号をサンプリングする第2サンプリング手段と、
    前記開閉状態検出手段にて前記テールゲートの開状態が検出された後、車両が移動すると、前記第2サンプリング手段を動作させて、前記第2サンプリング手段によりサンプリングされた受信信号の信号波形を取得し、該取得した信号波形の時間的変化から、前記テールゲートの後方に前記荷台の後端部から突出した荷物が存在するか否かを判定する荷物判定手段と、
    該荷物判定手段にて、前記荷台の後端部から突出した荷物が存在すると判定されると、該荷物からの反射波が前記送受信手段にて受信されることのないよう、前記判定開始タイミング遅延手段にて設定される遅延時間を延長する遅延時間更新手段と、
    を備えたことを特徴とする車両の障害物検出装置。
  3. 前記開閉状態検出手段は、
    前記送受信手段から超音波又は電磁波を出射させ、その後、前記テールゲートが開状態にあるときに該テールゲートからの反射波が前記送受信手段にて受信される期間を含む第1サンプリング期間の間、前記送受信手段からの受信信号をサンプリングする第1サンプリング手段と、
    該第1サンプリング手段にてサンプリングされた受信信号の信号波形が、予め設定された基準波形と略一致しているか否かを判定し、該波形が略一致していれば前記テールゲートが開状態にあると判断し、該波形が略一致していなければ前記テールゲートは閉状態にあると判断する開閉判定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の車両の障害物検出装置。
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