JP4253045B2 - 図面データ修復方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、CAD(Computer Aided Design)システム等において、異なるデータフォーマット間で図面データを変換する際、中間フォーマットのデータについて破損箇所を修復する図面データ修復方法に関し、特に行ズレや欠落行の修復に最適な図面データ修復方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CADシステムは、その利用用途、機能、価格を比較検討して、ユーザが自由に選択することができる。その結果、市場には数多くのCADが流通しているが、これらのデータに互換性はない。そこで、実際に異なるCAD間で図面データを変換する場合には、中間フォーマットと呼ばれる共通のデータフォーマットが必要となる。中間フォーマットには、DXF(Drawing Interchange Format)、BMI(Batch Model Interface)、IGES(Initial Graphics Exchange Specification)、STEP(Industrial automation system-Product data representation and exchange)等が存在するが、2次元設計では、DXFが主流となっている。
【0003】
DXFは、AutoDesk社のAutoCAD(商標)によって使用されているCAD図面変換用の中間フォーマットであり、現在、各種CAD間での図面データ変換で汎用的に用いられている。DXFには、各種バージョンがあるが、R12Jまでのバージョンでは、奇数行目がグループコード、偶数行目がグループ値とそれぞれ呼ばれ、2行1組でグループと呼ばれている。グループコードでは、記述形式は整数であり、偶数行目の記述形式と、グループ値が表す内容分野(例えば、角度値、距離、座標)とを指定する。グループ値では、記述形式は整数、浮動小数点、文字列のいずれかであり、データ内容を記述し、その意味は他のグループの内容との総合結果で最終的に決まる(例えば、角度値において、文字の傾きか、円弧始点角度)。グループは、図11に示すように、集合によって、DXF変数、DXFテーブル、DXF要素等のデータを表し、それらの群がDXF複合図形並びにHEADERセクション、TABLESセクション、BLOCKSセクション及びENTITIESセクションを構成し、更にはDXFファイルを構成する。どのような内容のグループがどのような順番で記述されるべきかの規則は、DXF変数、DXFテーブル、DXF要素及びセクション等(以下、これらを総称してDXF要素という。)によって異なる。
【0004】
ところで、DXFは規格ではないため、その解釈がCADメーカによって違うことや変換ソフト自体の性能差により、100%のデータ互換を保てないことがある。例えば、グループは、図12に示すように、「無いと文法違反になる」ものと、「無ければデフォルト値を充当される」ものとに分かれるが、CADの中には、初めの“グループ0”はDXF要素種類を示す明らかな必須データであるため作成するものの、2番目の必須な面層“グループ8”を、3番目のデフォルト可能な色番号“グループ62”と混同して作成しないものがある。このようなグループ単位の抜け落ちが軽度のDXF破損である。従来の図面データ修復方法では、グループ単位のDXF破損が生じた場合には、抜け落ちた部分の前後の一連のグループをCADが読み続けながら、「○○○のグループが不足」として認識し、その部分がデフォルト値を持つグループならば、CADはデフォルト値を充当している。また、その部分がデフォルト値を持たないグループならば、DXF文法違反によるエラー処理を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した図面データ修復方法では、DXFファイル出力先の空き容量不足、DXF出力時の文字列変換エラーによる不正グループ発生及びDXF出力時のその他の計算エラーによる不正グループ発生によって行単位の抜け落ちが生じる場合がある。このような行単位の抜け落ちが重度のDXF破損である。この場合には、グループとしての規則が壊れるため、データを読み続けることができず、変換を中止して、DXF読み込みを強制終了しているだけであるという問題がある。
【0006】
