JP4259329B2 - 演奏装置および合奏システム - Google Patents

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Description

本発明は、演奏情報の入力タイミングと処理タイミングとの間の遅延時間を制御することのできる電子楽器および当該電子楽器を用いた合奏システムに関する。
近年の通信ネットワークの発達により、地理的に離れ通信ネットワークを介して接続された複数の電子楽器端末により合奏(セッション)を行うことができる合奏システムに対するニーズが高まっている。このような合奏システムにおいて、合奏に参加する複数の者が1つの楽曲の各演奏パートを各々担当するものとすると、各参加者が合奏音を聞くためには、各参加者の電子楽器端末において生成される演奏情報(音高、音量、音色等)が逐次他の全ての参加者の電子楽器端末に送信されなければならない。このようにすることで初めて、各参加者の電子楽器端末では、楽曲を構成する全てのパートの演奏情報が得られ、その演奏情報に従って合奏を行うことが可能となる。
しかしながら、このように各パートの演奏情報を各電子楽器端末に行き渡らせるだけでは、各電子楽器端末において正常な合奏を行うことはできない。各電子楽器端末において正常な合奏が行われるためには、まず、演奏情報に従って各パートの演奏が行われる際に、各パートの発音タイミングの同期が取れている必要がある。また、合奏の参加者は、自分の受け持ちパートの演奏音を聞きつつそのパートの演奏を行うことができなければならない。
ここで、発音タイミングの同期を取るためには、通信ネットワークの状態を考慮する必要がある。電子楽器端末毎に通信ネットワークへの接続環境は異なるのが通常であるし、通信ネットワークの状態は時間的に変化し得る。これにともない、演奏情報が到達するまでの時間(ネットワークの遅延時間)も電子楽器端末によって異なることが当然に予想される。このため、電子楽器端末間で発音タイミングの同期を取ることは容易ではない。
特許文献1には、通信ネットワークに接続された複数のMIDI(musical instrumental digital interface) 音源およびシーケンサを用いたシステムにおいて、シーケンサから送信されたMIDI信号が各MIDI音源に同時に届くように、各MIDI音源に対するMIDI信号の送信タイミングを調整する技術が開示されている。
しかしながら、上記の技術では、自端末の演奏音と他の端末の演奏音とを同期させて発音することはできず、従って合奏をすることはできない。更に、通信ネットワークの状況に変化があった場合には発音タイミングの同期が保証されない。
特開2003−50288
本発明は、上述した点に鑑み、通信ネットワークを介して合奏を行うことが可能な電子楽器および当該電子楽器を複数用いた合奏システムを提供することを目的とする。
この課題を解決するため、本発明の演奏装置は、演奏情報を入力する入力手段と、供給された演奏情報に従って楽音を生成する楽音生成部と、前記入力手段によって入力された演奏情報を、予め設定された遅延時間情報に対応した時間だけ遅延させて前記楽音生成部に供給する遅延処理手段と、通信ネットワークを介して、前記入力手段によって入力された演奏情報および当該演奏情報が前記遅延処理手段によって遅延されて前記楽音生成部に供給されることにより当該演奏情報に係る楽音が生成される予定時刻を示す時刻情報を、当該楽音の生成前に送信する送信手段と、前記通信ネットワークを介して、演奏情報および時刻情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された時刻情報が示す時刻に、前記受信手段によって受信された演奏情報を前記楽音生成部に供給する供給手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の演奏装置は、通信ネットワークを介して接続される他装置であって、当該他装置に演奏情報が入力され、入力された前記演奏情報を、予め設定された遅延時間情報に対応した時間だけ遅延させ、遅延させた前記演奏情報に従って楽音を生成し、当該演奏情報および当該演奏情報に係る楽音が生成される予定時刻を示す時刻情報を、当該楽音の生成前に送信する他装置から、前記通信ネットワークを介して前記演奏情報および前記時刻情報が送信される演奏装置において、演奏情報を入力する入力手段と、供給された演奏情報に従って楽音を生成する楽音生成部と、前記入力手段によって入力された演奏情報を、予め設定された遅延時間情報に対応した時間だけ遅延させて前記楽音生成部に供給する遅延処理手段と、前記他装置から送信される演奏情報および時刻情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された時刻情報が示す時刻に、前記受信手段によって受信された演奏情報を前記楽音生成部に供給する供給手段とを有することを特徴とする。
