JP4259285B2 - 単結晶引上げ装置の冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、チョクラルスキー法により単結晶を引上げる装置に設けられてその引上げられる単結晶を冷却する単結晶引上げ装置の冷却装置に関するものである。
シリコン単結晶を製造するには種々の方法があるが、代表的なものとしてチョクラルスキー法(以下「CZ法」とする。)がある。このCZ法によるシリコン単結晶の製造では石英ルツボ内に形成されたシリコン融液に種結晶を浸漬し、この状態からルツボ及び種結晶を回転させながら、種結晶を上方へ徐々に引上げることにより、種結晶の下方にシリコンの単結晶を成長させるものである。このCZ法によるシリコン単結晶の引上げでは、結晶断面における欠陥分布等が結晶成長速度、即ち引上げ速度に支配されることが知られている。具体的に説明すると、引上げ速度を大きくするほど、リング状のOSF発生領域が外周部へ移動し、最終的には結晶有効部分の外側へ排除される。逆に、引上げ速度を小さくすることにより、リング状のOSF発生領域が結晶中心部へ移動し、最終的にはその中心部で消滅する。
OSF発生領域の外側も内側も共に欠陥発生領域であるが、その外側と内側とでは欠陥の種類が異なる。また、引上げ速度を高速化すると、当然のことながら生産性が向上し、且つ欠陥が微細化することが知られている。これらのため、結晶成長の一つの方向として、引上げの高速化が追求されており、この高速引上げを実現するための技術として熱遮蔽材の設置が知られている。熱遮蔽材は、単結晶の周囲を包囲するように設けられた逆台錐形状の筒状断熱部材であり、主にルツボ内の融液やルツボの外側に配置されたヒータからの輻射熱を遮ることにより、融液から引上げられる単結晶の冷却を促進して、引上げ速度の高速化を図るようになっている。そして最近では、熱遮蔽材の内側に、強制的に水冷された結晶冷却用筒体を設置する技術が注目されている(例えば、特許文献1〜4参照。)。これらの結晶冷却用筒体はパイプを螺旋状に巻回することにより作られ、このパイプ内部に冷却水を流通させることにより結晶冷却用筒体を強制的に水冷し、この冷却された結晶冷却用筒体で単結晶の周囲を包囲することにより単結晶の冷却が促進され、単結晶の引上げ速度の一層の高速化が図られることが期待されている。
しかし、CZ法による単結晶の育成では、炉内が減圧雰囲気とされてその温度変化も激しいことから、結晶冷却用筒体が破損するおそれがある。即ち、結晶冷却用筒体を製造する際になされる溶接時にガスが取り込まれて溶接箇所にブローホールが形成されたような場合には、繰り返される温度変化によりブローホールからその溶接箇所が劣化して破損する。また、溶接時の高温により溶接部周囲の組成が変化して耐酸化性が劣化して破損に至ることも考えられる。このように結晶冷却用筒体が破損して内部を流通する冷却水が炉内に漏出すると、その冷却水が炉内で急激に膨脹して水蒸気爆発を誘発するおそれがある。この点を解消するために、結晶冷却用筒体の冷却水流入側及び流出側に流量計を設けた結晶成長装置が提案されている(例えば、特許文献5参照。)。この結晶成長装置では、冷却水流入側の流量に比較して流出側の流量が低下したときに結晶冷却用筒体が破損して冷却水の漏れが生じていると認識して冷却水の供給を止め、冷却水が炉内に漏出するような事態を回避するようになっている。
特開昭63−256593号公報 特開平8−239291号公報 特開平11−92272号公報 特開平11−292684号公報 特開2002−104895号公報(特許請求の範囲、図1)
しかし、結晶冷却用筒体の冷却水流入側及び流出側における冷却水の流量の差により異常を検出する上記従来の装置では、異常と判断される以前に若干の冷却水の漏れを回避することができない未だ解決すべき課題が残存していた。
また、パイプを螺旋状に巻回して構成された結晶冷却用筒体は強度的にも弱く、パイプ間に空間が存在することに起因してその冷却性能が低下する不具合もあった。
本発明の目的は、冷却水のチャンバ内への漏水を防止できる安全性に優れた単結晶引上げ装置の冷却装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、機械的強度が高くかつ冷却性能に優れた単結晶引上げ装置の冷却装置を提供することにある。
