JP4264368B2 - 実技分析システム及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、スポーツ、運動、踊り等におけるフォームを学習するのに好適な実技分析システム、及び、そのためのプログラムに関する。
手本のゴルフスイングフォームに近い矯正を行えるようにすることを目的としたスイングフォーム学習装置が提案されている。この学習装置は次のように構成されている。カメラによって被写体の動きを撮像しそれを記録する。記録結果を読み出し所望の箇所で読み出しを停止させる。同様の処理をメモリから読出した手本の画像について行う。そして、両者の内一方の画像を処理器で処理し、人物像が身長、横幅について同じになるようにし、両者画像を重ね合わせモニタに表示させる(例えば、特許文献1参照)。
コーチ役の人がいなくてもスポーツのフォームに問題が無いかどうか判断できるようにすることを目的とした運動姿勢の分析装置が提案されている。この分析装置は、ビデオカメラで分析対象のフォームの映像を撮影し、コンピュータに入力して一定時間毎の間隔で静止画像として抜き出して記憶装置に記憶し、手本となるフォームの映像を一定時間毎の間隔で静止画像として抜き出して記憶装置に記憶し、分析対象と手本のフォームの両方を表示し、両者を比較することにより分析対象と手本のフォームの違いを指摘する(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−337232号公報 特開平10−263126号公報
学習者の画像と手本の画像とを重ね合わせて表示させた場合、下側になった画像が表示されなくなり、その部分のフォームのずれが分からなくなることがある。また、従来の学習装置や分析装置は静止画像での比較であり、学習者の動画像に手本となる動画像を重ねて表示することができない。
本発明はこのような課題を解決するためなされたもので、学習者の動画像に手本となるフォームを重ねて表示することのできる実技分析システム、及び、そのためのプログラムを提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明に係る実技分析システムは、学習者の動きを撮像した動画像を記憶する動画記憶手段と、内側が半透明又は透明のワイヤーフレーム画像からなるスケルトンモデルを体の重要な部位と重要ではない部位とを区別してその重要な部位と重要ではない部位との区別を動画の再生と共に変化させて記憶するスケルトンモデル記憶手段と、前記動画像記憶手段から読み出した動画像に前記スケルトンモデル記憶手段から読み出したスケルトンモデルを重ねて体の重要な部位と重要ではない部位とを区別してその重要な部位と重要ではない部位との区別を動画の再生と共に変化させて再生表示する表示手段とを備える。
また、本発明の実技分析システムは、学習者の動きを撮像した動画像を記憶する動画記憶手段と、人体の各部位を棒状の複数の線図で表示するスティック画像からなるスティックモデルを体の重要な部位と重要ではない部位とを区別してその重要な部位と重要ではない部位との区別を動画の再生と共に変化させて記憶するスティックモデル記憶手段と、前記動画像記憶手段から読み出した動画像に前記スティックモデル記憶手段から読み出したスティックモデルを重ねて体の重要な部位と重要ではない部位とを区別してその重要な部位と重要ではない部位との区別を動画の再生と共に変化させて再生表示する表示手段とを備える。
また、本発明はコンピュータを上記実技分析システムとして機能させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、スケルトンモデルは内側が半透明又は透明のワイヤーフレームであるので、フォームを重ねてもそれぞれのフォームが明確に表示される。すなわち、スケルトンモデルの下側になる学習者のフォームも表示されるので、その部分の差異も容易に識別できるとともに、前記体の重要な部位と重要ではない部位との区別が動画の再生と共に変化することで、学習すべき部位とタイミングが明確になる
請求項2に係る本発明によれば、スティックモデルはフォームを棒状の複数の線図で表現したものであるので、フォームを重ねてもそれぞれのフォームが明確に表示されるとともに、前記体の重要な部位と重要ではない部位との区別が動画の再生と共に変化することで、学習すべき部位とタイミングが明確になる
