JP4257907B2 - 保険料の精算システム - Google Patents
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- G06Q40/00—Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
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Description
本発明は、ネットワークを利用した精算管理装置および代理店端末を含む精算システムに関し、特に、保険業務を支援するための代理店端末と保険会社の精算管理装置を接続したネットワークを利用して保険契約業務における保険料の口座間の引き去りなどの精算手続きおよび確認を簡単確実に行うための精算システム、精算管理装置および代理店端末に関するものである。
背景技術
従来、代理店が保険会社に代わって保険料を受け取った場合、その領収した保険料を遅滞なく保険会社に送金するか、または、保険料保管口座に預け入れ、さらに保険料受払の経緯を明確にするとともに、その保管と精算の状況を明らかにするため、帳簿(収支明細)を記帳することが義務付けられている。
保険料を遅滞なく保険会社へ送金する場合は、代理店は保険会社に対し保険料を送金すると共に、領収した保険料の明細を保険会社に報告し、それを受けた保険会社側ではその明細に対して精算業務を行う。
また、保険料保管口座に預け入れる場合は、代理店は保険会社から月一回送付される保険料請求書に基づき、保管しておいた保険料1ヶ月分を合計して翌月末までに送金し、保険会社側では保険料請求書に対する精算業務を行う。この場合、最長2ヶ月間保険料保管口座に資金が滞留することになる。
保険会社全体では、保険料保管口座に預け入れ、月一回の保険料請求書に基づいて精算する割合が高い。これは遅滞なく保険会社に送金する方法に比べ、代理店ならびに保険会社の業務負荷が低いためである。
保険会社としては早期に資金化をするために、遅滞なく保険会社に送金する方法をとりたい。このためには遅滞なく保険会社に送金する方法であっても、代理店ならびに保険会社の業務負荷が低くなることが求められている。
また、遅滞なく保険会社に送金されたとしても、送金された金額と報告された明細の金額が異なる場合には、それに対応して再度精算する作業が発生してしまう確率が高く、これらの作業が発生しないようにすることも求められている。
発明の開示
本発明による精算システムは、保険業務を支援するための代理店端末と、前記代理店端末とネットワークを介して接続された保険会社の精算管理装置と、前記代理店端末に設けられ、保険契約に関する精算明細データを前記精算管理装置に送信する精算明細データ送信手段と、前記精算管理装置に設けられ、前記精算明細データを記憶する精算明細データ記憶手段と、精算する精算明細データを前記代理店端末で決定し、前記決定した精算明細データに応じた保険料を精算する旨を前記代理店端末から受信して、前記保険料を代理店の口座から保険会社の口座に前記保険料を即時処理で引き去るための引き去り手段と、前記代理店端末に設けられ、前記引き去り手段で前記保険料が代理店の口座から保険会社の口座に引き去りが正常に行われたか否かを随時確認する確認手段とからなる。
前記システムにおいて、代理店端末から保険契約に関する精算明細データを入力し、保険会社の精算管理装置にどの精算明細データを精算するかを決定して保険料を代理店の口座から保険会社の口座に即時処理(オンライン処理)で引き去ることができる。さらに、代理店端末で引き去りが行われたことが随時確認できる。
ここでの代理店とは、保険代理店、保険会社社員(内勤社員)、保険会社販売員(外勤社員)を含むものである。
また、精算明細データ(収支明細データ)とは、代理店が保険料受払の経緯を明確にするために、保険会社に代わって保険料の収支が有った場合、保険料領収のつど一件毎入力するデータのことである。
前記精算システムにおいて、前記引き去り手段では、前記代理店端末で精算する旨を受信した精算明細データの保険料を代理店の口座から保険会社の口座に口座振替することができる。
また、代理店の口座から保険会社の口座に口座振替を行うことで、保険料を代理店の口座から保険会社の口座に入金することができる。
更に、前記精算システムにおいて、前記引き去り手段では、前記代理店端末で精算する旨を受信した精算明細データの保険料を代理店の口座から保険会社の口座に振込してもよい。
また、代理店の口座から保険会社の口座に振込を行うことで、保険料を代理店の口座から保険会社の口座に入金することができる。
上記精算システムにおいて、前記精算管理装置に前記精算明細データを代理店毎に管理する管理手段を備えることができる。これにより、代理店毎に保険契約した精算明細データの入力状況を管理することができる。
また、上記精算システムにおいて、前記精算管理装置には、前記精算明細データに基づき代理店毎の帳簿を作成する帳簿作成手段を備えてもよい。このシステムによると、代理店端末から入力された精算明細データを代理店毎にまとめて帳簿作成することにより、本来、代理店委託契約書上、記帳の義務がある帳簿を、精算明細データの入力のみで代理店自身が記帳する手間を省くことができる。
前記精算管理装置は保険業務を支援するための代理店端末とネットワークで接続され、保険契約に関する精算明細データを前記代理店端末より受信する精算明細データ受信手段と、前記精算明細データを記憶する精算明細データ記憶手段と、精算する前記精算明細データを前記代理店端末で決定し、前記決定する精算明細データに応じた保険料を精算する旨を前記代理店端末から受信する精算受信手段と、前記保険料を代理店の口座から保険会社の口座に即時処理で引き去るための引き去り手段と、前記引き去り手段で前記保険料を代理店の口座から保険会社の口座に引き去りが行われると、引き去りが正常に行われたか否かを随時前記代理店端末に通知する通知手段とを備え、これにより、代理店端末から保険契約に関する精算明細データを受信し、さらに、精算するかを代理店端末から受けて保険料を代理店の口座から保険会社の口座に即時処理で引き去ることができる。
前記精算管理装置に、前記精算明細データを代理店毎に管理する管理手段を備えて、代理店毎に保険契約した精算明細データの入力状況を管理することができる。
また、前記精算管理装置において、前記精算明細データに基づき代理店毎の帳簿を作成する帳簿作成手段を備えて、代理店毎の帳簿が作成できるので各代理店で帳簿を作成しなくても良い。
また、代理店端末は保険会社の精算管理装置とネットワークで接続して保険業務を支援することができ、保険契約に関する精算明細データを前記精算管理装置に送信する精算明細データ送信手段と、精算する前記精算明細データを決定し、前記決定した精算明細データに応じた保険料の精算する旨を前記精算管理装置に送信する精算送信手段と、前記保険料が代理店の口座から保険会社の口座に引き去りが正常に行われたか否かを随時確認する確認手段とを備え、これによって、保険会社の精算管理装置に保険契約に関する精算明細データを送信し、さらに、精算を行うかの旨を送信して保険料を代理店の口座から保険会社の口座に引き去りが行われたことが随時確認できる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明による精算システムの一実施例を添付図面を参照して説明する。図1に示すように、精算システム1は、精算明細データ200の入力を行う代理店端末2、保険会社に設けられ各代理店の保険契約と保険料の精算を管理する精算管理装置3とネットワーク4によって概略構成される。以下、この実施例では、代理店が保険料の収支のつど代理店端末2から精算明細データ200を入力して、精算管理装置3で精算明細データ200の管理とその精算を行う場合について説明する。
ここで、保険料は、通常、保険契約に関わる代金のことであり、ここでは、その中でも代理店が保険契約者から受払する代金のことを指し、保険契約の契約・異動・解約等に関わる代金ならびに分割払いにおける二回以降の代金などを指す。
各代理店では、保険料収支のつど1件毎に代理店端末2から精算明細データ200を入力し、精算管理装置3で保険会社が保険契約の精算明細データ200を管理する。さらに、保険契約に関する保険料を精算管理装置3から銀行などの金融機関5に接続して代理店の口座51から保険会社の口座52に即時処理で引き去る。
ここでは、口座振替によって引き去りが行われる場合について以下説明する。
また、代理店端末2はネットワーク4を介して精算管理装置3に接続する。
代理店端末2は、ネットワーク4に接続してデータの送受信を行う機能を備える。