また、好ましい態様において、前記時刻情報は、前記入力手段によって演奏情報が入力された時刻を示す情報および前記遅延時間情報により構成されていることを特徴とする。
また、好ましい態様において、前記通信ネットワークを介して、遅延時間情報を受信する遅延時間受信手段と、前記遅延時間受信手段によって受信された遅延時間情報を前記遅延処理手段に設定する設定手段とをさらに有することを特徴とする。
また、好ましい態様において、自装置と前記演奏情報を通信する他の演奏装置との間の通信経路における通信遅延時間を測定する測定手段と、前記測定手段によって測定された通信遅延時間よりも長い時間を前記遅延時間情報として前記遅延処理手段に設定する設定手段とをさらに有することを特徴とする。さらに好ましい態様においては、前記通信ネットワークを介して複数の演奏装置と接続する場合において、前記設定手段は、前記測定手段によって測定された自装置と前記複数の演奏装置との間の通信経路の各々における通信遅延時間のうち、最大の通信遅延時間よりも長い時間を前記遅延時間情報として前記遅延処理手段に設定することを特徴とする。さらに好ましい態様においては、前記測定手段は、通信遅延時間の測定を所定の時間間隔で定期的に行い、前記設定手段は、前記測定手段によって通信遅延時間が測定されると、前記遅延処理手段に設定された遅延時間情報を更新することを特徴とする。
また、本発明の合奏システムは、上記記載の複数の演奏装置と、前記通信ネットワークを介して、前記演奏装置に接続されるセッションサーバとを具備し、前記演奏装置は、自装置と前記送信手段によって演奏情報が送信される他の演奏装置との間の通信経路における通信遅延時間を測定する測定手段を有し、前記セッションサーバは、前記演奏装置の測定手段によって測定された各通信経路における通信遅延時間を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された通信遅延時間のうち、最大の通信遅延時間よりも長い時間を遅延時間情報として、前記複数の演奏装置に送信する遅延時間送信手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、演奏情報の入力タイミングと処理タイミングとの間の遅延時間を好適に制御することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。なお、同一の構成要素に対しては同一の参照符号を付すこととする。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る合奏システム100を説明するための図である。合奏システム100は、電子楽器端末10Aおよび10Bがインターネット40を介して接続されて構成され、両端末を用いて合奏を行うためのシステムである。なお、電子楽器端末10Aおよび10Bの構成は同様であり、両者を特に区別する必要がない場合は単に電子楽器端末10と称する。
図2は電子楽器端末10の構成図である。同図に示すように、電子楽器端末10は、入力部11、記憶部12、制御部13、遅延処理部14、楽音生成部15、タイマ16、送受信部17、および各部を接続するバス18を有している。電子楽器端末10は、電子ピアノ、電子サキソフォン、電子バイオリン等と呼ばれる一般的な電子楽器と同様の電子楽器としての機能を有する他、インターネット40等の通信網を介して他の電子楽器端末と相互に接続する機能を有する。
入力部11は、ピアノ鍵盤、リード、弦、弓等の形状を有する操作子およびユーザの演奏動作(楽音入力イベント)を検知する各種センサ等から構成され、取得した演奏情報を制御部13へ供給する。記憶部12は、RAM、EEPROM、ハードディスク等の記憶装置であって、音色データ等の楽音発生に必要なデータを格納するほか、入力部若しくは送受信部を介して楽音入力イベントを受け取ってから発音するまでの時間(以下、遅延処理時間という)を格納する。制御部13は、CPU、RAM、ROM等から構成され、各構成要素を制御する。遅延処理部14はプロセッサ等から構成され、制御部13から演奏情報を受け取ると、記憶部12から遅延処理時間を抽出する。そして処理遅延時間が経過すると、演奏情報に対応した楽音形成指示を楽音生成部15へ供給する。楽音生成部15は音源回路、DSP、スピーカ等から構成され、制御部13の制御の下、遅延処理部14から供給される楽音形成指示に従って楽音発生、停止、音色の変更等の楽音処理を行う。タイマ16は、電子楽器端末10内の処理動作の基準となるクロックを生成する。送受信部17は、他の電子楽器端末とインターネット40を介し、演奏情報を含む通信パケットの授受を行うための通信インタフェースである。
