JP4251937B2 - 作業用頭巾、およびその製造方法 - Google Patents

作業用頭巾、およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4251937B2
JP4251937B2 JP2003274149A JP2003274149A JP4251937B2 JP 4251937 B2 JP4251937 B2 JP 4251937B2 JP 2003274149 A JP2003274149 A JP 2003274149A JP 2003274149 A JP2003274149 A JP 2003274149A JP 4251937 B2 JP4251937 B2 JP 4251937B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
cloth
covering cloth
face
around
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003274149A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005036348A (ja
Inventor
藤 光 子 佐
Original Assignee
佐藤 光子
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 佐藤 光子 filed Critical 佐藤 光子
Priority to JP2003274149A priority Critical patent/JP4251937B2/ja
Publication of JP2005036348A publication Critical patent/JP2005036348A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4251937B2 publication Critical patent/JP4251937B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Description

頭巾に関する技術に属し、頭巾を構成する素材を開発、提供する技術分野から、それをデザインする分野、デザインされたものを縫製していく製造段階での技術、デザインや縫製するための機械装置に係わる技術、完成した頭巾を輸送、展示、試験、販売するための技術、それらを譲渡、購入した者が着用、洗浄、保管、処分する技術等、その関係する技術分野は特に問われない。
(視 点)
山形県庄内地方の「はんこたんな」や秋田県由利地方の「はなふくべ」等は、古くから農作業の際に日除けや虫除けのために利用されてきたものとして知られているが、左右の目だけを露出させて顔や頭部および首周り全体を覆うという特徴的な構造は、様々な農薬の使用や太陽光の紫外線による悪影響から肌(特に胸から上の女性の肌)を守るために有効であり、したがって、その用途は、従前からの農作業における場合だけに限定されず、工事作業やガーデニング等といった屋外作業をはじめ、粉塵の発生や衛生管理に厳しい各種工場における作業等にも適していることから、その利用範囲は限定されず、巾広く応用することができる。
しかしながら、古くから伝わる「はんこたんな」は、目から上方の部分と、目から下方の部分とが、分離した帯状となっていて、夫々を額周り、目下の顔周りに別々に巻き付けて装着し、露出する頭頂部を、左頬、頭頂部、右頬に掛け渡した日本手拭いで覆い、さらに首周りに別の日本手拭いを巻き付けるようにした、極めて煩雑な手段によって頭部全体を覆い隠すよう装着するものであり、初めて着用する人にとっては一度聞いただけでは理解不能な程に難しい上に、熟練して装着過程に慣れないと作業中にズレ動いてしまい、良好な作業性を確保できない等という欠点を有していた。
(従来の技術)
このような欠点を解決可能な技術としては、特開平11−241214号公報に開示された、吸湿性のある生地によって頭部から被れるように、しかも肩付近まで垂れる袋状に形成され、目の部分が透明ないし開放されており、顔面の部分が開閉可能に形成されている「防護頭巾」発明や、特開2002−249915号公報の「防護用頭巾」はつめいとして示されているような、二重構造に形成されていて、頭部保護体を収納可能とした頭部を設け、両目を通して目視をするための窓が形成された構造のもの等が既に開発されているが、これら従前までの何れの頭巾も、頭部にフィットするよう立体的に裁断、縫合された構造とするものであり、縫製技術を要するだけではなく、その製造過程で多くの切れ端生地が発生してしまうことが予想され、無駄が多い上にどうしても高価な製品となってしまうという欠点があった。
(1) 特特開平11−241214号公報 (2) 特開2002− 249915号公報
(問題意識)
以上のように我が国の各地方に古くから伝わる「はんこたんな」に代表される作業用の頭巾は、装着が難しく、不慣れな初心者等の着用したものでは、農作業等の最中にズレ動いたり、外れて落ちてきてしまうという不都合を来してしまい、また近年になって開発、提供されるようになった上記従来例に代表されるような防護用の頭巾は、何れも装着性を重視して立体的な裁断が施されているために、縫製に熟練した技術を要するだけではなく、無駄も多くなる等して単価が高くついてしまい、日常的に手軽に利用する上では不都合を来すものが多く、農作業やガーデニング等にも気軽に使用できる頭巾が市場に存在していないという事情に疑問を抱くこととなった。
(発明の目的)
