JP4259184B2 - メタン発酵処理方法及び装置 - Google Patents

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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生ゴミ、食品加工残滓、活性汚泥処理などの余剰汚泥等の有機性廃棄物のメタン発酵処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
生ゴミ等の有機性廃棄物のほとんどは、焼却や埋立処分されているが、焼却に伴うダイオキシンの発生や埋立処分地の逼迫、悪臭などの問題から、環境負荷の少ない処理方法が求められている。これらの問題を解決するために有機性廃棄物をメタン発酵処理し、発生したメタンガスを燃料電池やガスエンジンを用いて発電するシステムが研究、開発されている。
【0003】
メタン発酵処理は、有機性廃棄物を粉砕・スラリー化した後、このスラリーを発酵槽に投入し、嫌気性下でメタン菌により発酵処理して有機性廃棄物をバイオガスと水とに分解する方法であり、有機性廃棄物を大幅に減量することができるとともに、副産物として生成するメタンガスをエネルギーとして回収できるメリットがある。また、嫌気性のため曝気動力が不要であるため省エネルギーな処理法である。表1には、このようなメタン発酵処理における一般的な運転条件の一例が示されている。
【0004】
【表1】
Figure 0004259184
【0005】
上記のメタン発酵における処理効率を向上させるための方法として、メタン発酵槽内に微生物を担体に担持したろ床を設けることが知られており、例えば、特開2002−102881号公報には、浮上性微生物固定化担体と沈降性微生物固定化粒状担体とを反応槽内に充填して、浮上性微生物固定化粒状担体による好気反応と、沈降性微生物固定化粒状担体による無酸素反応によって排水の処理を行なうことが開示されている。
【0006】
また、特開2000−15278号公報には、排水の生物処理に用いられ、かつ直径0.05〜2mmの繊維状耐水・耐食材料及び/又は幅0.5〜5mm、厚さ0.01〜1mmの箔状耐水・耐食材料の集合体と、それを一体的に固定した線状の耐水・耐食部材とからなり、比重が0.9〜1.5であることを特徴とする微生物担持用担体が開示されている。
【0007】
一方、メタン発酵槽内に、メタン菌等の微生物の流出を防止するための分離膜を設けることも知られている。例えば、特開2001−170631号公報には、反応槽の外部循環流路内に配置した散気装置において作動気体を散気し、外部循環流路の一端開口から反応槽に駆動流を吐出して反応槽内を攪拌するとともに、反応槽と外部循環流路とにわたって槽内液を循環させ、外部循環流路に配置した膜分離装置で槽内液を固液分離し、駆動流を掃流として膜分離装置の膜面に作用させて洗浄することが開示されている。
【0008】
また、特開2000−94000号公報には、メタン発酵槽と、分解処理中の発酵液内に浸漬されて残留固形分及び発酵菌を分離しながら発酵液をろ過して処理水とする精密ろ過膜、前記分解時に生じるバイオガスを貯えるガスホルダー、並びに前記ガスホルダーに結合し且つ前記精密ろ過膜の下方に配置した散気管を備え、該散気管から発酵液内へ放散したバイオガスの気泡の上昇流により前記精密ろ過膜の閉塞を防止してなる浸漬型膜利用メタン発酵システムが開示されている。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−102881号公報
【特許文献2】
特開2000−15278号公報
【特許文献3】
特開2001−170631号公報
【特許文献4】
特開2000−94000号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の従来のメタン発酵処理方法のうち、特開2002−102881号公報、特開2000−15278号公報の方法においては、担体を用いることが開示されているものの、ろ床に通過した後の処理液や、ろ床の下部に溜まる余剰汚泥の処理方法については開示されておらず、発酵後の消化液の効率的な処理ができないという問題があった。また、消化液の取出しに伴ってメタン菌等が流出してしまうという問題があった。