また、代理店端末2は、携帯可能な端末が好ましく、携帯情報端末(PDA)・携帯型のパソコン・携帯電話などの携帯端末である。あるいは、代理店に置かれるパソコンなどの計算機や電話機などでも良い。
精算管理装置3は、代理店端末2から精算明細データ200を画面の表示に従って入力することができるようにする精算サーバ31と保険会社のホストコンピュータ32とで構成される。
精算サーバ31はワークステーションなどの計算機でサーバの機能を備え、ネットワーク4を介して代理店端末2から接続することが可能である。また、ホストコンピュータ32は、保険契約に関連したデータを処理するものである。また、金融機関5には精算サーバ31から接続するものとする。
さらに、課支社の端末6から精算サーバ31に接続可能で、代理店が入力した精算明細データ200を管理する機能を備える。
次に、図2に示す機能ブロックに基づき説明する。代理店端末2は、精算明細データを送信する精算明細データ送信手段21と、各精算明細データの精算を行うかの旨を送信する精算送信手段22と、精算明細データが精算されたか否かを随時に確認する確認手段23を備える。
精算明細データ送信手段21では、例えば、図3に示すような入力画面100から証券番号、保険種目、保険料、領収日、取引区分などを入力して精算サーバ31に送信する。
精算送信手段22では、例えば、図4に示すような一覧表101から精算する精算明細データ200を選択して精算サーバ31に送信する。
確認手段23では、精算送信手段22で選択した精算明細データ200に対応する金額が、即時処理で金融機関5の代理店の口座51から保険会社の口座52に口座振替が行われると、正常に行なわれたことが精算サーバ31から随時通知され、精算済みになった精算明細データ200を確認する機能を備える。
また、精算サーバ31には、代理店端末2から精算明細データ200を受信する精算明細データ受信手段311と、受信した精算明細データ200を記憶する精算明細データ記憶手段312と、代理店端末2からどの精算明細データ200を精算するかを受信する精算受信手段313と、精算明細データ200に基づいて引き去りをするための引き去り手段314と、代理店毎の精算明細データ200を管理する管理手段315を備える。さらに、引き去り手段314には、口座振替が正常に行われたか否かを随時代理店端末2に通知する通知手段316を備える。
また、ホストコンピュータ32には、保険の申込書などに基づいて作成された計上データ600を記憶する計上データ記憶手段321と、精算サーバ31から送信した精算明細データ200などにもとづき帳簿を作成する帳簿作成手段322とを備える。
ここで、計上データとは、保険契約の契約・異動・解約等に関わる申込書・承認請求書ならびに分割払契約における二回以降入金などを含め、保険会社側に報告された内容を一件別に入力したデータのことである。
引き去り手段314では、代理店端末2でどの精算明細データ200を精算するかを決定した一覧表を精算受信手段313で受信し、この一覧表に基づいて保険料を精算するように金融機関5に送信する機能を備える。金融機関5では保険料の精算の依頼を受信すると、即時処理で該当する代理店の口座51から保険会社の口座52に口座振替が行われる。また、口座振替が行われた精算明細データ200は精算済とする。さらに、引き去り手段314には通知手段316を備える。
通知手段316では、引き去り手段314で口座振替が正常に行われたか否かを金融機関5から即時処理で受信すると、随時、代理店端末2に通知する機能を備える。
管理手段315では、課支社の端末6から接続して、精算明細データ記憶手段312に記録されている精算明細データ200を代理店毎に管理する機能を備える。さらに、引き去り手段314で代理店の口座51から保険会社の口座52に口座振替が正常に行われたか否かを管理する機能を備える。
また、保険の申込書などは課支社を経由して計上データ600としてホストコンピュータ32の計上データ記憶手段321に記憶される。
帳簿作成手段322では、口座振替が終了している精算済みの精算明細データ200と計上データ600とに基づいて代理店毎に帳簿を作成する機能を備える。例えば、月末など定期的に代理店毎の帳簿を作成する。あるいは、指定されたときに帳簿を作成するようにしても良い。
次に図5のフローチャートを用いて代理店端末2から精算明細データ200を入力する動作について説明する。
まず、代理店で契約者が保険の契約をするときには保険の申込書に記入し、その保険料を代理店は契約者から領収して領収証を発行する。領収証を発行した申込書に基づいて、代理店端末2から精算明細データ200を入力する必要がある。
そこで、代理店端末2から精算サーバ31に接続すると(S200)、IDとパスワードを入力する認証画面が送信される(S300)。代理店端末2から各代理店用のIDとパスワードを入力すると(S201)、精算サーバ31でIDとパスワードで認証が確認され(S301)、図6に示すようなメニュー画面102が代理店端末2に送信される。
代理店端末2でメニュー画面102から「明細登録」を選択すると(S202)、図3に示した精算明細データ200の入力画面100が送信され、画面にしたがって入力する(S302)。さらに、精算データ送信手段21で入力画面100から申込書に基づいて証券番号、保険種目、保険料、領収日、取引区分などを入力し内容を確認して送信ボタンを選択する。送信ボタンを選択すると、精算明細データ200が精算サーバ31に送信される(S203)。
精算サーバ31では、精算明細データ受信手段311で精算明細データ200を受信して精算明細データ記憶手段312に記憶する(S303)。また、続けて別の精算明細データ200の入力をすることも可能である(S204)。また、IDとパスワードで認証が確認されない場合はエラー表示をする(S304)。
このようにして、代理店端末2から入力された精算明細データ200が精算サーバ31に記憶される。
前述では、精算明細データ200は代理店端末2で1件毎入力して精算サーバ31に送信する場合について説明したが、代理店端末2で複数件まとめて入力したものを精算サーバ31に送信することもできる。
次に、図7〜図9のフローチャートに基づいて、保険料を精算するときの動作について説明する。
代理店端末2から、認証を行って精算サーバ31に接続しメニュー画面102から「精算入力」を選択すると(S212)、代理店で精算を行っていない精算明細データ200の一覧表101(図4参照)が精算サーバ31から送信され(S312)、代理店端末2に表示される。
そこで、代理店端末2では、精算送信手段22で一覧表101から精算する精算明細データ200を選択して精算サーバ31に送信すると(S213)、精算サーバ31では精算受信手段313で一覧表101を受信し、選択した精算明細データ200の保険料を合計した合計保険料を算出して代理店端末2に送信する(S313)。
代理店端末2では、合計保険料を確認したことを精算サーバ31に送信すると(S214)、精算サーバ31では引き去り手段314で金融機関5に接続して、即時処理で合計保険料を代理店の口座51から保険会社の口座52に口座振替を行うように依頼すると(S314)、銀行では口座振替が行われる(S401)。
このとき、代理店の口座に入っている金額が合計保険料の額に満たない場合は(S315)、残金不足が金融機関5から通知されるので(S402)、通知手段316でその通知に基づき残金不足を代理店端末2に随時通知し(S317)、代理店端末2の確認手段23で精算明細データ200が振替済みになったかを確認すると残金不足が表示される(S215)。
代理店の口座に入っている金額に問題がなく口座振替が行われた場合は、金融機関5から振替完了が通知されるので(S402)、その通知に基づき口座振替の行われた精算明細データ記憶手段312の精算明細データ200を精算済にする(S316)。さらに、通知手段316で代理店端末2に正常に口座振替の行われたことを随時通知し(S318)、代理店端末2の確認手段23では精算明細データ200が精算済みになったことを表示する(S215)。
あるいは、保険料を精算するときに、即座に、口座振替の結果を代理店端末2に返さずに、精算サーバ31に結果を記憶しておくようにすることも可能である。この場合には、S200〜S214の処理、S300〜S313の処理は図7を用いて説明したものと同様である。ここで、図9のフローチャートに示すように、精算サーバ31では引き去り手段314で金融機関5に接続して、即時処理で合計保険料を代理店の口座51から保険会社の口座52に口座振替を行うように依頼すると(S314)、銀行では口座振替が行われる(S401)。口座振替が正常に行われると(S315)、精算明細データ200を振替済みにする。あるいは、代理店の口座に入っている金額が合計保険料の額に満たない場合は(S315)、残金不足が金融機関5から通知されるので(S402)、精算明細データ200に精算ができなかったことを記録する(S320)。
そこで、代理店端末2が精算サーバ31に接続してくると、随時、通知手段316で代理店端末2に精算明細データ200の精算結果を通知し、代理店端末2では確認手段23で精算明細データ200の結果を表示する。
また、精算明細データ200は、精算明細データ記憶手段312から定期的にホストコンピュータ32に送信される。例えば、1日1回夜間バッチ処理で行われるようにしても良い。
また、ホストコンピュータ32では、計上データ600と精算済みの精算明細データ200がマッチするかをチェックし、マッチした場合は精算完了とする。マッチしなかった精算明細データ200は、翌日の計上データ600とマッチするかチェックする。
さらに、ホストコンピュータ32では、例えば月末に、帳簿作成手段322で精算明細データ200と計上データ600とをもとに図10に示すような帳簿104を作成することが可能である。
さらに、管理手段315では、課支社の端末から精算サーバ31に接続して、代理店毎の精算明細データ200の入力状況を課支社の端末6の画面上に表示することができる。また、別途課支社で計上データ600の内容を確認することができる。さらに、保険料の口座振替が正常に行われたか否かの履歴をみることも可能である。
以上、口座振替によって引き去りが行われる場合について説明したが振込でも同様にして行える。
上記実施例では、ネットワーク4は、インターネット、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、ポイント・ツー・ポイント(2地点間)ダイヤルアップ接続、PBX(Private Branch Exchange)、音声とプッシュホンによるIVR(音声自動応答装置)など、種々のネットワークを利用することが可能である。
また、代理店端末と精算サーバとを接続するネットワークは、機密が確保されるほうが望ましい。例えば、SSL(Secure Sockets Layer)やVPN(Virtual Private Network)などを利用することも考えられる。
また、代理店端末からの接続は、IDとパスワードで認証する方法について説明したがクッキーファイルなどを利用して、一度認証されるとIDとパスワードを毎回入力しないで済むようにすることも可能である。
また、代理店の口座から保険会社の口座に引き去りが正常に行われたか否かの通知は、メールで送信するようにしても良い。あるいは、代理店端末から再度保険会社の精算サーバ31に接続して確認するようにしても良い。
また、金融機関との接続は、ホストコンピュータから行われるようにしても良い。
あるいは、精算管理装置3を精算サーバ31と保険会社のホストコンピュータ32に分けて説明したが、同じ装置上に双方の機能を備えても良い。
以上詳細に説明したように、本発明では、従来月一回の精算では最長2ヶ月間保険料保管口座に滞留していた保険料が、代理店が随時保険料を送金することが可能となり保険会社全体での送金率が高まる。さらに、代理店が随時保険料を送金することで早期回収が可能となる。
従来の方法で遅滞なく保険料を送金した場合には、代理店が保険会社口座に送金する金額と、保険会社に報告した精算明細の金額が異なり、それにより再度精算する作業が発生する可能性が生じていたが、本発明では、保険会社に報告する精算明細と保険会社に送金する金額は必ず等しくなり、保険会社側で金額をチェックする工程や不一致の場合の再度精算する作業が無くなる。
産業上の利用の可能性
代理店の端末から入力した精算明細データをまとめて帳簿作成することにより、本来、代理店委託契約書上、記帳の義務がある帳簿を代理店自身が記帳する手間が省け、代理店側の省力化につながるとともに、保険会社側での帳簿の指導や監査業務負荷の省力化につながる。
さらに、代理店の端末で正常に引き去りが行われたかを即座に確認することができるので、代理店では代理店の口座に代金が不足していることを確認して即座に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明による精算システムの一実施例を示す概念図である。