以下、電子楽器端末10Aおよび10Bを用いて合奏を行う際の動作を説明する。
上述したように、複数の端末を用いた合奏を行うには、演奏情報(楽音の発生指示、発生すべき楽音の音高、音量、音色等)を合奏に参加している他の全ての電子楽器端末に送信する必要がある。以下、図3および図4を用いて、電子楽器端末10Aのユーザが行った演奏に係る楽音を、電子楽器端末10Aおよび10Bの両方において同時に発生させる処理を例にとって本実施形態の動作を説明する。なお、両端末10は予め好適な方法で時刻合わせを行っており、両端末のタイマ16は互いに同期が取れているものとする。
まず、電子楽器端末10Aは、時刻t1において入力部11を介してユーザの演奏動作を検知すると(図3ステップS101)、MIDIパケットを送信する(ステップS102)。このMIDIパケットには、発音命令、発音すべき楽音の音高・音量等を含む通常のMIDIデータが有する演奏情報が含まれている他、当該演奏動作を検知した時刻t1(すなわちユーザが演奏動作を行った時刻)、および当該楽音を発音させたい時刻(発音タイミング)を表す遅延処理時間ΔT(時刻t1から起算した時間)が含まれている。そして、電子楽器端末10Aの記憶部12にΔTの値を格納する。
図4は、電子楽器端末10Aにおける楽音発生処理の動作の一例を示す。入力部11を介してユーザの演奏動作を検知すると、該演奏動作を表す演奏情報が制御部13に供給される(ステップS201)。制御部13は、この演奏情報を遅延処理部14へ供給する。遅延処理部14は、記憶部12からΔTの値を読み出す (ステップS202)。そして、ΔTだけ時間が経過するのを待って当該演奏情報に対応する楽音形成指示を楽音生成部15へ供給する。楽音生成部15は、受け取った楽音形成指示に従って発音処理を行う。このようにして、電子楽器端末10Aにおいて、時刻t4=t1+ΔTに当該演奏動作に対応した楽音が発生する(ステップS203、図3のステップS105)。
一方、図3において、電子楽器端末10Bは、時刻t3=t2+Δtnetにおいて当該MIDIパケットを受信する(ステップS103)。ここでΔtnetは、インターネット40で生じた遅延時間である。なお、以下ではΔT>Δtnetであるものとする。電子楽器端末10Bにおいて、制御部13は当該パケットに含まれている発音タイミング値ΔTを抽出する。そして、制御部13は、自端末の記憶部12に、発音タイミング時間の値として「t4−t3」を書き込む。そして、自端末の遅延処理部14にて「t4−t3」の時間だけ遅延処理が行われた後、時刻t4において当該楽音を発音する。
このようにすれば、電子楽器端末10Aの演奏操作に応じた楽音を、電子楽器端末10Aおよび10Bの両方において同時(時刻t4、図3のステップS104およびS105)に発音させることができる。たとえネットワークの遅延時間に揺らぎがある場合であっても、ΔT>Δtnetという条件が満たされている限り、ネットワークの遅延に関係なく発音タイミングの同時性が担保される。
なお、電子楽器端末10Bの演奏音を10Aおよび10Bで発生させる場合も、同様の処理を行えばよい。この際、ネットワークの状態に特に変化がない限り、電子楽器端末10Bから送信するパケットに付す遅延処理時間ΔTの値は、電子楽器端末10Aと同じ値に設定するのが好ましい。
また、演奏情報を取得してからパケットを送信するまでの時間(t2−t1)がネットワークの遅延時間Δtnetに比べて十分に小さく無視できる場合は、実質上t1=t2と見なすことができる。この場合、パケットに付加するタイムスタンプは、一般的なパケット通信で行われる送信時刻t2としてもよい。そして、発音タイミングΔTの基準時刻は、送信時刻である時刻t2となる。
発音タイミング値ΔTの設定方法は上記の条件を満たす限り任意であるが、演奏者の不快感がなくセッションの円滑な進行を追求するならば、ΔTはできるだけ小さい値すなわちΔtnetに近い値に設定するのが好ましい。以下、ΔTの設定方法について説明する。
