JP4253364B2 - 生理用ナプキン - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、経血やおりもの等の横漏れを障壁(ギャザー)によって阻止するとともに、仮に前記障壁を乗り越えて漏出する体液が有ったとしてもこれを第2の障壁によりブロックすることでショーツの汚れを防止するようにした生理用ナプキンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、生理用ナプキンとして、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などからなる不透液性バックシートと、不織布などからなる透液性トップシートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
【0003】
近年は、この種の生理用ナプキンにも幾多の改良が重ねられ、サイドに設けられた障壁(ギャザー)によって横漏れを防止するようにしたものが提案されている。たとえば、特公表7−501723号公報では、図11に示されるように、生理用ナプキンの側縁部に内包された弾性部材54によって起立させたサイドフラップ51を備えたものが提案されている。この弾性化サイドフラップ51は、吸収体55の側縁部から延び該側縁部に環状に戻るループ部材52と、吸収体55の側縁部から延びる層から形成された挿入部材53と、この挿入部材53の遠位端側に固着された前記弾性部材54とから構成されるものである。この弾性化サイドフラップ51(立体ギャザー)によれば、起立片の先端が人体に接触し体液が横漏れする際の障壁となるため、従来のものに比べて各段に横漏れを防止できるものとなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、装着当初はきっちりと人体の局部に装着されていたものが、日常生活で普通に行われる歩行や運動等等によって次第に相対位置でずれてしまうことがある。そのため、ナプキンにしわが寄って人体との間に小さな隙間が形成され、体液が前記隙間を通ってナプキンから漏れ出し、ショーツやズボン等を汚してしまうことがあった。
【0005】
現状では、この種の生理用ナプキンにおいて、側縁部に形成された立体ギャザーを乗り越えて漏出する体液が合った場合、これをさらにブロックする手段を開示するものは見あたらない。
【0006】
そこで本発明の主たる課題は、経血やおりもの等の体液の横漏れを障壁(ギャザー)によって阻止した上で、仮にこの障壁を乗り越えて漏出する体液があったとしてもこれをブロックする手段を講じて、ショーツの汚れを完全に防止するようにした生理用ナプキンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明は、透液性トップシートと不透液性バックシートとの間に吸収体が介在されてなる生理用ナプキンにおいて、前記生理用ナプキンの両側部にそれぞれ、前記吸収体の略側縁近傍位置を起立基端として表面側に突出して形成された第1立体ギャザーと、相対的に前記第1立体ギャザーの外側位置に形成されるとともに、前記不透液性バックシートの端縁部より外方側に向けて実質的に連続して設けられた不織布によって表面側に突出して形成され、装着に当たり、ショーツの外側位置において脚部の付け根位置に接触するように装着される第2立体ギャザーとを備え
前記第2立体ギャザーは、前記不織布の一側端を不透液性バックシートの側縁外面に接合し、その外側部分において、起立片の先端で外側に折り返すとともに、隣接位置で接合し、その袋内部に糸状弾性体を配設することにより形成され、かつ前記隣接位置での接合部位からさらに延在するフラップ部をウイングとして機能させるようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
前記第1立体ギャザーと第2立体ギャザーとの形成態様については、種々の方法が挙げられる。先ず、第1の形成態様は、前記生理用ナプキンの両側部において、生理用ナプキンの長手方向に沿って幅方向中間位置が接着されたギャザー形成用不織布を備え、このギャザー形成用不織布の前記接着部より内側フラップ部分によって前記第1立体ギャザーが形成されているとともに、前記ギャザー形成用不織布の前記接着部より外側フラップ部分によって前記第2立体ギャザーが形成されている構成とすることができる。かかる第1の態様の場合には、1枚の不織布によって前記第1立体ギャザーと第2立体ギャザーとを同時に形成し得る点で構造的に優れており、製造コスト上のメリットが大きい。
【0009】
次いで第2の形成態様は、前記生理用ナプキンの両側部において、少なくとも吸収体の略側縁近傍位置に一端側が接着されたギャザー形成用第1不織布によって前記第1立体ギャザーが形成されているとともに、不透液性バックシートの外面側縁部に一端側が接着されたギャザー形成用第2不織布によって前記第2立体ギャザーが形成されている構成としてもよい。
【0010】
さらに、第3の形成態様は、前記生理用ナプキンの両側部において、少なくとも吸収体の略側縁近傍位置に一端側が接着されたギャザー形成用第1不織布によって前記第1立体ギャザーが形成されているとともに、前記不透液性バックシートの全外面を覆うように積層された不織布の側部が不透液性バックシートの側縁位置より外方に延在され、該延在フラップ部分によって前記第2立体ギャザーが形成されている構成を挙げることができる。かかる構成によれば、不透液性バックシートとショーツとの擦音を防止しながら、効率的に前記第2立体ギャザーを形成できるようになる。
【0011】
一方、本発明では、前記第2立体ギャザー部分において、起立片の遠位端にて折り返された折返しフラップ部分によってウイングを一体的に形成するようにするかかる構造によれば、使用素材上の無駄がないとともに、製造効率の点においても優れたものとなる。また、起立片の遠位端において、きっちりと折り返されていることと、前記立体ギャザー部に配設されている弾性部材によって生理用ナプキンが長手方向に亘って船状に湾曲形状とされていることとが相まって、前記折返しフラップには曲面に沿った折り癖が与えられているためショーツ外面に対して接着させる際の扱いが非常に容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて詳述する。
【0013】
図1は本発明に係る生理用ナプキンNの斜視図であり、図2は図1のII−II線矢視図であり、図3は図1のIII−III線矢視図である。
【0014】
前記生理用ナプキンN(以下、単にナプキンという。)は、ポリエチレンシートなどからなる不透液性バックシート1と、経血やおりものを速やかに透過させる透液性トップシート3と、これら両シート1、3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体2と、前記吸収体2の略側縁近傍位置を起立基端として表面側に突出して設けられた左右一対の第1立体ギャザー4、4と、相対的に前記第1立体ギャザー4、4の外側に配置されるとともに、前記不透液性バックシート1面から実質的に延長された不織布によって表面側に突出して形成された左右一対の第2立体ギャザー5、5とから構成されている。前記吸収体2の周囲においては、その上下端部位では、前記不透液性バックシート1と透液性トップシート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段により接合されているとともに、その両側部位では、前記不透液性バックシート1と前記第2立体ギャザー5、5を形成している不織布の起立基部とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段により接合され、前記吸収体2が内部に保持されている。
【0015】
以下、さらに具体的に前記ナプキンNの構造について詳述すると、前記不透液性バックシート1は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
【0016】
次いで、前記透液性トップシート3は、有孔または無孔の不織布や孔開きプラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードリパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができる。これらの加工方法の内、スパンレース不織布は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド不織布は嵩高でソフトである点で優れている。
【0017】
前記透液性トップシート3に多数の透孔を形成した場合には、経血やおりもの等が速やかに吸収体2へ吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。なお、この場合には、透液性トップシート3と吸収体3との間に吸収された体液の戻りを防止するために特に親水性に優れた拡散シートを介在させるのが望ましい。
【0018】
前記透液性トップシート3の幅寸法は、図示の例では、図2の中央断面図に示されるように、吸収体2の幅より若干長めとされ吸収体2を覆うだけに止まり、前記第1立体ギャザー4およびこれの外側に形成される第2立体ギャザー5は、前記透液性トップシート3とは別のギャザー形成用不織布10、具体的には体液が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、適宜の撥水処理または親水処理を施した不織布素材を用いて構成されている。かかるギャザー形成用不織布10としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを材料として、適宜の加工法によって形成されたものを使用できるが、好ましくはゴワ付きを無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。具体的には、坪量を18〜23g/m2として作製された不織布を用いるのが望ましく、かつ体液の透過を確実に防止するため、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布が好適に使用される。
【0019】