【0011】
また、特開2001−170631号公報、特開2000−94000号公報に記載されている方法においては、膜を用いてメタン菌の透過を防ぐことが開示されているが、膜のみを単独で配置しているために、膜が閉塞しやすく、却って処理効率が低下するという問題があった。
【0012】
したがって、本発明の目的は、メタン発酵槽外へのメタン菌の流出を抑えて効率的な発酵を行ないつつ、発酵処理後の消化液についても容易に処理可能である、メタン発酵処理方法及び処理装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のメタン発酵処理方法は、有機性廃棄物をスラリー化してメタン発酵槽内に投入し、このメタン発酵槽内でメタン発酵させた後、消化液として取出すメタン発酵処理方法において、前記メタン発酵槽内に、メタン菌を主体とする嫌気性微生物を担持させた板状又は中空円筒状のろ床と、前記ろ床の上部に配置された分離膜とを設け、前記ろ床を垂直方向に並列して配置し、前記有機性廃棄物を含むスラリーを前記メタン発酵槽内に投入し、前記ろ床に通過させてメタン発酵させた後前記分離膜を通過した処理液と、前記ろ床の下部に溜まる余剰汚泥とを、消化液として取出すことを特徴とする。
【0014】
本発明の処理方法によれば、スラリーをろ床に通過させ、ろ床の上部に溜まる液状の処理液として消化液を取出すので、ろ床によるフィルタリング効果によってメタン菌が液状の処理液中に流出することを抑制できる。また、やはりろ床によるフィルタリング効果によって、メタン発酵槽の上部には、SS(浮遊粒子)分の多い消化液が到達しないので、液状の処理液を安定して引き抜くことができる。その結果、メタン発酵槽内のメタン菌濃度を高濃度に保持することができ、処理効率を向上できる。更に、ろ床を通過した消化液は、固形分の少ない液状の処理液として排出可能であるので、その廃液処理も容易である。また、ろ床と分離膜とを組み合わせることによって、ろ床が予備的なフィルタリング効果となるので、分離膜が閉塞するのを防止でき、分離膜の洗浄頻度を大幅に低下させることができる。
【0015】
本発明の処理方法においては、前記ろ床は、多孔質状の合成樹脂素材又は繊維素材からなる担体を含むことも好ましく行なわれる
【0017】
また、本発明の処理方法においては、前記メタン発酵槽として、第1発酵槽と第2発酵槽とを設置し、前記第2発酵槽内にメタン菌を主体とする嫌気性微生物を担持させた板状又は中空円筒状のろ床と、前記ろ床の上部に配置された分離膜とを設け、前記ろ床を垂直方向に並列して配置し、前記有機廃棄物を含むスラリーを前記第1発酵槽に通過させた後、更に前記第2発酵槽に通過させて、前記第2発酵槽の前記分離膜を通過した処理液と、前記第1発酵槽の下部及び前記第2発酵槽の前記ろ床の下部に溜まる余剰汚泥とを、消化液として取出すことも好ましく行なわれる。これによれば、第1発酵槽と第2発酵槽とで別の攪拌方法や温度制御が可能であり、例えば第1発酵槽で中温メタン発酵を行ない、第2発酵槽で高温メタン発酵を行なう等、処理の自由度が高くなる。また、第2発酵槽でろ床が閉塞して処理効率が低下した場合でも、第1発酵槽を停止することなく、第2発酵槽内のろ床交換や除去操作が可能になる。
【0018】
更に、本発明の処理方法においては、前記ろ床が配置された前記メタン発酵槽内におけるメタン発酵を50〜60℃で行なうことが好ましい。これによれば、50〜60℃で大きな活性を示す高温メタン菌で処理することができ、発酵処理能力を向上させることができる。
【0019】
更にまた、本発明の処理方法においては、前記メタン発酵槽内の前記スラリーを循環させながら、及び/又は前記メタン発酵槽内の前記スラリー中に前記メタン発酵により生成したガスを吹き込んで撹拌しながらメタン発酵を行なうことが好ましい。これによれば、攪拌によってスラリーとメタン菌との接触効率を向上できるので、発酵処理能力を向上させることができる。また、スラリーの固形物濃度を高くしても固形物の分離が起こることがなく、スラリーを安定して供給することができるので、メタン発酵を安定して行なうことができる。
【0020】