一般的な方法として、通信ネットワークの種類(例えば光ファイバ、ADSL、アナログダイアルアップ)に応じて端末の起動時等に予めΔTを設定しておく、ということが考えられる。しかしながら、ネットワークの状態は様々な要因により時間的に変化し、これに伴いパケットの遅延時間も時間的に変動し得る。例えば、時間帯や曜日によってネットワークにかかる負荷が変化することが知られている。従って、ΔTを固定値として設定した場合、通信環境の時間的な変化に応じて最適な値を設定することは不可能である。そこで、本発明においては、ネットワーク遅延の時間変化に応じてΔTを動的に設定する。以下、この設定方法について詳述する。
第1の態様において、電子楽器端末10は、インターネット40を介してトラフィック検出サーバ50から所定のパケットの交換を行い、電子楽器端末10とトラフィック検出サーバ50との間のパケット往復時間RTT(round trip time)を測定する(図5を参照)。そして、測定したRTT値に基づいて発音タイミング値ΔTを決定する。一例としては、RTTの測定値がT0であるとすれば、以下の数式によって決定することができる。
(数1)ΔT=a×T0+b (1)
ここでaおよびbは定数である。
第2の態様においては、予め電子楽器端末10の記憶部12に通信トラフィックに関する情報を格納しておき、この情報に基づいてΔTを設定する。具体的には、図6に示す設定テーブル140aを格納しておく。そして、現在の日時・時刻と設定テーブル140aとからΔTを決定する。また、外部のサーバ等から通信トラフィックに関する情報を定期的に取得し、この設定テーブル140aの内容を定期的に更新することとしてもよい。
第3の態様においては、上記2つの設定方法を組み合わせて用いる。すなわち、電子楽器端末10は、定期的にRTT値を取得し、このRTT値に基づいて設定テーブル140aの内容を書き換える。これにより、通信ネットワーク遅延の最新情報を得ることができ、設定するΔTの値をネットワークの状態に合わせてリアルタイムに設定することが可能となる。
第4の態様においては、例えば電子楽器端末10が携帯端末であって複数のネットワークを切り換えて通信を行うローミング機能を有している場合において、接続しているネットワークの切り替えが行われたとき、電子楽器端末10においてネットワーク遅延時間のゆらぎ(ジッタ)を計測し、このジッタ量に応じてΔTを設定する。
この際、段階的にΔを設定してもよい。一例として、ネットワークの切り換え直後は通信状態が不安定である可能性が高いことに鑑み、例えば得られたRTT値が50msであったとしても、ΔTをRTT値50msに少しの余裕を持たせた60msにいきなり設定するのではなく、まずΔTを100msに設定し、その後一定時間が経過するごとに、ΔTを90ms、80ms、・・・と10msずつ減らしていくようにする。これにより、ΔTをネットワークの遅延時間Δnetによりも小さい値に設定してしまうというリスクを回避することができ、安定なセッションが実現する。
<第1実施形態の変形例>
第1実施形態においては、2台の電子楽器端末を用いて1対1の通信を行うことにより合奏を実現していたが、いうまでもなく、3台以上の任意の台数の電子楽器端末10を用いて合奏を行うことが可能である。この場合、合奏に参加している各電子楽器端末10は一般的に通信環境が異なるため、この差異を考慮して妥当な発音タイミング値ΔTを設定すべきである。そこで、本変形例においては、この発音タイミング値ΔTを設定するためのセッションサーバ60を導入する。
図7に本変形例に係る合奏システム100Aを示す。セッションサーバ60は、インターネット40を介して各電子楽器端末10に接続されている。図8はセッションサーバ60の構成図である。セッションサーバ60は、入力部61、データベース62、制御部63、演算部64、送受信部65、および各部を接続するバス66から構成される。入力部61は、サーバの管理者の各種指示を入力するためのキーボード等の入力デバイスである。データベース62は、ハードディスク等の記憶装置である。制御部63は、CPU、RAM、ROM等から構成され、各部を制御する。演算部64は演算処理を行うプロセッサ等から構成される。送受信部65は、インターネット40を介して各電子楽器端末10と通信を行うための通信インタフェースである。
合奏を開始するにあたり、各電子楽器端末10A、10B、10C、・・・は、必ずセッションサーバにアクセスし、所定の処理を行い自端末の通信環境に関する情報をセッションサーバ60へ提供する。例えば、自端末とサーバとの間の通信経路に係るRTT値を測定しサーバへ提供する。各電子楽器端末はセッションサーバ60からの指示を待つ。セッションサーバ60は各電子楽器端末10から通信環境に関する情報を取得すると、データベース62に格納する。そして、演算部64は、所定の演算を行って当該合奏で使用する遅延処理時間を決定する。最も簡単な決定方法としては、一番通信環境が悪い端末すなわち発音タイミングΔTを最も大きくしなければならない端末を基準にΔTを設定することが考えられる。そして、セッションサーバ60は決定したΔTの値を全ての電子楽器端末10に送信する。
