JP4251496B2 - 空間分割多重信号検出回路および空間分割多重信号検出方法 - Google Patents

空間分割多重信号検出回路および空間分割多重信号検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、ディジタル無線通信システムにおいて、空間分割多重伝送された信号から信号検出を行う空間分割多重信号検出回路および方法に関する。特に、マルチキャリア変調方式の中でOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式に適用する空間分割多重信号検出回路および方法に関する。
マルチキャリア変調方式は、複数のサブキャリアを用いて情報を伝送する無線伝送方式である。入力データ信号は、サブキャリアごとにQPSK(Quadrature phase shift keying)等に変調される。このマルチキャリア変調方式の中で、各サブキャリアの周波数が直交関係にあるOFDM変調方式は、マルチパス伝搬が問題となる無線通信システムで広く用いられている。
OFDM変調方式は、マルチパスの影響を受けにくく高速伝送に適した変調方式であるが、さらなる伝送速度の向上を図るために、複数の送信アンテナから同一の周波数で同時に送信する空間分割多重方式が検討されている。この空間分割多重方式は、SDM(Space division multiplexing )伝送、あるいは複数の送信アンテナを用いた伝送路の特徴からMIMO(Multi input multi output) 伝送とも呼ばれる。
図3は、空間分割多重伝送システムの構成例を示す。図において、送信器は、シリアルパラレル変換(S/P)した各データ系列の送信信号を、符号器、インタリーバ、OFDM変調器を介して送信アンテナ(ここでは4本)から送信する構成である。受信器は、受信アンテナ(ここでは4本)の受信信号をOFDM−MIMO復調器で処理し、各データ系列ごとにデインタリーバ、復号器を介してパラレルシリアル変換(P/S)して出力する構成である。なお、OFDMに空間分割多重伝送を適用した場合には、OFDMシンボルの送信タイミングは同期させて送信する必要がある。
空間分割多重伝送では、周波数帯域幅を増加させることなくアンテナ数に応じて伝送速度を高めることができる。例えば、伝送速度を2倍にする場合には、2本のアンテナから同時送信を行う。もちろん、多重化を行わずに1本の送信アンテナから送信を行うことも可能である。通常は、受信側のアンテナ数は、送信側で用いたアンテナ数と同数である。
ここで、送信アンテナ数(送信系統数)をL、受信アンテナ数(受信系統数)をNとすると、周波数領域での行列表現を用い、伝搬路の伝達関数Hを用いて、受信信号Rは次式のように示すことができる。
Figure 0004251496
復調器において、式(1) で示される空間分割多重された信号から各送信系統の送信信号を検出するには、Zero-forcing(ZF)方式、Minimum mean square error(MMSE) 方式、Ordered successive detection(OSD) 方式、最尤推定検出(Maximum Likelihood detection:MLD)方式等がある。この中で、MLD方式の誤り率特性が一番優れている。なお、誤り率特性が優れていることは、低CNRでの通信が可能であることを意味しており、MLD方式は通信エリアの拡大にも貢献することができる。さらに、MLD方式は1本の受信アンテナで受信しても復調可能である。また、送信アンテナ数よりも受信アンテナ数が多い場合には、受信ダイバーシティ効果が得られる。
ここで、空間分割多重された信号から信号検出を行う信号検出方式は、信号分離または干渉キャンセラとも呼ばれるが、その本質は多重化された信号から送信系統(データ系列)ごとに送信された信号を検出することである。MLD方式を用いて信号検出を行うには、図4に示すように、信号検出の前に同期処理を行い、FFT回路で受信系統ごとにマルチキャリア復調処理を行い、信号検出回路でチャネル推定回路から出力されるチャネル推定結果を用いて送信系統(データ系列)ごとに送信された信号を検出する。なお、MLD方式はマルチキャリア変調方式のみに適用できる方式ではなく、シングルキャリア伝送にも一般的に適用できる技術であるが、ここではマルチキャリア復調後のサブキャリア信号に適用する場合について説明する。
MLD方式の信号検出原理を次式に示す。
Figure 0004251496
ただし、
L,k =[t1,t2, …,tL]k T
はk番目の信号点候補を示し、
h'i =[hi1,hi2, …,hiL
はチャネル推定されたN×L−MIMO行列のi行ベクトルを示す。
式(2) では1つの尺度であるメトリックμを用いて最尤推定を行っている。MLD方式では、受信系統ごとにレプリカ信号と受信信号の信号点間距離を算出する。その後、各受信系統で得られた信号点間距離を加算する。なお、1受信系統でもMLD方式による信号検出は可能であり、その場合には1つの受信系統の結果のみを用いる。この加算された信号点間距離の中で最も信号点間距離の小さいものを最も確からしい送信信号の組み合わせであるとして選択する。そして、この組み合わせの送信信号を信号検出推定結果として出力する。このように、MLD方式は、送信信号のレプリカの組み合わせの全てについて全検索を行うために誤り率特性が改善し、優れた通信が実現可能である。
図5は、従来の空間分割多重信号検出回路の構成例を示す(非特許文献1)。
図において、空間分割多重された受信信号S21は受信信号記憶回路22に入力され、MLD方式の信号処理所要時間に渡り記憶される。チャネル推定回路23は、受信信号S21から伝搬路のチャネルの歪みを推定し、チャネル推定信号S23を出力する。
一方、送信信号生成回路24は、送信される可能性のある送信信号S24を出力する。乗算・加算回路群25は、チャネル推定信号S23と送信信号S24の複素乗算および加算等の処理を行い、受信信号のレプリカ信号S25を生成する。減算回路26は、受信信号記憶回路22に記憶された受信信号S22からレプリカ信号S25の減算処理を行う。減算回路26の出力信号S26は乗算・加算回路群27に入力されて信号点間距離が算出され、信号点間距離信号S27が出力される。この信号点間距離信号S27は最尤推定回路28に入力されて最尤推定され、入力信号の中で信号点間距離が最も小さいレプリカ信号の組み合わせが最も確からしい送信信号の組み合わせであるとして信号検出され、これに対応した送信信号S28が出力される。
このように、従来の空間分割多重信号検出回路では、まず受信信号とレプリカ信号との信号点間距離の演算を行い、この結果に対して信号点間距離が最も小さいレプリカ信号を選択し、このレプリカ信号を構成する信号を出力することにより、空間分割多重された信号の最尤推定による信号検出を行っている。
A.van Zelst, R.van Nee and G.A.Awater,"Space division multiplexing (SDM) for OFDM systems", Proc.of VTC2000-Spring, pp.1070-1074
ところで、従来の無線LAN方式(例えばIEEE802.11a やIEEE802.11g など)とのバックワードコンパチビィリティを実現しながら、無線パケットの高速伝送を実現する空間分割多重伝送を用いた無線LANシステムが検討されている。
このバックワードコンパチビィリティを実現し、かつ空間分割多重伝送を用いる無線LANでは、IEEE802.11a に準拠した信号が多重化される前のOFDM信号になり、既存システムに相当する。このバックワードコンパチビィリティを考慮し、IEEE802.11a 信号との共通部分を備えたパケットフォーマットの一例を図6に示す。図7は、IEEE802.11a 信号との共通部分を備えたパケットフォーマットを周波数領域と時間領域の二次元表現で示す。これらのパケットでは、バックワードコンパチビィリティを実現するために、パケットの先頭部分では既存システムが復調可能なプリアンブル信号が送信される。
しかし、データ部分は空間分割多重されて伝送されるため、高性能な信号検出方式の適用は通信品質の改善のために非常に重要である。さらに、伝送されるパケット全てが空間分割多重された信号で伝送される場合にも、高性能な信号検出が当然重要である。この場合においても、高性能な信号検出を実現する手法としてMLD方式の適用が望ましい。
