JP4265320B2 - チップ型サージアブソーバ及びその製造方法 - Google Patents

チップ型サージアブソーバ及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サージから様々な機器を保護し、事故を未然に防ぐのに使用するチップ型サージアブソーバ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電話機、ファクシミリ、モデム等の通信機器用の電子機器が通信線との接続する部分、電源線、アンテナ或いはCRT駆動回路等、雷サージや静電気等の異常電圧(サージ電圧)による電撃を受けやすい部分には、異常電圧によって電子機器やこの機器を搭載するプリント基板の熱的損傷又は発火等による破壊を防止するために、サージアブソーバが接続されている。
【0003】
従来、例えばマイクロギャップを有するサージ吸収素子を用いたサージアブソーバが提案されている。このサージアブソーバは、導電性被膜で被覆した円柱状セラミックス部材の周面に、いわゆるマイクロギャップが形成され、セラミックス部材の両端に一対のキャップ電極を有するサージ吸収素子が不活性ガスと共にガラス管内に収容され、円筒状のガラス管の両端にリード線を有する封止電極が高温加熱で封着された放電型サージアブソーバである(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0004】
近年、このような放電タイプのサージアブソーバにおいても、表面実装化が進んでいる。上記チップ型サージアブソーバに適用した例としては、面実装型(メルフ型)として、封止電極にリード線がなく、実装するときは封止電極と基板側とを半田付けで接続して固定するものがある。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−110311号公報(第1図)
【特許文献2】
特公平7−24234号公報(第3図A)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のチップ型サージアブソーバには、以下の課題が残されている。すなわち、通信線や電源線などをはじめとする高サージ耐量を必要とする用途に対し、さらに十分に対応可能な特性が要望されており、上記チップ型サージアブソーバで用いられていたガラス管をセラミックス管にすることが考えられている。この際、上記従来のチップ型サージアブソーバの封止電極は、高温加熱でガラス管の両端を溶融させて封着されるが、セラミックス管を用いる場合、セラミックス管と端子電極との封着をろう材で行う必要がある。しかしながら、ろう材を用いると、溶融時にろう材の毛細管現象によって接着部からろう材がセラミックス管内部にしみ出し、端子電極の主放電を行う表面にまで達してしまうおそれがあった。この場合、主放電時にろう材中のAg(銀)等の金属成分が飛散し、マイクロギャップ等に付着してチップ型サージアブソーバの特性が劣化してしまう不都合が生じてしまう。
【0007】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、ろう材で端子電極を封着しても主放電面にろう材が延びることを防止することができ、主放電時にその金属成分の飛散を防止することができる長寿命のチップ型サージアブソーバ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明のチップ型サージアブソーバは、周面に中央の放電ギャップを介して導電性被膜が分割形成された柱状の絶縁性部材と、該絶縁性部材の両端に対向配置され前記導電性被膜に接触する一対の端子電極部材と、前記一対の端子電極部材を両端に配して前記絶縁性部材を内部に不活性ガスと共に封止する絶縁性管とを備えたチップ型サージアブソーバであって、前記端子電極部材が、前記絶縁性管の端面とろう材で接着されるフランジ部と、前記絶縁性管の内側かつ軸方向に突出すると共に径方向内側面で前記絶縁性部材を支持する突出支持部と、前記突出支持部に囲まれて前記絶縁性部材の端部に対向する中央領域と、前記フランジ部から径方向内方に延在して前記中央領域まで達する少なくとも一つのろう材誘導路とを備えていることを特徴とする。
【0009】