以下、発明を実施するための最良の形態を実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施の形態による実技分析システムの構成を示す図である。ここでは、実技分析システムをゴルフのスイング(フォーム)の学習に適用した例について説明する。図1に示す実技分析システムは、システム全体を統括的に制御するプログラムされた主制御部(CPU)1に記憶装置2が接続されている。また、主制御部1には、入出力制御部3を介してキーボードやマウス等のポインティングデバイスからなる入力装置4、入力画像・データ等のモニタ及び動画・静止画等を再生する表示装置5、データを印刷したりフォームの表示結果を印刷したりして出力する出力装置6、及び、各ビデオカメラ8a,8bで撮影した画像を取り込むための画像取込装置7が接続されている。一方のビデオカメラ8aは例えば学習者を正面から撮影するためのものであり、他方のビデオカメラ8bは例えば学習者を側面から撮影するためのものである。なお、正面からの撮影と側面からの撮影とを同時に行う必要がない場合には、ビデオカメラは1台でよい。
主制御部(CPU)1は、オペレーティングシステム等のプログラム、当該実技分析システムの手順を規定したプログラム等によって、体型測定手段11、スケルトンモデル生成手段12、スケルトンモデル表示手段13、スティックモデル生成手段14、スティックモデル表示手段15及び各種処理手段や判断手段等を実現している。記憶装置2は、RAM、ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、光ディスク等の記憶手段であり、表示メモリ21、動画記憶部22、体型画像記憶部23、体型データ記憶部24、学習者スケルトンモデルデータ記憶部25、学習者スティックモデルデータ記憶部26、手本スケルトンモデルデータ記憶部27、手本スティックモデルデータ記憶部28等を備えている。
この実技分析システムを用いて手本となるスイングと学習者のスイングを比較することにより、学習者のスイングの問題点を視覚的に捉えることができる。手本となるスイングは、スイングのポイントとなる各点を結んだスケルトンモデルデータ(ワイヤーフレームデータ)から構成され、このスケルトンモデルデータに基づくスケルトン画像と学習者のスイング画像とを合成表示することによって、スイングの問題点を的確に捉えることができる。また、手本となるスイングは、スティックモデルデータによって構成することもでき、このスティックモデルデータに基づくスティック画像(スティックビュー)と学習者のスイング画像とを合成表示することによって、スイングの問題点を的確に捉えることができる。
この実技分析システムは、学習者の体型を測定し、その値から学習者に合ったスケルトンデータ又はスティックモデルデータを生成し、生成したスケルトンデータ又はスティックモデルデータに基づくスケルトン画像又はスティック画像と学習者のスイングを合成表示する。さらに、手本となるスケルトンモデルデータ又はスティックモデルデータと学習者の体型データとを選択指定することで、学習者の体型に合ったスケルトンモデルデータ又はスティックモデルデータを生成する。したがって、学習者の体型に合ったスケルトン画像又はスティック画像を合成表示することができる。これにより、学習者のスイングと手本となるスイングとの差異を的確に捉えることができる。
図2は、スケルトン表示(スケルトン画像)の一具体例を示す図である。スケルトン表示(スケルトン画像)は、内側が半透明又は透明のワイヤーフレーム画像である。図2は、人体の各部位を表わすスケルトン画像にゴルフクラブを示す線図を合成したものを示している。スケルトン画像は内側が半透明又は透明であるので、学習者の画像にスケルトン画像を合成表示しても学習者の画像が隠れることがない。
図3は、スティック表示(スティック画像)の一具体例を示す図である。スティック表示(スティック画像)は、人体の各部位を棒状の複数の線図で表示することでフォームを表現する。図3は、短距離走のフォームを時系列的に示したものである。フォームを線図で表わしているので、学習者の画像にスティック画像を合成表示しても学習者の画像が隠れることがない。
図4は、学習者の撮影画像とスケルトン画像とが合成された画像の一具体例を示す図である。なお、図4では図示の都合上、学習者の画像は輪郭のみを一点鎖線で示し、スケルトン画像を実線で示している。実際には、学習者の画像がカラー表示されるとともに、スケルトン画像もカラー表示される。また、スケルトン画像が合成された動画像が表示される。スロー再生や一時停止(静止画表示)も可能である。