従来の空間分割多重信号検出回路では、式(2) に示すように、レプリカ信号と受信信号との全ての探索を行う。まず、従来回路ではレプリカ信号を生成するために、複素乗算演算およびその複素乗算結果の加算演算が必要である。次に、受信信号と各レプリカ信号の差分信号から導出される信号点間距離の演算のために、複素乗算演算およびその複素乗算結果の加算演算が必要である。この場合の回路規模の一例を示すと、実数乗算器は実数加算器の約20倍であり、乗算器を多数備えることは回路規模の増大を招くことになる。
例えば、送信系統数L=2、受信系統数N=2の場合(2×2)について示す。ここで、各受信系統の受信信号rを
i =rI +jrQ …(3)
と定義し、加算されたレプリカ信号cを
i =hi'T2,k =cI +jcQ …(4)
と定義して説明する。式(3),(4) を用いて信号点間距離dを2乗ユークリッドで示すと、 d=(rI−cI)2+(rQ−cQ)2 …(5)
と表される。ただし、jは虚数成分を示す。
この場合に、1つのレプリカ信号について信号点間距離を演算するには、2つの実数乗算器と3つの実数加算器が必要になる。さらに、全体で信号点間距離の演算に必要な実数乗算器の数は、送信系統数Lと送信信号の変調多値数Mに対して、2ML だけ必要になり、回路規模が飛躍的に増大する。
あるいは、信号点間距離はユークリッド距離である必要はなく、様々な構成が考えられる。例えば、信号点間距離dをマンハッタン距離で示すと、
d=|rI−cI|+|rQ−cQ| …(6)
と表される。この場合に、1つのレプリカ信号について信号点間距離を演算するには、3つの実数加算器が必要になる。さらに、全体で信号点間距離の演算に必要な実数加算器の数は、送信系統数Lと送信信号の変調多値数Mに対して、3ML だけ必要になり、回路規模が飛躍的に増大する。
さらに、無線LANでは、伝送速度のさらなる高速化を実現するために、多重化される前の信号のサブキャリア変調にも変調多値数が大きいもの(例えば64QAM)が適用される場合が多い。このように、高速化のために変調多値数が大きい変調方式を適用した場合には、指数的に回路規模が増大するため、その影響はより深刻である。
特に、PCMCIAカード等の使用が多い無線LANでは、PCMCIAカードに許容される回路規模に制限があるために、回路規模の抑制は大きな課題になっている。さらに、回路規模に比例して消費電力も大きくなる。特に、外部電源の使用が難しい無線LAN等での使用を考慮すると、消費電力の増大はバッテリィの消耗を早めることになる。
本発明は、空間分割多重された信号を受信して信号検出を行う場合に、特に変調多値数が大きくなっても回路規模の削減を可能とし、優れた誤り率特性を実現することができる空間分割多重信号検出回路および空間分割多重信号検出方法を提供することを目的とする。
本発明は、各レプリカ信号に基づいた受信信号との信号点間距離演算を行う場合に、レプリカ信号を生成する演算手段における実数乗算器または実数加算器との回路の共有化を図ることにより、信号点間距離演算部の実数乗算器または実数加算器に相当する回路規模を削減することを特徴とする。
空間分割多重信号の検出をMLD方式に基づいて行う場合には、受信信号とレプリカ信号の比較を行い、送信信号の推定を行っている。このレプリカ信号の生成は、チャネル推定結果と送信された可能性のある信号との複素乗算を行う。このときのチャネル推定は、通常、受信パケットの先頭で送信されるプリアンブル信号で行われる。あるいは、ミッドアンブルと呼ばれる受信パケットの中間に挿入される既知の信号で行われる場合もある。いずれにしても、空間分割多重されたデータ部分とは異なる時間部分でレプリカ信号の生成が行われることに着目し、生成されたレプリカ信号を読み書き可能な記憶回路に一時的に記憶してデータ信号部分を読み出し、信号点間距離演算に用いる。このように、レプリカ信号を記憶回路に記憶させることにより、プリアンブル信号部分とデータ信号部分の処理を分けることが可能となる。
例えば、図6および図7に示すフレームフォーマットの例では、ロングプリアンブルと呼ばれるパケット先頭のプリアンブル信号部分を用いてレプリカ信号の生成が行われる。本発明では、式(7) に示すようにレプリカ信号を各項に分けて考える。
Figure 0004251496
従来構成では、検索する全ての組み合わせに対応したレプリカ信号を生成していたため、L×ML ×N個の複素乗算器が必要であった。したがって、実数乗算器の数は4×L×ML ×Nになり、信号点間距離演算に必要な実数乗算器の数2×ML より多い。そのため、レプリカ信号生成を行わないデータ部分では、レプリカ信号生成に用いる実数乗算器を用いて信号点間距離演算を行うことにより、信号検出回路の全体の回路規模を削減することができる。
あるいは、実数加算器の数に関しても全検索を行う場合を想定すると、レプリカ信号生成部では2×L×ML ×N以上必要になる。一方、信号点間距離演算に必要な実数加算器の数は3×ML 以上であり、例えばL≧2の場合にはレプリカ信号生成部の実数加算器の方が多くなる。そのため、レプリカ信号生成を行わないデータ部分では、レプリカ信号生成に用いる実数加算器を用いて信号点間距離演算を行うことにより、信号検出回路の全体の回路規模を削減することができる。
特に、従来回路で問題であった送信信号の変調多値数Mが大きい場合でも、回路規模の大幅な削減が可能である。
さらに、本発明では、式(2) に示されるMLD方式に基づいた信号検出の演算自体を変更しているわではないので、回路規模を削減しながら信号検出部分の特性劣化がない、すなわち優れた誤り率特性を実現できる格別の効果が得られる。
第1の発明は、受信信号を一時的に記憶する受信信号記憶手段と、受信信号から伝搬路のチャネルの歪を推定するチャネル推定手段と、受信信号のプリアンブル信号部とデータ信号部を識別する識別手段と、送信器から送信される可能性のある信号を生成する送信信号生成手段と、送信信号生成手段の出力信号と、チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号と、第3の信号を入力し、識別手段の出力信号がプリアンブル信号部を示す場合に送信信号生成手段の出力信号とチャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号を出力し、データ信号部を示す場合に第3の信号を出力する第1の切り替え手段と、識別手段の出力信号がプリアンブル信号部を示す場合に、第1の切り替え手段を介して入力する送信信号生成手段の出力信号とチャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号から受信信号のレプリカ信号を生成し、データ信号部を示す場合に第1の切り替え手段を介して入力する第3の信号に対して信号点間距離の演算を行う演算手段と、演算手段から出力されるレプリカ信号または信号点間距離信号を入力し、識別手段の出力信号がプリアンブル信号部を示す場合とデータ信号部を示す場合とで出力先を切り替える第2の切り替え手段と、識別手段の出力信号がプリアンブル信号部を示す場合に、第2の切り替え手段を介して入力するレプリカ信号を一時的に記憶するレプリカ信号記憶手段と、受信信号記憶手段に記憶された受信信号からレプリカ信号記憶手段に記憶されたレプリカ信号を減算し、第3の信号を出力する減算手段と、識別手段の出力信号がデータ信号部を示す場合に、第2の切り替え手段を介して入力する信号点間距離信号から最小の信号点間距離を示すレプリカ信号を推定し、空間分割多重送信された送信信号を検出する最尤推定手段とを備える。
これにより、受信信号のプリアンブル信号部とデータ信号部において、演算手段をレプリカ信号生成または信号点間距離信号生成の各手段として共用することができ、回路規模を削減しながら優れた誤り率特性を実現することができる。
なお、第1の発明は、マルチキャリア変調方式におけるマルチキャリア復調後のサブキャリア信号に対する信号検出およびシングルキャリア変調方式のいずれにも適用可能な構成である。第2の発明はマルチキャリア復調手段を含み、第1の発明における受信信号記憶手段、チャネル推定手段、識別手段にマルチキャリア復調後のサブキャリア信号を入力する場合に対応する。
以上示した本発明の特徴により、回路規模あるいは消費電力の制限が厳しい無線LAN等においても、誤り率特性に優れた信号検出方式の適用が可能となる。すなわち、従来は回路規模や消費電力の点から、回路規模は小さいが誤り率特性が悪い信号検出方式を使用せざるを得なかった場合でも、本発明を用いることにより、誤り率特性に優れた信号検出方式の適用によって高品質の無線システムを実現することができる。また、回路規模を削減しながら低CNRでの通信が可能となり、通信エリアの拡大も可能となる。
また、本発明における信号点間距離演算手段には、ユークリッド距離、マンハッタン距離等に基づいた距離演算が可能であり、さらにそれぞれの2乗距離等を用いることも可能である。
また、本発明における記憶手段には、受信パケットごとに書き換え可能な回路として例えばRAM等を用いた回路が可能である。
さらに、本発明は、マルチキャリア変調方式におけるマルチキャリア復調後のサブキャリア信号に適用されるものであるが、マルチキャリア変調方式でもマルチキャリア復調後は各サブキャリアでの信号処理となる。したがって、本発明はマルチキャリア変調方式に限らず、シングルキャリア変調方式を使用する場合にも適用が可能である。なお、サブキャリア信号に適用する場合には、復調するマルチキャリア信号のサブキャリア数に対応させて、本発明の構成を全サブキャリア数分並列に備えることも可能である。さらに、複数のサブキャリア分あるいは1サブキャリア分だけ備え、順次入力させるサブキャリアを切り替えて使用することも可能である。並列に備える数は、通常システムの要求条件から決定されるものであり、本発明はその並列数の要求条件に応じた対応が可能である。
また、本発明における送信信号生成手段は一般にM値信号を生成するが、M値QAM信号、M値PSK信号、M値ASK信号、M値FSK信号、M値CCK(Complementary Code Keying)信号、M多重されたSS(Spread Spectrum)信号等、無線通信方式に適用される一般的な変調方式にも適用可能である。
また、マルチキャリア復調手段では、ガードインターバルと呼ばれる繰り返し信号区間を除去してから、マルチキャリア復調を行うようにしてもよい。
また、チャネル推定手段では、送信側の空間分割多重された信号用のチャネル推定用プリアンブル信号がどのような信号形式で送信されるかによっても複数の構成が考えられる。単純に、受信器でプリアンブル信号を用いて同期検波を行いチャネル推定結果を得る場合、あるいは逆行列演算を行う場合等、様々な構成を適用することができる。
また、本発明の空間分割多重信号検出回路を備える復調器には、既存システムの復調を行う複数の手段が併せて備えられる場合がある。この場合には、回路規模を必要以上に増加させないためにも、本発明の回路と既存システム用の回路の共有を図ってもよい。
また、本発明は送信系統数(データ系列数)Lが2多重以上の場合にも当然拡張可能であり、また受信系統数Nが2以上の場合にも当然拡張可能である。また、送信系統数(データ系列数)Lが2多重以上の構成において、送信系統数に等しい数だけ受信系統を備える必要はなく、システムの要求に応じて送信系統数と受信系統数が同じ、あるいは送信系統数より受信系統数が少なくてもよい。例えば、送信系統数が2、受信系統数1の最小構成でもMLD方式の適用は可能である。
また、本発明における各手段は、常に動作させるのではなく、動作が必要な時点でのみ動作させて消費電力を低減させるようにしてもよい。
本発明は、空間分割多重伝送された信号を受信して信号検出を行う場合に、特に変調多値数を増加させた場合に回路規模の削減を可能にしながら、回路規模削減に伴う特性劣化のない優れた誤り率特性を実現することができる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の空間分割多重信号検出回路の第1の実施形態を示す。
図において、空間分割多重された受信信号S21は受信信号記憶回路22に入力され、MLD方式の信号処理所要時間(例えば10FDMシンボル時間)に渡り記憶される。チャネル推定回路23は、受信信号S21から伝搬路のチャネルの歪みを推定し、チャネル推定信号S23を出力する。また、受信信号S21は識別回路11に入力され、パケット信号のプリアンブル信号部を受信しているかデータ信号部を受信しているかを識別し、識別信号S11を出力する。
一方、送信信号生成回路24は、送信される可能性のある送信信号S24を出力する。出力切替回路12は、送信信号生成回路24の出力信号S24と、チャネル推定回路23から出力されるチャネル推定信号S23と、減算回路26の出力信号S26を入力し、識別回路11から出力される識別信号S11がプリアンブル信号部を示す場合に送信信号生成回路24の出力信号S24とチャネル推定回路23から出力されるチャネル推定信号S23を出力し、データ信号部を示す場合に減算回路26の出力信号S26を出力する。
乗算・加算回路群25は、識別信号S11がプリアンブル信号部を示す場合に、チャネル推定信号S23と送信信号S24の複素乗算および加算等の処理を行い、受信信号のレプリカ信号S25を生成する。また、乗算・加算回路群25は、識別信号S11がデータ信号部を示す場合に、減算回路26の出力信号S26を入力して信号点間距離を算出し、信号点間距離信号S27を生成する。
出力切替回路13は、乗算・加算回路群25から出力されるレプリカ信号S25または信号点間距離信号S27を入力し、識別回路11から出力される識別信号S11がプリアンブル信号部を示す場合とデータ信号部を示す場合とで出力先を切り替える。レプリカ信号記憶回路14は、識別回路11から出力される識別信号S11がプリアンブル信号部を示す場合に、出力切替回路13を介して入力するレプリカ信号S25を一時的に記憶する。減算回路26は、受信信号記憶回路22に記憶された受信信号S22からレプリカ信号記憶回路14で記憶されたレプリカ信号S14の減算処理を行う。減算回路26の出力信号S26は、識別信号S11がデータ信号部を示す場合に出力切替回路12を介して乗算・加算回路群25に入力され、信号点間距離信号S27が生成される。この信号点間距離信号S27は、出力切替回路13を介して最尤推定回路28に入力されて最尤推定され、入力信号の中で信号点間距離が最も小さいレプリカ信号の組み合わせが最も確からしい送信信号の組み合わせであるとして信号検出され、これに対応した送信信号S28が出力される。
(第2の実施形態)
図2は、本発明の空間分割多重信号検出回路の第2の実施形態を示す。
本実施形態の特徴は、第1の実施形態の構成において、マルチキャリア変調された受信信号S20を入力し、マルチキャリア復調した受信信号(サブキャリア信号)S21を出力するFFT回路21を備え、受信信号記憶回路22、チャネル推定回路23および識別回路11にこの受信信号(サブキャリア信号)S21を入力するところにある。その他の構成は第1の実施形態と同様である。
本発明の第1の実施形態を示す図。 本発明の第2の実施形態を示す図。 空間分割多重伝送システムの構成例を示す図。 マルチキャリア信号復調回路の構成例を示す図。 従来の空間分割多重信号検出回路の構成例を示す図。 本発明で用いるパケットフォーマットの例を示す図。 本発明で用いるパケットフォーマットの二次元表示例を示す図。
符号の説明
11 識別回路
12,13 出力切替回路
14 レプリカ信号記憶回路
21 FFT回路
22 受信信号記憶回路
23 チャネル推定回路
24 送信信号生成回路
25 乗算・加算回路群
26 減算回路
28 最尤推定回路

Claims (4)

  1. 受信信号を一時的に記憶する受信信号記憶手段と、
    前記受信信号から伝搬路のチャネルの歪を推定するチャネル推定手段と、
    前記受信信号のプリアンブル信号部とデータ信号部を識別する識別手段と、
    送信器から送信される可能性のある信号を生成する送信信号生成手段と、
    前記送信信号生成手段の出力信号と、前記チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号と、第3の信号を入力し、前記識別手段の出力信号が前記プリアンブル信号部を示す場合に前記送信信号生成手段の出力信号と前記チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号を出力し、前記データ信号部を示す場合に前記第3の信号を出力する第1の切り替え手段と、
    前記識別手段の出力信号が前記プリアンブル信号部を示す場合に、前記第1の切り替え手段を介して入力する前記送信信号生成手段の出力信号と前記チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号から受信信号のレプリカ信号を生成し、前記データ信号部を示す場合に前記第1の切り替え手段を介して入力する前記第3の信号に対して信号点間距離の演算を行う演算手段と、
    前記演算手段から出力されるレプリカ信号または信号点間距離信号を入力し、前記識別手段の出力信号が前記プリアンブル信号部を示す場合と前記データ信号部を示す場合とで出力先を切り替える第2の切り替え手段と、
    前記識別手段の出力信号が前記プリアンブル信号部を示す場合に、前記第2の切り替え手段を介して入力する前記レプリカ信号を一時的に記憶するレプリカ信号記憶手段と、
    前記受信信号記憶手段に記憶された受信信号から前記レプリカ信号記憶手段に記憶されたレプリカ信号を減算し、前記第3の信号を出力する減算手段と、
    前記識別手段の出力信号が前記データ信号部を示す場合に、前記第2の切り替え手段を介して入力する前記信号点間距離信号から最小の信号点間距離を示すレプリカ信号を推定し、空間分割多重送信された送信信号を検出する最尤推定手段と
    を備えたことを特徴とする空間分割多重信号検出回路。
  2. マルチキャリア変調された受信信号を入力してマルチキャリア復調を行い、サブキャリア信号を出力するマルチキャリア復調手段と、
    前記マルチキャリア復調手段から出力されるサブキャリア信号を一時的に記憶するサブキャリア信号記憶手段と、
    前記マルチキャリア復調手段から出力されるサブキャリア信号から伝搬路のチャネルの歪を推定するチャネル推定手段と、
    前記サブキャリア信号のプリアンブル信号部とデータ信号部を識別する識別手段と、
    送信器から送信される可能性のある信号を生成する送信信号生成手段と、
    前記送信信号生成手段の出力信号と、前記チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号と、第3の信号を入力し、前記識別手段の出力信号が前記プリアンブル信号部を示す場合に前記送信信号生成手段の出力信号と前記チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号を出力し、前記データ信号部を示す場合に前記第3の信号を出力する第1の切り替え手段と、
    前記識別手段の出力信号が前記プリアンブル信号部を示す場合に、前記第1の切り替え手段を介して入力する前記送信信号生成手段の出力信号と前記チャネル推定手段から出力されるチャネル推定信号から受信信号のレプリカ信号を生成し、前記データ信号部を示す場合に前記第1の切り替え手段を介して入力する前記第3の信号に対して信号点間距離の演算を行う演算手段と、
    前記演算手段から出力されるレプリカ信号または信号点間距離信号を入力し、前記識別手段の出力信号が前記プリアンブル信号部を示す場合と前記データ信号部を示す場合とで出力先を切り替える第2の切り替え手段と、
    前記識別手段の出力信号が前記プリアンブル信号部を示す場合に、前記第2の切り替え手段を介して入力する前記レプリカ信号を一時的に記憶するレプリカ信号記憶手段と、
    前記サブキャリア信号記憶手段に記憶されたサブキャリア信号から前記レプリカ信号記憶手段に記憶されたレプリカ信号を減算し、前記第3の信号を出力する減算手段と、
    前記識別手段の出力信号が前記データ信号部を示す場合に、前記第2の切り替え手段を介して入力する前記信号点間距離信号から最小の信号点間距離を示すレプリカ信号を推定し、空間分割多重送信された送信信号を検出する最尤推定手段と
    を備えたことを特徴とする空間分割多重信号検出回路。
  3. 受信信号を一時的に記憶するステップ1と、
    前記受信信号から伝搬路のチャネルの歪を推定するステップ2と、
    前記受信信号のプリアンブル信号部とデータ信号部を識別するステップ3と、
    送信器から送信される可能性のある信号を生成するステップ4と、
    前記ステップ4で生成された信号と、前記ステップ2で推定されたチャネル推定信号と、第3の信号を入力し、前記ステップ3の識別結果が前記プリアンブル信号部を示す場合に前記ステップ4で生成された信号と前記ステップ2で推定されたチャネル推定信号を出力し、前記データ信号部を示す場合に前記第3の信号を出力するステップ5と、
    前記ステップ3の識別結果が前記プリアンブル信号部を示す場合に、前記ステップ5を介して入力する前記ステップ4で生成された信号と前記ステップ2で推定されたチャネル推定信号から受信信号のレプリカ信号を生成し、前記データ信号部を示す場合に前記ステップ5を介して入力する前記第3の信号に対して信号点間距離の演算を行うステップ6と、
    前記ステップ6で出力されるレプリカ信号または信号点間距離信号を入力し、前記ステップ3の識別結果が前記プリアンブル信号部を示す場合と前記データ信号部を示す場合とで出力先を切り替えるステップ7と、
    前記ステップ3の識別結果が前記プリアンブル信号部を示す場合に、前記ステップ7を介して入力する前記レプリカ信号を一時的に記憶するステップ8と、
    前記ステップ1で記憶された受信信号から前記ステップ8で記憶されたレプリカ信号を減算し、前記第3の信号を出力するステップ9と、
    前記ステップ3の識別結果が前記データ信号部を示す場合に、前記ステップ7を介して入力する前記信号点間距離信号から最小の信号点間距離を示すレプリカ信号を推定し、空間分割多重送信された送信信号を検出するステップ10と
    を有することを特徴とする空間分割多重信号検出方法。
  4. マルチキャリア変調された受信信号を入力してマルチキャリア復調を行い、サブキャリア信号を出力するステップ0と、
    前記ステップ0でマルチキャリア復調されたサブキャリア信号を一時的に記憶するステップ1と、
    前記サブキャリア信号から伝搬路のチャネルの歪を推定するステップ2と、
    前記サブキャリア信号のプリアンブル信号部とデータ信号部を識別するステップ3と、
    送信器から送信される可能性のある信号を生成するステップ4と、
    前記ステップ4で生成された信号と、前記ステップ2で推定されたチャネル推定信号と、第3の信号を入力し、前記ステップ3の識別結果が前記プリアンブル信号部を示す場合に前記ステップ4で生成された信号と前記ステップ2で推定されたチャネル推定信号を出力し、前記データ信号部を示す場合に前記第3の信号を出力するステップ5と、
    前記ステップ3の識別結果が前記プリアンブル信号部を示す場合に、前記ステップ5を介して入力する前記ステップ4で生成された信号と前記ステップ2で推定されたチャネル推定信号から受信信号のレプリカ信号を生成し、前記データ信号部を示す場合に前記ステップ5を介して入力する前記第3の信号に対して信号点間距離の演算を行うステップ6と、
    前記ステップ6で出力されるレプリカ信号または信号点間距離信号を入力し、前記ステップ3の識別結果が前記プリアンブル信号部を示す場合と前記データ信号部を示す場合とで出力先を切り替えるステップ7と、
    前記ステップ3の識別結果が前記プリアンブル信号部を示す場合に、前記ステップ7を介して入力する前記レプリカ信号を一時的に記憶するステップ8と、
    前記ステップ1で記憶されたサブキャリア信号から前記ステップ8で記憶されたレプリカ信号を減算し、前記第3の信号を出力するステップ9と、
    前記ステップ3の識別結果が前記データ信号部を示す場合に、前記ステップ7を介して入力する前記信号点間距離信号から最小の信号点間距離を示すレプリカ信号を推定し、空間分割多重送信された送信信号を検出するステップ10と
    を有することを特徴とする空間分割多重信号検出方法。
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