一方、本発明のメタン発酵処理装置は、嫌気性微生物によって分解可能な有機性廃棄物をスラリー化してメタン発酵槽に導入するための有機性廃棄物供給手段と、前記スラリーをメタン発酵させるためのメタン発酵槽と、前記メタン発酵後の消化液を取出すための消化液取出し手段とを備え、前記メタン発酵槽内には、メタン菌を主体とする嫌気性微生物を担持させた板状又は中空円筒状のろ床と、前記ろ床の上部に配置された分離膜とが設けられ、前記ろ床は、垂直方向に並列して配置されており、前記消化液取出し手段は前記分離膜を通過した処理液と、前記ろ床の下部に溜まる余剰汚泥とをそれぞれ取出す手段を有していることを特徴とする。
【0021】
本発明のメタン発酵処理装置によれば、ろ床によるフィルタリング効果によって、メタン菌が液状の処理液中に流出することを抑制でき、更に、メタン発酵槽の上部には、SS(浮遊粒子)分の多い消化液が到達しないので、液状の処理液を安定して引き抜くことができる。したがって長期間の安定した運転ができ、ランニングコストを低下することができる。また、ろ床と分離膜とを組み合わせることによって、ろ床が予備的なフィルタリング効果となるので、分離膜が閉塞するのを防止でき、分離膜の洗浄頻度を低下させることができ、装置のメンテナンスが簡略化でき運転効率が向上する。また、単一の発酵槽内にろ床と分離膜とを配置するので装置をコンパクトにできる。
【0022】
本発明の処理装置においては、前記ろ床は、多孔質状の合成樹脂素材又は繊維素材からなる担体を含むことが好ましい。
【0024】
また、本発明の処理装置においては、前記メタン発酵槽は、第1発酵槽と、第2発酵槽と、前記有機廃棄物を含むスラリーを前記第1発酵槽に通過させた後、更に前記第2発酵槽に通過させる手段とを有し、前記第2発酵槽内には、垂直方向に並列して配置された前記ろ床と、前記ろ床の上部に配置された分離膜とが設けられ、前記消化液取出し手段は、前記第2発酵槽前記分離膜を通過した液状の処理液と、前記第1発酵槽の下部及び前記第2発酵槽の前記ろ床の下部に溜まる余剰汚泥とを、それぞれ取出す手段を有していることも好ましい。これによれば、第1発酵槽と第2発酵槽とで別の攪拌方法や温度制御が可能であり、例えば第1発酵槽で中温メタン発酵を行ない、第2発酵槽で高温メタン発酵を行なう等、処理の自由度が高くなる。
【0025】
更に、本発明の処理装置においては、前記メタン発酵槽内の前記スラリーを循環させて撹拌する手段、及び/又は前記スラリーの中にメタン発酵により生成したガスを吹き込んで撹拌する手段とを備えていることが好ましい。これによれば、攪拌によってスラリーとメタン菌との接触効率を向上できるので、発酵処理能力を向上させることができる。また、スラリーの固形物濃度を高くしても固形物の分離が起こることがなく、固定化微生物に有機性廃棄物を安定して供給することができるので、メタン発酵を安定して行なうことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて更に詳細に説明する。
【0027】
図1〜3には、本発明の有機性廃棄物のメタン発酵処理装置の一実施形態が示されている。図1はメタン発酵処理装置の概略構成図、図2はメタン発酵槽の一部切欠き図、図3はメタン発酵槽の概略構成を示す断面図である。
【0028】
まず、図1の処理装置について説明すると、この処理装置は、有機性廃棄物を粗砕する粉砕機11と、粗砕した有機性廃棄物を更に微粉砕する微粉砕機12と、微粉砕した有機性廃棄物を貯留してスラリー調製するためのスラリー調整槽13と、有機性廃棄物のメタン発酵を行なうメタン発酵槽14と、発酵により生成したガスを貯留するためのガスホルダー15とから主に構成されている。
【0029】
有機性廃棄物を投入、粉砕するための粉砕機11は、供給配管によって微粉砕機12に連結され、更に、有機性廃棄物をスラリー化するスラリー調整槽13に連結されるように構成されている。そして、スラリー調整槽13からの供給配管が、スラリー循環ポンプ16を介してメタン発酵槽14の底部に接続されている。
【0030】
なお、メタン発酵槽14の上部からの配管が、スラリー調整槽13とスラリー循環ポンプ16との間の配管に合流しており、スラリー循環ポンプ16によって、メタン発酵槽14内をスラリーが循環できるように構成されている。
【0031】