図2は図1のシステムの機能ブロックを表す図である。
図3は本発明のシステムにおける精算明細データの入力画面の一例を示す。
図4は本発明のシステムにおける精算明細データの一覧表の一例を示す。
図5は本発明のシステムにおける代理店端末から精算明細データの入力の動作を表すフローチャートである。
図6は本発明のシステムの代理店端末におけるメニュー画面の一例を示す。
図7は本発明のシステムにおける保険料の精算処理の一例を表すフローチャートの第1部分である。
図8は図7に続く精算処理を示すフローチャートの第2部分である。
図9は別の保険料の精算処理を示すフローチャートであって、図7に続く。
図10は本発明のシステムにおける帳簿の一例を示す。
Claims (5)
- 保険業務を支援するための代理店端末と、ネットワークを介して該代理店端末に接続された保険会社の精算管理装置とを含む保険料の精算システムであって、
前記精算管理装置は、前記ネットワークに接続された管理装置コンピュータと、該管理装置コンピュータに接続されていると共に前記ネットワークを介して前記代理店端末に接続されるように構成されており該代理店端末から送られてきた精算明細データを受信する精算明細データ受信手段と、該精算明細データ受信手段及び前記管理装置コンピュータに接続されており該受信手段が受信した精算明細データを記憶する精算明細データ記憶手段とを備えており、前記管理装置コンピュータは、前記ネットワークを介する前記代理店端末からの要求に応じて前記精算明細データ記憶手段に記憶されている精算明細データの一覧表を前記ネットワークを介して前記代理店端末へ送信する一覧表送信手段と、該代理店端末が選択した精算明細データの合計保険料を算出し、該算出した合計保険料を前記ネットワークを介して前記代理店端末へ送信する保険料送信手段と、金融機関に接続されるように構成されており、前記代理店端末から保険料支払の確認の通知を受信した際に該金融機関に依頼することによって前記合計保険料を代理店の口座から保険会社の口座に即時処理で振替する引き去り手段とを備えており、
前記代理店端末は、前記ネットワークに接続された端末コンピュータと、該端末コンピュータに接続されており保険契約に関する精算明細データを入力可能な入力手段とを備えており、前記端末コンピュータは、前記ネットワークを介して前記入力手段に入力された精算明細データを前記ネットワークを介して前記精算管理装置に送信する精算明細データ送信手段と、前記精算管理装置から前記ネットワークを介して送られてきた前記一覧表から選択された精算すべき精算明細データを前記ネットワークを介して該精算管理装置に通知するように構成された精算送信手段と、前記ネットワークを介して前記精算管理装置から送られてきた前記算出した合計保険料の支払を確認したことを前記ネットワークを介して該精算管理装置に通知するように構成された保険料支払確認手段と、前記精算管理装置の前記引き去り手段によって、前記金融機関における前記代理店の口座から前記保険会社の口座への前記合計保険料の振替が正常に行われたか否かを前記ネットワークを介して確認するように構成された口座引き去り確認手段とを備えていることを特徴とする精算システム。 - 前記精算管理装置が、前記精算明細データを代理店毎に管理する管理手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の精算システム。
- 前記精算管理装置が、前記精算明細データに基づき代理店毎の帳簿を作成する帳簿作成手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の精算システム。
- 前記精算管理装置の前記端末コンピュータは、前記代理店の口座の残金が前記合計保険料に満たない場合に残金不足を前記代理店端末の前記口座引き去り確認手段に通知する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の精算システム。
- 前記精算管理装置の前記端末コンピュータは、前記代理店の口座の残金が前記合計保険料に満たない場合に精算ができなかったことを記録する手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の精算システム。
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