JP4247317B2 - Game machine - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機には、メダル等の遊技媒体を対価として、複数の表示領域で図柄が変動する表示部が設けられ、所定の図柄の組み合わせ(以下、適宜、役という)で停止すると入賞となる遊技機があり、スロットマシンが知られている。かかる遊技機には、遊技者の操作で図柄の変動を開始せしめる始動スイッチや、図柄の変動を停止せしめる停止スイッチ等で構成された操作部が設けられており、入賞時には、役の種類に応じた数の遊技媒体の払い出しが遊技者に対してなされ、また、図柄によっては、通常の遊技とは異なる、遊技者に有利なボーナス遊技が与えられるようになっている。
【0003】
上記遊技機の図柄の表示部には、一般的には、複数のリールが回転軸方向を水平にとって水平方向に並んだものが用いられており、表示領域としての各リールの表面には多数の図柄が周方向に等間隔に形成されている。この複数のリールよりなる回胴装置は遊技機のハウジング内に内蔵され、前面パネルのリール表示用の窓部を介して、各リールの縦方向に並んだ複数の図柄が視認可能である。遊技者は、背後から前面へと流れてくる図柄を見ながらリールの回転を停止するタイミングを計り、入賞を目指す。
【0004】
図柄表示用窓部から視認できる範囲のうち、どの位置の出目により入賞か否かを判定するかは、いくつか用意されており、各リールとも上下方向中央位置の出目すなわち上下方向中央で水平なライン上の出目で判定する基本的なものの他、例えば、賭ける遊技媒体の数に応じて、別の水平なライン上の出目で判定するものや、斜め方向のライン上の出目で判定するものが有効になり、遊技に一層の奥行きを与えている。この遊技媒体の賭け数の指定は、上記始動スイッチ等とともに上記操作部を構成するベットスイッチの操作状態や、与えられたボーナス遊技の種類に応じてなされる。
【0005】
また、液晶表示器(LCD)や陰極管(CRT)等の画像表示装置により、遊技の案内やエラーメッセージ等を表示するようになっている。近年、画像表示装置に、図柄変動と一体化したアニメーション画像を表示し、一層、遊技の興趣を高めている。
【0006】
上記遊技機には上記回胴装置の他、種々の装置が内蔵され、内蔵される装置には、制御装置として、回胴装置や画像表示装置等を制御して遊技態様を規定する遊技系の制御装置と、確定図柄に応じた遊技媒体の払い出し等を司る非遊技系の制御装置とがある。これらの制御装置は、一般的にマイクロコンピュータを中心に構成される。
【0007】
このように、上記遊技機は電子技術等の高度な技術が集約されて、遊技者を捉えて離さない魅力に満ちた遊技を楽しめる遊技機となっている。パチンコと同様、手軽に楽しめる娯楽として遊技人口が増大し、近年、広く国民に親しまれている。これに伴って遊技客も多様化し、上記の基本的な構成を備えているだけではなく、遊技機のハウジングに施された意匠やリールの図柄、画像表示装置の画面に表示されるアニメーション画像でも集客が異なるため、遊技場では、遊技客のニーズに応じた機種の導入を図る必要がある。その上、時とともに流行が変化するから、相当の短周期で新機種に入れ替えざるを得ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遊技場に設置される遊技機の台数は多く、頻繁に機種を入れ替えるとなると、相当な投資となる。また、上記のごとく遊技機は技術集約型の機器であって多くの部品から構成されており、次々と旧機種が産業廃棄物化していくのは資源保護の観点からも望ましくない。そこで、回胴装置や遊技系の制御装置、ハウジングのように、遊技機の実質的な部分のみを入れ替えて実質的な新機種として再生することが考えられる。
【0009】
しかしながら、遊技場の多数の遊技機を分解し、遊技機の実質的な部分を新しいものに交換する再生作業をするとなると、作業者に相当の熟練が要求される。また、熟練者が行っても、単純な台の入れ替えに比して膨大な時間を要し、遊技場の規模によっては、遊技場に長い休業を強いることになる。また、工場ではない遊技場でかかる再生のための作業を行うのは、作業スペース等の点で相当の困難を伴う。
【0010】
本発明は上記実情に鑑みなされたもので、遊技場でも簡単に新機種として再生することのできる遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
請求項1記載の発明では、図柄が表面に形成された複数のリールからなる回胴装置をハウジングに内蔵し、回転するリールの表面の図柄を、上記ハウジングの前面パネルに形成された図柄表示用の窓部を通して表示し、前面パネルに設けられた遊技用の操作部の操作に基づいて、リールが回転開始および回転停止するとともに、遊技の帰趨に応じて遊技媒体を払い出す遊技機において、
上記前面パネルを、その全体形状を規定する本体パネルと、該本体パネルに形成された開口部を閉鎖するパネルであって上記図柄表示用窓部が形成されたパネルとにより構成するとともに、上記本体パネルの辺に沿う軸の周りに回動自在に構成して前面パネルの背後を開放可能とし、
かつ、上記パネルにより上記開口部を本体パネルの背後から閉鎖した状態で上記パネルと本体パネルとを結合し、結合状態とその解除状態とが切り換え自在に構成された結合手段を具備せしめ、
かつ、遊技の態様を規定する遊技系制御装置を、上記パネルを跨ぐように設けた板状部材に固定せしめ、
該板状部材と上記本体パネルとを結合し、結合状態とその解除状態とが切り換え自在に構成された結合手段を具備せしめ、
上記遊技系制御装置を上記前面パネルの閉鎖状態で上記回胴装置と隣接する位置に配置する。
【0012】
遊技系制御装置と回胴装置とは隣接しているから、新機種として再生する場合には、前面パネルを開放して遊技系制御装置を取り外せば、回胴装置に隣接して空間が確保され、回胴装置の交換やリール表面の図柄の差し替えも容易である。さらに、パネルは結合手段の結合状態を解除するだけで取り外される。パネルは図柄表示用窓部が形成されて遊技機の顔となる部分であり、これを入れ替えれば、非遊技系の装置を一時的に取り外す分解作業を伴わないで前面パネルのデザインが一新する。そして、前面パネルは遊技者と対向する部分であるから、遊技者から見た遊技機全体が一新することになる。したがって、遊技機の実質的部分がすべて、容易に新しいものに切り換わることになる。
【0016】
開放される前面パネル側に遊技系制御装置が取り付けられる構造とすることで、遊技系制御装置を回動装置と非隣接状態で入れ替えが可能である。回動装置が邪魔にならないので作業性がさらに向上する。なお、遊技系制御装置は板状部材を結合手段の結合状態を解除すれば、容易に取り外される。また、遊技系制御装置が板状部材を介して本体パネルと結合するので、パネルには負担がなく、パネルの材料選択やデザインの自由度が広がる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の好適な実施の形態を図面にしたがって説明する。図1、図2、図3、図4、図5に本発明を適用した遊技機の外観を示し、図6、図7、図8、図9、図10に上記遊技機の断面を示す。遊技機S1のハウジング1aは、遊技客と対向して前面パネルである前面枠12を有し、前面枠12は、後述する回胴装置60等が格納された矩形の箱状の筐体13の前面開口部を閉鎖している。遊技機S1は、筐体13を額縁状に縁取る木製の外枠11により、遊技場の島に固定される。島において遊技機S1は台間球貸機S2と交互に配列される。
【0018】
前面枠12の辺である左側の側縁には、上下にそれぞれヒンジ141,142が設けられており、前面枠12が外枠11に蝶着される。前面枠12がヒンジ141,142を中心に水平方向に手前側に開放可能である。前面枠12の閉鎖状態は、ヒンジ141,142が設けられた側縁とは反対側の側縁の近傍にキーシリンダ38が設けられて、図示しないドアキーによるロックで保持される。図11に、前面枠12を開放状態としたときの図10と同じ断面を示し、図12に前面枠12を開放状態としたときの遊技機S1の筐体13側を示し(前面枠21側は図示せず)、図13に前面枠12を開放状態としたときの遊技機S1の前面枠12側を示す(筐体13側は図示せず)。
【0019】