このチップ型サージアブソーバは、端子電極部材が、突出支持部に囲まれて絶縁性部材の端部に対向する中央領域と、フランジ部から径方向内方に延在して中央領域まで達する少なくとも一つのろう材誘導路を備えているので、溶融接着時のろう材がろう材誘導路を介して放電しない中央領域に誘導され、ろう材が突出支持部と絶縁性管内面との隙間を毛細管現象によって延びて突出支持部の先端に達することを抑えることができる。
【0010】
また、本発明は前記チップ型サージアブソーバであって、前記ろう材誘導路が、前記フランジ部と前記中央領域との距離が最短になる位置に設けられていることが好ましい。
このチップ型サージアブソーバは、上記の構成を有するので、ろう材を中央領域に効率良く誘導することができる。
【0011】
また、本発明は前記チップ型サージアブソーバであって、前記突出支持部が複数設けられ、前記ろう材誘導路が、前記各突出支持部の間に設けられたろう材誘導溝であることが好ましい。
このチップ型サージアブソーバは、上記構成を有するので、ろう材はそれぞれのろう材誘導溝内を流通して中央領域に達することができる。
【0012】
また、本発明は前記チップ型サージアブソーバであって、前記絶縁性部材の両端には、前記端子電極部材よりも前記ろう材のぬれ性が低く外周部が前記突出支持部の先端よりも軸方向内方に延びたぬれ防止金属部材が設けられていることが好ましい。
このチップ型サージアブソーバは、外周部が前記突出支持部の先端よりも軸方向内方に延びたぬれ防止金属部材が設けられているので、絶縁性部材を挟んで対向するぬれ防止金属部材間距離のほうが端子電極部材間距離よりも短くなるため、ぬれ防止金属部材間で主放電を行うことができる。そして、ぬれ防止金属部材表面が端子電極部材よりもろう材のぬれ性が低く構成されているので、ろう材の一部が突出支持部と絶縁性管内面との隙間を毛細管現象によって延びて突出支持部先端に達してしまった場合でも、突出支持部とぬれ防止金属部材との間の隙間では毛細管現象が弱められ、ぬれ防止金属部材の主放電部に達することを抑えることができる。したがって、主放電の際のろう材飛散を抑えることができる。
【0013】
また、本発明は前記チップ型サージアブソーバであって、前記ぬれ防止金属部材の外周部が、前記突出支持部の先端の一部を覆う庇部を備えていることが好ましい。
このチップ型サージアブソーバは、上記構成を有するので、庇部によってろう材が突出支持部の先端上で延びることを抑制しろう材の飛散をより抑えることができる。
【0014】
また、本発明は前記チップ型サージアブソーバであって、前記絶縁性管が、セラミックス材料で形成されていることが好ましい。
このチップ型サージアブソーバは、上記構成を有するので、ガラス材料に比べて大きなサージ耐量を付加させることができる。
【0015】
本発明のチップ型サージアブソーバの製造方法は、周面に中央の放電ギャップを介して導電性被膜が分割形成された柱状の絶縁性部材を、該絶縁性部材の両端に対向配置されて前記導電性被膜に接触する一対の端子電極部材と絶縁性管とによって不活性ガスと共に内部に封止する封止工程を備えるチップ型サージアブソーバの製造方法であって、前記封止工程が、前記端子電極部材と前記絶縁性管の端面とをろう材で接着する工程を有し、前記端子電極部材が前記絶縁性管の端面と接着されるフランジ部と、前記絶縁性管の内側かつ軸方向に突出すると共に径方向内側面で前記絶縁性部材を支持する突出支持部と、前記突出支持部に囲まれて前記絶縁性部材の端部に対向する中央領域と、前記フランジ部から径方向内方に延在して前記中央領域まで達する少なくとも一つのろう材誘導路とを備えていることを特徴とする。
【0016】
このチップ型サージアブソーバの製造方法は、上記に示す端子電極部材を用いて封止を行うので、ろう材で封止する際にろう材をろう材誘導路によって放電が行われない中央領域に流出させ、ろう材が突出支持部材先端まで達するのを抑えたチップ型サージアブソーバを製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
本実施形態に係るチップ型サージアブソーバ1は、マイクロギャップを使用した放電型サージアブソーバである。このチップ型サージアブソーバ1は、図1に示すように、周面に中央の放電ギャップ2を介して導電性被膜3が分割形成された円柱状の円柱状セラミックス(絶縁性部材)5と、この円柱状セラミックス5の両端に対向配置され導電性被膜3に接触する一対の端子電極部材6、7と、一対の端子電極部材6、7を両端に配して円柱状セラミックス5を内部にAr(アルゴン)等の不活性ガスと共に封止する筒型セラミックス(絶縁性管)8とを備えている。
