JP4254666B2 - タグリーダ - Google Patents

タグリーダ Download PDF

Info

Publication number
JP4254666B2
JP4254666B2 JP2004257136A JP2004257136A JP4254666B2 JP 4254666 B2 JP4254666 B2 JP 4254666B2 JP 2004257136 A JP2004257136 A JP 2004257136A JP 2004257136 A JP2004257136 A JP 2004257136A JP 4254666 B2 JP4254666 B2 JP 4254666B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
transistor
tag reader
carrier wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004257136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006074579A (ja
Inventor
昌宏 滝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Wave Inc
Original Assignee
Denso Wave Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Wave Inc filed Critical Denso Wave Inc
Priority to JP2004257136A priority Critical patent/JP4254666B2/ja
Priority to US11/217,510 priority patent/US7469127B2/en
Publication of JP2006074579A publication Critical patent/JP2006074579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4254666B2 publication Critical patent/JP4254666B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
    • G06K7/00Methods or arrangements for sensing record carriers, e.g. for reading patterns
    • G06K7/0008General problems related to the reading of electronic memory record carriers, independent of its reading method, e.g. power transfer

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Artificial Intelligence (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Near-Field Transmission Systems (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

本発明は、非接触通信タグに搬送波を送信し、その搬送波が前記非接触通信タグによって変調されることで生成される応答信号を受信して復調するタグリーダに関する。
非接触通信タグシステムは、タグリーダ(若しくはリーダライタ)側が送信する搬送波信号によってRFタグなどの非接触通信タグに動作電力を供給しながら、タグリーダと非接触通信タグとが無線通信を行うようになっている。近年、両者間の通信距離をより長くしたいというニーズが高くなっているため、タグリーダ側の搬送波出力の向上や、受信感度の向上などが望まれている。
例えば、タグリーダの復調回路としては、従来、回路構成が簡単である包絡線検波方式が主に採用されていたが、受信感度の向上を図るため、同期検波方式が採用されるようになってきている。ところが、タグリーダが搬送波を高いレベルで出力すると、それに伴いアンテナを介して受信する信号のレベルも上昇するため、同期検波方式を採用した場合は、同期検波回路で演算処理可能な電圧範囲に受信信号レベルを制限しなければならない。
ここで、特許文献1には、復調後のベースバンド信号を受信するアンプについて、タグからの応答信号を十分増幅できるようにゲインを上げると、質問器(タグリーダ)が質問信号を送信する場合に受信アンプが飽和することを回避するため、(応答信号の受信時以外である)質問信号の送信時にはスイッチを閉じておき、減衰器(抵抗素子)を有効にする技術が開示されている。
