JP4253085B2 - Lan間接続装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LAN間接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
LAN間接続装置、とりわけフレームの宛先情報をハードウェアでチェックし、転送宛先ポートにのみフレームを中継するスイッチ機能を有する装置(以下スイッチングハブ)が、価格対性能比の良さからかなりの普及を見せている。LANの伝送速度が、従来の10Mbpsから100Mbpsへ移行したことにより、このようなスイッチングハブがより一層従来のリピータ型ハブに置き換えられている。
【0003】
スイッチングハブを運用管理装置(ネットワークマネジャ)により管理させようとした場合、スイッチングハブにネットワーク管理プロトコルの解釈と管理情報のデータベースを備える必要がある。この機能は通常、マイクロプロセッサによるソフトウェアにより実現し、このソフトウェアを合わせた部分をマネジャに対してエージェントと呼ぶ。マネジャからの情報の読み出しや書き込みのフレームをエージェントが受け取るため、いくつかの手段によりスイッチングハブにこのエージェント部分が接続されている。
【0004】
例えば、エージェントを実現するマイクロプロセッサの周辺回路にネットワークコントローラ(メディアアクセス制御部)を実装し、そのネットワークコントローラのネットワーク側にスイッチングハブの1ポートを固定的に接続する事によって、マネジャとのフレームの通信を実現する方法や、スイッチング制御部に、あらかじめエージェント部へのフレームの転送機能を持たせ、エージェント宛のフレームを受信すると、あたかもネットワークコントローラのごとく、マイクロプロセッサから読み出し、書き込み可能なフレームバッファへ受信フレームを書き込む機能を有するもの等がある。いずれの方法を採っても、マネジャとエージェント間の通信は、必ずスイッチング制御部を経由しなければ不可能であった。
【0005】
また、従来の10Mbpsのリピータハブでは、スイッチングハブに対して低速な電気回路で実現されているため、相対的に低消費電力であり、よって、装置自体が特別な冷却機能を有していない場合が多かった。しかし、伝送速度が100Mbpsになり、かつ内部に高速なスイッチング回路を有するスイッチングハブの場合には、相対的に高消費電力であり、装置自体にファン等の冷却機能を有するのが一般的である。ファンの寿命は、装置の寿命に対し短いことがふつうであり、そのための運用コストの増大を管理者は検討しなければならない。
【0006】
この冷却のためのファンを無くすためには、装置自体の低消費電力化のみでは達成できず、設置環境に対する条件がファンを備えている構成に比べてより厳密な管理を求められ、そこでのコストの増大や、空調設備によるトータルとしての消費電力が増大する可能性もある。ネットワーク機器は概ね終日、通電状態で使用される。これは、接続される端末がいつでもネットワークに接続できることを保証するためである。そのため、夜間等ほとんど無通信で、接続されている端末の電源も落とされている場合に置いても、スイッチングハブ等は電源が入れられたままで運用されている。
【0007】
スイッチングハブは、一般的な執務環境で使用される場合がほとんどで、昼間の時間帯の場合には、動作に耐えられる温度環境で使用され、なおかつ、冷却装置の故障により装置の動作が異常となった場合には、人間系(保守員やネットワーク管理者)でその処置が可能である。しかし、夜間等無人の状態で、冷却装置が故障した場合には、ファン停止アラームや装置内の温度監視により、強制的に電源がOFFするか、あるいはそのままの状態で放置されて装置内が非常に高温になってしまうかのいずれかである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスイッチを用いたLAN間接続装置では、以下のような問題点がある。
【0009】
・マネジャ側からは、LAN間接続装置が応答できなくなっている場合に、スイッチング制御部に異常があるのか、エージェント部分に異常があるのかを把握できない。
【0010】
・スイッチング制御部に異常があると、マネジャとエージェント間の通信ができなくなる。これは、エージェント部分がスイッチング制御部を経由して管理フレームの通信を行うことによる。
【0011】
・冷却のための強制空冷装置を付けることによる点検整備費用等のランニングコストの増大。
【0012】
・夜間等のほとんど無通信状態での無駄な電力消費。
【0013】
・夜間等の周囲温度上昇に伴う装置内の異常加熱による通信異常。
【0014】
・冷却装置の故障によるネットワークダウンタイムの増大。これは、スイッチングハブの高消費電力に起因する。
【0015】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、(1)スイッチング制御部に異常があっても、マネジャから管理が続行でき、異常箇所の特定が行える、(2)冷却のための強制空冷装置を不要とすることにより、ランニングコストを低減させることができる、(3)夜間等のほとんど無通信状態での無駄な電力消費を低減させるとともに、高温状態を防ぐことにより、通信異常を低減させることができる、(4)冷却装置の故障によるネットワークダウンタイムの増大をなくすことができる、LAN間接続装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の発明に係るLAN間接続装置は、少なくとも1つのLAN、およびLAN端末に接続され、受信したフレームの経路情報に基づいて、該当する宛先端末が接続されているポートにのみ、当該フレームを出力するLAN間接続制御部と、接続されている装置の状態を管理する運用管理装置からの運用情報の読み出し、書き込みを行う要求に対して応答する機能を有し、少なくとも1個のLANのメディアアクセス制御部を有している被ネットワーク管理部とを具備するLAN間接続装置であって、上記LAN間接続制御部における、ある1つのポートのスイッチ部のメディアアクセス制御部あるいは、上記被ネットワーク管理部のメディアアクセス制御部を選択するメディアスイッチ部と、このメディアスイッチ部の選択動作を制御するメディアスイッチ制御部とを有する。
【0017】
また、第2の発明に係るLAN間接続装置、第1の発明において、上記LAN間接続制御部の全てのポートに上記メディアスイッチ部を設けて、上記運用管理装置がどのポートに接続されているかを検出する。
【0018】
また、第3の発明に係るLAN間接続装置は、第1の発明において、装置内の温度を検出する温度検出部と、上記LAN間接続制御部に電源を供給するとともに、出力が上記被ネットワーク管理部からの制御信号により制御される、少なくとも1個以上の電源制御部と、上記温度検出部により所定の温度以上の温度が検出されたときに、上記LAN間接続制御部への電源供給を停止させる電源停止手段とを具備する。
【0019】
また、第4の発明に係るLAN間接続装置は、第3の発明に係るLAN間接続装置において、上記温度検出部により所定の温度以上の温度が検出されたときに、各部への電源供給を停止させるとともに、上記メディアスイッチ部に上記被ネットワーク管理部のメディアアクセス部を選択させて、上記運用管理装置に対して温度異常を通知する。
【0022】
【発明の実施の形態】
(構成の説明)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係るLAN間接続装置を適用したネットワーク構成を示す図である。図1において、SW−1(100)、SW−2(101)、SW−3(102)は、スイッチングハブである。スイッチングハブSW−1(101)内の数字はポート番号であり、ポート1にはスイッチングハブSW−2(101)が接続され、ポート2,3、…、nには端末P11〜P1nが接続されている。スイッチングハブSW−2(101)には、ネットワークマネジャM21と、サーバコンピュータS21とが接続されている。スイッチングハブSW−3(102)には、端末P31〜P3nがそれぞれ接続されている。
【0023】
ネットワークマネジャM21はLAN間接続装置の状態を管理する運用管理装置である。
【0024】
図2はスイッチングハブのハードウェア構成を示す図である。スイッチ型LAN間接続制御部(スイッチングコア)SWCORE(101−2)は、複数のLAN、およびLAN端末に接続され、受信したフレームの経路情報により、該当する宛先端末が接続されているポートにのみ、そのフレームを出力する機能を有する。被ネットワーク管理部(エージェント)AGENT(101−1)は、ネットワークマネジャからの、運用情報(MIB:Management Information Base)の読み出し、書き込みを行う要求に対する応答機能を有し、少なくとも1個のLANのメディアアクセス制御部を有している。メディアスイッチ部MII−SW1は、スイッチングコアSWCORE(101−2)のある1つのポートのスイッチ部のメディアアクセス制御部MAC(ここではMAC1)あるいは、エージェントAGENT(101−1)のメディアアクセス制御部MACmを選択し、物理層制御部PHY1に接続するスイッチ機能を有する。メディアスイッチ制御部CNT4は、前記メディアスイッチ部MII−SW1を外部スイッチやエージェント部からの信号により制御する。
【0025】
以下に図2に示すハードウェア構成の各要素について説明する。まず、スイッチングコアSWCORE(101−2)側の構成について説明する。