メタン発酵槽14の上部空間からは、ガスホルダー15に連結される配管が接続されており、メタン発酵槽14において発生したバイオガスが、ガスホルダー15に貯蔵されるように構成されている。これによって、このガスホルダー15に貯蔵されたバイオガスが、燃料電池発電装置、ガスエンジン等の発電機やボイラーの燃料として有効利用されるようになっている。
【0032】
図2、3を併せて参照すると、メタン発酵槽14内には、メタン菌を主体とした嫌気性微生物が付着・担持されたろ床20が設置され、更にその上部には分離膜21が配置されている。そして、分離膜21の上方からは、引き抜きポンプ17を介して膜ろ過液を取出すための配管が接続されている。
【0033】
一方、メタン発酵槽14の底部からは、ろ床20の下部から余剰汚泥を取出すための配管が接続されている。
【0034】
ろ床20としては特に限定されないが、例えば合成樹脂素材又は繊維素材からなる担体にメタン菌等を付着・担持したものからなる。この場合、担体は、接触面積を増加させるために各種形態とすることができ、例えば、図2に示すような中空円筒状でもよく、板状であってもよい。
【0035】
そして、ろ床20は、上記担体を互いに平行になるように規則的に配置して構成することが好ましい。例えば、図2に示すように、メタン発酵槽14内に、複数本の中空円筒状の担体を垂直方向に並列に配置・充填したものでもよく、複数枚の板状の担体を垂直方向に並列させて配置・充填したものでもよい。また、塊状の担体を分散させて配置してもよい。これにより、限られた容積内に固定化微生物をより多く充填することができるとともに、スラリーと微生物との接触面積を大きくすることができる。
【0036】
なお、スラリーを循環させる場合には、上記担体の配列方向を、循環経路に沿った方向とすることが好ましく、それによって循環抵抗を少なくすると共に、固定化微生物表面にスラリーが均一に接触するようにすることができる。
【0037】
担体を構成する材質としては、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ビニロン樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ピリジウムポリマーなどの合成樹脂素材や、炭素繊維などの繊維素材を用いることができる。本発明においては、上記合成樹脂素材を多孔質状に成形したもの、例えば不織布や発泡体などが好ましく用いられる。また、繊維素材を紐状に編み込んだものも好ましく用いられ、このような多孔質状の担体を用いることにより、担体の表面積を増大することができるので、担体に付着・担持できるメタン菌等の数を大幅に増やすことができる。また、担体内部にまでメタン菌等を付着・担持できるので、撹拌等によって担体に付着したメタン菌等が剥がれ落ちるのを防止できる。
【0038】
また、担体は、酸化剤で親水化処理したものを用いることが好ましい。酸化剤としては、オゾン、酸素プラズマ、過酸化水素等が例示できるが、簡便性の点からオゾンガスを用いることが好ましい。オゾンガスによる担体の親水化処理は、担体を所定濃度のオゾンガスに所定時間暴露することにより行なうことができる。オゾンガスの濃度や暴露時間は、担体の大きさや合成樹脂素材の種類などによって適宜設定すればよく、例えば、ポリスチレン樹脂からなる担体の場合、常温下で、1,000〜100,000ppmのオゾンガスに0.5〜2時間暴露すればよい。これにより、担体表面に酸素を含む親水性の官能基、例えば水酸基(−OH)やカルボキシル基(−COOH)等が形成されるので、担体表面へのメタン菌等の付着性を大幅に向上することができる。
【0039】
ろ床20は、例えば、上記のようにして親水化処理した担体をメタン菌等の培養液に浸漬して、そのまま所定時間培養することにより得ることができる。すなわち、メタン菌等の培養液に、親水化処理した担体を1〜2時間、より好ましくは24時間以上浸漬することにより、担体の表面にメタン菌等を付着・担持させることができる。なお、本発明で用いられるメタン菌等は、通常、メタン発酵処理に用いることができる微生物であれば特に制限なく用いることができる。
【0040】
分離膜21としては、メタン発酵後の消化液を固液分離できるろ過性能を有するものであれば特に限定されず、例えば、平均孔径が0.1〜0.5μmのメンブラン膜等が好ましく使用できる。