前面枠12は、上下方向やや中程が、周方向を上下方向にとって10cm強の曲率半径で円弧状に湾曲しており、等間隔に、3つの縦長の窓部301,302,303が水平方向に形成されている。筐体13内には、半径10cm程度の3つのリール601,602,603が回転軸を水平方向にとって配設された回胴装置60が格納されている。リール601〜603は窓部301〜303と1対1に対応して対向し、リール601〜603の表面が窓部301〜303を介して視認されるようになっている。リール601〜603の表面には周方向に多数(例えば21)の図柄が形成され、各窓部301〜303から縦にいくつかの図柄が視認可能である。図柄の内容は、数字や図形等で、これらの色違い図柄も含めて種類が複数あり、静止したときの図柄が所定の組み合わせの役図柄のときには、遊技者に遊技媒体である遊技球の払い出しやボーナス遊技等の特典が与えられる。
【0020】
この前面枠12には窓部301〜303上を通りライン群31が形成してある。ライン群31は3つのライン311,312,313が水平方向に形成されるとともに、2つのライン314,315がたすきがけに形成されており、それぞれ、停止図柄が入賞役か否かを遊技者が判断するための入賞ラインとなっている。
【0021】
ライン群31の左端の近傍には、それぞれ数字を表示する表示ランプ群32が設けられている。表示ランプ群32の各ランプ321,322,323,324,325の表示数は遊技球の賭数であり、ライン群31の水平な入賞ライン311〜313のうち中央の入賞ライン311に対応する表示ランプ321の表示数は「5」であり、その上下の入賞ライン312,313に対応する表示ランプ322,323の表示数は「10」であり、たすきがけの入賞ライン314,315に対応する表示ランプ324,325の表示数は「15」である。
【0022】
表示ランプ321〜325は、対応する賭数以上の遊技球が取り込まれると点灯し、後述する3つのベットボタン231,232,233のいずれかを押下すれば、押下したベットボタン231〜233に応じた表示ランプ321〜325のみが点灯を維持し、入賞ライン311〜315のうち対応するものが有効となる。
【0023】
また、ライン群31の右端の近傍には、別の表示ランプ群33が設けられ、上から、役物連続作動増加装置表示ランプ331、役物連続作動装置表示ランプ332、役物連続作動増加装置終了表示ランプ333、入賞表示ランプ334、再遊技表示ランプ335となっており、遊技者にいわゆるレギュラーボーナス、ビッグボーナス等の案内やリプレイ等を点灯により報知する。
【0024】
また、窓部301〜303の上方には、横長の長方形で別の窓部34が形成され、遊技情報表示基板612に実装されたLCDパネルの画面が窓部34から視認可能である(以下、窓部301〜303をリール表示窓部301〜303と、窓部34をLCD表示窓部34という)。上記LCDパネルでは遊技の演出用のアニメーションやエラーメッセージ等を表示する。LCD表示窓部34を挟んで左右が図柄入賞組み合わせ表示部351,352となっており、表面に、入賞となる役図柄が印刷形成されている。これを目押しの参考にして遊技者は入賞を目指すことになる。
【0025】
LCD表示窓部34、図柄入賞組み合わせ表示部351,352の下方には、表示器群36が設けてある。遊技開始表示ランプ361は遊技が開始可能なときに点灯する。遊技球貯留数表示器362、遊技回数表示器363、遊技球払出数表示器364は、それぞれ7セグメントのLED等で構成され、遊技球貯留数表示器362ではクレジットとして貯留されている遊技球の球数に応じて遊技可能な回数(以下、適宜、クレジット数という)を表示し、遊技回数表示器363では、上記役物連続作動増加装置の作動時の役物遊技可能回数等を表示し、遊技球払出数表示器364では、払い出される遊技球を表示する。遊技球投入表示ランプ365は遊技球を受け付け可能な状態のときに点灯する。
【0026】
前面枠12には、上記円弧状湾曲部に連なる迫り出し部の下方に遊技球貯留皿44が設けてある。遊技球貯留皿44には台間球貸機S2のノズルS21から遊技球が吐き出される。遊技球貯留皿44は、凹部では底面が右側をやや低くした傾斜面となっており、右端で球2個分強の幅を有する第1の取込通路46に連なっている。第1取込通路46の下流端にはここから遊技球が落下する落下口4611,4612が開口しており、貯留する遊技球が第1の取込通路46を介して球取込装置5bへと流入するようになっている。
【0027】
また、遊技球貯留皿44の底面には、排出通路45の上流端が開口しており、遊技球貯留皿44に貯留した遊技球を排出通路45を介して遊技球排出口451から排出可能である。遊技球貯留皿44の底面の開口部442は球抜き装置5cにより開閉自在であり、球抜きボタン25の操作で作動する。
【0028】
遊技球貯留皿44や、上記迫り出し部は、遊技者が遊技機S1の前に設置された椅子に座ったときに両手が自然に伸ばせる高さに設定されており、遊技者がリール601〜603に回転開始および回転停止等をさせるための遊技操作を行う操作部2aが配置されている。
【0029】
操作部2aについて説明する。上記遊技球貯留皿44に隣接して手動投入ボタン261、自動投入ボタン262が設けてある。
【0030】
遊技者と対向する遊技球貯留皿44の側面には、リール始動ボタン21、3つのリール停止ボタン221,222,223が左側からこの順に設けられている。リール始動ボタン21は、遊技可能状態において、これを押下するとリール601〜603が回転を開始する。リール停止ボタン221〜223は、リール601の回転時において、これを押下すると、リール601のうち対応するものが回転を停止する。左側の第1のリール停止ボタン221が左側のリール601に対応し、真ん中の第2のリール停止ボタン222が真ん中のリール602に対応し、右側の第3のリール停止ボタン223が右側のリール603に対応する。
【0031】
ベットボタン231〜233は、上記迫り出し部の傾斜した上面に設けてある。また、有効となる入賞ライン311〜315は、スロットマシンのごとくボーナス遊技か否か等によっても設定される。
【0032】
上記ベットボタン231〜233と並んで設けられたボタンは、遊技を終えた遊技者が精算をするための精算ボタン24である。
【0033】
リール始動ボタン21、リール停止ボタン221〜223の下方で前面枠12には、左寄りに、図例のごとく灰皿15が取り付け可能であり、右寄りに、円形の領域に多数のスピーカ孔37が形成されている。スピーカ孔37の背後に遊技の効果音を出力する図示しないスピーカが内蔵されている。
【0034】
さて、本遊技機S1は遊技媒体として遊技球を取り込みスロットマシンと同等の遊技が可能となる遊技機であり、次に球取込装置5bについて説明する。球取込装置5bは、図14に示すように、遊技球が2条に整流される上記第1取込通路46の下流端に開口する2つの落下口4611,4612の直下位置に配置されている。図15、図16、図17、図18に球取込装置5bを示し、図19にそのハウジングの上面を示す。なお、後述する賞球払出装置5aも球取込装置5bと同じ構造である。ハウジング50はその天井部に、上記落下口4611,4612と1対1に対応して対向する位置に遊技球1個分強の大きさの取込口521,522が開口しており、落下口4611,4612から落下した遊技球が取込口521,522からハウジング50内に取り込まれるようになっている。
【0035】
ハウジング50内は取込口521,522形成側の取込室511と、駆動用のモータ55が格納されたモータ室512とからなる。取込室511は取込口521,522の配置方向に対向する室壁5111,5112が、山形に膨出し、この対向室壁5111,5112の間隔が、取込口521,522形成位置で最も広くなっている。そして最も間隔が狭くなる取込室511の両端部では、遊技球1個分強のスペースが確保されており、直下の出口通路531,532にそれぞれ連なっている。
【0036】
第1の出口通路531の下方には、筐体13に取り付けられた第2の取込通路47が設けてある。第2取込通路47は通路の向きが遊技機S1の前後方向にとられるとともに、その底面が遊技機S1の背面側を低所としてやや傾斜せしめてあり、遊技球が流下可能である。第2取込通路47の上流端部は、第1出口通路531と近接対向して上向きに開口し、第1出口通路531から遊技球を受けるようになっている。第2取込通路47の下流端は、筐体13の背面に開口し(図5)、遊技球が遊技場側へと回収されるようになっている。
【0037】
また、第2の出口通路532の下方には、前面枠12に形成された返却通路48が設けてある。返却通路48は通路の向きが排出通路45に向けて遊技機S1の左右方向にとられるとともに、その底面が排出通路45側を低所としてやや傾斜せしめてあり、遊技球が流下可能である。返却通路48の上流端部は、第2出口通路532と近接対向して上向きに開口し、第2出口通路532から遊技球を受けるようになっている。返却通路48は下流端で排出通路45と連通している。