この従来技術を、上記の問題を解決するために適用することを想定すると、図9に示すような構成となる。タグリーダ(質問器)1の制御回路2は、送信回路3及びアンテナ4を介してタグ5に搬送波を送信する。すると、タグ5は給電されて動作し、搬送波を負荷変調することで応答する。また、タグリーダ1は、タグ5からの応答信号を常時減衰器6を介して受信するようにして、受信回路7により復調して制御回路2に出力する。即ち、搬送波信号の最大振幅の大きさが問題であるから、受信側の減衰器6は常に有効とする必要がある。
特開平11−298366号公報
しかしながら、図9のような構成を採用すると、受信信号に含まれる搬送波成分のレベルが低下すると同時に非接触通信タグの応答信号成分も低下してしまうため(図10(a)参照)、その分だけ受信感度が低下することになる。尚、図10(a)に示す波形は、一例としてサブキャリアを用いた負荷変調方式の通信タイプに対応するものである。また、図10(b)には、図10(a)に対応する受信信号の周波数スペクトラムを示す。従って、受信感度低下の影響により、通信距離を長くする効果を十分に得ることができないという問題があった。特に、タグリーダを小型に構成するため受信回路をIC化する場合は、許容電圧範囲が小さくなることから減衰率をより大きくする必要があり、受信感度の低下が著しくなってしまう。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信信号に含まれている搬送波成分だけを選択的に減衰させることができるタグリーダを提供することにある。
同期検波方式を採用するタグリーダの場合、受信信号に搬送波信号を乗算するので受信信号振幅を十分に制限する必要がある。そこで、請求項1乃至3記載のタグリーダは、受信側に、応答波に含まれる前記搬送波の成分に対する第1の増幅率に対して、応答信号の成分に対する第2の増幅率が大きくなるように設定された非線形増幅手段を具える。即ち、斯様な増幅動作は、専ら受信信号に含まれている搬送波成分を減衰させて、非接触通信タグによる応答信号成分を、タグ応答の変調時の振幅以下の信号を減衰させることで応答信号の成分を減衰させない動作と実質的に等価となる。従って、受信信号波形が整形されることで、タグリーダの受信感度を低下させることなく搬送波成分を抑圧することができ、非接触通信タグとの通信距離をより長く設定することが可能となる
請求項記載のタグリーダによれば、非線形増幅手段における第1の増幅率を、所定の振幅以下の入力信号に対して実質的に出力振幅を発生しない「1」未満となる増幅率に設定し、第2の増幅率を、前記所定の振幅を超える入力信号に対しては「1」を超える増幅率に設定する。換言すれば、斯様な増幅手段は、前記所定の振幅以下の入力信号に対しては不感帯をもっている増幅手段と言うことができる。即ち、応答信号成分は、応答波の包絡線部分に含まれているので、第1,第2の増幅率を上記のように設定することで、応答信号成分に影響を与えることなしに搬送波成分を減衰させることができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1乃至図3を参照して説明する。図1は、非接触通信タグ及びリーダライタの構成を示す機能ブロック図である。リーダライタ(タグリーダ)11は、マイクロコンピュータで構成される制御回路12,送信回路13,アンテナ(受信手段)14,波形整形回路(非線形増幅手段)15及び受信回路16などで構成されている。
送信回路13は、搬送波発生部17,変調回路18,出力回路19によって構成されている。搬送波発生部17が発生した搬送波信号は変調回路18及び受信回路16に供給されており、その搬送波信号は、変調回路18において制御回路12より出力される送信データに応じて変調される。被変調信号は、出力回路19において増幅されると、アンテナ14より電波信号として外部に送信される。
一方、アンテナ14を介して受信した信号は、波形整形回路15を介して受信回路16に与えられる。受信回路16は、ミキサ(同期検波手段)20,フィルタ21,アンプ22及び二値化回路23などで構成されている。ミキサ20は、波形整形回路15を介して与えられる受信信号と、送信回路13より供給される搬送波信号とを乗算することで同期検波を行い、検波復調した信号をフィルタ21及びアンプ22を介して二値化回路23に出力する。二値化回路23は、アンプ22より与えられる復調信号に基づいて[1,0]の二値化データを生成すると、制御回路12に出力する。尚、以上の構成は、波形整形回路15を除けば、一般的なリーダライタと変わるところはない。