【0018】
円柱状セラミックス5は、ムライト焼結体等のセラミックス材料からなり、表面に導電性被膜3としてスパッタリング法、蒸着法、イオンプレーティング法等の薄膜形成技術によるTiN(窒化チタン)等の薄膜が形成されている。
放電ギャップ2は、レーザーカット、ダイシング、エッチング等の加工によって0.01〜1.5mmの幅で1〜100本形成されるが、本実施形態では、70μm幅のものを1本形成している。
【0019】
一対の端子電極部材6、7は、Fe(鉄)、Ni(ニッケル)、Co(コバルト)合金であるコバール(KOVAR:登録商標)等の金属で構成されている。一対の端子電極部材6、7は、図2及び図3に示すように、それぞれ筒型セラミックス8の端面8aと銀を含むろう材10で接着される縦横比が1以下とされた長方形状のフランジ部11と、筒型セラミックス8の内側かつ軸方向に突出すると共に径方向内側面12aで円柱状セラミックス5を支持する突出支持部12とを備え、突出支持部12に囲まれて円柱状セラミックス5の端部に対向する位置には中央領域13が形成されている。
また、一対の端子電極部材6、7には、フランジ部11の各辺部分中央から径方向内方に延在して中央領域13まで達する4つのろう材誘導溝15が形成されている。すなわち、突出支持部12は、ろう材誘導溝15を挟んで4つに分割されて配されている。4つのろう材誘導溝15のうち2つは、フランジ部11と中央領域13との距離が最短となるフランジ部11の長辺部分の中央から径方向内方に延在している。
突出支持部12は、径方向内側面12aが、円柱状セラミックス5の端部と係合されるように断面円弧状に形成された曲面であるとともに、基端を中心に向けた傾斜面とされている。
一対の端子電極部材6、7は、プレス加工によって成形されている。
【0020】
円柱状セラミックス5の両端には、図1に示すように、椀状に形成された一対のぬれ防止金属部材16、17が係合されている。この一対のぬれ防止金属部材16、17は、一対の端子電極部材6、7よりもろう材10のぬれ性が低いステンレス等の金属からなり外周部18がフランジ部11の突出支持部12の先端よりも軸方向内方に延びて断面略U字状に形成され主放電部とされている。
円柱状セラミックス5の導電性被膜3は、一対のぬれ防止金属部材16、17の内周面で接触し、一対のぬれ防止金属部材16、17は、突出支持部12の径方向内側面12aに接触して支持されている。
【0021】
筒型セラミックス8は、断面長方形状を有し両端面外形がフランジ部11の外周寸法と一致している。この筒型セラミックス8は、例えばアルミナ等の絶縁性セラミックスからなり、両端面には、例えば、Mo(モリブデン)−W(タングステン)のメタライズ処理、Ni(ニッケル)メッキによってメタライズ層が形成されている。
この筒型セラミックス8と一対の端子電極部材6、7とによって円柱状セラミックス5等がAr等の不活性ガスとともに封止されている。
【0022】
次に、以上の構成からなる本実施形態のチップ型サージアブソーバ1の製造方法について説明する。
まず、端子電極部材6の中央領域13上に、一対のぬれ防止金属部材16、17を両端に取り付けた円柱状セラミックス5を載置して径方向内側面12aとぬれ防止金属部材16とを接触させる。そして、フランジ部11上にろう材10を載置しその上に筒型セラミックス8を載置する。さらに円柱状セラミックス5の上部にろう材10を載置し、中央領域13と対向するように端子電極部材7を載置して径方向内側面12aとぬれ防止金属部材17とを接触させて仮組する。
【0023】
続いて、一対の端子電極部材6、7と筒型セラミックス8とによって円柱状セラミックス5をArガスと共に内部に封止する封止工程について説明する。
上述のように仮組した状態で真空引き後Ar雰囲気下とし、加熱処理によってろう材10を溶融させて封止し、その後、外周面にNi、Sn(スズ)メッキを施しチップ型サージアブソーバ1を製造する。なお、外周面のメッキは、Ni、Snに限らず、Niの代わりにCu(銅)、Snの代わりにSn/Pb(鉛)等の表面実装に適するメッキで構わない。