【0041】
なお、メタン発酵槽14には、発酵槽内を一定温度に保ち、発酵を促進するためにヒーター等の加熱手段を備えていることが好ましい。
【0042】
また、必要に応じて、発酵によって生成したガスを回収するとともに、そのガスの一部を図示しないガスポンプによりメタン発酵槽14の下部に吹き込んでバブリングする攪拌手段を備えていてもよい。更に、メタン発酵槽14内に、モーターによって回転する撹拌羽根を取り付けて、発酵槽内のスラリーを機械的に混合・撹拌する手段を設けてもよい。
【0043】
次に、上記のメタン発酵処理装置を用いた有機性廃棄物のメタン発酵処理方法について説明する。
【0044】
図1に示すように、飲食店や一般家庭等から排出される生ゴミや、食品工場などから排出される食品加工残渣、屎尿、活性汚泥処理などの余剰汚泥等の有機性廃棄物は、粉砕機11により粗砕された後、更に微粉砕機12により微粉砕されてスラリー調整槽13に投入される。このスラリー調整槽13では、必要に応じて加水し、固形物濃度10〜20質量%となるように調整される。このようにメタン発酵処理に供する有機性廃棄物を粉砕、スラリー化することにより、分解速度及び消化率を向上することができる。
【0045】
このスラリーはメタン発酵槽14に送られ、該発酵槽内でメタン発酵が行なわれる。なお、この実施形態においては、メタン発酵槽14内の下方から入ったスラリーは、ろ床20を通過して上方に向かう上向流となり、スラリー循環ポンプ16によって、図3の矢印の方向に沿ってメタン発酵槽14内を循環する。これにより、スラリーの固形分の分散や発酵温度の均一化が行なわれる。
【0046】
本発明において、メタン発酵の条件は、有機性廃棄物の性状等によって適宜設定できるが、例えば、固形物濃度20質量%の有機性廃棄物を処理する場合は、COD負荷10〜40kg-CODCr/m3・d、発酵槽内滞留時間10日以下で行なうことができる。また、発酵槽温度は高温メタン菌による発酵が可能な50〜60℃で行なうことが好ましい。
【0047】
そして、発酵により生成したガスはガスホルダー15に回収されて、エネルギー等として使用される。なお、上記のように、回収されたガスの一部を、メタン発酵槽14内に戻して攪拌に利用してもよい。
【0048】
ここで、この実施形態においては、前記ろ床に通過させてメタン発酵させた後の消化液を、ろ床20の上部に溜まる液状の処理液を分離膜21を通して取出し、一方、ろ床21の下部に溜まる余剰汚泥をメタン発酵槽14の下部から取出すことを特徴としている。
【0049】
すなわち、一定時間毎に、分離膜21を通過した液状の処理液が引き抜きポンプ17によってメタン発酵槽14から引き抜かれる。また、ろ床20の下方に溜まる余剰汚泥は、メタン発酵槽14の下部より定期的に抜き取られ、コンポスト化されるか、図示しない活性汚泥処理工程等に送られる。
【0050】
このとき、分離膜21の下方に配置したろ床20によるフィルタリング効果によって、メタン発酵槽の上部には、SS(浮遊粒子)分の多い消化液が到達せず、分離膜11への固形分の付着を防止する。したがって、従来、約2ヶ月毎程度に必要であった、逆洗や、バブリングを利用した膜の洗浄頻度を大幅に低下でき、分離膜の閉塞や破損を防止して、必要な液状の処理液を安定して引き抜くことができる。
【0051】
また、メタン発酵槽14内のメタン菌濃度を、担体による固定化効果と膜による菌返送効果で、高濃度に保持することができ、発酵効率を向上できる。更に、消化液は、SS分の少ない膜ろ過液と、SS分の多い余剰汚泥とに分けて取出されるので後処理が容易である。
【0052】
なお、分離膜21からの液状の処理液の引き抜きは、図1のように引き抜きポンプ17を用いて吸引してもよく、メタン発酵槽14内の水位を利用する重力ろ過でもよいが、エネルギー収支的には重力ろ過が好ましい。
【0053】
図4には、メタン発酵処理装置の参考実施形態を示す概略構成図が示されている。以下の説明においては、上記の実施形態と実質的に同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0054】