【0026】
ARLは、アドレスとポート番号を登録・検索する部分である。CAM(Contents addressable memory)やHASHによるメモリにより実現される。
【0027】
CN1−CNnは、物理メディアであるケーブルを接続するコネクタである。
【0028】
PHY1−PHYnは物理制御部であり、CN1−CNnから受信した信号からクロックを抽出し、bit同期を確立し、後述するMAC1−MACnへその信号を転送する。またMAC1−MACnから送られた信号をCN1−CNnへ送信する。メディア送受信部とも呼ばれる。また、相手装置間のリンク制御やメディア決定のための調停を行う機能を有する。
【0029】
MAC1−MACnは、メディアアクセス制御部である。PHY1〜PHYnからの信号に基づいてフレームを生成し、後述するSWCTRLへ転送するとともに、SWCTRLから転送されてきたフレームをPHY1〜PHYnへ送信する。
【0030】
SWCTRLはスイッチング制御部であり、フレームのスイッチングを行う部分である。MAC1−MACnから受け取ったフレームからARLにより宛先のポートを抽出し、該当するポートのMAC1−MACnへ転送する。もし、宛先が自分自身であった場合には、後述するMEMへそのフレームを転送する。数字の1,2−nは、ポート番号である。
【0031】
次にエージェントAGENT(101−1)側の構成について説明する。
【0032】
MPUは、マイクロプロセッサであり、装置の監視、管理をソフトウェアにより実行する部分である。
【0033】
THMは、装置内の温度監視を行う部分(温度検知部)で、その内容はMPUより読み出すことができる。
【0034】
MEMは、MPU用のプログラムデータを格納するメモリである。
【0035】
CNT1は、MPUとSWCTRLの制御部分間のインタフェース部分である。
【0036】
CNT2は、SWCTRLが自分当てのフレームを転送する場合のMEMへの転送を制御する部分である。
【0037】
CNT3は、MPUとMAC1−MACnの制御部分間のインタフェース部分である。
【0038】
CNT4は、MPUとMII−SW1の制御部分間のインタフェース部分である。
【0039】
MACmは、メディアアクセス制御部であり、MII−SW1から出力された信号からフレームを生成し、MEMへ書き込むとともに、MPUからの送信要求により、MEMからフレームを取り出し、MII−SW1へ送信する。
【0040】
BUS1はバスである。
【0041】
MII−SW1は上記したように、PHY1とMAC1とMACm間にあって、CNT4の信号により、3者の接続を制御するメディアスイッチ部である。
【0042】
図3は図2に示すメディアスイッチ部MII−SW及びその周辺の構成を示す図である。
【0043】
図3において、PHY−1,MII−SW1,MACm,MAC1,CTL4は、図2の各ブロックに示したものと同一である。MII−Aは、MACmとのインタフェースである。MII−Bは、MAC1とのインタフェースである。MII−A、MII−BのTXD[3:0],TCLK,TXE,RXD[3:0],RCLK,CRS,COL,MDC,MDI0は、PHY−1とMAC間の信号である。セレクタSELのA,Bは、PHY−1とMII−A,MII−Bの接続に関する制御入力部である。
【0044】
受信信号TCLK,RXD[3:0],RCLK,CRS,COLは、インタフェースMII−A及びMII−Bに供給されるが、CNT4からの制御信号によりどちらかが選択されてMACmまたはMAC1に供給される。
【0045】
また、インタフェースMII−Aの送信信号TXD[3:0],TXE,MDC,MDI0は、セレクタSELの制御入力部Aに供給され、インタフェースMII−Bの送信信号TXD[3:0],TXE,MDC,MDI0は、セレクタSELの制御入力部Bに供給されるが、CNT4からの制御信号によりどちらかが選択されてPHY−1に送られる。
【0046】
図4は電源制御部の構成例を示す図である。PSは、装置の主電源であり、装置全体に電源を供給する。図4において、AGENT,MII−SW,PHY1,SWCTRL,ARL,MAC1,MAC2,PHY2,MACn,PHYnは、図2の構成と同じものである。PS−1,PS−2,PS−3,PS−nは分散配置された電源制御部である。この電源制御部PS−1,PS−2,PS−3,PS−nは、主電源PSから供給される電源を、AGENTの制御信号C1,C2,C3,Cnに基づいて制御(停止)する機能を持つ。すなわち、MII−SW,PHY1に供給される電源はPS−1により制御され、SWCTRL,ARLに供給される電源はPS−2により制御され、MAC1,MAC2,PHY2に供給される電源はPS−3により制御され、MACn,PHYnに供給される電源はPS−nにより制御される。