その後、セッションを開始するタイミング等の情報を全ての電子楽器端末10に送信し、各電子楽器端末10ではこの情報に従って合奏を開始することとしてもよい。このように、セッションサーバに発音タイミングの設定を行わせる構成をとることにより、電子楽器端末同士でΔTの設定についてネゴシエーションする必要がなくなる。
あるいは、発音タイミングΔTを設定するためのサーバを導入せずに、各電子楽器端末10同士でネゴシエーションを行って発音タイミングΔTを決定してもよい。この場合の合奏システム100Bの一例を図9に示す。例えば、まず電子楽器端末10Aが、電子楽器端末10B、10C、10Dの各々と1対1のネゴシエーションを行いΔTを決定する。次に、決定した3つのΔTの値の中で最も大きいものを本合奏にかかるΔTに設定する。すなわち、電子楽器端末10Aがマスタ機器となるセッションサーバの役割を担うのである。このようにすれば、サーバを導入することなく合奏システムを構築することができる。なお、どの端末がマスタとなるかは任意の方法で決定される。
あるいは、電子楽器端末10Aと10Bとの間、10Cと10Dとの間でネゴシエーションを行い暫定的なΔTをそれぞれ決定し、続いて電子楽器端末10Aおよび10Cとの間でネゴシエーションを行い最終的なΔTの値を決定してもよい。
あるいは、図10に示す合奏システム100Cのように、専用網70を併用し、合奏に参加する各電子楽器端末10A〜10Eのうちの一部のみ(同図では10B〜10E)がセッションサーバ60に接続する構成であってもよい。
<第2実施形態>
第1実施形態においては、ネットワークを介して複数の電子楽器端末を接続し、好適な発音タイミングで楽音の発音を行うことにより、合奏を実現していた。しかしながら、本発明の電子楽器端末を単独で使用することにより、従来の電子楽器にはなかった新たな作用効果をもたらす。以下、この電子楽器について説明する。
図11は、第2実施形態に係る電子楽器20の構成図である。電子楽器20は、入力部11、記憶部12、制御部13、遅延処理部14、楽音生成部15、タイマ16、および各要素を接続するバス18から構成される。第1実施形態の電子楽器端末から通信機能を取り除いたものであり、第1実施形態と同様の遅延処理機能を有している。
なお、本実施形態においては、記憶部12は、RAM、EEPROM、ハードディスク等の記憶装置であって、音色データ等の楽音発生に必要なデータが格納されるほか、遅延処理時間に関する情報を含む設定テーブル140bが格納される。遅延処理部14は、制御部13から演奏情報を受けとると、設定テーブル140b等およびタイマ16を参照し、楽音入力イベントが発生してから発音するまでの時間である遅延処理時間Tdを決定する。遅延処理部14は、決定された遅延処理時間Tdが経過するのを待って入力部から入力された演奏情報に対応する楽音形成指示を楽音生成部15に供給する。楽音生成部15が当該楽音形成指示に従って楽音を発生する動作は第1実施形態と同様である。
また、電子楽器20においては複数の動作モードM1、M2、M3・・・が設定されており、制御部13はこの動作モードに従って遅延処理を行う。
図12に、記憶部12に格納される設定テーブル140bの内容を示す。同図に示すように、設定テーブル140bには遅延処理時間Tdの設定内容が格納される。具体的には、動作モードと各動作モードにおける遅延処理時間の値Tdが対応付けて格納される。この設定内容は不変であってもよいし、ユーザが所望の内容に書き換えることができる構成であってもよい。動作モードの数およびTdの値は任意である。
図13に電子楽器20の動作例を示す。まず、入力部11を介してユーザの演奏動作を検知すると、該演奏動作を表す演奏情報が制御部13に供給される(ステップS301)。制御部13はこの演奏情報および現在の動作モードを表す動作モード情報を遅延処理部14へ供給する(ステップS302)。このように複数の動作モードを用意することで、複数の遅延処理時間の設定を可能ならしめているのである。遅延処理部14は、設定テーブル140bを参照し、動作モードから設定すべきTdの値を決定する(ステップS303)。そして設定時間が到来すると、当該演奏情報に対応する楽音形成指示を楽音生成部15へ供給する。楽音生成部15は受け取った楽音形成指示に従って発音処理を行う(ステップS304)。