こうして製造したチップ型サージアブソーバ1を、例えば、図4に示すように、プリント基板等の基板B上に筒型セラミックス8の一側面である実装面8Aを基板B上に載置し、基板Bと一対の端子電極部材6、7の外面とを半田Sによって接着固定して使用する。
【0024】
このチップ型サージアブソーバ1によれば、封止の際、一対の端子電極部材6、7が、突出支持部12に囲まれて円柱状セラミックス5の端部に対向する中央領域13と、フランジ部11から径方向内方に延在して中央領域13まで達するろう材誘導溝15を備えているので、溶融接着時のろう材10がろう材誘導溝15を介して放電しない中央領域13に誘導され、ろう材10が突出支持部12と筒型セラミックス8内面との隙間を毛細管現象によって延びて突出支持部12の先端に達することを抑えることができる。
【0025】
また、一対のぬれ防止金属部材16、17の外周部が突出支持部12の先端よりも軸方向内方に延びて設けられているので、円柱状セラミックス5を挟んで対向する一対のぬれ防止金属部材16、17間距離のほうが一対の端子電極部材6、7間距離よりも短くなるため、一対のぬれ防止金属部材16、17間で主放電を行うことができる。
このとき、ろう材10の一部が突出支持部12と筒型セラミックス8内面との隙間を毛細管現象によって延びて突出支持部12先端に達してしまった場合でも、一対のぬれ防止金属部材16、17の表面が一対の端子電極部材6、7よりもろう材10のぬれ性が低く構成されているので、突出支持部12と一対のぬれ防止金属部材16、17との間の隙間では毛細管現象が弱められる。したがって、ろう材10が一対のぬれ防止金属部材16、17の外周部18に達することをより抑えることができ、主放電の際のろう材飛散を抑えることができる。
さらに、筒型セラミックス8がセラミックス材料で形成されているので、ガラス材料に比べて大きなサージ耐量を付加させることができる。
【0026】
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図5を参照して説明する。なお、以下の説明において、上記実施形態において説明した構成要素には同一符号を付し、その説明は省略する。
第2の実施形態が上記第1の実施形態と異なる点は、第1の実施形態では椀状に形成された一対のぬれ防止金属部材16、17の外周部18が断面略U字状に形成されているのに対し、第2の実施形態では一対のぬれ防止金属部材20、21の外周部22が断面矩形状に形成されているとした点である。
また、第1の実施形態では、突出支持部12の径方向内側面12aが傾斜面とされているのに対し、第2の実施形態では、突出支持部23の径方向内側面23aが外周部22の形状にあわせて中央領域13から垂直な面とされるとともに、外周部22が突出支持部23先端の一部を覆う庇部25を備えている。
【0027】
このチップ型サージアブソーバ26は、第1の実施形態に係るチップ型サージアブソーバ1と同様の作用・効果を有するが、庇部25を備えているので、庇部25によってろう材10が突出支持部23の先端上に延びることをより抑制し、ろう材10の飛散をより効果的に抑えることができる。
【0028】
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、円柱状セラミックス5の導電性被膜は、Ag、Ag/Pd合金、SnO、Al、Ni、Cu、Ti、Ta、W、SiC、BaAl、C、Ag/Pt合金、ITO、TiC、TiCN、TiN等でもよい。
また、端子電極部材は、CuやNi系の合金でもよい。
さらに、絶縁性管両端面のメタライズ層は、Ag、Cu、Au、Mo−Mnのメタライズ処理後のNiメッキでも良く、また、メタライズ層を用いず活性金属ろう材だけで封止しても構わない。
また、封止する際の雰囲気、すなわち内部の不活性ガスは、放電特性に応じて決定され、例えば、大気(空気)でもよく、N、Ne、He、Xe、H、SF、C、C、CO、及びこれらの混合ガスでもよい。
【0029】
【発明の効果】
以上説明した本発明においては以下の効果を奏する。
