JP4252204B2 - 保険代理店の保険料精算システム及びその方法 - Google Patents

保険代理店の保険料精算システム及びその方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、損害保険等の保険代理店の保険料精算システム及びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、損害保険会社とその代理店との間の精算事務フローの概略は、「顧客からの保険料の代理店による受領」、「受領保険料の代理店口座への代理店による速やかな入金」、「代理店口座での受領保険料の代理店による一時保管」、「代理店による法定帳簿の記載」、そして「翌月末分までの1ヶ月分の精算」である。このため、以下のような課題が生じている。
【0003】
代理店は、顧客との保険契約の締結を行い、顧客から受領した保険料を「代理店口座」に、原則として受領した当日に入金する。「代理店口座」とは、損害保険会社の委託代理店として使用する口座のことであり、顧客から受領した保険料を損害保険会社に引き渡すまでの間、一時的に受領保険料を保管するために使用される。代理店は、保険料を受領する限り、毎日、銀行に行って代理店口座に受領保険料を入金する必要があり、多大な手間がかかっている。
【0004】
代理店は、保険契約の締結及び保険料の受領等の代理業務に対する報酬として、損害保険会社より代理店手数料を受け取る。代理店手数料は、受領保険料の中からある割合で充当されるが、その割合は、それぞれの保険の契約に応じた割合であって一律ではないため、保険の契約の内容が完全に確定しないと代理店手数料は決定できない。契約の内容を完全に確定させるためには、損害保険会社のホストコンピュータによって当該契約に不適切な内容がないかどうかを精査した後、契約として計上する必要がある。このためのホストコンピュータへの契約計上のための入力は、代理店が顧客と締結した契約の契約申込書を、保険会社の営業支社に持ち込み又は送付し、その内容を営業支社端末から入力して、ネットワークを介してホストコンピュータに送信することによって行う必要がある。このため、契約申込書の内容に誤り等があった場合でも、精査にかけるまではそれを発見できず、誤りの訂正を迅速に行うことができない。また、契約締結から契約計上までは、タイムラグがある。このため、損害保険会社で、通常一月ごとに、計上された保険契約を精算してそれぞれの保険契約に対する代理店手数料を算出し、それを各代理店ごとに合計して当該代理店に対する一月ごとの代理店手数料を計算している。そして、代理店は、精算された一月単位の代理店手数料を控除した保険料を損害保険会社に送金している。なお、「精算」とは、損害保険会社が受領すべき金額である「精算額」を確定することを意味する「狭義の精算」、及び確定した精算額を損害保険会社の口座に振り込む「送金」の2つの意味を持つ概念として定義されるが、ここでは、「精算」の語は「狭義の精算」の意で用いることとし、「送金」の意の場合は「送金」の語を用いることとする。通常、当月の契約保険料については、翌月末に精算される。また、代理店委託契約上、代理店手数料を精算時まで代理店口座から引き出すことは禁じられているため、代理店にとっては、顧客からの保険料の受領時から、代理店手数料の受け取りまでの期間が長いという不利益がある。例えば、4月1日契約の保険の代理店手数料の受け取りは5月末となり、最長2ヶ月近くも待たされることになる。
【0005】
また、保険料の精算は、上記のように月例精算であるため、精算時までの間の受領保険料の管理用として、代理店口座に入金した保険料について法定帳簿への記載が義務づけられている。このため、代理店の事務負担が大きくなっている。また、損害保険会社からは、1ヶ月分の契約をまとめた(受領保険料から代理店手数料を控除した金額の)精算額の請求書が代理店に送られてくるため、代理店では、法定帳簿と突き合わせての請求書の内容の確認、損害保険会社への請求額の送金等の精算事務が月末に集中するという不都合がある。また、契約締結当日中の代理店口座への入金、及び帳簿の記帳については、全ての代理店に対して徹底することが難しい。
【0006】
近年、上述のような不都合を少しでも回避するために、損害保険会社のホストコンピュータと、それとネットワークで接続された代理店端末とからなる「代理店システム」が開発され、それの代理店への導入が進んできている。この代理店システムの導入により、上述の営業支社端末を用いることなく、代理店の事務所から代理店端末によって即時に(オンラインで)契約内容を損害保険会社のホストコンピュータに送信して契約として計上するという「代理店オンライン計上」が可能となった。また、代理店システムの導入により、損害保険会社のホストコンピュータは、代理店システムから代理店オンライン計上されたデータに基づいて、即時に精算額(損害保険会社に送金する額)と代理店手数料を算出し、これを代理店システムにオンラインで即時にフィードバックすることが可能になった。これにより、代理店は、受領保険料から代理店手数料を控除した額を、毎日、自己の代理店口座ではなく、直接保険会社口座へ振り込むことで、法定帳簿記載等の業務が削減されると共に、代理店手数料を早期に受け取ることが可能となった。これを「デイリー精算」方式と呼ぶ。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述の代理店システム、デイリー精算方式の導入により、精算額を即時に確定させることは可能になったが、精算額確定後の損害保険会社への送金については、代理店システムには組込まれておらず、銀行窓口にて振り込む必要がある。この振り込みは、保険料を受領する限りは基本的に毎日行う必要があるため、依然として多大な事務ロードの原因となっており、デイリー精算方式採用の阻害要因となっている。従って、現状ではこの送金がシステム化されていないために、計上〜精算〜送金の一連の事務処理を一連の操作により同時に完結させることができない。また、基本的に毎日、銀行振込を行うため、振込手数料が割高となり、不経済的である。更に、振込金と契約との照合を保険会社側で行う必要があるが、銀行振込時にATMから入力できる付加情報には制限があるため(通常10桁以内の数字)、それを振込金と契約との照合を保険会社側で行うためのマッチングキーとして使用するためには不十分である。従って、振込金と契約との照合を保険会社側で行うためには、振込を行った旨を代理店システムを通じて保険会社側に報告することが必須となる。
【0008】
「デイリー精算」を行うためには、代理店は必ず代理店システムを導入する必要がある。代理店システムは、クライアントのコンピュータシステムであり、それの導入には、場所的、費用的な負担が発生し、また、システムの使用方法に習熟する必要がある。これは、代理店にとっては、新たな負担の原因ともなり得るため、代理店システムの導入を歓迎しない代理店も多くある。これらの代理店システム未導入の代理店においては、現状では、デイリー精算が行えないという不都合がある。
【0009】
本発明は、このような背景の下になされたものであり、保険契約のオンライン計上に加えて、保険の精算を、デビットカード、保険契約計上機能も有する多機能ATM9からの入金などによって行うことにより、代理店の事務負担の軽減、代理店手数料の早期受領を可能とするシステム及び方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ホストコンピュータと、プリンタ及びカードリーダ手段が接続された代理店端末と、金融機関ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータを接続するネットワークと、から構成される代理店保険料精算システムであって、前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータは、それぞれに含まれるCPUがそれぞれに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することで下記の各手段を実現するものであり、前記ホストコンピュータは、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、保険コース、および保険料を含む保険契約の内容を表わす契約データを格納する契約データベースを有し、データの登録、属性の変更、及び検索を含む操作の指示を伴う入力されたデータに応じて前記契約データに対する当該操作を前記契約データベースに対して実行することによって当該契約データを管理するータベース、を含み、前記代理店端末は、前記代理店が前記代理店端末の入力手段から入力する証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、および保険コースを含む契約の内容を表わす契約申込データを取得し、それを前記ホストコンピュータに送信する契約申込データ取得手段、を含み、前記ホストコンピュータは、前記契約申込データ取得手段から送信された前記契約の契約申込データに基づいて、前記保険コースのそれぞれに対応付けられて記憶している保険料のデータを参照することによって当該契約の保険料を特定し、特定された当該契約の保険料のデータを前記契約申込データに追加することによって当該契約の内容を表わす契約データを作成、当該契約データに計上候補の属性を付加して前記データベース内の前記契約データベース登録し、作成した契約データを前記代理店端末に送信する契約データ登録手段、をさらに含み、前記代理店端末は、前記契約データ登録手段から送信された前記契約データの内容を印字した契約申込書の印刷をプリンタに指令する契約申込書印刷手段と、記代理店による計上候補の属性が付加された契約を前記データベース内の前記契約データベースに検索させる要求を前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータから検索された契約のすべて又は一部を表わすデータを受信し、当該契約を表わすデータを精算対象の選択のために力手段へ送ることにより当該出力手段に当該契約を表示させる計上候補契約表示手段と、記代理店による精算対象の契約の選択をけ付けて前記ホストコンピュータに送信する精算対象契約選択手段と、をさらに含み、前記ホストコンピュータは、前記精算対象契約選択手段から送信された前記精算対象の選択を受け付けた前記契約の前記契約データに基いて前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を精算対象の属性に変更する契約として特定し、前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を示すデータを前記ータベースに入力することにより、それに含まれる前記契約データベースが管理する当該契約の契約データ属性を計上候補から精算対象に変更させる精算対象契約データ登録手段と、記精算対象の選択がされた前記契約の前記契約データに含まれる保険コースのデータに基づいて、保険の契約に応じた保険料の中からある割合により充当されるべき金額としてあらかじめ定められて記憶されている代理店手数料のデータを参照することによって当該契約に応じた金額の代理店手数料を特定し、当該契約の保険料から当該代理店手数料を控除することによって精算額を計算する精算額計算手段と、をさらに含み、前記代理店端末は、前精算対象の選択がされた前記契約及び前記精算額計算手段によって計算された当該契約に対する精算額のすべて又は一部を表わすデータを前記ホストコンピュータから受信し、当該精算額を表すデータを精算対象の契約の選択のために前記代理店端末の前記出力手段へ送ることにより当該出力手段に表示させる精算対象契約表示手段と、記精算対象の選択がされた前記契約のデビット決済のために、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータ、前記精算額、前記カードリーダ手段を通じて入力される前記代理店が有するデビットカードの決済口座のためのデビットカードに記録された前記代理店の決済口座を特定可能なデビットカード情報、及び前記代理店からの操作により入力される保険会社口座への振込要求を、前記デビットカードによる前記代理店の決済口座から前記保険会社口座への前記精算額のデビットカード決済を行う金融機関ホストコンピュータへ送信するデビット決済要求手段と、をさらに含み、前記金融機関ホストコンピュータは、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータ、前記精算額、前記デビットカード情報、及び前記保険会社口座への振り込み要求を前記代理店端末から受信し、前記デビットカード情報に基づいて前記代理店が有するデビットカードの決済口座を特定し、前記代理店が有するデビットカードの前記決済口座から前記精算額を引き落とす処理を行い、引き落とされた前記精算額を前記金融機関ホストコンピュータが管理する前記保険会社口座に振り込む処理を行い、デビットカード決済を行った前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータを含む当該契約のデビット決済完了の通知を前記ホストコンピュータに送信するデビット決済手段、を含み、前記ホストコンピュータは、前記金融機関ホストコンピュータでの前記代理店の決済口座から前記保険会社口座への前記精算額のデビット決済の処理の完了後に前記金融機関ホストコンピュータから送信される、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータを含む当該契約のデビット決済完了の通知を受信し、当該通知に基いてデビット決済が完了した契約を特定してそれに対応する前記精算対象の選択がされた契約を特定し、前記ータベースに前記特定された契約の属性を精算対象から精算完了に変更すべき旨を表わすデータを入力することによって、それに含まれる前記契約データベースが管理する特定された当該契約の契約データ属性を精算対象から精算完了に変更させる精算完了契約データ登録手段さらに有することを特徴とする。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加えて、前記ホストコンピュータは、
前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータとして、前記精算対象契約選択手段で受け付けた精算対象として選択された契約を特定するための当該契約と対応付けられた整理No.を発行して前記データベース内の前記契約データベースに記憶させ当該整理No.を前記カードリーダ手段から入力される前記デビットカード情報に追加させるために前記代理店端末送信する整理No.送信手段を更に含み、前記デビット決済要求手段は、記整理No.を融機関ホストコンピュータへ送信し、前記デビット決済手段は、前記整理No.を前記代理店端末から受信して、それを前記ホストコンピュータに送信し、前記精算完了契約データ登録手段は、前記金融機関ホストコンピュータから前記整理No.を含めて送信される前記デビット決済完了の通知に基いて、前記通知に含まれる前記整理No.を検索キーとして前記整理No.を記憶する前記データベース内の契約データベースから前記通知に含まれる前記整理No.に対応する前記契約を検索し、検索された契約を前記精算対象の選択がされた契約として特定することを特徴とする。
【0013】