このように、電子楽器20によれば、楽音入力イベントを検知してから所定の遅延を経て発音を行うことができる。これにより、従来にはなかった新たな電子楽器の活用法をユーザに提供することができる。一例としては、ユーザの演奏練習の手助けをすることが考えられる。具体的には、あるフレーズがどうしても弾けないような場合、遅延処理時間Tdを数秒程度に設定しておく。すなわち、そのフレーズの運指が終わってからそのフレーズが発音されるようにするのである。これにより、ユーザが運指を行っている最中に音が鳴ることがないため、ユーザは運指に集中することができる。さらに、運指を終えてから自分の演奏をじっくり聞くことができるので、自分の演奏の正確な評価を行うことができる。これらのことから、電子楽器20は演奏の上達に寄与するものと期待される。
あるいは、電子楽器20を用いれば、従来の電子楽器にはなかった新たな効果を楽音に付与することができる。具体的には、音程毎に異なる遅延処理時間Tdを設定する。一例として、図14に示す設定テーブル140cを記憶部12に格納しておく。設定テーブル140cには、各音程番号に対応付けて遅延処理時間Tdが設定されている。遅延処理部14は、この設定テーブル140cを参照し、演奏情報に含まれる音程番号に対応した遅延処理時間Tdを決定する。これにより、例えば音程毎に微妙に異なる遅延量を設定することにより、演奏表現の可能性が広がると期待される。
あるいは、電子楽器20を用いてアコースティックの楽器の特性をより忠実に再現することも可能である。例えば、電子楽器20が電子サキソフォン等の管楽器である場合を考えると、入力部11が検知した演奏者の吹き方(息の量)に応じて、遅延処理時間Td(例えば数10ミリ秒程度)を異ならせることが考えられる。実際のアコースティックの管楽器においては、息の入れ方に応じて聴感される発音タイミングが異なり得るからである。これにより、よりアコースティック楽器に近い自然な発音タイミングを実現することができる。
また、いわゆるアタックの強さ(エンベロープ曲線の始まり付近の挙動)によって遅延処理時間を異ならせることが考えられる。具体的には、電子ピアノ等の鍵盤型の電子楽器においては、鍵盤に取り付けられたセンサが検出した鍵盤をたたく強さの強弱に基づいて遅延処理時間を制御する。これ以外の電子楽器においても、奏法に応じて発音タイミングを変化させることにより実際の楽器の発音タイミング特性に近づけるといったことが可能である。
また、遅延処理時間Tdは、楽曲によって異なる値に設定することも可能である。また、楽音生成部15において楽音発生信号を受け取ってから発音するまでには若干の時間差があるので、遅延処理部14はこの時間差を考慮して信号を供給してもよい。これにより、発音タイミングをより高精度で指定することが可能となる。
<第3実施形態>
図15は、本発明の第3実施形態に係る楽音発生装置30の構成を示したものである。
楽音発生装置30は、自動演奏機能を有する一般的な音源内蔵型シーケンサとしての機能を有するものである。具体的には、楽音発生装置30は、ユーザインタフェース31、記憶部32、制御部33、遅延処理部14、楽音生成部15、タイマ16、およびバス18から構成される。ユーザインタフェース31は、キーボードやマウス等の入力デバイスを有しており、ユーザにより入力された各種指示を制御部33へ供給する他、液晶ディスプレイ等の各種情報をユーザに提示するための表示装置を備えている。記憶部32は、EEPROM、ハードディスク等の記憶装置であって、MIDI楽曲データ等の楽音発生に必要なデータおよび各種設定情報を格納するほか、第2実施形態における設定テーブル140bまたは140cに替えて後述する設定テーブル140dを格納する。設定テーブル140dの内容を図16に示す。
ユーザが所定の操作を行うと、制御部33は、記憶部32からMIDI楽曲データを逐次読み出し、遅延処理部14へ供給する。このMIDI楽曲データには音高・音色・音量その他の楽音情報が含まれている。遅延処理部14は、設定テーブル140dを参照し、音色に対応した遅延処理時間Tdを決定する。そして、当該遅延処理時間が経過すると当該楽曲データに対応した楽音形成指示を楽音生成部15に供給する。楽音生成部15は、楽音形成指示に従って発音等の楽音処理を行う。これにより、音色毎、すなわち楽器(演奏パート)毎に遅延処理時間を異ならせることができる。
例えば、実際のコンサートホールでのオーケストラの演奏をより忠実に再現することができる。オーケストラのように大人数で演奏が行われる場合、楽器の空間的な配置位置によって観客に届くまでの時間が異なり、聴感上の差異が発生し得るからである。このように、遅延量を楽器ごとに調整して意図的に発音タイミングを好適に制御することにより、擬似的にオーケストラ楽団等の演奏環境を再現するのである。これにより、視聴者の臨場感が増す。
