JP4253599B2 - 拡大球根施工データ収集・管理システム - Google Patents

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本発明は、基礎杭の先端に拡大球根部を造成する際の施工データを収集及び管理する拡大球根施工データ収集・管理システムに関する。
従来、基礎となる杭の沈下、傾き等を防止して、杭の安定化を図るための杭の土台である拡大球根部を造成する際、拡大球根部の造成は目に見えない地中で行なわれるために、拡大球根部の掘削に必要な拡大翼が確実に開いた状態で拡大球根部の掘削を行ったか否か、計画深度に従って拡大球根部の造成したか否か、掘削した拡大球根部用空間に注入されたセメントミルクの流量は設計流量を満たしているか否か、等の確認が困難であり、施工機のオペレータの技能に左右されるという問題があった。
杭打ち施工工事において、施工状況を把握するために、杭打ち位置及び杭の打ち込み深さ等の施工データを文字、数字等により表示装置に表示するもの(例えば、特許文献1参照。)、施工測定データを折れ線グラフにより表示装置に表示するもの(例えば、特許文献2参照。)がある。更に、杭打ちの施工に加えて拡大球根部の施工について、その施工状況を表示するもの(例えば、特許文献3参照。)もあるが、その施工状況の表示は、折れ線グラフ、棒グラフ等による表示方法を採用しているため施工状況を迅速且つ的確に把握することができないという問題があった。
特開2003−336259号公報 特開平9−41374号公報 特開2002−348868号公報
本発明は前記問題点を解消するもので、本発明の目的は、基礎となる杭の沈下、傾き等を防止して、杭の安定化を図るための杭の土台である拡大球根部を造成施工する際、造成過程をデータ処理システムの近傍又は杭打施工機上で逐次、施工状況を杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状からなる施工状況画像を作成、表示し、メッセージを文字表示及び/又は音声で提供することにより施工状況の迅速且つ正確な把握及び操作案内(誘導)を可能にして、拡大球根部の造成を円滑且つ確実に行うことである。また、造成終了時に拡大球根部造成図を印刷可能にし、拡大球根部造成図と共に報告書として迅速且つ確実に出力することである。更に、本発明は、収集管理した過去の施工状況を所望の画像再生速度で再現可能とすると共に、オペレータの技能訓練のためのシュミレータとして利用可能にすることである。
(1)本発明は、基礎となる杭を埋設し、この杭を安定化するための杭の埋設工事時及び拡大球根部造成時の時々刻々の施工状況を、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状による施工状況画像により画像表示手段及び杭打機搭載用無線データ端末にリアルタイムで表示し、メッセージが必要な施工状況では前記施工状況画像に対応するメッセージを画像表示手段及び杭打機搭載用無線データ端末に画面表示及び/又は音声で提供する拡大球根施工データ収集・管理システムであって、
前記杭打施工工事データ収集管理システムは、拡大翼の到達位置(深度)、拡大翼の開閉量及びセメントミルクの流量を夫々計測する計測器と、前記計測器からの計測データをAD変換するAD変換器と、データ記憶手段と、データ処理手段と、施工状況画像及びこれに対応するメッセージを表示する画像表示手段と、印字手段と、メッセージを音声で提示する音声発生手段と、無線送信手段により施工状況データ、施工状況画像データ及び施工状況メッセージデータを杭打施工機に設置した無線データ端末装置に送信する施工状況データ無線送信手段と、杭打施工機に搭載し、前記施工状況データ無線送信手段から送信された前記データを受信し、前記施工状況画像を表示し、この施工状況画像に応じたメッセージを画面表示及び/又は音声で提供する杭打機搭載用無線データ端末装置と、からなり、
前記データ記憶手段は、杭毎の設定データから構成される設定データファイル、拡大球根部造成時の時々刻々の施工データを所定の時間間隔で収集して杭毎に区分けして格納する施工データファイル、前記施工データファイルの施工データから作成された施工状況画像データを杭毎に区分けして格納する施工状況画像データファイル、時々刻々の施工状況に応じた複数の施工状況パターンが格納された施工状況パターンテーブル、及び施工状況に応じた複数の施工状況メッセージが格納された施工状況メッセージテーブルからなるデータファイル領域と、OS(システム管理プログラム)、杭情報設定プログラム、データ収集プログラム及び施工状況表示プログラムを記憶するプログラム領域を有し、
前記データ処理手段は、
前記杭情報設定プログラムにより設定データファイルから所定の設定データを読出す設定データ読出し手段と、
対象計測器から出力される時々刻々の施工データをAD変換したデジタル施工データを、前記データ収集プログラムの処理手順により施工データファイルに収集管理する施工データ収集管理手段と、
前記施工状況表示プログラムにより、所定の時間間隔で、前記施工状況パターンテーブルに格納された時々刻々のデジタル施工データに対応する複数の種類の施工状況画像パターンを抽出し、これらを組み合わせてその時の施工状況に対応する施工状況画像を作成すると共に、この施工状況画像を前記画像表示手段に表示し、メッセージが必要な施工状況ではメッセージテーブルから前記施工状況画像に対応するメッセージを抽出して、該メッセージを提供する施工状況表示手段と、
からなる拡大球根施工データ収集・管理システムである。
(2)本発明は、基礎となる杭を埋設し、この杭を安定化するための杭の埋設工事時及び拡大球根部造成時の時々刻々の施工状況を、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状による施工状況画像により画像表示手段及び杭打機搭載用無線データ端末にリアルタイムで表示し、メッセージが必要な施工状況では前記施工状況画像に対応するメッセージを画像表示手段及び杭打機搭載用無線データ端末に画面表示及び/又は音声で提供し、拡大球根部造成完了時に拡大球根造成図を印刷すると共に、所望の杭の施工状況画像を所望時に所定の再生速度の内の任意の再生速度で画像再生する拡大球根施工データ収集・管理システムであって、
前記杭打施工工事データ収集管理システムは、拡大翼の到達位置(深度)、拡大翼の開閉量及びセメントミルクの流量を夫々計測する計測器と、前記計測器からの計測データをAD変換するAD変換器と、データ記憶手段と、データ処理手段と、施工状況画像及びこれに対応するメッセージを表示する画像表示手段と、前記拡大球根造成図を印刷する印字手段と、メッセージを音声で提示する音声発生手段と、無線送信手段により施工状況データ、施工状況画像データ及び施工状況メッセージデータを杭打施工機に設置した無線データ端末装置に送信する施工状況データ無線送信手段と、杭打施工機に搭載し、前記施工状況データ無線送信手段から送信された前記データを受信し、前記施工状況画像を表示し、この施工状況画像に応じたメッセージを画面表示及び/又は音声で提供する杭打機搭載用無線データ端末装置と、からなり、