上記のような実情に鑑み、本願出願人、発明者は、農作業に従事する機会の多い者の一人として、こうした問題を解決し、誰にでも簡便に着用することができ、しかも熟練を要しなくてもズレ動いたりしない日除け用の頭巾を実現することはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の作業用頭巾、およびその新規な製造方法を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(発明の構成)
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明に包含される作業用頭巾は、基本的に次のような構成から成り立っている。 即ち、縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型の略同一寸法、形状に裁断された綿製生地三枚の、うち一枚目で少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布、うち二枚目で目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、うち三枚目で少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布となしこれらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状とされ、その左右端側所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに目出し窓を開口し、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁部に縫合されると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端が縫合されてなるものとした構成を要旨とする作業用頭巾である。
この基本的な構成からなるこの発明の作業用頭巾を、より具体的なのものとして示すと、縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型の略同一寸法、形状に裁断された綿製生地三枚の、うち一枚目で少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布、うち二枚目で目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、うち三枚目で少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布となしこれらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状とされ、その左右端側所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに目出し窓を開口し、顔覆い布の裏面となる適所には顎紐を設け、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁部に縫合されると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端が縫合されてなる構造の作業用頭巾ということができる。
同様にして、縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型の略同一寸法、形状に裁断された綿製生地三枚の、うち一枚目で少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布、うち二枚目で目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、うち三枚目で少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布となしこれらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状とされ、その左右端側所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに目出し窓を開口し、顔覆い布の裏面となる適所には顎紐を設け、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁部に縫合され、胸部付近および背部上側まで前後下側に夫々垂れ下がる延伸布部を有する頭巾状に形成されると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端が縫合された作業用頭巾ということもできる。
また、縦巾が一尺前後、横巾が40ないし45cm程度の四角型の略同一寸法、形状に裁断された綿製生地三枚の、うち一枚目で少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布、うち二枚目で目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、うち三枚目で少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布となしこれらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状とされ、その左右端側所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに左右巾凡そ16cm前後の目出し窓を開口し、顔覆い布の裏面となる適所には長さ15ないし20cm前後の顎紐を設け、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁部に縫合されると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な長さ6cm程度の頭頂ゴム紐が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々巾5cm前後、長さ20cm前後の伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端が縫合されてなるものとした作業用頭巾と表現することもできる。
(関連する発明)
上記した作業用頭巾に関連して、この発明にはその作業用頭巾の製造方法も包含しており、その構成は基本的に次のとおりのものである。 即ち、巾一尺前後の比較的長尺な綿製生地から、少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲を覆い隠せる顔覆い布、目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、ならびに、少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲を覆い隠せる後頭部覆い布となる3部位用布地の夫々を、縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型の略同一寸法、形状とするよう裁断し、これらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁を互いに突き合わせ状とし、その左右端縁所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに目出し窓を開口させ、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁を縫合し、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁を、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁に縫合すると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐を掛け渡し状に結合させ、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端を逢着するようにした構成を要旨とする、上記までのこの発明が包含する作業用頭巾の製造方法である。
この製造方法を、より具体的なものとして表現すると、巾一尺前後の比較的長尺な綿製生地から、少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲を覆い隠せる顔覆い布、目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、ならびに、少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲を覆い隠せる後頭部覆い布となる3部位用布地の夫々を、縦巾が一尺前後、横巾が40ないし45cm程度の四角型の略同一寸法、形状とするよう裁断し、これらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁を互いに突き合わせ状とし、その左右端縁所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに左右巾凡そ16cm前後の目出し窓を開口させ、顔覆い布の裏面となる適所には長さ15ないし20cm前後の顎紐を設け、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁を縫合し、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁を、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁に縫合すると同時に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な長さ6cm程度の頭頂ゴム紐を掛け渡し状に結合させると共に、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々巾5cm前後、長さ20cm前後の伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端を逢着するようにしてなる作業用頭巾の製造方法であるということができる。
以上のとおり、この発明の作業用頭巾によれば、何よりも先ず、目だし窓から両目が覗くように被り、左右の鉢巻き用バンドを後頭部に回して縛り付けるという簡便な作業によって極めて簡単に装着を完了することができ、初めて着用する人にあっても迅速、確実に目的を達成することができ、しかも頭頂ゴム紐が頭頂部付近を引き締めることになるため、頭部付近がだぶつくこともなく、すっきりと装着され、農作業やガーデニングあるいは工場での作業中、終始はじめのフィット感を保つことができ、適所に顎紐を設けてあるものでは、着用時の安定性をさらに高め得るものとなり、また金具部品類等を一切使用していないために、帽子やヘルメット等のような着用ついての違和感を全く感じずして、所期の目的である直射日光を遮り、害虫類の接触を避け、埃の吸引を防止するという極めて秀れた特徴を如何なく発揮できるものとなっている。
さらに、この発明の作業用頭巾の製造方法によれば、巾一尺に設定された長尺状の綿製生地を、同一寸法、形状の四角型生地に裁断し、三枚の生地を夫々顔覆い布、頭頂部覆い布および後頭部覆い布として適宜組合せるよう縫合することにより、基本的な頭巾形状を形成することができ、しかも、要所要所に市場に大量に存在するゴム紐を所定の長さに切断した頭頂ゴム紐や、伸縮性の包帯を所定長さに切断、利用した鉢巻き用バンド、細い綿帯紐を所定長さに切断した顎紐等を装着することにより、素材に一切の無駄を生まず、ゴミの発生をゼロに抑えることができるものになることから、自然環境にも優しい上、従前までの立体裁断を施した頭巾に比較して格段に低廉にて生産し、市場に提供することができるという効果が得られるものとなる。
前記したとおりの構成からなるこの発明の作業用頭巾において、顔覆い布は、人体顔面の目から下方、少なくとも喉辺りまでの範囲を覆い隠し、直射日光を遮蔽し、装着者の呼吸に際して粉塵の通過を阻止し、虫除け等の機能を果たすものであり、十分な通気性と遮光性とを有し、比較的吸湿性の高い生地から形成すべきであり、縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型に形成された綿製生地からなるものとするのが望ましく、鼻や口元に対応する範囲に比較的薄く柔らかいガーゼやフェルト等の通気性と粉塵濾過性能が得られるシート状素材を一体的に、あるいは脱着可能に装着したものとすることができ、装着の際に顎に対応する箇所には、両端を逢着した水平帯紐状の顎紐を設けることが可能である。
頭頂部覆い布は、人体顔面の目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆い、直射日光や塵埃等から頭頂部を保護する機能を果たし、基本的に顔覆い布と略同一の寸法、形状の四角型に裁断された通気性と遮光性とを有する生地から形成すべきであり、前後中途適所から折り畳み状とされ、左右縁部が袋状をなすよう縫合されたものとし、該前後折り畳みによって形成された外側左右角部間には、所定長さに設定され、装着された際に頭頂部を弾性的に引き締め可能とする頭頂ゴム紐を掛け渡し状に結合されたものとしなければならず、額または眉毛に対応する範囲に比較的吸湿性の高いガーゼ等を一体的に、あるいは脱着可能に装着した構造とするのが望ましい。
後頭部覆い布は、人体の後頭部付近から少なくとも首の後ろ側辺りまでの範囲を覆い隠し、直射日光や塵埃等から後頭部や襟足に至る範囲を保護する機能を果たすものであり、前記顔覆い布および頭頂部覆い布と略同一の寸法、形状の四角型に裁断された生地からなり、遮光性を有する通気性の有る素材を採用すべきであり、上側所定範囲に相当する左右縁部が、対応する頭頂部覆い布および顔覆い布の左右縁部に縫合されたものとし、この左右縁縫合部分に適所には、左右一対の鉢巻き用バンドの各一端を夫々逢着したものとしなければならない。
目出し窓は、当該作業用頭巾を装着した際に、左右の目を露出可能として作業の安全を確保できる程度に、装着者の視界を十分に確保可能とする機能を果たすものであり、顔覆い布の上縁と、頭頂部覆い布の前縁との左右端から所定範囲のみを縫合し、左右巾略中央付近に所定巾の開口を形成することにより、装着者の左右目が開口を通して外部を見ることができる構造とすべきであり、必要に応じて顔覆い布の上縁および頭頂部覆い布の前縁の所定寸法分を内側に折り畳み状に縫合し、ほつれないよう始末したものとするのがよい。
頭頂ゴム紐は、後頭部覆い布の頭頂部分左右側に形成される角部分を、後方中央側に向けて引き付け、人体頭頂部に沿ってフィットさせ、作業用頭巾の頭頂部付近が、ズレ動いてしまうのを阻止する機能を果たすものであり、頭頂部の引き締めに好適な適度の弾力を有する比較的短尺な帯状または紐状のものとし、その左右端を、頭頂部外側左右角部分に適宜結合した構造とすべきである。
鉢巻き用バンドは、作業用頭巾の左右縁部付近か、その周辺適所に、少なくとも左右一対設けられ、後頭部付近で結ぶことにより、装着者毎の頭部周り寸法にぴったり合わせた状態に装着可能とする機能を果たし、顔覆い布の左右縁部と、後頭部覆い布の左右縁部との縫合部分に、左右一対のバンドの各端部を逢着したものとすべきであるが、左右複数対のバンドを、上下に沿う複数箇所に設け、個人毎に異なる頭部の寸法に合わせて縛ることができる構造としたり、あるいは、目出し窓の直上に左右横断状に逢着され、顔覆い布の左右縁部付近から左右端を夫々延伸させた、一本の鉢巻き状のバンドとすること等が可能である。
顎紐は、作業用頭巾の装着者顎部分に相当する裏面を、顎に掛着可能として作業用頭巾が、上方にズレ動いてしまうのを阻止、可能とする機能を果たすものであり、顔覆い布裏面の顎付近に相当する左右中央辺りに、左右端のみを結合させて略水平に掛け渡し状とし、中途箇所を顎に掛けて装着できるようにすべきであり、皮膚に食い込まない程度の比較的細い帯状に形成するのが望ましい。
延伸布部は、作業用頭巾の下端が、装着者の胸部上側付近および背面上側付近の夫々に達して埃や害虫の進入を阻止すると共に、首を傾げたとき等の姿勢変更の際にも、襟足や喉を露出させず、直射日光から保護可能とする機能を果たすものであり、顔覆い布および後頭部覆い布の左右縁部の上下中途適所から下側を縫合せず、前後端振り分け状に延伸させ、左右の二股状部分を左右肩口となし、顔覆い布の喉辺りから下側、ならびに後頭部覆い布の首後部辺りから下側がの夫々が、人体胸部上側や背面上部の形状に靭にフィットするよう形成すべきであり、左右縁部の夫々をほつれないよう縫合する等適宜始末するのが望ましい。
この発明の作業用頭巾の製造方法は、巾一尺前後の綿製生地から同一寸法、形状の四角型の生地を三枚裁断し、その中の一枚を顔覆い布、他の一枚を頭頂部覆い布、さらに他の一枚を後頭部覆い布とし、適宜縫合し製造するものなのであり、同一寸法、形状の生地を多数枚裁断し、顔覆い布、頭頂部覆い布、後頭部覆い布を、夫々複数枚ずつ製造して準備して置き、夫々を順次組み合わせて作業用頭巾を製造することにより、効率的に生産することが可能である。 以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図1の四角型生地を裁断する状態を示す斜視図、図2の分解状態にある顔覆い布の正面図、図3の分解状態にある頭頂部覆い布の正面図、図4の分解状態にある後頭部覆い布の正面図、図5の組み立て途中の作業用頭巾の斜視図、図6の内外側が反転された作業用頭巾の斜視図、および、図7の完成状態にある作業用頭巾の斜視図に示される事例は、人体顔面の目から下方、少なくとも喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布2、目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布3、ならびに、後頭部付近から少なくとも首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布4を有し、この中の顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状に縫合し、左右巾略中央辺りに目出し窓5を開口し、前記頭頂部覆い布3の後側縁には、後頭部覆い布4の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布3の折畳みの境aから顔覆い布2の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布3の折畳みの境aから後頭部覆い布4の対応する範囲の左右縁に縫合されると共に、頭頂部覆い布3の折畳み箇所aの外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐7が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布3と顔覆い布2との縫合位置の左右端側に、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンド8,8の各一端が縫合されてなる構造とした基本的構造からなるこの発明に包含される作業用頭巾1における代表的な一実施例を示すものである。
この実施例に取り上げている作業用頭巾1は、基本的に以下の製造方法によって製造されたものであり、その具体的な製造工程は次のとおりである。 作業用頭巾1に使用する顔覆い布2、頭頂部覆い布3および後頭部覆い布4に使用する生地は、巾寸法が一尺に設定され、長さが三丈六尺に設定された晒し等の綿製生地11から長さ40cmの四角型生地を裁断すると、合計十二枚を得ることが可能であり、無駄な生地を出すこと無く作業用頭巾1を四個製造することができ、連続的に多数製造する場合には、図1中に二点鎖線CLで示されるように、三本のロール状生地11から一斉且つ連続的に裁断する等して複数枚の生地を準備することが可能である。
このようにして準備された四角型生地の中のニ枚を、図2中に示す顔覆い布2、および図3中に示す頭頂部覆い布3とし、これら二枚を重ね合わせて巾方向の一方縁から他方縁側に凡そ6cmの位置の、長さ方向の両端から約14cmの範囲を夫々生地形状に平行な直線状に縫合し、双方間の中央に凡そ16cmの目出し窓5を開口させたものとする。 そして、この顔覆い布2の上側縁に形成された凡そ6cmの折り縁21を、内側下方に折り畳み、上下凡そ10ないし20cm巾で略同一長さの四角型状に形成した口元用ガーゼ生地22の上側を挟み込むよう重ね合わせて折り縁21ならびに口元用ガーゼ生地22を積層状に縫合し、該折り縁21の下側縁中央付近の左右側には、巾1ないし2cm前後、長さ15ないし20cm前後の顎紐23の両端を、各1cm程度逢着し、掛け渡し状に結合したものとし、前記頭頂部覆い布3の前側縁に形成された凡そ6cmの折り縁31を内側上方に折り返し、略同巾帯状の額用ガーゼ生地32を挟み込むように重ね合わせて縫合する。
一枚の四角型生地を後頭部覆い布4とし、その巾方向の一方縁を、頭頂部覆い布3の後側縁に一致させて縫合、一体化すると共に、頭頂部覆い布3の額用ガーゼ生地32の挟み込み箇所を除く後方範囲の、前後略中央であって図3中に破線で示す箇所aを境に折り畳み、顔覆い布2と後頭部覆い布4とを重ね合わせ状とし、その左右縁部分の頭頂(頭頂部覆い布3の図3中に鎖線で示される折り畳み箇所a)から、顔覆い布2の顎紐23に対応する位置までを縫合し、胸部付近および背部上側まで前後下側に夫々垂れ下がる延伸布部6,6を有する頭巾状に形成すると同時に、頭頂部覆い布3の前後折畳み位置aの外側左右角間には、長さ6cm程度の頭頂ゴム紐7の端部を掛け渡し、両端各1cm程度逢着し、さらに、額用ガーゼ生地32の左右端に相当する箇所には、伸縮ゴムと綿糸とを交織した巾5cm前後、長さ20cm前後の伸縮性を有する包帯からなる一対の鉢巻き用バンド8,8の端部を、夫々頭頂部覆い布3の左右縁と、後頭部覆い布4の左右縁部との間に挟み込み状に逢着する。
さらに、延伸布部6,6の上下に渡る各左右縁の夫々を、1cm巾程度内側に折り畳み、ほつれないよう縫合した後、図6中に示すように、縫合作業のために表裏反転状態にある作業用頭巾1を、同図中に白抜き矢印で示すように逆転させ、図7中に示すように、表向きに直して作業用頭巾1の製造を完了する。
(作 用)
以上のとおりの製造方法によって製造されたこの発明の作業用頭巾1は、製造工程において巾寸法が1尺に設定されたロール状の綿製生地を、40cm毎に裁断した四角型生地を利用して顔覆い布2、頭頂部覆い布3および後頭部覆い布4の夫々を製造することができるので、切れ端等の発生がなく、効率的に生地を利用でき、しかも、顎紐23や頭頂ゴム紐7、鉢巻き用バンド8,8等も夫々細帯状の綿紐やゴム紐、伸縮性を有する包帯等、市販の製品を適宜寸法に裁断するだけで利用可能となるものを選択的に利用しているので、各部品の準備から製造までを効率的に行うことが可能である。
また、完成された作業用頭巾1は、各部が晒しやガーゼ、包帯生地等、比較的薄い布製で柔軟に変形可能なので、小さく折り畳んでパッケージし、店頭に嵩張らないように陳列することが可能であり、しかも購入後に利用する際にも、ポケットやバック等に収納し易く携帯に便利であり、日除けや虫、埃除け等使用する際にも簡便に取り出して展開させ、図8の装着された作業用頭巾の斜視図に示すように、顔覆い布2を前、後頭部覆い布4を後ろ向きとして前後の延伸布部6,6間から頭を潜すように被り、頭頂部覆い布3の頭頂ゴム紐7が設けられた折り畳み箇所a辺りに、装着者の頭頂部を一致させ、目出し窓5から左右の目が露出するように調節し、顎紐23に顎を掛け、全体の皺を伸ばすように前後の延伸布部6,6等を引っ張り、左右の鉢巻き用バンド8,8を後方に引っ張って後頭部で結び着けるという簡単な操作により、人体頭部に対してぴったりと素早く装着することが可能である。
頭部に装着された作業用頭巾1は、目出し窓5を除く頭頂部から喉付近、および首の後ろ付近までをすっぽりと覆い尽くし、直射日光や害虫、塵埃等の進入を阻止することが可能であり、顎に顎紐23を掛け、頭頂部付近を頭頂ゴム紐7が引き締め、顔周囲を鉢巻き用バンド8,8が引き締める構造としたので、頭部に隙間無くフィットしてズレ動かず、しかも図2中に示した口元用ガーゼ生地22が、空気を濾過して塵埃の吸引を防止すると共に、図3中の額用ガーゼ生地32が額を伝って流れ落ちる汗を吸収して汗が目に入るのを阻止するものとなる。 また、頭部に装着された作業用頭巾1は、頭頂部付近から後頭部を含む全体に金具類等の突起部分が無いので、図9の上から帽子を被着した作業用頭巾の斜視図に示すように、帽子あるいはヘルメット等を難無く装着することが可能である。
(実施例の効果)
したがって、この実施例に取り上げた作業用頭巾1は、上述したこの発明の特徴に加え、頭巾の略全体が綿製生地で製作されているので快適な通気性を確保でき、顔覆い布2の適所に口元用ガーゼ生地22を装着したことによって防塵マスクとしての性能を確保できる外、頭頂部覆い布3に額用ガーゼ生地32を設けたことにより、汗の吸収性を高め、しかも帯状に形成された該額用ガーゼ生地32の左右端が、左右の鉢巻き用バンド8,8の連結部分に一致され、人体頭部への装着の際に、頭部を一周する帯状の構造をなしてフィット感を高めると共に、頭巾の強度を向上するという利点が得られるものとなる。 また、前後の延伸布部6,6の左右縁が、肩口付近から略逆転Y型状に分岐してあるので、肩口付近に違和感が無く、首を回したり、前後に揺動させたりする動作を妨げず、良好な作業性を確保できるという効果も加わることになる。
(結 び)
叙述の如く、この発明の作業用頭巾、およびその製造方法は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの防護用頭巾等の単価に比較し、遥かに経済的なものとすることができる上、装着も簡単且つ確実にできるものであり、装着した姿での農作業や工場における作業効率自体も大幅に高めることができるため、経費の削減と作業時間の短縮とを達成可能にするものであり、オゾン層の破壊によって増加した紫外線量の健康に及ぼす危険が懸念される近時の屋外での作業に携わる、例えば農家や工事作業者、ガーデニング等を趣味とする人々等を中心に各方面から高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
図面は、この発明の作業用頭巾、およびその製造方法の技術的思想を具現化した代表的な一実施例を示すものである。
四角型生地の裁断工程を示す斜視図である。 顔覆い布を分解して示す正面図である。 頭頂部覆い布を分解して示す正面図である。 後頭部覆い布を分解して示す正面図である。 作業用頭巾各部の組合せ構造を分解して示す斜視図である。 作業用頭巾の裏面を表側にした状態を示す斜視図である。 組み立てを完成された作業用頭巾を示す斜視図である。 作業用頭巾の装着、利用状態を示す斜視図である。 作業用頭巾の他の装着、利用状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 作業用頭巾
2 顔覆い布
21 同 折り縁
22 同 口元用ガーゼ生地
23 同 顎紐
3 頭頂部覆い布
31 同 折り縁
32 同 額用ガーゼ生地
3a 同 折り畳み箇所
4 後頭部覆い布
5 目出し窓
6 延伸布部
7 頭頂ゴム紐
8 鉢巻き用バンド

Claims (6)

  1. 縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型の略同一寸法、形状に裁断された綿製生地三枚の、うち一枚目で少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布、うち二枚目で目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、うち三枚目で少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布となしこれらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状とされ、その左右端側所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに目出し窓を開口し、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁部に縫合されると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端が縫合されてなるものとしたことを特徴とする作業用頭巾。
  2. 縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型の略同一寸法、形状に裁断された綿製生地三枚の、うち一枚目で少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布、うち二枚目で目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、うち三枚目で少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布となしこれらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状とされ、その左右端側所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに目出し窓を開口し、顔覆い布の裏面となる適所には顎紐を設け、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁部に縫合されると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端が縫合されてなるものとしたことを特徴とする作業用頭巾。