第1および第2立体ギャザー4、5部の構造をさらに模式図的に示した図4に基づいて説明すると、前記ギャザー形成用不織布10は、その幅方向中間位置において、具体的には不透液性バックシート1の端縁部Aと、吸収体2側縁位置に対応する透液性トップシート3上の端縁部Bとの2箇所においてホットメルト接着剤等の接着剤によりナプキン本体に接着されているとともに、前記不透液性バックシート1の端縁部Aより外方に延在する外側フラップ部10Aによって前記第2立体ギャザー5が形成されている。すなわち、前記外側フラップ部10Aの先端が所定幅で折り返されるとともに、その折返し端部がホットメルト等により接着され、かつ折返し部によって形成されたその袋内部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された糸状弾性材7が配置され、この糸状弾性体7の収縮作用により該フラップ部分を表面側に起立させ、前記第2立体ギャザー5が形成される。この場合の伸縮率は、確実に股間の付け根部分にフィットするように、130〜200%、特に130〜160%、弾性強度は50〜200g、特に60〜100gであることが望ましい。
【0020】
また、前記透液性トップシート3の端縁部Bより延在する内側フラップ部分10Bによって前記第1立体ギャザー4が形成されている。内側フラップ部10Bがほぼ二重に折り返され、その先端が前記端縁部Bと重なる位置Cにホットメルト等の接着剤により接着されるとともに、前記折り返しによって形成された袋内部にある程度の幅をもったテープ状弾性部材6が内設され、このテープ状弾性部材6の収縮作用により該フラップ部分10Bを起立させ、前記第1立体ギャザー4が形成される。この場合の伸縮率は、120〜300%、特に130〜160%、弾性強度は10〜45g、特に15〜30gであることが望ましい。
【0021】
前記第1立体ギャザー4は、ナプキンNの長手方向端部において、図3に示されるように、起立片高さの約1/2の点を折曲げ線として折り畳まれ、接合面がホットメルトなどによって接着されている。この折り畳み部分も表面側に突出する嵩高部となって前後洩れした体液が側部を乗り越え流出するのを防止する。
【0022】
前記弾性部材6、7としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の発泡体やフィルムなどを用いることができるが、内側の第1立体ギャザー4においては、経血等の洩れ出しを確実に防止するとともに、人体への当たりを考慮して、ある幅を持ったテープ状のものが使用され、外側の第2立体ギャザー5においては、身体へのフィット性を重視して糸状の弾性部材が用いられている。換言すれば、前記第1立体ギャザー4、4は、人体の局部に押し当てられるように装着されるため、幅をもって当接するギャザー(障壁)とする一方、前記第2ギャザー5、5は足の付け根部位に対して確実にその先端を当接させるために、テープ状とするよりはむしろ糸状として身体の動きに確実にフィットさせるようにしている。
【0023】
前記ナプキンNを、身体の局部に対して装着するに当たっては、図10に示されるように、局部に対して前記ナプキンNをあてがう際に、捻れやしわを寄らすことなく、第1ギャザー4および第2ギャザー5が共に身体に対して連続的に密着し隙間が形成されないように装着する。この場合、前記第2立体ギャザー5、5は、ショーツSの外側位置において脚部の付け根位置に接触するように装着される。前記第1立体ギャザー4、4はショーツS内において体液の漏れを堰き止め横洩れしないようにガードし、そして横ズレや縒れが生じて身体との間に隙間が形成され、前記第1立体ギャザー4、4を乗り越えて漏出する体液があったとしても、前記第2立体ギャザー5、5がこの体液をブロックし、ショーツSが汚れるのを完全に防止する。
【0024】
前記第1例に係る立体ギャザーの形成態様によれば、第1立体ギャザー4および第2立体ギャザー5とが一枚の不織布素材10によって形成されるために、原価コストが安価になるとともに、部品数が少なくなるため操業性の点から優れたものとなっている。
【0025】
ところで、前記第1立体ギャザー4および第2立体ギャザー5の形成態様に関しては、他に幾つかの態様が考えられる。図5に示される例は、第1立体ギャザー4と第2立体ギャザー5とをそれぞれ別々のギャザー形成用不織布11、12により構成した例である。具体的には、前記第2立体ギャザー5は、不透液性バックシート1の側縁外面に対してギャザー形成用不織布11をホットメルト接着剤により接合するとともに、外側端部に前記第1例と同様の手法により糸状弾性材7を配置して第2立体ギャザー5を形成し、一方、前記第1立体ギャザー4は、ギャザー形成用不織布12の一側端部を不透液性バックシート1の側縁内面部Eに接着するとともに、吸収体2の略側縁部B上に接着し、前記接合部Bより延在するフラップ部分をほぼ二重に折返し、その先端部が前記端縁部Bと重なる位置Cにホットメルト等の接着剤により接着し、この折り返しによって形成された袋内部にある程度の幅をもったテープ状弾性部材6を内設して表面側に突出する前記第1立体ギャザー4を形成している。
【0026】
さらに、図6に示されるように、不透液性バックシート1とショーツSとの擦音を防止するために、前記不透液性バックシート1の外面側を不織布によってラミネートする場合には、このラミネート不織布13の側端部を不透液性バックシート1の端縁よりも外側に延在させ、この延在フラップ部13Aによって第2立体ギャザー5を形成するようにしてもよい。
【0027】