RFタグ(非接触通信タグ)24は、アンテナ25,コンデンサ26,整流回路27,復調部28,制御回路29,メモリ30などで構成されている。RFタグ24は、リーダライタ11に近づくことで、当該リーダライタ11より送信された搬送波信号をアンテナ25を介して受信すると、整流回路27において搬送波信号を整流して動作用電源を生成し、マイクロコンピュータで構成される制御回路29及びその他の構成要素に供給する。また、搬送波信号に重畳されているリーダライタ11からの送信データは復調部28によって復調され、制御回路29に出力される。制御回路29は、動作用電源が供給されて起動すると、リーダライタ11からの送信データを受けてメモリ30に記憶されているデータを読み出す。
アンテナ25に対しては、抵抗31及びスイッチ32の直列回路がコンデンサ26と共に並列接続されている。そして、制御回路29は、読み出したデータに応じてスイッチ31を開閉制御して、搬送波信号を負荷変調するようになっている。
図2は、波形整形回路15の具体的な構成を示すものである。波形整形回路15は、アノードが共通に接続されているダイオード33及びツェナーダイオード34の直列回路を、2組逆並列接続して構成されている。尚、受信信号極性の正側,負側に対応するものについて、符号の添え字を夫々「p」,「m」として示している。また、以下の説明において、正側,負側を特に区別する必要がない場合には、符号の添え字を省略する。
次に、本実施例の作用について図3も参照して説明する。リーダライタ11の送信回路13が搬送波信号を送信していれば、その搬送波信号は、常時波形整形回路15を介して受信回路16にも与えられることになる。そして、受信される搬送波信号の振幅レベルは、20Vp-p(ピークトゥピーク)を超える場合もある。また、リーダライタ11の受信回路16をICとして構成する場合、その動作電源は3V程度となるから、ミキサ20に入力する受信信号の電圧範囲も3Vp-p以下に制限する必要がある。そこで、波形整形回路15において受信信号の電圧波形を整形することで、上記条件を満たすように電圧範囲を制限する。
波形整形回路15に入力される受信信号の極性が正である場合は、ダイオード33p及びツェナーダイオード34pの直列回路側が通電され、受信信号の極性が負である場合は、ダイオード33m及びツェナーダイオード34mの直列回路側が通電される。そして、夫々の場合、ダイオード33の順方向電圧をVF,ツェナーダイオード34のツェナー電圧をVZとすれば、受信信号の電圧波形より(VF+VZ)分の電圧レベルを減じたものが、波形整形回路15より出力されることになる。
図3は、図10相当図である。図3(a)に示すように、受信信号の電圧振幅をVR,受信回路16の受信可能電圧範囲をVTとすると、ツェナー電圧VZは、以下の関係を満たすように設定する。
(VF+VZ)≦(VR−VT)/2
即ち、受信信号の極性に応じて、当該信号の電圧範囲より、受信回路16の入力電圧許容範囲を減じた値の1/2以下に相当するレベルで搬送波成分を減衰させるようにする。例えばVF=0.7V,VR=20V,VT=3Vであれば、ツェナー電圧VZは、
VZ≦(20−3)/2−0.7=7.8(V)
となるように設定すれば良い。すると、波形整形回路15より出力される電圧波形は、受信信号電圧波形の包絡線に影響を及ぼすことなく、受信可能電圧範囲を超える搬送波成分の振幅を減衰させた波形となる。
尚、上述した減衰作用は、一方では増幅作用として見ることが可能である。即ち、受信信号の電圧波形より(VF+VZ)分の電圧レベルを減じる作用は、RFタグ24により送信された応答波に含まれる搬送波成分に対して「1」未満の増幅率(第1の増幅率)で増幅を行うことに等しい。また、前記応答波に含まれる応答信号成分に対しては、増幅率「1」(第2の増幅率)で増幅を行うことに等しい。従って、波形整形回路15を増幅手段として見れば、非線形な増幅作用を行っていることになる。
更に言えば、波形整形回路15は、所定の振幅以下の入力信号に対しては出力信号としての振幅が発生しないような増幅率で増幅を行い、前記所定の振幅を超える入力信号に対しては、出力信号としての振幅が発生する増幅率で増幅を行っている、と見ることも可能である。この場合、増幅手段としては、前記所定の振幅以下の入力信号に対しては不感帯を有していることになる。
ここで、負荷変調によって波形振幅を変化させるような通信方式の場合、RFタグ24の応答動作により変調された応答信号成分は、受信信号波形の包絡線部分に含まれている。そして、図9に示すように受信信号を減衰器6によって一律に減衰させると、図10に示すように、受信信号に含まれる応答信号成分のレベルも低下するようにその包絡線が変化することになる。これに対して、本実施例の構成では、波形整形回路15によって受信信号に含まれている搬送波成分だけを選択的に減衰させるので、図3(a)に示すように受信信号波形の包絡線は変化せず、図3(b)に示すように応答信号の周波数成分レベルはそのまま維持されている。
以上のように本実施例によれば、リーダライタ11の受信回路16に、受信信号の包絡線を変化させずに、専ら受信信号に含まれている搬送波成分を減衰させることで、RFタグ24による応答信号成分を減衰させないように動作する波形整形回路15を設けた。従って、リーダライタ11の受信感度を低下させることなく搬送波成分を選択的に抑圧することができ、RFタグ24との通信距離をより長く設定することが可能となる。そして、受信回路16にミキサ20を備えて同期検波を行うようにしたので、本発明を有効に適用して受信感度を向上させることができる。
