JP4250625B2 - 樹脂製容器 - Google Patents

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Description

本発明は樹脂製容器に関するものである。
食品等を収納する容器としては合成樹脂製の容器がある。而して、従来の合成樹脂製の容器は厚さが約500μm〜600μm程度であるが、近年、省資源やコストダウンのために厚さ約100μm程度の薄肉化が検討されている。
而して、樹脂製容器は薄肉化を図った場合強度的に弱くなるため、構造上何等かの補強が必要であり、その例としては図13、図14に示すものが一般的である。図中、aは外形が略椀形状の容器本体であり、容器本体aは円周方向に向い交互に凹凸形状となるよう形成されている。この凹凸形状は、容器本体aの剛性を保持する補強として機能するようになっている。又、従来の樹脂製容器の先行技術としては例えば、特許文献1がある。
特開平5−77868号公報
しかしながら、図13、図14に示す容器は、凹凸形状が大きいため、全体の形状が複雑であると共に、合成樹脂の使用量が多くなるため、十分に省資源やコストダウンを図ることができない。又、特許文献1は特に補強については考慮されていない。
本発明は、上記実情に鑑み、省資源及びコストダウンを図ることができると共に、薄肉化しても十分な剛性を得ることができるようにした樹脂製容器を提供することを目的としてなしたものである。
本発明はの請求項1の樹脂製容器は、容器本体の外周部に、周方向へ所定の間隔で、容器本体外方側へ突出すると共に、水平断面形状が中空矩形状で容器本体内に面する側が開口した複数の補強部を、容器本体上端開口側から底面側へ延在するよう設けたものであり、本発明の請求項2の樹脂製容器においては、容器本体は略椀形状である。
本発明の請求項3の樹脂製容器は、逆截頭角錐状の容器本体の角隅部に、容器本体外方側へ突出すると共に、水平断面形状が中空矩形状で容器本体内に面する側が開口した複数の補強部を、容器本体上端開口側から底面側へ延在するよう設けたものであり、本発明の請求項4の樹脂製容器は、容器本体における底面の周縁部に沿い、容器本体下方側へ突出すると共に、縦断面形状が中空矩形状で容器本体内に面する側が開口した補強部を設けたものであり、本発明の請求項5の樹脂製容器においては、補強部の突出量Sと幅Wの比S/Wは1以上である。
本発明の請求項1〜5に記載の樹脂製容器によれば、薄肉化しても実用可能な十分な剛性を得ることができると共に、薄肉化が可能であるため、省資源やコストダウンを図ることができる、という種々の優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明の樹脂製容器の実施形態の一例である。
図中、1は食品を収容し得る、有底で上端が開口した略椀形状の樹脂製容器(以下、本図示例では単に容器と称する。)であって、合成樹脂としてはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等が用いられる。而して、容器1を形成する容器本体1aの外周部には、平面視で放射状となるよう、円周方向へ一定間隔で、複数(図示例では16本)の補強部1bが形成されている。補強部1bは、水平断面が小さな矩形状で、且つ、容器本体1aの内側に面した端縁部が開口しており、しかも、容器本体1aの上縁部よりも若干下方位置X1から、中心側底面1dの外周側に位置する周縁側底面1cの内周縁部まで、容器本体1aの外周形状に沿い下方向へ延在するよう形成されている。
容器1は例えば約250μm程度の厚さの合成樹脂製シートを雄雌金型によりプレス成形することにより形成されるが、プレス成形後は、容器本体1a自体は、約100μm程度の肉厚になり、補強部1bの部分はプレス時に大きな荷重が作用しないようにしているため、プレス成形前の約250μm程度の肉厚に維持される。本図示例の容器1では、補強部1bの容器本体1a円周方向の幅(内幅)Wは約0.5mm程度、容器本体1aの外周からの突出量Sは約2mm程度で、この突出量Sと幅Wとの比S/Wは4であるが、S/W≧1、すなわち、少なくとも、突出量Sと幅Wが等しいか、突出量Sが幅Wよりも大きければ、実用可能である。
斯かる容器1に上方から荷重をかけて圧縮試験を行なったところ、十分実用に供し得る剛性を有することが判明した。
本図示例の容器は、薄肉化しても実用可能な十分な剛性を得ることができると共に、薄肉化が可能であるため、省資源やコストダウンを図ることができる。
図4〜図8は本発明の樹脂製容器の実施形態の他の例である。
図中、2は食品を収納し得る、有底で上端が開口した略逆截頭角錐状の樹脂製容器(以下、本図示例では単に容器と称する。)であって、合成樹脂としては、前記図示例の場合と同様、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等が用いられる。而して、容器2を形成する容器本体2aの周方向における四隅の角部には、容器本体2aの平面視で対角線方向へ突出する補強部2b(図6参照)が形成されている。補強部2bは、水平断面が小さな矩形状で、且つ、容器本体2aの中心側に面した端縁部が開口しており、且つ、容器本体2aの上縁部よりも若干下方位置X2から底面2cの外周縁部まで容器本体2aの角部に沿い下方向へ延在するよう形成されている。
容器2の底面2cには、底面2cの外周縁部近傍に沿い、平面視で矩形状となるよう補強部2dが形成されている。補強部2dは、底面2cの下方へ突出して縦断面が小さな矩形状であり、且つ、容器本体2aの内方側に面した上端縁部が開口しており、底面2cの四隅部において、補強部2bの下端と繋がっている。
本図示例においても、容器2は約250μm程度の厚さの合成樹脂シートを雄雌金型によりプレス成形することにより形成されるが、プレス成形後は、容器本体2a自体は、約100μm程度の肉厚になり、補強部2b,2dの部分はプレス時に大きな荷重が作用しないようにしているため、プレス成形前の約250μm程度の肉厚に維持される。補強部2b,2dの幅Wは約0.5mm程度、容器本体2aの外周からの突出量Sは約2mm程度で、この突出量Sと幅Wとの比S/Wは、図示例では4であるが、S/W≧1、すなわち、少なくとも、突出量Sと幅Wが等しいか、或は突出量Sが幅Wよりも大きければ実用可能である。
斯かる容器2に上方から荷重をかけて圧縮試験を行なったところ、十分実用に供し得る剛性を有することが判明した。以下、行なった圧縮試験の結果について説明する。圧縮試験を行なったのは、略逆截頭角錐形状に形成された、補強部2b,2dのある図4〜図8に示す形状の容器2と、形状は図4〜図8に示す容器と似ているが、補強部が全くない容器と、形状は図4〜図8に示す容器と似ており、且つ、図9、図10に示すように、容器本体3aに対し上下方向へ延在し、且つ水平断面形状が図11に示すように略円弧状の補強部3bを備えた容器3である。容器3における補強部3b間の間隔Pは約6mm程度、幅Wは約4mm程度、突出量はS約1mm程度(S/W=約0.25<1)である。
圧縮試験は上記3種類の各容器の上面に図12に示すように錘4を載せ、各容器が潰れたときの重量を測定することにより行なった。結果は[表1]に示されており、[表1]中の数値は、各容器が潰れたときの錘4の重量である。なお、容器の材質はポリエチレンテレフタレートであり、プレス成形する前の材料の厚さは250μm、350μmの2種類について試験を行なった。
Figure 0004250625
[表1]から明らかなように、本図示例の容器2の場合に耐荷重が最も大きく、次いで、図9〜図11に示す補強部3bを設けた容器3であり、補強部のない容器が最も耐荷重が低いことが分かる。従って、本図示例の容器においても、前記図示例と同様の作用効果を奏することができる。又、材料の厚さが違っても、容器が潰れるまでの荷重にはあまり違いがなく、従って、250μmの厚さの材料で十分に実用に供することができることが判明した。
なお、本発明の樹脂製容器においては、容器本体を略椀形状又は逆截頭角錐状にする場合について説明したが、楕円形状或は多角錐形状としても実施可能なこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の樹脂製容器の実施の形態の一例を示す平面図である。 図1のII−II方向矢視図である。 図2のIII−III方向矢視図である。 本発明の樹脂製容器の実施の形態の他の例を示す平面図である。 図4のV−V方向矢視図である。 図5のVI−VI方向矢視図である。 図5のVII−VII方向矢視図である。 図5のVIII−VIII方向矢視図である。 圧縮試験に用いた補強部のある容器の平面図である。 図9のX−X方向矢視図である。 図10のXI−XI方向拡大矢視図である。 容器の圧縮試験を行なうときの状態を示す正面図である。 従来の樹脂製容器の一例を示す平面図である。 図13のXIV−XIV方向矢視図である。
符号の説明
1 容器(樹脂製容器)
1a 容器本体
1b 補強部
1c 底面
2 容器(樹脂製容器)
2a 容器本体
2b 補強部
2c 底面
2d 補強部
S 突出量
W 幅

Claims (5)

  1. 容器本体の外周部に、周方向へ所定の間隔で、容器本体外方側へ突出すると共に、水平断面形状が中空矩形状で容器本体内に面する側が開口した複数の補強部を、容器本体上端開口側から底面側へ延在するよう設けたことを特徴とする樹脂製容器。
  2. 容器本体は略椀形状である請求項1に記載の樹脂製容器。
  3. 逆截頭角錐状の容器本体の角隅部に、容器本体外方側へ突出すると共に、水平断面形状が中空矩形状で容器本体内に面する側が開口した複数の補強部を、容器本体上端開口側から底面側へ延在するよう設けたことを特徴とする樹脂製容器。
  4. 容器本体における底面の周縁部に沿い、容器本体下方側へ突出すると共に、縦断面形状が中空矩形状で容器本体内に面する側が開口した補強部を設けた請求項3に記載の樹脂製容器。
  5. 補強部の突出量Sと幅Wの比S/Wは1以上とした請求項1乃至4の何れかに記載の樹脂製容器。
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