  3. 縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型の略同一寸法、形状に裁断された綿製生地三枚の、うち一枚目で少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布、うち二枚目で目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、うち三枚目で少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布となしこれらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状とされ、その左右端側所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに目出し窓を開口し、顔覆い布の裏面となる適所には顎紐を設け、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁部に縫合され、胸部付近および背部上側まで前後下側に夫々垂れ下がる延伸布部を有する頭巾状に形成されると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端が縫合されてなるものとしたことを特徴とする作業用頭巾。
  4. 縦巾が一尺前後、横巾が40ないし45cm程度の四角型の略同一寸法、形状に裁断された綿製生地三枚の、うち一枚目で少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲が覆い隠せる顔覆い布、うち二枚目で目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、うち三枚目で少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲が覆い隠せる後頭部覆い布となしこれらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁は互いに突き合わせ状とされ、その左右端側所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに左右巾凡そ16cm前後の目出し窓を開口し、顔覆い布の裏面となる適所には長さ15ないし20cm前後の顎紐を設け、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁が縫合され、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁が、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁部に縫合されると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な長さ6cm程度の頭頂ゴム紐が掛け渡し状に結合され、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々巾5cm前後、長さ20cm前後の伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端が縫合されてなるものとしたことを特徴とする作業用頭巾。
  5. 巾一尺前後の比較的長尺な綿製生地から、少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲を覆い隠せる顔覆い布、目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、ならびに、少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲を覆い隠せる後頭部覆い布となる3部位用布地の夫々を、縦巾が一尺前後、横巾が一般的な成人頭部周囲寸法の約1/2を越える四角型の略同一寸法、形状とするよう裁断し、これらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁を互いに突き合わせ状とし、その左右端縁所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに目出し窓を開口させ、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁を縫合し、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁を、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁に縫合すると共に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な頭頂ゴム紐を掛け渡し状に結合させ、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端を逢着するようにしたことを特徴とする、請求項1ないし4何れか一に記載した作業用頭巾の製造方法。