前記データ記憶手段は、杭毎の設定データから構成される設定データファイル、拡大球根部造成時の時々刻々の施工データを所定の時間間隔で収集して杭毎に区分けして格納する施工データファイル、前記施工データファイルの施工データから作成された施工状況画像データを杭毎に区分けして格納する施工状況画像データファイル、時々刻々の施工状況に応じた複数の施工状況パターンが格納された施工状況パターンテーブル、及び施工状況に応じた複数の施工状況メッセージが格納された施工状況メッセージテーブルからなるデータファイル領域と、OS(システム管理プログラム)、杭情報設定プログラム、データ収集プログラム、施工状況表示プログラム、拡大球根部造成図出力プログラム及び施工データ再現プログラムを記憶するプログラム領域を有し、
前記データ処理手段は、
前記杭情報設定プログラムにより設定データファイルから所定の設定データを読出す設定データ読出し手段と、
対象計測器から出力される時々刻々の施工データをAD変換したデジタル施工データを、前記データ収集プログラムの処理手順により施工データファイルに収集管理する施工データ収集管理手段と、
前記施工状況表示プログラムにより、所定の時間間隔で、前記施工状況パターンテーブルに格納された時々刻々のデジタル施工データに対応する複数の種類の施工状況画像パターンを抽出し、これらを組み合わせてその時の施工状況に対応する施工状況画像を作成すると共に、この施工状況画像を前記画像表示手段に表示し、メッセージが必要な施工状況ではメッセージテーブルから前記施工状況画像に対応するメッセージを抽出して、該メッセージを提供する施工状況表示手段と、
前記杭情報と拡大球根部造成完了時のデジタル施工データを用いて拡大球根部造成図出力プログラムにより、拡大球根部造成図画像を作成し、その画像を印字する拡大球根部造成図出力手段と、
施工状況再現時に、前記施工データ再現プログラムにより、所望時に所定の再生速度の内の任意の再生速度で、施工状況画像データファイルから順次施工状況に応じた施工状況画像データを抽出し、この施工状況画像を前記画像表示手段に表示し、メッセージが必要な施工状況ではメッセージテーブルから前記施工状況画像に対応するメッセージを抽出して提供することにより、所望時に所定の再生速度の内の任意の再生速度で施工状況を再生する施工状況再現手段と、
からなる拡大球根施工データ収集・管理システムである。
(3)本発明は、前記施工状況表示手段及び施工状況再現手段におけるメッセージが、拡大翼が鋼管の設定深度に到達した時に、「拡大翼を開く」旨のメッセージを、拡大翼が最大深度(拡大球根部の最下部)に到達した時に、「拡大翼が最大深度に到達した」旨のメッセージを、拡大翼がセメントミルク注入開始位置に到達した時点で、「セメントミルクの注入開始する」旨のメッセージを、拡大翼が最小深度(拡大球根部の最上部)に到達した時に、「拡大翼が最小深度に到達した」旨のメッセージを、セメントミルク注入量が設定量に到達した時点で、「セメントミルクが設定量に到達した」旨のメッセージを、夫々提供する前記(1)又は(2)に記載の拡大球根施工データ収集・管理システムである。
(4)本発明は、前記施工状況表示手段及び施工状況再現手段が、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状からなる施工状況画像を表示するもので、施工工程の進行に伴って、鋼管、鋼管内を閉じた拡大翼下降する状態、鋼管の下端で拡大翼が開いた状態、開いた拡大翼で支持層を掘削する状態、拡大翼の掘削が終了した状態、セメントミルクが拡大球根部に注入された状態、セメントミルクを拡大球根部に注入(拡大球根部及び鋼管部にセメントミルクが積算される状態)しながら拡大翼をこれの最大深度(拡大球根部の最下部)と最小深度(拡大球根部の最上部)の間を上下動を繰り返す状態、セメントミルクが設定量に到達した状態、拡大翼を閉じた状態、拡大翼を引き上げる状態、拡大球根部の造成が完了した状態の順に表示する前記(1)又は(2)に記載の拡大球根施工データ収集・管理システムである。
(5)本発明は、前記施工状況表示手段及び施工状況再現手段が、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状からなる施工状況画像を表示するもので、施工状況表示プログラムにより、状況表示又は状況確認の開始により、初期画像及び初期マスク画像を施工情報から作成するか又は前記施工状況パターンテーブルからの抽出により得て、初期画像を表示し、
前記初期マスク画像は掘削状況画像の画像データ全部を有効にし、拡大翼状況画像及びセメントミルク注入状況画像に対しては、掘削済の空間に関係する画像部分のデータ(白色に塗り潰し)を有効データとし、それ以外の画像部分のデータ(黒色又は所定の色に塗り潰した)を無効データとするマスク画像であり、
現在の掘削状況データ(深度、拡大翼開閉量、拡大翼の高さ方向の厚み)を基に前記初期画像及び初期マスク画像を変更した現在の掘削状況画像及び掘削状況マスク画像を作成すると共に、現在の深度データ及び拡大翼開閉量データを基に作成した現在の拡大翼状況画像と現在のセメントミルク積算流量データを基にセメントミルクの高さを算出し作成した現在のセメントミルク注入状況画像とを、前記現在の掘削状況マスク画像を介して、現在の掘削状況画像に重ね合わせることにより、現在の合成施工状況画像をディスプレイ画面の更新の都度、リアルタイムで作成し、表示する前記(1)又は(2)に記載の拡大球根施工データ収集・管理システムである。
(6)本発明は、前記施工状況表示手段及び施工状況再現手段が、前記施工状況パターンテーブルに格納された、拡大球根部の施工開始時の初期画像パターンと、それ以後の時々刻々の施工状況に応じた拡大球根部掘削パターンと、拡大翼状況パターン及びセメントミルク注入状況パターンとを用いて施工状況画像を作成するものであり、
前記初期画像パターンは、拡大球根部の施工前の状況である、地中に所定深度まで鋼管が埋設され状態及びその後の鋼管の内側及びその下の地層をオーガ(ドリル)により最大深度(拡大球根部の最下部)まで掘削した状態を表現した画像パターンであり、
前記拡大球根部掘削パターンは、拡大球根部の施工開始から拡大球根部の掘削終了までの拡大翼の動作状況及びセメントミルクの注入状況を除いた地中に埋設された鋼管の状況と時々刻々の拡大球根部の掘削状況が組み合わされた形で表現した複数の画像パターンからなり、