なお、スティック表示が選択された場合には、学習者の撮影画像とスティック画像との合成画像が表示される。
図5は、実技分析システムの機能及び動作の概要を示す図である。体型測定は体型測定手段11によってなされる。体型測定手段11は、体型画像撮影機能、体型測定機能、体型データ保存機能を備えている。体型測定は、体型画像撮影機能によって学習者の正面、側面の体型画像をビデオカメラ8a,8bより取り込み、取り込んだ正面、側面の体型画像を体型画像記憶部23に格納し、体型測定機能を利用して取り込んだ体型画像を表示装置5の画面上に表示し、表示された画面上で複数の基準点をポイント指定することで体型の測定がなされ、体型データ保存機能によって体型に合せてポイント指定した体型データが体型データ記憶部24に保存される。
スケルトン生成はスケルトンモデル生成手段12によってなされる。スケルトンモデル生成手段12は、スケルトン選択機能、スケルトン調整機能を備えている。スケルトン生成は、スケルトン選択機能を用いて手本にするスケルトンモデルデータと学習者の体型データとを選択し、学習者の体型に合ったスケルトンモデルを生成し、スケルトン調整機能を用いて生成されたスケルトンモデルデータのサイズ・位置を調整する。
スケルトン表示は、スケルトンモデル表示手段13によってなされる。スケルトンモデル表示手段13は、スケルトン表示機能と軌跡表示機能を備えている。スケルトン表示では、学習者のスイングと手本となるスケルトンとを合成して表示する。また、「スイングとの合成」、「スケルトンだけの表示」が切り替え可能である。さらに、スケルトンモデル表示手段13は、フォームで重要なスケルトンの部位とそうでない部位とを色分け等によって区別して表示することができる。
スティック生成は、スティック機能選択機能及びスティック調整機能を備えるスティックモデル生成手段14によってなされる。スティック生成は、スティック選択機能を用いて手本にするスティックモデルデータと学習者の体型データとを選択し、学習者の体型に合ったスティックモデルを生成し、スティック調整機能を用いて生成されたスティックモデルデータのサイズ・位置を調整する。
スティック表示は、スティック表示機能及び軌跡表示機能を備えたスティックモデル表示手段15によってなされる。スティック表示では、学習者のスイングと手本となるスティックとを合成して表示する。また、「スイングとの合成」、「スティックだけの表示」が切り替え可能である。さらに、スティックモデル表示手段15は、フォームで重要なスティックの部位とそうでない部位とを色分け等によって区別して表示することができる。
図6は、体型測定の手順を示す説明図である。ビデオカメラ8aで学習者の正面を撮影し(ステップS1)、ビデオカメラ8bで学習者の側面を撮影する(ステップS2)。なお、2台のビデオカメラ8a,8bによって学習者の正面と側面とを同時に撮影してもよい。つぎに、撮影した画像の各指定ポイントをクリックして体型を測定する(ステップS3)。そして、測定したポイントを体型データ保存ファイルとして体型データ記憶部24に保存する(ステップS4)。なお、体型データ保存ファイルには、学習者を特定するファイル名が付けられる。
図7は、体型測定画面の一具体例を示す図である。図6のステップS3で示した体型測定の際には、表示装置5の画面に学習者の撮影画像が表示される。なお、図7は学習者の正面画像が表示された例を示している。画面上には、例えば十字型のマウスカーソルKが表示されるとともに、ポイントガイド(指定ポイント)PGが表示される。図7は右拳が指定された例を示している。ポイントガイド(指定ポイント)PGで指定された箇所(例えば右拳)にマウスカーソルKを合わせてクリックすることで、学習者の右拳の位置が指定される。ポイントガイド(指定ポイント)PGには、新たな指定ポイントが表示されるので、指定ポイントを順次クリックしていくことで、学習者の体型測定がなされる。正面画像での体型測定が終了した後に、側面画像での体型測定を行う。