請求項1に係る発明は、図1及び図3に示すように、引上げられる単結晶24を包囲するようにチャンバ11内に設けられ内部に冷却水路31aを有する単結晶冷却用筒体31と、冷却水路31aに連通接続しチャンバ11外から水路31aに冷却水を所定の圧力で供給する供給管32と、冷却水路31aに連通接続しチャンバ11外に水路31aの冷却水を排出する排出管33とを備えた単結晶引上げ装置の冷却装置の改良である。
その特徴ある構成は、筒体31が単結晶24に対面する金属製内筒34と内筒34の外側に溶接により接合された金属製外筒36とを備え、内筒34の外筒36に対面する側に第1凹溝34aが形成され、凹溝34aを塞いで冷却水路31aを形成するように内筒34に第1蓋34bが溶接され、内筒34と外筒36との溶接により第1蓋34bの外面と外筒36の内面との間に第1蓋34bの溶接箇所S1(図1の拡大図)を包含する第1密閉空間37が形成されたところにある。
この請求項1に係る単結晶引上げ装置の冷却装置では、金属製内筒34の外側に金属製外筒36を溶接により接合することにより単結晶冷却用筒体31が作られ、その内筒34に形成された第1凹溝34aを第1蓋34bにより塞ぐことにより冷却水路31aを形成するので、この単結晶冷却用筒体31は、パイプを螺旋状に巻回して構成された従来の結晶冷却用筒体に比較してその機械的強度は高く、冷却水路31aと冷却水路31aの間に空間が生じることがないのでその冷却性能を従来よりも向上させることができる。
また、第1蓋34bの溶接箇所S1(図1の拡大図)が破損して亀裂が生じ、冷却水路31aにおける冷却水がこの亀裂から漏れ出たとしても、その冷却水は第1密閉空間37に流出するにとどまり、冷却水が炉内に漏出することを有効に防止することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明であって、図4に示すように、外筒36の内筒34に対面する側に第2凹溝36aが形成され、第2凹溝36aを塞いで冷却水路31aを形成するように外筒36に第2蓋36bが溶接され、内筒34と外筒36との溶接により第1蓋34bの外面と第2蓋36bの内面との間に第1蓋34bの溶接箇所S1及び第2蓋36bの溶接箇所S2を包含する第2密閉空間37aが形成されたことを特徴とする。
この請求項2に係る単結晶引上げ装置の冷却装置では、冷却水路31aの断面積が拡大して筒体31の冷却性能を更に向上させることができる。また、第2蓋36bの溶接箇所S2が破損して亀裂が生じ、冷却水路31aにおける冷却水がこの亀裂から漏れ出たとしても、その冷却水は第2密閉空間37aに流出するにとどまり、冷却水が炉内に漏出することを有効に防止することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明であって、第1密閉空間37又は第2密閉空間37aに連通する管路38の一端が単結晶冷却用筒体31に接続され、管路38の他端がチャンバ11外に延びて設けられたことを特徴とする。
この請求項3に係る単結晶引上げ装置の冷却装置では、管路38を介して得られる第1密閉空間37又は第2密閉空間37aの情報により第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常の有無を判定することができる。例えばそれらの溶接箇所S1、S2が破損して冷却水が第1密閉空間37又は第2密閉空間37aに漏れ出ると、その管路38の他端から冷却水が漏れ出るようになり、このことから第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常の有無を判定することができる。
請求項4に係る発明は、請求項3に係る発明であって、管路38の他端が封止され、第1密閉空間37又は第2密閉空間37aの圧力を検出する圧力センサ39又は圧力計を管路38に備え、圧力センサ39又は圧力計の検出値に基づき第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常の有無を判定するように構成されたことを特徴とする。
第1蓋34b又は第2蓋36bの溶接箇所S1又はS2が破損して亀裂が生じ、冷却水路31aにおける冷却水がこの亀裂から第1密閉空間37又は第2密閉空間37aに漏れ出ると、第1密閉空間37又は第2密閉空間37aにおけるガスが占める容積が減少してその圧力は上昇する。従って、この請求項4に係る単結晶引上げ装置の冷却装置では、圧力センサ39又は圧力計の検出値が上昇するようなものである場合に第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2に異常が生じたものと判定することができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に係る発明であって、チャンバ11内の温度を検出する温度センサ41と、温度センサ41及び圧力センサ39の各検出出力を制御入力とするコントローラ42とを更に備え、コントローラ42は、チャンバ11内の昇温による第1密閉空間37又は第2密閉空間37aの管路38の標準的圧力変動を記憶するメモリ42aを有し、かつ標準的圧力変動と圧力センサ39の検出値とを比較して第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常の有無を判定するように構成されたことを特徴とする。
この請求項5に係る単結晶引上げ装置の冷却装置では、コントローラ42は温度センサ41の検出出力に対応する標準的圧力変動と圧力センサ39の検出値とを比較して第1密閉空間37又は第2密閉空間37aの圧力が標準圧力を超えて高い値を示したときに第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2に異常が生じたと判定するので、その判断を自動化させることができる。
請求項6に係る発明は、請求項3に係る発明であって、図5に示すように、管路38の他端に常閉バルブ61を介して冷却水の水圧より高圧の不活性ガスの供給源62が接続され、第1密閉空間37又は第2密閉空間37aの不活性ガスの圧力を検出する圧力センサ39又は圧力計を管路に備え、圧力センサ39又は圧力計の検出値に基づき第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常の有無を判定するように構成されたことを特徴とする。
この請求項6に係る単結晶引上げ装置の冷却装置では、筒体31の溶接箇所が破損して亀裂が生じると、第1又は第2密閉空間37,37bにおける不活性ガスはこの亀裂から冷却水路31aに侵入する。従って、第1又は第2密閉空間37,37aにおける不活性ガスの圧力は低下することから、コントローラ64は第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2に異常が生じたと判定することができる。
請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明であって、圧力センサ39の検出出力を制御入力とし、常閉バルブ61を開放操作を制御出力とするコントローラ64を更に備え、コントローラ64は、第1密閉空間37又は第2密閉空間37aの不活性ガスの圧力を所定範囲に維持するように常閉バルブ61を制御し、かつ常閉バルブ61の制御回数、制御間隔又は開放時間に基づき第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常の有無を判定するように構成されたことを特徴とする。
この請求項7に係る単結晶引上げ装置の冷却装置では、コントローラ64が溶接箇所における異常の有無を判定するので、その判断を自動化させることができる。
請求項8に係る発明は、請求項5又は7に係る発明であって、コントローラ42,64は、第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常を有すると判定したときに警報を発するように構成されたことを特徴とする。
この請求項8に係る単結晶引上げ装置の冷却装置では、異常時に警報が発せられるので、この警報により作業員はその異常を認識することができる。
本発明の単結晶引上げ装置の冷却装置では、筒体が単結晶に対面する金属製内筒と内筒の外側に溶接により接合された金属製外筒とを備え、内筒の外筒に対面する側に第1凹溝を形成し、凹溝を塞いで冷却水路を形成するように内筒に第1蓋を溶接したので、パイプを螺旋状に巻回して構成された従来の結晶冷却用筒体に比較してその機械的強度を向上させることができ、冷却水路と冷却水路の間に空間が生じないのでその冷却性能を従来よりも向上させることができる。
また、内筒と外筒との溶接により第1蓋の外面と外筒の内面との間に第1蓋の溶接箇所を包含する第1密閉空間を形成したので、第1蓋の溶接箇所が破損して亀裂が生じ、冷却水路における冷却水がこの亀裂から漏れ出たとしても、その冷却水は第1密閉空間に流出するにとどまり、冷却水が炉内に漏出することを有効に防止することができる。