前記拡大翼状況パターンは、拡大球根部の施工開始から拡大球根部の施工終了までの時々刻々の拡大翼の動作状況を表現した複数の画像パターンからなり、
前記セメントミルク注入状況パターンは、時々刻々のセメントミルクの注入量の変化状況を表現した複数の画像パターンからなる前記(1)又は(2)に記載の拡大球根施工データ収集・管理システムである。
本発明は、基礎となる杭の沈下、傾き等を防止して、杭の安定化を図るための杭の土台である拡大球根部を造成する際、施工状況表示機能により、施工状況又は施工過程をデータ処理システムの近傍又は杭打施工機上で逐次、施工状況を杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状からなる施工状況画像をその都度、リアルタイムで作成且つ表示し、メッセージを文字表示及び/又は音声で提供することにより施工状況の迅速且つ正確な把握及び操作案内(誘導)をすることができる。その結果、杭打及び拡大球根部の造成を円滑且つ確実に施工を行うことができる。更に、本発明は、拡大球根部造成図の出力機能により、造成終了時に拡大球根部造成図と共に報告書を迅速且つ確実に出力することができる。更に、本発明は、施工状況再現機能により、収集管理した過去の施工状況を所望の画像再生速度で再現可能とすることができると共に、オペレータの技能訓練のためのシュミレータとして利用することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の拡大球根施工データ収集・管理システム1は、杭打施工機2により造成する拡大球根部22の施工状況データ、即ち、深度、拡大翼開閉量及びセメントミルクの積算流量等を、逐次、収集保持且つ管理して、時々刻々の施工状況を、杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状からなる施工状況画像により、リアルタイムで画像表示し、それに応じたメッセージを提供し、同時に、施工状況画像データを無線で杭打施工機2に送信して遠隔表示する機能を有する。そして、完成時に拡大球根造成図7Aを印刷する拡大球根造成図出力機能を有する。更に、前記収集保持した施工状況データを編集・管理し、所望の杭の施工状況画像を所望の再生速度で画像再生する施工状況再現機能を有する。なお、拡大球根部22の施工前の鋼管21の埋設工程についても、その施工状況の表示、造成図の印刷及び施工状況画像の再生をすることができる(説明については省略する。)。
拡大球根部造成施工工事は、図14に示すように、先ず、第1の工程(図14(a)参照)は、鋼管21の内側に設置したオーガ(ドリル)を回転させることにより、地中の土砂を掘り出しながら、砂、砂利、岩盤等からなる安定した地層である支持層の表面から僅か下(望ましくは、鋼管21の直径程度)まで鋼管21を埋設し、その後、オーガ(ドリル)により拡大球根部の最大深度(拡大球根部の最下部)まで掘削する。次に、第2の工程(図14(b)参照)は、鋼管21の内側にセットした拡大翼23を鋼管21の下端まで降ろし、拡大翼23を開いた状態で回転させて拡大球根部の最大深度まで掘削する(拡大球根部の掘削)。その後の、第3の工程(図14(c)参照)は、セメントミルク圧送機3から圧送するセメントミルクを鋼管21の上端から球根部22に向けて注入しながら、開いた拡大翼23を回転させてセメントミルクと支持層を掘削した残土を拡散させて球根部22を造成する。なお、球根部22自体の深さは、鋼管21の直径の1.5倍程度、セメントミルクの注入量は、球根部22上端(又は鋼管21の下端)から上方向に鋼管21の直径の2倍程度の深さまで注入するのが望ましい。
前記のような拡大球根部造成施工工事を施工する場合、拡大球根部の造成は目に見えない地中で行なわれるために、拡大球根部の掘削に必要な拡大翼が確実に開いた状態で拡大球根部の掘削を行ったか否か、計画深度に従って拡大球根部の造成したか否か、掘削した拡大球根部用空間に注入されたセメントミルクの流量は設計流量を満たしているか否か、等の施工状況の確認が困難であるという問題があったが、本発明の拡大球根施工データ収集・管理システム1は、、杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状からなる施工状況画像により、施工状況をリアルタイムで表示する施工状況表示機能を具備することにより、前記問題点を解決すると共に、前記施工状況表示機能はメッセージ提供機能を保持する。更に、本発明の拡大球根施工データ収集・管理システム1は、完成時に拡大球根造成図8Aを印刷する拡大球根造成図出力機能、及び前記収集保持した施工状況データを編集・管理し、所望の杭の施工状況画像を所望の再生速度で画像再生する施工状況再現機能を有する。
本発明の拡大球根施工データ収集・管理システム1の概要を以下に説明する。
前記杭打施工機2による拡大球根部の造成施工を行う際、拡大球根部22を掘削ための拡大翼23の到達位置を計測する深度計24が、拡大球根部22を掘削ための拡大翼23には拡大翼の開閉量を計測する開閉センサー25が、拡大球根部掘削後の空間にセメントミルク圧送機3から供給されるセメントミルクの流量を計測する流量計31が、夫々設置される。前記深度計24からの深度データ、開閉センサー25からの拡大翼開閉量データ及び流量計31からの積算流量データは、アナログデータであるため、AD変換器4でデジタルデータに変換された後、データ処理装置5に送られ、前記各データはデータ処理装置5により所定のサンプリング間隔でデータ収集・管理される。データ処理装置5は、前記収集・管理された施工データから時々刻々の施工状況画像データを作成し、施工状況画像をディスプレイ6にリアルタイムで表示し、それに応じたメッセージをデイスプレイ6に表示し又はスピーカー7により音声で提供する施工状況表示機能、完成時に拡大球根造成図8Aをプリンタ8により印刷する拡大球根造成図出力機能、及び前記収集保持した施工状況データを編集・管理し、所望の杭の施工状況画像を所望の再生速度でディスプレイ6に画像再生する施工状況再現機能を有する。更に、データ処理装置5は、杭打施工機2上で前記施工状況表示するための施工状況遠隔表示機能を有する。
データ処理装置5から前記施工データ又は施工状況画像データが無線で杭打施工機2に送信される。杭打施工機2は、データ受信手段、画像作成手段、表示手段及びデータ選択・操作用のキーボード等を有する無線データ端末装置26を具備し、前記データ処理装置5から無線で送信された施工状況データ又は施工状況画像データ(メッセージを含む)から施工状況を表示し又は音声提供する機能を有する。
データ処理装置5は、図2に示すように、その主メモリ52のプロクラム格納領域に、システムを動作・管理するためのOS(システム管理プログラム)P1の他に、拡大球根造成施工工事の各種設計値等を設定するための杭情報設定プログラムP2、拡大球根造成施工工事の時々刻々の施工測定データを所定のサンプリング間隔で収集・管理するためのデータ収集プログラムP3、前記収集・管理された時々刻々の施工測定データを用いて施工状況画像データを作成し、施工状況画像を表示するための施工状況表示プログラムP4、施工完了時の測定データを用いて球根部造成図を作成するための球根部造成図出力プログラムP5、既に収集保持した施工状況データを編集・管理し、所望の杭の施工状況画像を所望の再生速度で画像再生するための施工データ再現プログラムP6を保持すると共に、そのデータ格納領域に杭の材質、形状、その寸法等の設定データを格納する設定データファイルF1、データ収集プログラムP3により収集、管理された時々刻々の施工データが格納する施工データファイルF2、前記収集、管理された時々刻々の施工データから施工状況表示プログラムP4により作成された施工状況画像データを格納する施工状況画像データファイルF3、時々刻々の施工状況に応じた複数の施工状況パターンが格納された施工状況パターンテーブルPT、施工状況に応じた複数の施工状況メッセージが格納された施工状況メッセージテーブルMT等を保持する。
データ処理装置5の前記施工状況表示機能について、図1、図2、図3、図4及び図5を用いて、以下に説明する。
杭打施工機2により造成する拡大球根部22の施工状況データ、即ち、深度、拡大翼開閉量及びセメントミルクの積算流量等のアナログデータをAD変換器4でデジタルデータに変換してデータ処理装置5に送られる。データ処理装置5において、CPU51及びOS(P1)からなるデータ処理機能によりデータ収集プログラムP3(図4参照)による処理手順に従って、時々刻々の施工データを選択された所定のサンプリング間隔で各杭毎に収集管理して施工データファイルF2に格納する。施工状況表示プログラムP4は、その手順(図5参照)に従って、前記データ収集プログラムP3により収集された施工データと、施工状況パターンテーブルPTに格納された拡大球根部掘削状況パターンPTA、拡大翼状況パターンPTB及びセメントミルク注入状況パターンPTCと、設定データファイルF1から杭情報設定プログラムP2により選択取得された杭設定データとを用いて、時々刻々の施工状況画像データ及びメッセージが必要な時にはその施工状況画像データに対応するメッセージデータを作成し、時々刻々の施工状況画像及びメッセージをディスプレイ6に表示し、メッセージをスピーカー7から音声により提供する。
データ収集プログラムP3による施工データのデータ収集処理手順の概要を図4を用いて以下に説明する。
施工の開始又は施工状況表示プログラムP4の開始によりプログラムが開始する。次の初期化ステップは杭のNoセット、積算秒数を初期化、計測値のサンプリング間隔をセット等を行う。セットされたサンプリング間隔で、設定積算秒数による拡大翼の深度、拡大翼の開閉量、セメントミルクの積算流量等からなる施工データを時々刻々取得する。前記時々刻々の施工データを順次、施工データファイルF2に杭毎に格納して、収集管理する。施工終了により、プログラムは停止する。
施工状況表示プログラムP4による施工状況表示の処理手順の概要を図5を用いて以下に説明する。
施工状況表示の開始後、初期化では、サンプリング間隔をセットし、施工状況パターンテーブルPTに格納された初期画像(図8、PT0参照)を表示する。セットされたサンプリング間隔で待機する。現在の深度、拡大翼の開閉量、セメントミルクの積算流量からなる施工データ(データ収集プログラムP3により収集された)を取得する。前記現在の深度及び拡大翼の開閉量データから拡大翼の状態を表示する。前記セメントミルクの積算流量データからセメントミルクの注入状態を表示する。拡大翼が設定値(最大深度、最小深度、セメントミルクの注入開始、終了、拡大翼開く時、拡大翼閉じる時、拡大翼引上げ時)に到達時に、メッセージを提供する。なお、前記拡大翼の最大深度は拡大球根部の最下部の位置、最小深度は拡大球根部の最上部の位置である。
施工動作及び施工状況表示機能について、図6及び図7を用いて、詳細に説明する。
鋼管21内に拡大翼23を降ろす(図6のS1参照)。この状況を施工状況表示する(図7のD1参照)。拡大翼23を下降継続(図7は、この施工状況表示を省略)。拡大翼23が設定深度に到着して、拡大翼23を開く(図6のS2参照)。この状況を施工状況表示及びメッセージする(図7のD2参照)。拡大翼23が支持層を掘削継続(図6のS3参照)。この状況を施工状況表示する(図7のD3参照)。拡大翼23が設定最大深度(拡大球根部の最下部)に到達、拡大球根部22の掘削終了(図6のS4参照)。この状況を施工状況表示及びメッセージする(図7のD4参照)。セメントミルク注入開始(図6のS5参照)。この状況を施工状況表示及びメッセージする(図7のD5参照)。セメントミルク注入を継続し、拡大翼23を上昇又は下降させながらセメントミルクを攪拌する(図6のS7−S8−S9−S10−S7のループ参照)。この状況を施工状況表示及びメッセージする(図7のD6〜D12参照)。セメントミルク注入量が設定積算量に到達(図6のS11参照)。この状況を施工状況表示及びメッセージする(図7のD13参照)。拡大翼23を閉じる(図6のS12参照)。この状況を施工状況表示及びメッセージする(図7のD14参照)。拡大翼23を引き上げる(図6のS13参照)。この状況を施工状況表示及びメッセージする(図7のD15参照)。拡大球根部22の造成完了(図6の完了参照)。この状況を施工状況表示及びメッセージする(図7のD16参照)。 なお、前記各施工状況において、その施工状況に応じたメッセージを施工状況メッセージテーブルMT(図2参照)から選択して提供する。
前記施工状況表示機能においてディスプレイ6に表示される施工状況画像は、図7に示すように、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状を表示するもので、施工工程の進行に伴って、鋼管内を閉じた拡大翼下降する状態(D1参照)、鋼管の下端で拡大翼が開いた状態(D2参照)、開いた拡大翼で支持層を掘削する状態(D3参照)、拡大翼の掘削が終了した状態(D4参照)、セメントミルクが拡大球根部に注入された状態(D5参照)、セメントミルクを拡大球根部に注入(拡大球根部及び鋼管部にセメントミルクが積算される状態)しながら拡大翼をこれの最大深度(拡大球根部の最下部)と最小深度(拡大球根部の最上部)の間を上下動を繰り返す状態(D6〜D12参照)、セメントミルクが設定量に到達した状態(D13参照)、拡大翼を閉じた状態(D14参照)、拡大翼を引き上げる状態(D15参照)、拡大球根部の造成が完了した状態(D16参照)の順に表示する。なお、図7に示した、前記施工状況画像(D1〜D16)の数は、一例を示したに過ぎず、視認性能向上(自然な状況変化)を得るにはその数を増加し、製造コスト低減するには、その数を減少する等、様々に変更することができる。
前記施工状況表示機能では、少なくとも、以下の時点でメッセージを提供する。
拡大翼23が鋼管21の設定最大深度に到達した時に、「拡大翼設定最大深度到達」「拡大翼を開く」旨のメッセージ(図6のS2、図7のD2参照)を、拡大翼23が拡大翼の最大深度に到達した時に、「拡大翼が最大深度に到達した」旨のメッセージ(図6のS4、図7のD4参照)を、拡大翼23がセメントミルク注入開始位置に到達した時点で、「セメントミルクの注入開始する」旨のメッセージ(図6のS5、S6、図7のD5参照)を、拡大翼23が拡大翼の最小深度に到達した時に、「拡大翼が最小深度に到達した」旨のメッセージ(図6のS8、図7のD6参照)を、拡大翼23が拡大翼の最大深度に到達した時に、「拡大翼が最大深度に到達した」旨のメッセージ(図6のS10、図7のD8参照)を、セメントミルク注入量が設定量に到達した時点で、「セメントミルク注入停止(終了)」旨のメッセージ(図6のS11、図7のD13参照)を、セメントミルク注入終了後の拡大翼23を閉じる時点で、「拡大翼を閉じる」旨のメッセージ(図6のS12、図7のD14参照)を、拡大翼23を引き上げる時点で、「拡大翼を引き上げる」旨のメッセージ(図6のS13、図7のD15参照)を、拡大球根部22の造成完了の時点で、「拡大球根部造成完了」旨のメッセージ(図6の完了、図7のD16参照)を、夫々提供する。
データ処理装置5の前記施工状況遠隔表示機能について、以下に説明する。
データ処理装置5は、データ収集プログラムP3(図3参照)により作成された時々刻々の施工状況データ、又は施工状況表示プログラム4(図3参照)により作成された時々刻々の施工状況画像データをその無線用送信器55Aから杭打施工機2に送信する。杭打施工機2はデータ受信手段、画像作成手段、表示手段及びデータ選択・操作用のキーボード等を有する無線データ端末装置26を具備するので、前記データ処理装置5から送信された施工状況データ又は施工状況画像データ(メッセージを含む)から施工状況を表示し又は音声でメッセージを提供する。
データ処理装置5の前記拡大球根造成図出力機能について、以下に説明する。
図1及び図3に示すように、前記データ収集プログラムP3(図3参照)により作成された時々刻々の施工状況データ又は施工データファイルF2に収集管理された施工データ中の拡大球根部造成完了時の施工データを用いて拡大球根部造成図出力プログラムP5により、拡大球根部造成図8Aをプリンタ8により印字する。
データ処理装置5の前記施工状況再現機能について、以下に説明する。
図1及び図3に示すように、前記施工データファイルF2に収集管理されたデジタル施工データ又は施工状況表示プログラムP4により作成された施工状況画像データファイルF2中の施工状況画像データを用いて、前記施工データ再現プログラムP6により前記所望の杭の施工状況画像及び/又はその施工状況画像に対応したメッセージを、キーボード又はマウス等(図示省略)により杭No、再生速度等を選択し、所望時に所定の再生速度の内の任意の再生速度で前記画像表示手段に画像再生する。
前記図7に示す施工状況画像の作成方法の一実施例をを以下に説明する。
図8に示すように、前記施工状況パターンテーブルPTには、初期画像パターンPT0の他に、拡大球根部掘削状況パターンPTA(PTA1〜PTA4)、拡大翼状況パターンPTB(PTB1〜PTB5)及びセメントミルク注入状況パターンPTC(PTC1〜PTC5)が格納されている。前記初期画像パターンPT0は拡大球根部の施工前の状況を示す画像パターンで、地中に所定深度まで鋼管が埋設され状態及びその後の鋼管の内側及びその下の地層をオーガ(ドリル)により最大深度(拡大球根部の最下部)まで掘削した状態を表現した画像パターンである。前記拡大球根部掘削パターンPTAは拡大球根部の施工開始から拡大球根部の掘削終了までの拡大翼の動作状況及びセメントミルクの注入状況を除いた地中に埋設された鋼管の状況と時々刻々の拡大球根部の掘削状況が組み合わされた形で表現した画像パターンである。前記拡大翼状況パターンPTBは拡大球根部の施工開始から拡大球根部の施工終了までの時々刻々の拡大翼の動作状況を表現した画像パターンである。前記セメントミルク注入状況パターンPTCは時々刻々のセメントミルクの注入量の変化状況を表現した画像パターンである。なお、図8に示した、前記拡大球根部掘削状況パターンPTA(PTA1〜PTA4)、拡大翼状況パターンPTB(PTB1〜PTB5)及びセメントミルク注入状況パターンPTC(PTC1〜PTC5)のパターン数は、一例を示したに過ぎず、視認性能向上(自然な状況変化)を得るにはその数を増加し、製造コスト低減するには、その数を減少する等、様々に変更することができる。
前記施工状況表示手段及び施工状況再現手段における施工状況画像は、拡大球根部の施工開始時は前記初期画像パターンPT0を、それ以後は、その時の施工状況に応じた前記拡大球根部掘削パターンPTA、拡大翼状況パターンPTB及びセメントミルク注入状況パターンPTCを用いて作成する。
施工状況画像パターンの作成方法の一例を以下に説明する。
施工状況画像(図7のD7)、例えば、既に形成された拡大球根部空間にセメントミルクを注入しながら、拡大翼を下降(移動)させ攪拌(回転)させている状況の画像を作成する場合は、図9に示すように、拡大球根部掘削パターンPTA(詳細には、PTA4)と、拡大翼状況パターンPTB(詳細には、PTB4)と、セメントミルク注入状況パターンPTC(詳細には、PTC1)とを組み合わせて用いる。
なお、前記施工状況パターンテーブルPT及びこれを用いた施工状況画像パターンの作成方法は、その一例を示したものであり、これに限定されるものではない。メモリの容量、テーブルからのパターンデータの読出時間、テーブルに格納される各パターンの作成コスト等を考慮して最適な形態を選択する。
また、拡大球根部造成完了時の施工状況画像(図7のD16)を作成する場合は、図10に示すように、拡大球根部掘削状況パターンPTA(詳細には、PTA4)と、セメントミルク注入状況パターンPTC(詳細には、PTC5)とを組み合わせて用いる。