図8は、体型測定における指定ポイントを示す図である。本実施の形態では、正面及び側面でそれぞれ19箇所を指定することで体型測定を行うようにしている。測定箇所(指定箇所)は、右拳、右手首中央、右手首横、右肘中央、右肘横、右肩、左肩、右つま先、右かかと、右足首、右膝中央、右膝横、右足付け根、右腰、左腰、左足付け根、右耳、左耳、鼻の19箇所(P1〜P19)である。このように多数の箇所について測定を行うことで、学習者の体型に合ったスケルトンモデルやスティックモデルを作成することができる。
図9は、スケルトンモデルデータの生成及び表示手順を示す図である。最初に事前作業としてビデオカメラ8a,8bを用いて学習者のスイングの撮影を行う(ステップS10)。ビデオカメラ8a,8bによって撮影された学習者のスイング動画は、画像取込装置7、入出力制御部3を介して主制御部(CPU)1に各フレーム毎に取り込まれ、フレーム順序との対応を付けて動画記憶部22に格納される。つぎに、学習者のスイングの取り込みがなされる(ステップS11)。動画記憶部22に格納されている学習者のスイング動画を再生しながら、アドレス、テークバック、トップ、ダウンスイング、インパクト、フォロースルー、フィニッシュまでの一連のスイング画像を取り込む。なお、トップからフィニッシュまでの一連のスイング画像を取り込むようにしてもよい。また、撮影すると同時にインパクトの音を基準として画像を取り込むようにしてもよい。
つぎに、スケルトンモデル生成手段12は、手本とするスケルトンモデルデータの選択指定がなされるとともに、その学習者の体型測定データ(体型測定データファイル)の指定がなされると、手本スケルトンモデルデータ記憶部27に予め登録されている複数種類の手本スケルトンモデルデータの中から選択指定されたスケルトンモデルデータを読み出すとともに、体型データ記憶部24に登録されている学習者の体型測定データを読み出し、読出した各データに基づいて学習者の体型に合ったスケルトンデータを生成し、生成したスケルトンデータに基づくスケルトン画像を生成する。(ステップS12)。例えば、標準よりも足が長い学習者に対してはそのようなスケルトン画像が生成され、また肩幅が広い学習者に対してはそのようなスケルトン画像が生成される。手本スケルトンモデルは、性別及び右利き/左利き別に予め用意されている。なお、手本スケルトンモデルは、性別及び右利き/左利き別で且つ使用クラブ別(例えばウッド、アイアン、パター等)に用意するようにしてもよい。
つぎに、スケルトンモデル生成手段12は、生成したスケルトン画像と学習者のスイング画像とを合成して表示装置5の画面上に表示させるとともに、図10に示すように、スケルトン調整ダイアログを画面上に表示させてスケルトン画像のサイズ調整及びスケルトン画像の位置調整を可能にする(ステップS13)。スケルトンモデル生成手段12は、スケルトン画像のサイズ及び位置の調整が完了すると、スイング画像(動画像)の再生を行ってスイング画像とスケルトン画像を合成表示する(ステップS14)。この際、画面上には各種の機能ボタンが表示されており、それらの機能ボタンを操作することで、スケルトン表示の有無や軌跡表示の有無、どの部位(「ヘッド」、「肩」、「手」)の軌跡を表示するかの選択が可能である。
図10は、スケルトン調整ダイアログの一具体例を示す図である。スケルトン調整ダイアログには、サイズ調整用の4つのボタンB1〜B4(横拡張、横縮小、縦拡張、縦縮小)及び位置調整用の5つのボタンB5〜B9、並びに完了ボタンB10が設けられている。ボタンB1をクリックするとスケルトン画像を横方向に拡張される。ボタンB2をクリックするとスケルトン画像が横方向に縮小される。ボタンB3をクリックするとスケルトン画像が縦方向に拡張される。ボタンB4をクリックするとスケルトン画像が縦方向に縮小される。したがって、これらのボタンB1〜B4を操作することで、スケルトン画像を撮影画像と同じ大きさ(サイズ)に調整できる。ボタンB5をクリックするとスケルトン画像の位置が上方向に移動され、ボタンB6をクリックすると下方向へ移動され、ボタンB7をクリックすると左方向へ、ボタンB8をクリックすると右方向を移動される。また、マウスカーソルをボタンB9の位置に合せてドラッグすることでスケルトン画像を任意の方向へ移動させることができる。したがって、これらのボタンB5〜B9を操作することでスケルトン画像を移動させ、スイング画像(学習者画像)と位置を合わせることができる。完了ボタンB10をクリックするとスケルトン調整が終了される。なお、本実施の形態では、スケルトン画像ダイアログは、スケルトン生成時に自動的に表示されるようにしている。スケルトンのサイズや位置を新たに調整する場合には、手本となるスケルトンを選択し直すことでスケルトン画像ダイアログを表示させることができる。
スティックモデルを用いることが選択指定されている場合もスケルトンモデルと同様に学習者の体型に合わせたスティックモデルが生成される。
つぎに、手本スケルトンモデル及び手本スティックモデルの作成方法について説明する。
図11は、ハイジャンプ(走り高飛び)のフォームのスティックモデルを示す図であり、図11(a)は選手JA、図11(b)は選手JB、図11(c)は選手JC、図11(d)は選手JDのフォームを示し、図11(e)は4名の選手のフォームから演算によって求めた標準フォーム(平均フォーム)を示している。なお、図11(a)〜(d)は4名の男性のトップレベルの選手のフォームをそれぞれ示している。図11(e)に示す標準フォームは、4名のトップレベルのハイジャンプのフォームから相関係数とデータの変動性のアルゴリズムを組合わせて作成されている。
図12は、短距離走のフォームのスティックモデルを示す図であり、図12(a)は選手TA、図12(b)は選手TBのフォーム(動作モデル)を示し、図12(c)は標準(平均)動作モデルを示している。各選手TA,TBは一見異なるフォームであっても実は数箇所(図中で○枠が囲んだ部分)の同一動作のポイントがある。この点に着目して指導ポイント(学習ポイント)とし実画像と標準モデル画像の比較時にチェックポイントとする。その際、チェックポイントは色を替えるか輝度を替える等の強調表示を行う。
図13は、ハイジャンプの標準スティックモデルを示す図あり、図13(a)は女性の標準モデル、図13(b)は男性の標準モデルを示している。図13に示すように、性別によってフォームが異なるので、標準モデルは男、女、体型に合せて複数準備する。
標準モデルを3次元データとしておくことで、実画像の撮影角度が異なる場合でも、標準モデルを動かして容易に合せて比較することができる。
本実施の形態では、実画像と比較するための標準モデルは、スケルトンモデルとスティックモデルの2通りを備えている。さらに、本実施の形態では、スケルトンモデルは簡易生成が可能な2次元のみの機能を有し、スティックモデルは多くのデータに基づく運動力学で計算された標準モデルで3次元での機能を有する。
実画像にスケルトンモデル画像又はスティックモデル画像を合成して再生する際の、実画像のスイングのスピード(学習者のスイングのスピード)と手本となるモデル画像のスイングスピードとに差が発生すると合わなくなるため、本実施の形態では一連のスイングの中から7箇所を設定し、両者の再生スピードを7箇所において調整することを可能にしている。これにより、ヘッドスピードや動作の早さによる再生差を自動で調整する。
また、本実施の形態による実技分析システムは、実画像からスケルトンモデルを生成する機能も備えている。したがって、手本となる先生のスイングを撮影してスケルトンモデルを作成することができ、作成したスケルトンモデルを登録して手本スケルトンモデルとして利用することができる。
図14は、ゴルフスイングのフォームで重要な部位の表示例を示す図である。ここでは、図示のフォームにおいて重要な部位が左足であるものとし、スケルトンモデル画像の左足の部分を例えば赤色で表示している(図面はハッチングで示す)。手本スケルトンモデルデータ記憶部27又は手本スティックモデルデータ記憶部28には、一連の手本フォームのそれぞれについて重要な部位のデータが対応付けて格納されている。重要な部位は、例えば手本とする複数のプロゴルファーのフォームで共通する部分を予め登録しておくようにしてもよい。また、複数のプロゴルファーのフォームを平均化して手本となるスケルトンモデル又はスティックモデルを作成する際に平均値だけでなく標準偏差も求め、標準偏差が小さい部位を重要な部位としてもよい。さらに、標準偏差を複数の段階(例えば3〜5段階)に分類し、各部位毎に標準偏差の段階データを登録しておき、重要度を色別や輝度別に表示するようにしてもよい。これにより、着目すべき部位が明確になり、フォーム矯正する際にどの部位を優先すべきかが明確になる。
また、その各部位の重要度は動画の再生と共に変化するものであってもよいし、単に重要なタイミングと重要ではないタイミングとを区別して表示するものであってもよい。この場合に重要なタイミングの表示は画像の強調表示に代えて、音声(「ウォー」とか「ゴー」とかの人の声や「ピッ」とかの電子音など)を発生して知らせるようにしてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
本発明の実技分析システムで用いるデータは,本システムで作成できるとともに,他のシステムで作成されたデータを取り込むこともできる。
本発明に係る実技分析システムは、ゴルフスイングの学習だけでなく、各種スポーツや踊り等の学習に利用できる。また、学校等において体育(例えば鉄棒等)の指導に利用できる。
本発明の実技分析システムは、コンピュータを本実技分析システムとして機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。
このプログラムを記録した記録媒体は、実技分析システム内のROMそのものであってもよいし、また、外部記憶装置としてCD−ROMドライブ等のプログラム読取装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なCD−ROM等であってもよい。
また、上記記録媒体は、磁気テープ、カセットテープ、フレキシブルディスク、ハードディスク、MO/MD/DVD等、又は半導体メモリであってもよい。
本発明の一実施の形態による実技分析システムの構成を示す図である。 スケルトン表示(スケルトン画像)の一具体例を示す図である。 スティック表示(スティック画像)の一具体例を示す図である。 学習者の撮影画像とスケルトン画像とが合成された画像の一具体例を示す図である。 実技分析システムの機能及び動作の概要を示す図である。 体型測定の手順を示す説明図である。 体型測定画面の一具体例を示す図である。 体型測定における指定ポイントを示す図である。 スケルトンモデルデータの生成及び表示手順を示す図である。 スケルトン調整ダイアログの一具体例を示す図である。 ハイジャンプ(走り高飛び)のフォームのスティックモデルを示す図である。 短距離走のフォームのスティックモデルを示す図である。 ハイジャンプの標準スティックモデルを示す図である。 ゴルフスイングのフォームで重要な部位の表示例を示す図である。
符号の説明
1 主制御部(CPU)
2 記憶装置
3 入出力制御部
4 入力装置
5 表示装置
6 出力装置
7 画像取込装置
8a,8b ビデオカメラ
11 体型測定手段
12 スケルトンモデル生成手段
13 スケルトンモデル表示手段
14 スティックモデル生成手段
15 スティックモデル表示手段
21 表示メモリ
22 動画記憶部
23 体型画像記憶部
24 体型データ記憶部
25 学習者スケルトンモデルデータ記憶部
26 学習者スティックモデルデータ記憶部
27 手本スケルトンモデルデータ記憶部
28 手本スティックモデルデータ記憶部

Claims (3)

  1. 学習者の動きを撮像した動画像を記憶する動画記憶手段と、
    内側が半透明又は透明のワイヤーフレーム画像からなるスケルトンモデルを体の重要な部位と重要ではない部位とを区別してその重要な部位と重要ではない部位との区別を動画の再生と共に変化させて記憶するスケルトンモデル記憶手段と、
    前記動画像記憶手段から読み出した動画像に前記スケルトンモデル記憶手段から読み出したスケルトンモデルを重ねて体の重要な部位と重要ではない部位とを区別してその重要な部位と重要ではない部位との区別を動画の再生と共に変化させて再生表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする実技分析システム。
  2. 学習者の動きを撮像した動画像を記憶する動画記憶手段と、
    人体の各部位を棒状の複数の線図で表示するスティック画像からなるスティックモデルを体の重要な部位と重要ではない部位とを区別してその重要な部位と重要ではない部位との区別を動画の再生と共に変化させて記憶するスティックモデル記憶手段と、
    前記動画像記憶手段から読み出した動画像に前記スティックモデル記憶手段から読み出したスティックモデルを重ねて体の重要な部位と重要ではない部位とを区別してその重要な部位と重要ではない部位との区別を動画の再生と共に変化させて再生表示する表示手段と
    を備えることを特徴とする実技分析システム。
  3. コンピュータを請求項1又は2記載の実技分析システムとして機能させるためのプログラム。
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