請求項に記載の発明は、ホストコンピュータと、プリンタが接続された代理店端末と、金融機関ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータを接続するネットワークと、から構成される代理店保険料精算システムであって、前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータは、それぞれに含まれるCPUがそれぞれに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することで下記の各手段を実現するものであり、前記ホストコンピュータは、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、保険コース、および保険料を含む保険契約の内容を表わす契約データを格納する契約データベースを有し、データの登録、属性の変更、及び検索を含む操作の指示を伴う入力されたデータに応じて前記契約データに対する当該操作を前記契約データベースに対して実行することによって当該契約データを管理するータベース、を含み、前記代理店端末は、前記代理店が前記代理店端末の入力手段から入力する証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、および保険コースを含む契約の内容を表わす契約申込データを取得し、それを前記ホストコンピュータに送信する契約申込データ取得手段、を含み、前記ホストコンピュータは、前記契約申込データ取得手段から送信された前記契約の契約申込データに基づいて、前記保険コースのそれぞれに対応付けられて記憶している保険料のデータを参照することによって当該契約の保険料を特定し、特定された当該契約の保険料のデータを前記契約申込データに追加することによって当該契約の内容を表わす契約データを作成、当該契約データに計上候補の属性を付加して前記データベース内の前記契約データベース登録し、作成した契約データを前記代理店端末に送信する契約データ登録手段、をさらに含み、前記代理店端末は、前記契約データ登録手段から送信された前記契約データの内容を印字した契約申込書の印刷をプリンタに指令する契約申込書印刷手段と、記代理店による計上候補の属性が付加された契約を前記データベース内の前記契約データベースに検索させる要求を前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータから検索された契約のすべて又は一部を表わすデータを受信し、当該契約を表わすデータを精算対象の選択のために力手段へ送ることにより当該出力手段に当該契約を表示させる計上候補契約表示手段と、記代理店による精算対象の契約の選択をけ付けて前記ホストコンピュータに送信する精算対象契約選択手段と、をさらに含み、前記ホストコンピュータは、前記精算対象契約選択手段から送信された前記精算対象の選択を受け付けた前記契約の前記契約データに基いて前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を精算対象の属性に変更する契約として特定し、前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を示すデータを前記ータベースに入力することにより、それに含まれる前記契約データベースが管理する当該契約の契約データの属性計上候補から精算対象に変更させる精算対象契約データ登録手段と、記精算対象の選択がされた前記契約の前記契約データに含まれる保険コースのデータに基づいて、保険の契約に応じた保険料の中からある割合により充当されるべき金額としてあらかじめ定められて記憶されている代理店手数料のデータを参照することによって当該契約に応じた金額の代理店手数料を特定し、当該契約の保険料から当該代理店手数料を控除することによって精算額を計算する精算額計算手段と、をさらに含み、前記代理店端末は、前精算対象の選択がされた前記契約及び前記精算額計算手段によって計算された当該契約に対する精算額のすべて又は一部を表わすデータを前記ホストコンピュータから受信し、当該精算額を表すデータを精算対象の契約の選択のために前記代理店端末の前記出力手段へ送ることにより当該出力手段に表示させる精算対象契約表示手段と、記代理店が精算額を前記代理店の口座から保険会社口座に振り込むための、前記代理店によるファームバンキングでの振込前記金融機関ホストコンピュータに実行させるための画面を前記代理店端末の前記出力手段から出力させ、前記代理店による前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の操作を受け付けて、前記ファームバンキングの処理を実行する金融機関ホストコンピュータに前記振込の要求を送信するファームバンキング決済提供手段、をさらに含み、前記金融機関ホストコンピュータは、前記代理店による前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の要求を前記代理店端末から受信し、前記代理店の口座から前記金 融機関ホストコンピュータが管理する前記保険会社口座に振り込む処理を行い、前記保険会社口座に振り込まれた金額及び振込元を含む振込情報を前記ホストコンピュータに送信するファームバンキング手段、を含み、前記ホストコンピュータは、前記金融機関ホストコンピュータでの前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の処理の完了後に前記金融機関ホストコンピュータから送信される、前記精算対象の選択がされた前記契約の決済のために前記ファームバンキングでの振込によって前記保険会社口座に振り込まれた金額及び振込元を含む前記振込情報を信するファームバンキング決済受信手段と、記金融機関ホストコンピュータから受信した前記振込情報に含まれる振込元の情報を検索キーとして前記データベース内の前記契約データベースを検索させて前記振込の完了した前記精算対象の選択がされた契約を特定し、振込された金額と前記精算額とを照合することによって前記契約の決済が完了したかを確認し、決済が完了すれば前記ータベースそれに含まれる前記契約データベースが管理する特定された当該契約の契約データ属性を精算対象から精算完了に変更させる精算完了契約データ登録手段と、をさらに有することを特徴とする。
【0015】
請求項に記載の発明は、ホストコンピュータと、プリンタ及びカードリーダ手段が接続された代理店端末と、金融機関ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータを接続するネットワークと、から構成される代理店保険料精算システムが実行する代理店保険料精算方法であって、前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータは、それぞれに含まれるCPUがそれぞれに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することで下記の各ステップを実現するものであり、前記ホストコンピュータは、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、保険コース、および保険料を含む保険契約の内容を表わす契約データを格納する契約データベースを有し、データの登録、属性の変更、及び検索を含む操作の指示を伴う入力されたデータに応じて前記契約データに対する当該操作を前記契約データベースに対して実行することによって当該契約データを管理するデータベース、を含み、前記代理店保険料精算方法は、前記代理店端末が、前記代理店により入力される証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、および保険コースを含む保険の契約の内容を表わす契約申込データをし、それを前記ホストコンピュータに送信する契約申込データ取得ステップと、前記ホストコンピュータが、前記代理店端末から送信された前記契約の契約申込データに基づいて、前記保険コースのそれぞれに対応付けられて記憶している保険料のデータを参照することによって当該契約の保険料を特定し、特定された当該契約の保険料のデータを前記契約申込データに追加することによって当該契約の容を表わす契約データを作成、当該契約データに計上候補の属性を付加前記データベース内の前記契約データベースに登録し、作成した契約データを前記代理店端末に送信する契約データ登録ステップと、記代理店端末が、前記ホストコンピュータから送信された前記契約データの内容を印字した契約申込書の印刷をプリンタに指令する契約申込書印刷ステップと、前記代理店端末が、前記代理店による計上候補の属性が付加された契約を前記データベース内の前記契約データベースに検索させる要求を前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータから検索された契約のすべて又は一部を表わすデータを受信し、当該契約を表わすデータを精算対象の選択のために力手段へ送ることにより当該出力手段に当該契約を表示させる計上候補契約表示ステップと、前記代理店端末が、前記代理店による精算対象の契約の選択をけ付けて前記ホストコンピュータに送信する精算対象契約選択ステップと、前記ホストコンピュータが、前記代理店端末から送信された前記精算対象の選択を受け付けた前記契約の前記契約データに基いて前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を精算対象の属性に変更する契約として特定し、前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を示すデータを前記ータベースに入力することにより、それに含まれる前記契約データベースが管理する当該契約の契約データ属性を計上候補から精算対象に変更させる精算対象契約データ登録ステップと、前記ホストコンピュータが、前記精算対象の選択がされた前記契約の前記契約データに含まれる保険コースのデータに基づいて、保険の契約に応じた保険料の中からある割合により充当されるべき金額としてあらかじめ定められて記憶されている代理店手数料のデータを参照することによって当該契約に応じた金額の代理店手数料を特定し、当該契約の保険料から当該代理店手数料を控除することによって精算額を計算する精算額計算ステップと、前記代理店端末が、前記精算対象の選択がされた前記契約及び前記ホストコンピュータによって計算された当該契約に対する精算額のすべて又は一部を表わすデータを前記ホストコンピュータから受信し、当該精算額を表すデータを精算対象の契約の選択のために前記代理店端末の前記出力手段へ送ることにより当該出力手段に表示させる精算対象契約表示ステップと、前記代理店端末が、前記精算対象の選択がされた前記契約のデビット決済のために、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータ、前記精算額、前記カードリーダ手段を通じて入力される前記代理店が有するデビットカードの決済口座のためのデビットカードに記録された前記代理店の決済口座を特定可能なデビットカード情報、及び前記代理店からの操作により入力される保険会社口座への振込要求を、前記デビットカードによる前記代理店の決済口座から前記保険会社口座への前記精算額のデビットカード決済を行う金融機関ホストコンピュータへ送信するデビット決済要求ステップと、前記金融機関ホストコンピュータが、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータ、前記精算額、前記デビットカード情報、及び前記保険会社口座への振り込み要求を前記代理店端末から受信し、前記デビットカード情報に基づいて前記代理店が有するデビットカードの決済口座を特定し、前記代理店が有するデビットカードの前記決済口座から前記精算額を引き落とす処理を行い、引き落とされた前記精算額を前記金融機関ホストコンピュータが管理する前記保険会社口座に振り込む処理を行い、デビットカード決済を行った前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータを含む当該契約のデビット決済完了の通知を前記ホストコンピュータに送信するデビット決済ステップと、前記ホストコンピュータが、前記金融機関ホストコンピュータでの前記代理店の決済口座から前記保険会社口座への前記精算額のデビット決済の処理の完了後に前記金融機関ホストコンピュータから送信される、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータを含む当該契約のデビット決済完了の通知を受信し、当該通知に基いてデビット決済が完了した契約を特定してそれに対応する前記精算対象の選択がされた契約を特定し、前記ータベースに前記特定された契約の属性を精算対象から精算完了に変更すべき旨を表わすデータを入力することによって、それに含まれる前記契約データベースが管理する特定された当該契約の契約データ属性を精算対象から精算完了に変更させる精算完了契約データ登録ステップと、を有することを特徴とする。
【0016】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明の特徴に加えて、前記ホストコンピュータが、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータとして、前記精算対象契約選択ステップで受け付けた精算対象として選択された契約を特定するための当該契約と対応付けられた整理No.を発行して前記データベース内の前記契約データベースに記憶させ当該整理No.を前記カードリーダ手段から入力される前記デビットカード情報に追加させるために前記代理店端末送信する整理No.送信ステップを更に含み、前記デビット決済要求ステップは、前記代理店端末が、前記整理No.を融機関ホストコンピュータへ送信し、前記デビット決済ステップは、前記整理No.を前記代理店端末から受信して、それを前記ホストコンピュータに送信し、前記精算完了契約データ登録ステップは、前記ホストコンピュータが、前記金融機関ホストコンピュータから前記整理No.を含めて送信される前記デビット決済完了の通知に基いて、前記通知に含まれる前記整理No.を検索キーとして前記整理No.を記憶する前記データベース内の前記契約データベースから前記通知に含まれる前記整理No.に対応する前記契約を検索し、検索された契約を前記精算対象の選択がされた契約として特定することを特徴とする。
【0018】
請求項に記載の発明は、ホストコンピュータと、プリンタが接続された代理店端末と、金融機関ホストコンピュータと、前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータを接続するネットワークと、から構成される代理店保険料精算システムが実行する代理店保険料精算方法であって、前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータは、それぞれに含まれるCPUがそれぞれに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することで下記の各ステップを実現するものであり、前記ホストコンピュータは、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、保険コース、および保険料を含む保険契約の内容を表わす契約データを格納する契約データベースを有し、データの登録、属性の変更、及び検索を含む操作の指示を伴う入力されたデータに応じて前記契約データに対する当該操作を前記契約データベースに対して実行することによって当該契約データを管理するデータベース、を含み、前記代理店保険料精算方法は、前記代理店端末が、前記代理店により入力される証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、および保険コースを含む保険の契約の内容を表わす契約申込データをし、それを前記ホストコンピュータに送信する契約申込データ取得ステップと、前記ホストコンピュータが、前記代理店端末から送信された前記契約の契約申込データに基づいて、前記保険コースのそれぞれに対応付けられて記憶している保険料のデータを参照することによって当該契約の保険料を特定し、特定された当該契約の保険料のデータを前記契約申込データに追加することによって当該契約の容を表わす契約データを作成、当該契約データに計上候補の属性を付加前記データベース内の前記契約データベースに登録し、作成した契約データを前記代理店端末に送信する契約データ登録ステップと、前記代理店端末が、前記ホストコンピュータから送信された前記契約データの内容を印字した契約申込書の印刷をプリンタに指令する契約申込書印刷ステップと、前記代理店端末が、前記代理店による計上候補の属性が付加された契約を前記データベース内の前記契約データベースに検索させる要求を前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータから検索された契約のすべて又は一部を表わすデータを受信し、当該契約を表わすデータを精算対象の選択のために力手段へ送ることにより当該出力手段に当該契約を表示させる計上候補契約表示ステップと、前記代理店端末が、前記代理店による精算対象の契約の選択をけ付けて前記ホストコンピュータに送信する精算対象契約選択ステップと、前記ホストコンピュータが、前記代理店端末から送信された前記精算対象の選択を受け付けた前記契約の前記契約データに基いて前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を精算対象の属性に変更する契約として特定し、前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を示すデータを前記ータベースに入力することにより、それに含まれる前記契約データベースが管理する当該契約の契約データ属性を計上候補から精算対象に変更させる精算対象契約データ登録ステップと、前記ホストコンピュータが、前記精算対象の選択がされた前記契約の前記契約データに含まれる保険コースのデータに基づいて、保険の契約に応じた保険料の中からある割合により充当されるべき金額としてあらかじめ定められて記憶されている代理店手数料のデータを参照することによって当該契約に応じた金額の代理店手数料を特定し、当該契約の保険料から当該代理店手数料を控除することによって精算額を計算する精算額計算ステップと、前記代理店端末が、前記精算対象の選択がされた前記契約及び前記ホストコンピュータによって計算された当該契約に対する精算額のすべて又は一部を表わすデータを前記ホストコンピュータから受信し当該精算額を表すデータを精算対象の契約の選択のために前記代理店端末の前記出力手段へ送ることにより当該出力手段に表示させる精算対象契約表示ステップと、前記代理店端末が、前記代理店が精算額を前記代理店の口座から保険会社口座に振り込むための、前記代理店によるファームバンキングでの振込前記金融機関ホストコンピュータに実行させるための画面を前記代理店端末の前記出力手段から出力させ、前記代理店による前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の操作を受け付けて、前記ファームバンキングの処理を実行する金融機関ホストコンピュータに前記振込の要求を送信するファームバンキング決済提供ステップと、前記金融機関ホストコンピュータが、前記代理店による前記代理店の口座から前記保険会 