  6. 巾一尺前後の比較的長尺な綿製生地から、少なくとも人体顔面の目から下方、喉辺りまでの範囲を覆い隠せる顔覆い布、目から上方で、額、頭頂部、後頭部付近に至る範囲を覆える頭頂部覆い布、ならびに、少なくとも後頭部付近から首の後側辺りまでの範囲を覆い隠せる後頭部覆い布となる3部位用布地の夫々を、縦巾が一尺前後、横巾が40ないし45cm程度の四角型の略同一寸法、形状とするよう裁断し、これらの中の二枚である顔覆い布上側縁および頭頂部覆い布の前側縁を互いに突き合わせ状とし、その左右端縁所定範囲だけを縫合して左右巾略中央辺りに左右巾凡そ16cm前後の目出し窓を開口させ、顔覆い布の裏面となる適所には長さ15ないし20cm前後の顎紐を設け、前記頭頂部覆い布の後側縁には、残りの一枚の後頭部覆い布の上側縁を縫合し、頭頂付近を境に折り畳まれた頭頂部覆い布の折畳みの境から顔覆い布の上下中途適所までの範囲の左右縁を、頭頂部覆い布の折畳みの境から後頭部覆い布の対応する範囲の左右縁に縫合すると同時に、頭頂部覆い布の折畳み箇所の外側左右角部間に、弾性的に引き締め可能な長さ6cm程度の頭頂ゴム紐を掛け渡し状に結合させると共に、頭頂部覆い布と顔覆い布との縫合位置の左右端側には、夫々巾5cm前後、長さ20cm前後の伸縮性を有する一対の鉢巻き用バンドの各一端を逢着するようにしたことを特徴とする、請求項1ないし4何れか一に記載した作業用頭巾の製造方法。
JP2003274149A 2003-07-14 2003-07-14 作業用頭巾、およびその製造方法 Expired - Fee Related JP4251937B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003274149A JP4251937B2 (ja) 2003-07-14 2003-07-14 作業用頭巾、およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003274149A JP4251937B2 (ja) 2003-07-14 2003-07-14 作業用頭巾、およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005036348A JP2005036348A (ja) 2005-02-10
JP4251937B2 true JP4251937B2 (ja) 2009-04-08

Family

ID=34211186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003274149A Expired - Fee Related JP4251937B2 (ja) 2003-07-14 2003-07-14 作業用頭巾、およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4251937B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005036348A (ja) 2005-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9192202B2 (en) Head garment
US20060191057A1 (en) Hat/beret with opening for wearer's hair or synthetic hair
US5269024A (en) Surgical cap and mask
US20210307420A1 (en) Face mask
KR200457145Y1 (ko) 야외용 자외선차단 마스크
JP4251937B2 (ja) 作業用頭巾、およびその製造方法
US11712081B1 (en) Head covering
JP3227230U (ja) フード付き衣服
KR20090122409A (ko) 다용도 모자
JP2006022434A (ja) 防塵用頭巾
JP3623444B2 (ja) フード
US20130247274A1 (en) Headgear with stretchable headband
KR200363377Y1 (ko) 차양모자
JP3231148U (ja) サイズ調整可能マスク
KR102315084B1 (ko) 모자 전면부에 밴드를 걸쳐 고정하여 얼굴과 목귀를 동시에 보호하는 자외선 차단 마스크
JP3236101U (ja) フェイスガード付き日除け帽子
JP3232391U (ja) マスク
JP3145335U (ja) カチューシャ内蔵のキャップ
JP2017014640A (ja) 日除け帽子
CN213188204U (zh) 一种3d透气防护口罩
JP2001218859A (ja) 手持ちマスク
KR20100004506U (ko) 마스크 걸이를 형성한 위생모자
JP6374755B2 (ja) 帽子の製造方法
JP2006241668A (ja) 防塵用頭巾
JP3154545U (ja) 日除け用マスク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050401

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070403

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080612

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090106

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090120

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120130

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130130

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees