JP4264265B2 - 低鉄損内転型電動機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は電動機の鉄芯の固定技術に係り、特に打抜かれた電磁鋼板を積層し一体化し製造される電動機用鉄芯の鉄損低減技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、省エネルギーの観点から各種電気機器の効率向上が求められている。電機機器の効率は各種要因に影響されるが、電動機の鉄芯で発生する損失である鉄損は比較的大きな比重を占めており、従って最近ではより鉄損の少ない電磁鋼板が使用される場合が増加している。
このような電磁鋼板を用いて、内転型電動機の積層固定子および積層回転子を製造する方法としては、鋼板を打抜き、所定枚数を単位鉄芯として積層し、ボルト締め、カシメ、溶接を用いて固着するのが一般的である。さらに、積層固定子は、巻線コイルの組立て工程を経て、固定子を囲うケースに固定される。固定子をケースに固定する方法は、積層方向にボルト通過用に開けた穴にボルトを通し、ボルトをケースへ固定するボルト締付型、および、固定子外径とほぼ同じ大きさの内径を持つケースに焼嵌める焼嵌め型等が一般的である。
【0003】
電動機稼働時には、固定子に巻かれた巻線コイルを流れる電流によって生じるジュール発熱により、固定子は熱せられる。固定子の温度が上昇すると、電磁鋼板としての特性が低下し、更に固定子の内側で回転する回転子に埋め込まれている永久磁石の温度も上昇し、永久磁石の性能が著しく低下してしまう。そのため一般的に、外側のケースを水冷または空冷による冷却を施し、熱伝導によって固定子を冷却する。特許文献1の様に、ケース外側に冷却フィンを取り付け、冷却能力を向上させる技術がある。
【0004】
しかし、ケースの冷却能力を向上しても、ボルト固定型の様にケースと固定子の間に隙間が生じていると、固定子からケースへの熱伝達が阻害され、固定子の温度を十分低下させることができない。
更に、固定子の温度上昇により熱膨張し、ケースと固定子との隙間は減少し冷却能力は向上するが、固定子がケースに接触すると固定子内部に圧縮応力が生じると図1に示す様に鉄損を増加させてしまう(非特許文献1)。
焼嵌め型の場合は、固定子とケースとの接触が良く冷却能力は高いが、非熱的にも固定子に圧縮応力が生じる。固定子の熱膨張により、さらに大きな圧縮応力が生じ、鉄損は増大する。
【0005】
【特許文献1】
特開平1−92086号公報
【非特許文献1】
電気学会回転機研究資料RM−95−27
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のボルト締付型、焼嵌め型等の固定方法では、固定子の熱膨張によってケースと固定子が接触することで内部に圧縮応力が生じるため、電動機として得られる最大の性能を引き出せない。
本発明は、電動機用固定子とケースとの接触を防ぎ、冷却能力を向上させ、上記特許文献1に示される手法でケースに冷却フィンを取り付けた電動機に比べて鉄損を低減させ、電動機の性能が最大限に発揮される内転型電動機を提供すること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明の要旨とするところは、
(1)鋼板を所定の形状に打抜き、複数枚積層し、一体化した固定子をケースに固定した内転型電動機において、固定子とケースの隙間にヤング率が1000[MPa]以下の固体または液体である物質が充填され、前記隙間d[mm]と前記物質の熱伝導率λ[W/mK]が(1)式を満たすことを特徴とする低鉄損内転型電動機。
1<λ/d<100 (1)
(2)鋼板を所定の形状に打抜き、複数枚積層し、一体化した固定子をケースに固定した内転型電動機において、固定子とケースの隙間に熱伝導率が1〜10[W/mK]の固体または液体である物質が充填され、固定子外径R[mm]と前記隙間d[mm]が(2)式を満たすことを特徴とする(1)に記載の低鉄損内転型電動機。
0.005<d/R<0.1 (2)
(3)固定子とケースの隙間に充填する物質の抵抗率が10[Ωm]以上であることを特徴とする(1)または(2)に記載の低鉄損内転型電動機。
(4)固定子の軸方向端面とケースの蓋との間に隔壁を設け、前記隔壁とケース内径の間に前記物質を充填したことを特徴とする(1)〜(3)の何れか1項に記載の低鉄損内転型電動機。
である。
【0008】
【発明の実施の形態】
図2に示される内転型電動機は、鋼板を図3に示される形状に打抜いたものを複数枚積層し、外周端面5において数カ所を積層方向に溶接することで、または、上下方向に数カ所をかしめることで一体化し、ティース部6に巻き線コイル7を巻いた固定子8をケース9に固定し、固定子8の内部に位置する回転軸10および永久磁石11を有する回転子12からなる。また、上記電動機を作動させるため、図2における巻き線コイル7には交流電流が流される。
【0009】
前述したように、固定子の鉄損を増加させる原因の一つに、固定子内に生じる圧縮応力がある。図1に示すように、磁束方向に圧縮応力が生じると鉄損が増加することが一般に知られている(電気学会回転機研究資料RM−95−27)。従来の電動機の場合、作動中に巻き線コイルに流れる電流によってジュール熱が発生し、この熱は固定子を加熱する。固定子を冷却するためにケースを水冷または空冷によって冷却しているが、ケースと固定子の熱伝達率が悪く、ケースのみが冷却され固定子の冷却は十分でない。更に、固定子が加熱されると、ケースの熱膨張に比べ固定子の熱膨張が大きく、ケースと固定子が接触してしまう。この固定子ケースとの接触により固定子の熱膨張は拘束されるので、固定子ヨーク部13には大きな周方向の圧縮応力が生じる。この圧縮応力が、鉄損を大幅に増加させると予想される。しかも、固定子からの熱伝達により、回転子および回転子内部に埋め込まれた永久磁石の温度も上昇し、永久磁石の保磁力が低下してしまうことが予想される。
【0010】
従来の内転型電動機の鉄損および永久磁石の温度を測定するために、水平断面図の図4、垂直断面図の図5に示される電動機を作成した。寸法は、以下の(a)から(f)に示される。
(a)固定子15のティース16の先端半径Rt=180mm、ヨーク部17内周の半径Rsi=250mm、ヨーク部17外周の半径Rso=310mm、固定子15の高さHs=20mm
(b)ケース18内周の半径Rci=310.1mm、ケース18外周の半径Rco=320.1mm、ケース18の深さHc=30mm
(c)回転子19の半径Rro=179mm
(d)ケース18と固定子15の隙間d=0.1mm
(e)回転子19の永久磁石20の材質:NEOMAX−39SH
(f)ケース18の冷却水量W=1リットル/min
【0011】
ケース18には、冷却水路25があり、入側26から冷却水が供給され、出側27から排出される。固定子15は、周囲3箇所にボルト穴24が開けられており、ボルト23によってケース18に固定される。また、永久磁石20および回転軸21を有する回転子19は、軸受け30を介してケース18に固定される。さらに、上部にケース18にボルト29で固定される蓋28が設置される。
【0012】
測定の条件は以下の(a)および(b)とした。
(a)電流周波数f=400Hz
(b)励磁電流密度J=10ATrms/mm2
このときの固定子15の鉄損は、P=96[W/kg]であった。また、回転子19の外周の温度Trは、Tr=110℃であった。
【0013】
本発明においては、電動機用固定子とケースの接触により固定子内部に発生する圧縮応力を低減させることで鉄損を低減し、かつ、固定子とケース間の熱伝達率を向上させることで固定子および回転子の温度を低下させ永久磁石の保磁力を確保する電動機を提供するものである。その電動機用を実現させる具体的手段を以下に述べる。
【0014】
前記(1)にかかる発明の形態として、内転型電動機において、固定子および回転子の寸法形状は従来の電動機と同じであるが、ケース径を拡大し、ケースと固定子の隙間にシリコンペースト等の高熱伝導率物質を充填する。このとき、ケースと固定子の隙間d[mm]と隙間の充填物質の熱伝導率λ[W/mK]は、ケースと固定子の熱伝達率を確保するために、λ/d>1の関係を満たすのが良い。一方、固定子の変形は少なくとも0.1mm以上あり、それよりもdを大きくする必要がある。さらに、絶縁体の場合、熱伝導率が良いもので10[W/mK]程度であることから、λ/d<100とする。
また、固定子の熱膨張を阻害することがないよう十分に柔らかい必要がり、ヤング率が1000[MPa]以下のものが良い。
【0015】
さらに、ケースと固定子の隙間をくまなく充填する物質は高熱伝導率の液体または固体が望ましく、ゲル状物質も本発明の範囲内とする。これにより、ケースと固定子の隙間を例えば3mmと大きくとることにより、固定子の熱膨張がケースによって拘束されないため、固定子内の圧縮応力の発生を防ぎ、鉄損増加を抑制することができる。また、シリコンペーストによって熱伝導が向上するので、回転子外径の温度も低下させることができる。これにより、回転子に埋め込まれた永久磁石の温度上昇を防ぐことができ、永久磁石の保磁力低下を抑制できる。
【0016】
前記(2)に係る発明の形態として、固定子の熱膨張量は、固定子の半径と正の相関を持つので、固定子の熱膨張を阻害させないために、固定子の外径R[mm]とケースと固定子の隙間d[mm]は、d/R>0.005の関係を満たすことが望ましい。また、ケースと固定子の隙間が大きすぎると熱伝達率が低下するため、d/R<0.1であることが望ましい。
また、ケースと固定子の隙間に充填する物質の熱伝導率λは、絶縁体の場合、高くとも10[W/mK]程度であるが、固定子とケースの熱伝達を確保するためには1[W/mK]以上とすることが望ましい。
【0017】
前記(3)に係る発明の形態として、固定子の積層間の短絡を防止するために、充填する物質は絶縁性を有するものが良い。特に、抵抗率が10[Ωm]以上のものが望ましい。熱伝導率および抵抗率が高い物質として、シリコンオイルなどがある。抵抗率の上限は特に定めないが、一般に抵抗率の増加と共に熱伝導率が低下してしまうため、10000[Ωm]以下とすることが好ましい。
【0018】
前記(4)に係る発明の形態として、シリコンオイルなど液体やゲル状物質を充填した場合、流動性があるため形状を保てない。従って、ケース内部全体に充填させる必要があるが、充填物質が回転体に接触するために、充填物質が回転体の回転抵抗となってしまう。また、回転軸を支えるベアリングにも液漏れ防止のためシールを施す必要があり、これも回転抵抗を増加させる原因となる。そのため、充填物質を固定子の軸方向端面とケースの蓋との間に隔壁を設け、ケースと隔壁の間にのみ充填させるのが望ましい。
【0019】
【実施例】
[実施例1]
本発明の一実施例について、水平断面図の図6、垂直断面図の図7に示される内転型電動機を作成した。寸法や物性は、以下の(a)から(f)に示される。
(a)固定子31のティース32の先端半径Rt=180mm、ヨーク部33の内周半径Rsi=250mm、ヨーク部33の外周半径Rso=310mm、ケース34と固定子31の隙間d=2mm、固定子31の高さHs=20mm
(b)ケース34の内周半径Rci=313mm、外周半径Rco=323mm、深さH c=30mm
(c)回転子35の半径Rro=179mm
(d)ケース34と固定子31の隙間に充填したシリコンペースト36の熱伝導率λSi=3W/mK、抵抗率ρ=100Ωm
(e)回転子35の永久磁石42の材質:NEOMAX−39SH
(f)ケース34の冷却水量W=1リットル/min、温度Tc=25℃
【0020】
ケース34には、冷却水路37があり、入側38から冷却水が供給され、出側39から排出される。固定子31は、周囲3箇所にボルト穴40が開けられており、ボルト41によってケース34に固定される。固定子31とケース34の隙間には、シリコンペースト36が充填される。また、永久磁石42および回転軸43を有する回転子35は、軸受け44を介してケース34に固定される。さらに、ケース上部にボルト45で固定される蓋46が設置される。
【0021】
この電動機を以下の条件にて作動させ、回転子35外径の温度および固定子31の鉄損を測定した。
(a)電流周波数f=400Hz
(b)励磁電流密度J=10ATrms/mm2
このときの回転子35外径の温度Trは、Tr=80℃、鉄損は、P=58W/kgであり、図4,5で示される従来型内転型電動機に対し、回転子の温度上昇を30℃低減し、鉄損を40%低減できた。
【0022】
[実施例2]
本発明の一実施例について、水平断面図の図8、垂直断面図の図9に示される内転型電動機を作成した。寸法や物性は、以下の(a)から(f)に示される。
(a)固定子50のティース51の先端半径Rt=180mm、ヨーク部52の内周半径Rsi=250mm、ヨーク部52の外周半径Rso=310mm、ケース53と固定子50の隙間d=2mm、固定子50の高さHs=20mm
(b)ケース53の内周半径Rci=313mm、外周半径Rco=323mm、深さH c=30mm
(c)回転子54の半径Rro=179mm
(d)ケース53と隔壁55の間に充填したシリコンオイル56の熱伝導率λS i=2.8W/mK、抵抗率ρ=100Ωm
(e)回転子54の永久磁石57の材質:NEOMAX−39SH
(f)ケース53の冷却水量W=1リットル/min、温度Tc=25℃
(g)隔壁55の半径Rw=305mm
【0023】
ケース53には、冷却水路58があり、入側59から冷却水が供給され、出側60から排出される。固定子50は、周囲3箇所にボルト穴61が開けられており、ボルト62によってケース53に固定される。固定子50とケース53の隙間には、シリコンオイル56が充填される。また、永久磁石57および回転軸63を有する回転子54は、軸受け64を介してケースに固定される。さらに、ケース53上部にボルト65で固定される蓋66が設置される。また、シリコンオイル56は、オイルタンク67から供給され、隔壁55とケース53の間に充填され、固定子50の熱膨張やシリコンオイル56そのものの体積変化によって固定子50に圧縮応力がかからないように、タンク67とケース53を自由に行き来できる。オイル56が、外部に流出しないよう、3本のオーリング68a〜68cでシールされている。
【0024】
この電動機を以下の条件にて作動させ、回転子外径の温度および固定子の鉄損を測定した。
(a)電流周波数f=400Hz
(b)励磁電流密度J=10ATrms/mm2
このときの回転子外径の温度は、Tr=78℃、鉄損は、P=52W/kgであり、前述した従来内転型電動機に対し、回転子の温度上昇を32℃低減し、固定子の鉄損を43%低減できた。
【0025】
【発明の効果】
本発明に係る内転型電動機により、回転子の温度上昇を従来内転型電動機に比べ約30℃低減し、固定子の鉄損低減量を従来内転型電動機に比べ約40%低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鉄損の残留応力依存性。
【図2】内転型電動機の模式図。
【図3】内転型電動機用固定子の形状。
【図4】従来の内転型電動機の一例の水平断面図。
【図5】従来の内転型電動機の一例の垂直断面図。
【図6】本発明の一例の水平断面図。
【図7】本発明の一例の垂直断面図。
【図8】本発明の一例の水平断面図。
【図9】本発明の一例の垂直断面図。
【符号の説明】
1 磁束密度0.7Tにおける鉄損の残留応力依存性
2 磁束密度1.0Tにおける鉄損の残留応力依存性
3 磁束密度1.3Tにおける鉄損の残留応力依存性
4 磁束密度1.5Tにおける鉄損の残留応力依存性
5 内転型電動機の固定子のケース固定用ボルト穴
6 内転型電動機の固定子のティース部
7 内転型電動機の巻き線コイル
8 内転型電動機の固定子
9 内転型電動機のケース
10 内転型電動機の回転軸
11 内転型電動機の回転子に埋め込まれる永久磁石
12 内転型電動機の回転子
13 内転型電動機の固定子のヨーク部
14 内転型電動機の固定子のスロット部
15 従来の内転型電動機の固定子
16 従来の内転型電動機の固定子のティース部
17 従来の内転型電動機の固定子のヨーク部
18 従来の内転型電動機のケース
19 従来の内転型電動機の回転子
20 従来の内転型電動機の回転子に埋め込まれる永久磁石
21 従来の内転型電動機の回転軸
22 従来の内転型電動機の巻き線コイル
23 従来の内転型電動機の固定子のケース固定用ボルト
24 従来の内転型電動機の固定子のケース固定用ボルト穴
25 従来の内転型電動機のケースの冷却水路
26 従来の内転型電動機のケースの冷却水入り口
27 従来の内転型電動機のケースの冷却水出口
28 従来の内転型電動機のケースの蓋
29 従来の内転型電動機のケースの蓋固定用ボルト
30 従来の内転型電動機の回転軸支持ベアリング
31 本発明例である内転型電動機の固定子
32 本発明例である内転型電動機の固定子のティース部
33 本発明例である内転型電動機の固定子のヨーク部
34 本発明例である内転型電動機のケース
35 本発明例である内転型電動機の回転子
36 本発明例である内転型電動機の充填材
37 本発明例である内転型電動機のケースの冷却水路
38 本発明例である内転型電動機のケースの冷却水入り口
39 本発明例である内転型電動機のケースの冷却水出口
40 本発明例である内転型電動機の固定子のケース固定用ボルト穴
41 本発明例である内転型電動機の固定子のケース固定用ボルト
42 本発明例である内転型電動機の回転子に埋め込まれる永久磁石
43 本発明例である内転型電動機の回転軸
44 本発明例である内転型電動機の回転軸支持ベアリング
45 本発明例である内転型電動機のケースの蓋固定用ボルト
46 本発明例である内転型電動機のケースの蓋
47 本発明例である内転型電動機の巻き線コイル
50 本発明例である内転型電動機の固定子
51 本発明例である内転型電動機の固定子のティース部
52 本発明例である内転型電動機の固定子のヨーク部
53 本発明例である内転型電動機のケース
54 本発明例である内転型電動機の回転子
55 隔壁
56 本発明例である内転型電動機の充填材
57 本発明例である内転型電動機の回転子に埋め込まれる永久磁石
58 本発明例である内転型電動機のケースの冷却水路
59 本発明例である内転型電動機のケースの冷却水入り口
60 本発明例である内転型電動機のケースの冷却水出口
61 本発明例である内転型電動機の固定子のケース固定用ボルト穴
62 本発明例である内転型電動機の固定子のケース固定用ボルト
63 本発明例である内転型電動機の回転軸
64 本発明例である内転型電動機の回転軸支持ベアリング
65 本発明例である内転型電動機のケースの蓋固定用ボルト
66 本発明例である内転型電動機のケースの蓋
67 オイルタンク
68 オーリング
69 本発明例である内転型電動機の巻き線コイル
Claims (4)
- 鋼板を所定の形状に打抜き、複数枚積層し、一体化した固定子をケースに固定した内転型電動機において、固定子とケースの隙間にヤング率が1000[MPa]以下の固体または液体である物質が充填され、前記隙間d[mm]と前記物質の熱伝導率λ[W/mK]が(1)式を満たすことを特徴とする低鉄損内転型電動機。
1<λ/d<100 (1) - 鋼板を所定の形状に打抜き、複数枚積層し、一体化した固定子をケースに固定した内転型電動機において、固定子とケースの隙間に熱伝導率が1〜10[W/mK]の固体または液体である物質が充填され、固定子外径R[mm]と前記隙間d[mm]が(2)式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の低鉄損内転型電動機。
0.005<d/R<0.1 (2) - 固定子とケースの隙間に充填する物質の抵抗率が10[Ωm]以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の低鉄損内転型電動機。
- 固定子の軸方向端面とケースの蓋との間に隔壁を設け、前記隔壁とケース内径の間に前記物質が充填されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の低鉄損内転型電動機。
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