本発明のチップ型サージアブソーバ及びその製造方法によれば、ろう材で絶縁性管と端子電極部材を封着しても、ろう材の主放電部への流入を抑制して主放電時にろう材に含まれる金属成分の飛散を抑制することができる。したがって、安定した放電特性を長期にわたって有するチップ型サージアブソーバを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るチップ型サージアブソーバを示す軸方向断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係るチップ型サージアブソーバの端子電極部材を示す正面図である。
【図3】 図2のX−Xにおける断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態に係るチップ型サージアブソーバを基板上に実装したときを示す断面図である。
【図5】 本発明の第2の実施形態に係るチップ型サージアブソーバを示す軸方向断面図である。
【符号の説明】
1、26 チップ型サージアブソーバ
2 放電ギャップ
3 導電性被膜
5 円柱状セラミックス(絶縁性部材)
6、7 端子電極部材
8 筒型セラミックス(絶縁性管)
10 ろう材
11 フランジ部
12、23 突出支持部
12a、23a 径方向内側面
13 中央領域
15 ろう材誘導溝(ろう材誘導路)
16、17、20、21 ぬれ防止金属部材
18、22 外周部
25 庇部

Claims (7)

  1. 周面に中央の放電ギャップを介して導電性被膜が分割形成された柱状の絶縁性部材と、該絶縁性部材の両端に対向配置され前記導電性被膜に接触する一対の端子電極部材と、前記一対の端子電極部材を両端に配して前記絶縁性部材を内部に不活性ガスと共に封止する絶縁性管とを備えたチップ型サージアブソーバであって、
    前記端子電極部材が、前記絶縁性管の端面とろう材で接着されるフランジ部と、
    前記絶縁性管の内側かつ軸方向に突出すると共に径方向内側面で前記絶縁性部材を支持する突出支持部と、
    前記突出支持部に囲まれて前記絶縁性部材の端部に対向する中央領域と、
    前記フランジ部から径方向内方に延在して前記中央領域まで達する少なくとも一つのろう材誘導路とを備えていることを特徴とするチップ型サージアブソーバ。
  2. 前記ろう材誘導路の少なくとも一つが、前記フランジ部と前記中央領域との距離が最短になる位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のチップ型サージアブソーバ。
  3. 前記突出支持部が複数設けられ、
    前記ろう材誘導路が、前記各突出支持部の間に設けられたろう材誘導溝であることを特徴とする請求項1又は2に記載のチップ型サージアブソーバ。
  4. 前記絶縁性部材の両端には、前記端子電極部材よりも前記ろう材のぬれ性が低く外周部が前記突出支持部の先端よりも軸方向内方に延びたぬれ防止金属部材が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載のチップ型サージアブソーバ。
  5. 前記ぬれ防止金属部材の外周部が、前記突出支持部の先端の一部を覆う庇部を備えていることを特徴とする請求項4に記載のチップ型サージアブソーバ。
  6. 前記絶縁性管が、セラミックス材料で形成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載のチップ型サージアブソーバ。
  7. 周面に中央の放電ギャップを介して導電性被膜が分割形成された柱状の絶縁性部材を、該絶縁性部材の両端に対向配置されて前記導電性被膜に接触する一対の端子電極部材と絶縁性管とによって不活性ガスと共に内部に封止する封止工程を備えるチップ型サージアブソーバの製造方法であって、
    前記封止工程が、前記端子電極部材と前記絶縁性管の端面とをろう材で接着する工程を有し、
    前記端子電極部材が前記絶縁性管の端面と接着されるフランジ部と、
    前記絶縁性管の内側かつ軸方向に突出すると共に径方向内側面で前記絶縁性部材を支持する突出支持部と、
    前記突出支持部に囲まれて前記絶縁性部材の端部に対向する中央領域と、
    前記フランジ部から径方向内方に延在して前記中央領域まで達する少なくとも一つのろう材誘導路とを備えていることを特徴とするチップ型サージアブソーバの製造方法。
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