社口座への前記精算額の振込の要求を前記代理店端末から受信し、前記代理店の口座から前記金融機関ホストコンピュータが管理する前記保険会社口座に振り込む処理を行い、前記保険会社口座に振り込まれた金額及び振込元を含む振込情報を前記ホストコンピュータに送信するファームバンキングステップと、前記ホストコンピュータが、前記金融機関ホストコンピュータでの前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の処理の完了後に前記金融機関ホストコンピュータから送信される、前記精算対象の選択がされた前記契約の決済のために前記ファームバンキングでの振込によって前記保険会社口座に振り込まれた金額及び振込元を含む振込情報を信するファームバンキング決済受信ステップと、前記ホストコンピュータが、前記金融機関ホストコンピュータから受信した前記振込情報に含まれる振込元の情報を検索キーとして前記データベース内の前記契約データベースを検索させて前記振込の完了した前記精算対象の選択がされた契約を特定し、振込された金額と前記精算額とを照合することによって前記契約の決済が完了したかを確認し、決済が完了すれば前記ータベースそれに含まれる前記契約データベースが管理する特定された当該契約の契約データ属性を精算対象から精算完了に変更させる精算完了契約データ登録ステップと、を有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明の実施形態を表わすシステム構成図である。代理店保険料精算システム1として全体が表わされた本発明によるシステムは、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、更改データベース3−2、一時入金データベース3−3、代理店端末4、カードリーダ5、プリンタ6、営業支社端末7、金融機関ホストコンピュータ8、多機能ATM9から構成される。ただし、後述のように、これらの構成要素が必ずしもすべて同時に動作する必要はなく、実施の形態に応じて、必要のない構成要素がある。
【0021】
ホストコンピュータ2は、入出力手段、記憶手段、プログラム実行手段(CPU、RAM)を有している。代理店保険料精算業務に関する各種手段を実行するためのアプリケーションが、それを記憶している記憶手段からプログラム実行手段にロードされて実行される。それら代理店保険料精算業務に関する各種手段により、後で詳述するように、代理店端末4からの契約申込データの入力受け付け、データベース3へのデータの格納・検索の指示、代理店手数料の計算、代理店端末4への結果の出力等が実行される。ホストコンピュータ2は、ネットワークを介して、代理店端末4、金融機関ホストコンピュータ8等と情報伝送可能に接続される。
【0022】
データベース3は、データファイルの格納・操作等の管理を実行するデータベース管理システム及びデータファイルを有しており、それは更に、当該データベース管理システムに管理される、契約データベース3−1、更改データベース3−2、一時入金データベース3−3をサブシステムとして有している。データベース3は、ホストコンピュータ2に接続されており、ホストコンピュータ2からの要求に応じて、各サブシステムのデータベースへの格納・検索等を実行する。
【0023】
契約データベース3−1は、保険契約に関する契約データ等を管理する。管理されるデータには、例えば自動車保険の場合、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、等級、保険コース(車両、対人、対物、搭乗者障害の各補償額)、保険料等の保険契約に関するデータが含まれる。更改データベース3−2は、契約更改に関する更改データ等を管理する。「契約更改」とは、保険の契約を、当該保険の満期時に、現契約と同じ内容又は選択により一部変更した内容で、更新して継続することである。また、更改時に、契約内容を一部変更(例えば、自動車保険において、対人賠償限度額を1億円から無制限に変更することなど)する場合を考慮し、数種類の現契約を一部変更した契約内容の更改契約の保険の候補も、顧客による選択のためにホストコンピュータ2により作られる場合がある。これらの、現契約と同じ内容又は一部変更した内容の保険のデータは、更改契約に先立ち、あらかじめホストコンピュータ2により更改データとして作成される。このように、更改データを準備しておくことにより、契約更改時に、顧客による更改契約の候補の選択をホストコンピュータ2に伝えるだけで、契約内容を確定して保険契約を計上できるという利点がある。管理されるデータには、現契約の証券番号、更改契約の保険コース、更改契約の保険料等が含まれる。一時入金データベース3−3は、代理店から送金された金額の入金データ等を管理する。特に、代理店から、代理店手数料分を含んだ受領保険料の全額が送金される場合に、その入金額を一時的に記憶するために使用される。管理されるデータには、代理店番号、証券番号、入金額等が含まれる。
【0024】
代理店端末4は、パーソナルコンピュータ等で構成される、代理店が精算業務に使用するための代理店オンライン機能を実行する端末である。代理店端末4は、代理店オンライン機能を実行するためのアプリケーションを実行するプログラム実行手段(CPU、RAM)、アプリケーション等を記憶する記憶手段、キーボード、マウス等の入力手段、CRT等の出力手段を含む。代理店オンライン機能を実行するためのアプリケーションが、それを記憶している記憶手段からプログラム実行手段にロードされて実行される。代理店端末4は、ネットワークを介して、ホストコンピュータ2等と情報伝送可能に接続される。
【0025】
カードリーダ5は、代理店端末4に接続され、またネットワークを介して金融機関ホストコンピュータ8に接続される。カードリーダ5は、キャッシュカード(デビットカード)、クレジットカード等の情報を読み出すカードリーダ手段、またICカードを利用する実施形態の場合はそれに加えてICカードの情報を読み書きするためのカードリーダライタ手段を有するカードインターフェース機能を有している。なお、ここでICカードとは、カード型の形状に限られず、ICによるメモリ機能を有する媒体を広く意味するものとする。また、カードリーダ5は、暗証番号を入力するための10キーを有している。カードリーダ5は、読み出したカードの情報及び入力された暗証番号を、ネットワークを介して金融機関ホストコンピュータ8に送信することができる。またカードリーダ5は、接続された代理店端末4から、例えば後述の整理No.等を受信して、それを上述の金融機関ホストコンピュータ8へ送信するデータに付け加えることもできる。
【0026】
プリンタ6は、代理店端末4に接続される。プリンタ6は、後述のように、代理店端末4からの要求により、契約申込書、コンビニエンスストア払込票等の印刷を実行する。
【0027】
営業支社端末7は、パーソナルコンピュータ等で構成される、営業支社が保険契約計上業務に使用するための端末である。代理店端末4を有しない代理店が顧客と締結した契約は、代理店が当該契約の契約申込書を営業支社に持ち込み又は送付して、営業支社端末7から入力させることによって、契約として計上することができる。営業支社端末7は、保険契約計上業務のためのアプリケーションを実行するプログラム実行手段(CPU、RAM)、アプリケーション等を記憶する記憶手段、キーボード、マウス、OCR等の入力手段、CRT等の出力手段を含む。保険契約計上業務のためのアプリケーションが、それを記憶している記憶手段からプログラム実行手段にロードされて実行される。営業支社端末7は、ネットワークを介して、ホストコンピュータ2と情報伝送可能に接続される。
【0028】
金融機関ホストコンピュータ8は、入出力手段、記憶手段、プログラム実行手段(CPU、RAM)を有している。振込等の処理を実行するためのアプリケーションが、それを記憶している記憶手段からプログラム実行手段にロードされて実行される。金融機関ホストコンピュータ8は、通常、金融機関によって、保有・維持されている。金融機関には、銀行及び郵便局のみならず、クレジットカード会社及びATM運用会社等も含まれる。金融機関ホストコンピュータ8は、多機能ATM9、代理店が保有するデビットカード決済口座、クレジットカード決済口座、及びファームバンキング利用口座等から、直接・間接に、損害保険会社が保有する保険会社口座に振り込まれた(送金された)送金額及び振込元等のデータを、ホストコンピュータ2に送信する。また、金融機関ホストコンピュータ8は、コンビニエンスストア窓口を通じてのコンビニエンスストア払込票による決済を管轄するコンピュータも含むものとする。ホストコンピュータ2は、送信された送金額等のデータを、対応する保険契約の精算額と照合することができる。金融機関ホストコンピュータ8は、ネットワークを介して、ホストコンピュータ2、カードリーダ5等と情報伝送可能に接続される。
【0029】
多機能ATM9は、通常のATMの機能に加え、特定のアプリケーションを実行するための入出力手段、要すれば記憶手段、プログラム実行手段(CPU、RAM)を有するATMである。当該アプリケーションのオブジェクトを、ネットワークを介してプログラム実行手段にロードして実行すること、あるいは、記憶手段に当該オブジェクトが記憶されている場合は、その記憶手段からプログラム実行手段に当該オブジェクトをロードして実行することによって、多機能ATM9は、ATM機能以外の付加的な動作を実行することができる。本発明では、「代理店オンライン機能」のアプリケーションが多機能ATM9で実行される。「代理店オンライン機能」とは、保険の契約申込データ等の入力を受け付けてそれを保険契約計上のためにホストコンピュータ2に送信し、また、ホストコンピュータ2から送信された精算額等のデータを受信して表示するための機能であり、前述の「代理店システム」と同様の機能を提供する。「代理店オンライン機能」のアプリケーションのオブジェクトは、好適には、当該機能の起動のたびに、ホストコンピュータ2から送信される。なお、ATM9に直接接続されたハードディスクドライブ等の記憶手段に当該オブジェクトを格納することも可能である。多機能ATM9は、ネットワークを介して金融機関ホストコンピュータ8に情報伝送可能に接続されており、当該金融機関ホストコンピュータ8から更にネットワークを介して、ホストコンピュータ2、代理店端末4等と情報伝送可能に接続される。
【0030】
これから、図2〜10に示す動作フロー図に基いて、代理店保険料精算システム1の動作の説明をする。動作は、保険契約の計上の方式及び保険契約の精算の方式のバリエーションにより、以下の8つの実施の形態に分けられる。
【0031】
第1の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて行い、新規契約の保険料の決済を代理店端末4に接続されたカードリーダ5を通じてキャッシュカードによるデビット決済で行う「デビットカード決済方式」であり、
第2の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて行い、新規契約の保険料の決済を代理店端末4に接続されたカードリーダ5を通じてクレジットカードで行う「クレジットカード決済方式」であり、
第3の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて行い、新規契約の保険料の決済を代理店端末4を介してファームバンキングにより行う「ファームバンキング決済方式」であり、
第4の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて行い、新規契約の保険料の決済を代理店端末4に接続されたプリンタ6によって印刷されたコンビニエンスストア払込票を使用してコンビニエンスストア窓口で行う「コンビニエンスストア払込票決済方式」であり、
第5の実施の形態は、保険契約の計上及び保険料の決済を多機能ATM9上で動作する代理店オンライン機能を通じて実行する「多機能ATM計上・決済方式」であり、
第6の実施の形態は、更改契約の計上を営業支社端末7を通じて実行し、更改契約の保険料の決済を多機能ATM9上で動作する代理店オンライン機能を通じて実行する「更改契約多機能ATM決済方式」であり、
第7の実施の形態は、新規契約の計上を営業支社端末7を通じて実行し、新規契約の保険料の決済を多機能ATM9上で動作する代理店オンライン機能を通じて実行する「新規契約多機能ATM決済方式」であり、
第8の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて実行し、当該契約の情報を代理店端末4に接続されたカードリーダを通じてICカードに書き込み、新規契約の保険料の決済を多機能ATM9上で動作する代理店オンライン機能を通じて当該ICカードによって契約を特定した上で実行する「代理店システム・多機能ATM連動方式」である。
【0032】
以下、第1の実施の形態から第8の実施の形態まで、順番に説明する。第1の実施の形態は、新規契約の計上を代理店システムで行い、新規契約の保険料の決済を代理店システムに接続されたカードリーダ5を通じてキャッシュカードによるデビット決済で行う「デビットカード決済方式」である。この実施の形態では、図1に示す代理店保険料精算システム1の構成要素の内、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、代理店端末4、カードリーダ5、金融機関ホストコンピュータ8が必要である。以下、図2の動作フローを参照して説明する。
【0033】