この発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、中間フォーマットの図面データについて行ズレや欠落行を発見し、これらを破損状況に応じて修復することができる図面データ修復方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願に係る図面データ修復方法は、記録装置に記録された図面データを、前記記録装置に記録された修復プログラムとROMに書き込まれたマイクロプログラムとに従ってCPUが前記図面データとは異なるデータフォーマットの図面データに、中間フォーマットであるDXFデータを介して変換するに際し、前記記録装置に記録された前記中間フォーマットの図面データについて前記CPUが破損箇所を調べて修復する図面データ修復方法において、前記記録装置には、予めグループコードを表す記述形式及びグループ値を表す記述形式が記録され、前記CPUが、前記記録されたグループコード及びグループ値を表す記述形式に基づき、前記中間フォーマットの図面データからグループコード及びグループ値がこの順に並んでいる行を正当な形式である行が始まる開始位置として判定し、この開始位置から読み込み処理を行うことを特徴とする。
【0008】
この発明に係る第2の図面データ修復方法は、異なるデータフォーマット間で図面データを中間フォーマットを介して変換するに際し、前記中間フォーマットの図面データについて破損箇所を調べて修復する図面データ修復方法において、前記中間フォーマットの図面データに任意に設定されたオプション情報が欠落する欠落行を発見した場合には、予め設定されたデフォルト値を当該欠落行に充当するようにしたことを特徴とする。
【0009】
この発明に係る第3の図面データ修復方法は、異なるデータフォーマット間で図面データを中間フォーマットを介して変換するに際し、前記中間フォーマットの図面データについて破損箇所を調べて修復する図面データ修復方法において、前記中間フォーマットの図面データに必須情報が欠落する欠落行を発見した場合には、残存する必須情報に基づく情報を当該欠落行に充当するようにしたことを特徴とする。
【0010】
また、この発明は、これら第1〜第3の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記述されたコンピュータが読取可能な記憶媒体(CD−ROM、フロッピーディスク等)であることを特徴とする。
【0011】
この発明に係る第1の図面データ修復方法によれば、異なるデータフォーマット間で図面データを変換するに際し、中間フォーマットの図面データについて不正な形式である行を発見した場合には、正当な形式である行が始まる開始位置を調べ、この開始位置から読み込み処理をするので、前記中間フォーマットにおける図面データの行ズレを修復することができる。
【0012】
この発明に係る第2の図面データ修復方法によれば、中間フォーマットの図面データについて任意に設定されたオプション情報が欠落する欠落行を発見した場合には、予め設定されたデフォルト値を当該欠落行に充当するので、前記中間フォーマットにおける図面データの破損を修復することができる。
【0013】
この発明に係る第3の図面データ修復方法によれば、中間フォーマットの図面データについて必須情報が欠落する欠落行を発見した場合には、残存する必須情報に基づく情報を当該欠落行に充当するので、前記中間フォーマットにおける図面データの破損を修復することも可能となる。
【0014】
なお、上述した第1、第2及び第3の図面データ修復方法を組み合わせれば、DXFファイル出力先の空き容量不足、DXF出力時の文字列変換エラーによる不正グループ発生及びDXF出力時のその他の計算エラーによる不正グループ発生によって行単位のDXF破損が生じた場合でも、データを読み続け、変換を続行することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施例に係る図面データ修復方法を適用したCADシステムの構成を示すブロック図である。
このシステムには、キーボード、マウス等の入力装置1を介して入力された図面データと、図示しない他のCADシステムからLAN等を介して入力された図面データとが、ハードディスク等の記録装置2に記録される。記録された図面データが異なるデータフォーマットである場合には、CPU3は、その図面データをRAM4に一旦格納し、記録装置2にインストールされた修復プログラムとROM5に書き込まれたマイクロプログラムとに従って中間フォーマットであるDXFを介しデータ修復しながらデータ変換を実行する。データ修復は、行ズレの修復と欠落行の補充との組み合わせで行われる。行ズレが現れない場合には、奇数行目はグループコードを表し、偶数行目はグループ値を表す。記録装置2に記録された図面データは、ディスプレイ、プリンタ及びプロッタ等の出力装置6を介して画像出力される。
