JP4258360B2 - 情報システム投資効果の評価方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報システムを含む資産の購入、投資についての効果を評価する技術に関する。資産としては、組織もしくは個人が利用・活用するものであって、情報システム、倉庫、机等の備品、自動車などが含まれる。
情報システム投資の妥当性を考える評価方法として、総保有コストTCO(Total Cost of Ownership)が知られている(例えば、非特許文献1参照)。これは、情報システムを保有、利用するのにかかっているコストをすべて算出するもので、以下の四つの観点、資産、管理、技術サポート、エンドユーザ運用、から分析する。
また、情報システム投資の効果を定量評価する方法として、非特許文献2では、重要業績指標KPI(Key Performance Indicator)を用いて評価する方法や、効果を金額換算してディスカウント・キャッシュフロー法(DCF法)で評価する方法が紹介されている。
また、特許文献1にあるように、情報システム部門の在り方、情報システム関連コストの水準、人材とその育成レベルなど複数の評価項目から、経営に対する情報システムの総合貢献度、企業の情報システム活用力を総合評価する方法がある。
特開2001−265908号公報
内山、遠藤著、「TCO経営革新」、生産性出版 日経情報ストラテジー2003年9月号、P.32〜P.45、日経BP社
非特許文献1の方法では、単に予算計上している部分以外にも情報システムに対してコストがかかっていることを明らかにするという点で、意義のある評価モデルを提供している。しかし、この評価方法は、あくまでもかかっているコストを明らかにするだけであり、かけたコストに対してどの程度の効果が出ているかを測ることは出来ない。
また、非特許文献2の方法では、情報システムの投資効果を定量的に算出する。しかし、投資実施前に算出した投資効果を得るためには、投資を実施した企業が情報システムを使いこなす能力(以下、IT活用力と呼ぶ)を備えている必要がある。そのため、その能力が十分でない場合に、期待しただけの投資効果を得られないという問題が生じる。この問題は、これらの評価方法において、情報システム投資を実施する企業の、IT活用力が考慮されていないために生じる。
また、特許文献1の方法では、情報システムの活用力を複数の評価項目から定量的に診断している。しかし、情報システムの金銭的な投資効果の評価を行うものではない。
本発明は、上記のような事情を鑑みてなされたもので、その目的は、情報システムへの投資を行う企業の情報システムの活用力を反映し、その投資効果を定量評価する方法を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、資産の投資評価方法として、評価対象の資産に関する情報とこの資産についての組織または個人の活用能力を示す情報と、過去の類似もしくは同一の資産投資に関する評価値を用いて、評価を実行するものである。より具体的には、情報システムを対象とする情報システム投資効果評価方法であって、評価対象の情報システムに関する情報と、投資の実施者が情報システムを活用する能力(以下、IT活用力と呼ぶ)に関する1つ以上の評価項目の評価値の入力とを受け、過去の情報システム投資に関して、情報システムに関する情報とIT活用力に関する1つ以上の評価項目の評価値と投資効果を表す投資効果指標とを備える、過去事例データベースから、評価対象の情報誌システムに関する情報および前記入力されたIT活用力に関する評価項目の評価値が等しい事例(以下、類似事例と呼ぶ)を検索し、類似事例の投資効果指標から評価対象の投資効果指標と前記類似事例の類似度を示す指標(以下、類似度指標と呼ぶ)を算出し、前記類似度指標が予め定められた条件を満たさず、かつ、IT活用力の評価項目で入力されていない評価項目が存在する場合に、追加の入力を受けるべき少なくとも1つ以上のIT活用力の評価項目を算出し、前記投資効果指標と前記評価項目を出力することを特徴とする。
また、本発明は、IT活用力の評価項目で入力されていない各評価項目に対して、前記評価項目を用いて前記類似事例をセグメント化し、前記セグメント毎に類似度指標を算出し、前記類似事例の事例数と前記セグメント毎の事例数と前記類似度指標とから、前記評価項目毎の類似度指標の期待値を算出し、前記類似度指標の期待値が最適となる評価項目を、追加入力すべきIT活用力の評価項目と判定することを特徴とする。
また、本発明は、入力されていないIT活用力の評価項目に対して、類似事例の評価値の最小値を算出し、前記最小値を出力することを特徴とする。
また、本発明は、評価対象の情報システムに関して、過去事例データベースから投資効果指標が最良である事例(ベストプラクティスと呼ぶ)を検索し、1つ以上のIT活用力の評価項目に対して、ベストプラクティスの評価値と投資実施者の評価値の差分を算出し、ベストプラクティスの投資効果指標と、ベストプラクティスの評価値と、前記評価値の差分を出力することを特徴とする。
本発明によれば、情報システムへの投資を実施する企業の情報システムの活用力を投資効果算出の入力に加えることで、その企業の情報システムの活用力を反映した、情報システムの投資効果を定量評価することが可能となる。
また、必要最小限の評価項目について、情報システムの活用力を入力することで、投資効果を定量評価することが可能となる。
本発明を実施するための最良の形態を図1から図10を用いて説明する。
また、以下では、情報システムへ投資する企業、団体ないし個人を投資実施者、本発明の方法を実施し、投資効果指標を算出する企業、団体ないし個人を評価実施者と呼ぶ。
本方法を用いることにより、評価実施者は、投資実施者の情報システムの活用力(以下、IT活用力と呼ぶ)を、情報システム投資の投資効果を示す指標算出の入力データとして設定することで、投資実施者の情報システム活用力に応じた、投資効果の評価が可能になる。
実施例1では、投資実施者のIT活用力の測定結果を入力とし、投資効果を示す指標(以下、投資効果指標と呼ぶ)を算出する。
図1は、本発明における投資効果指標算出処理の概略を示すフローチャートである。
本処理は大きく分けて、ステップ101からステップ103までのデータ入力処理、ステップ104からステップ106までの投資効果指標算出処理、ステップ107、109、110の追加入力項目算出処理、ステップ108のデータ出力処理、から構成される。
まず、本処理の入出力データについて、詳細に説明する。
図2に、本処理の入出力データの一例を示す。
図示するように、入出力データ201はテーブル形式で管理され、投資案件毎に1レコードとしてデータを保持する。キー202は、入出力データの識別子である。
投資情報203は、投資対象となる情報システムの種別、投資を実施する企業の業種等、投資内容・投資計画に関する情報を保持する。
IT活用力情報204は、投資実施者の情報システムの活用力を示す指標である。ここでは、例えば、ビジョン、業務プロセス、人材、エンドユーザ、財務の5つの観点での評価値を格納するものとする。また、それぞれの評価値 a(i)(i=1〜N、ここではN=5)は、1から5までの5段階で表すものとする。
投資効果指標205は、本方法で算出する投資効果指標である。投資効果指標として、ここでは投資後1年間のROI(Return On Investment)を用いる。ROIは、投資によって得られるリターンの投資額に対する比率である。
以上で説明した、投資情報203およびIT活用力情報204が本方法の入力データとなり、投資効果指標205が本方法の出力データとなる。
以下、図1に示したフローチャートの処理の詳細を説明する。
まず、ステップ101では、投資情報の入力を読み込んで、入出力データ201の投資情報203を設定する。
次に、ステップ102では、入力すべきIT活用力の評価項目を、評価実施者に対して提示する。ここで提示する初期入力項目は、ステップ109と同じ処理により算出された項目であり、処理の詳細は後に説明する。
ステップ103では、ステップ102で提示された初期入力項目に関して、IT活用力測定システムにより測定されたIT活用力の入力を読み込んで、入出力データ201のIT活用力204を設定する。IT活用力測定システムとは、特許文献1で開示されている情報システム価値評価方法を実現するシステムである。
ステップ104では、入力データである投資情報203およびIT活用力204を用いて、情報システム投資の過去事例データベース(過去事例と呼ぶ)から、評価対象の投資案件(評価事例と呼ぶ)と類似の事例(類似事例と呼ぶ)を検索する。類似事例の判定は、投資情報203およびIT活用力204のうちステップ104までに入力された項目を用いて行う。ここでは、図2に示すように、投資情報203およびIT活用力204のビジョン、業務プロセスの値がステップ104までに入力されたものとし、これらの値が等しい事例を評価事例の類似事例とする。
図3は、ステップ104で検索された類似事例の一例である。
図示するように、類似事例301はテーブル形式で管理され、投資案件毎に1レコードとしてデータを保持する。類似事例は、少なくとも、キー302、投資情報303、IT活用力情報304および投資効果指標305から構成される。ここでは、入出力データ201の類似事例であるため、投資情報303およびIT活用力情報304のビジョン、業務プロセスの値が、入出力データ201の値と等しくなっている。
ステップ105では、投資効果指標205を算出する。本実施例では、投資効果指標205を、類似事例301の投資効果指標305の平均値として、算出する。
ステップ106では、投資効果指標205の類似度を算出する。ここで、類似度とは、ステップ104において類似事例と判定した事例の投資効果指標305の有効性を判定するための指標である。本実施例では、類似度として類似事例301の投資効果指標305の標準偏差を用いる。
ステップ107では、類似度条件を判定する。類似度条件とは、ステップ106において算出した類似度が満たすべき条件であり、この条件を用いてステップ105で算出した投資効果指標205の有効性を判定する。類似度条件が満たされている場合は、評価事例と十分に類似の事例が検索されたと判定し、投資効果指標の算出を終了する。類似度条件が満たされない場合は、IT活用力の入力項目を増やす(すなわち、類似事例の検索に用いる項目数を増やす)ことで、類似事例を絞り込む。本実施例では、ステップ106で算出した類似度(標準偏差)が、予め定められた一定値以上であれば条件不成立、一定値未満であれば不成立とする。ただし、IT活用力の未入力項目がない場合は、類似度条件は成立するとする。
ステップ107において条件不成立の場合は、ステップ109へ進む。ステップ109では、IT活用力を追加入力すべき項目を算出する。ステップ109の詳細は、後に詳細に説明する。
ステップ110では、ステップ109で算出された追加入力項目を、評価実施者に提示する。以下、ステップ103からステップ107までを、類似度条件が成立するまで繰り返す。
最後に、ステップ108において、投資評価結果を表示して、処理を終了する。
図4は、図1におけるステップ109の追加入力項目算出処理の概略を示すフローチャートである。
追加入力項目算出処理では、IT活用力の未入力の項目を追加入力した場合の投資効果指標の類似度(標準偏差)を算出し、類似度が最大になる(標準偏差が最小になる)項目を追加入力項目と判定する。
ステップ401では、IT活用力の追加入力項目の候補の初期値を選択する。図2に示した入出力データ201では、人材、エンドユーザ、財務の評価値が未入力なので、前記3項目のいずれかを選択する。最終的には全ての未入力項目に対してステップ402からステップ407までの処理を行うので、初期値の選択方法は任意でよい。ここでは追加入力項目候補の初期値として人材を選択した場合を例にとり説明する。
ステップ402では、ステップ401で選択した追加入力項目候補を用いて類似事例を分類する。ここでは、追加入力項目候補の評価値が等しい事例は同一のセグメントに属するという基準で分類する。図5に、図3に示した類似事例301を、人材の評価値によって分類した例を示す。セグメント502はセグメントの識別子であり、キー503は各セグメントに属する類似事例301のキーである。
ステップ403では、各セグメントの投資効果指標および類似度(標準偏差)を算出する。投資効果指標503は図1のステップ105と、類似度504はステップ106と同一の手順で算出する。
ステップ404では、類似度の期待値を算出する。図5の例では、
類似度の期待値=2.1×3/10 + 1.6×3/10 + 4.9×4/10=3.1
となる。
ステップ405では、類似度の期待値条件が成立するかを判定する。ここで、類似度の期待値条件とは、各追加入力項目候補のうち類似度の期待値を算出した中で、類似度の期待値が最適(類似度として標準偏差を用いる場合は標準偏差の期待値が最小)であるという条件である。ただし、ステップ404での類似度の期待値算出が、類似入力項目候補の初期値に対するものである場合(最初の類似度の期待値算出であった場合)は、類似度の期待値条件は成立するとする。
ステップ405の条件が成立すればステップ406で追加入力項目を更新し、条件が不成立であればステップ407へ進む。
ステップ407では、全ての追加入力項目候補に対して類似度の期待値算出処理が終了したかを判定する。処理が終了してなければステップ408へ進み、処理が終了していれば、ステップ409へ進む。
ステップ408では、期待値算出処理の終了していない項目から追加入力項目候補を任意の方法で選択する。
最後に、ステップ409で、追加入力項目を出力し、処理を終了する。
以上の処理により、類似度の上がる(投資効果指標の標準偏差の期待値が最小になる)追加入力項目を選択することができる。
以上、図1から図5を用いて説明したように、情報システムの投資効果を、最小限のIT活用力を入力するだけで、投資実施者のIT活用力を反映した投資効果指標を算出することが可能となる。
実施例2では、投資効果指標算出時に未入力であったIT活用力の評価項目に関して、類似事例の評価値の最小値を評価実施者に提示する方法を説明する。
図6は、投資効果を得るために必要であったIT活用力の最小値を格納したテーブルの一例である。評価項目601は、IT活用力の評価項目であり、最小評価値602は、投資効果指標の算出に用いた類似事例における評価値の最小値である。図6に示した例では、投資実施者のビジョン、業務プロセス、人材は入力済みであり、エンドユーザ、財務は未入力であり、未入力の項目に関して類似事例の評価値の最小値を格納している。類似事例の評価値の最小値は、図3に示した類似事例301のIT活用力304から算出する。
上記を実現するために、実施例1で説明した図1に示す処理のステップ107とステップ108の間に、図6に示したテーブルを作成する処理を追加する。また、ステップ108において、投資効果指標とともに、本テーブルの内容を出力する。
以上の処理を追加することで、評価実施者は投資効果指標で示されている効果を得るために、未入力のIT活用力項目に関して、どのレベルが要求されるかを知ることが可能になる。
次に、実施例3として、実施例1、実施例2で示した情報システム投資評価方法を実施する装置の構成、入力および出力について説明する。
図7に、情報システム投資評価を実施する装置の構成の一例を示す。
本装置は、投資対象の情報システムの情報などの投資情報を入力する投資情報入力手段701と、投資実施者のIT活用力を入力するIT活用力入力手段702と、入力された投資情報と入力されたIT活用力と過去事例に基づいて投資効果指標と類似事例の類似度と追加の入力を受けるべきIT活用力の評価項目などを算出する投資効果指標算出手段703と、算出した投資効果指標などを出力する投資効果情報出力手段704と、投資情報とIT活用力と投資効果指標の少なくとも1つ以上の事例を記憶した過去事例DB705と、からなる。実施例1で説明した図3は、過去事例DB705のテーブル構造の一例である。
図8に、投資情報入力手段701およびIT活用力入力手段702の入力画面の一例を示す。図8の例では、投資情報入力手段701およびIT活用力入力手段702を同一の入力画面で構成する例を示しているが、入力手段毎に入力画面を備えてもよい。
図8において入力画面は、投資情報を入力するテキストボックス801、802とIT活用力測定システムによる各評価項目の評価値を示すレーダーチャート803、各評価項目におけるテキストボックス804とスピンボタン805、評価実行ボタン806から構成される。評価実施者は、テキストボックス804に入力するか、あるいはスピンボタン805による数値の調整により、IT活用力測定結果を入力できる。
図9に、投資効果の評価結果の出力画面の一例を示す。図9において出力画面は、投資効果表示部901、必要なIT活用力表示部902、IT活用力分布表示部903、投資効果指標分布表示部904、メッセージ表示部905から構成される。
投資効果表示部901には、本発明の実施例1で説明した方法によって算出された投資効果指標を表示する。類似度および投資効果算出に用いた類似事例数をあわせて表示することで、投資評価指標のばらつきや確からしさを評価実施者が理解できるようにしている。
IT活用力分布表示部903には、類似事例のIT活用力の分布を表示する。図9の例では、投資実施者のビジョンおよび業務プロセスに関しては入力済みであるため、類似事例のビジョン、業務プロセスの評価値は等しくなっている。また、類似事例の人材、エンドユーザ、財務の評価値に関しては、最大と最小を太線で表示している。
必要なIT活用力表示部902には、投資実施者のIT活用力の未入力項目に関して、評価値の最小値を表示する。IT活用力分布表示部903、必要なIT活用力表示部902の情報により、評価実施者は算出された投資効果指標の効果を得るために必要なIT活用力を容易に知ることが可能となる。
投資効果指標分布表示部904には、類似事例の投資効果指標のヒストグラムを表示する。
メッセージ表示部905には、IT活用力の追加入力が必要な場合に、入力すべき評価項目を評価実施者に対して表示する。
図10に、投資効果の評価結果の出力画面の別の一例を示す。図10において出力画面は、投資効果比較表示分1001、IT活用力比較表示部1002、IT活用力差分表示部1003から構成される。
投資効果比較表示部1001には、投資実施者の投資効果指標と、過去事例において投資効果指標が最良である事例(ベストプラクティスと呼ぶ)の投資効果指標を表示する。
IT活用力比較表示部1002には、投資実施者のIT活用力1003とベストプラクティスのIT活用力1004を表示する。
また、IT活用力差分表示部1005には、投資実施者のIT活用力の評価値とベストプラクティスのIT活用力の評価値の差分を表示する。
ベストプラクティスの投資効果指標とIT活用力を表示することで、投資実施者が最大の効果を得るため必要なIT活用力を知ることが可能となる。
投資効果を算出する手順を示すフローチャートである。 投資効果算出の入出力データのデータ構造を示す模式図である。 投資効果算出に用いる類似事例のデータ構造を示す模式図である。 投資効果算出の際に、追加入力するIT活用力の入力項目を算出する手順を示すフローチャートである。 IT活用力を追加入力する場合の投資効果指標および類似度の管理テーブルのデータ構造を示す模式図である。 IT活用力の最小値の管理テーブルのデータ構造を示す模式図である。 投資効果評価装置の構成図である。 投資効果評価装置の入力画面の一例である。 投資効果評価装置の出力画面の一例である。 投資効果評価装置の出力画面の別の一例である。
符号の説明
201 入出力データ
202、302、503 キー
203、303 投資情報
204、304 IT活用力
205、305 投資効果指標
301 類似事例
501 類似度期待値管理テーブル
502 セグメント識別子
504 投資効果指標
505 類似度
601 評価項目
602 最小評価値
701 投資情報入力手段
702 IT活用力入力手段
703 投資効果指標算出手段
704 投資効果情報出力手段
705 過去事例DB
801 投資情報(情報システム種別)入力部
802 投資情報(業種)入力部
803 IT活用力のレーダーチャート
804 評価値入力部
805 評価値変更ボタン
806 評価実行ボタン
901 投資効果表示部
902 必要なIT活用力表示部
903 IT活用力分布表示部
904 投資効果指標分布表示部
905 メッセージ表示部
1001 投資効果比較表示部
1002 IT活用力比較表示部
1003 投資実施者のIT活用力
1004 ベストプラクティスのIT活用力
1005 IT活用力差分表示部

Claims (9)

  1. 投資情報入力手段、IT活用力入力手段、投資効果指標算出手段、および投資効果情報出力手段を備え、情報システムを識別する識別情報とIT活用力に関する1つ以上の評価項目の評価値と当該情報システム導入の投資効果を表す投資効果指標とが対応付けられた過去事例情報を格納する過去事例データベースに接続された投資効果指標算出システムにおける情報システム投資効果指標算出方法であって、
    前記投資情報入力手段、投資の評価対象となる情報システムを識別する識別情報の入力を受け付け、
    前記IT活用力入力手段、IT活用力に関する1つ以上の評価項目(A)の評価値の入力を受け付け、
    前記投資効果指標算出手段、受け付けた前記識別情報および前記評価項目(A)の評価値と一致する識別情報および評価項目の評価値を有する複数の過去事例情報(1)を前記過去事例データベースから抽出し、前記複数の過去事例情報の各々が互いに類似している度合いを示す類似度を、前記複数の過去事例情報(1)の各々が有する投資効果指標の比較により算出し、算出された前記類似度が予め定められた類似度条件を満たすかを判定し、算出された前記類似度が前記類似度条件を満たすと判定された場合には、前記複数の過去事例(1)の各々に含まれる投資効果指標の平均値(1)を算出し、
    前記投資効果情報出力手段は、前記投資効果指標算出手段により算出された前記類似度が前記類似度条件を満たすと判定された場合は、前記平均値(1)を前記評価対象となる情報システムに対する投資の投資効果指標として出力し、前記投資効果指標算出手段により算出された前記類似度が前記類似度条件を満たさないと判定された場合は、IT活用力に関する評価項目であって、前記評価項目(A)の他の評価項目(B)の評価値の入力を促すための通知を出力することを特徴とする情報システム投資効果指標算出方法。
  2. 請求項1に記載の投資効果指標算出方法において、
    前記IT活用力入力手段は,算出された前記類似度が、予め定められた条件を満たさない場合には、前記評価項目(B)の評価値の入力を受け付け、
    前記投資効果指標算出手段は、抽出された前記複数の過去事例情報(1)のうち、受け付けた前記評価項目(B)の評価値と一致する評価項目の評価値を有する複数の過去事例情報(2)を抽出し、
    前記投資効果指標算出手段は、前記複数の過去事例情報(2)に含まれる投資効果指標の平均値(2)を算出し、
    前記投資効果情報出力手段は、前記平均値(2)を前記評価対象となる情報システムに対する投資の投資効果指標として出力することを特徴とする情報システム投資効果指標算出方法。
  3. 請求項2に記載の投資効果指標算出方法において、
    前記複数の過去事例(1)は、評価項目毎に対応する評価値を含み、
    前記投資効果指標算出手段は、
    前記複数の過去事例(1)に含まれる評価項目であって、入力を受け付けた評価項目(A)以外の他の評価項目(C)が、前記複数の過去事例(1)それぞれについて複数ある場合に、
    前記複数の過去事例(1)を、前記評価項目(C)に対応する評価値が一致する過去事例毎にセグメント化し、
    セグメント毎に、セグメント内の前記過去事例の各々が互いに類似している度合いを示す類似度を算出し、
    算出された前記類似度から、前記評価項目(C)毎に前記類似度の期待値を算出し、
    それぞれの前記評価項目(C)の前記期待値を比較することにより、前記複数の評価項目(C)から、前記他の評価項目(B)を抽出することを特徴とする情報システム投資効果指標算出方法。
  4. 投資情報入力手段、IT活用力入力手段、投資効果指標算出手段、および投資効果情報出力手段を備え、情報システムを識別する識別情報とIT活用力に関する1つ以上の評価項目の評価値と当該情報システム導入の投資効果を表す投資効果指標とが対応付けられた過去事例情報を格納する過去事例データベースに接続された投資効果指標算出システムであって、
    前記投資情報入力手段は、投資の評価対象となる情報システムを識別する識別情報の入力を受け付け、
    前記IT活用力入力手段は、IT活用力に関する1つ以上の評価項目(A)の評価値の入力を受け付け、
    前記投資効果指標算出手段は、受け付けた前記識別情報および前記評価項目(A)の評価値と一致する識別情報および評価項目の評価値を有する複数の過去事例情報(1)を前記過去事例データベースから抽出し、前記複数の過去事例情報の各々が互いに類似している度合いを示す類似度を、前記複数の過去事例情報(1)の各々が有する投資効果指標の比較により算出し、算出された前記類似度が予め定められた類似度条件を満たすかを判定し、算出された前記類似度が前記類似度条件を満たすと判定された場合には、前記複数の過去事例(1)の各々に含まれる投資効果指標の平均値(1)を算出し、
    前記投資効果情報出力手段は、前記投資効果指標算出手段により算出された前記類似度が前記類似度条件を満たすと判定された場合は、前記平均値(1)を前記評価対象となる情報システムに対する投資の投資効果指標として出力し、前記投資効果指標算出手段により算出された前記類似度が前記類似度条件を満たさないと判定された場合は、IT活用力に関する評価項目であって、前記評価項目(A)の他の評価項目(B)の評価値の入力を促すための通知を出力することを特徴とする情報システム投資効果指標算出システム。
  5. 請求項4に記載の投資効果指標算出システムにおいて、
    前記IT活用力入力手段は,算出された前記類似度が、予め定められた条件を満たさない場合には、前記評価項目(B)の評価値の入力を受け付け、
    前記投資効果指標算出手段は、抽出された前記複数の過去事例情報(1)のうち、受け付けた前記評価項目(B)の評価値と一致する評価項目の評価値を有する複数の過去事例情報(2)を抽出し、
    前記投資効果指標算出手段は、前記複数の過去事例情報(2)に含まれる投資効果指標の平均値(2)を算出し、
    前記投資効果情報出力手段は、前記平均値(2)を前記評価対象となる情報システムに対する投資の投資効果指標として出力することを特徴とする情報システム投資効果指標算出システム。
  6. 請求項5に記載の投資効果指標算出システムにおいて、
    前記複数の過去事例(1)は、評価項目毎に対応する評価値を含み、
    前記投資効果指標算出手段は、
    前記複数の過去事例(1)に含まれる評価項目であって、入力を受け付けた評価項目(A)以外の他の評価項目(C)が、前記複数の過去事例(1)それぞれについて複数ある場合に、
    前記複数の過去事例(1)を、前記評価項目(C)に対応する評価値が一致する過去事例毎にセグメント化し、
    セグメント毎に、セグメント内の前記過去事例の各々が互いに類似している度合いを示す類似度を算出し、
    算出された前記類似度から、前記評価項目(C)毎に前記類似度の期待値を算出し、
    それぞれの前記評価項目(C)の前記期待値を比較することにより、前記複数の評価項目(C)から、前記他の評価項目(B)を抽出することを特徴とする情報システム投資効果指標算出システム。
  7. 情報システムを識別する識別情報とIT活用力に関する1つ以上の評価項目の評価値と当該情報システム導入の投資効果を表す投資効果指標とが対応付けられた過去事例情報を格納する過去事例データベースに接続された投資効果指標算出システムを、投資情報入力手段、IT活用力入力手段、投資効果指標算出手段、および投資効果情報出力手段として機能させるためのプログラムにおいて、
    前記投資情報入力手段は、投資の評価対象となる情報システムを識別する識別情報の入力を受け付け、
    前記IT活用力入力手段は、IT活用力に関する1つ以上の評価項目(A)の評価値の入力を受け付け、
    前記投資効果指標算出手段は、受け付けた前記識別情報および前記評価項目(A)の評価値と一致する識別情報および評価項目の評価値を有する複数の過去事例情報(1)を前記過去事例データベースから抽出し、前記複数の過去事例情報の各々が互いに類似している度合いを示す類似度を、前記複数の過去事例情報(1)の各々が有する投資効果指標の比較により算出し、算出された前記類似度が予め定められた類似度条件を満たすかを判定し、算出された前記類似度が前記類似度条件を満たすと判定された場合には、前記複数の過去事例(1)の各々に含まれる投資効果指標の平均値(1)を算出し、
    前記投資効果情報出力手段は、前記投資効果指標算出手段により算出された前記類似度が前記類似度条件を満たすと判定された場合は、前記平均値(1)を前記評価対象となる情報システムに対する投資の投資効果指標として出力し、前記投資効果指標算出手段により算出された前記類似度が前記類似度条件を満たさないと判定された場合は、IT活用力に関する評価項目であって、前記評価項目(A)の他の評価項目(B)の評価値の入力を促すための通知を出力することを特徴とするプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムにおいて、
    前記IT活用力入力手段は,算出された前記類似度が、予め定められた条件を満たさない場合には、前記評価項目(B)の評価値の入力を受け付け、
    前記投資効果指標算出手段は、抽出された前記複数の過去事例情報(1)のうち、受け付けた前記評価項目(B)の評価値と一致する評価項目の評価値を有する複数の過去事例情報(2)を抽出し、
    前記投資効果指標算出手段は、前記複数の過去事例情報(2)に含まれる投資効果指標の平均値(2)を算出し、
    前記投資効果情報出力手段は、前記平均値(2)を前記評価対象となる情報システムに対する投資の投資効果指標として出力することを特徴とするプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムにおいて、
    前記複数の過去事例(1)は、評価項目毎に対応する評価値を含み、
    前記投資効果指標算出手段は、
    前記複数の過去事例(1)に含まれる評価項目であって、入力を受け付けた評価項目(A)以外の他の評価項目(C)が、前記複数の過去事例(1)それぞれについて複数ある場合に、
    前記複数の過去事例(1)を、前記評価項目(C)に対応する評価値が一致する過去事例毎にセグメント化し、
    セグメント毎に、セグメント内の前記過去事例の各々が互いに類似している度合いを示す類似度を算出し、
    算出された前記類似度から、前記評価項目(C)毎に前記類似度の期待値を算出し、
    それぞれの前記評価項目(C)の前記期待値を比較することにより、前記複数の評価項目(C)から、前記他の評価項目(B)を抽出することを特徴とするプログラム。
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