<第3実施形態の変形例>
図17に、第3実施形態の変形例に係る楽音発生システム200を示す。楽音発生システム200は、シーケンサ201およびMIDI楽器202A、202B、202Cから構成される。シーケンサ201は、ユーザインタフェース31、記憶部32、制御部33、遅延処理部14、楽音生成部15、通信インタフェース34、および各部を接続するバス18から構成され、MIDIシーケンサとしての機能を有している。MIDI楽器202A、202B、202Cは、各々楽音形成指示部210、制御部211、通信インタフェース212、およびユーザインタフェース213から構成され、ユーザによって演奏される電子ピアノや電子バイオリン等のMIDI規格に準拠した電子楽器である。各MIDI楽器は異なる種類のものであってもよい。なお以下では、MIDI楽器202A、202B、202Cを特に区別する必要がない場合は、単にMIDI楽器202と称する。シーケンサ201およびMIDI楽器202は、MIDI規格に従ったシリアル通信インタフェース34および212を介して接続される。
各MIDI楽器202の演奏者が演奏を行うと、ユーザインタフェース213が演奏動作を検知し、楽音形成指示部210は当該演奏に応じた楽音形成指示を生成する。各端末で生成された楽音形成指示は通信インタフェース212および34を介してシーケンサ201に供給される。シーケンサ201は、記憶部32に格納されている設定テーブルを参照し、各楽音形成指示に含まれる音色情報に従い、それぞれ遅延処理時間Tdを設定する。シーケンサがこの後行う処理は、第3実施形態と同様である。
本変形例によれば、シーケンサ201は、MIDI楽器202の種類に応じて発音タイミングを制御することができる。これにより、複数の電子楽器を用いて合奏を行う際に空間的配置を考慮に入れた楽音を発生させることができる。更に、発音タイミングの設定を適宜変更することにより、実際にコンサートホール等でアコースディック楽器による合奏を行う場合に、楽器(演奏者)の空間的な配置を替えることにより音の聞こえ方にどのような変化があるのかといったことをシミュレーションすることも可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、適宜、変形を行うことが可能である。
本発明の第1実施形態に係る合奏システムの構成図である。 同実施形態に係る電子楽器端末の構成図である。 同実施形態に係るパケットの送受信動作を示す図である。 同実施形態に係る電子楽器端末における発音処理を示すフローチャートである。 同実施形態に係る発音タイミングを決定するためのシステムを表す図である。 同実施形態係る設定テーブルの内容を示す図である。 同実施形態の変形例に係る合奏システムを示す図である。 同変形例に係るセッションサーバの構成図である。 同実施形態の変形例に係る合奏システムを示す図である。 同実施形態の変形例に係る合奏システムを示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる電子楽器の構成図である。 同実施形態に係る設定テーブルの内容を示す図である。 同実施形態に係る電子楽器の動作例を表すフローチャートである。 同実施形態に係る設定テーブルの内容を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る楽音発生装置の構成図である。 同実施形態に係る設定テーブルの内容を示す図である。 同実施形態の変形例に係る楽音発生システム200を表す図である。
符号の説明
10A〜10E・・・電子楽器端末、11・・・入力部、12、32、61・・・記憶部、13、33、63、211・・・制御部、14・・・遅延処理部、15、25・・・楽音生成部、16・・・タイマ、17・・・送受信部、18、66、・・・バス、20・・・電子楽器、31、213・・・ユーザインタフェース、36、212・・・通信インタフェース、30・・・楽音発生装置、34、212・・・通信インタフェース、37、65・・・送受信部、40・・・インターネット、50・・・トラフィック検出サーバ、60・・・セッションサーバ、64・・・演算部、70・・・専用網、100、100A、100B、100C・・・合奏システム、140a、140b、140c、140d・・・設定テーブル、200・・・楽音発生システム、201・・・シーケンサ、202・・・MIDI楽器

Claims (8)

  1. 演奏情報を入力する入力手段と、
    供給された演奏情報に従って楽音を生成する楽音生成部と、
    前記入力手段によって入力された演奏情報を、予め設定された遅延時間情報に対応した時間だけ遅延させて前記楽音生成部に供給する遅延処理手段と、
    通信ネットワークを介して、前記入力手段によって入力された演奏情報および当該演奏情報が前記遅延処理手段によって遅延されて前記楽音生成部に供給されることにより当該演奏情報に係る楽音が生成される予定時刻を示す時刻情報を、当該楽音の生成前に送信する送信手段と、
    前記通信ネットワークを介して、演奏情報および時刻情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された時刻情報が示す時刻に、前記受信手段によって受信された演奏情報を前記楽音生成部に供給する供給手段と
    を有することを特徴とする演奏装置。
  2. 通信ネットワークを介して接続される他装置であって、当該他装置に演奏情報が入力され、入力された前記演奏情報を、予め設定された遅延時間情報に対応した時間だけ遅延させ、遅延させた前記演奏情報に従って楽音を生成し、当該演奏情報および当該演奏情報に係る楽音が生成される予定時刻を示す時刻情報を、当該楽音の生成前に送信する他装置から、前記通信ネットワークを介して前記演奏情報および前記時刻情報が送信される演奏装置において
    演奏情報を入力する入力手段と、
    供給された演奏情報に従って楽音を生成する楽音生成部と、
    前記入力手段によって入力された演奏情報を、予め設定された遅延時間情報に対応した時間だけ遅延させて前記楽音生成部に供給する遅延処理手段と、
    前記他装置から送信される演奏情報および時刻情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された時刻情報が示す時刻に、前記受信手段によって受信された演奏情報を前記楽音生成部に供給する供給手段と
    を有することを特徴とする演奏装置。
  3. 前記時刻情報は、前記入力手段によって演奏情報が入力された時刻を示す情報および前記遅延時間情報により構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の演奏装置。
  4. 前記通信ネットワークを介して、遅延時間情報を受信する遅延時間受信手段と、
    前記遅延時間受信手段によって受信された遅延時間情報を前記遅延処理手段に設定する設定手段と
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の演奏装置。
  5. 自装置と前記演奏情報を通信する他の演奏装置との間の通信経路における通信遅延時間を測定する測定手段と、
    前記測定手段によって測定された通信遅延時間よりも長い時間を前記遅延時間情報として前記遅延処理手段に設定する設定手段と
    をさらに有する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の演奏装置。
  6. 前記通信ネットワークを介して複数の演奏装置と接続する場合において、
    前記設定手段は、前記測定手段によって測定された自装置と前記複数の演奏装置との間の通信経路の各々における通信遅延時間のうち、最大の通信遅延時間よりも長い時間を前記遅延時間情報として前記遅延処理手段に設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の演奏装置。
  7. 前記測定手段は、通信遅延時間の測定を所定の時間間隔で定期的に行い、
    前記設定手段は、前記測定手段によって通信遅延時間が測定されると、前記遅延処理手段に設定された遅延時間情報を更新する
    ことを特徴とする請求項または請求項に記載の演奏装置。
  8. 請求項に記載の複数の演奏装置と、
    前記通信ネットワークを介して、前記演奏装置に接続されるセッションサーバと
    を具備し、
    前記演奏装置は、
    自装置と前記送信手段によって演奏情報が送信される他の演奏装置との間の通信経路における通信遅延時間を測定する測定手段
    を有し、
    前記セッションサーバは、
    前記演奏装置の測定手段によって測定された各通信経路における通信遅延時間を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された通信遅延時間のうち、最大の通信遅延時間よりも長い時間を遅延時間情報として、前記複数の演奏装置に送信する遅延時間送信手段と
    を有する
    ことを特徴とする合奏システム。
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