この参考実施形態においては、メタン発酵槽14とは別の膜分離槽30が並設され、この膜分離槽30内に分離膜31が配置されており、一定時間毎に、分離膜31を通過した液状の処理液が引き抜きポンプ17によって膜分離槽30から引き抜かれる点が、主に上記の実施形態と異なっている。
【0055】
なお、スラリー調整槽13からのスラリーは、ポンプ18によってメタン発酵槽14の底部に投入されてメタン発酵槽14内のろ床20を上方に向かって通過することによってメタン発酵が行なわれる。そして、スラリーはメタン発酵槽の上部からスラリー循環ポンプ16を介して膜分離槽30に送られ、ここから再度メタン発酵槽14の底部に返送されてスラリーの循環が行なわれる。
【0056】
なお、発生したバイオガスは、メタン発酵槽14及び膜分離槽30の上部空間からガスホルダー15に送られる。また、図中19は余剰汚泥を引き抜くためのポンプである。
【0057】
このように、本発明においては、メタン発酵槽14と分離膜31は別の処理槽に配置されていてもよく、これによっても、メタン発酵槽14内の担体20でSS成分を閉じ込めることが可能になり、膜分離槽30に設置した分離膜31へのSS分の付着を抑制することが可能となる。
【0058】
図5〜8には、メタン発酵処理装置の他の参考実施形態が示されている。図5はメタン発酵処理装置の概略構成図、図6は第2メタン発酵槽の一部切欠き図、図7は第2メタン発酵槽の他の参考実施形態を示す一部切欠き図、図8は第2メタン発酵槽の更に他の参考実施形態を示す一部切欠き図である。
【0059】
この参考実施形態においては、メタン発酵槽は、第1発酵槽41と第2発酵槽42とを有し、第2発酵槽42内にメタン菌を主体とする嫌気性微生物を担持させたろ床50が配置されている。
【0060】
スラリー調整槽13からのスラリーは、ポンプ18によって、まず第1発酵槽41に投入される。そして、スラリーは第1発酵槽41からスラリー循環ポンプ16を介して第2発酵槽42の下部に送られ、第2発酵槽42内に配置されたろ床50を上方に向かって通過した後、第2発酵槽42の上部から第1発酵槽41に返送されてスラリーの循環が行なわれるように構成されている。
【0061】
そして、発酵後の消化液は、第1発酵槽41と第2発酵槽42とを連結する配管の途中から引き抜かれ、第1発酵槽41の下部、及び第2発酵槽42のろ床50の下部に溜まる余剰汚泥は、ポンプ19によって引き抜かれる。なお、60は活性汚泥槽、61は活性汚泥処理後の固形分をスラリー調整槽13に返送するためのポンプである。
【0062】
なお、発生したバイオガスは、第1発酵槽41及び第2発酵槽42の上部空間からガスホルダー15に送られる。
【0063】
このように、この参考実施形態によれば、分離膜を用いることなく、第2発酵槽42のろ床50の上部に溜まる液状の処理液を引き抜くことができ、これによっても、ろ床50のフィルタリング効果によって、メタン菌等の微生物やSS分の少ない液状の処理液として引き抜くことができる。なお、ろ床50の上に更に分離膜を配置することができる
【0064】
また、発酵槽を二つに分けることにより、第1発酵槽41と第2発酵槽42とで別の攪拌方法や温度制御が可能である等、処理の自由度が高くなる。この場合、例えば第1発酵槽41では30〜40℃の中温メタン発酵を行ない、第2発酵槽で50〜60℃の高温メタン発酵を行なうことが好ましい。また、第2発酵槽42でろ床50が閉塞して処理効率が低下した場合でも、第1発酵槽41を停止することなく、第2発酵槽42内のろ床交換や除去操作が可能になる。
【0065】
なお、図6〜8には、第2発酵槽42として用いることができる構成の一例が示されている。
【0066】
すなわち、図6に示されるように、ろ床51として、第2発酵槽42内に、複数本の中空円筒状の担体を垂直方向に周状に配置して、中央には攪拌羽根等を有する機械的な攪拌装置70を配置したものでもよい。また、図7に示されるように、ろ床52として、複数枚の板状の担体を垂直方向に並列させて配置・充填したものを用いてもよい。また、図8に示されるように、ろ床53として、塊状の担体を分散させて配置したものを用いてもよい。
【0067】
更に、図6、8に示すように、バイオガスの一部をガスポンプ80によって第2発酵槽42の底部に戻して吹き込み、このガスのバブリングによる攪拌を併用するようにしてもよい。