【0016】
図2は、DXFのグループコードによって定められたグループ値の規則の一例を示す図である。
グループコードは、記述形式が整数であり、グループ値の記述形式や内容について規則をそれぞれ定めている。グループコード“0”では、記述形式は文字列であり、LINE、ARC等の特定語句だけが記述され、セクション毎に共通な特定語句とセクション固有の特定語句とがある。グループコード“1”では、記述形式は文字列であり、記述される語句に制限はない。グループコード“9”では、記述形式は文字列であり、先頭の文字には$が記述され、HEADERセクション内でだけ記述される。グループコード“50”では、記述形式は浮動小数点であり、記述される数値に制限はない。グループコード“62”では、記述形式は整数であり、−256〜256のいずれかが記述される。グループコード“70”では、記述形式は整数であり、0〜255のいずれかが記述される。
【0017】
次に、このように構成されたCADシステムにおけるデータ修復処理について説明する。
まず、同システムにおける行ズレの修復処理について説明する。
図3は、DXFデータのデータ構造を示す図である。
k行目が、グループコード行が整数でない等、不正な形式のグループコードやグループ値であった場合には、以下に示すようにして一連の処理(以下、行判定という。)を行う。
【0018】
▲1▼k+1行目がグループコード、k+2行目がグループ値であると仮定して、その仮定が正しいか否かを調べる。仮定が正しければ“1”と判定し、仮定が正しくなければ“0”と判定する。例えば、図3(a)に示す場合には、k+1行目がグループコード、k+2行目がグループ値であると仮定しても矛盾が生じないため、判定▲1▼は“1”となる。
【0019】
▲2▼k+2行目がグループコード、k+3行目がグループ値であると仮定して、その仮定が正しいか否かを調べる。仮定が正しければ“2”判定し、仮定が正しくなければ“0”と判定する。例えば、図3(a)に示す場合には、k+2行目がグループコード、k+2行目がグループ値であると仮定しても矛盾が生じないため、判定▲2▼は“2”となる。
【0020】
▲3▼上記判定▲1▼▲2▼の結果をそれぞれ加算することにより、m=判定▲1▼+判定▲2▼を求める。その結果、図4に示すように、仮定▲1▼▲2▼が共にエラーであってその値がm=0となる場合、仮定▲1▼だけが正しくその値がm=1となる場合、仮定▲2▼だけが正しくその値がm=2となる場合、仮定▲1▼▲2▼が共に正しくその値がm=3となる場合が生じる。両者が共にエラーであるか正しい場合、即ちm=0又は3の場合にはグループの読み込み位置は不明であるが、m=1又は2の場合にk+m行目で正当な形式の行が始まることが分かる。このため、m=0又は3ならば、kに1を加算してから、再度m=g(k)を求め、m=1又は2になるまで上記行判定を繰り返す(以下、同期合わせという。)ことにより、正当な形式の行が始まることが分かるので、k+m行目からグループを読み込めば、形式や内容条件を満足した読み込みができ、行ズレを修復することができる。
【0021】
図4に示すように、m=g(k)=0はk+1,k+2のどちらもグループ開始行としてはエラーであるため、DXFデータの品質の悪さを表す。また、m=g(k)=3はk+1,k+2のどちらもグループ開始行としては正しいため、DXFデータの品質のあいまいさを表す。同期合わせにおいてm=1又は2になるまで行判定を繰り返すと、DXFデータの品質の悪さやあいまいさが累積する。このため、品質に関する指標として打ち切り反復数及び要求安全次数を用いることにより、同期合わせを適切に打ち切ることができる。いま、打ち切り反復数は何回まで行判定の繰り返しを許すかを表し、安全要求次数はm=3が連続する範囲について何回遡ってグループを拾い上げるかを表すものとして、打ち切り反復数及び要求安全次数をそれぞれr,sとすると、グループの品質設定に従って同期合わせを行う場合にグループコードの行を求める関数h(k,r,s)は、次式のように表される。
【0022】
【数1】
h(k,r,s)=k+t+[(u−1)−Max{0,(d−s)}]・2
【0023】
ここで、kは一番初めに不正な形式のグループコードやグループ値が現れた行を表す変数、uは実際に行った行判定の反復数を表す変数、dは直前の行判定の安全次数を表す変数、tは直前の行判定におけるm=g(k)の値を表す変数である。uはm=0又は3で1だけ加算され、dはm=3が連続する毎に1ずつ加算されるが、m=0で0クリアされる。
【0024】
