JP4260608B2 - ワンピース便器 - Google Patents

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Description

本発明はローシルエットのワンピース便器で、特に介護用として移動可能なトイレに使用できる便器に関するものである。
ワンピースタイプの便器は、便器本体(ボウル部)の後方に洗浄水タンクを一体に形成したローシルエットの便器で、排水口を底面に設けた器具や(特許文献1)、排水口を背面に設けた器具(特許文献2)が知られている。
また便器の位置を移動できて、介護用として使用するのに適したトイレとして、排泄物を流動化して圧送するトイレ装置が提案されている(特許文献3,4)。
実開平1−119474号公報。 特公平3−75695号公報。 特開2001−238818号公報。 特開2003−93914号公報。
ところで、前記した圧送タイプのトイレ装置は、便器部分と圧送機構部分とは、基本的に分離している。このため要介護者である使用者のそばまで便器を移動できると便利であるが、全体の構成が非コンパクトであって移動使用機能を付与することは困難である。
また便器(トイレ装置)のコンパクト化が仮に実現したとしても、当該便器は汎用性に欠ける虞も充分にある。
また仮に要介護に至り介護室にトイレ装置を準備しようとすると、当然に新規な配管工事等の家のリフォームに多額の経費を要してしまう。
そこで本発明は、圧送タイプのトイレ装置の形成がコンパクトにできると共に、通常のトイレ装置にも使用できる汎用性を備えた新規なワンピース型の便器を提案したものである。
本発明に係るワンピース便器は、ボウル部と、ボウル部の後方部に形成したロータンク部と、ロータンク部とボウル部との間を連通する導水路と、ボウル部底面に連続するトラップ排水路とを一体に形成したもので、特にタンク部の下方においてトラップ排水路と隣接し、且つ所定のポンプ機構の組み込み可能な下部空間、及びタンク部に隣接して、タンク下部空間に設置するセンサデータに基づいてポンプ機構の動作制御を行う制御部の組み込み可能な上部空間を、予め一体に形成してなることを特徴とするものである。
而して圧送システムを組み込む空間をそのままにして、タンク部にフロート制御型給水機構と、導水路入り口に設ける吐出開閉弁機構を組み込み、トイレ室内において排水管(建物側)と排水路とを接続し、給水栓を介して給水管を給水機構と接続し、トイレ室内に設置することで、通常のトイレ装置として使用できる。
また適宜なホースによる給水管を採用し、排水路と下部空間の仕切りに穿孔を施すと共に、下部空間に汚物粉砕機構を付属させたポンプを組み込み、ポンプ吐出部に排出ホースを接続し、上部空間に制御部を組み入れることで、移動可能なトイレ装置とすることができる。
以上の構成であるから、本便器を使用することでコンパクトな移動トイレを容易に提供できる他、そのまま通常のトイレの便器として使用できる汎用性をも備えている。また通常の便器としてトイレに組み込んでいた場合でも、トイレ室から取り外し移動トイレに容易に変更できるものである。
次に本発明の実施の形態について説明する。実施形態に示した便器は、後述するタンク部の蓋体6以外が、所定の樹脂(陶質感を供えた樹脂)で一体に形成されるもので、基本的には従前のローシルエットのワンピース便器と同様に、ボウル部1と、ロータンク部(以下単に「タンク部」という)2と、導水路3と、トラップ排水路4とを備える他、本発明の特徴点である空間部5を備えてなるものである。
ボウル部1は、周知の通りボウル形状で、便座Aを載置装着できる構造(特に洗浄機構や暖房機構を付属させたものを装着できるように設ける)であり、タンク部2は、前記ボウル部1の後方部分に形成され、ボウル部1より僅かに高く形成され、便器全体がローシルエットの高さとなるように形成したもので、上部は開口してなる。
導水路3は、タンク部2の底部に入口31を形成し、ボウル部1に吐出口32を形成したものである。
またトラップ排水路4は、ボウル部1の底面に連続するもので、サイホン作用が生ずるように逆U状に湾曲させてなり、トラップ排水路4の排水口側は、特に便器本体の底面において水平方向に広く拡幅した扁平空間41としたもので、排水口は特に設けておかずに、必要とする箇所を穿孔するようにしたものである。
また本発明の特徴となる空間部5は、タンク部2の下方に当たり、トラップ排水路4の後方仕切り壁42と隣接し、且つ所定のポンプ機構Bの組み込みが可能な下部空間51と、タンク部2の後壁に弧状に食い込む形状でタンク部2に隣接すると共に、上方開口がロータンク部と一致する高さとし、下部空間51に設置する各センサCの検知データの処理並びデータ処理に基づくポンプ機構等の動作制御を行う制御部Dを組み込むことが可能な上部空間52とを備えてなるものである。
