JP4250446B2 - 通信装置、情報処理装置における表示器の表示方法、プログラム - Google Patents

通信装置、情報処理装置における表示器の表示方法、プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信可能な装置が有する表示器の表示制御に係る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、静止画、動画等の大量の電子コンテンツデータを格納するディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ等の撮像機器が登場している。そして、これらの撮像機器が格納している電子画像情報をプリンタ等の出力装置に直接出力したいという要望に応え、例えば、撮像機器とプリンタ間で画像情報の通信を規定する通信プロトコルとしてPTP(Picture Transfer Protocol) for Digital Still Photo Devices(PIMA:15740,2000.7)がPIMA(Photographic and Imaging Manufactures Association)より提案されている。
【0003】
また、このPTPをベースに、プリント及びストレージのサーバ−クライアント関係を規定したDPS(Direct Print Service)の登場により、撮像機器に格納されている電子画像情報を、パーソナルコンピュータ等の端末を介さずに、プリンタへ直接出力するサービスを行うベンダー間で、使用する機器の互換が実現されつつある。
【0004】
しかしながら、電子画像情報を通信するための通信媒体のモデルには、USB等の有線通信媒体、IrDA等の光通信媒体等が存在するが、特に、上記のようなDPSを実現する撮像機器−プリンタ間の接続の関連性は、サービス享受者が視覚的に認識可能な通信媒体の利用モデルに関してのみ規定されていた。
【0005】
また、IEEE802.11規格による無線LAN、Bluetooth等の無線通信ユニットのコストダウンに伴い、ディジタルスチルカメラ、ディジタルビデオカメラ、プリンタ等の機器にも無線通信ユニットが内蔵されつつあり、この無線通信ユニットを用いたDPSが要望されつつある。
【0006】
しかしながら、通信媒体として無線通信媒体を利用する場合には、撮像機器−プリンタ間の接続の関連性を、サービス享受者が視覚的に認識できないという課題があった。
【0007】
この課題に対しては、特許文献1や2では、サービスの享受開始前に接続可能な機器名称を収集し、サービス開始時の接続先をユーザに選択させる方法や、特許文献3では、接続した通信相手の定型情報を接続時に表示する手法が提案されている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−281041
【特許文献2】
特開2001−144767
【特許文献3】
特開2002−94651
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では以下のような課題があった。
【0009】
特許文献1や2の方法では、サービス享受者が、サービス対象端末機器(無線通信対応プリンタ)の名前と設置場所を事前に知っておかなければ、接続先とする機器の正確な選択ができない。
【0010】
また、特許文献3の方法では、操作側端末機器(無線通信対応ディジタルスチルカメラ)側に、定型情報を事前に記憶させておく必要があるため、事前に的確な情報登録操作を行う必要があり、利用者の利便性を損ねていた。
【0011】
このように、従来例では、通信媒体として無線通信媒体を利用したネットワークにおいて、ネットワーク上の複数の機器の個体を容易に識別することができなかった。
【0012】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、表示器の表示により、装置同士を容易に識別できるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、通信装置であって、他の装置の表示器に関する情報であって、ユーザが各装置を区別するための表示を行うための情報を収集する収集手段と、前記収集手段により収集した前記情報に基づいて、前記他の装置の表示器の表示内容とは異なる表示内容を判定し、該判定した表示内容を前記通信装置の表示器に表示するように設定する設定手段とを有し、前記設定手段による前記表示内容の設定により、前記通信装置と前記他の装置の表示内容を異なる表示内容にし、前記ユーザが前記通信装置を前記他の装置と区別できるようにしたことを特徴とする通信装置を提供する。
【0014】
また、通信装置であって、他の装置の表示器に関する情報を収集する収集手段と、前記収集手段により収集した情報に基づいて、前記通信装置の表示器での表示内容を、他の装置の表示器の表示内容と異ならせて設定する設定手段と、を有し、前記設定手段は、前記通信装置の表示器の表示能力の制限から、その表示内容を他の装置の表示器の内容と異ならせて設定することが不可能な場合、前記収集手段により収集した情報を参照して、特定の他の装置に対して、表示内容の変更を要求することを特徴とする通信装置を提供する。
また、通信装置であって、他の装置の表示器での表示色に関する情報を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した前記情報に基づいて、当該通信装置の表示器の表示情報を設定する設定手段と、を有することを特徴とする通信装置を提供する。
【0015】
また、通信装置であって、通信相手の表示器での表示内容に関する情報を受信する受信手段と、前記受信手段により受信した情報に基づいて、前記通信相手の表示器での表示内容を、前記通信装置の表示器で表示可能かを判定し、表示が不可能と判定された場合には、前記通信相手の表示器での表示内容を特定するための表示内容であり、かつ、前記通信装置の表示器で表示可能な表示内容に変更し、該変更した表示内容を前記通信装置の表示器に表示するように設定する設定手段とを有することを特徴とする通信装置を提供する。
また、情報処理装置における表示器の表示方法であって、他の装置の表示器に関する情報であって、ユーザが各装置を区別するための表示を行うための情報を収集する収集工程と、前記収集工程において収集した前記情報に基づいて、前記他の装置の表示器の表示内容とは異なる表示内容を判定し、該判定した表示内容を前記情報処理装置の表示器に表示するように設定する設定工程とを有し、前記設定工程による前記表示内容の設定により、前記情報処理装置と前記他の装置の表示内容を異なる表示内容にし、前記ユーザが前記情報処理装置を前記他の装置と区別できるようにしたことを特徴とする情報処理装置の表示器の表示方法を提供する。
【0016】
また、情報処理装置における表示器の表示方法であって、他の装置の表示器に関する情報を収集する収集工程と、前記収集工程において収集した情報に基づいて、前記情報処理装置の表示器での表示内容を、他の装置の表示器の表示内容と異ならせて設定する設定工程と、を有し、前記設定工程は、前記情報処理装置の表示器の表示能力の制限から、その表示内容を他の装置の表示器の内容と異ならせて設定することが不可能な場合、前記収集工程において収集した情報を参照して、特定の他の装置に対して、表示内容の変更を要求する
ことを特徴とする情報処理装置における表示器の表示方法を提供する。
【0017】
また、情報処理装置における表示器の表示方法であって、他の装置の表示器での表示色に関する情報を受信する受信工程と、前記受信工程において受信した前記情報に基づいて、前記情報処理装置の表示器の表示情報を設定する設定工程と、を有することを特徴とする情報処理装置における表示器の表示方法を提供する。
また、情報処理装置における表示器の表示方法であって、通信相手の表示器での表示内容に関する情報を受信する受信工程と、前記受信工程において受信した情報に基づいて、前記通信相手の表示器での表示内容を、前記情報処理装置の表示器で表示可能かを判定し、表示が不可能と判定された場合には、前記通信相手の表示器での表示内容を特定するための表示内容であり、かつ、前記情報処理装置の表示器で表示可能な表示内容に変更し、該変更した表示内容を前記情報処理装置の表示器に表示するように設定する設定工程とを有することを特徴とする情報処理装置における表示器の表示方法を提供する。
【0018】
また、コンピュータにより実行され、情報処理装置の表示器の表示制御を行うためのプログラムであって、上記の情報処理装置における表示器の表示方法それぞれを実現するためのプログラムを提供する。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0029】
<<実施形態1>>
本発明では、同一ネットワーク機器の表示器上での表示内容の重複防止方法の一実施形態として、ネットワーク媒体にIEEE802.11系の無線IPネットワークと、表示器を具備し、かつネットワークとの接続が可能なネットワーク機器として複数の無線通信対応プリンタと無線通信対応ディジタルスチルカメラを用いたDPSシステムの下で、無線通信対応プリンタ間相互の表示内容の重複を防止する実施形態について説明する。
【0030】
図1は本発明の実施形態1のネットワークシステムの構成概念図である。
【0031】
10は無線LANアクセスポイント、100〜102(Printer1〜3)は無線LAN対応プリンタ、110及び111(DSC1及び2)は無線LAN対応ディジタルスチルカメラ(DSC)である。
【0032】
次に、無線LAN対応プリンタ100〜102の構成について、図2を用いて説明する。
【0033】
図2は本発明の実施形態1の無線LAN対応プリンタの構成を示すブロック図である。
【0034】
200はプリンタ内部バスであり、プリンタの各種構成要素を相互に接続する。201はプリントエンジンであり、プリント処理部202で生成された記録情報に基づいて記録媒体に印刷を行う。尚、プリントエンジン201が使用する印刷方式としては、インクジェット方式、レーザビーム方式、熱転写方式等の各種印刷方式を利用することができる。202はプリント処理部であり、例えば、RF部204を介してDSC110から受信した画像情報に基づいて、記録情報を生成する。
【0035】
203は無線メディアアクセス処理部であり、無線通信に係る制御を実行する。204はRF(Radio Frequency)部であり、無線信号の送受信を行う。205はCPUであり、プリンタ全体の制御を司る。206はフラッシュROMであり、後述する実施形態の処理を実現するプログラムを含む各種制御プログラムや各種設定情報等のデータを格納する。207は表示器であり、例えば、多色/単色LCD、多色/単色LED等で構成される。
【0036】
208は表示処理部であり、表示器207の表示制御(例えば、GUI表示制御)を司る。209はRAMであり、一時的な利用データを格納する格納領域やデータ退避領域として機能する。210は操作部であり、プリンタに係る各種操作を実現する。この操作部210は、例えば、ボタン、スイッチ、タッチパネル等で構成される。
【0037】
211はシステムコントローラであり、操作部210を介するプリンタに係るユーザ操作内容を解析する。212はメモリカードインタフェース(I/F)であり、着脱可能なメモリカード213との接続を実現する。213は着脱可能なメモリカードであり、例えば、SDカード、MMカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア等が挙げられる。214はパラレルインタフェース(I/F)であり、外部端末(例えば、パーソナルコンピュータ)との有線通信を司る。215はUSBインタフェース(I/F)であり、外部端末との有線通信を司る。
【0038】
次に、無線LAN対応DSC110及び111の構成について、図3を用いて説明する。
【0039】
図3は本発明の実施形態1の無線LAN対応DSCの構成を示すブロック図である。
【0040】
300はDSC内部バスであり、DSCの各種構成要素を相互に接続する。301は撮像部であり、被写体像を撮像するための光学系や、撮像素子等から構成される。302は映像処理部であり、撮像部301で撮像された画像の各種処理を実行する。この各種処理には、例えば、メモリカード313に記憶されている画像の再生処理や、撮像した画像の圧縮処理や、画像に関する情報(撮像日、サイズ等)を生成する処理等がある。
【0041】
303は無線メディアアクセス処理部であり、無線通信に係る制御を実行する。304はRF部であり、無線信号の送受信を行う。305はCPUであり、DSC全体の制御を司る。306はフラッシュROMであり、後述する実施形態の処理を実現するプログラムを含む各種制御プログラムや各種設定情報等のデータを格納する。307は表示器であり、例えば、多色/単色LCD、多色/単色LED等で構成される。
【0042】
308は表示処理部であり、表示器307の表示制御(例えば、GUI表示制御)を司る。309はRAMであり、一時的な利用データを格納する格納領域やデータ退避領域として機能する。310はユーザ操作部であり、DSCに係る各種操作を実現する。この操作部310は、例えば、ボタン、スイッチ、タッチパネル等で構成される。
【0043】
311はシステムコントローラであり、操作部310を介するDSCに係るユーザ操作内容を解析する。312はメモリカードインタフェース(I/F)であり、着脱可能なメモリカードとの接続を実現する。313は着脱可能なメモリカードであり、撮像部301で撮像した画像情報を記憶する。このメモリカード313は、例えば、SDカード、MMカード、コンパクトフラッシュ、スマートメディア等が挙げられる。314はオーディオインタフェース(I/F)であり、音声信号の入出力を実現する。315はUSBインタフェース(I/F)であり、外部端末(例えば、パーソナルコンピュータ、プリンタ等)との有線通信を司る。
【0044】
次に、無線LAN対応プリンタ100〜102、DSC110及び111のプロトコルスタックについて、図4を用いて説明する。
【0045】
図4は本発明の実施形態1のプロトコルスタックの構成モデルを示す図である。
【0046】
図4では、無線LANを筆頭に、既存LANプロトコルとして幅広く採用されるIEEE802.1〜16等のプロトコル(IEEE802系プロトコル)スタック(図の網掛け部:物理層、データリンク層、ネットワーク層、トランスポート層)上に、PTP(Picture Transfer Protocol)を用いたダイレクトプリントサービス(Direct Print Service:DPS)アプリケーションが実装されている。
【0047】
また、ユーザI/Oマネージャ(User I/O Manager)が実装されており、このユーザI/Oマネージャは、DPSアプリケーションを含む各種通信対応アプリケーション(Webサービス(Service)等)に対する機器側からの操作情報の管理、機器の表示器への状態表示制御を司る。
【0048】
次に、実施形態1のネットワークシステムで実現される処理について、図5〜図10を用いて説明する。
【0049】
図5は本発明の実施形態1のアドホック接続によって接続されているネットワーク機器間のデータシーケンスを示すシーケンスチャートである。
【0050】
特に、図5では、無線LAN・DPS対応プリンタ(Printer3)が、IEEE802.11のアドホック接続を用いて、同一ネットワークに存在する他の無線LAN・DPS対応プリンタ(Printer2)の自律表示内容・表示能力を収集するシーケンスを示している。
【0051】
図6は本発明の実施形態1のインフラストラクチャ接続によって接続されているネットワーク機器間のデータシーケンスを示すシーケンスチャートである。
【0052】
特に、図6では、無線LAN・DPS対応プリンタ(Printer3)が、IEEE802.11のインフラストラクチャ接続を用いて同一ネットワークに存在する他の無線LAN・DPS対応プリンタ(Printer2)の自律表示内容・表示能力を収集するシーケンスを示している。
【0053】
尚、図5及び図6のデータシーケンスにおいて、破線のデータシーケンスは、実施形態1の特徴となるデータシーケンスである。
【0054】
以下、IEEE802.11接続を利用した、同一ネットワークに存在する他の無線LAN・DPS対応プリンタの自律表示内容・表示能力に関するディスプレイ情報を収集する処理について、図5及び図6のシーケンスチャート、図7〜図9のフローチャートを用いて説明する。
【0055】
図7は本発明の実施形態1のディスプレイ情報獲得要求処理を示すフローチャートである。また、図8は本発明の実施形態1のユーザ−ユーザ情報獲得開始メッセージ受付処理を示すフローチャートである。更に、図9は本発明の実施形態1のユーザ−ユーザ情報獲得処理終了メッセージ受付処理を示すフローチャートである。
【0056】
尚、図7の処理は、接続要求元ネットワーク機器(実施形態1の場合、Printer3)が起動時、あるいは起動継続中の場合はCPU205によって実現される内部タイマの計時時間により定期的に、接続要求元ネットワーク機器のユーザI/Oマネージャによって実行される。
【0057】
また、図8及び図9の処理は、接続要求元ネットワーク機器のPTPを用いたDPSアプリケーションによって実行される。
【0058】
まず、ステップS701で、ディスプレイ情報獲得要求処理の起動後、ユーザI/Oマネージャは、DPSアプリケーション(DPS層)に対して、ネットワーク機器間で双方の機器に関する情報を授受するためのユーザ−ユーザ情報獲得開始メッセージ(501,601)を送信する。
【0059】
一方、ユーザ−ユーザ情報獲得開始メッセージ(501,601)を受付けたDPSアプリケーションは、ステップS801で、トランスポート層以下の接続要求として、PTP層を経て、トランスポート層接続要求(502,602)をトランスポート層へ送信する。
【0060】
次に、ステップS802で、IEEE802.11(無線LAN)のアソシエーション(503,603)及びトランスポート層の接続(504,604)の完了の有無を判定する(505,605)。接続が完了していない場合(ステップS802でNO)、ステップS803に進む。
【0061】
ステップS803で、トランスポート層の接続待ちタイマがタイムアップしたか否かを判定する。タイムアップしていない場合(ステップS803でNO)、ステップS802に戻る。一方、タイムアップした場合(ステップS803でNO)、つまり、トランスポート層の接続ができないまま規定時間が経過した場合は、ステップS804に進み、ユーザ−ユーザ情報獲得処理実行不能メッセージをユーザI/Oマネージャへ返送し、処理を終了する。そして、ユーザ−ユーザ情報獲得処理実行不能メッセージを受信したユーザI/Oマネージャは、ただちにディスプレイ情報獲得要求処理を終了する。
【0062】
一方、ステップS802で、トランスポート層の接続が完了した場合(ステップS802でYES)、ステップS805に進み、DPSアプリケーションは、Get Device Infoオペレーション(506,507,606〜608)を実施する。
【0063】
この際、DPSアプリケーションは、Get Device Infoオペレーションのための送信するメッセージであるGet Device Infoメッセージの送信宛先をブロードキャストアドレスに指定することにより、アドホック接続の場合は、ピアツーピア接続であるので、接続相手のみのデバイス情報を獲得可能である。一方、インフラストラクチャ接続の場合は、接続サブネットにトランスポート層接続中のネットワーク機器端末全てのデバイス情報を獲得することが可能となる。
【0064】
つまり、ネットワーク端末機器のトランスポート層接続の完了後、通信セッションの確立前に通信可能な他のネットワーク機器の有無を確認するためのデバイス情報収集要求メッセージ(Get Device Infoメッセージ)の宛先論理アドレス(IP(インターネットプロトコル)アドレス等)をブロードキャストとすることで、単一トランスポート層接続で通信可能なすべてのネットワーク機器のデバイス情報を収集することが可能となる。
【0065】
尚、ここで、デバイス情報とは、デバイス名、SSID(サービス セット アイデンティファー)、MAC(メディア アクセス コントロール)アドレス、IPアドレス等のデバイス(ネットワーク機器)を特定するための情報である。
【0066】
トランスポート層での接続デバイスの情報収集(609)のために規定時間、デバイス情報メッセージ(507,607,608)の収集を待ち合わせた後、ユーザI/Oマネージャに対して、ステップS806で、デバイス接続通知メッセージ(508,610)を返送し、ユーザ−ユーザ情報獲得開始メッセージ受付処理を終了する。
【0067】
これに対し、ユーザI/Oマネージャは、ステップS702で、デバイス接続通知メッセージ(508,610)の受信の有無を判定する。デバイス接続通知メッセージを受信していない場合(ステップS702でNO)、ステップS704に進み、デバイス検出待ちタイマがタイムアップしたか否かを判定する。タイムアップしていない場合(ステップS704でNO)、ステップS702に戻る。一方、タイムアップした場合(ステップS704でYES)、つまり、デバイス接続通知メッセージを受信できないまま規定時間経過した場合、ステップS710に進み、ユーザ−ユーザ情報獲得終了メッセージの送信を行い、ディスプレイ情報獲得要求処理を終了する。
【0068】
一方、ステップS702で、デバイス接続通知メッセージを受信した場合(ステップS702でYES)、ステップS703に進み、そのデバイス接続通知メッセージで通知された接続デバイス情報から情報を入手したいデバイスを選択し、DPSアプリケーションに対して、通信セッションオープン処理(509〜512,611〜614,703)を起動する。
【0069】
次に、ステップS704で、通信セッションオープン処理の起動結果の確認を行う。セッションオープン不可能である場合(ステップS704でNO)、直ちに、ステップS710で、ユーザ−ユーザ情報獲得終了メッセージの送信を行い、ディスプレイ情報獲得要求処理を終了する。一方、セッションオープン可能である場合(ステップS704でYES)、ステップS705に進む。
【0070】
ステップS705で、接続対象ネットワーク機器(実施形態1の場合、Printer2)のユーザI/Oマネージャに対して、そのネットワーク機器の自律表示内容・表示能力に関するディスプレイ情報を要求するディスプレイ情報獲得メッセージ(513,615)を送信する。
【0071】
ここで、接続対象ネットワーク機器にも、ユーザI/Oマネージャが実装されていれば、これにより、そのネットワーク機器のディスプレイ情報がデバイス情報通知メッセージ(514,616)にて、接続要求元ネットワーク機器のユーザI/Oマネージャへ返送される。
【0072】
次に、ステップS706で、ディスプレイ情報通知メッセージ(514,616)の受信の有無を判定する。ディスプレイ情報通知メッセージを受信していない場合(ステップS706でNO)、ステップS708に進み、ディスプレイ情報通知メッセージ受信待ちタイマがタイムアップしたか否かを判定する。タイムアップしていない場合(ステップS706でNO)、ステップS706に進む。一方、タイムアップした場合(ステップS706でYES)、接続対象ネットワーク機器にユーザI/Oマネージャが実装されていないと判断し、ステップS707に進み、直ちに通信セッションクローズ処理(515〜518,617〜620,707)を行う。
【0073】
一方、ステップS706で、ディスプレイ情報通知メッセージを受信した場(ステップS706でYES)、ステップS707に進み、受信したディスプレイ情報通知メッセージ内のディスプレイ情報を、DPS対応プリンタ毎のディスプレイ情報を管理するディスプレイ情報テーブル(図10)に登録し、更新を行った後、通信セッションクローズ処理(515〜518,617〜620,707)を行う。
【0074】
通信セッションクローズ処理後、ステップS709で、今回のトランスポート層接続で検出したデバイス(506〜508,606〜610で入手したデバイス情報)の全てのディスプレイ情報を獲得したか否かの判定を行う。未獲得のデバイスが存在する場合(ステップS709でNO)、ステップS703に戻り、次のデバイスに対しての通信セッションオープン処理を再度行う。
【0075】
一方、全てのデバイスからディスプレイ情報を獲得済みである場合(ステップS709でYES)、ステップS710に進み、ユーザ−ユーザ情報獲得終了メッセージ(519)を、DPSアプリケーションに送信し、ディスプレイ情報獲得要求処理を終了する。
【0076】
続いて、ユーザ−ユーザ情報獲得終了メッセージを受信した、DPSアプリケーションは、ステップS901で、他に通信セッションがオープンされているか否かを判定する。他にオープンしているセッションが存在する場合(ステップS901でYES)、そのままユーザ−ユーザ情報獲得終了メッセージ受付処理を終了する。一方、他にオープンしているセッションが存在しない場合(ステップS901でNO)、ステップS902に進み、トランスポート層開放要求処理(520〜522)を起動し、処理を終了する。
【0077】
以上の処理によって収集したネットワーク機器毎のディスプレイ情報に基づいて、各ネットワーク機器のユーザI/Oマネージャは、同一ネットワーク内に存在する無線LAN対応プリンタ毎のディスプレイ情報テーブル(図10)にディスプレイ情報の追加、あるいは修正を行うと共に、自身の表示器への自律表示する表示内容が、他の無線LAN対応プリンタ毎の自律表示内容と重複しないように、ディスプレイ情報を自律設定する。また、自立表示を行うタイミングは、例えば、DSCから画像情報の印刷要求を受信した場合に実行する。
【0078】
尚、ディスプレイ情報テーブルは、図10に示されるように、ネットワーク機器毎に、そのデバイス名、SSID、MACアドレス、IPアドレス、表示能力情報を管理している。また、このディスプレイ情報テーブルは、例えば、フラッシュROM206あるいはRAM209に記憶されている。
【0079】
ここで、表示能力情報は、無線LAN対応プリンタが有する表示器のタイプ(例えば、モノクロLCD12色バックライト、カラーLCD16色バックライト等)を示すタイプ情報と、その無線LAN対応プリンタがDSCの操作対象となった場合に、操作対象である(あるいは動作状態である)ことを他の無線LAN対応プリンタと区別可能にユーザに通知するための表示形態を示す表示形態情報から構成されている。
【0080】
図10の例では、同一ネットワーク上の各プリンタの表示形態情報として、色が指定されており、例えば、デバイス名Meのプリンタでは、表示形態情報として色(セレクトカラー:シアン)が設定されている。そして、このデバイス名Meのプリンタが操作対象となった場合、そのプリンタの表示器にはシアンが表示されることになる。これにより、ユーザは、現在の操作対象のプリンタがどれであるかを容易に識別することができる。
【0081】
尚、この表示形態情報は、色に限定されず、画像の形状表示(○、△、□)、文字情報表示、ブリンク表示等の、同一ネットワークの各プリンタの表示器で区別可能に表示できる表示形態であればどのようなものでも良い。また、表示形態情報ではなく、音声によって、同一ネットワークの各プリンタを区別可能にするようにしても良い。この場合、ディスプレイ情報テーブルには、各プリンタ毎に異なる音声出力情報が管理されることになる。
【0082】
また、ネットワーク機器のユーザI/Oマネージャが、そのネットワーク機器の表示器のディスプレイ情報を自立設定する場合に、その表示器の表示能力の制限から、他のネットワーク端末機器と重複しない自律表示設定が不可能なことも考えられる。この場合、ユーザI/Oマネージャは、ディスプレイ情報テーブルを参照して、ネットワーク機器のディスプレイ情報から表示能力が高く、自律表示内容の変更可能なネットワーク端末機器に対して、ディスプレイ情報の内容の変更を依頼するようにしても良い。
【0083】
以上説明したように、実施形態1によれば、無線LAN対応プリンタの表示器上に自律表示される表示内容は、同一ネットワークに存在する無線LAN対応プリンタ毎に異なった表示にすることが可能となり、同一ネットワークに接続されている無線LAN対応プリンタの個体を識別するためのユニークな(重複しない)表示として利用可能となる。
【0084】
<<実施形態2>>
実施形態1では、ネットワーク媒体に、IEEE802.11系の無線IPネットワークと、表示器を具備し、かつネットワークとの接続が可能なネットワーク機器として複数の無線通信対応プリンタと無線通信対応ディジタルスチルカメラを用いたDPSシステムの下で、無線通信対応プリンタ間相互の表示内容の重複を防止する例について説明した。
【0085】
実施形態2では、DPSアプリケーション実行の際に操作側UIを提供する無線LAN対応DSCの表示器に、被操作側の無線LAN対応プリンタの表示器上の自律表示の表示内容を反映させるための実施形態について説明する。
【0086】
実施形態2のネットワークシステムで実現される処理について、図11及び12を用いて説明する。
【0087】
図11は本発明の実施形態2のアドホック接続によって接続されているネットワーク機器間のデータシーケンスを示すシーケンスチャートである。
【0088】
特に、図11では、アドホック接続による無線LAN対応DSC(DSC1)−無線LAN対応プリンタ(Printer1)間でのDPSを実施する際のDPSディスカバリシーケンス途中で、プリンタ側の表示器のディスプレイ情報の収集を行うシーケンスを示している。
【0089】
図12は本発明の実施形態2のインフラストラクチャ接続によって接続されているネットワーク機器間のデータシーケンスを示すシーケンスチャートである。
【0090】
特に、図12では、インフラストラクチャ接続による無線LAN対応DSC(DSC1)−無線LAN対応プリンタ(Printer1)間でのDPSを実施する際のDPSディスカバリシーケンス途中で、プリンタ側の表示器のディスプレイ情報の収集を行うシーケンスを示している。
【0091】
尚、図11及び図12のデータシーケンスにおいて、破線のデータシーケンスは、実施形態2の特徴となるデータシーケンスである。
【0092】
また、実施形態2の処理は、DSCの表示器の表示内容を、被操作側の無線LAN対応プリンタ100〜102のディスプレイ情報を反映させる点以外は、実施形態1の図7〜図9の処理に準ずることができるので、実施形態2の処理を示すフローチャートは省略する。
【0093】
図11及び図12によれば、DSC1側の操作部310でのDSCアプリケーションの起動操作をトリガに、接続操作メッセージ(1101,1201)がユーザI/Oマネージャから、DPSアプリケーションに対して通知される。
【0094】
この通知を受けたDPSアプリケーションは、トランスポート層以下の接続要求(1102,1202)を行い、IEEE802.11のアソシエーション(1103,1203)及びトランスポート層の接続(1104,1204)の完了を判定する(1105,1205)。
【0095】
トランスポート層の接続の完了後、DPSアプリケーションは、Get Device Infoオペレーション(1106,1107,1206,1207)を実施する。
【0096】
デバイス情報メッセージ(1107,1207)を受信した後、ユーザI/Oマネージャに対して、デバイス接続通知メッセージ(1108,1208)を返送し、指定したデバイスの接続を通知する。
【0097】
デバイス接続通知メッセージ(1108,1208)を受信したユーザI/Oマネージャは、当該デバイス接続通知メッセージ(1108,1208)で通知された接続デバイスを選択し、DPSアプリケーションに対して、通信セッションオープン処理(1109〜1112,1209〜1212)を起動する。
【0098】
通信セッションオープン処理の完了後、接続対象無線LAN対応プリンタのユーザI/Oマネージャに対して、そのディスプレイ情報を要求するディスプレイ情報獲得メッセージ(1113,1213)を送信する。
【0099】
そして、無線LAN対応DSCのユーザI/Oマネージャは、そのディスプレイ情報獲得メッセージに対する応答メッセージである、ディスプレイ情報通知メッセージ(1114,1214)から接続対象無線LAN対応プリンタのディスプレイ情報を入手する。
【0100】
そして、無線LAN対応DSCのユーザI/Oマネージャは、自己のユーザI/O情報(無線LAN対応DSC側での表示器の操作画面上のバックカラー等の表示情報)を入手したディスプレイ情報に合わせたり、そのディスプレイ情報に関連する情報となるようにユーザI/O情報を変更したり等の表示情報のカスタマイズ(変更)を行なった(11,12)後、DPSアプリケーションにおけるDPSディスカバリー処理(1115〜1126、1215〜1226)を実行する。
【0101】
尚、このDPSディスカバリー処理とは、互いのネットワーク機器がDPSアプリケーションを有する機器であるかどうかのネゴシエーションを行う処理である。
【0102】
以上の処理によれば、操作対象となったプリンタが自身の表示器への自律表示を行う場合には、操作側のDSCの表示器にも、プリンタの自立表示の表示内容と同じ表示内容を表示したり、プリンタの自立表示の表示内容を特定することが可能な表示内容を表示することが可能となる。
【0103】
例えば、図10のディスプレイ情報テーブルを用いて具体例を示すと、デバイス名Meがプリンタ100であり、かつDSC110の操作対象となった場合には、図1に示されるように、プリンタ100の表示器とDSC110の表示器には、それぞれシアンが表示されることになる。これにより、ユーザは、DSC110に格納されている画像をプリンタで印刷する場合に、どのプリンタで出力されるかを容易に識別することが可能となる。
【0104】
また、DSC110がシアンを表示する表示能力がない場合には、文字情報として「シアン」をDSC110の表示器に表示するような表示情報を生成しても良い。
【0105】
尚、実施形態2では、無線LAN対応DSCの表示器に、被操作側の無線LAN対応プリンタの表示器上の自律表示の表示内容を反映させる処理について説明したが、その反映対象を逆にする、つまり、上述のシーケンスを逆にして、被操作側の無線LAN対応プリンタの表示器に、無線LAN対応DSCの表示器上の自律表示の表示内容を反映させることも可能である。
【0106】
以上説明したように、実施形態2によれば、DPSアプリケーションの接続相手であるネットワーク機器の表示器上の表示内容を、そのネットワーク機器を操作する側のネットワーク機器の表示器上に表示される表示内容と同一化することが可能となり、サービス享受者に接続関係を視覚的に認識させることが可能となる。
【0107】
<<実施形態3>>
上記実施形態1、2においては、ネットワーク媒体としてIEEE802.11系の無線IPネットワークを利用する例を示したが、これに限定されない。例えば、有線LANやBluetooth等の近距離無線ネットワーク媒体をネットワーク媒体としても、本発明を適用することができる。
【0108】
また、ネットワーク機器として無線LAN対応プリンタ及び無線LAN対応DSCを利用する例を示したが、これに限定されない。例えば、表示器を具備する無線LAN対応カムコーダや、表示器を有する無線LAN対応ストレージデバイス等の画像情報を他の装置から受信することが可能な画像処理装置に対しても、本発明を適用することができる。
【0109】
また、無線LAN対応プリンタの形態としては、単体のプリンタに限定されず、そのプリンタをプリント機能として有するファクシミリ装置、複写機等の画像処理装置であっても良い。
【0110】
また、撮像装置としては、無線LAN対応DSCに限定されず、無線LAN対応携帯端末(例えば、ディジタルビデオカメラ、カメラ付きノートパソコン、カメラ付きPDA、カメラ付き携帯電話)であっても良い。
【0111】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0112】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0113】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0114】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
【0115】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0116】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0117】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0118】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0119】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、表示器の表示により、装置同士を容易に識別することができる。
より詳細には、ユーザが各装置を区別するための表示を行うための情報に基づいて、前記他の装置の表示器の表示内容とは異なると判定された表示内容を表示器に表示させることで、装置同士を容易に識別することができる。
また、別の様態によれば、表示器の表示能力の制限から、その表示内容を他の装置の表示器の内容と異ならせて設定することが不可能な場合、特定の他の装置に対して表示内容を変更させることで、装置同士を容易に識別することができる。
また、別の様態によれば、他の装置の表示器での表示色に関する情報を受信し、該情報に基づいて表示器の表示情報を設定することで、装置同士を容易に識別することができる。
また、別の様態によれば、通信相手の表示器での表示内容に基づいて、自装置の表示器で表示可能かを判定し、表示が不可能と判定された場合には、通信相手の表示器での表示内容を特定するための表示内容であり、かつ、自装置の表示器で表示可能な表示内容に変更し、該変更した表示内容を前記自装置の表示器に表示するように設定することで、装置同士を容易に識別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のネットワークシステムの構成概念図である。
【図2】本発明の実施形態1の無線LAN対応プリンタの構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態1の無線LAN対応DSCの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態1のプロトコルスタックの構成モデルを示す図である。
【図5】本発明の実施形態1のアドホック接続によって接続されているネットワーク機器間のデータシーケンスを示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明の実施形態1のインフラストラクチャ接続によって接続されているネットワーク機器間のデータシーケンスを示すシーケンスチャートである。
【図7】本発明の実施形態1のディスプレイ情報獲得要求処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態1のユーザ−ユーザ情報獲得開始メッセージ受付処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態1のユーザ−ユーザ情報獲得処理終了メッセージ受付処理を示すフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態1のディスプレイ情報テーブルを示す図である。
【図11】本発明の実施形態2のアドホック接続によって接続されているネットワーク機器間のデータシーケンスを示すシーケンスチャートである。
【図12】本発明の実施形態2のインフラストラクチャ接続によって接続されているネットワーク機器間のデータシーケンスを示すシーケンスチャートである。
【符号の説明】
10 無線LANアクセスポイント
100〜102 無線LAN対応プリンタ
110〜111 無線LAN対応ディジタルスチルカメラ

Claims (12)

  1. 通信装置であって、
    他の装置の表示器に関する情報であって、ユーザが各装置を区別するための表示を行うための情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集した前記情報に基づいて、前記他の装置の表示器の表示内容とは異なる表示内容を判定し、該判定した表示内容を前記通信装置の表示器に表示するように設定する設定手段とを有し、
    前記設定手段による前記表示内容の設定により、前記通信装置と前記他の装置の表示内容を異なる表示内容にし、前記ユーザが前記通信装置を前記他の装置と区別できるようにした
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 前記収集手段は、前記他の装置の表示器での表示内容を収集する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 通信装置であって、
    他の装置の表示器に関する情報を収集する収集手段と、
    前記収集手段により収集した情報に基づいて、前記通信装置の表示器での表示内容を、他の装置の表示器の表示内容と異ならせて設定する設定手段と、を有し、
    前記設定手段は、前記通信装置の表示器の表示能力の制限から、その表示内容を他の装置の表示器の内容と異ならせて設定することが不可能な場合、前記収集手段により収集した情報を参照して、特定の他の装置に対して、表示内容の変更を要求する
    ことを特徴とする通信装置。
  4. 前記収集手段は、前記通信装置の起動時に前記収集を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記収集手段は、定期的に前記収集を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 通信装置であって、
    他の装置の表示器での表示色に関する情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段で受信した前記情報に基づいて、当該通信装置の表示器の表示情報を設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  7. 通信装置であって、
    通信相手の表示器での表示内容に関する情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した情報に基づいて、前記通信相手の表示器での表示内容を、前記通信装置の表示器で表示可能かを判定し、表示が不可能と判定された場合には、前記通信相手の表示器での表示内容を特定するための表示内容であり、かつ、前記通信装置の表示器で表示可能な表示内容に変更し、該変更した表示内容を前記通信装置の表示器に表示するように設定する設定手段と、
    を有することを特徴とする通信装置。
  8. 情報処理装置における表示器の表示方法であって、
    他の装置の表示器に関する情報であって、ユーザが各装置を区別するための表示を行うための情報を収集する収集工程と、
    前記収集工程において収集した前記情報に基づいて、前記他の装置の表示器の表示内容とは異なる表示内容を判定し、該判定した表示内容を前記情報処理装置の表示器に表示するように設定する設定工程とを有し、
    前記設定工程における前記表示内容の設定により、前記情報処理装置と前記他の装置の表示内容を異なる表示内容にし、前記ユーザが前記情報処理装置を前記他の装置と区別で きるようにした
    ことを特徴とする情報処理装置の表示器の表示方法。
  9. 情報処理装置における表示器の表示方法であって、
    他の装置の表示器に関する情報を収集する収集工程と、
    前記収集工程において収集した情報に基づいて、前記情報処理装置の表示器での表示内容を、他の装置の表示器の表示内容と異ならせて設定する設定工程と、を有し、
    前記設定工程は、前記情報処理装置の表示器の表示能力の制限から、その表示内容を他の装置の表示器の内容と異ならせて設定することが不可能な場合、前記収集工程において収集した情報を参照して、特定の他の装置に対して、表示内容の変更を要求する
    ことを特徴とする情報処理装置における表示器の表示方法。
  10. 情報処理装置における表示器の表示方法であって、
    他の装置の表示器での表示色に関する情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信した前記情報に基づいて、前記情報処理装置の表示器の表示情報を設定する設定工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置における表示器の表示方法。
  11. 情報処理装置における表示器の表示方法であって、
    通信相手の表示器での表示内容に関する情報を受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信した情報に基づいて、前記通信相手の表示器での表示内容を、前記情報処理装置の表示器で表示可能かを判定し、表示が不可能と判定された場合には、前記通信相手の表示器での表示内容を特定するための表示内容であり、かつ、前記情報処理装置の表示器で表示可能な表示内容に変更し、該変更した表示内容を前記情報処理装置の表示器に表示するように設定する設定工程と、
    を有することを特徴とする情報処理装置における表示器の表示方法。
  12. コンピュータにより実行され、情報処理装置の表示器の表示制御を行うためのプログラムであって、
    請求項乃至請求項11のいずれか1項に記載の情報処理装置における表示器の表示方法を実現するためのプログラム。
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