【0047】
図5はスイッチングハブの第2のハードウェア構成例を示す図である。MII−SW2,MII−SWn以外は、図2と同じである。MII−SW2,MII−SWnは、MII−SW1と同じMAC2,MACnとPHY2,PHYnと、MACm間をCNT4により接続制御するスイッチである。
【0048】
次に、上記した構成を機能の観点から説明する。すなわち、スイッチングコアSWCORE(101−2)は、フレームの中継機能を実現するために以下の基本的な機能を備えている。
【0049】
1.LANに接続するための物理的なケーブル配線
2.ケーブルを接続するコネクタ(CN1〜CNn)
3.コネクタ(CN1〜CNn)を介してケーブルへ電気信号や光信号を出力し、またケーブルから出力される電気信号や光信号を受信する複数の物理制御部(PHY1〜PHYn)
4.複数の物理制御部(PHY1〜PHYn)に対し、ある決められたメディアアクセス方法を実行して、他のメディアアクセス制御部から転送されてきたフレームを送信する機能
5.複数の物理制御部(PHY1〜PHYn)が受信した電気信号からフレームを抽出し、バッファへ一時的に格納する機能とを有する複数のメディアアクセス部(MAC1〜MACn)
6.複数のメディアアクセス部から出力される受信フレームから経路情報を抽出し、データベースへ登録する機能を有するアドレス学習(ARL)部
7.複数のメディアアクセス部(MAC1〜MACn)から出力された受信フレームの経路情報から、アドレス学習(ARL)部により生成された経路情報に関するデータベースを検索し、中継先のメディアアクセス部を決定し、中継先のメディアアクセス部にバッファから読み出して、転送制御する機能を有するスイッチング制御部(SWCTRL)
また、エージェントAGENT(101−1)は、以下に示すような基本的機能を備えている。
【0050】
1.上記の各機能部の状態を監視し、管理情報のためのデータベース(MIB)を生成する機能
2.MIBの読み出し、書き込みをネットワーク経由で制御する手順(NMP)を実行する機能
3.スイッチングコアSWCOREに対し、フレームの送受信を行う機能。
【0051】
さらに本実施形態では、以上の基本的機能に加えて以下の機能を備えていることを特徴とする。
【0052】
(SWCOREに対して)
1.PHY1とMAC1間にあって、外部の制御信号により、その接続を遮断し、他のMACへ接続するパスを生成するスイッチ(MII−SW)
2.上記MII−SWを全てのPHYとMAC間に配置し、いかなるポートともAGENTのMACmを接続可能な状態にしておく機能(図5のMII−SW1〜M11−SWn)
3.PHY、MAC、ARL、SWCTRLの各部には、外部の設定により低消費電力モードへ移行する機能
4.SWCOREの各部に対する電源供給が、AGENTからの制御により制御可能な電源制御部(図4のPS−1〜PS−n)
なお、この電源制御部は、SWCORE内の電源供給を細分化して、制御できるように複数持たせることも可能である。
【0053】
(AGENTに対して)
1.ARLの情報を読み出し、ネットワーク管理を行う管理装置(マネジャ:NMS)が接続されているポート番号を検索する機能(MPU/SWCOREのARL)
2.SWCOREとの接続とは別に持つメディアアクセス制御部(図2、図5のMACm)
3.2.におけるMACmをSWCOREのMII−SWに接続し、そのMII−SWを制御する機能(MPU)
4.装置内の温度を測定する機能(図2、図5のTHM)
5.各部の低消費電力モードの設定か、電源制御かを行う機能(MPU、S/W)
6.ネットワーク管理を行う管理装置(マネジャ:NMS)との間で、消費電力モードに関する設定を行う手順を実行する機能(MPU、S/W)
7.NMSに対し、装置内の電力や温度に関する情報を通知する機能(MPU、S/W)
を有することにより、以下の機能を実現する。
【0054】
本実施形態では上記した機能を備えることにより、
1.SWCOREの状態をAGENTが監視し、SWCTRL部やARL等、全てのスイッチング動作に影響を与える部分に異常が発生した場合には、MII−SWを制御し、AGENTのMACmとPHYを接続させることにより、NMSとAGENT間の通信を続行させる。
【0055】
2.装置内の温度を測定し、ある閾値を超えた場合には、電源制御部PSに対してSWCOREに対する電源供給を停止させる指令を送ることにより、装置内温度の異常状態を回避させる。
【0056】
3.上記同様、装置内の温度上昇が異常状態になった場合に、SWCORE内にあらかじめ電源供給に対する優先度付けが行われており、低優先部分から順次電源供給を停止させることにより縮退運転をさせ、重要な接続相手であるサーバや幹線LANへのパスを極力ダウンさせないようにする。