【0068】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって更に詳細に説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0069】
実施例
図1に示すような処理装置を用い、本発明のメタン発酵処理方法を用いて連続運転を行なった。
【0070】
有機性廃棄物としては、表2に示す組成の、果物、野菜、肉、魚、卵、米、パンなどの配合比を決めた生ごみに、水道水を加えてカッターミキサー(AICOH製)で調整し、これを1.5倍の水道水で希釈し、更にカッターミキサーで調整して得た模擬生ごみスラリーを用いた。生ゴミスラリーの性状を表3に示す。生ゴミの組成は、年間を通じて入手可能な食材を中心に選定した。
【0071】
【表2】
Figure 0004259184
【0072】
【表3】
Figure 0004259184
【0073】
メタン発酵槽14としては、容量5リットルの発酵槽を使用し、メタン発酵槽14内の上部空間に、分離膜21として、旭化成製の中空糸膜(材質:ポリフッ化ビニリデン、公称孔径0.1μm、外径1.3mm、内径0.7mm、長さ250mm)を90本束ねて結束部にシリコンシール剤(GE東芝シリコーン製)を用いて作成した膜モジュール(膜面積0.09m)を配置した。
【0074】
また、分離膜21の下方に、目開き5mmのSUS製ふるいを上下に2枚設置し、その間に、不織布でできた固定化担体(バイコムBafiキューブ:株式会社日本バイリーン製)を60g充填したろ床20を配置した。
【0075】
メタン発酵槽14の全体を、54〜56℃に温度制御した恒温水槽に入れ、メタン発酵槽14の上部から引き抜いた消化汚泥をスラリー循環ポンプ16(ヘイシン製)にて、メタン発酵槽14の下部に循環させた。
【0076】
膜モジュールからは、引き抜きポンプ17(アズワン株式会社製)により定出力吸引ろ過を行なった。なお、スラリー投入前には膜モジュール下部に設置した循環ガスラインから3L/分のガスバブリングを行なうようにタイマーで制御して、膜モジュールのろ過を行なった。
【0077】
比較例
上記のろ床20から、固定化担体を除去した以外は、実施例と同様にメタン発酵を行なった。
【0078】
試験例
上記の実施例の運転状況及び運転結果を表4に示す。
【0079】
【表4】
Figure 0004259184
【0080】
この結果、実施例においては、滞留時間3日、容積負荷40kg・CODcr/m・dという高負荷の場合においても、2ヶ月以上安定にメタン発酵が可能であった。
【0081】
また、実施例及び比較例について、膜モジュールの、累積ろ過水量とろ過圧力上昇との関係を測定した。その結果を図9に示す。
【0082】
図9より、実施例においては圧力上昇は認められないことがわかる。一方、担体を下方に配置しない比較例においては、膜の目詰まりのため、吸引圧力が増大しているのがわかる。比較例では、最終的に時間あたりの引きぬき量が微量になり運転を停止した。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、メタン発酵槽外へのメタン菌の流出を抑えて効率的な発酵を行ないつつ、長期間の安定した運転が可能であり、更に、発酵処理後の消化液についても容易に処理可能である、メタン発酵処理方法及び処理装置を提供できる。したがって、本発明は、生ゴミ、食品加工残滓、活性汚泥処理などの余剰汚泥等の有機性廃棄物のメタン発酵処理に好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のメタン発酵処理装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】 同処理装置におけるメタン発酵槽の一例を示す一部切欠き斜視図である。
【図3】 同処理装置におけるメタン発酵槽の一例を示す断面図である。
【図4】タン発酵処理装置の参考実施形態を示す概略構成図である。
【図5】タン発酵処理装置の他の参考実施形態を示す概略構成図である。
【図6】 同処理装置における第2発酵槽の一例を示す一部切欠き斜視図である。
【図7】 同処理装置における第2発酵槽の他の一例を示す一部切欠き斜視図である。
【図8】 同処理装置における第2発酵槽の更に他の一例を示す一部切欠き斜視図である。
【図9】 実施例における累積ろ過水量とろ過圧力上昇との関係を示す図表である。
【符号の説明】
11 粉砕機
12 微粉砕機
13 スラリー調整槽
14 メタン発酵槽
15 ガスホルダー
16 スラリー循環ポンプ
17 引き抜きポンプ
18、19、61 ポンプ
20、50、51、52、53 ろ床
21、31 分離膜
30 膜分離槽
41 第1発酵槽
42 第2発酵槽
60 活性汚泥槽
70 攪拌装置
80 ガスポンプ

Claims (9)

  1. 有機性廃棄物をスラリー化してメタン発酵槽内に投入し、このメタン発酵槽内でメタン発酵させた後、消化液として取出すメタン発酵処理方法において、
    前記メタン発酵槽内に、メタン菌を主体とする嫌気性微生物を担持させた板状又は中空円筒状のろ床と、前記ろ床の上部に配置された分離膜とを設け、前記ろ床を垂直方向に並列して配置し、
    前記有機性廃棄物を含むスラリーを前記メタン発酵槽内に投入し、前記ろ床に通過させてメタン発酵させた後前記分離膜を通過した処理液と、前記ろ床の下部に溜まる余剰汚泥とを、消化液として取出すことを特徴とするメタン発酵処理方法。
  2. 前記ろ床は、多孔質状の合成樹脂素材又は繊維素材からなる担体を含む請求項1記載のメタン発酵処理方法。
  3. 前記メタン発酵槽として、第1発酵槽と第2発酵槽とを設置し、
    前記第2発酵槽内にメタン菌を主体とする嫌気性微生物を担持させた板状又は中空円筒状のろ床と、前記ろ床の上部に配置された分離膜とを設け、前記ろ床を垂直方向に並列して配置し、
    前記有機廃棄物を含むスラリーを前記第1発酵槽に通過させた後、更に前記第2発酵槽に通過させて、前記第2発酵槽の前記分離膜を通過した処理液と、前記第1発酵槽の下部及び前記第2発酵槽の前記ろ床の下部に溜まる余剰汚泥とを、消化液として取出す請求項1又は2記載のメタン発酵処理方法。
  4. 前記ろ床が配置された前記メタン発酵槽内におけるメタン発酵を50〜60℃で行なう、請求項1〜3のいずれか1つに記載のメタン発酵処理方法。
  5. 前記メタン発酵槽内の前記スラリーを循環させながら、及び/又は前記メタン発酵槽内の前記スラリー中に前記メタン発酵により生成したガスを吹き込んで撹拌しながらメタン発酵を行なう、請求項1〜4のいずれか1つに記載のメタン発酵処理方法。
  6. 嫌気性微生物によって分解可能な有機性廃棄物をスラリー化してメタン発酵槽に導入するための有機性廃棄物供給手段と、
    前記スラリーをメタン発酵させるためのメタン発酵槽と、
    前記メタン発酵後の消化液を取出すための消化液取出し手段とを備え、
    前記メタン発酵槽内には、メタン菌を主体とする嫌気性微生物を担持させた板状又は中空円筒状のろ床と、前記ろ床の上部に配置された分離膜とが設けられ、前記ろ床は、垂直方向に並列して配置されており、
    前記消化液取出し手段は前記分離膜を通過した処理液と、前記ろ床の下部に溜まる余剰汚泥とをそれぞれ取出す手段を有していることを特徴とするメタン発酵処理装置。
  7. 前記ろ床は、多孔質状の合成樹脂素材又は繊維素材からなる担体を含む請求項6記載のメタン発酵処理装置。
  8. 前記メタン発酵槽は、第1発酵槽と、第2発酵槽と、前記有機廃棄物を含むスラリーを前記第1発酵槽に通過させた後、更に前記第2発酵槽に通過させる手段とを有し、
    前記第2発酵槽内には、垂直方向に並列して配置された前記ろ床と、前記ろ床の上部に配置された分離膜とが設けられ、
    前記消化液取出し手段は、前記第2発酵槽前記分離膜を通過した液状の処理液と、前記第1発酵槽の下部及び前記第2発酵槽の前記ろ床の下部に溜まる余剰汚泥とを、それぞれ取出す手段を有している請求項6又は7記載のメタン発酵処理装置。
  9. 前記メタン発酵槽内の前記スラリーを循環させて撹拌する手段、及び/又は前記スラリーの中にメタン発酵により生成したガスを吹き込んで撹拌する手段とを備えている、請求項6〜8のいずれか一つに記載のメタン発酵処理装置。
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