中間変数t=1又は2になったとき、上式により、グループコードの開始位置として採用すべき行数が計算される。例えば、h(k=2001,r=30,s=3)の場合には、図3(b)に示すように、行判定反復数u=4で行判定値t=1となるため、グループコードの開始位置として採用すべき行数を計算し、h=2006が求まる。また、中間変数t=0又は3であるとき、打ち切り反復数rと行判定反復数uとを比較することにより、行判定終了のタイミングが調整される。打ち切り反復数rやDXFファイルの最後に到達することによって同期合わせを打ち切り、グループコードの開始位置が求まらなかった場合には、h(k,r,s)=−9とする。例えば、h(k=2001,r=3,s=4)の場合には、打ち切り反復数r=3であるため、行判定反復数u=3で同期合わせを打ち切り、h=−9となる。なお、安全要求次数sで表される範囲はグループコードの開始位置であるかどうかあいまいな部分であるため、s=0と設定すれば、確定したk+mの区切りから遡らず、安全を重視することになる。
【0025】
次に、同システムにおける欠落行の修復処理について説明する。
欠落行によるDXF要素の破損には、DXF要素において途中から後ろが壊れる場合と、DXF要素において前側が壊れる場合とがある。
【0026】
まず、DXF要素において途中から後ろが壊れる場合について考える。
図5は、DXF要素の一例を示す図である。
この場合には、DXF要素TEXT,VERTEXの種類を表す必須情報は残っているため、そのまま他の必須情報の残存状況に応じて、以下のようにして不足する情報の修復を行う。
【0027】
▲1▼DXF要素の必須情報は何も壊れておらず、それ以外のオプション情報だけが壊れている場合には、デフォルト値を充当する。
【0028】
▲2▼DXF要素の必須情報が壊れており、このうちのDIMENSION要素である“グループ2”が壊れていない場合には、“グループ2”の値で複合図形をサーチし、本発明者によって発明された寸法図形分析の手法を用いて、DIMENSION要素を再生し充当する。
【0029】
▲3▼上記以外の場合には、不足する必須情報に対して仮の情報を補い、DXF仮要素を再生し充当する。この場合、DXF要素種類や不足する情報毎に仮情報の記述方法を変えることにより、仮情報が他の情報と区別され、欠落データの検討を行う際に元図面と比較し易くすることができる。即ち、TEXT要素において座標が不足する場合には、特定領域内へ特定のレイヤや色で文字列等を画像出力させることにより、座標の不明な文字列がどれか確認することができる。また、文字列が不足する場合には、該当する座標位置へ特定のレイヤや色で特定の記号“@@@@”等を画像出力させることにより、どの文字列が記述内容不明かを示すことができる。更に、文字高さが不足する場合(字体でも未定義)には、仮の高さを与え、文字列最後には“↑”等の記号を付加して画像出力させることにより、高さの不明な文字列がどれか確認することができる。一方、VERTEX要素においてふくらみが不足する場合には、仮のふくらみに直線を表す値“0”を充当し、特定のレイヤや色で画像出力させることにより、どの区間が本来は円弧で結ばれるべきかを示すことができる。
【0030】
次に、DXF要素において途中から後ろが壊れる場合について考える。
図6は、DXF要素の他の一例を示す図である。
TEXT要素では、“グループ1”を必ず持ち、後ろにSEQENDやATTRIBを書けない。ATTRIB要素では、“グループ1”、“グループ70”及び“グループ2”を必ず持ち、先頭側にINSERTやATTRIBが書かれ、後側にSEQENDやATTRIBが書かれる。ATTDEF要素では、“グループ1”、“グループ70”、“グループ3”及び“グループ2”を必ず持ち、後ろにSEQENDやATTRIBを書けない。なお、図中の○印はそのDXF要素では必ず持つはずのグループ、△印はそのDXF要素ではデフォルト時に書かれないことがあるグループ、×印はそのDXF要素では書かれないはずのグループをそれぞれ表す。
【0031】
この場合には、DXF要素TEXT,ATTRIB,ATTDEFのうちのいずれであるか種類が不明であるため、残存するグループや修復されたグループが各DXF要素の独自なものであるかどうかによってDXF要素の種類を推定する。即ち、図7に示すように、まず、DXF要素の後側にSEQENDやATTRIBが書かれているかどうかを調べる(S1)。SEQENDやATTRIBが書かれていれば(S1)、ATTRIB要素であると推定する(S2)。SEQENDやATTRIBが書かれていなければ(S1)、DXF要素に“グループ3”があるかどうかを調べる(S3)。“グループ3”があれば(S3)、ATTDEF要素であると推定する(S4)。“グループ3”がなければ(S3)、DXF要素に“グループ70”や“グループ2”があるかどうかを調べる(S5)。“グループ70”や“グループ2”があれば(S5)、ATTDEF要素であると推定する(S6)。“グループ70”や“グループ2”でなければ(S5)、TEXT要素かATTDEF要素であると推定する(S7)。このとき、推定結果によるDXF要素の種類が2通りとなり、どちらにも決まらないため、例えばTEXT要素であると仮決定し(S8)、仮決定した要素種類であることを特定のレイヤや色で画像出力して他の情報と区別し易いようにするとよい。