なお、前記第1立体ギャザー4の形成態様に係り、前述した図4〜図6の例では、起立片を構成する2枚のシートのうちの内側シートを不透液性バックシート1に至る連続片とし、外側シートの端部を吸収体2の側縁上部位置に接着しているが、この構成は逆であってもよい。すなわち、図7に示されるように、内側シートの端部を透液性トップシート3の表面上に接着し、外側シートを不透液性バックシート1に至る連続片としてもよい。
【0028】
他方、前記二重の立体ギャザー4、5を有する構成は、図8に示されるウイング付ナプキンN’にも好適に適用することが可能である。前記ウイングWは、その裏面側に粘着剤が塗布されており、装着時にショーツの股間部の側縁を回り込んでショーツ外面にそれぞれ接着させることによって横ずれを防止するものであるが、図9に示されるように、前記ウイングWを本発明に係る前記第2立体ギャザー5と一体的に形成することもできる。たとえば、第2立体ギャザー5を形成する不織布素材14の一側端を不透液性バックシート1の側縁外面に接合し、その外側部分において、起立片の先端(遠位端)で折り返すとともに、隣接位置Fを接着剤で接合し、その袋内部に糸状弾性体7を配設することにより第2立体ギャザー5を形成するようにし、かつ前記接着部Fからさらに延在するフラップ部14を前記ウイングWとして機能させるようにする。なお、図示例は、丁度図5に示されるギャザー形成態様に相当する例のウイング形成例を示したものであるが、図4に示される1枚の不織布10によって立体ギャザー4、5を形成する態様例や、図6に示される不透液性バックシート1のラミネート不織布13によって第2立体ギャザー5を形成する態様例においても全く同様の方法によりウイングWを形成することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、生理用ナプキンの両側部に対して二重の立体ギャザーを形成するようにしたため、経血やおりもの等の体液の横漏れが完全に阻止され、ショーツの汚れを防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る生理用ナプキン1の斜視図である。
【図2】 図1のII−II線矢視図である。
【図3】 図1のIII−III線矢視図である。
【図4】 第1例に係る二重立体ギャザーの形成態様模式図である。
【図5】 第2例に係る二重立体ギャザーの形成態様模式図である。
【図6】 第3例に係る二重立体ギャザーの形成態様模式図である。
【図7】 第2立体ギャザー4の形成態様変形例図である。
【図8】 ウイング付ナプキンN’の斜視図である。
【図9】 ウイングWを一体形成した二重立体ギャザーの形成態様模式図である。
【図10】 本ナプキンNの装着例図である。
【図11】 従来の立体ギャザーを有するナプキン50の半割断面斜視図である。
【符号の説明】
N…生理用ナプキン、1…不透液性バックシート、2…吸収体、3…透液性トップシート、4…第1立体ギャザー、5…第2立体ギャザー、6…テープ状弾性体、7…糸状弾性体、W…ウイング、10〜12…ギャザー形成用不織布、13…ラミネート不織布

Claims (4)

  1. 透液性トップシートと不透液性バックシートとの間に吸収体が介在されてなる生理用ナプキンにおいて、前記生理用ナプキンの両側部にそれぞれ、前記吸収体の略側縁近傍位置を起立基端として表面側に突出して形成された第1立体ギャザーと、相対的に前記第1立体ギャザーの外側位置に形成されるとともに、前記不透液性バックシートの端縁部より外方側に向けて実質的に連続して設けられた不織布によって表面側に突出して形成され、装着に当たり、ショーツの外側位置において脚部の付け根位置に接触するように装着される第2立体ギャザーとを備え
    前記第2立体ギャザーは、前記不織布の一側端を不透液性バックシートの側縁外面に接合し、その外側部分において、起立片の先端で外側に折り返すとともに、隣接位置で接合し、その袋内部に糸状弾性体を配設することにより形成され、かつ前記隣接位置での接合部位からさらに延在するフラップ部をウイングとして機能させるようにしたことを特徴とする生理用ナプキン。
  2. 前記生理用ナプキンの両側部において、生理用ナプキンの長手方向に沿って幅方向中間位置が接着されたギャザー形成用不織布を備え、このギャザー形成用不織布の前記接着部より内側フラップ部分によって前記第1立体ギャザーが形成されているとともに、前記ギャザー形成用不織布の前記接着部より外側フラップ部分によって前記第2立体ギャザーが形成されている請求項1記載の生理用ナプキン。
  3. 前記生理用ナプキンの両側部において、少なくとも吸収体の略側縁近傍位置に一端側が接着されたギャザー形成用第1不織布によって前記第1立体ギャザーが形成されているとともに、不透液性バックシートの外面側縁部に一端側が接着されたギャザー形成用第2不織布によって前記第2立体ギャザーが形成されている請求項1記載の生理用ナプキン。
  4. 前記生理用ナプキンの両側部において、少なくとも吸収体の略側縁近傍位置に一端側が接着されたギャザー形成用第1不織布によって前記第1立体ギャザーが形成されているとともに、前記不透液性バックシートの全外面を覆うように積層された不織布の側部が不透液性バックシートの側縁位置より外方に延在され、該延在フラップ部分によって前記第2立体ギャザーが形成されている請求項1記載の生理用ナプキン。
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