まず代理店は、顧客との契約完了後、契約申込書の項目の内容である「契約申込データ」を代理店端末4にキーボード等を用いて入力する(ステップS101)。「契約申込データ」は、例えば自動車保険の場合では、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、等級、保険コース(車両、対人、対物、搭乗者障害の各補償額)、保険料等が含まれる。契約申込データにより、契約の内容を確定して保険料、代理店手数料、精算額を決定することができる。代理店端末4は、入力された契約申込データをホストコンピュータ2に送信する(ステップS102)。ホストコンピュータ2は、契約申込データを受信し(ステップS103)、それに基いて作成した当該契約に対する契約データを、契約データベース3−1に「精算対象」の契約として登録する(ステップS104)。すなわち現時点では、契約は確定したものの、保険会社は精算額(保険料から代理店手数料を控除したもの)を代理店からまだ受領しておらず、後に精算額を受領して精算を完了させる必要があるため、「精算対象」という属性が付加されて契約データベース3−1に登録される。なお、他の実施形態として、「精算対象」の契約のみを記憶する専用のデータベースに当該契約を記憶させることも可能である。当該契約の契約データベース3−1への登録の際、好適には、ホストコンピュータ2は、契約申込データの内容を精査し、不適切な内容を見つけた場合には、「契約申込エラー」を代理店端末4に通知する。これによって、代理店は、内容に誤りのない契約申込データを入力することができる。なおこの精査は、ステップS101の契約申込データの入力の際に、代理店端末4によって実行されてもよい。次に、ホストコンピュータ2は、契約申込データから、当該契約の契約コースに対応する代理店手数料を算出し、保険料から代理店手数料を減じることによって精算額を計算する(ステップS105)。代理店は、顧客から受け取った保険料から自己の報酬分である代理店手数料を控除した精算額を保険会社に送金すればよい。ホストコンピュータ2は、精算額及び精算対象の保険契約の内容を代理店端末4に送信する(ステップS106)。
【0034】
この後、動作フローはステップS107に続くのであるが、前述のステップS101〜S106は、代理店が、ホストコンピュータ2によって作成された見積を顧客に対して提示せずに、契約申込書を最初から作成した場合のフローである。ステップS101〜S106に代えて、あらかじめホストコンピュータ2によってオンラインで作成された見積を顧客に対して提示した後に、契約申込を受け付けるという、代替フローも可能である。以下、図3の動作フローを参照して、当該代替フローについて説明する。
【0035】
まず代理店は、顧客に対して提示する見積を作成するため、「保険見積データ」を代理店端末4から入力する(ステップS151)。「保険見積データ」は、前述の「契約申込データ」の項目とほぼ同じ項目を有しており、例えば自動車保険の場合では、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、等級、保険コース(車両、対人、対物、搭乗者障害の各補償額)、保険料等が含まれる。保険見積データにより、契約の内容を確定して保険料、代理店手数料、精算額を決定することができる。見積は、好適には、契約申込書に保険見積データを印字したものであり、顧客はその内容を確認後、署名等をするだけで契約申込書を完成させることができる。代理店端末4は、入力された保険見積データをホストコンピュータ2に送信する(ステップS152)。ホストコンピュータ2は、保険見積データを受信し(ステップS153)、それに基いて作成した当該契約に対する契約データを、契約データベース3−1に「計上候補」の契約として登録する(ステップS154)。すなわち現時点では、当該保険は顧客に対する提案でしかなく、契約として計上されていないため、「計上候補」という属性が付加されて契約データベース3−1に登録される。なお、他の実施形態として、「計上候補」の契約のみを記憶する専用のデータベースに当該契約を記憶させることも可能である。当該契約の契約データベース3−1への登録の際、好適には、ホストコンピュータ2は、保険見積データの内容を精査し、不適切な内容を見つけた場合には、「保険見積エラー」を代理店端末4に通知する。これによって、代理店は、内容に誤りのない見積を作成することができる。なおこの精査は、ステップS151の保険見積データの入力の際に、代理店端末4によって実行されてもよい。次に、ホストコンピュータ2は、保険見積データから、当該契約の契約コースに対応する保険料見積額を計算(ステップS155)し、保険料見積額を代理店端末4に送信する(ステップS156)。代理店端末4は、保険料見積額をホストコンピュータ2から受信する(ステップS157)。ここで、代理店端末4には、図11に示すように、保険見積データの各項目及び保険料見積額を表示する「保険料見積」画面が表示される。「保険料見積」画面に表示された「申込書印刷」ボタンがマウス操作によりクリックされると、代理店端末4は、それに接続されたプリンタ6から、保険見積データ及び保険料見積額が印字された、契約締結のための保険申込書を印刷する(ステップS158)。代理店は、見積が印字された保険申込書を顧客に提示し、契約を締結する(ステップS159)。
【0036】
次に代理店は、締結した契約を、精算対象の契約として計上するために、代理店端末4に対して、計上候補契約の一覧表示の要求をする(ステップS160)。代理店端末4は、当該要求をホストコンピュータ2に送信し(ステップS161)、ホストコンピュータ2は、当該要求を受信する(ステップS162)。ホストコンピュータ2は、契約データベース3−1から、当該代理店が管理する「計上候補」の属性が付加された計上候補契約のすべてを検索する(ステップS163)。ホストコンピュータ2は、検索された計上候補契約のすべて又は一部の一覧を代理店端末4に送信し(ステップS164)、代理店端末4は、当該計上候補契約の一覧を受信する(ステップS165)。代理店端末4は、計上候補契約の一覧を、図12に示す「代理店オンライン計上」画面に表示する(ステップS166)。「代理店オンライン計上」画面には、当該代理店が管理するすべて又は一部の計上候補契約について、証券番号、状況(計上待ち、保留等)、選択欄が表示される。代理店は、表示された計上候補契約の一覧から、選択欄を「1」に設定することによって、顧客と契約を締結した契約を、計上する契約として選択する。「代理店オンライン計上」画面に表示された「オンライン計上」ボタンがマウス操作によりクリックされると、代理店端末4は、計上する契約の選択を受け付ける(ステップS167)。代理店端末4は、計上する契約の選択をホストコンピュータ2に送信し(ステップS168)、ホストコンピュータ2は、計上する契約の選択を受信する(ステップS169)。ホストコンピュータ2は、計上する契約に該当する計上候補契約を契約データベース3−1から検索し、それの属性を「計上候補」から「精算対象」に変更する(ステップS170)。ホストコンピュータ2は、精算額を計算し(ステップS171)、精算額及び精算対象の保険契約の内容を代理店端末4に送信する(ステップS172)。ここまでのステップS151〜S172が、オンラインで見積を作成した場合の動作フローであり、この後、動作フローは、図2のステップS107に続く。また、後述のように、このステップS151〜S172は、他の実施の形態でも代替のフローとして実行することができ、第2の実施の形態ではステップS207に、第3の実施の形態ではステップS307に、第4の実施の形態ではステップS407に、第8の実施の形態ではステップS807に続くことになる。ここまでの動作フローによれば、顧客にとっては、保険料等の内容の確定した見積を確認することができ、また契約申込書には既に保険見積データが印字されているため、契約申込書に署名等をするだけで、契約申込書の記入を終えることができるという利点がある。また、代理店にとっては、顧客に正確な見積を提供することができ、また契約締結後に契約を計上するときに、見積の段階で契約データベース3−1に既に登録されている計上候補の契約を代理店端末4の画面上で選択するだけで、契約の計上を行うことができるという利点がある。
【0037】
代理店端末4は、精算額及び精算対象の保険契約の内容をホストコンピュータ2から受信する(ステップS107)。代理店端末4は、図13に示すように、受信した精算額及び精算対象の契約を表示する「精算対象一覧」画面を表示する(ステップS108)。「精算対象一覧」画面には、当該代理店が管理する、契約は計上されたが精算は完了していない「精算対象」の契約について、証券番号、保険料、代理店手数料、差引(精算額)、選択欄が表示される。代理店は、表示された精算対象の契約の一覧から、選択欄を「1」に設定することによって、精算額を保険会社口座に送金して精算を行う契約を選択する。「精算対象一覧」画面に表示された「精算額確定」ボタンがマウス操作によりクリックされると、代理店端末4は、精算を行う契約の選択を受け付ける(ステップS109)。次に、代理店端末4は、図14に示すように、精算額を保険会社口座に送金するための入金方法の選択肢を表示する「入金方法選択」画面を表示する(ステップS110)。「入金方法選択」画面には、合計の精算額が表示され、入金方法として「銀行窓口振込」、「デビットカード」、「クレジットカード」、「ファームバンキング」、及び「コンビニエンスストア払込票印刷」の選択肢が表示される。代理店は、表示された入金方法の選択肢から、選択欄を「1」に設定することによって、入金方法を選択する。この第1の実施の形態では、代理店は「デビットカード」を入金方法として選択する。なお、以下の説明において、「デビットカード」とは、「デビット決済」を行うことができる「キャッシュカード」を表わすものとする。ここで、当該デビットカードは、代理店が保有する任意のものが使用できるため、代理店にとって利便性が向上する。図14に示す「入金方法選択」画面に表示された「入金方法確定」ボタンがマウス操作によりクリックされると、代理店端末4は、入金方法の選択、ここでは「デビットカード」の選択を受け付ける。ここで、代理店端末4は、図15に示す「デビット決済」画面を表示する。「デビット決済」画面には、入金額や、決済手続の案内が表示される。その後、代理店端末4は、入金方法の選択及び精算対象の契約の選択をホストコンピュータ2に送信する(ステップS111)。ホストコンピュータ2は、入金方法の選択及び精算対象の選択を受信する(ステップS112)。デビットカード決済が選択されたことにより、ホストコンピュータ2は、デビットカード決済のための整理No.を発行する。整理No.とは、デビットカードによる決済手続時に、当該決済手続に付随して追加的に入力することができる情報であり、この情報は、デビットカード決済後、デビットカード決済を行う金融機関ホストコンピュータ8から、当該決済により口座に決済金額が振り込まれる保険会社に通知される。従って、この整理No.を、決済に係る契約を特定することができるように設定することによって、ホストコンピュータ2は、整理No.によりデビットカードにより入金が行われた保険契約を簡単に特定することができる。整理No.としては、例えば、保険契約の証券番号等をそのまま使用することもできるし、また、ホストコンピュータ2が整理No.を適宜発行することもできる。ホストコンピュータ2は、発行した整理No.を代理店端末4に送信する(ステップS113)。代理店端末4は、整理No.を受信し、それをカードリーダ5に送信する(ステップS114)。代理店は、決済手続として、カードリーダ5にデビットカードを挿入し、暗証番号を入力する。カードリーダ5は、デビットカードに記録された情報を読み出し、入力された暗証番号と共に、デビットカード情報(キャッシュカード情報と同義)として取得する。カードリーダ5は、デビットカード情報、受信した整理No.、精算額をネットワークを介して金融機関コンピュータ8に送信し、精算対象の保険についてのデビットカード決済を要求する(ステップS115)。
【0038】
金融機関ホストコンピュータ8は、デビットカード決済の要求を受信すると、代理店が有するデビットカードの決済口座から精算額を引き落とし、それを保険会社口座に振り込むことによって、決済(送金)を実行する。デビットカードによる決済の場合、これらの決済処理は、デビットカードによる決済手続がなされると、ほぼ即時に実行される。ホストコンピュータ2は、決済完了後、金融機関ホストコンピュータ8によって送信される、決済完了の旨及び整理No.を受信する(ステップS116)。ホストコンピュータ2は、整理No.単位に精算対象の契約に対する精算額を計算する(ステップS117)。ホストコンピュータ2は、整理No.を検索キーとして、決済の完了した精算対象の契約を契約データベース3−1から検索し、それの属性を「精算対象」から「精算完了」に変更する(ステップS118)。これにより当該保険契約についての「計上〜精算〜送金」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0039】
第2の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて行い、新規契約の保険料の決済を代理店端末4に接続されたカードリーダ5を通じてクレジットカードで行う「クレジットカード決済方式」である。この実施の形態では、図1に示す代理店保険料精算システム1の構成要素の内、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、代理店端末4、カードリーダ5、金融機関ホストコンピュータ8が必要である。以下、図4の動作フローを参照して説明する。
【0040】
代理店端末4からの「契約申込データ」の入力のステップ(ステップS201)から、ホストコンピュータ2からの精算額及び精算対象の契約の送信のステップ(ステップS206)までは、第1の実施の形態のステップS101〜S106と同じ動作である。また、このステップS201〜S206に代えて、図3に示す動作フローのステップS151〜S172の代替フローを実施することができることも、第1の実施の形態と同じである。また、ステップS207からステップS210も、第1の実施の形態のステップS107〜S110と同じ動作である。従って、ステップS211以降について、以下に説明する。
【0041】
この第2の実施の形態では、代理店は「クレジットカード」を入金方法として選択する。ここで、当該クレジットカードは、代理店が保有する任意のものが使用できるため、代理店にとって利便性が向上する。図14に示す「入金方法選択」画面に表示された「入金方法確定」ボタンがマウス操作によりクリックされると、代理店端末4は、入金方法の選択、ここでは「クレジットカード」の選択を受け付ける(ステップS211)。代理店は、決済手続として、カードリーダ5にクレジットカードを挿入し、暗証番号を入力する。カードリーダ5は、クレジットカードに記録された情報を読み出し、入力された暗証番号と共に、クレジットカード情報として取得する。カードリーダ5は、クレジットカード情報、精算額をネットワークを介して金融機関コンピュータ8に送信し、精算対象の保険についてのクレジットカード決済を要求する(ステップS212)。代理店端末4は、精算対象の契約の選択、入金方法の選択をホストコンピュータ2に送信する(ステップS213)。
【0042】
ホストコンピュータ2は、精算対象の契約の選択、入金方法の選択を代理店端末4から受信する(ステップS214)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対する精算額を計算する(ステップS215)。金融機関ホストコンピュータ8は、当該要求を受信すると、代理店が有するクレジットカードの決済口座から精算額を引き落とし、精算額(あるいは精算額からクレジットカード手数料を控除した金額)を保険会社口座に振り込むことによって、決済(送金)を実行する。クレジットカードによる決済の場合、これらの決済処理は、通常、月極で実行される。ホストコンピュータ2は、決済完了後、金融機関ホストコンピュータ8によって送信される、決済完了の旨を受信する(ステップS216)。ホストコンピュータ2は、決済完了の旨の情報を検索キーとして、決済の完了した精算対象の契約を契約データベース3−1から検索し、それの属性を「精算対象」から「精算完了」に変更する(ステップS217)。これにより当該保険契約についての「計上〜精算〜送金」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0043】
第3の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて行い、新規契約の保険料の決済を代理店端末4を介してファームバンキングにより行う「ファームバンキング決済方式」である。この実施の形態では、図1に示す代理店保険料精算システム1の構成要素の内、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、代理店端末4、金融機関ホストコンピュータ8が必要である。以下、図5の動作フローを参照して説明する。
【0044】
代理店端末4からの「契約申込データ」の入力のステップ(ステップS301)から、ホストコンピュータ2からの精算額及び精算対象の契約の送信のステップ(ステップS306)までは、第1の実施の形態のステップS101〜S106と同じ動作である。また、このステップS301〜S306に代えて、図3に示す動作フローのステップS151〜S172の代替フローを実施することができることも、第1の実施の形態と同じである。また、ステップS307からステップS310も、第1の実施の形態のステップS107〜S110と同じ動作である。従って、ステップS311以降について、以下に説明する。
【0045】
この第3の実施の形態では、代理店は「ファームバンキング」を入金方法として選択する。図14に示す「入金方法選択」画面に表示された「入金方法確定」ボタンがマウス操作によりクリックされると、代理店端末4は、入金方法の選択、ここでは「ファームバンキング」の選択を受け付ける(ステップS311)。これによって、代理店端末4は、インターネットに接続し、「ファームバンキング」画面を表示する(ステップS312)。「ファームバンキング」画面とは、銀行等の金融機関が、インターネットのWWW上に提供している、残高照会、振込等の操作を実行するためのサイトの画面である。代理店は、決済手続として、「ファームバンキング」画面を通じて、自己の口座から保険会社口座への精算額の振込の操作を行うと、当該ファームバンキングを管轄する金融機関ホストコンピュータ8(ステップS313)により振込が実行される。代理店端末4は、精算対象の契約の選択、入金方法の選択をホストコンピュータ2に送信する(ステップS314)。
【0046】
ホストコンピュータ2は、精算対象の契約の選択、入金方法の選択を代理店端末4から受信する(ステップS315)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対する精算額を計算する(ステップS316)。ホストコンピュータ2は、振込完了後、金融機関ホストコンピュータ8によって送信される、振込の情報(振込金額、振込元口座番号等)を受信する(ステップS317)。ホストコンピュータ2は、振込の情報(振込金額、振込元口座番号等)を検索キーとして、振込(送金)の完了した精算対象の契約を契約データベース3−1から検索し、それの属性を「精算対象」から「精算完了」に変更する(ステップS318)。これにより当該保険契約についての「計上〜精算〜送金」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0047】
第4の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて行い、新規契約の保険料の決済を代理店端末4に接続されたプリンタ6によって印刷されたコンビニエンスストア払込票を使用してコンビニエンスストア窓口からの払込で行う「コンビニエンスストア払込票決済方式」である。コンビニエンスストア払込票は、コンビニエンスストアを窓口として送金額等を払い込むための払込票である。この実施の形態では、図1に示す代理店保険料精算システム1の構成要素の内、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、代理店端末4、プリンタ6、金融機関ホストコンピュータ8が必要である。以下、図6の動作フローを参照して説明する。
【0048】
代理店端末4からの「契約申込データ」の入力のステップ(ステップS401)から、ホストコンピュータ2からの精算額及び精算対象の契約の送信のステップ(ステップS406)までは、第1の実施の形態のステップS101〜S106と同じ動作である。また、このステップS401〜S406に代えて、図3に示す動作フローのステップS151〜S172の代替フローを実施することができることも、第1の実施の形態と同じである。また、ステップS407からステップS410も、第1の実施の形態のステップS107〜S110と同じ動作である。従って、ステップS411以降について、以下に説明する。
【0049】
この第4の実施の形態では、代理店は「コンビニエンスストア払込票印刷」を入金方法として選択する。図14に示す「入金方法選択」画面に表示された「入金方法確定」ボタンがマウス操作によりクリックされると、代理店端末4は、入金方法の選択、ここでは「コンビニエンスストア払込票印刷」の選択を受け付け、その入金方法の選択を、精算対象の契約の選択と共に、ホストコンピュータ2に送信する(ステップS411)。ホストコンピュータ2は、入金方法の選択、及び精算対象の契約の選択を受信する(ステップS412)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対応づけて整理No.を発行し、それを代理店端末4に送信する(ステップS413)。整理No.とは、コンビニエンスストア払込票印刷によって保険料が支払われる契約を特定するために発行される番号である。代理店端末4は、整理No.を受信し、当該整理No.、精算額である払込金額などからなる、コンビニエンスストア払込票を印刷するための払込票データを作成する。代理店端末4は、当該払込票データに基づいて、コンビニエンスストア払込票をプリンタ6で印刷する(ステップS414)。その後、代理店は、このコンビニエンスストア払込票によって、コンビニエンスストアの窓口から、精算額を払い込む(ステップS415)。払い込まれた精算額は、当該払込を管轄する金融機関ホストコンピュータ8によって、整理No.に基いて保険会社口座への振込であることが特定され、当該保険会社口座に振り込まれる。
【0050】
ホストコンピュータ2は、振込完了後、金融機関ホストコンピュータ8によって送信される、振込の情報(振込金額、整理No.等)を受信する(ステップS416)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対する精算額を計算する(ステップS417)。ホストコンピュータ2は、振込の情報(振込金額、整理No.等)を検索キーとして、振込(送金)の完了した精算対象の契約を契約データベース3−1から検索し、それの属性を「精算対象」から「精算完了」に変更する(ステップS418)。これにより当該保険契約についての「計上〜精算〜送金」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0051】
第5の実施の形態は、保険契約の計上及び保険料の決済を多機能ATM9上で動作する代理店オンライン機能を通じて実行する「多機能ATM計上・決済方式」である。この実施の形態では、図1に示す代理店保険料精算システム1の構成要素の内、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、金融機関ホストコンピュータ8、多機能ATM9が必要である。ここでは、代理店は、代理店端末4を有していない。以下、図7の動作フローを参照して説明する。
【0052】
まず、代理店は、自己のキャッシュカードを多機能ATM9に挿入する。多機能ATM9は、受け付けたキャッシュカードから口座番号を読み取り、当該口座番号が代理店のものであるかどうかを、ネットワークを介して接続されたATM運用会社等のデータベースを検索して確認する。口座番号が代理店のものであれば、多機能ATM9は、図16に示すような「代理店メニュー」画面を表示する(ステップS501)。なお、代理店は、キャッシュカードによらず、多機能ATM9に口座番号等を入力することによって、「代理店メニュー」画面を表示させることもできる。「代理店メニュー」画面には、通常のATMの「残高照会」、「入金」等の案内のボタンに加えて、「日本火災メニュー」ボタンが表示される。「日本火災メニュー」ボタンが選択され、「代理店オンライン機能」の起動指示がなされると、多機能ATM9は、代理店オンライン機能を起動し(ステップS502)、図17に示すような「契約内容選択」画面を表示する。また、代理店専用のキャッシュカードを多機能ATM9に挿入することで、直接、代理店オンライン機能を起動し、「契約内容選択」画面を表示することもできる。「契約内容選択」画面には、代理店名、契約内容の選択肢(新規契約、更改契約)が表示される。この第5の実施の形態では、「新規契約」を対象としているので、代理店が契約内容の選択肢を「新規契約」に選択した後、画面に表示された「選択」ボタンを選択すると、図示していないが、多機能ATM9は、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、等級、保険コース(車両、対人、対物、搭乗者障害の各補償額)、保険料等の保険契約に関する契約申込データの入力画面を表示する。代理店は、顧客と締結した契約に基づいて、それらの契約申込データを多機能ATM9から入力する(ステップS503)。入力が完了すると、多機能ATM9は、契約申込データを、金融機関ホストコンピュータ8を介してホストコンピュータ2に送信する(ステップS504)。ホストコンピュータ2は、契約申込データを受信し(ステップS505)、それに基いて作成した当該契約に対する契約データを、契約データベース3−1に「精算対象」の契約として登録する(ステップS506)。次に、ホストコンピュータ2は、契約申込データから、当該契約の契約コースに対応する代理店手数料を算出し、保険料から代理店手数料を減じることによって精算額を計算する(ステップS507)。ホストコンピュータ2は、精算額及び精算対象の保険契約の内容を、金融機関ホストコンピュータ8を介して多機能ATM9に送信する(ステップS508)。
【0053】
多機能ATM9は、精算額及び精算対象の保険契約の内容をホストコンピュータ2から受信する(ステップS509)。多機能ATM9は、図19に示すように、受信した精算額及び精算対象の契約を表示する「精算対象一覧」画面を表示する(ステップS510)。「精算対象一覧」画面には、当該代理店が管理する、契約は計上されたが精算は完了していない「精算対象」の契約について、証券番号、保険料、代理店手数料、差引(精算額)、選択欄が表示される。代理店は、表示された精算対象の契約の一覧から、選択欄を「1」に設定することによって、精算額を保険会社口座に送金して精算を行う契約を選択する。「精算対象一覧」画面に表示された「精算額確定」ボタンが選択されると、多機能ATM9は、精算を行う契約の選択を受け付ける(ステップS511)。次に、多機能ATM9は、図22に示すように、精算額を保険会社口座に送金するための「振込」画面を表示する。代理店は当該画面の指示に従って、精算額を入金し、保険会社口座に振り込む(ステップS512)。多機能ATM9は、精算対象の契約の選択、入金額を、金融機関ホストコンピュータ8を介してホストコンピュータ2に送信する(ステップS513)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約の選択、入金額を多機能ATM9から受信する(ステップS514)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対する合計の精算額を計算する(ステップS515)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対する合計の精算額と入金額とを照合することによって、精算対象の契約に対して正常に入金されて決済が完了したことを確認し、決済の完了した精算対象の契約を契約データベース3−1から検索し、それの属性を「精算対象」から「精算完了」に変更する(ステップS516)。これにより当該保険契約についての「計上〜精算〜送金」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0054】
第6の実施の形態は、更改契約の計上を営業支社端末7を通じて実行し、更改契約の保険料の決済を多機能ATM9上で動作する代理店オンライン機能を通じて実行する「更改契約多機能ATM決済方式」である。この実施の形態では、図1に示す代理店保険料精算システム1の構成要素の内、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、更改データベース3−2、営業支社端末7、金融機関ホストコンピュータ8、多機能ATM9が必要である。ここでは、代理店は、代理店端末4を有していない。以下、図8の動作フローを参照して説明する。
【0055】
まず、代理店は、自己のキャッシュカードを多機能ATM9に挿入する。多機能ATM9は、受け付けたキャッシュカードから口座番号を読み取り、当該口座番号が代理店のものであるかどうかを、ネットワークを介して接続されたATM運用会社等のデータベースを検索して確認する。口座番号が代理店のものであれば、多機能ATM9は、図16に示すような「代理店メニュー」画面を表示する(ステップS601)。なお、代理店は、キャッシュカードによらず、多機能ATM9に口座番号等を入力することによって、「代理店メニュー」画面を表示させることもできる。「代理店メニュー」画面には、通常のATMの「残高照会」、「入金」等の案内のボタンに加えて、「日本火災メニュー」ボタンが表示される。「日本火災メニュー」ボタンが選択され、「代理店オンライン機能」の起動指示がなされると、多機能ATM9は、代理店オンライン機能を起動し(ステップS602)、図17に示すような「契約内容選択」画面を表示する。また、代理店専用のキャッシュカードを多機能ATM9に挿入することで、直接、代理店オンライン機能を起動し、「契約内容選択」画面を表示することもできる。「契約内容選択」画面には、代理店名、契約内容の選択肢(新規契約、更改契約)が表示される。この第6の実施の形態では、「更改契約」を対象としているので、代理店が契約内容の選択肢を「更改契約」に選択した後、画面に表示された「選択」ボタンを選択すると(ステップS603)、多機能ATM9は、「更改契約」申込の選択をホストコンピュータ2に送信する(ステップS604)。ホストコンピュータ2は、「更改契約」申込の選択を受信すると(ステップS605)、更改データベース3−2を検索して、当該代理店が管理する現契約で、満期まで所定日数以内であって満期が近い現契約に対応する更改契約の内容を取得する(ステップS606)。ホストコンピュータ2は、更改契約の内容を多機能ATM9に送信する(ステップS607)。多機能ATM9は、更改契約の内容を受信し(ステップS608)、図18に示す「更改契約一覧」画面を表示する(ステップS609)。「更改契約一覧」画面には、更改契約の候補である満期が近い契約の一覧が、証券番号、契約者名、満期日、保険料、選択欄を項目として表示される。
【0056】
なお、この第6の実施形態における、多機能ATM9で動作する代理店オンライン機能は、第5の実施形態における代理店オンライン機能とは異なり、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、等級、保険コース(車両、対人、対物、搭乗者障害の各補償額)、保険料等の保険契約に関する契約申込データを個別に入力するための入力画面を提供する必要がない。このため、代理店は、多機能ATM9から、それら個別の契約申込データを入力する必要なしに、更改契約の候補を選択するだけで、簡便に更改契約の計上を行うことができる。また、多機能ATM9操作時の占有時間を短くすることができるため、この第6の実施形態における代理店オンライン機能の多機能ATMへの普及がより行われやすいという特徴がある。
【0057】
代理店は、顧客と締結した更改契約に基づいて、精算対象である更改契約を、「更改契約一覧」画面の選択欄を「1」に設定することによって選択する。画面に表示された「計上」ボタンが選択されると、当該更改契約の選択が多機能ATM9に入力される。入力が完了すると、多機能ATM9は、更改契約の選択を、金融機関ホストコンピュータ8を介してホストコンピュータ2に送信する(ステップS610)。ホストコンピュータ2は、更改契約の選択を受信し(ステップS611)、それを検索キーとして更改データベース3−2を検索し、精算額を特定する(ステップS612)。ホストコンピュータ2は、精算額を、金融機関ホストコンピュータ8を介して多機能ATM9に送信する(ステップS613)。
【0058】
ホストコンピュータ2は、精算対象の契約の選択、入金方法の選択を代理店端末4から受信する(ステップS315)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対する精算額を計算する(ステップS316)。ホストコンピュータ2は、振込完了後、金融機関ホストコンピュータ8によって送信される、振込の情報(振込金額、振込元口座番号等)を受信する(ステップS317)。ホストコンピュータ2は、振込の情報(込元口座番号等)を検索キーとして、振込(送金)の完了した精算対象の契約を契約データベース3−1から検索し、振込された金額と前記精算額とを照合することによって前記契約の決済が完了したかを確認し、決済が完了していれば、の契約の属性を「精算対象」から「精算完了」に変更する(ステップS318)。これにより当該保険契約についての「計上〜精算〜送金」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0059】
ここまでの動作フローでは、現契約を元にした更改契約の内容で精算額を特定したが、契約の内容を正式に確認するためには、それを契約申込書に記載された契約申込データと照合する必要がある。ここで代理店は、更改契約の契約申込書を、契約の計上のための代理店保険料精算システム1への入力のために営業支社に持ち込み又は送付する。営業支社では、営業支社端末7に接続されたOCR等で契約申込書を読み込ませて、契約申込データを入力する。営業支社端末7は、入力された契約申込データをホストコンピュータ2に送信し、ホストコンピュータ2は、契約申込データを受信する(ステップS620)。ホストコンピュータ2は、当該契約申込データから精算額を計算し、精算対象の契約に対する合計の精算額を計算する(ステップS621)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対する入金額と精算額とを照合することによって、精算対象の契約に対して正常に入金されて決済が完了したことを確認し、決済の完了した精算対象の契約を契約データベース3−1に、「精算完了」の属性で登録する(ステップS622)。これにより当該保険契約についての「計上〜精算〜送金」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0060】
第7の実施の形態は、新規契約の計上を営業支社端末7を通じて実行し、新規契約の保険料の決済を多機能ATM9上で動作する代理店オンライン機能を通じて実行する「新規契約多機能ATM決済方式」である。この実施の形態では、図1に示す代理店保険料精算システム1の構成要素の内、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、一時入金データベース3−3、営業支社端末7、金融機関ホストコンピュータ8、多機能ATM9が必要である。ここでは、代理店は、代理店端末4を有していない。以下、図9の動作フローを参照して説明する。
【0061】
まず、代理店は、自己のキャッシュカードを多機能ATM9に挿入する。多機能ATM9は、受け付けたキャッシュカードから口座番号を読み取り、当該口座番号が代理店のものであるかどうかを、ネットワークを介して接続されたATM運用会社等のデータベースを検索して確認する。口座番号が代理店のものであれば、多機能ATM9は、図16に示すような「代理店メニュー」画面を表示する(ステップS701)。なお、代理店は、キャッシュカードによらず、多機能ATM9に口座番号等を入力することによって、「代理店メニュー」画面を表示させることもできる。「代理店メニュー」画面には、通常のATMの「残高照会」、「入金」等の案内のボタンに加えて、「日本火災メニュー」ボタンが表示される。「日本火災メニュー」ボタンが選択され、「代理店オンライン機能」の起動指示がなされると、多機能ATM9は、代理店オンライン機能を起動し(ステップS702)、図17に示すような「契約内容選択」画面を表示する。また、代理店専用のキャッシュカードを多機能ATM9に挿入することで、直接、代理店オンライン機能を起動し、「契約内容選択」画面を表示することもできる。「契約内容選択」画面には、代理店名、契約内容の選択肢(新規契約、更改契約)が表示される。この第7の実施の形態では、「新規契約」を対象としているので、代理店が契約内容の選択肢を「新規契約」に選択した後、画面に表示された「選択」ボタンを選択すると、図20に示すように、多機能ATM9は、「新規契約入力」画面を表示する。「新規契約入力」画面には、証券番号、保険料を入力項目とする新規契約の入力欄が表示される。
【0062】
なお、この第7の実施形態における、多機能ATM9で動作する代理店オンライン機能は、第5の実施形態における代理店オンライン機能とは異なり、証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、等級、保険コース(車両、対人、対物、搭乗者障害の各補償額)、保険料等の保険契約に関する契約申込データを個別に入力するための入力画面を提供する必要がない。このため、代理店は、多機能ATM9から、それら個別の契約申込データを入力する必要なしに、証券番号及び保険料を入力するだけで、簡便に契約の計上を行うことができる。また、多機能ATM9操作時の占有時間を短くすることができるため、この第7の実施形態における代理店オンライン機能の多機能ATMへの普及がより行われやすいという特徴がある。
【0063】
代理店は、顧客と締結した新規契約に基づいて、新規契約の証券番号及び保険料(代理店手数料控除前)を多機能ATM9を通じて入力する。また、更改契約を締結した場合でも、更改契約申込書に事前に印刷された現契約を引き継ぐ内容と異なる契約内容で更改契約を締結した場合も、新規契約の場合と同様に、更改契約の証券番号及び保険料(代理店手数料控除前)を多機能ATM9を通じて入力する。画面に表示された「計上」ボタンが選択されると、当該新規契約の証券番号及び保険料が多機能ATM9に入力される(ステップS703)。入力が完了すると、多機能ATM9は、新規契約の証券番号及び保険料を、金融機関ホストコンピュータ8を介してホストコンピュータ2に送信する(ステップS704)。ホストコンピュータ2は、新規契約の証券番号及び保険料を受信し(ステップS705)、それを一時入金データベース3−3に登録(ステップS706)。ホストコンピュータ2は、精算対象の保険契約の内容を、金融機関ホストコンピュータ8を介して多機能ATM9に送信する(ステップS707)。
【0064】
多機能ATM9は、精算対象の保険契約の内容をホストコンピュータ2から受信する(ステップS708)。多機能ATM9は、図21に示すように、精算対象の契約の証券番号及び保険料、及び合計の精算額を表示する「精算」画面を表示する(ステップS709)。代理店によって画面に表示された「精算額確定」ボタンが選択されると、多機能ATM9は、図22に示すように、精算額を保険会社口座に送金するための「振込」画面を表示する。代理店は当該画面の指示に従って、精算額を入金し、保険会社口座に振り込む(ステップS710)。多機能ATM9は、入金額を、金融機関ホストコンピュータ8を介してホストコンピュータ2に送信する(ステップS711)。ホストコンピュータ2は、入金額を多機能ATM9から受信する(ステップS712)。ホストコンピュータ2は、入金額を一時入金データベース3−3に登録する(ステップS713)。
【0065】
ここまでの動作フローでは、新規契約の保険料は代理店が算出したものを使用しているが、契約の内容を正式に確認して保険料をオンラインで算出するためには、契約申込書に記載された契約申込データを代理店保険料精算システム1に入力する必要がある。ここで代理店は、新規契約の契約申込書を、契約の計上のための代理店保険料精算システム1への入力のために営業支社に持ち込み又は送付する。営業支社では、営業支社端末7に接続されたOCR等で契約申込書を読み込ませて、契約申込データを入力する。営業支社端末7は、入力された契約申込データをホストコンピュータ2に送信し、ホストコンピュータ2は、契約申込データを受信する(ステップS714)。ホストコンピュータ2は、当該契約申込データから精算額を計算する(ステップS715)。ホストコンピュータ2は、保険料から精算額を控除した代理店手数料を確定し、代理店手数料を代理店の口座へ振り込んで決済を完了させるために、金融機関ホストコンピュータ8に、保険会社口座から当該前記代理店の口座への代理店手数料相当額の振込の要求を送信する(ステップS716)。ホストコンピュータ2は、決済の完了した新規契約を契約データベース3−1に、「精算完了」の属性で登録する(ステップS717)。これにより当該保険契約についての「計上〜送金〜精算」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0066】
第8の実施の形態は、新規契約の計上を代理店端末4を通じて実行し、当該契約の情報を代理店端末4に接続されたカードリーダを通じてICカードに書き込み、新規契約の保険料の決済を多機能ATM9上で動作する代理店オンライン機能を通じて当該ICカードによって契約を特定した上で実行する「代理店システム・多機能ATM連動方式」である。この実施の形態では、図1に示す代理店保険料精算システム1の構成要素の内、ホストコンピュータ2、データベース3、契約データベース3−1、代理店端末4、金融機関ホストコンピュータ8、多機能ATM9が必要である。以下、図10の動作フローを参照して説明する。
【0067】
代理店端末4からの「契約申込データ」の入力のステップ(ステップS801)から、ホストコンピュータ2からの精算額及び精算対象の契約の送信のステップ(ステップS806)までは、第1の実施の形態のステップS101〜S106と同じ動作である。また、このステップS801〜S806に代えて、図3に示す動作フローのステップS151〜S172の代替フローを実施することができることも、第1の実施の形態と同じである。また、ステップS807からステップS810も、第1の実施の形態のステップS107〜S110と同じ動作である。従って、ステップS811以降について、以下に説明する。
【0068】
この第8の実施の形態では、代理店は「多機能ATM連動」を入金方法として選択する。図14に示す「入金方法選択」画面で、ここには図示していないが、「多機能ATM連動」ボタンがマウス操作によりクリックされると、代理店端末4は、入金方法の選択、ここでは「多機能ATM連動」の選択を受け付ける(ステップS811)。代理店は、決済手続として、カードリーダ5にICカードを挿入する。代理店端末4は、精算額等の精算情報、契約申込データ、当該代理店を特定するための代理店情報を、カードリーダ5によってICカードに書き込む(ステップS812)。代理店は、それらの情報が書き込まれたICカードを持って、精算額の振込のために、多機能ATM9のところに行く。代理店は、自己のICカードを多機能ATM9に挿入する。多機能ATM9は、受け付けたICカードから精算情報、契約申込データ、代理店情報を読み出し、それらを、金融機関ホストコンピュータ8を介してホストコンピュータ2に送信する(ステップS813)。ホストコンピュータ2は、精算情報、契約申込データ、代理店情報を受信する(ステップS814)。ホストコンピュータ2は、精算情報、契約申込データ、代理店情報を検索キーとして契約データベース3−1を検索して、精算対象の契約を特定する(ステップS815)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約の内容を代理店端末4に送信する(ステップS816)。代理店端末4は、精算対象の契約の内容を受信し(ステップS817)、それを表示する(ステップS818)。次に、多機能ATM9は、図22に示すように、精算額を保険会社口座に送金するための「振込」画面を表示する。代理店は当該画面の指示に従って、精算額を入金し、保険会社口座に振り込む(ステップS819)。多機能ATM9は、入金額を、金融機関ホストコンピュータ8を介してホストコンピュータ2に送信する(ステップS820)。ホストコンピュータ2は、入金額を多機能ATM9から受信する(ステップS821)。ホストコンピュータ2は、精算対象の契約に対する入金額と精算額とを照合することによって、精算対象の契約に対して正常に入金されて決済が完了したことを確認し、決済の完了した精算対象の契約を契約データベース3−1に、「精算完了」の属性で登録する(ステップS822)。これにより当該保険契約についての「計上〜精算〜送金」の一連の手続が完了し、当該保険契約は、精算が完了した契約として取り扱われることになる。
【0069】
上述の第1〜8の実施形態では、契約データベース3−1には、保険の契約が、それのステータスに応じて、「計上候補」、「精算対象」、及び「清算完了」のいずれかの属性が付されて登録されるが、他の実施の形態として、保険の契約を、それぞれの属性ごとに別のデータベースに登録することもできる。また、更に他の実施の形態として、更改データベース3−2に登録される更改契約のデータを、当該更改契約に対応する現契約に派生するデータとして、更改データベース3−2を用いずに、契約データベース3−1に登録することもできる。また、更に他の実施の形態として、一時入金データベース3−3に登録される保険契約のための入金データを、当該保険契約に派生するデータとして、一時入金データベース3−3を用いずに、契約データベース3−1に登録することもできる。それらのデータはお互いに関連しているため、それらを個別のデータベースで管理するか、あるいは、統合したデータベースで管理するかは、設計上の選択に過ぎない。従って、契約データベース3−1、更改データベース3−2、一時入金データベース3−3の全部又は一部を統合すること、また、それらの全部又は一部を下位のデータベースに分散することができ、それは本発明と均等である。
【0070】
上述の実施形態では、損害保険の代理店の保険料精算に関して説明してきたが、本発明は、同様の業務フローを有する他の種類の保険等にも適用可能である。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のシステム及び方法によると、以下のような効果が得られる。請求項1又はに記載の発明によれば、代理店端末4で代理店オンライン計上された保険契約の精算額を、カードリーダ5を通じたデビット決済で保険会社口座に送金することにより、簡便かつ即時に計上された保険契約の精算を行うことができるため、代理店の事務負担(代理店の法定帳簿の記帳、受領した保険料の代理店口座への入金、月例の精算事務等)の軽減、代理店手数料の早期受領という効果が得られる。
【0072】
請求項2又はに記載の発明によれば、精算対象として選択された契約を特定するための整理No.を発行し、それをデビット決済後の精算対象の保険契約の特定に用いることにより、デビット決済の対象の保険契約を簡単かつ確実に特定できるという効果が得られる。
【0073】
請求項3又はに記載の発明によれば、代理店端末4で代理店オンライン計上された保険契約の精算額を、カードリーダ5を通じたクレジットカード決済で保険会社口座に送金することにより、簡便かつほぼ即時に計上された保険契約の精算を行うことができるため、代理店の事務負担(代理店の法定帳簿の記帳、受領した保険料の代理店口座への入金、月例の精算事務等)の軽減、代理店手数料の早期受領という効果が得られる。
【0074】
請求項4又はに記載の発明によれば、代理店端末4で代理店オンライン計上された保険契約の精算を、代理店端末を通してファームバンキングで実行することにより、簡便かつほぼ即時に計上された保険契約の精算を行うことができるため、代理店の事務負担(代理店の法定帳簿の記帳、受領した保険料の代理店口座への入金、月例の精算事務等)の軽減、代理店手数料の早期受領という効果が得られる。
【0075】
請求項5又は10に記載の発明によれば、代理店端末4で代理店オンライン計上された保険契約の精算を、発行されるコンビニエンスストア払込票を利用した払込で実行することにより、保険会社口座への保険契約の精算額の送金をコンビニエンスストア窓口からの簡便な払込で行うことができるため、代理店の事務負担(代理店の法定帳簿の記帳、受領した保険料の代理店口座への入金、月例の精算事務等)の軽減、代理店手数料の早期受領という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を表わすシステム構成図である。
【図2】 第1の実施の形態についての、代理店端末4とホストコンピュータ2との間の情報の流れを示す図である。
【図3】 第1、2、3、4、及び8の実施の形態についての、代理店端末4とホストコンピュータ2との間の、代替の動作フローの情報の流れを示す図である。
【図4】 第2の実施の形態についての、代理店端末4とホストコンピュータ2との間の情報の流れを示す図である。
【図5】 第3の実施の形態についての、代理店端末4とホストコンピュータ2との間の情報の流れを示す図である。
【図6】 第4の実施の形態についての、代理店端末4とホストコンピュータ2との間の情報の流れを示す図である。
【図7】 第5の実施の形態についての、多機能ATM9とホストコンピュータ2との間の情報の流れを示す図である。
【図8】 第6の実施の形態についての、多機能ATM9とホストコンピュータ2との間の情報の流れを示す図である。
【図9】 第7の実施の形態についての、多機能ATM9とホストコンピュータ2との間の情報の流れを示す図である。
【図10】 第8の実施の形態についての、代理店端末4及び多機能ATM9とホストコンピュータ2との間の情報の流れを示す図である。
【図11】 代理店端末4に表示される「保険料見積」画面のイメージ図である。
【図12】 代理店端末4に表示される「代理店オンライン計上」画面のイメージ図である。
【図13】 代理店端末4に表示される「精算対象一覧」画面のイメージ図である。
【図14】 代理店端末4に表示される「入金方法選択」画面のイメージ図である。
【図15】 代理店端末4に表示される「デビット決済」画面のイメージ図である。
【図16】 多機能ATM9に表示される「代理店メニュー」画面のイメージ図である。
【図17】 多機能ATM9に表示される「契約内容選択」画面のイメージ図である。
【図18】 多機能ATM9に表示される「更改契約一覧」画面のイメージ図である。
【図19】 多機能ATM9に表示される「精算対象一覧」画面のイメージ図である。
【図20】 多機能ATM9に表示される「新規契約入力」画面のイメージ図である。
【図21】 多機能ATM9に表示される「精算」画面のイメージ図である。
【図22】 多機能ATM9に表示される「振込」画面のイメージ図である。
【符号の説明】
1 代理店保険料精算システム
2 ホストコンピュータ
3 データベース
3−1 契約データベース
3−2 更改データベース
3−3 一時入金データベース
4 代理店端末
5 カードリーダ
6 プリンタ
7 営業支社端末
8 金融機関ホストコンピュータ
9 多機能ATM

Claims (6)

  1. ホストコンピュータと、
    プリンタ及びカードリーダ手段が接続された代理店端末と、
    金融機関ホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータを接続するネットワークと、から構成される代理店保険料精算システムであって、
    前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータは、それぞれに含まれるCPUがそれぞれに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することで下記の各手段を実現するものであり、
    前記ホストコンピュータは、
    証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、保険コース、および保険料を含む保険契約の内容を表わす契約データを格納する契約データベースを有し、データの登録、属性の変更、及び検索を含む操作の指示を伴う入力されたデータに応じて前記契約データに対する当該操作を前記契約データベースに対して実行することによって当該契約データを管理するデータベース、を含み、
    前記代理店端末は、
    前記代理店が前記代理店端末の入力手段から入力する証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、および保険コースを含む契約の内容を表わす契約申込データを取得し、それを前記ホストコンピュータに送信する契約申込データ取得手段、を含み、
    前記ホストコンピュータは、
    前記契約申込データ取得手段から送信された前記契約の契約申込データに基づいて、前記保険コースのそれぞれに対応付けられて記憶している保険料のデータを参照することによって当該契約の保険料を特定し、特定された当該契約の保険料のデータを前記契約申込データに追加ることによって当該契約の内容を表わす契約データを作成、当該契約データに計上候補の属性を付加して前記データベース内の前記契約データベースに登録し、作成した契約データを前記代理店端末に送信する契約データ登録手段、をさらに含み、
    前記代理店端末は、
    前記契約データ登録手段から送信された前記契約データの内容を印字した契約申込書の印刷をプリンタに指令する契約申込書印刷手段と、
    前記代理店による計上候補の属性が付加された契約を前記データベース内の前記契約データベースに検索させる要求を前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータから検索された契約のすべて又は一部を表わすデータを受信し、当該契約を表わすデータを精算対象の選択のために出力手段へ送ることにより当該出力手段に当該契約を表示させる計上候補契約表示手段と、
    前記代理店による精算対象の契約の選択を受け付けて前記ホストコンピュータに送信する精算対象契約選択手段と、をさらに含み、
    前記ホストコンピュータは、
    前記精算対象契約選択手段から送信された前記精算対象の選択を受け付けた前記契約の前記契約データに基いて前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を精算対象の属性に変更する契約として特定し、前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を示すデータを前記データベースに入力することにより、それに含まれる前記契約データベースが管理する当該契約の契約データの属性を計上候補から精算対象に変更させる精算対象契約データ登録手段と、
    前記精算対象の選択がされた前記契約の前記契約データに含まれる保険コースのデータに基づいて、保険の契約に応じた保険料の中からある割合により充当されるべき金額としてあらかじめ定められて記憶されている代理店手数料のデータを参照することによって当該契約に応じた金額の代理店手数料を特定し、当該契約の保険料から当該代理店手数料を控除することによって精算額を計算する精算額計算手段と、をさらに含み、
    前記代理店端末は、
    前記精算対象の選択がされた前記契約及び前記精算額計算手段によって計算された当該契約に対する精算額のすべて又は一部を表わすデータを前記ホストコンピュータから受信し、当該精算額を表すデータを精算対象の契約の選択のために前記代理店端末の前記出力手段へ送ることにより当該出力手段に表示させる精算対象契約表示手段と、
    前記精算対象の選択がされた前記契約のデビット決済のために、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータ、前記精算額、前記カードリーダ手段を通じて入力される前記代理店が有するデビットカードの決済口座のためのデビットカードに記録された前記代理店の決済口座を特定可能なデビットカード情報、及び前記代理店からの操作により入力される保険会社口座への振込要求を、前記デビットカードによる前記代理店の決済口座から前記保険会社口座への前記精算額のデビットカード決済を行う金融機関ホストコンピュータへ送信するデビット決済要求手段と、をさらに含み、
    前記金融機関ホストコンピュータは、
    前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータ、前記精算額、前記デビットカード情報、及び前記保険会社口座への振り込み要求を前記代理店端末から受信し、前記デビットカード情報に基づいて前記代理店が有するデビットカードの決済口座を特定し、前記代理店が有するデビットカードの前記決済口座から前記精算額を引き落とす処理を行い、引き落とされた前記精算額を前記金融機関ホストコンピュータが管理する前記保険会社口座に振り込む処理を行い、デビットカード決済を行った前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータを含む当該契約のデビット決済完了の通知を前記ホストコンピュータに送信するデビット決済手段、を含み、
    前記ホストコンピュータは、
    前記金融機関ホストコンピュータでの前記代理店の決済口座から前記保険会社口座への前記精算額のデビット決済の処理の完了後に前記金融機関ホストコンピュータから送信される、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータを含む当該契約のデビット決済完了の通知を受信し、当該通知に基いてデビット決済が完了した契約を特定してそれに対応する前記精算対象の選択がされた契約を特定し、前記データベースに前記特定された契約属性を精算対象から精算完了に変更すべき旨を表わすデータを入力することによって、それに含まれる前記契約データベースが管理する特定された当該契約の契約データの属性を精算対象から精算完了に変更させる精算完了契約データ登録手段、をさらに有することを特徴とする代理店保険料精算システム。
  2. 前記ホストコンピュータは、
    前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータとして、前記精算対象契約選択手段で受け付けた精算対象として選択された契約を特定するための当該契約と対応付けられた整理No.を発行して前記データベース内の前記契約データベースに記憶させ、当該整理No.を前記カードリーダ手段から入力される前記デビットカード情報に追加させるために前記代理店端末へ送信する整理No.送信手段を更に含み、
    前記デビット決済要求手段は、前記整理No.を金融機関ホストコンピュータへ送信し、
    前記デビット決済手段は、前記整理No.を前記代理店端末から受信して、それを前記ホストコンピュータに送信し、
    前記精算完了契約データ登録手段は、前記金融機関ホストコンピュータから前記整理No.を含めて送信される前記デビット決済完了の通知に基いて、前記通知に含まれる前記整理No.を検索キーとして前記整理No.を記憶する前記データベース内の契約データベースから前記通知に含まれる前記整理No.に対応する前記契約を検索し、検索された契約を前記精算対象の選択がされた契約として特定することを特徴とする請求項1に記載の代理店保険料精算システム。
  3. ホストコンピュータと、
    プリンタが接続された代理店端末と、
    金融機関ホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータを接続するネットワークと、から構成される代理店保険料精算システムであって、
    前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータは、それぞれに含まれるCPUがそれぞれに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することで下記の各手段を実現するものであり、
    前記ホストコンピュータは、
    証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、保険コース、および保険料を含む保険契約の内容を表わす契約データを格納する契約データベースを有し、データの登録、属性の変更、及び検索を含む操作の指示を伴う入力されたデータに応じて前記契約データに対する当該操作を前記契約データベースに対して実行することによって当該契約データを管理するデータベース、を含み、
    前記代理店端末は、
    前記代理店が前記代理店端末の入力手段から入力する証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、および保険コースを含む契約の内容を表わす契約申込データを取得し、それを前記ホストコンピュータに送信する契約申込データ取得手段、を含み、
    前記ホストコンピュータは、
    前記契約申込データ取得手段から送信された前記契約の契約申込データに基づいて、前記保険コースのそれぞれに対応付けられて記憶している保険料のデータを参照することによって当該契約の保険料を特定し、特定された当該契約の保険料のデータを前記契約申込データに追加ることによって当該契約の内容を表わす契約データを作成、当該契約データに計上候補の属性を付加して前記データベース内の前記契約データベースに登録し、作成した契約データを前記代理店端末に送信する契約データ登録手段、をさらに含み、
    前記代理店端末は、
    前記契約データ登録手段から送信された前記契約データの内容を印字した契約申込書の印刷をプリンタに指令する契約申込書印刷手段と、
    前記代理店による計上候補の属性が付加された契約を前記データベース内の前記契約データベースに検索させる要求を前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータから検索された契約のすべて又は一部を表わすデータを受信し、当該契約を表わすデータを精算対象の選択のために出力手段へ送ることにより当該出力手段に当該契約を表示させる計上候補契約表示手段と、
    前記代理店による精算対象の契約の選択を受け付けて前記ホストコンピュータに送信する精算対象契約選択手段と、をさらに含み、
    前記ホストコンピュータは、
    前記精算対象契約選択手段から送信された前記精算対象の選択を受け付けた前記契約の前記契約データに基いて前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を精算対象の属性に変更する契約として特定し、前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を示すデータを前記データベースに入力することにより、それに含まれる前記契約データベースが管理する当該契約の契約データの属性を計上候補から精算対象に変更させる精算対象契約データ登録手段と、
    前記精算対象の選択がされた前記契約の前記契約データに含まれる保険コースのデータに基づいて、保険の契約に応じた保険料の中からある割合により充当されるべき金額としてあらかじめ定められて記憶されている代理店手数料のデータを参照することによって当該契約に応じた金額の代理店手数料を特定し、当該契約の保険料から当該代理店手数料を控除することによって精算額を計算する精算額計算手段と、をさらに含み、
    前記代理店端末は、
    前記精算対象の選択がされた前記契約及び前記精算額計算手段によって計算された当該契約に対する精算額のすべて又は一部を表わすデータを前記ホストコンピュータから受信し、当該精算額を表すデータを精算対象の契約の選択のために前記代理店端末の前記出力手段へ送ることにより当該出力手段に表示させる精算対象契約表示手段と、
    前記代理店が精算額を前記代理店の口座から保険会社口座に振り込むための、前記代理店によるファームバンキングでの振込を前記金融機関ホストコンピュータに実行させるための画面を前記代理店端末の前記出力手段から出力させ、前記代理店による前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の操作を受け付けて、前記ファームバンキングの処理を実行する金融機関ホストコンピュータに前記振込の要求を送信するファームバンキング決済提供手段、をさらに含み、
    前記金融機関ホストコンピュータは、
    前記代理店による前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の要求を前記代理店端末から受信し、前記代理店の口座から前記金融機関ホストコンピュータが管理する前記保険会社口座に振り込む処理を行い、前記保険会社口座に振り込まれた金額及び振込元を含む振込情報を前記ホストコンピュータに送信するファームバンキング手段、を含み、
    前記ホストコンピュータは、
    前記金融機関ホストコンピュータでの前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の処理の完了後に前記金融機関ホストコンピュータから送信される、前記精算対象の選択がされた前記契約の決済のために前記ファームバンキングでの振込によって前記保険会社口座に振り込まれた金額及び振込元を含む前記振込情報を受信するファームバンキング決済受信手段と、
    前記金融機関ホストコンピュータから受信した前記振込情報に含まれる振込元の情報を検索キーとして前記データベース内の前記契約データベースを検索させて前記振込の完了した前記精算対象の選択がされた契約を特定し、振込された金額と前記精算額とを照合することによって前記契約の決済が完了したかを確認し、決済が完了すれば前記データベースにそれに含まれる前記契約データベースが管理する特定された当該契約の契約データの属性を精算対象から精算完了に変更させる精算完了契約データ登録手段と、をさらに有することを特徴とする代理店保険料精算システム。
  4. ホストコンピュータと、
    プリンタ及びカードリーダ手段が接続された代理店端末と、
    金融機関ホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータを接続するネットワークと、から構成される代理店保険料精算システムが実行する代理店保険料精算方法であって、
    前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータは、それぞれに含まれるCPUがそれぞれに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することで下記の各ステップを実現するものであり、
    前記ホストコンピュータは、
    証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、保険コース、および保険料を含む保険契約の内容を表わす契約データを格納する契約データベースを有し、データの登録、属性の変更、及び検索を含む操作の指示を伴う入力されたデータに応じて前記契約データに対する当該操作を前記契約データベースに対して実行することによって当該契約データを管理するデータベース、を含み、
    前記代理店保険料精算方法は、
    前記代理店端末が、前記代理店により入力される証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、および保険コースを含む保険の契約の内容を表わす契約申込データを取得し、それを前記ホストコンピュータに送信する契約申込データ取得ステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記代理店端末から送信された前記契約の契約申込データに基づいて、前記保険コースのそれぞれに対応付けられて記憶している保険料のデータを参照することによって当該契約の保険料を特定し、特定された当該契約の保険料のデータを前記契約申込データに追加ることによって当該契約の容を表わす契約データを作成、当該契約データに計上候補の属性を付加前記データベース内の前記契約データベースに登録し、作成した契約データを前記代理店端末に送信する契約データ登録ステップと、
    前記代理店端末が、前記ホストコンピュータから送信された前記契約データの内容を印字した契約申込書の印刷をプリンタに指令する契約申込書印刷ステップと、
    前記代理店端末が、前記代理店による計上候補の属性が付加された契約を前記データベース内の前記契約データベースに検索させる要求を前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータから検索された契約のすべて又は一部を表わすデータを受信し、当該契約を表わすデータを精算対象の選択のために出力手段へ送ることにより当該出力手段に当該契約を表示させる計上候補契約表示ステップと、
    前記代理店端末が、前記代理店による精算対象の契約の選択を受け付けて前記ホストコンピュータに送信する精算対象契約選択ステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記代理店端末から送信された前記精算対象の選択を受け付けた前記契約の前記契約データに基いて前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を精算対象の属性に変更する契約として特定し、前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を示すデータを前記データベースに入力することにより、それに含まれる前記契約データベースが管理する当該契約の契約データの属性を計上候補から精算対象に変更させる精算対象契約データ登録ステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記精算対象の選択がされた前記契約の前記契約データに含まれる保険コースのデータに基づいて、保険の契約に応じた保険料の中からある割合により充当されるべき金額としてあらかじめ定められて記憶されている代理店手数料のデータを参照することによって当該契約に応じた金額の代理店手数料を特定し、当該契約の保険料から当該代理店手数料を控除することによって精算額を計算する精算額計算ステップと、
    前記代理店端末が、前記精算対象の選択がされた前記契約及び前記ホストコンピュータによって計算された当該契約に対する精算額のすべて又は一部を表わすデータを前記ホストコンピュータから受信し、当該精算額を表すデータを精算対象の契約の選択のために前記代理店端末の前記出力手段へ送ることにより当該出力手段に表示させる精算対象契約表示ステップと、
    前記代理店端末が、前記精算対象の選択がされた前記契約のデビット決済のために、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータ、前記精算額、前記カードリーダ手段を通じて入力される前記代理店が有するデビットカードの決済口座のためのデビットカードに記録された前記代理店の決済口座を特定可能なデビットカード情報、及び前記代理店からの操作により入力される保険会社口座への振込要求を、前記デビットカードによる前記代理店の決済口座から前記保険会社口座への前記精算額のデビットカード決済を行う金融機関ホストコンピュータへ送信するデビット決済要求ステップと、
    前記金融機関ホストコンピュータが、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータ、前記精算額、前記デビットカード情報、及び前記保険会社口座への振り込み要求を前記代理店端末から受信し、前記デビットカード情報に基づいて前記代理店が有するデビットカードの決済口座を特定し、前記代理店が有するデビットカードの前記決済口座から前記精算額を引き落とす処理を行い、引き落とされた前記精算額を前記金融機関ホストコンピュータが管理する前記保険会社口座に振り込む処理を行い、デビットカード決済を行った前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータを含む当該契約のデビット決済完了の通知を前記ホストコンピュータに送信するデビット決済ステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記金融機関ホストコンピュータでの前記代理店の決済口座から前記保険会社口座への前記精算額のデビット決済の処理の完了後に前記金融機関ホストコンピュータから送信される、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータを含む当該契約のデビット決済完了の通知を受信し、当該通知に基いてデビット決済が完了した契約を特定してそれに対応する前記精算対象の選択がされた契約を特定し、前記データベースに前記特定された契約属性を精算対象から精算完了に変更すべき旨を表わすデータを入力することによって、それに含まれる前記契約データベースが管理する特定された当該契約の契約データの属性を精算対象から精算完了に変更させる精算完了契約データ登録ステップと、を有することを特徴とする代理店保険料精算方法。
  5. 前記ホストコンピュータが、前記精算対象の選択がされた前記契約を特定するデータとして、前記精算対象契約選択ステップで受け付けた精算対象として選択された契約を特定するための当該契約と対応付けられた整理No.を発行して前記データベース内の前記契約データベースに記憶させ、当該整理No.を前記カードリーダ手段から入力される前記デビットカード情報に追加させるために前記代理店端末へ送信する整理No.送信ステップを更に含み、
    前記デビット決済要求ステップは、前記代理店端末が、前記整理No.を金融機関ホストコンピュータへ送信し、
    前記デビット決済ステップは、前記整理No.を前記代理店端末から受信して、それを前記ホストコンピュータに送信し、
    前記精算完了契約データ登録ステップは、前記ホストコンピュータが、前記金融機関ホストコンピュータから前記整理No.を含めて送信される前記デビット決済完了の通知に基いて、前記通知に含まれる前記整理No.を検索キーとして前記整理No.を記憶する前記データベース内の前記契約データベースから前記通知に含まれる前記整理No.に対応する前記契約を検索し、検索された契約を前記精算対象の選択がされた契約として特定することを特徴とする請求項4に記載の代理店保険料精算方法。
  6. ホストコンピュータと、
    プリンタが接続された代理店端末と、
    金融機関ホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータを接続するネットワークと、から構成される代理店保険料精算システムが実行する代理店保険料精算方法であって、
    前記ホストコンピュータ、前記代理店端末、及び前記金融機関ホストコンピュータは、それぞれに含まれるCPUがそれぞれに記憶されたプログラムをRAMにロードして実行することで下記の各ステップを実現するものであり、
    前記ホストコンピュータは、
    証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、保険コース、および保険料を含む保険契約の内容を表わす契約データを格納する契約データベースを有し、データの登録、属性の変更、及び検索を含む操作の指示を伴う入力されたデータに応じて前記契約データに対する当該操作を前記契約データベースに対して実行することによって当該契約データを管理するデータベース、を含み、
    前記代理店保険料精算方法は、
    前記代理店端末が、前記代理店により入力される証券番号、氏名、住所、期間、払込方法、および保険コースを含む保険の契約の内容を表わす契約申込データを取得し、それを前記ホストコンピュータに送信する契約申込データ取得ステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記代理店端末から送信された前記契約の契約申込データに基づいて、前記保険コースのそれぞれに対応付けられて記憶している保険料のデータを参照することによって当該契約の保険料を特定し、特定された当該契約の保険料のデータを前記契約申込データに追加ることによって当該契約の容を表わす契約データを作成、当該契約データに計上候補の属性を付加前記データベース内の前記契約データベースに登録し、作成した契約データを前記代理店端末に送信する契約データ登録ステップと、
    前記代理店端末が、前記ホストコンピュータから送信された前記契約データの内容を印字した契約申込書の印刷をプリンタに指令する契約申込書印刷ステップと、
    前記代理店端末が、前記代理店による計上候補の属性が付加された契約を前記データベース内の前記契約データベースに検索させる要求を前記ホストコンピュータに送信し、前記ホストコンピュータから検索された契約のすべて又は一部を表わすデータを受信し、当該契約を表わすデータを精算対象の選択のために出力手段へ送ることにより当該出力手段に当該契約を表示させる計上候補契約表示ステップと、
    前記代理店端末が、前記代理店による精算対象の契約の選択を受け付けて前記ホストコンピュータに送信する精算対象契約選択ステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記代理店端末から送信された前記精算対象の選択を受け付けた前記契約の前記契約データに基いて前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を精算対象の属性に変更する契約として特定し、前記精算対象の選択を受け付けた前記契約を示すデータを前記データベースに入力することにより、それに含まれる前記契約データベースが管理する当該契約の契約データの属性を計上候補から精算対象に変更させる精算対象契約データ登録ステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記精算対象の選択がされた前記契約の前記契約データに含まれる保険コースのデータに基づいて、保険の契約に応じた保険料の中からある割合により充当されるべき金額としてあらかじめ定められて記憶されている代理店手数料のデータを参照することによって当該契約に応じた金額の代理店手数料を特定し、当該契約の保険料から当該代理店手数料を控除することによって精算額を計算する精算額計算ステップと、
    前記代理店端末が、前記精算対象の選択がされた前記契約及び前記ホストコンピュータによって計算された当該契約に対する精算額のすべて又は一部を表わすデータを前記ホストコンピュータから受信し、当該精算額を表すデータを精算対象の契約の選択のために前記代理店端末の前記出力手段へ送ることにより当該出力手段に表示させる精算対象契約表示ステップと、
    前記代理店端末が、前記代理店が精算額を前記代理店の口座から保険会社口座に振り込むための、前記代理店によるファームバンキングでの振込を前記金融機関ホストコンピュータに実行させるための画面を前記代理店端末の前記出力手段から出力させ、前記代理店による前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の操作を受け付けて、前記ファームバンキングの処理を実行する金融機関ホストコンピュータに前記振込の要求を送信するファームバンキング決済提供ステップと、
    前記金融機関ホストコンピュータが、前記代理店による前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の要求を前記代理店端末から受信し、前記代理店の口座から前記金融機関ホストコンピュータが管理する前記保険会社口座に振り込む処理を行い、前記保険会社口座に振り込まれた金額及び振込元を含む振込情報を前記ホストコンピュータに送信するファームバンキングステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記金融機関ホストコンピュータでの前記代理店の口座から前記保険会社口座への前記精算額の振込の処理の完了後に前記金融機関ホストコンピュータから送信される、前記精算対象の選択がされた前記契約の決済のために前記ファームバンキングでの振込によって前記保険会社口座に振り込まれた金額及び振込元を含む振込情報を受信するファームバンキング決済受信ステップと、
    前記ホストコンピュータが、前記金融機関ホストコンピュータから受信した前記振込情報に含まれる振込元の情報を検索キーとして前記データベース内の前記契約データベースを検索させて前記振込の完了した前記精算対象の選択がされた契約を特定し、振込された金額と前記精算額とを照合することによって前記契約の決済が完了したかを確認し、決済が完了すれば前記データベースにそれに含まれる前記契約データベースが管理する特定された当該契約の契約データの属性を精算対象から精算完了に変更させる精算完了契約データ登録ステップと、を有することを特徴とする代理店保険料精算方法。
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