【0032】
なお、上述した図面データ修復方法を組み合わせれば、図8に示すように、DXFファイル出力先の空き容量不足によってDXFファイルの途中から後ろがそっくり抜け落ちてしまった場合、図9に示すように、DXFテキスト要素の文字列記述行内で文字化けが発生し、余分な1行が書かれたり、その行以降にあった数行が消えてしまった場合、いわゆるDXF出力時の文字列変換エラーによる不正グループ発生の場合、及び図10に示すように、文字列変換エラー以外の原因で形式が整数や浮動小数点であるべきグループ値が不正な形式で書かれたり、その行以降にあった数行が消えてしまった場合、いわゆるDXF出力時のその他の計算エラーによる不正グループ発生の場合でも、データを読み続け、変換を続行することができる。
【0033】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明によれば、異なるデータフォーマット間で図面データを変換するに際し、中間フォーマットの図面データについて不正な形式である行を発見した場合には、正当な形式である行が始まる開始位置を調べ、この開始位置から読み込み処理をするので、前記中間フォーマットにおける図面データの行ズレを修復することができる。
【0034】
また、この発明によれば、中間フォーマットの図面データについて任意に設定されたオプション情報が欠落する欠落行を発見した場合には、予め設定されたデフォルト値を当該欠落行に充当し、前記中間フォーマットの図面データについて必須情報が欠落する欠落行を発見した場合には、残存する必須情報に基づく情報を当該欠落行に充当するので、前記中間フォーマットにおける図面データの破損を修復することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る図面データ修復方法を適用したCADシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 DXFのグループコードによって定められたグループ値の規則の一例を示す図である。
【図3】 DXFデータのデータ構造を示す図である。
【図4】 行判定の処理結果を示す図である。
【図5】 DXF要素の一例を示す図である。
【図6】 DXF要素の他の一例を示す図である。
【図7】 DXF要素の種類の推定処理を説明するための図である。
【図8】 DXFファイル出力先の空き容量不足による図面データの破損を示す図である。
【図9】 DXF出力時の文字列変換エラーによる図面データの破損を示す図である。
【図10】 DXF出力時のその他の計算エラーによる図面データの破損を示す図である。
【図11】 DXFファイルのデータ構造を示す図である。
【図12】 グループ単位での抜け落ちの一例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…記録装置、3…CPU、4…RAM、5…ROM、6…出力装置。

Claims (1)

  1. 記録装置に記録された図面データを、前記記録装置に記録された修復プログラムとROMに書き込まれたマイクロプログラムとに従ってCPUが前記図面データとは異なるデータフォーマットの図面データに、中間フォーマットであるDXFデータを介して変換するに際し、前記記録装置に記録された前記中間フォーマットの図面データについて前記CPUが破損箇所を調べて修復する図面データ修復方法において、
    前記記録装置には、予めグループコードを表す記述形式及びグループ値を表す記述形式が記録され、
    前記CPUが、前記記録されたグループコード及びグループ値を表す記述形式に基づき、前記中間フォーマットの図面データからグループコード及びグループ値がこの順に並んでいる行を正当な形式である行が始まる開始位置として判定し、この開始位置から読み込み処理を行う
    ことを特徴とする図面データ修復方法。
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