而して前記便器を使用するには、給水機構E及び吐出弁機構Fをタンク部2内に装備させ、蓋体6でタンク部2の上部開口を塞ぐもので、給水機構Eは、タンク部2内にフロート開閉弁e1を設置し、タンク部2の適宜な壁面を穿孔して、フロート開閉弁e1と給水管e2と、外部給水栓e3を介して接続するものである。
吐出弁機構Fは、タンク部2の底部に開口した導水路入口31を塞ぐように装着すると共に、外部の操作レバーf1と機械的接続するものである。勿論前記給水機構E及び吐出弁機構Fの動作制御は機械方式とせずに電動方式としてリモートコントロールによる操作構造としても良い。
このように給水機構E及び吐出弁機構Fを組み込んだ便器は、その使用態様に応じて設置方式(固定トイレ)と移動方式(移動トイレ)を選択できるものである。
通常のトイレ装置同様にトイレ室内に設置する場合には、図5に示すようにトイレ室の床面Gに設けた排水管Hに対応する便器底面(扁平空間41の底面部分)を穿孔して排水口とし、排水管Hを水封状態に接続するものである。
従って通常の便器同様に使用されるものである。特にトラップ排水路4の排水口形成箇所を予め塞いでおくと共に、扁平空間とすることで、排水管Hの位置に制限されることなく適宜な範囲で任意な位置に便器を設定できる。このためリフォームのように、排水管Hの位置が予め定まっている場合でも対応でき、便利である。
またマンションのような床下配管が困難な場合には、壁面に排水管を配置する場合がある。このように側面配管であっても図6に例示するとおり、トラップ排水路4と下部空間51の仕切り壁42の下方部分を穿孔して排出口43を形成し、更に下部空間51の壁面下方に排水管Hを接続することで、本便器によるトイレ装置を構築できるものである。
次に移動方式として使用する場合には、図7に示すように、トラップ排水路4と下部空間51の仕切り壁42の下方部分を穿孔して排出口43を形成し、下部空間51には、攪拌羽根b1を付設したポンプ機構Bを組み込み、ポンプ吐出口b2に排出ホースb3を接続して便器外への排出を可能とする。
更に上下空間51,52の間に仕切床53を形成して下部空間51を密封し、上部空間52には、所定の制御部Dを組み込むものである。この制御部Dは、下部空間51に設置して水位を検知するセンサCや、導水路3の流水の有無、タンク部2の水量等制御に必要とする各センサの検知データの処理並びデータ処理に基づくポンプ機構等の各部の動作制御を行うものである。
従って給水管e2と排水ホースb3を適宜な長さに形成しておくと、そのホースの長さの範囲でトイレを移動することができる。特に介護を要する事情が生じ、介護室に新たにトイレを構築しようとした場合には、前記便器に所定の機構を組み込むことで圧送形式のトイレ装置とすることができ便利である。而も介護状態によっては、本便器を使用している既存のトイレから便器を取り外して再利用することもできる。
勿論前記の便器には、固定式、移動式に拘らずに、洗浄機構や暖房機構を備えた所望の便座Aを使用できることは言うまでもない。
本発明の実施形態の外形図。 同断面図(トラップ排水部箇所の説明図)。 同断面図(導水路箇所の説明図)。 同平面図。 同使用状態の説明図(床下配管固定方式)。 同使用状態の説明図(壁配管固定方式)。 同使用状態の説明図(移動方式)。
符号の説明
1 ボウル部
2 タンク部
3 導水路
31 入口
32 吐出口
4 トラップ排水路
41 扁平空間
42 仕切り壁
43 排出口
5 空間部
51 下部空間
52 上部空間
53 仕切り床
6 蓋体
A 便座
B ポンプ機構
b1 攪拌羽根
b2 ポンプ吐出口
b3 排出ホース
C センサ
D 制御部
E 給水機構
e1 フロート開閉弁
e2 給水管
e3 外部給水栓
F 吐出弁機構
f1 操作レバー
G トイレ室床面
H 排水管

Claims (1)

  1. ボウル部と、ボウル部の後方部に形成した上方開口のロータンク部と、ロータンク部とボウル部との間を連通する導水路と、ボウル部底面に連続して後方へ逆U字状に形成されたトラップ排水路とを一体に形成したワンピース便器において、タンク部の下方においてトラップ排水路の後方部の仕切り壁で隣接し、且つ所定のポンプ機構の組み込み可能な下部空間、及びタンク部に隣接しロータンク部の後壁に弧状に食い込む形状で、且つ下部空間に設置するセンサデータに基づいてポンプ機構の動作制御を行う制御部の組み込み可能で、上方開口がロータンク部と一致する高さとした上部空間を、予め一体に形成すると共に、トラップ排水路の排水口側を、便器の底面において水平方向に広く拡幅し、且つ予め排出口を穿設していない扁平空間に形成してなることを特徴とするワンピース便器。
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