実施例2の施工状況画像の作成方法は、前記実施例1のように、複数の種類のパターンを組み合わせて現在(時々刻々)の施工状況画像を作成する作成方法ではなく、杭情報及び現在(時々刻々)の各部の施工データからディスプレイ画面の更新の都度、施工状況画像をリアルタイムで作成するものであり、図11、図12及び図13に示すように、施工状況表示プログラムP4により、先ず、施工情報から初期画像PTO及び初期マスク画像PTMOを作成(図12(1)参照)、又は施工状況パターンテーブルPTから初期画像PTO及び初期マスク画像PTMOを読出す(画像作成手順1)。次に、現在の掘削状況データ(深度、拡大翼開閉量、拡大翼の高さ方向の厚み)を基に初期画像PTO及び初期マスク画像PTMOを変更し、現在の掘削状況画像GA(GA1〜GAn)及び掘削状況マスク画像GAM(GAM1〜GAMn)を作成(画像作成手順2、図12(2)参照)する。現在の深度データ及び拡大翼開閉量データを基に現在の拡大翼状況画像GB(GB1〜GB6)を作成(画像作成手順3、図12(3)参照)する。現在のセメントミルク積算流量データを基にセメントミルクの高さを算出し、現在のセメントミルク注入状況画像GC(GC1〜GC5)を作成(画像作成手順4、図12(3)参照)する。現在の掘削状況マスク画像GAMnを介して現在の掘削状況画像GAnに前記現在の拡大翼状況画像GBnと現在のセメントミルク注入状況画像GCnを重ね合わせることにより、現在の合成施工状況画像が作成される(画像作成手順5、図13参照)。なお、図12に示した、前記掘削状況画像GA(GA1〜GA3)、掘削状況マスク画像GAM(GAM1〜GAM3)、拡大翼状況画像GB(GB1〜GB6)及びセメントミルク注入状況画像GC(GC1〜GC5)の画像の数は、一例を示したに過ぎず、視認性能向上(自然な状況変化)を得るにはその数を増加し、製造コスト低減するには、その数を減少する等、様々に変更することができる。
前記掘削状況マスク画像GAM(GAM1〜GAMn)は、掘削状況画像GA(GA1〜GAn)の画像データ全部を有効にし、拡大翼状況画像GB及びセメントミルク注入状況画像GCに対しては、掘削済の空間に関係する画像部分のデータを有効データとするため白色に塗り潰し(その領域にデータ「1」又は「0」を書き込む)、それ以外の画像部分のデータを無効データとするためを黒色に塗り潰した(その領域にデータ「0」又は「1」を書き込む)(図12(2)、図13参照)マスク画像である。前記のように、現在の掘削状況マスク画像GAMnを介して、デスプレイの一画面分の画像データに対応する画像メモリGM上で、現在の掘削状況画像GAnに前記現在の拡大翼状況画像GBnと現在のセメントミルク注入状況画像GCnを重ね合わせることにより、現在の掘削状況画像GAn中の掘削済の空間に関係する画像部分(白色に塗り潰した画像部分)に現在の拡大翼状況画像GBn及び/又は現在のセメントミルク注入状況画像GCnが書き込まれて、掘削状況画像GAn中に拡大翼状況画像GBnとセメントミルク注入状況画像GCnが挿入された合成施工状況画像(図13参照)、即ち、現在の(時々刻々)施工状況画像がディスプレイ画面の更新の都度、リアルタイムで作成され、その画像がデイスプレイ上に表示される。なお、施工状況確認の際にも、同様に、施工データファイルF2の時々刻々の各部の施工データからディスプレイ画面の更新の都度、リアルタイムで、所望の再生速度で施工状況画像を作成して表示する。
前記実施例1は、施工状況画像を作成する場合に、施工状況パターンテーブルPTを設け、該テーブルに初期画像パターンPTOの他に、拡大球根部掘削状況パターンPTA(PTA1〜PTAn)、拡大翼状況パターンPTB(PTB1〜PTBn)、セメントミルク注入状況パターンPTC(PTC1〜PTCn)等の多数のパターンを用意して置く必要があり、画像作成のための施工状況表示プログラムP4が単純で且つ画像作成が迅速に行うことができるという長所がある一方、前記パターンを作成するための作業負担及びコスト並びにメモリの容量が増大等の欠点もあった。
前記実施例2は、現在の(時々刻々)の各部の施工データからディスプレイ画面の更新の都度、リアルタイムで現在の(時々刻々)の掘削状況画像GAn、施工状況画像GAMn、拡大翼状況画像GBn、セメントミルク注入状況画像GCnを作成するため、実施例1における拡大球根部掘削状況パターンPTA(PTA1〜PTAn)、拡大翼状況パターンPTB(PTB1〜PTBn)、セメントミルク注入状況パターンPTC(PTC1〜PTCn)等の多数のパターンを格納する施工状況パターンテーブルPTが不要であり、施工状況確認の際にも、同様に、施工データファイルF2の時々刻々の各部の施工データからディスプレイ画面の更新の都度、リアルタイムで施工状況画像を作成するため、実施例1における施工状況画像データファイルF3も不要となり、パターンを作成するための作業負担及びコスト並びにメモリの容量の増大等の問題が解消される。
本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムのシステム構成図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムのデータ処理装置の構成図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムにおけるデータフローを示す図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムにおけるデータ収集プログラムの処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムにおける施工状況表示プログラムの処理手順を示すフローチャート図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムにおける拡大球根部の造成工程と施工状況表示機能(のメッセージ)との関係を示す図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムのディプレイ上に表示される施工状況画像及びそれに対応するメッセージの表示状態を示す図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムのディプレイ上に表示される施工状況画像を作成するための施工状況画像パターンが格納された施工状況パターンテーブルPTの内容の一例を示す示す図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムのディプレイ上に表示される施工状況画像(図7のD7)を作成する方法の一例を示す示す図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムのディプレイ上に表示される施工状況画像(図7のD16)を作成する方法の一例を示す示す図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムにおける施工状況表示方法の他の実施例の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムにおける施工状況表示方法の他の実施例の初期画像及び初期マスク画像から掘削状況画像、掘削状況マスク画像、拡大翼状況画像、セメントミルク注入画像を作成する処理手順を示す図である。 本発明の拡大球根施工データ収集・管理システムにおける施工状況表示方法の他の実施例の掘削状況画像、掘削状況マスク画像、拡大翼状況画像、セメントミルク注入画像から施工状況画像を作成する処理手順を示すフローチャート図である。 拡大球根部の造成施工手順を示す拡大球根部造成施工工程図である。
符号の説明
1 拡大球根施工データ収集・管理システム
2 杭打施工機
21 鋼管
22 拡大球根部
23 拡大翼
24 深度計
25 拡大翼開閉センサー
26 無線データ端末装置(画像作成、表示、キーボード含む)
3 セメントミルク圧送機
31 流量計
4 AD変換器
5 データ処理装置
51 CPU
52 主メモリ
F1 設定データファイル
F2 施工データファイル
F3 施工状況画像データファイル
PT 施工状況パターンテーブル
PT0 初期画像パターン
PTA 拡大球根部掘削状況パターン
PTB 拡大翼状況パターン
PTC セメントミルク注入状況パターン
MT 施工状況メッセージテーブル
PTMO 初期マスク画像
GA 掘削状況画像
GA M掘削状況マスク画像
GB 拡大翼状況画像
GC セメントミルク注入状況画像
GM 画像メモリ
P1 OS(システム管理プログラム)
P2 杭情報設定プログラム
P3 データ収集プログラム
P4 施工状況表示プログラム
P5 球根部造成図出力プログラム
P6 施工状況再現プログラム
53 ROM
54 HD
55 入出力制御部
55A 無線用送信部
6 ディスプレイ
7 スピーカー
8 プリンタ
8A 拡大球根部造成図

Claims (6)

  1. 基礎となる杭を埋設し、この杭を安定化するための杭の埋設工事時及び拡大球根部造成時の時々刻々の施状況を、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状による施状況画像により画像表示手段及び杭打機搭載用無線データ端末にリアルタイムで表示し、メッセージが必要な施状況では前記施状況画像に対応するメッセージを画像表示手段及び杭打機搭載用無線データ端末に画面表示及び/又は音声で提供する拡大球根施データ収集・管理システムであって、
    前記杭打施工事データ収集管理システムは、拡大翼の到達位置(深度)、拡大翼の開閉量及びセメントミルクの流量を夫々計測する計測器と、前記計測器からの計測データをAD変換するAD変換器と、データ記憶手段と、データ処理手段と、施工状況画像及びこれに対応するメッセージを表示する画像表示手段と、印字手段と、メッセージを音声で提示する音声発生手段と、無線送信手段により施工状況データ、施工状況画像データ及び施工状況メッセージデータを杭打施工機に設置した無線データ端末装置に送信する施工状況データ無線送信手段と、杭打施工機に搭載し、前記施工状況データ無線送信手段から送信された前記データを受信し、前記施工状況画像を表示し、この施工状況画像に応じたメッセージを画面表示及び/又は音声で提供する杭打機搭載用無線データ端末装置と、からなり、
    前記データ記憶手段は、杭毎の設定データから構成される設定データファイル、拡大球根部造成時の時々刻々の施データを所定の時間間隔で収集して杭毎に区分けして格納する施データファイル、前記施データファイルの施データから作成された施状況画像データを杭毎に区分けして格納する施状況画像データファイル、時々刻々の施状況に応じた複数の施状況パターンが格納された施状況パターンテーブル、及び施状況に応じた複数の施状況メッセージが格納された施状況メッセージテーブルからなるデータファイル領域と、OS(システム管理プログラム)、杭情報設定プログラム、データ収集プログラム及び施状況表示プログラムを記憶するプログラム領域を有し、
    前記データ処理手段は、
    前記杭情報設定プログラムにより設定データファイルから所定の設定データを読出す設定データ読出し手段と、
    対象計測器から出力される時々刻々の施データをAD変換したデジタル施データを、前記データ収集プログラムの処理手順により施データファイルに収集管理する施データ収集管理手段と、
    前記施状況表示プログラムにより、所定の時間間隔で、前記施状況パターンテーブルに格納された時々刻々のデジタル施データに対応する複数の種類の施状況画像パターンを抽出し、これらを組み合わせてその時の施状況に対応する施状況画像を作成すると共に、この施状況画像を前記画像表示手段に表示し、メッセージが必要な施状況ではメッセージテーブルから前記施状況画像に対応するメッセージを抽出して、該メッセージを提供する施状況表示手段と、
    からなることを特徴とする拡大球根施データ収集・管理システム。
  2. 基礎となる杭を埋設し、この杭を安定化するための杭の埋設工事時及び拡大球根部造成時の時々刻々の施状況を、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状による施状況画像により画像表示手段及び杭打機搭載用無線データ端末にリアルタイムで表示し、メッセージが必要な施状況では前記施状況画像に対応するメッセージを画像表示手段及び杭打機搭載用無線データ端末に画面表示及び/又は音声で提供し、拡大球根部造成完了時に拡大球根造成図を印刷すると共に、所望の杭の施状況画像を所望時に所定の再生速度の内の任意の再生速度で画像再生する拡大球根施データ収集・管理システムであって、
    前記杭打施工事データ収集管理システムは、拡大翼の到達位置(深度)、拡大翼の開閉量及びセメントミルクの流量を夫々計測する計測器と、前記計測器からの計測データをAD変換するAD変換器と、データ記憶手段と、データ処理手段と、施工状況画像及びこれに対応するメッセージを表示する画像表示手段と、前記拡大球根造成図を印刷する印字手段と、メッセージを音声で提示する音声発生手段と、無線送信手段により施工状況データ、施工状況画像データ及び施工状況メッセージデータを杭打施工機に設置した無線データ端末装置に送信する施工状況データ無線送信手段と、杭打施工機に搭載し、前記施工状況データ無線送信手段から送信された前記データを受信し、前記施工状況画像を表示し、この施工状況画像に応じたメッセージを画面表示及び/又は音声で提供する杭打機搭載用無線データ端末装置と、からなり、
    前記データ記憶手段は、杭毎の設定データから構成される設定データファイル、拡大球根部造成時の時々刻々の施データを所定の時間間隔で収集して杭毎に区分けして格納する施データファイル、前記施データファイルの施データから作成された施状況画像データを杭毎に区分けして格納する施状況画像データファイル、時々刻々の施状況に応じた複数の施状況パターンが格納された施状況パターンテーブル、及び施状況に応じた複数の施状況メッセージが格納された施状況メッセージテーブルからなるデータファイル領域と、OS(システム管理プログラム)、杭情報設定プログラム、データ収集プログラム、施状況表示プログラム、拡大球根部造成図出力プログラム及び施データ再現プログラムを記憶するプログラム領域を有し、
    前記データ処理手段は、
    前記杭情報設定プログラムにより設定データファイルから所定の設定データを読出す設定データ読出し手段と、
    対象計測器から出力される時々刻々の施データをAD変換したデジタル施データを、前記データ収集プログラムの処理手順により施データファイルに収集管理する施データ収集管理手段と、
    前記施状況表示プログラムにより、所定の時間間隔で、前記施状況パターンテーブルに格納された時々刻々のデジタル施データに対応する複数の種類の施状況画像パターンを抽出し、これらを組み合わせてその時の施状況に対応する施状況画像を作成すると共に、この施状況画像を前記画像表示手段に表示し、メッセージが必要な施状況ではメッセージテーブルから前記施状況画像に対応するメッセージを抽出して、該メッセージを提供する施状況表示手段と、
    前記杭情報と拡大球根部造成完了時のデジタル施データを用いて拡大球根部造成図出力プログラムにより、拡大球根部造成図画像を作成し、その画像を印字する拡大球根部造成図出力手段と、
    状況再現時に、前記施データ再現プログラムにより、所望時に所定の再生速度の内の任意の再生速度で、施状況画像データファイルから順次施状況に応じた施状況画像データを抽出し、この施状況画像を前記画像表示手段に表示し、メッセージが必要な施状況ではメッセージテーブルから前記施状況画像に対応するメッセージを抽出して提供することにより、所望時に所定の再生速度の内の任意の再生速度で施状況を再生する施状況再現手段と、
    からなることを特徴とする拡大球根施データ収集・管理システム。
  3. 前記施状況表示手段及び施状況再現手段におけるメッセージは、 拡大翼が鋼管の設定深度に到達した時に、「拡大翼を開く」旨のメッセージを、拡大翼が最大深度(拡大球根部の最下部)に到達した時に、「拡大翼が最大深度に到達した」旨のメッセージを、拡大翼がセメントミルク注入開始位置に到達した時点で、「セメントミルクの注入開始する」旨のメッセージを、拡大翼が最小深度(拡大球根部の最上部)に到達した時に、「拡大翼が最小深度に到達した」旨のメッセージを、セメントミルク注入量が設定量に到達した時点で、「セメントミルクが設定量に到達した」旨のメッセージを、夫々提供することを特徴とする請求項1又は2に記載の拡大球根施データ収集・管理システム。
  4. 前記施状況表示手段及び施状況再現手段は、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状からなる施状況画像を表示するもので、施工程の進行に伴って、鋼管、鋼管内を閉じた拡大翼下降する状態、鋼管の下端で拡大翼が開いた状態、開いた拡大翼で支持層を掘削する状態、拡大翼の掘削が終了した状態、セメントミルクが拡大球根部に注入された状態、セメントミルクを拡大球根部に注入(拡大球根部及び鋼管部にセメントミルクが積算される状態)しながら拡大翼をこれの最大深度(拡大球根部の最下部)と最小深度(拡大球根部の最上部)の間を上下動を繰り返す状態、セメントミルクが設定量に到達した状態、拡大翼を閉じた状態、拡大翼を引き上げる状態、拡大球根部の造成が完了した状態の順に表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の拡大球根施データ収集・管理システム。
  5. 前記施状況表示手段及び施状況再現手段は、鋼管からなる杭及びその下端の拡大球根部の実物の形状を模擬的に表現した断面形状からなる施状況画像を表示するもので、施状況表示プログラムにより、状況表示又は状況確認の開始により、初期画像及び初期マスク画像を施情報から作成するか又は前記施状況パターンテーブルからの抽出により得て、初期画像を表示し、
    前記初期マスク画像は掘削状況画像の画像データ全部を有効にし、拡大翼状況画像及びセメントミルク注入状況画像に対しては、掘削済の空間に関係する画像部分のデータ(白色に塗り潰し)を有効データとし、それ以外の画像部分のデータ(黒色又は所定の色に塗り潰した)を無効データとするマスク画像であり、
    現在の掘削状況データ(深度、拡大翼開閉量、拡大翼の高さ方向の厚み)を基に前記初期画像及び初期マスク画像を変更した現在の掘削状況画像及び掘削状況マスク画像を作成すると共に、現在の深度データ及び拡大翼開閉量データを基に作成した現在の拡大翼状況画像と現在のセメントミルク積算流量データを基にセメントミルクの高さを算出し作成した現在のセメントミルク注入状況画像とを、前記現在の掘削状況マスク画像を介して、現在の掘削状況画像に重ね合わせることにより、現在の合成施状況画像をディスプレイ画面の更新の都度、リアルタイムで作成し、表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の拡大球根施データ収集・管理システム。
  6. 前記施状況表示手段及び施状況再現手段は、前記施状況パターンテーブルに格納された、拡大球根部の施開始時の初期画像パターンと、それ以後の時々刻々の施状況に応じた拡大球根部掘削パターンと、拡大翼状況パターン及びセメントミルク注入状況パターンとを用いて施状況画像を作成するものであり、
    前記初期画像パターンは、拡大球根部の施前の状況である、地中に所定深度まで鋼管が埋設され状態及びその後の鋼管の内側及びその下の地層をオーガ(ドリル)により最大深度(拡大球根部の最下部)まで掘削した状態を表現した画像パターンであり、
    前記拡大球根部掘削パターンは、拡大球根部の施開始から拡大球根部の掘削終了までの拡大翼の動作状況及びセメントミルクの注入状況を除いた地中に埋設された鋼管の状況と時々刻々の拡大球根部の掘削状況が組み合わされた形で表現した複数の画像パターンからなり、
    前記拡大翼状況パターンは、拡大球根部の施開始から拡大球根部の施終了までの時々刻々の拡大翼の動作状況を表現した複数の画像パターンからなり、
    前記セメントミルク注入状況パターンは、時々刻々のセメントミルクの注入量の変化状況を表現した複数の画像パターンからなることを特徴とする請求項1又は2に記載の拡大球根施データ収集・管理システム。
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