また、波形整形回路15を、アノードを共通に接続したダイオード33及びツェナーダイオード34の直列回路を2組逆並列接続して構成し、ツェナー電圧VZを調整することで、受信信号の極性に応じて、当該信号の電圧範囲より、受信回路16の入力電圧許容範囲を減じた値の1/2以下に相当するレベルで搬送波成分を減衰させるようにした。従って、交流信号である受信信号の正半波,負半波夫々について、搬送波成分の振幅を受信可能電圧範囲を超える分だけ減衰させることができる。
(第2実施例)
図4は本発明の第2実施例を示すものであり、第1実施例と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分についてのみ説明する。第2実施例は、波形整形回路15に替えて、図4に示す波形整形回路(非線形増幅手段)41を用いる部分だけが第1実施例と相違している。波形整形回路41の信号入力端子と信号出力端子との間には、コンデンサ(第1コンデンサ)42p,ダイオード43p,コンデンサ44p(第2コンデンサ)の直列回路が接続されている。そして、ダイオード43pのアノードとグランドとの間には抵抗45p(第1抵抗)が接続され、ダイオード43pのカソードと電圧V1を与える電圧源(波形整形用電圧源)46との間には抵抗47p(第2抵抗)が接続されている。尚、コンデンサ42p,44pは、電位安定用のカップリングコンデンサである。
以上は受信信号の正半波側に対応する回路であり、受信信号の負半波側に対応する回路は、上記と同様の構成を、ダイオード43が逆方向となるようにして、信号入力端子と信号出力端子との間に並列に接続したものとなっている。
次に、第2実施例の作用について説明する。波形整形回路41の信号入力端子に与えられる受信信号が正極性の場合、ダイオード43pが導通する。すると、波形整形回路41の信号出力端子の電位は、ダイオード43pの順方向電圧VF分低下すると共に、更にカソード側の電圧源46の電圧V1分低下する。また、受信信号が負極性の場合はダイオード43m側が導通することで、負半波側についても対称な減衰作用となる。ここで、電圧源46の電圧V1は、第1実施例におけるツェナー電圧VZと同様にして決定すれば良い。そして、正側,負側の回路が同時に動作する結果、夫々の回路の出力電圧は信号出力端子において合成され、電圧振幅は1/2となる。
以上のように構成した第2実施例によれば、電圧原46の電圧V1を適宜設定することで、受信信号波形に含まれている搬送波成分の減衰量(即ち、第1の増幅率)を適切に調整することができる。
(第3実施例)
図5は本発明の第3実施例を示すものであり、第2実施例と異なる部分についてのみ説明する。第3実施例の波形整形回路(非線形増幅手段)48は、波形整形回路41における抵抗45pに対して並列に、アノードがグランド側となるようにダイオード49pを接続し、また、抵抗47mに対して並列に、カソードが電圧源46側となるようにダイオード49mを接続したものである。
次に、第3実施例の作用について説明する。例えば、波形整形回路48の正側について見ると、ダイオード49pのカソード電位が負側に振れた場合はダイオード49pが導通するので、カソード電位は(グランドレベル+VF)となる。即ち、入力信号波形は、(グランドレベル+VF)が振幅の下限となるように正側にシフトされる。その際、入力信号振幅は、順方向電圧VF分だけ減衰する。また、ダイオード49mは、アノード電位が正側に振れた場合に導通し、アノード電位は(V1+VF)となる。その場合も、入力信号振幅の上限は順方向電圧VF分だけ減衰する。
そして、上記の作用に第2実施例の波形整形回路41と同様の作用が加わるため、受信信号に含まれる搬送波成分を、その極性に応じて(VS+2VF)分減衰させることができる。また、波形整形回路48の場合、正側,負側の各回路における信号振幅は倍電圧回路的な動作によって第2実施例の場合に比較して約2倍となり、それらが信号出力端子において合成される。結果として、波形整形回路48の出力電圧振幅は、波形整形回路41に比較して2倍となる。
(第4実施例)
図6及び図7は本発明の第4実施例を示すものであり、第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。第4実施例の波形整形回路(非線形増幅手段)51は、プッシュプル接続されたPNPトランジスタ52p,NPNトランジスタ52mを出力段に配置して構成されている。トランジスタ52p,52mのエミッタは、何れも抵抗53p,53mを介して信号入力端子に接続されており、コレクタは信号出力端子に共通に接続されている。また、信号入力端子とトランジスタ52pのベースとの間には、抵抗54p,ダイオード55pの直列回路が接続されている。トランジスタ52pのベースとグランドとの間には、抵抗56p及びコンデンサ57pの並列回路が接続されている。一方、トランジスタ52m側についても、上記と略対称に構成される回路が接続されているが、ダイオード55mの方向はダイオード55pと逆になっている。
