JP4253358B1 - 缶容器の水滴除去方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 温水漏洩検査において缶容器の外面に付着した水分をエアブローにより除去するのに加えて、エアブローだけでは除去しきれないビード部に侵入(付着)した水分を真空乾燥により蒸発除去することにより、完全に除去し、もって、除去しきれなかった残存の水分が原因となる錆の発生を防止し、より高品質な缶容器を提供することができる缶容器の水滴除去方法及び装置を得る。
【解決手段】 缶容器50の開口部51のビード部52を覆うように開口部51に真空パッド54を吸着させる吸着工程と、真空パッド54に接続された真空ポンプ56で減圧して、ビード部52に侵入した水分を真空乾燥で蒸発除去するビード部侵入水分蒸発除去工程とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、化粧品や殺虫剤などのエアゾール缶、燃料缶などの缶内部にガスを封入した缶容器の外面に付着した水滴を除去する缶容器の水滴除去方法及び装置に関するものであり、特に、缶容器の漏洩検査中に該缶容器の口部に設けられたビード部に侵入した水分を除去する缶容器の水滴除去方法及び装置に関するものである。
図13に示すように、化粧品や殺虫剤などのエアゾール缶、燃料缶などの缶容器100は、その開口部に形成されたビード部(カール部)101に噴射バルブ部102がかしめ付けられて形成されており、その容器100内には充填液と噴射剤としてのガスとが充填されている。そして、缶容器100の製造工程では、充填工程後に図14に示すように、マグネットコンベア103で搬送させながら缶容器100を温水槽104の中を通過させて缶容器100の気密性を検査(温水漏洩検査)し、その後、コンプレッサ等を用いて圧縮エアーを缶容器100に向けて噴射し(図示せず)、缶容器100の外面に付着した水滴(水分)を除去している(例えば、特許文献1乃至3参照。)。
特開2000−310579号公報 特開2004−1902号公報 特開2005−315698号公報
しかしながら、従来における缶容器100の製造工程には、以下のような問題がある。すなわち、缶容器100のビード部101は、図13に示すように閉塞された空間であるため、エアブローだけではビード部101に侵入した水分(水滴)を十分に除去することが困難であり、その結果、除去しきれなかった水分が原因となって缶容器100が市場に流通する間にビード部101に錆が発生してしまうという問題がある。
本発明は、上述のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、温水漏洩検査において缶容器の外面に付着した水分をエアブローにより除去するのに加えて、エアブローだけでは除去しきれないビード部に侵入(付着)した水分を真空乾燥により蒸発除去することにより、温水漏洩検査において缶容器の外面に付着した水分を完全に除去し、もって、除去しきれなかった残存の水分が原因となる錆の発生を防止し、より高品質な缶容器を提供することができる缶容器の水滴除去方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明は、開口部に形成されたビード部を有する缶容器の水滴除去方法であって、前記缶容器の前記開口部の前記ビード部を覆うように該開口部に真空パッドを吸着させる吸着工程と、前記真空パッドに接続された真空ポンプで減圧して、前記ビード部に侵入した水分を真空乾燥で蒸発除去するビード部侵入水分蒸発除去工程とを備えていることを特徴とする缶容器の水滴除去方法を提供する。
また、前記缶容器の水滴除去方法は、前記缶容器の外面に付着した水分をエアブローで除去するエアブロー水分除去工程を更に備え、前記吸着工程及び前記ビード部侵入水分蒸発除去工程は、前記エアブロー水分除去工程後に行われることができる。また、前記缶容器の水滴除去方法は、缶容器の漏洩検査中に水分が外面に付着された缶容器に対して行うことができる。
また、本発明は、缶容器の水滴除去方法であって、少なくとも一つ以上の前記缶容器を密閉収容器に収容する収容工程と、前記密閉収容器に接続された真空ポンプで減圧して、該密閉収容器に収容された前記缶容器の外面に付着した水分を真空乾燥で蒸発除去する外面付着水分蒸発除去工程とを備えていることを特徴とする缶容器の水滴除去方法を提供する。