【0057】
4.上記の温度異常時の縮退運転において、SWCOREの全ての部分への電源供給を停止させねばならない状態となっても、MII−SWを制御することにより、マネジャとの通信を続行可能にする。
【0058】
5.AGENTがSWCOREのPHY1〜PHYnの状態を監視し、すべてのポートが停止状態(接続されていない状態、接続端末の電源が落ちている状態、オフライン状態)の場合には、SWCOREを電源制御部から切り離してSWCOREへの電源供給を停止させ、AGENTとMII−SW、その先のPHYにのみ通電することにより、夜間等の無駄な電力消費を低減させる。
【0059】
(動作の説明)
以下に上記した構成の動作を説明する。図1に示すマネジャM21が、スイッチングハブSW−1(100)を監視している状態で、動作を説明する。M21から送信された監視用フレームは、SW−2(101)を経由して、SW−1(100)のポート1(CN1)に入力される。CN1に入力したフレームは、PHY1でデジタル信号化され、MII−SW1に出力される。MII−SW1は、受信した信号をMAC1,MACm両方に送信する。MACmは、受信信号からフレームを抽出し、宛先アドレスをチェックする。宛先アドレスが自分当てであった場合、MEMのMACmにあらかじめ予約されたエリアへそのフレームを書きこみ、MPUへ受信を通知する。
【0060】
一方、MAC1は、入力信号からフレームを抽出し、SWCTRLへ出力する。SWCTRLでは、入力フレームから宛先情報の検索と送信元情報の登録をARLへ行い、ARLにより検索された宛先ポート番号へそのフレームを転送しようとする。この場合、宛先は自分自身であったため、受信フレームはCNT2へ出力される。CNT2では、SWCTRLから入力したフレームをBUS1のアクセス権を獲得し、MEMのMACmとは異なるエリアに書きこむとともに、MPUへフレームを書きこんだことを通知する。
【0061】
MPUでは、CNT2から書きこまれたフレームがある間は、MACmが書きこんだフレームの解析は行わず、CNT2からのフレームのみプロトコル解析、検査を行う。その結果、M21からの監視フレームの読み出しであると判断し、その応答フレームをMEMへ書きこみ、CNT2へ送信要求を行う。CNT2からM21までは受信時とは逆のルートで持って、M21まで転送される。
【0062】
ここで、SWCTRL内の一部の部品に故障が発生し、正常にスイッチ転送できない状態になったとする。
【0063】
MPUでは、CNT3経由で、装置内の状態を常時監視しており、SWCTRLが正常状態でないことを検知する場合と、MACmから受信通知があるが、CNT2からの受信通知が無い場合の2つでSWCTRLの異常を検知する。そこで、装置内の異常を検知すると、MACmからの受信フレームの処理を行うとともに、MII−SW1の送信用選択回路(図3のSEL部分)ですべてBからA側を選択させるようにすることによって、MACmからフレームを送信させるようにする。これによって、MAC1,SWCTRL,ARL,CNT2の異常により、監視不能状態になることを防ぐことが可能となる。
【0064】
MII−SW1を切り替えた後、MPUは、本装置に異常が発生し、通信ができなくなったことをM21へ通知することが可能となり、ネットワーク内の異常箇所の特定と復旧に早急な対応が可能となる。
【0065】
なお、図2の構成では、ポート1に必ずネットワークマネジャから送られてくるフレームが受信できるようにシステムを構成しなければならないが、図5に示すようにすべてのポートにメディアスイッチを置き、ARLの内容をMPUが読み出すことによって、どのポートの先にM21がいるのかを判断し、該当するポートのMII−SWのOEをオンすることによって、図2の構成と同様の動作をすることが可能となる。
【0066】
次に、SW−1内のAGENT部分にあるTHMによって、装置内の温度に異常を検知した場合の動作を説明する。SW−1内は図4のように細かく電源制御可能なように構成されている。温度異常を検知したMPUは、まず、最も優先度が低く設定されたポートへ電源を供給するPS−nに対し、電源供給を停止させるように指令を出す。また、動作を停止させたことをM21へ通知する。
【0067】
それでも、温度異常状態が継続している場合には、次の低優先度の電源供給を停止させる。最終的には、AGENTとM21への通信路を確保する部分(AGENT,MII−SW1,PHY1)以外のすべての電源の供給を停止させる。これによって装置内の温度が異常になった場合においても、徐々に縮退運転できるようにするとともに、ネットワークマネジャにその状態を通知できるようにすることを可能とする。
【0068】
また、電源制御の分け方を更に細かくし、MAC部分とPHY部分を分け、CNT3により各PHYの状態を監視し、接続されていなかったり、接続相手の電源がOFFされている場合には、該当するMACの電源供給を停止させ、すべてのポートが接続相手が未接続状態であった場合には、AGENTとPHY部分を残して、すべての電源供給を停止させる。これにより、夜間等の無駄な消費電力を少なくすることが可能となる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、
(1)スイッチング部分に異常があっても、マネジャから管理が続行でき、異常箇所の特定が行える。
【0070】
(2)冷却のための強制空冷装置を不要とすることにより、ランニングコストを低減させることができる。
【0071】
(3)夜間等のほとんど無通信状態での無駄な電力消費を低減させるとともに、高温状態を防ぐことにより、通信異常を低減させることができる。
【0072】
(4)冷却装置の故障によるネットワークダウンタイムの増大をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るLAN間接続装置を適用したネットワーク構成を示す図である。
【図2】スイッチングハブのハードウェア構成を示す図である。
【図3】図2に示すメディアスイッチ部MII−SW及びその周辺の構成を示す図である。
【図4】電源制御部の構成例を示す図である。
【図5】スイッチングハブの第2のハードウェア構成例を示す図である。
【符号の説明】
100…スイッチングハブSW−1、
101…スイッチングハブSW−2、
102…スイッチングハブSW−3、
M21…ネットワークマネジャ、
S21…サーバコンピュータ、
P11〜P1n、P31〜P3n…端末、
101−1…被ネットワーク管理部(エージェント)、
101−2…スイッチ型LAN間接続制御部(スイッチングコア)、
M11−SW1…メディアスイッチ部、
ARL…アドレスとポート番号を登録・検索する部分、
SWCTRL…スイッチング制御部、
MAC1〜MACn…メディアアクセス制御部、
PHY1〜PHYn…物理制御部(メディア送受信部)、
CN1〜CNn…コネクタ、
MPU…マイクロプロセッサ、
THM…装置内の温度監視を行なう部分、
MEM…メモリ、
CNT1…MPUとSWCTRLの制御部分間のインタフェース、
CNT2…MEMへの転送を制御する部分、
CNT3…MPUとMAC1〜MACnの制御部分間のインタフェース、
CNT4…MPUとM11−SW1の制御部分間のインタフェース、
MACm…メディアアクセス制御部。

Claims (4)

  1. 少なくとも1つのLAN、およびLAN端末に接続され、受信したフレームの経路情報に基づいて、該当する宛先端末が接続されているポートにのみ、当該フレームを出力するLAN間接続制御部と、
    接続されている装置の状態を管理する運用管理装置からの運用情報の読み出し、書き込みを行う要求に対して応答する機能を有し、少なくとも1個のLANのメディアアクセス制御部を有している被ネットワーク管理部と、
    を具備するLAN間接続装置であって、
    上記LAN間接続制御部における、ある1つのポートのスイッチ部のメディアアクセス制御部あるいは、上記被ネットワーク管理部のメディアアクセス制御部を選択するメディアスイッチ部と、
    このメディアスイッチ部の選択動作を制御するメディアスイッチ制御部と、
    を有することを特徴とするLAN間接続装置。
  2. 上記LAN間接続制御部の全てのポートに上記メディアスイッチ部を設けて、上記運用管理装置がどのポートに接続されているかを検出することを特徴とする請求項1記載のLAN間接続装置。
  3. 装置内の温度を検出する温度検出部と、
    上記LAN間接続制御部に電源を供給するとともに、出力が上記被ネットワーク管理部からの制御信号により制御される、少なくとも1個以上の電源制御部と、
    上記温度検出部により所定の温度以上の温度が検出されたときに、上記LAN間接続制御部への電源供給を停止させる電源停止手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載のLAN間接続装置。
  4. 上記温度検出部により所定の温度以上の温度が検出されたときに、各部への電源供給を停止させるとともに、上記メディアスイッチ部に上記被ネットワーク管理部のメディアアクセス部を選択させて、上記運用管理装置に対して温度異常を通知するようにしたことを特徴とする請求項記載のLAN間接続装置。
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