次に、第4実施例の作用について説明する。この波形整形回路51では、ダイオード55及びコンデンサ57によってピークホールド回路58を構成しており、入力信号電圧レベルをピーホールドするようになっている。例えば、正側に対応する回路において、トランジスタ52pのベース電位(ピークホールド電圧)を検波電圧Vpとし、抵抗5pの端子電圧をVRとすると、
Vp=Vin−VR−VF
となる。そして、トランジスタ52pのエミッタ電位は、検波電圧Vpにベース−エミッタ間Vbeを加えたものとなるので、エミッタ抵抗53pには、入力電圧Vinと、(Vp+Vbe)との差に応じた電流が流れる。従って、信号出力端子であるトランジスタ52pのコレクタには、(Vin−Vp−Vbe)を増幅した電圧が出力される。即ち、受信信号に含まれる搬送波成分は(Vp+Vbe)だけ減衰される。
尚、負側の回路についても動作は対称であり、負側の入力電圧Vinに対して(VR+VF)だけ上回る検波電圧Vmがコンデンサ57mによってピークホールドされ、トランジスタ52mのエミッタ電位は、検波電圧VmよりVbeを減じたものとなるので、トランジスタ52mのエミッタには、(Vin+Vbe+Vp)を増幅した電圧が出力される。
そして、トランジスタ52の増幅作用の結果、応答信号によって搬送波が振幅変調されることで包絡線に落差がある部分は、その落差がより大きくなるように増幅されるため、図7(a)に示すように、入力信号に含まれているRFタグ24の応答信号成分は増幅される(包絡線の変化分がより大きくなっている。つまり、第2の増幅率が「1」を超えていることになる)。即ち、図7(b)に示すように、受信信号に含まれる搬送波信号成分のレベルが低下するのに対し、応答信号成分のレベルは上昇するようになる。
以上のように第4実施例によれば、波形整形回路51は、正側,負側ピークホールド回路58p,58mによって、入力信号電圧を所定レベルだけ減衰させると共に2つのトランジスタ52p,52mのベース電位を、入力信号の極性に応じて夫々ピークホールドする。そして、出力段に配置されるトランジスタ52p,52mは、ベース電位と、エミッタに抵抗53p,53mを介して印加される受信信号電圧との差に応じて、RFタグ24の応答信号成分をなす受信信号の包絡線の変化分を増幅する。従って、受信信号に含まれる搬送波成分を、抵抗54の端子電圧及びダイオード55の順方向電圧分だけ減衰させると共に、応答信号成分を増幅することができる。
(第5実施例)
図8は本発明の第5実施例を示すものであり、第4実施例と異なる部分についてのみ説明する。第5実施例の波形整形回路(非線形増幅手段)61は、第5実施例の波形整形回路51における抵抗5(p,m)をダイオード62(p,m)に置き換え、ピークホールド回路63(p,m)を構成したものである。第4実施例においては、抵抗5の端子電圧VRは、当該抵抗5を介して流れる電流に依存して変動する。これに対して、第5実施例の波形整形回路61では、抵抗5をダイオード62に置き換えたことで、端子電圧VRは一定の順方向電圧VFとなる。従って、入力信号振幅が変化する場合でも、出力信号の振幅変化を抑制することができる。
本発明は上記し又は図面に記載した実施例に限定されるものではなく、以下のような変形が可能である。
第1実施例において、ダイオード33及びツェナーダイオード34を、カソードを共通に接続しても良い。
第4,第5実施例において、バイポーラトランジスタに替えてFETを使用しても良い。
変調方式は振幅変調に限ることなく、位相変調であっても良い。
リーダライタに限ることなく、データの読取り機能だけを備えたタグリーダに適用しても良い。
本発明の第1実施例であり、非接触通信タグ及びリーダライタの構成を示す機能ブロック図 波形整形回路の具体的構成を示す図 (a)は、波形整形回路の入力側と出力側とにおける受信信号波形を示す図、(b)は(a)に対応する受信信号の周波数スペクトラムを示す図 本発明の第2実施例を示す図2相当図 本発明の第3実施例を示す図2相当図 本発明の第4実施例を示す図2相当図 図3相当図 本発明の第5実施例を示す図2相当図 従来技術を示す図1相当図 図3相当図
符号の説明
図面中、11はリーダライタ(タグリーダ)、13は送信回路、14はアンテナ(受信手段)、15は波形整形回路(非線形増幅手段)、16は受信回路、20はミキサ(同期検波手段)、24はRFタグ(非接触通信タグ)、41は波形整形回路(非線形増幅手段)、48は波形整形回路(非線形増幅手段)、51は波形整形回路(非線形増幅手段)、61は波形整形回路(非線形増幅手段)を示す。