【0038】
モータ室512のモータ55は、シャフト551が、取込口521,522の直下位置をその配置方向に平行に、取込室511との隔壁5112を貫通して取込室511内に突出し、その外周には、2つのスプロケット541,542が同軸に結合せしめてある。スプロケット541,542の側面には、周方向に等間隔に、V字状にカットされた3つの凹部540が形成されている。第1のスプロケット541と第2のスプロケット542とは同じ形状のものが用いられ、周方向に互いに60°ずらしてモータシャフト551に取り付けられる。また、第1スプロケット541は第1取込口521の直下に、第2スプロケット542は第2取込口522の直下に位置せしめてある。
【0039】
また、各出口通路531,532を挟んで受光部と発光部とが対向するフォトインタラプタが設けられ、それぞれ対応する出口通路531,532を落下する遊技球を検出する遊技球センサ561,562としてある。
【0040】
また、モータシャフト551には、円板57が同軸に取り付けられ、その周縁部を板厚方向に受光部と発光部とが対向するフォトインタラプタ58が設けられている。円板57の周縁部には図示しない切り欠きが形成されており、フォトインタラプタ58により、スプロケット541,542の回転角度が検出可能である(以下、フォトインタラプタ58を回転位置センサ58という)。
【0041】
しかして、図20(A)に示すように、モータ55の図中左回転(以下、適宜、正回転という)時には、第1取込口521から取り込まれた遊技球は、第1スプロケット541の凹部540が略取込口521と対向するタイミングで、上記凹部540に保持され、スプロケット541の回転ととともに第1出口通路531側へ案内される。さらにスプロケット541が回転すると、凹部540から遊技球が第1出口通路531を落下し、第2取込通路47を流れていく。一方、60°の位相差で、第2スプロケット542においても遊技球がスプロケット542の回転方向に運ばれて第1出口通路531を落下し、第2取込通路47を流下していく。
【0042】
また、図20(B)に示すように、モータ55の逆回転時には、取込口531,532から取り込まれた遊技球は、スプロケット541,542により逆方向に遊技球が案内されて、第2出口通路532を落下し、返却通路48を流下していく。
【0043】
次に、賞球等の遊技球貯留皿44への遊技球の供給系について説明する。筐体13の最上部には、補給球タンク40が設けられており、補給球タンク40から遊技球が2条式の補給球通路41を介して賞球払出装置5aに供給されるようになっている。そして、賞球払出装置5aの出口通路531,532からは後述する賞球制御基板615のCPUから指示された数の遊技球が払い出されるようになっている。
【0044】
賞球払出装置5aの第1取込口521は、補給球通路41の第1の通路の下流端の直下に位置し、第2取込口522は、補給球通路41の第1の通路の直下に位置している。
【0045】
払出通路42は、全体形状が、長さ方向を上下方向にとって配置された筒状体であり、筒内には複数のガイド板421が傾斜方向に設けられ、ガイド板421に沿って遊技球が流下するようになっている。払出通路42は、上流端で賞球払出装置5aの両出口通路531,532と連なり、下流端が下向きに開口している。
【0046】
一方、前面枠12には、遊技球貯留皿44の遊技球払出口441の周縁部が前面枠12の裏面側に突出してL字状の筒状部43が形成されており、その垂直部431の先端が払出通路42の下流端と近接し対向している。垂直部431の断面形状は払出通路42の下流端での断面形状と略同じであり、払出通路42を流下した遊技球は、筒状部43から遊技球貯留皿44に払い出される。
【0047】
賞球払出装置5aでは、賞球を払い出す際には、モータ55は正回転として、図21(A)に示すように、第1の遊技球センサ561で賞球の払い出し数を計数し、遊技者が遊技を終了し精算する際にはモータ55は逆回転として、図21(B)に示すように、第2の遊技球センサ562で遊技球の戻し数を計数する。
【0048】
図22に本遊技機S1の電気構成を示す。遊技機S1は、遊技制御基板611を中心に制御系が構成されている。遊技制御基板611はマイクロコンピュータを備えたもので、各中継基板621,622,623,624からスロットマシンS1の各部の状態を示す検出信号に基づいて、指令コマンドを、リール601〜603等を駆動する制御基板631〜633等に出力し、遊技を進行するとともに、賞球の払い出し等を実行せしめる。
【0049】
中継基板621〜624について説明する。回胴中継基板621は、回胴装置60に付設され、回胴装置60の、第1の回胴モータセンサー基板631、第2の回胴モータセンサー基板632、第3の回胴モータセンサー基板633と接続されている。回胴モータセンサー基板631〜633は、遊技制御基板611からの制御信号により回胴モータ641,642,643を通電駆動する駆動回路と、リール601〜603の回転角度位置を検出し遊技制御基板611に出力するセンサ回路とが形成されたものである。
【0050】
扉中継基板622は、回胴装置60の下方で前面枠12に取り付けられており、リール始動ボタン21、リール停止ボタン221〜223、操作スイッチ基板634の状態信号が遊技制御基板611に中継される。操作スイッチ基板634はベットボタン231〜233および精算ボタン24のスイッチ部分が実装されたもので、前面枠12の上記迫り出し部内に取り付けられる。
【0051】
皿中継基板623は球取込装置5bに付設され、手動投入ボタン261、自動投入ボタン262、遊技球検知スイッチ651、遊技球計数センサ561,562の状態信号が遊技制御基板611および賞球制御基板615に中継される。遊技球検知スイッチ651は第1取込通路46の途中で遊技球の有無を検知する。
【0052】
賞球中継基板624は払出通路42の側面に取り付けられ、賞球払出装置5aの賞球計数センサ561、精算計数センサ562、補給球切れスイッチ652、満タンスイッチ653の状態信号が遊技制御基板611および賞球制御基板615に中継される。補給球切れスイッチ652は補給球通路41の途中に設けられて遊技球の有無を検知し、賞球払出装置5aの上流に、賞球として払いだす所定数の遊技球があるか否かが知られるようになっている。したがって、補給球切れスイッチ652の位置は、賞球として一時に払い出すことが必要な最大数を考慮して設定される。満タンスイッチ653は遊技球貯留皿44の背後の筒状部43に設けられて遊技球の有無を検知し、遊技球貯留皿44が遊技球で満タンか否かが知られるようになっている。満タン時には、後述するように賞球の払い出しが一時停止する。
【0053】
遊技情報表示基板612は、遊技制御基板611からの制御信号に応じてそのLCDパネルに画像信号を出力する。遊技情報表示基板612は、マイクロコンピュータを中心に構成されて、その制御プログラムにしたがって遊技の演出用のアニメーションを表示するが、リール601〜603の図柄等と密接な画像を表示し、また、その内容によって遊技のスリル感や臨場感が大きく異なるため、その遊技機S1の遊技態様を規定する。
【0054】
表示器ユニット644は表示部群36の各7セグメントLEDおよびランプとその駆動回路とが実装された基板であり、表示部群36の配置位置で、前面枠12に取り付けられる。
【0055】
ランプ制御基板613は遊技情報表示基板612に隣接して配置され、遊技制御基板611からの制御信号に応じて飾りランプ基板645のランプ類を点滅せしめる。
【0056】
音声制御基板614は遊技情報表示基板612に隣接して配置され、遊技制御基板611からの制御信号に応じてスピーカ646から音声を出力せしめる。
【0057】
ランプ制御基板613、音声制御基板614は、マイクロコンピュータを中心に構成されて、その制御プログラムにしたがって遊技の演出用の明滅や音の出力を行うが、その内容によって遊技のスリル感や臨場感が大きく異なるため、その遊技機S1の遊技態様を規定する。
【0058】
賞球制御基板615は回胴装置60の下方位置で筐体13に取り付けられる。賞球制御基板615はマイクロコンピュータを中心に構成され、賞球モータセンサー基板636、球取込モータセンサー基板637と接続されている。賞球モータセンサー基板636は賞球払出装置5aに付設され、賞球モータ55を通電駆動するとともに、回転位置センサ58の検出信号を賞球制御基板615に出力する。また、球取込モータセンサー基板637は球取り込み装置5bに付設され、球取込モータ55を通電駆動するとともに、回転位置センサ58の検出信号を賞球制御基板615に出力する。
【0059】
また、遊技機S1に設けられる基板として、分電基板673があり、上記各基板611等に給電するようになっている。分電基板673には、受電基板671を介して入力する商用電源から所定の電圧を生成する電源ユニット672が接続されている。これらは筐体13の最下部に取り付けられる。
【0060】
外部情報端子基板625は、遊技場の全体を制御するホールコンピュータと接続するためのインターフェースであり、遊技制御基板611、賞球制御基板615からの各種のデータや、補給球タンク40内の遊技球の不足を検知する球切れスイッチ654、前面枠12の開閉状態を検知する扉開放スイッチ663の状態信号が上記ホールコンピュータに対して出力可能である。
【0061】
遊技機S1はこのように構成されており、次のように作動する。すなわち、球切れスイッチ654がオンで遊技球ありと判定されると、賞球の払い出しが可能となる。一方、オフの場合はホールコンピュータは補給を指示する。これにより、遊技可能状態が常時、保持される。
【0062】
一方、遊技客は、台間球貸機S2の図示しない投入口にお金を投入することで、遊技者は、ノズルS21から遊技球の貸し出しを受けることができる。
【0063】
遊技球は遊技球貯留皿44の右側の低所に向かって流れ、先頭は、球取込装置5b内へ流入する。球取込装置5bの直上流部に設けられた遊技球検知スイッチ651がオンすると、遊技可能な数の遊技球が取り込み可能であると判断し、手動投入ボタン261若しくは自動投入ボタン262の押下待ちとなる。手動投入ボタン261若しくは自動投入ボタン262が押下されると、スロットマシンS1の実質的な操作部であるベットボタン231〜233、リール始動ボタン21およびリール停止ボタン221〜223の遊技者による操作が可能となる。
【0064】
先ず、手動投入ボタン261が押下された場合について説明する。手動投入ボタン261が押下され、遊技者がベットボタン231〜233を操作すると、球取込装置5bが作動して(正回転)、遊技球が1個ずつ遊技場側へと取り込まれる。このとき、球取込装置5bの第1の遊技球計数センサ561の検出信号に基づいて計数される。
【0065】
手動投入ボタン261を繰り返し押下すると、その押下回数に比例した遊技球が取り込まれる。取り込み数は押下回数1回当たり、1回の遊技の対価に相当する5個であり、押下回数の上限は50回である。遊技者は連続して遊技を行おうとする回数分だけ、手動投入ボタン261を押下することになる(手動球送りモード)。
【0066】
遊技球の計数値が上記押下回数に応じた数になると、球取込装置5bを停止する。
【0067】
一方、遊技球計数センサ561の検出信号に基づく遊技球の計数値が増えていくと、5個単位でクレジットが1ずつ増えていく。このクレジットは遊技球貯留数表示器362に表示される。
【0068】
以下、遊技者がリール始動ボタン21を押下することで遊技が開始される。そして、上記クレジットが1カウントダウンする。スロットマシンと同様に、遊技制御基板611のCPUでは、リール601〜603の回転を開始するとともに、抽選用乱数の抽出やこれに基づく当たり/外れの判定等を実行し、リール停止ボタン221〜223の操作に応じて、リール601〜603を所定位置で停止する。
【0069】
当たりであれば、賞球払出装置5aを作動し(正回転)、入賞の役の種類に応じた所定数の遊技球を払い出す。ここで払い出し数は1回の遊技に相当する5個を単位として設定される。賞球として払い出される数は遊技球払出数表示器364に表示される。
【0070】
遊技球の実際の払い出し数は、賞球払出装置5aの賞球計数センサ561の検出信号に基づいて計数され、遊技球の計数値が上記入賞の役の種類に応じた所定数に達すると、賞球払出装置5aを停止する。
【0071】
そして、クレジットの値は、1回遊技を行うごとに「1」ずつ減じられていく。なお、ボーナス遊技の場合は、クレンジットの数は減じられない。そして、与えられたボーナス遊技の残数が遊技回数表示器363に表示される。
【0072】
なお、遊技球が多く払い出され、遊技球貯留皿44が遊技球で一杯になれば、遊技場備え付けのいわゆるドル箱を遊技球排出口451の下方に置き、パチンコ機と同様に、球抜きボタン25を押下すれば、遊技球を遊技球排出口451からドル箱に移すことができる。
【0073】
また、遊技球の払い出しにより遊技球貯留皿44の遊技球が一定数を越え、満タンスイッチ653がオンすると、賞球払出装置5aを停止して、未払いの遊技球の数をメモリの所定領域に記憶された未払い数に加算して、加算した値によりメモリの未払い数を更新する。
【0074】
この未払い数を有する場合で、新たに手動投入ボタン261を押下したときには、未払い数の減算により、遊技球の取り込みが実質的になされることになる。
【0075】
また、遊技を終了すべく遊技者が精算ボタン24を押下すると、賞球払出装置5aおよび球取込装置5bを逆回転で作動開始する。ここで、精算時には遊技者は精算ボタン24の押下に加えて球抜きボタン25を押下する。賞球払出装置5aでは、クレジット分と未払い分との合計数を賞球計数センサ561が計数するまで、作動を続け、遊技球を払い出す。このとき、遊技球貯留数表示器362では表示されるクレジットが「0」になるまで変化していく。
【0076】
球取込装置5bでは、逆回転時には、遊技球は、第2の出口通路532から返却通路48に落下するから、返却通路48を介して排出通路45へと流下する。これにより、遊技球貯留皿44の底面の開口部442から流下しない遊技球も遊技球排出口451からドル箱等に戻すことができる。なお球取込装置5bでは、遊技球検知スイッチ651が遊技球を検出しなくなってから所定のインパーバルをおくまで作動を続ける。遊技球を漏れなく遊技者に戻すためである。
【0077】
一方、自動投入ボタン262を押下すると、手動投入ボタン261の押下時と同様に遊技球が取り込まれ(自動球送りモード)、遊技が可能となるが、クレジット50(遊技球250個)を上限として、取り込む遊技球がある限り、球取込装置5bは遊技球貯留皿44の遊技球を取り込む。そして、クレジットが減少すると、新たに遊技球が取り込まれて、クレジットがカウントアップする。
【0078】
なお、自動球送りモードの最中に、手動投入ボタン261が押下されると、手動球送りモードに切り換わるように設定されており、適宜、遊技者が手動球送りモードと自動球送りモードとのいずれかを選択することができる。
【0079】
また、本遊技機S1は前面枠12に次の特徴を有している。図23、図24に前面枠12を構成する部材を示し、図25に、これらの部材および上記遊技制御基板611等の組付け状態を示す。前面枠12は上記ヒンジ141,142を介して外枠11と蝶着される本体パネルである本体枠71とパネルであるデザインパネル72とからなる。デザインパネル72の平面形状は長方形のもので、上記リール表示窓部301〜303や、LCD表示窓部34が形成され、本体枠71にはデザインパネル72が嵌設される開口部710が板厚方向に打ち抜いてある。
【0080】
デザインパネル72は本体枠71の背後から本体枠開口部710に嵌めるようになっている。デザインパネル72の上辺、左右辺から、本体枠71の背面に対して平行に突出する耳部721,722,723が形成してあり、本体枠開口部710の外周部で本体枠12の背面と対向するようになっている。
【0081】
この、本体枠71とデザインパネル72との対向部では、本体枠71の複数箇所からデザインパネル72に対して、筒状部711が突出し、これと同じ位置でデザインパネル72には丸孔724が形成してある。図26に上記本体枠71とデザインパネル72との結合部の詳細を示す。筒状部711の先端壁には丸孔724と略同径の孔713が貫通している。これらの筒状部711および丸孔724は本体枠71とデザインパネル72とを結合せしめるためのものである。
【0082】
本体枠71とデザインパネル72とは、上記筒状部711および丸孔724にて結合手段であるプッシュラッチ75により結合せしめてある。プッシュラッチ75は合成樹脂製のもので、本体部材81とこれと別体のボタン部材82とからなる。本体部材81は、円盤状で中心に貫通孔8111が形成された基体部811と、貫通孔8111の周縁から略筒状に突出する係合部812とからなり、係合部812は軸方向に基体部811に達するスリットが貫通孔8111の周方向に等間隔に4か所に形成されており、貫通孔8111の径方向の可撓性を有している。本体部材81は、上記筒状部711の先端壁の孔713および丸孔724に比して、基体部811では大径で、係合部812では小径である。
【0083】
係合部812の外周面には、基体部811に連なる位置に、上記周方向に溝8121が形成されている。溝8121の幅は、略前面枠筒状部711の先端壁とデザインパネル耳部721〜723を合わせた厚さに設定されている。
【0084】
また、係合部812は先端ほど縮径するテーパ部が形成してあり、先端内周面8122の対向間隔が狭くなっている。
【0085】
ボタン部材82は、その軸部821が本体部材貫通孔8111を挿通可能である。軸部821は先端部8211で側面が山形となるように拡径している。
【0086】
プッシュラッチ75は先ず、本体部材81を基体部811がデザインパネル丸孔724の外周部と当接するまで押し込んでおき、ボタン部材82を、本体部材貫通孔8111に挿入する。すると、本体部材係合部812が、進入してくるボタン部材軸部821の山形側面を、撓みながら乗り越える。そして、ボタン部材軸部821がすべて本体部材貫通孔8111に進入し切った状態のときの、ボタン部材軸部821の山形側面の形成位置を設計時に適当に選べば、本体部材係合部812がやや外方へ開いた状態で、その先端内周面8122が、ボタン部材軸部821の先端部8211の基端側傾斜面82111と弾接し、ボタン部材82が進入方向および後退方向のいずれの動きも禁止される。
【0087】
このとき、本体部材係合部812が、前面枠筒状部711内に位置する溝8121よりも先端側で、前面枠筒状部711の先端壁の貫通孔713の径よりも拡径することになるので、本体枠71とデザインパネル72とが締結状態となる。
【0088】
また、前面枠12には、デザインパネル72の背後位置に、デザインパネル72と対向して、遊技機S1の遊技態様を規定する遊技系の制御装置である、遊技制御基板611、遊技情報表示基板612、ランプ制御基板613および音声制御基板614が取り付けられる。
【0089】
遊技情報表示基板612、ランプ制御基板613および音声制御基板614は、LCD表示窓部34と対向して配置される遊技情報表示基板612を左右方向に挟み、ランプ制御基板613と音声制御基板614とが配置され、これらを背後から帯状にカバーする板状部材である基板取付板74により、前面枠12の本体枠71に取り付けられる。これらの遊技系制御装置611〜614は前面枠12を閉鎖した状態で、回胴装置60と、その上方で隣接する。
【0090】
基板取付板74は平面形状が長方形に形成された金属製部材であり、4辺が前面枠12側に屈曲し、そのうち、縦辺はさらに左右外方へと屈曲して、前面枠本体枠71から突出する筒状部712と対向している。基板取付板74の、筒状部712と正対する位置には丸孔741が形成してあり、これら丸孔741および筒状部712は、実質的に、デザインパネル72の丸孔724および筒状部711と同じものであり、プッシュラッチ75により、本体枠71と基板取付板75とが締結する。
【0091】
そして、遊技情報表示基板612、ランプ制御基板613および音声制御基板614は基板取付板74に次のように取り付けられる。遊技情報表示基板612は、基板取付板74との対向面の両縦辺に、基板取付板612側に突出する略方形で板状の係合片6121と係合片6122とが板面同士が対向するように設けられている。係合片6121,6122は可撓性の樹脂板でなり、やや対向方向とは逆方向に撓ませた状態で、基板取付板74に形成された係合用のスリット7421,7422を挿通可能である。そして、係合片6121,6122の先端部には背向面側に突条がスリット7421,7422の長さ方向に形成されており、遊技情報表示基板612の外れ止めとなっている。
【0092】
ランプ制御基板613、音声制御基板614は、基板取付板74との対向面の一方の縦辺に、遊技情報表示基板612の係合片6121,6122と同様の形状で、基板取付板74側に突出して基板取付板74に形成されたスリット7423,7424を挿通する係合片6131,6141が形成され、他方の縦辺には縦辺に沿って突条6132,6142が形成されている。突条6132,6142の突出方向は係合片6131,6141側とは反対の方向にとってあり、基板取付板74に形成されたスリット7431,7432に嵌まるようになっている。すなわち、ランプ制御基板613、音声制御基板614の組付け時には、突条6132,6142をスリット7431,7432に位置決めした後、係合片6131,6141をスリット7423,7424に押し込むことで、ランプ制御基板613、音声制御基板614が基板取付板74に固定される。
【0093】
遊技制御基板611は、基板取付板74にビス等により固定される。
【0094】
さて、遊技機S1の新機種への再生は次のようになされる。先ず、キーシリンダ38にキープレートを挿し込んでロックを解除して、前面枠12を手前側に開く。
【0095】
そして、前面枠12の背後側から、基板取付板74を本体枠71に固定しているプッシュラッチ75のボタン部材82を引き抜いて、プッシュラッチ75による基板取付板74と本体枠71との結合状態を解除し、基板取付板74を本体枠71から外す。基板取付板74には上記のごとく遊技制御基板611、遊技情報表示基板612、ランプ制御基板613および音声制御基板614が取り付けられているから、遊技機S1の遊技態様を規定する遊技系制御装置が一時に取り外せる。
【0096】
これにより、デザインパネル72を背後から覆うものが取り外せたことになるので、次いで、プッシュラッチ75によるデザインパネル72と本体枠71との結合状態を解除し、デザインパネル72を本体枠71から外す。そして、新しい仕様のデザインパネル72、制御基板611〜614と交換する。
【0097】
この場合、新しい仕様の制御基板611〜614は基板取付板74に予め取り付けた状態で用意しておいてもよいし、遊技場で、旧い制御基板611〜614を基板取付板74から外してその基板取付板74に新しい制御基板611〜614を取り付けてもよい。基板取付板74からの旧い制御基板611〜614の取り外しは、遊技情報表示基板612では、係合片6121,6122をやや対向方向に撓ませた状態で引き抜くことにより、また、ランプ制御基板613、音声制御基板614では、係合片6131,6141をやや突条6132,6142側に撓ませた状態で引き抜くことにより、簡単に取り外すことができる。この場合、流用可能な制御基板があればそのまま用いることもできる。
【0098】
また、回胴装置60のリール601〜603は、回胴装置60の取り外しにより、若しくは、図柄が印刷された合成樹脂製フィルムの貼り替えにより行う。
【0099】
これにより、遊技機S1が新機種として再生する。このように、本遊技機S1によれば、遊技系制御装置611〜614をデザインパネル62と対向する位置に配置しているから、前面枠12を開放状態とするだけで遊技系制御装置611〜614の着脱をきわめて容易に行うことができる。そして、遊技系制御装置611〜614と回胴装置60とは隣接しているから、遊技系制御装置611〜614の配置位置には回胴装置60に隣接して空間が確保され、回胴装置60の交換やリール表面の図柄の差し替えも容易である。
【0100】
また、デザインパネル72はリール表示窓部301〜303やLCD表示窓部34、図柄入賞組み合わせ表示部351,352が形成されて遊技機S1の顔となる部分であり、これを入れ替えれば、非遊技系の装置615等を一時的に取り外す分解作業を伴わないで前面枠12のデザインが一新する。そして、前面枠12は遊技者と対向する部分であるから、遊技者から見た遊技機S1全体が一新することになる。
【0101】
したがって、遊技機S1の実質的部分のすべてが、容易に新しいものに切り換わることになり、再生作業が遊技場で容易に行い得る。
【0102】
しかも、上記のごとくデザインパネル72はプッシュラッチ75の簡単な操作で本体枠71との結合状態と解除状態とが変えられ、また、プッシュラッチ75の取り付けおよび取り外しには工具が不要であり、さらに容易に再生作業を行い得る。
【0103】
また、遊技系制御装置611〜614を前面枠12に取り付けるようにしているから、前面枠12を開放状態としたときに、遊技系制御装置611〜614が回胴装置60と非隣接状態となり、この状態で遊技系制御装置611〜614の入れ替えが可能である。回胴装置60が邪魔にならないので作業性がよい。また、遊技系制御装置611〜614が基板取付板74を介して本体枠71と結合するので、デザインパネル72には負担がなく、デザインパネル72の材料選択やデザインの自由度が広がる。
【0104】
(第2実施形態)
図27に本発明の第2実施形態になる遊技機を示す。デザインパネルや制御基板と本体枠とをプッシュラッチと異なる別の手段により行うようにしたもので、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0105】
図28に本体枠71Aと、デザインパネル72A、基板取付板74との結合部の詳細を示す。本実施形態では、デザインパネル72Aと本体枠71Aとの間、基板取付板74Aと本体枠71Aとの間の結合手段としてターンラッチ75Aを用いており、本体枠71Aの背面には、ターンラッチ75Aを受ける筒状部711A,712Aが突出し、その先端壁にはターンラッチ75Aを受ける貫通孔713Aが形成されている。
【0106】
貫通孔713Aは略丸孔で、その周縁の対称に位置する2か所が切り欠かれて孔が拡げてある。また、デザインパネル72A、基板取付板74Aにもそれぞれ同様の貫通孔724A,741Aが形成されている。この、デザインパネル72A、基板取付板74Aの貫通孔724A,741Aは、その取り付け状態において本体枠71Aの筒状部711A,712Aの貫通孔713Aと同位置で、かつ、孔の拡がり方向を同じ方向にとってある。なお、本体枠71A、デザインパネル72A、基板取付板74Aは、この貫通孔713A,724A,741Aをターンラッチ75Aに対応した形状とした点を除き基本的に第1実施形態の構成と同じである。
【0107】
ターンラッチ75Aは合成樹脂製の成形品で、つまみ状の頭部83と、頭部83の円板状の基体部831から板厚方向に突出する2本の脚部84,85からなり、各脚部84,85の先端部841,851が互いに逆方向に鉤の手状に屈曲している。脚部84,85はその配置方向すなわち上記屈曲方向に可撓性を有している。また、脚部84,85の屈曲した先端部841,851と頭部83の基体部831との間隔は、略筒状部711A,712Aの先端壁とデザインパネル72Aの板厚を合わせた長さに設定されている。
【0108】
デザインパネル72A、基板取付板74Aと本体枠71Aとの結合は次のよう行う。デザインパネル72A、基板取付板74Aを、その貫通孔724A,741Aが本体枠71Aの貫通孔713Aと合うようにした状態で、ターンラッチ脚部84,85の屈曲方向を上記貫通孔713A,724A,741Aの拡がり方向にとって、貫通孔713A,724A,741Aにターンラッチ75Aを挿し込む。そして、頭部基体部831がデザインパネル72A、基板取付板74Aと当接した状態で、ターンラッチ75Aを回転する。ここで、ターンラッチ脚部84,85の先端部841,851は回転方向の前側となる側面8411,8511が傾斜面となっており、ターンラッチ75Aの回転に伴って、その脚部84,85が弾性的に伸長しながら傾斜側面8411,8511に沿って脚部先端部841,851が筒状部711A,712A先端壁の背後へと周り込む。これにより、デザインパネル72Aまたは基板取付板74Aと本体枠71Aとが締結する。
【0109】
かかる構成によれば、第1実施形態と同様にビスを緩めたり締めたりするドライバーが不要であり、さらに容易に遊技機の再生作業を行い得る。
【0110】
(第3実施形態)
図29に本発明の第3実施形態になる遊技機を示す。基板類の着脱を別の手段により行うようにしたもので、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
【0111】
本実施形態では、デザインパネル72Bと本体枠71Bとの間、基板取付板74Bと本体枠71Bとの間の結合手段としてビス75Bを用いており、本体枠71Bの背面には、ビス75Bを受けるめねじが形成された筒状部711B,712Bが突出している。なお、本体枠71B、デザインパネル72B、基板取付板74Bは、筒状部711B,712Bがビス75Bが螺入する形状とした点を除き基本的に第1実施形態の構成と同じである。
【0112】
本実施形態では、ドライバーは必要になるが、上記各実施形態と同様に、デザインパネルの着脱が容易である。
【0113】
なお、上記各実施形態では、本体枠71とデザインパネル72とを結合する結合手段はこれらと別体の構成としているが、上記制御基板612,613の基板取付板74への取り付けに用いた係合爪状のものでもよい。
【0114】
なお、前面枠の開放はその左側の側縁に沿った軸の周りに回動して開放するようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、矩形の前面枠のいずれかの辺に沿った軸の周りに回動して開放するようになっておればよい。
【0115】
また、遊技系制御装置611〜614をデザインパネル72と対向する位置に配置して、前面枠12を開放したときに遊技系制御装置611〜614が着脱がきわめて容易に行い得るようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、遊技系制御装置611〜614が回胴装置60の上下または左右に隣接し、着脱可能であればよい。
【0117】
また、上記各実施形態は現金で遊技球の貸し出しが行われるいわゆる現金機について説明したが、CR機としてもよい。また、本発明は、遊技球の他、メダルのような遊技媒体を用いる遊技機にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の遊技機の正面図である。
【図2】上記遊技機の上面図である。
【図3】上記遊技機の左側側面図である。
【図4】上記遊技機の右側側面図である。
【図5】上記遊技機の背面図である。
【図6】図1におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】図1におけるVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】図1におけるVIII−VIII線に沿う断面図である。
【図9】図1におけるIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】図1におけるX−X線に沿う断面図である。
【図11】図10と同一断面における、前面枠が開放状態のときの図である。
【図12】図11におけるXII矢視図である。
【図13】図11におけるXIII矢視図である。
【図14】上記遊技機の球取込装置の配置を説明する図である。
【図15】上記球取込装置の正面図である。
【図16】図15におけるXVI矢視図である。
【図17】図15におけるXVII−XVII線に沿う断面図である。
【図18】図17におけるXVIII−XVIII線に沿う断面図である。
【図19】図15におけるXIX矢視になる上記球取込装置のハウジングの図である。
【図20】(A),(B)はそれぞれ上記球取込装置の作動を説明する図である。
【図21】(A),(B)はそれぞれ遊技球の払い出し系の作動を説明する図である。
【図22】上記遊技機の電気構成図である。
【図23】上記遊技機の前面枠を構成する本体枠の平面図である。
【図24】上記遊技機の前面枠を構成するデザインパネルの平面図である。
【図25】上記遊技機の前面枠等の分解斜視図である。
【図26】上記本体枠とデザインパネルとを結合せしめるプッシュラッチの縦断面図である。
【図27】本発明を適用した第2の遊技機の前面枠等の分解斜視図である。
【図28】上記遊技機の前面枠を構成する本体枠とデザインパネルとを結合せしめるターンラッチの縦断面図である。
【図29】本発明を適用した第3の遊技機の前面枠等の分解斜視図である。
【符号の説明】
S1 遊技機
S2 台間球貸機
1a ハウジング
11 外枠
12 前面枠(前面パネル)
13 筐体
141,142 ヒンジ
2a 操作部
301,302,303 窓部
611 遊技制御基板(遊技系制御装置)
612 遊技情報表示基板(遊技系制御装置)
613 ランプ制御基板(遊技系制御装置)
614 音声制御基板(遊技系制御装置)
71 本体枠(本体パネル)
72 デザインパネル(パネル)
74 基板取付板(板状部材)
75 プッシュラッチ(結合手段)
75A ターンラッチ(結合手段)
75B ビス(結合手段)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine.
[0002]
[Prior art]
The gaming machine is provided with a display unit in which a symbol varies in a plurality of display areas in consideration of a game medium such as a medal, and a game machine that wins when stopped by a combination of predetermined symbols (hereinafter referred to as a combination as appropriate) There are known slot machines. Such a gaming machine is provided with an operation unit composed of a start switch for starting the change of the symbol by a player's operation, a stop switch for stopping the change of the symbol, etc. A number of game media are paid out to the player, and depending on the design, a bonus game advantageous to the player, which is different from a normal game, is given.
[0003]
In general, the symbol display portion of the gaming machine uses a plurality of reels arranged in a horizontal direction with the rotation axis direction being horizontal, and many reels are provided on the surface of each reel as a display area. The symbols are formed at equal intervals in the circumferential direction. The spinning device comprising a plurality of reels is built in the housing of the gaming machine, and a plurality of symbols arranged in the vertical direction of each reel can be visually recognized through the reel display window portion of the front panel. The player aims to win a prize by timing the reels to stop rotating while watching the symbols flowing from the back to the front.
[0004]
There are several ways to determine whether or not to win according to which position of the range visible from the symbol display window. Each reel has an output at the center in the vertical direction, that is, the center in the vertical direction. In addition to the basic ones that are determined by the outcome on the horizontal line, for example, the outcome that is determined by the outcome on another horizontal line according to the number of gaming media to bet or the outcome on the diagonal line What is judged in is effective, giving a game more depth. The number of bets on the game medium is specified according to the operation state of the bet switch that constitutes the operation unit together with the start switch and the type of bonus game given.
[0005]
In addition, game guidance, error messages, and the like are displayed on an image display device such as a liquid crystal display (LCD) or a cathode ray tube (CRT). In recent years, an animation image integrated with symbol variation is displayed on an image display device, further enhancing the interest of games.
[0006]
In addition to the above-described spinning device, the gaming machine includes various devices, and the built-in device has a gaming system that controls the spinning device, the image display device, and the like as a control device to define the game mode. There are a control device and a non-game control device that controls the payout of game media according to a fixed symbol. These control devices are generally configured around a microcomputer.
[0007]
As described above, the gaming machine is a gaming machine in which advanced technologies such as electronic technology are integrated, and the player can enjoy a game full of charm without catching the player. Like pachinko, the gaming population has grown as an easy-to-play entertainment and has been widely popular with the public in recent years. Along with this, the number of players is diversified and not only has the above-mentioned basic configuration, but also a design applied to the housing of the gaming machine, a design of the reel, and an animation image displayed on the screen of the image display device Because the number of customers is different, it is necessary to introduce models that meet the needs of the players at the game hall. In addition, since the trend changes with time, it must be replaced with a new model in a fairly short cycle.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the number of gaming machines installed in the game hall is large, and if the models are frequently replaced, it will be a considerable investment. Further, as described above, the gaming machine is a technology-intensive device and is composed of many parts, and it is not desirable from the viewpoint of resource protection that old models will be converted into industrial waste one after another. Therefore, it is conceivable that only a substantial part of the gaming machine is replaced and reproduced as a substantially new model, such as a spinning device, a game control device, and a housing.
[0009]
However, if the player performs a reproduction work by disassembling a large number of gaming machines in the game hall and replacing a substantial part of the gaming machine with a new one, considerable skill is required of the worker. In addition, even if a skilled person goes, it takes a lot of time compared with simple replacement of a table, and depending on the scale of the game hall, the game hall will be forced to take a long holiday. In addition, it is extremely difficult to perform such reproduction work at a game hall that is not a factory in terms of work space and the like.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a gaming machine that can be easily reproduced as a new model even at a game arcade.
[0011]
According to the first aspect of the present invention, a spinning device comprising a plurality of reels having a pattern formed on the surface thereof is built in the housing, and the pattern on the surface of the rotating reel is displayed on the front panel of the housing. In the gaming machine that displays through the window portion of the game machine, and the reel starts and stops rotating based on the operation of the operation unit for games provided on the front panel, and pays out game media in accordance with the return of the game.
The front panel is composed of a main body panel that defines the overall shape of the front panel, and a panel that closes an opening formed in the main body panel and has the symbol display window portion formed thereon. It is configured to be rotatable around an axis along the side of the panel so that the back of the front panel can be opened,
And, the panel and the main body panel are coupled in a state where the opening is closed from the back of the main body panel by the panel, and a coupling means configured to be switchable between a coupled state and a released state thereof is provided.
And a game system control device that defines the mode of the game,Fix it to the plate-like member provided so as to straddle the panel,
The plate-shaped member and the main body panel are coupled, and coupling means configured to be switchable between a coupled state and a released state thereof is provided,
The game control device is closed with the front panel closed.It arrange | positions in the position adjacent to the said rotating drum apparatus.
[0012]
Since the game control device and the spinning device are adjacent to each other, when playing back as a new model, if the front control panel is opened and the gaming control device is removed, a space is secured adjacent to the spinning device. In addition, it is easy to change the reel unit and replace the reel surface pattern. Further, the panel is removed simply by releasing the coupling state of the coupling means. The panel is a part that becomes the face of a gaming machine with a symbol display window part, and if this is replaced, the design of the front panel will be renewed without accompanying disassembly work to temporarily remove non-gaming equipment . And since a front panel is a part which opposes a player, the whole gaming machine seen from the player will be renewed. Therefore, all the substantial parts of the gaming machine are easily switched to new ones.
[0016]
By adopting a structure in which the game system control device is attached to the opened front panel side, the game system control device can be replaced with the rotating device in a non-adjacent state. Since the rotating device does not get in the way, workability is further improved. Note that the game system control device can be easily removed by releasing the coupling state of the coupling means of the plate member. In addition, since the game control device is coupled to the main body panel via the plate-like member, there is no burden on the panel, and panel material selection and design flexibility are increased.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
A preferred embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1, FIG. 2, FIG. 3, FIG. 4, and FIG. 5 show the external appearance of a gaming machine to which the present invention is applied, and FIG. 6, FIG. 7, FIG. The
[0018]
[0019]
The
[0020]
A
[0021]
In the vicinity of the left end of the
[0022]
The
[0023]
Further, another
[0024]
Further, another
[0025]
A
[0026]
The
[0027]
Further, the upstream end of the
[0028]
The game
[0029]
The
[0030]
A
[0031]
The
[0032]
The buttons provided side by side with the
[0033]
The
[0034]
Now, the gaming machine S1 is a gaming machine that takes in a game ball as a game medium and enables a game equivalent to a slot machine, and the ball taking-in
[0035]
The
[0036]
A
[0037]
A
[0038]
The
[0039]
In addition, a photo interrupter in which the light receiving portion and the light emitting portion are opposed to each other with the
[0040]
In addition, a
[0041]
Thus, as shown in FIG. 20A, when the
[0042]
As shown in FIG. 20B, when the
[0043]
Next, a supply system of game balls to the game
[0044]
The first take-in
[0045]
The
[0046]
On the other hand, the
[0047]
In the prize
[0048]
FIG. 22 shows an electrical configuration of the gaming machine S1. In the gaming machine S1, a control system is configured around a
[0049]
The relay boards 621 to 624 will be described. The rotating relay substrate 621 is attached to the
[0050]
The
[0051]
The
[0052]
The prize
[0053]
The game
[0054]
The
[0055]
The
[0056]
The
[0057]
The
[0058]
The prize
[0059]
In addition, a
[0060]
The external
[0061]
The gaming machine S1 is configured in this manner and operates as follows. In other words, when it is determined that the ball running out
[0062]
On the other hand, the player can borrow a game ball from the nozzle S21 by inserting money into a slot (not shown) of the inter-ball ball lending machine S2.
[0063]
The game ball flows toward the lower right side of the game
[0064]
First, the case where the
[0065]
When the
[0066]
When the count value of the game balls reaches the number corresponding to the number of times of pressing, the
[0067]
On the other hand, when the count value of the game ball based on the detection signal of the game
[0068]
Hereinafter, the game is started when the player presses the
[0069]
If it is a win, the prize
[0070]
The actual number of game balls to be paid out is counted based on the detection signal of the prize
[0071]
The credit value is decremented by “1” every time a game is played. In the case of a bonus game, the number of cleanses cannot be reduced. Then, the remaining number of bonus games given is displayed on the
[0072]
If a large number of game balls are paid out and the game
[0073]
Further, when the number of game balls in the game
[0074]
In the case of having this unpaid number, when the
[0075]
Further, when the player depresses the
[0076]
In the ball take-in
[0077]
On the other hand, when the
[0078]
It should be noted that, when the
[0079]
In addition, the gaming machine S1 has the following features on the
[0080]
The
[0081]
At the opposing portion of the
[0082]
The
[0083]
On the outer peripheral surface of the engaging
[0084]
Further, the engaging
[0085]
The
[0086]
The
[0087]
At this time, the main body
[0088]
The
[0089]
The game
[0090]
The
[0091]
The game
[0092]
The
[0093]
The
[0094]
Now, the reproduction of the gaming machine S1 to a new model is performed as follows. First, the key plate is inserted into the
[0095]
Then, the
[0096]
As a result, the cover that covers the
[0097]
In this case, the
[0098]
The
[0099]
Thereby, the gaming machine S1 is reproduced as a new model. As described above, according to the gaming machine S1, the game
[0100]
In addition, the
[0101]
Therefore, all the substantial parts of the gaming machine S1 are easily switched to new ones, and the reproduction work can be easily performed at the game hall.
[0102]
In addition, as described above, the
[0103]
In addition, since the game
[0104]
(Second Embodiment)
FIG. 27 shows a gaming machine according to the second embodiment of the present invention. The design panel, the control board, and the main body frame are performed by different means different from the push latch, and differences from the first embodiment will be mainly described.
[0105]
FIG. 28 shows details of a joint portion between the
[0106]
The through
[0107]
The
[0108]
The
[0109]
According to such a configuration, a driver for loosening or tightening a screw is not required as in the first embodiment, and the replay operation of the gaming machine can be performed more easily.
[0110]
(Third embodiment)
FIG. 29 shows a gaming machine according to the third embodiment of the present invention. The substrate is attached and detached by another means, and the difference from the first embodiment will be mainly described.
[0111]
In the present embodiment, screws 75B are used as a coupling means between the
[0112]
In this embodiment, a driver is required, but the design panel can be easily attached and detached as in the above embodiments.
[0113]
In each of the above embodiments, the coupling means for coupling the
[0114]
The front frame is opened by rotating around an axis along the left side edge of the front frame, but is not necessarily limited to this, and any side of the rectangular front frame is not limited to this. It is only necessary to rotate around an axis along the axis.
[0115]
Further, the game
[0117]
Moreover, although each said embodiment demonstrated what is called a cash machine in which a game ball is lent out with cash, it is good also as CR machine. Further, the present invention can be applied to a game machine using a game medium such as a medal in addition to a game ball.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a first gaming machine to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a top view of the gaming machine.
FIG. 3 is a left side view of the gaming machine.
FIG. 4 is a right side view of the gaming machine.
FIG. 5 is a rear view of the gaming machine.
6 is a cross-sectional view taken along line VI-VI in FIG.
7 is a cross-sectional view taken along line VII-VII in FIG.
8 is a cross-sectional view taken along line VIII-VIII in FIG.
9 is a cross-sectional view taken along line IX-IX in FIG.
10 is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
11 is a view of the same cross section as FIG. 10 when the front frame is in an open state.
12 is a view taken along arrow XII in FIG.
13 is a view taken along arrow XIII in FIG.
FIG. 14 is a diagram illustrating the arrangement of the ball take-in device of the gaming machine.
FIG. 15 is a front view of the ball take-in device.
16 is a view taken along arrow XVI in FIG. 15;
17 is a cross-sectional view taken along line XVII-XVII in FIG.
18 is a cross-sectional view taken along line XVIII-XVIII in FIG.
19 is a view of the housing of the ball take-in device as viewed in the direction of the arrow XIX in FIG.
FIGS. 20A and 20B are diagrams for explaining the operation of the ball take-in device. FIG.
FIGS. 21A and 21B are diagrams for explaining the operation of the game ball payout system. FIG.
FIG. 22 is an electrical configuration diagram of the gaming machine.
FIG. 23 is a plan view of a main body frame constituting the front frame of the gaming machine.
FIG. 24 is a plan view of a design panel constituting a front frame of the gaming machine.
FIG. 25 is an exploded perspective view of the front frame and the like of the gaming machine.
FIG. 26 is a longitudinal sectional view of a push latch that joins the main body frame and the design panel.
FIG. 27 is an exploded perspective view of a front frame and the like of a second gaming machine to which the present invention is applied.
FIG. 28 is a longitudinal sectional view of a turn latch for joining a main body frame and a design panel constituting a front frame of the gaming machine.
FIG. 29 is an exploded perspective view of a front frame and the like of a third gaming machine to which the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
S1 game machine
S2 stand-alone ball lending machine
1a housing
11 Outer frame
12 Front frame (front panel)
13 Case
141, 142 Hinge
2a Operation part
301, 302, 303 Window
611 Game Control Board (Game Control Device)
612 Game information display board (game control device)
613 Lamp Control Board (Game Control Device)
614 Voice control board (game control device)
71 Body frame (main panel)
72 Design Panel (Panel)
74 Board mounting plate (plate-like member)
75 Push latch (joining means)
75A turn latch (coupling means)
75B screw (coupling means)
Claims (1)
上記前面パネルを、その全体形状を規定する本体パネルと、該本体パネルに形成された開口部を閉鎖するパネルであって上記図柄表示用窓部が形成されたパネルとにより構成するとともに、上記本体パネルの辺に沿う軸の周りに回動自在に構成して前面パネルの背後を開放可能とし、
かつ、上記パネルにより上記開口部を本体パネルの背後から閉鎖した状態で上記パネルと本体パネルとを結合し、結合状態とその解除状態とが切り換え自在に構成された結合手段を具備せしめ、
かつ、遊技の態様を規定する遊技系制御装置を、上記パネルを跨ぐように設けた板状部材に固定せしめ、
該板状部材と上記本体パネルとを結合し、結合状態とその解除状態とが切り換え自在に構成された結合手段を具備せしめ、
上記遊技系制御装置を上記前面パネルの閉鎖状態で上記回胴装置と隣接する位置に配置したことを特徴とする遊技機。A revolving device consisting of a plurality of reels with symbols on the surface is built into the housing, and the symbols on the surface of the rotating reel are displayed through the symbol display window formed on the front panel of the housing. In the gaming machine in which the reel starts and stops rotating based on the operation of the gaming operation unit provided on the panel, and the game medium is paid out in accordance with the return of the game.
The front panel comprises a main body panel that defines the overall shape of the front panel, and a panel that closes an opening formed in the main body panel and has the symbol display window formed thereon, and the main body. It is configured to be rotatable around an axis along the side of the panel so that the back of the front panel can be opened,
And the panel and the main body panel are coupled in a state where the opening is closed from the back of the main body panel by the panel, and includes a coupling means configured to be switchable between a coupled state and a released state thereof,
And the game system control device that defines the mode of the game is fixed to the plate-like member provided so as to straddle the panel,
The plate-shaped member and the main body panel are coupled, and coupling means configured to be switchable between a coupled state and a released state thereof is provided,
A gaming machine characterized in that the gaming system control device is arranged at a position adjacent to the spinning device with the front panel closed .
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