また、外筒の内筒に対面する側に第2凹溝を形成し、第2凹溝を塞いで冷却水路を形成するように外筒に第2蓋を溶接すれば、冷却水路の断面積が拡大して筒体の冷却性能を更に向上させることができる。この場合でも、第2蓋の溶接箇所が破損して亀裂が生じ、冷却水路における冷却水がこの亀裂から漏れ出たとしても、その冷却水は密閉空間に流出するにとどまり、冷却水が炉内に漏出することを有効に防止することができる。
また、密閉空間に連通する管路の一端を単結晶冷却用筒体に接続し、その管路の他端をチャンバ外に延びて設ければ、管路を介して得られる密閉空間の情報により第1蓋の溶接箇所又は第2蓋の溶接箇所における異常の有無を判定することができる。そして、管路の他端を封止して、密閉空間の圧力を検出する圧力センサ又は圧力計を備えれば、その圧力センサ又は圧力計の検出値に基づき異常の有無を判定することができる。また、チャンバ内の温度を検出する温度センサと、温度センサ及び圧力センサの各検出出力を制御入力とするコントローラとを更に備え、コントローラがそれらの検出出力により異常の有無を判定するようにすれば、その判断を自動化させることができる。
一方、管路の他端に常閉バルブを介して冷却水の水圧より高圧の不活性ガスの供給源を接続し、密閉空間の不活性ガスの圧力を検出する圧力センサ又は圧力計を管路に備え、圧力センサ又は圧力計の検出値に基づき第1蓋の溶接箇所又は第2蓋の溶接箇所における異常の有無を判定するように構成することもできる。この場合、圧力センサの検出出力を制御入力とし、常閉バルブを開放操作を制御出力とするコントローラを更に備え、コントローラは、密閉空間の不活性ガスの圧力を所定範囲に維持するように常閉バルブを制御し、かつ常閉バルブの制御回数、制御間隔又は開放時間に基づき第1蓋の溶接箇所又は第2蓋の溶接箇所における異常の有無を判定するように構成することもできる。そして、コントローラは、第1蓋の溶接箇所又は第2蓋の溶接箇所における異常を有すると判定したときに警報を発するように構成すれば、異常時に発せられる警報により作業員がその異常を認識することもできる。
次に本発明を実施するため第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図3に示すように、シリコン単結晶引上げ装置10のチャンバ11内には、シリコン融液12を貯留する石英るつぼ13が設けられ、この石英るつぼ13の外面は黒鉛サセプタ14により被覆される。石英るつぼ13の下面は上記黒鉛サセプタ14を介して支軸16の上端に固定され、この支軸16の下部はるつぼ駆動手段17に接続される。るつぼ駆動手段17は図示しないが石英るつぼ13を回転させる第1回転用モータと、石英るつぼ13を昇降させる昇降用モータとを有し、これらのモータにより石英るつぼ13が所定の方向に回転し得るとともに、上下方向に移動可能となっている。石英るつぼ13の外周面は石英るつぼ13から所定の間隔をあけてヒータ18により包囲され、このヒータ18は保温筒19により包囲される。ヒータ18は石英るつぼ13に投入された高純度のシリコン多結晶体を加熱・溶融してシリコン融液にする。
またチャンバ11の上端には円筒状のケーシング21が接続される。このケーシング21には引上げ手段22が設けられる。引上げ手段22はケーシング21の上端部に水平状態で旋回可能に設けられた引上げヘッド(図示せず)と、このヘッドを回転させる第2回転用モータ(図示せず)と、ヘッドから石英るつぼ13の回転中心に向って垂下されたワイヤケーブル22aと、上記ヘッド内に設けられワイヤケーブル22aを巻取り又は繰出す引上げ用モータ(図示せず)とを有する。ワイヤケーブル22aの下端にはシリコン融液12に浸してシリコン単結晶24を引上げるための種結晶23が取付けられる。
またシリコン単結晶24の外周面と石英るつぼ13の内周面との間にはシリコン単結晶24の外周面を包囲する熱遮蔽部材26が設けられる。この熱遮蔽部材26は円筒状に形成されヒータ18からの輻射熱を遮る筒部26aと、この筒部26aの上縁に連設され外方に略水平方向に張り出すフランジ部26bとを有する。上記フランジ部26bを保温筒19上に載置することにより、筒部26aの下縁がシリコン融液12表面から所定の距離だけ上方に位置するように熱遮蔽部材26がチャンバ11内に固定される。この筒部26aは上方に向かうに従って直径が大きくなるコーン状に形成される。
この単結晶引上げ装置10には引上げられる単結晶24を冷却する冷却装置30が設けられる。この冷却装置30は、引上げられる単結晶24を包囲するようにチャンバ11内に設けられ内部に冷却水路31aを有する単結晶冷却用筒体31と、その冷却水路31aに連通接続しチャンバ11外からその水路31aに冷却水を所定の圧力で供給する供給管32と、その冷却水路31aに連通接続しチャンバ11外にその水路31aの冷却水を排出する排出管33とを備える。筒体31と供給管32と排出管33は全て同一の金属により作られ、この金属としては銅やステンレス鋼等が挙げられる。銅は非磁性体であり熱伝導率が良いという利点がある。また、ステンレス鋼は機械的強度が高く、特にMCZ法などの磁場中引上げを行う場合には、オーステナイト系ステンレス鋼を選択すると、磁場の影響を受けなくて良い。具体的には、SUS316Lなどは耐食性も良く、磁性も小さいので好適である。更に、ハステロイやインコネルも特性的には問題が無く好ましい。なお、供給管32と排出管33の端部には水路31aに冷却水を所定の圧力で供給しかつ排出する冷却水給排手段が接続される。
図1に示すように、筒体31は単結晶24に対面する金属製内筒34とその内筒34の外側に溶接により接合された金属製外筒36とを備え、その内筒34の外筒36に対面する側に後に第1凹溝34aが形成される。内筒34及び外筒36はそれぞれ金属の塊から旋盤、フライス盤等で円筒形状に削り出すことにより作られ、第1凹溝34aにあってもフライス盤等により削り出されて作られる。凹溝34aは蛇行しつつ内筒34の全周に連続して形成され(図2)、この凹溝34aは内筒34に溶接された第1蓋34bにより塞がれて冷却水路31aが形成される。そして、内筒34と外筒36とは溶接され、その溶接により第1蓋34bの外面と外筒36の内面との間には第1蓋34bの溶接箇所S1を包含する第1密閉空間37が形成される。
単結晶冷却用筒体31には第1密閉空間37に連通するように管路38の一端が接続され、その管路38の他端はチャンバ11外に延びて設けられる。この管路38の他端は封止されて第1密閉空間37の圧力を検出する圧力センサ39がその管路38の他端に備えられる。また、チャンバ11内の温度を検出する温度センサ41がチャンバ11に設けられ、温度センサ41及び圧力センサ39の各検出出力を制御入力とするコントローラ42が備えられる。このコントローラ42にはメモリ42aが設けられ、このメモリ42aにはチャンバ11内の昇温による第1密閉空間37の管路38の標準的圧力変動が記憶される。そして、このコントローラ42はメモリ42aに記憶された温度センサ41の検出出力に対応する標準的圧力変動と圧力センサ39の検出値とを比較して第1蓋34bの溶接箇所S1における異常の有無を判定するように構成される。そして、コントローラ42の出力端子にはスピーカ43が接続され、第1蓋34bの溶接箇所S1における異常を有すると判定したときにそのスピーカ43から警報を発するように構成される。
図3に示すように、チャンバ11にはこのチャンバ11のシリコン単結晶24側に不活性ガスを供給しかつ上記不活性ガスをチャンバ11のるつぼ内周面側から排出するガス給排手段51が接続される。ガス給排手段51は一端がケーシング21の周壁に接続され他端が上記不活性ガスを貯留するタンク(図示せず)に接続された供給パイプ51aと、一端がチャンバ11の下壁に接続され他端が真空ポンプ(図示せず)に接続された排出パイプ51bとを有する。供給パイプ51a及び排出パイプ51bにはこれらのパイプ51a,51bを流れる不活性ガスの流量を調整する第1及び第2流量調整弁51c,51dがそれぞれ設けられる。
引上げ用モータの出力軸(図示せず)にはロータリエンコーダ(図示せず)が設けられ、るつぼ駆動手段17には石英るつぼ13内のシリコン融液12の重量を検出する重量センサ(図示せず)と、支軸16の昇降位置を検出するリニヤエンコーダ(図示せず)とが設けられる。ロータリエンコーダ、重量センサ及びリニヤエンコーダの各検出出力は引上げコントローラ(図示せず)の制御入力に接続され、引上げコントローラの制御出力は引上げ手段22の引上げ用モータ及びるつぼ駆動手段17の昇降用モータにそれぞれ接続される。また引上げコントローラにはメモリ(図示せず)が設けられ、このメモリにはロータリエンコーダの検出出力に対するワイヤケーブル22aの巻取り長さ、即ちシリコン単結晶24の引上げ長さが第1マップとして記憶され、重量センサの検出出力に対する石英るつぼ13内のシリコン融液12の液面レベルが第2マップとして記憶される。引上げコントローラは重量センサの検出出力に基づいて石英るつぼ13内のシリコン融液12の液面を常に一定のレベルに保つように、るつぼ駆動手段17の昇降用モータを制御するように構成される。
このように構成されたシリコン単結晶引上げ装置の動作を説明する。
ワイヤケーブル22aの下端に取付けられた種結晶23をシリコン融液12に浸して引上げると、種結晶23の下端にシリコン単結晶24が形成されて引上げられる。このように引上げられたシリコン単結晶24はその後熱遮蔽材26の筒部26aの中央を通過する。この熱遮蔽材26では、筒部26aが単結晶24の周囲を包囲することによりルツボ13内の融液12やルツボ13の外側に配置されたヒータ18からの輻射熱を遮ることにより、その融液12から引上げられる単結晶24の冷却を促進する。次にシリコン単結晶24は単結晶冷却用筒体31の中央を通過する。この筒体31の冷却水路31aには冷却水が流通しており、筒体31自体は強制的に水冷される。従って、この冷却された筒体31で単結晶24の周囲を包囲することにより単結晶24の冷却は更に促進され、単結晶24の引上げ速度の一層の高速化が図られる。
一方、単結晶冷却用筒体31は金属製内筒34の外側に金属製外筒36を溶接により接合することにより作られ、その内筒34に形成された第1凹溝34aを第1蓋34bにより塞ぐことにより冷却水路31aが形成される。従って、この単結晶冷却用筒体31は、パイプを螺旋状に巻回して構成された従来の結晶冷却用筒体に比較してその機械的強度は高く、冷却水路31aと冷却水路31aの間に空間が生じることがないのでその冷却性能は従来よりも向上する。
また、この単結晶冷却用筒体31では、冷却水路31aから冷却水が漏れるような破損は、第1蓋34bの溶接箇所S1に生じることになる。しかし、本発明の単結晶冷却用筒体31は、内筒34と外筒36との溶接により第1蓋34bの外面と外筒36の内面との間に第1蓋34bの溶接箇所S1を包含する第1密閉空間37を形成しているので、仮に、第1蓋34bの溶接箇所S1が破損して亀裂が生じ、冷却水路31aにおける冷却水がこの亀裂から漏れ出たとしても、その冷却水は第1密閉空間37に流出するにとどまり、冷却水が炉内に漏出することを防止して水蒸気爆発の危険性を有効に回避することができる。
また、単結晶24を引上げている際のチャンバ11内部は比較的高温であり、第1密閉空間37におけるガスも熱膨張してその圧力も上昇する。この第1密閉空間37における圧力は管路38の封止された他端に設けられた圧力センサ39により検出される。ここで、第1蓋34bの溶接箇所S1が破損して亀裂が生じ、冷却水路31aにおける冷却水がこの亀裂から第1密閉空間37に漏れ出ると、第1密閉空間37におけるガスが占める容積が減少してその圧力は更に上昇する。チャンバ11内部の温度は温度センサ41により検出され、コントローラ42はメモリ42aに記憶された標準圧力変動によりチャンバ11内の昇温による第1密閉空間37の圧力を把握できる。従って、コントローラ42は温度センサ41の検出出力に対応する標準的圧力変動と圧力センサ39の検出値とを比較して第1密閉空間37の圧力が標準圧力を超えて高い値を示したときに第1蓋34bの溶接箇所S1に異常が生じたと判定する。そして、コントローラ42はその出力端子に接続されたスピーカ43から警報を発する。これにより、作業員はその異常を認識することができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、内筒34に形成された第1凹溝34aを第1蓋34bにより塞ぐことにより冷却水路31aを形成して外筒36を溶接したが、図4に示すように、外筒36の内筒34に対面する側にも第2凹溝36aを形成し、その第2凹溝36aを塞いで冷却水路31aを形成するように外筒36に第2蓋36bを溶接しても良い。この場合、第1蓋34bの外面と第2蓋36bの内面との間に第1蓋34bの溶接箇所S1及び第2蓋36bの溶接箇所S2を包含する第2密閉空間37aが形成されるように内筒34と外筒36とを溶接する必要があり、この第2密閉空間37aに連通するように管路38の一端を単結晶冷却用筒体31に接続することも必要である。
また、上述した第1の実施の形態では、管路38の他端を封止して第1密閉空間37の圧力を検出する圧力センサを管路38に備えてこの圧力センサの検出値に基づきコントローラ42が異常の有無を判定するように構成された場合を示したが、管路38の他端を封止して第1又は第2密閉空間37,37aの圧力を検出する図示しない圧力計を管路38に備え、この圧力計の検出値に基づき作業員が第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常の有無を判定するように構成しても良く、管路38の他端を封止せずにこの管路38の他端から冷却水が漏れ出ることにより第1蓋34bの溶接箇所S1又は第2蓋36bの溶接箇所S2における異常の有無を判定するようにしても良い。
更に、この第1の実施の形態では、冷却筒体31の冷却水路を蛇行して形成したが、冷却水路を螺旋状に形成してもよい。
次に本発明め第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面中上述した第1の実施の形態と同一符号は同一部品を示し、繰り返しての説明を省略する。
図5に示すように、この第2の実施の形態における冷却装置60は冷却水の水圧より高圧の不活性ガスの供給源62が備えられる。この供給源62は、第1密閉空間37に連通するように一端が単結晶冷却用筒体31に接続された管路38の他端に常閉バルブ61を介して接続される。また、管路38には、第1密閉空間37の不活性ガスの圧力を検出する圧力センサ39と、その管路38には何らかの異常が発生して管路38内部の不活性ガスの圧力が著しく上昇した場合にその管路38内部から不活性ガスを排出して管路38の破損を防止するリリーフバルブ63が設けられる。
また、この第2の実施の形態における冷却装置60はコントローラ64を備え、このコントローラ64には圧力センサ39の検出出力が制御入力として接続され、制御出力には常閉バルブ61が接続される。そして、このコントローラ64は、圧力センサ39の検出値に基づき、第1密閉空間37の不活性ガスの圧力を所定範囲に維持するように常閉バルブ61を制御し、かつ常閉バルブ61の制御回数、制御間隔又は開放時間に基づき第1蓋34bの溶接箇所における異常の有無を判定するように構成される。そして、コントローラ64の出力端子にはスピーカ43が接続され、第1蓋34bの溶接箇所における異常を有すると判定したときにそのスピーカ43から警報を発するように構成される。
このように構成されたシリコン単結晶引上げ装置の動作を説明する。
単結晶24を引上げる際にコントローラ64は常閉バルブ61を開放して冷却水の水圧より高圧の不活性ガスをその供給源62から第1密閉空間37に供給する。そしてその圧力は圧力センサ39により検出され、コントローラ64は圧力センサ39の検出出力を制御入力として常閉バルブ61を開放制御し、第1密閉空間37における不活性ガスの圧力を冷却水の水圧より高圧の所定の値に維持させる。
ここで、第1蓋34bの溶接箇所が破損して亀裂が生じると、第1密閉空間37における不活性ガスの圧力は冷却水の水圧より高圧であるので、第1密閉空間37における不活性ガスはこの亀裂から冷却水路31aに侵入する。この結果、第1密閉空間37における不活性ガスの圧力は低下し、この圧力低下は圧力センサ39により検出され、コントローラ64は第1密閉空間37の不活性ガスの圧力を所定範囲に維持するように常閉バルブ61を開放制御し、不活性ガスをその供給源62から第1密閉空間37に供給する。
従って、第1蓋34bの溶接箇所が破損して亀裂が生じると、常閉バルブ61の制御回数、制御間隔及び開放時間は通常状態よりも増加し、これらが増加したことからコントローラ64は第1蓋34bの溶接箇所に異常が生じたと判定する。そして、コントローラ64はその出力端子に接続されたスピーカ43から警報を発し、これにより作業員はその異常を認識することができる。
なお、上述した第2の実施の形態では、第1密閉空間37の圧力を検出する圧力センサを管路38に設け、コントローラ64が異常の有無を判定する場合を示したが、第1又は第2密閉空間37,37aの圧力を検出する図示しない圧力計を管路38に備え、この圧力計の検出値に基づきコントローラではなく作業員が第1蓋34bの溶接箇所又は第2蓋36bの溶接箇所における異常の有無を判定するように構成しても良い。
本発明の第1の実施の形態における冷却装置を示す断面構成図。 その単結晶冷却用筒体を含む要部斜視図。 その冷却装置を含む引上げ装置全体の断面構成図。 別のその単結晶冷却用筒体の構成を示す断面図。 本発明の第2の実施の形態における冷却装置を示す図1に対応する断面構成図。
符号の説明
11 チャンバ
24 単結晶
31 単結晶冷却用筒体
31a 冷却水路
32 供給管
33 排出管
34 金属製内筒
34a 第1凹溝
34b 第1蓋
36 金属製外筒
36a 第2凹溝
36b 第2蓋
37 第1密閉空間
37a 第2密閉空間
38 管路
39 圧力センサ
41 温度センサ
42 コントローラ
42a メモリ
61 常閉バルブ
62 不活性ガスの供給源
64 コントローラ
1 第1蓋の溶接箇所
2 第2蓋の溶接箇所

Claims (8)

  1. 引上げられる単結晶(24)を包囲するようにチャンバ(11)内に設けられ内部に冷却水路(31a)を有する単結晶冷却用筒体(31)と、前記冷却水路(31a)に連通接続し前記チャンバ(11)外から前記水路(31a)に冷却水を所定の圧力で供給する供給管(32)と、前記冷却水路(31a)に連通接続し前記チャンバ(11)外に前記水路(31a)の冷却水を排出する排出管(33)とを備えた単結晶引上げ装置の冷却装置において、
    前記筒体(31)が前記単結晶(24)に対面する金属製内筒(34)と前記内筒(34)の外側に溶接により接合された金属製外筒(36)とを備え、
    前記内筒(34)の前記外筒(36)に対面する側に第1凹溝(34a)が形成され、
    前記凹溝(34a)を塞いで前記冷却水路(31a)を形成するように前記内筒(34)に第1蓋(34b)が溶接され、
    前記内筒(34)と前記外筒(36)との溶接により前記第1蓋(34b)の外面と前記外筒(36)の内面との間に前記第1蓋(34b)の溶接箇所(S1)を包含する第1密閉空間(37)が形成された
    ことを特徴とする単結晶引上げ装置の冷却装置。
  2. 外筒(36)の内筒(34)に対面する側に第2凹溝(36a)が形成され、前記第2凹溝(36a)を塞いで冷却水路(31a)を形成するように前記外筒(36)に第2蓋(36b)が溶接され、前記内筒(34)と前記外筒(36)との溶接により第1蓋(34b)の外面と前記第2蓋(36b)の内面との間に第1蓋(34b)の溶接箇所(S1)及び前記第2蓋(36b)の溶接箇所(S2)を包含する第2密閉空間(37a)が形成された請求項1記載の冷却装置。
  3. 第1密閉空間(37)又は第2密閉空間(37a)に連通する管路(38)の一端が単結晶冷却用筒体(31)に接続され、前記管路(38)の他端がチャンバ(11)外に延びて設けられた請求項1又は2記載の冷却装置。
  4. 管路(38)の他端が封止され、第1密閉空間(37)又は第2密閉空間(37a)の圧力を検出する圧力センサ(39)又は圧力計を前記管路(38)に備え、前記圧力センサ(39)又は圧力計の検出値に基づき第1蓋(34b)の溶接箇所(S1)又は第2蓋(36b)の溶接箇所(S2)における異常の有無を判定するように構成された請求項3記載の冷却装置。
  5. チャンバ(11)内の温度を検出する温度センサ(41)と、前記温度センサ(41)及び圧力センサ(39)の各検出出力を制御入力とするコントローラ(42)とを更に備え、前記コントローラ(42)は、前記チャンバ(11)内の昇温による第1密閉空間(37)又は第2密閉空間(37a)の管路(38)の標準的圧力変動を記憶するメモリ(42a)を有し、かつ前記標準的圧力変動と前記圧力センサ(39)の検出値とを比較して第1蓋(34b)の溶接箇所(S1)又は第2蓋(36b)の溶接箇所(S2)における異常の有無を判定するように構成された請求項4記載の冷却装置。
  6. 管路(38)の他端に常閉バルブ(61)を介して冷却水の水圧より高圧の不活性ガスの供給源(62)が接続され、第1密閉空間(37)又は第2密閉空間(37a)の不活性ガスの圧力を検出する圧力センサ(39)又は圧力計を前記管路に備え、前記圧力センサ(39)又は圧力計の検出値に基づき第1蓋(34b)の溶接箇所(S1)又は第2蓋(36b)の溶接箇所(S2)における異常の有無を判定するように構成された請求項3記載の冷却装置。
  7. 圧力センサ(39)の検出出力を制御入力とし、常閉バルブ(61)を開放操作を制御出力とするコントローラ(64)を更に備え、前記コントローラ(64)は、第1密閉空間(37)又は第2密閉空間(37a)の不活性ガスの圧力を所定範囲に維持するように前記常閉バルブ(61)を制御し、かつ前記常閉バルブ(61)の制御回数、制御間隔又は開放時間に基づき第1蓋(34b)の溶接箇所(S1)又は第2蓋(36b)の溶接箇所(S2)における異常の有無を判定するように構成された請求項6記載の冷却装置。
  8. コントローラ(42,64)は、第1蓋(34b)の溶接箇所(S1)又は第2蓋(36b)の溶接箇所(S2)における異常を有すると判定したときに警報を発するように構成された請求項5又は7記載の冷却装置。
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