Claims (4)

  1. 非接触通信タグに搬送波を送信し、前記搬送波が前記非接触通信タグ内おいて応答信号により変調され、送信された前記搬送波の成分及び前記応答信号の成分を含む応答波を受信する受信手段と、送信した搬送波を混合して同期検波を行う同期検波手段とを具えたタグリーダにおいて、
    前記応答波に含まれる前記搬送波の成分に対する第1の増幅率に対して、前記応答信号の成分に対する第2の増幅率が大きくなるように設定された非線形増幅手段を具え、
    前記非線形増幅手段は、
    プッシュプル接続されたPNPトランジスタ,NPNトランジスタを出力段に配置し、前記トランジスタの各エミッタは、何れも抵抗を介して信号入力端子に接続され、前記トランジスタの各コレクタは信号出力端子に共通に接続され、
    前記信号入力端子と前記トランジスタの各ベースとの間に接続されるピークホールド回路を備えて構成されており、
    前記非線形増幅手段、前記受信手段によって受信された応答波を増幅して前記同期検波手段に出力することを特徴とするタグリーダ。
  2. 前記ピークホールド回路は、
    前記信号入力端子と前記PNPトランジスタのベースとの間に接続される抵抗及び順方向のダイオードの直列回路と、
    前記信号入力端子と前記NPNトランジスタのベースとの間に接続される抵抗及び逆方向のダイオードの直列回路と、
    前記トランジスタの各ベースとグランドとの間に接続される抵抗及びコンデンサの並列回路とで構成されることを特徴とする請求項1記載のタグリーダ。
  3. 前記ピークホールド回路は、
    前記信号入力端子と前記PNPトランジスタのベースとの間に接続される2つの順方向ダイオードの直列回路と、
    前記信号入力端子と前記NPNトランジスタのベースとの間に接続される2つの逆方向ダイオードの直列回路と、
    前記トランジスタの各ベースとグランドとの間に接続される抵抗及びコンデンサの並列回路とで構成されることを特徴とする請求項1記載のタグリーダ。
  4. 前記非線形増幅手段が有する前記第1の増幅率は、所定の振幅以下の入力信号に対して実質的に出力振幅を発生しない「1」未満となる増幅率であり、前記第2の増幅率は、前記所定の振幅を超える入力信号に対しては「1」を超える増幅率であるように設定されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のタグリーダ。
JP2004257136A 2004-09-03 2004-09-03 タグリーダ Expired - Fee Related JP4254666B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004257136A JP4254666B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 タグリーダ
US11/217,510 US7469127B2 (en) 2004-09-03 2005-09-02 Noncontact information carrier reader and method of reading information stored in a noncontact information carrier