また、前記缶容器の水滴除去方法は、前記缶容器の外面に付着した水分をエアブローで除去するエアブロー水分除去工程を更に備え、前記収容工程及び前記外面付着水分蒸発除去工程は、前記エアブロー水分除去工程後に行われることができる。また、前記缶容器の水滴除去方法は、缶容器の漏洩検査中に水分が外面に付着された缶容器に対して行うことができる。
また、本発明は、開口部に形成されたビード部を有する缶容器の該ビード部に侵入した水分を除去する缶容器の水滴除去装置であって、前記ビード部を覆うように前記開口部に吸着される真空パッドと、前記真空パッドに接続された真空ポンプと、前記真空パッドと前記真空ポンプとの間に配置された電磁弁とを備えていることを特徴とする缶容器の水滴除去装置を提供する。
また、本発明は、缶容器の外面に付着された水分を除去する缶容器の水滴除去装置であって、少なくとも一つ以上の前記缶容器を収容する密閉収容器と、前記密閉収容器に接続された真空ポンプと、前記密閉収容器と前記真空ポンプとの間に配置された電磁弁とを備えていることを特徴とする缶容器の水滴除去装置を提供する。
請求項1記載の発明によれば、エアブローだけでは除去しきれないビード部に侵入(付着)した水分を真空乾燥により蒸発除去することにより、例えば、温水漏洩検査において缶容器の外面に付着した水分を完全に除去し、もって、除去しきれなかった残存の水分が原因となる錆の発生を防止し、より高品質な缶容器を提供することができる。
以下、本発明にかかる缶容器の水滴除去方法及び装置を実施するための最良の形態について図面を参照しながら述べる。図1及び図2には、開口部に形成されたビード部を有する缶容器の該ビード部に侵入した水分を除去する缶容器の水滴除去装置を示している。従来技術の欄で述べたように、化粧品や殺虫剤などのエアゾール缶、燃料缶などの缶容器50は、その開口部51に形成されたビード部(カール部)52に噴射バルブ部53がかしめ付けられて形成されており、その容器50内には充填液と噴射剤としてのガスとが充填されている。水滴除去装置1は、ビード部52を覆うように開口部53に吸着される真空パッド54と、該真空パッド54に配管55を介して接続された真空ポンプ56と、真空
パッド54と真空ポンプ56との間に配置された電磁弁(例えば、ソレノイドバルブ)57とを備えている。
この水滴除去装置1の水滴除去方法は、水分が外面に付着された缶容器50に対して行うことができ、例えば、図14に示すような缶容器50の漏洩検査中に水分が外面に付着された缶容器50に対して行われる。まず、漏洩検査が終了した缶容器50の外面に付着した水分をエアブローで除去する(エアブロー水分除去工程)。このエアブロー水分除去工程により、缶容器50の外面に付着した水分は除去されることとなる。このエアブロー水分除去工程後に、缶容器50の開口部51のビード部52を覆うように開口部51に真空パッド54を吸着させる(吸着工程)。そして、真空パッド54に接続された真空ポンプ56で減圧して、ビード部52に侵入した水分を真空乾燥で蒸発除去する(ビード部侵入水分蒸発除去工程)。このエアブロー水分除去工程後に行われる吸着工程及びビード部侵入水分蒸発除去工程により、エアブロー水分除去工程におけるエアブローだけでは除去しきれないビード部52に侵入(付着)した水分までも真空乾燥により蒸発除去することができ、缶容器50の外面に付着した水分を完全に除去し、もって、除去しきれなかった残存の水分が原因となる錆の発生を防止し、より高品質な缶容器を提供することができる。なお、ビード部侵入水分蒸発除去工程後は、電磁弁57により真空破壊して開口部53に吸着された真空パッド54を開口部53から分離する。
上記缶容器の水滴除去装置は、対象となる缶容器が図14に示すようにコンベアで搬送される間に温水漏洩検査のために温水槽の中を通過した缶容器である場合には、このコンベアに搬送された温水漏洩検査後の缶容器に対して順次に水滴除去を行う構成にすることができる。すなわち、温水漏洩検査後の缶容器の水滴除去をコンベアライン上で連続的に行うことができる。図3及び図4は、その一例を示している。
図3において符号2は、温水漏洩検査後の缶容器50が搬送されるコンベアを示している。水滴除去装置は、コンベア2の近傍に設けられた本体部10に回転可能に設けられた回転テーブル3を有している。回転テーブル3上には、複数(図示のものは10個)の昇降手段4が回転テーブル3の周方向に一定間隔をおいて取り付けられており、各昇降手段4は、適宜の手段を介して昇降することができるようになっている。各昇降手段4の上部には、温水漏洩検査後の缶容器50が一つずつ載置されるようになっている。本体部10には、各昇降手段4に対応する真空パッド5が各昇降手段4の上方位置において設けられている。真空パッド5は、缶容器50のビード部を覆うように缶容器の開口部(図1参照)に吸着されることができる。
各真空パッド5は、本体部10から半径方向外方に伸びたアーム6の先端に取り付けられており、本体部10の上部に設けられたハンドル11を操作することによってあるいはその他の適宜の手法によって回転テーブル3(又は缶容器昇降手段4)と同期して本体部10を中心として回転することができるようになっている。各アーム6には、一端が真空パッド5に連結された連結配管が形成されている。また、本体部には、各アーム6の連結配管の他端が連結された本体連結配管が形成されており、本体連結配管は、真空ポンプに接続されている。従って、各アーム6の真空パッド5は、連結配管及び本体連結配管を介して真空ポンプに接続されている。
また、コンベア2から搬送された缶容器50は、ガイド手段7によってコンベア2から水滴除去装置側へ案内されると共に、水滴除去後に水滴除去装置からコンベア2側へ案内されるようになっている。ガイド手段7は、二つの歯形状案内ローラ8と、この二つの歯形状案内ローラ8間に配置された横断面が概ね逆T字状のガイド部9とで構成されている。各歯形状案内ローラ8は、缶容器50の胴部を支持する切り欠き部8aが複数形成されている。従って、コンベア2によって搬送された缶容器50は、一方の案内ローラ8(図
3において左側の案内ローラ)の切り欠き部8aとガイド部9とで胴部が支持されながら案内ローラ8の回転によって、昇降手段4に載置され、一方、後述するビード部侵入水分蒸発除去工程後に、昇降手段4に載置された缶容器は、他方の案内ローラ8(図3において右側の案内ローラ)の切り欠き部8aとガイド部9とで胴部が支持されながらこの案内ローラ8の回転によって、コンベア2に戻され、コンベア2で下流側へ搬送される。
次に、水滴除去方法について説明する。まず、漏洩検査が終了した缶容器50の外面に付着した水分はエアブロー手段によるエアブローで除去される(エアブロー水分除去工程)。図7及び図8に示すように、このエアブロー手段20は、例えば、コンベア2の水滴除去装置が配置されているよりも上流側に配置されている。エアブロー手段20は、コンベア2の両側において搬送方向に所定の間隔をおいて配置された複数のエアーノズル12を有する。図示のものは、コンベア2の両側において搬送方向に所定の間隔をおいて配置された複数のエアーノズル12が、コンベア2上で搬送される缶容器50の上下方向に対しても所定の間隔をおいて3列に配置されている。このエアブロー手段20によるエアブローによって、缶容器50の外面に付着した水分は除去される。なお、エアブロー手段20は、図9に示すように、缶容器50のビード部にエアブローを集中させるように複数のエアーノズル12のうちの数本を缶容器50のビード部に向けるように構成することもできる。
このエアブロー水分除去工程後に、コンベア2によって搬送された缶容器50は、一方の案内ローラ8(図3において左側の案内ローラ)の切り欠き部8aとガイド部9とで胴部が支持されながら案内ローラ8の回転によって昇降手段4に載置されて、缶容器50の開口部51のビード部52を覆うように開口部51に真空パッド54を吸着させる吸着工程と、真空パッド54に接続された真空ポンプ56で減圧して、ビード部52に侵入した水分が真空乾燥で蒸発除去されるビード部侵入水分蒸発除去工程が行われる。この二つの工程は、以下のようにして行われる。
上述のように、複数の昇降手段4は、適宜の手段を介して昇降することができるようになっており、図5及び図6に示すように、缶容器50が昇降手段4に載置された位置から回転テーブル3及び真空パッド5を62度回転させると昇降手段4は上昇を開始し、この上昇開始位置から35度回転した位置で上昇動作が停止すると共に、缶容器50の開口部51に真空パッド54が吸着するようになっている(吸着工程)。そして、この吸着位置から166度回転する間に、真空パッド5に連結配管及び本体連結配管を介して接続された真空ポンプで減圧して、ビード部に侵入した水分を真空乾燥で蒸発除去するビード部侵入水分蒸発除去工程が行われる。そして、ビード部侵入水分蒸発除去工程が終了した位置から昇降手段4は下降開始し、この下降開始位置から35度回転した位置で下降動作が停止し、その後、他方の案内ローラ8(図3において右側の案内ローラ)の切り欠き部8aとガイド部9とで胴部が支持されながらこの案内ローラ8の回転によって、コンベア2に戻され、コンベア2でその下流側へ搬送される。このように、温水漏洩検査後の缶容器の水滴除去をコンベアライン上で連続的に行うことにより、処理コストを大幅に削減することができる。
図10には、従来における乾燥方法による実験結果のデータを示し、図11には、本発明の実施による実験結果のデータを示している。各実験は、3つの缶容器に対して行われている。図10の実験結果のデータと図11の実験結果のデータとを比較すると、図10の従来の実験結果のデータでは、缶容器に水分残存量が存在するが、図11に示す本発明の実験結果のデータでは、缶容器に水分残存量が存在していない。すなわち、エアブローだけでは除去しきれないビード部侵入(付着)した水分までも真空乾燥により蒸発除去することができ、缶容器の外面に付着した水分を完全に除去されていることがわかる。なお、吸着工程及びビード部侵入水分蒸発除去工程後に、さらに、エアブロー水分除去工程を
実施することにより、より確実に缶容器の外面に付着した水分を除去させることができる。
上述の実施の形態では、缶容器のビード部に侵入した水分を除去するために、缶容器50の開口部51のビード部52を覆うように開口部51に真空パッド54を吸着させ(吸着工程)、そして、真空パッド54に接続された真空ポンプ56で減圧して、ビード部42に侵入した水分を真空乾燥で蒸発除去(ビード部侵入水分蒸発除去工程)しているが、缶容器50の全体を真空乾燥で蒸発除去することも可能である。以下、この場合の実施の形態について図12を主に参照しながら述べる。
缶容器の外面に付着された水分を除去する缶容器の水滴除去装置は、コンベア31で搬送された少なくとも一つ以上の缶容器50を収容する密閉収容器30と、密閉収容器に接続された真空ポンプ(図示せず)と、密閉収容器と真空ポンプとの間に配置された電磁弁(例えば、ソレノイドバルブ)とを備えている。真空ポンプと電磁弁に関しては、上記実施の形態のような構成にすることができる。すなわち、真空パッドに代えて密閉収容器を真空ポンプに接続し、密閉収容器と真空ポンプとの間に電磁弁を設置させればよい。
図12に示すコンベア31は、一部分が分岐されていて、この分岐された各コンベア部分間に密閉収容器30が配置されている。また、分岐部分には、ガイド手段32がそれぞれ設けられており、このガイド手段32によって、缶容器50の搬送経路の切換が制御されている。
この水滴除去装置の水滴除去方法は、水分が外面に付着された缶容器50に対して行うことができ、例えば、図14に示すような缶容器50の漏洩検査中に水分が外面に付着された缶容器50に対して行われる。まず、漏洩検査が終了した缶容器50の外面に付着した水分はエアブロー手段によるエアブローで除去される(エアブロー水分除去工程)。図7及び図8に示すように、このエアブロー手段20は、例えば、コンベア31の密閉収容器30が配置されているよりも上流側に配置されている。エアブロー手段20は、コンベア2の両側において搬送方向に所定の間隔をおいて配置された複数のエアーノズル12を有する。このエアブロー水分除去工程後に、コンベア31によって搬送された缶容器50は、ガイド手段32によって一方の分岐路に配置された密閉収容器30(例えば、図12において上側に位置する密閉収容器)へ収容される(収容工程)。そして、密閉収容器30に接続された真空ポンプで減圧して、密閉収容器30に収容された複数の缶容器50の外面に付着した水分が真空乾燥で蒸発除去される(外面付着水分蒸発除去工程)。このエアブロー水分除去工程後に行われる収容工程及び外面付着水分蒸発除去工程により、エアブロー水分除去工程におけるエアブローだけでは除去しきれないビード部に侵入(付着)した水分までも真空乾燥により蒸発除去することができ、缶容器50の外面に付着した水分を完全に除去し、もって、除去しきれなかった残存の水分が原因となる錆の発生を防止し、より高品質な缶容器を提供することができる。
外面付着水分蒸発除去工程後は、密閉収容器30から排出され、密閉収容器30の下流側に配置されたガイド手段32に案内されながらコンベア31でその下流側へ搬送される。図12に示すものは、コンベア31が分岐されて二つの密閉収容器30を使用しているため、処理能力及び効率を高めることができる。すなわち、各密閉収容器30の収容工程及び外面付着水分蒸発除去工程の処理を互いに時間的にずらして行うようにガイド手段32で缶容器50の搬送経路の切換を制御することにより、一つだけの密閉収容器30で処理するよりも処理能力及び効率を高めることができる。また、図示のように、密閉収容器30が配置されているよりも下流側にコンベア31にエアブロー手段20を設けて、収容工程及び外面付着水分蒸発除去工程後に、さらに、エアブロー水分除去工程を実施することにより、より確実に缶容器の外面に付着した水分を除去させることも可能である。
図1は、本発明にかかる缶容器の水滴除去装置の実施の形態を示す概略図である。 図2は、本発明にかかる缶容器の水滴除去装置の実施の形態を示す別の概略図である。 図3は、本発明にかかる缶容器の水滴除去装置の実施の形態を示す平面図である。 図4は、本発明にかかる缶容器の水滴除去装置の実施の形態を示す側面図である。 図5は、上記実施の形態の動作の一部を示す説明図である。 図6は、上記実施の形態の動作の一部を示す別の説明図である。 図7は、上記実施の形態に適用可能なエアブロー手段の一例を示す概略図である。 図8は、上記実施の形態に適用可能なエアブロー手段の別の一例を示す概略図である。 図9は、上記実施の形態に適用可能なエアブロー手段のさらに別の一例を示す概略図である。 図10は、従来における乾燥方法による実験結果のデータを示す表である。 図11は、本発明の実施による実験結果のデータを示す表である。 図12は、本発明にかかる缶容器の水滴除去装置の別の実施の形態を示す概略図である。 図13は、本発明の実施の形態に使用可能な缶容器の一例を示す部分断面図である。 図14は、温水漏洩検査の一例を示す概略図である。
符号の説明
1 水滴除去装置
2 コンベア
3 回転テーブル
4 昇降手段
5 真空パッド
6 アーム
7 ガイド手段
8 歯形状案内ローラ
8a 切り欠き部
9 ガイド部
10 本体部
11 ハンドル
12 エアーノズル
20 エアブロー手段
30 密閉収容器
31 コンベア
32 ガイド手段
50 缶容器
51 開口部
52 ビード部(カール部)
53 開口部
54 真空パッド
55 配管
56 真空ポンプ
57 電磁弁
100 缶容器
101 ビード部(カール部)
102 噴射バルブ部
103 マグネットコンベア
104 温水槽

Claims (3)

  1. 開口部に形成されたビード部を有する缶容器の水滴除去方法であって、
    前記缶容器の前記開口部の前記ビード部を覆うように該開口部に真空パッドを吸着させる吸着工程と、
    前記真空パッドに接続された真空ポンプで減圧して、前記ビード部に侵入した水分を真空乾燥で蒸発除去するビード部侵入水分蒸発除去工程とを備えていることを特徴とする缶容器の水滴除去方法。
  2. 前記缶容器の水滴除去方法は、前記缶容器の外面に付着した水分をエアブローで除去するエアブロー水分除去工程を更に備え、前記吸着工程及び前記ビード部侵入水分蒸発除去工程は、前記エアブロー水分除去工程後に行われることを特徴とする請求項1に記載の缶容器の水滴除去方法。
  3. 開口部に形成されたビード部を有する缶容器の該ビード部に侵入した水分を除去する缶容器の水滴除去装置であって、
    前記ビード部を覆うように前記開口部に吸着される真空パッドと、
    前記真空パッドに接続された真空ポンプと、
    前記真空パッドと前記真空ポンプとの間に配置された電磁弁とを備えていることを特徴とする缶容器の水滴除去装置。
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