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004257136A JP4254666B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 タグリーダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006074579A JP2006074579A (ja) 2006-03-16
JP4254666B2 true JP4254666B2 (ja) 2009-04-15

Family

ID=35995627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004257136A Expired - Fee Related JP4254666B2 (ja) 2004-09-03 2004-09-03 タグリーダ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7469127B2 (ja)
JP (1) JP4254666B2 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7844238B2 (en) * 2005-12-05 2010-11-30 Assa Abloy Ab Compensation for holes in the read range of an RFID reader technical field
EP1987468B1 (en) * 2006-02-15 2018-05-23 Tyco Fire & Security GmbH Rf switched rfid multiplexer
US7889528B2 (en) * 2006-11-29 2011-02-15 Semiconductor Energy Laroratory Co., Ltd. Rectifier circuit, power supply circuit, and semiconductor device
JP4942595B2 (ja) * 2007-09-14 2012-05-30 京セラミタ株式会社 無線ic読取装置
KR100876284B1 (ko) * 2007-09-28 2008-12-26 한국전자통신연구원 Rfid 리더기에서의 태그 신호 수신 방법 및 rfid리더기에서의 태그 신호 수신 시스템
CN101861703B (zh) * 2007-11-19 2013-08-28 Nxp股份有限公司 用于无接触通信的收发电路
US7884753B2 (en) * 2008-02-04 2011-02-08 Honeywell International Inc. Apparatus and method for ranging of a wireless transceiver with a switching antenna
JP5223474B2 (ja) * 2008-06-09 2013-06-26 パナソニック株式会社 非接触icカード機能及びリーダライタ機能を有する携帯端末装置
FR2947364A1 (fr) * 2009-06-25 2010-12-31 St Microelectronics Sas Authentification d'un couple terminal-transpondeur electromagnetique par le terminal
KR101702866B1 (ko) * 2009-12-29 2017-02-06 삼성전자주식회사 공진 전력 발생 장치 및 공진 전력 수신 장치
JP5691615B2 (ja) * 2011-02-21 2015-04-01 ソニー株式会社 信号処理装置、信号処理方法、および受信装置
JP2012208825A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Lintec Corp 受信回路、受信装置及び受信信号処理方法
KR101938650B1 (ko) * 2012-05-31 2019-01-15 삼성전자주식회사 근접장 무선 송수신 회로 및 모바일 단말기
US9124101B2 (en) * 2013-04-02 2015-09-01 Bel Fuse (Macao Commercial Offshore) Limited Power supply having selectable operation based on communications with load
EP2858258A1 (en) * 2013-10-07 2015-04-08 Nxp B.V. Base station for RF communication
JP6631617B2 (ja) 2015-03-17 2020-01-15 ソニー株式会社 通信装置および通信方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850804A (ja) 1981-09-22 1983-03-25 Oki Electric Ind Co Ltd 高感度fm検波方式
JPH08139549A (ja) 1994-11-07 1996-05-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フィルタ回路
JPH11298366A (ja) 1998-04-15 1999-10-29 Kokusai Electric Co Ltd 非接触idタグシステムとその質問器に於けるデータ受信方法
JP3888433B2 (ja) 2001-12-14 2007-03-07 日本電気株式会社 通信装置の送信出力制御回路及び方法
JP3680036B2 (ja) 2002-04-05 2005-08-10 株式会社東芝 半導体回路、及び、フォトカップラー
JP2003304174A (ja) 2002-04-08 2003-10-24 Hitachi Kokusai Electric Inc データ検出システムおよびデータ検出装置
JP2004070804A (ja) 2002-08-08 2004-03-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd ワイヤレスicカード読取り装置
US7124942B2 (en) * 2003-12-05 2006-10-24 Hid Corporation Low voltage signal stripping circuit for an RFID reader

Also Published As

Publication number Publication date
US7469127B2 (en) 2008-12-23
US20060049918A1 (en) 2006-03-09
JP2006074579A (ja) 2006-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4254666B2 (ja) タグリーダ
US7062236B2 (en) Transmitter circuits
EP1411694B1 (en) Amplitude modulation with wave shaping
US20110269496A1 (en) Communication apparatus and communication method
JPH0669002B2 (ja) 高周波増幅器
US4462004A (en) Dynamic class-4 FET amplifier
US8274370B2 (en) Modulator and modulation method for a wireless data transmission device
US6359498B1 (en) Temperature compensation AGC circuit with temperature characteristic of AGC voltage
US6111466A (en) Amplifier with feedback to provide bias adjustment
EP1719244B1 (en) Dynamically biased amplifier
US6657494B2 (en) Variable gain mixer-amplifier with fixed DC operating voltage level
US7209842B2 (en) Activation signal output circuit and determination circuit
US7907921B2 (en) Wireless transmitter having multiple power amplifier drivers (PADs) that are selectively biased to provide substantially linear magnitude and phase responses
TW201706914A (zh) 用於射頻(rf)標籤的接收器單元
GB2356756A (en) An efficient low distortion amplifier using phase and amplitude detection at input and output to produce correction commands
US8207831B2 (en) Transponder demodulator for a low antenna limiter threshold
US6600344B1 (en) Predistortion circuit for RF detector
US20060217099A1 (en) Activation signal output circuit
US20090015295A1 (en) Envelope detector having reduced harmonic interference
US20110156814A1 (en) Method and apparatus for a power supply modulator linearizer
WO2021024778A1 (ja) 伝送装置、パワーデバイス駆動回路および信号伝送方法
CN112448679B (zh) 对数功率侦测器
US4198602A (en) Limiter circuit for limiting pulsive noises
EP2840709A1 (en) Amplifier and method of amplification
US20240339971A1 (en) Electrical circuit for load line modulation of linear power amplifiers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061024

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees