JP4246091B2 - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪化粧料組成物に係り、特に毛髪に滑らかさやしっとり感などを付与する毛髪用化粧料組成物に関する。
従来から、毛髪に光沢や滑らかさを与える目的で、毛髪化粧料には、シリコーン油、エステル油、炭化水素油などの油分が、乳化あるいは溶解されて配合されている。また、特にシャンプーなどの洗浄剤組成物には、毛髪にコンディショニング効果を付与して感触を良好にするために、シリコーン油や流動パラフィン等の油脂類、各種の高分子物質、固形のワックス類、カチオン界面活性剤などが配合されている。これらの配合成分の中でシリコーン油は、表面張力が低く、毛髪に均一に広がり優れた光沢を与えることができるため、近年多用されている。
しかしながら、油分そのものがもつ特質から、シリコーン油を多量に用いたりあるいは長期間に亘って使用すると、髪のきしみ感が増したり脂ぎるという問題があった。また、洗浄剤組成物において、十分なコンディショニング効果を得るためには、油脂類を多量に配合する必要があり、その場合、(1)泡立ちが低下する、(2)髪のごわつきやべたつきが生じ、また十分にぱさつきを防止することができない、(3)高温で保存した場合に外観変化(白度変化、 層分離)を生じる、などの多くの問題があった。
このような問題を解決するために、カチオン性界面活性剤などを配合したシリコーンエマルジョンを用いた毛髪化粧料組成物が提案されている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
しかしながら、これらの毛髪化粧料組成物はいずれも、毛髪に対して滑らかでしっとりした手触りの感触を付与する効果が十分ではなかった。
また、前記した洗浄剤組成物における問題を解決するために、アニオン性界面活性剤を配合したシリコーンエマルジョンを用いたシャンプー組成物(例えば、特許文献3参照)や、ノニオン型界面活性剤とカルボン酸型両性界面活性剤を用いたシャンプー組成物(例えば、特許文献4参照)がそれぞれ提案されている。
しかし、特許文献3および4に記載されたシャンプー組成物においては、泡立ち性および外観変化の改善などはなされているが、毛髪に対するコンディショニング効果の点では十分に満足のいくものではなかった。
特開平10−7534号公報 特表2003−525209公報 特開平8−319221号公報 特開2002−348475公報
本発明はこれらの問題を解決するためになされたもので、毛髪に対して滑らかな感触、櫛通りやすさを付与することができ、優れたコンディショニング効果を発現することができる毛髪化粧料組成物を提供することを目的とする。
本発明の毛髪化粧料組成物は、(A)シリコーンエマルジョン0.01〜20重量%と、(B)融点が25℃以上の高融点脂肪族化合物0.1〜15重量%と、(C1)カチオンコンディショニング剤0.1〜10重量%、および(D)水をそれぞれ含有する組成物であり、前記(A)シリコーンエマルジョンが、(a)25℃における粘度が0.1〜5,000Pa・sであるポリオルガノシロキサンの1種または2種以上を、該シリコーンエマルジョン中5〜80重量%と、(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤を該シリコーンエマルジョン中0.5〜50重量%と、(c)水を含むことを特徴としている。
本発明の毛髪化粧料組成物は、(A)シリコーンエマルジョン0.01〜20重量%と、(E)洗浄性界面活性剤5〜50重量%と、(C2)コンディショニング剤0.1〜20重量%、および(D)水をそれぞれ含有する組成物であり、前記(A)シリコーンエマルジョンが、(a)25℃における粘度が0.1〜5,000Pa・sであるポリオルガノシロキサンの1種または2種以上を、該シリコーンエマルジョン中5〜80重量%と、(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤を該シリコーンエマルジョン中0.5〜50重量%と、(c)水を含むことを特徴としている。
本発明の毛髪化粧料組成物においては、予めシリコーンポリマー(ポリオルガノシロキサン)を(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤により乳化(エマルジョン化)し分散した安定化なシリコーンエマルジョンが含まれているので、他の界面活性剤で乳化したシリコーン化合物を用いた場合と比べて、毛髪に対して格段に優れたコンディショニング効果を発揮する。そして、濡れた髪、乾いた髪の両方に対して滑らかでしっとりした感触を付与することができる。また、シリコーンに起因する消泡効果を発現することがなく、良好な泡立ち性および保存安定性を有する。
本発明の第1の実施形態の毛髪化粧料組成物は、0.01〜20重量%の(A)シリコーンエマルジョンと、0.1〜15重量%の(B)高融点脂肪族化合物(融点25℃以上)と、0.1〜10重量%の(C1)カチオンコンディショニング剤と、(D)水をそれぞれ含有する。そして、(A)シリコーンエマルジョンは、(a)25℃における粘度が0.1〜5,000Pa・sのポリオルガノシロキサンと、(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤と、(c)水をそれぞれ含んでおり、(a)ポリオルガノシロキサンと(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤の含有割合は、(A)成分であるシリコーンエマルジョン全体に対してそれぞれ5〜80重量%および0.5〜50重量%となっている。
まず(A)成分であるシリコーンエマルジョンについて説明する。(A)シリコーンエマルジョンを構成する(a)ポリオルガノシロキサンは、0.1〜5,000Pa.sの粘度(25℃)を有し、基本的に直鎖状のシロキサン骨格を有するものである。若干の分岐を有していてもよいが、分子全体が直鎖状の構造のものが好ましい。
分子中のケイ素原子に結合する有機基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、へキシル基などのアルキル基;シクロヘキシル基などのシクロアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル基;フェニル基、トリル基などのアリール基;アミノエチル基、アミノプロピル基などのアミノアルキル基;およびこれらの基の炭素原子に結合した水素原子がハロゲン原子、シアノ基などで置換された基、例えばクロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、シアノメチル基などが例示される。ケイ素原子に結合するその他の基として、アルコキシ基、水酸基、水素原子などを部分的に含んでいてもよい。
なお、分子鎖の末端基としては、トリオルガノシリル基、またはその有機基の一部として水酸基がケイ素原子に結合した基が例示される。好ましくはトリメチルシリル基、ジメチルヒドロキシシリル基が挙げられる。
(a)ポリオルガノシロキサンとしては、これらの中でも特に、ポリジメチルシロキサン(ジメチコン)、末端シラノール変性ポリジメチルシロキサン(ジメチコノール)、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基変性ポリジメチルシロキサン(アモジメチコン)から選ばれる1種、または2種以上の混合物を使用することが好ましい。(a)成分の粘度(25℃)は、0.1〜5,000Pa.sであり、好ましくは1.0〜4,000、より好ましくは10.0〜3,000Pa.sである。粘度が0.1Pa.s未満であると毛髪に十分なコンディショニング効果を付与することができず、反対に5,000Pa.sを超えると十分な櫛通り性を付与することができない。
(b)成分として両性界面活性剤を使用することができる。両性界面活性剤としては、通常化粧品基剤などに用いられる両性界面活性剤をすべて使用することができるが、特に、以下の一般式(1)で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤、一般式(2)で表されるアミドスルホベタイン型両性界面活性剤、一般式(3)で表されるベタイン型両性界面活性剤、一般式(4)で表されるスルホベタイン型両性界面活性剤、および一般式(5)で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤から選ばれる1種または2種以上を用いることが好ましい。
Figure 0004246091
Figure 0004246091
Figure 0004246091
Figure 0004246091
Figure 0004246091
なお、上記一般式(1)〜(5)中、Rは炭素数9〜21のアルキル基またはアルケニル基を表し、上記炭素数はより好ましくは10〜17であり、最も好ましくは11〜13である。炭素数が9未満では親水性が強すぎて複合体を形成しにくく、一方炭素数が21を超えると水への溶解性が悪くなり、複合体を形成しにくい。Rは炭素数10〜18のアルキル基またはアルケニル基を表し、pは2〜4の整数を、qは0〜3の整数を、sは1または2の整数をそれぞれ表す。
ここで、上記一般式(1)で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤としては、例えばヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられ、「レボン2000」(三洋化成(株)製)、「アノンBDF」(日本油脂(株)製)などが市販品として例示される。
一般式(2)で表されるアミドスルホベタイン型両性界面活性剤としては、「ロンザイン−CS」(ロンザ(株)製)、「ミラタインCBS」(ミラノール(株)製)などが市販品として例示される。
一般式(3)で表されるベタイン型両性界面活性剤としては、例えばラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどが挙げられ、「アノンBL」(日本油脂(株)製)、「デハイントンAB−30」(ヘンケル(株)製)などが市販品として例示される。
一般式(4)で表されるスルホベタイン型両性界面活性剤としては、「ロンザイン−12CS」(ロンザ(株)製)などが市販品として例示される。さらに、一般式(5)で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤としては、例えば2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウムなどが挙げられ、「オバゾリン662−N」(東邦化学(株)製)、「アノンGLM」(日本油脂(株)製)などが市販品として例示される。これらの中では、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインの使用が最も望ましい。
(b)成分の半極性界面活性剤としては、特に、以下の一般式(6)で表される第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤が好適に用いられる。
Figure 0004246091
なお、この一般式中、Rは炭素数10〜18のアルキル基、アルケニル基、アルキルアミド基を表す。これらの基は置換基を有するものでもよい。ここで、上記一般式(6)で表される第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤としては、第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤としては、例えばラウリルジメチルアミンオキシド、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドなどが挙げられ、「ユニセーフA−LM」(日本油脂(株)製)、「マックアミンLAO」(マクインタイア(McIntyre)社製)などが市販品として例示される。これらの中でも、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドの使用が望ましい。
本発明の実施形態では、上記半極性界面活性剤の中で任意の1種または2種以上が選択される
(c)成分の水は、前記(a)成分および(b)成分の分散媒として用いられる。(c)水の配合により、均一な(A)シリコーンエマルジョンを得ることができる。
(A)シリコーンエマルジョン中での(a)成分であるポリオルガノシロキサンの含有量は、5〜80重量%が望ましく、より好ましくは10〜75重量%、さらに好ましくは20〜70重量%である。(a)ポリオルガノシロキサンの含有量が5重量%より少ない場合は、毛髪に対して十分なコンディショニング効果を与えることができず、反対に80重量%を超えると、安定性の良いエマルジョンを得ることができない。
(b)成分である半極性界面活性剤の含有量は、(A)シリコーンエマルジョン中で0.5〜50重量%、好ましくは0.75〜20重量%とする。0.5重量%よりも少ない場合、もしくは50重量%よりも多い場合は、安定性の良いエマルジョンを得ることができない。
本発明の第1の実施形態において、(B)成分である高融点脂肪族化合物は、25℃以上の融点を有するものであり、脂肪族アルコール、脂肪酸、および/またはこれらの誘導体、およびこれらの混合物からなる群から選択される。
(B)高融点脂肪族化合物の例は、国際化粧品成分辞典(International Cosmetic Ingredient Dictionary)、第5版、1993年、およびCTFA(化粧品、洗面用品、および芳香剤協会(The Cosmetic, Toiletry, and Fragrance Association, Inc.)の化粧品成分ハンドブック(Cosmetic Ingredient Handbook)、第2版、1992年に記載されているが、これらに限定されない。
有用な脂肪族アルコールは、14〜30個好ましくは16〜22個の炭素原子を有するものである。これらの脂肪族アルコールは飽和型であり、直鎖状または分枝状アルコールであることが好ましい。脂肪族アルコールとしては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールおよびこれらの混合物が例示されるが、これらに限定されない。
脂肪酸としては、10〜30個好ましくは12〜22個さらに好ましくは16〜22個の炭素原子を有するものが挙げられる。これらの脂肪酸は飽和型でありかつ直鎖状または分枝状の炭素骨格を有する酸であることができる。二塩基酸、三塩基酸およびそれ以上の多塩基酸が含まれ、これらの脂肪酸の塩も含まれる。ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、セバシン酸およびこれらの混合物が例示されるが、これらに限定されない。
脂肪族アルコール誘導体および脂肪酸誘導体としては、前記脂肪族アルコールのアルキルエーテル、アルコキシル化脂肪族アルコール、アルコキシル化脂肪族アルコールのアルキルエーテル、脂肪族アルコールのエステル、エステル化可能なヒドロキシ基を有する化合物の脂肪酸エステル、ヒドロキシ置換脂肪酸、およびこれらの混合物が挙げられる。
脂肪族アルコール誘導体および脂肪酸誘導体の具体例としては、メチルステアリルエーテルなど;セテス−1からセテス−45のようなセテスシリーズで、数字表示がエチレングリコール部分の数を表すセチルアルコールのエチレングリコールエーテル;ステアレス−1から10のようなステアレスシリーズで、数字表示がエチレングリコール部分の数を表すステアレスアルコールのエチレングリコールエーテル;セテアレス1から10で、セテアレスアルコールのエチレングリコールエーテル、すなわちセチルアルコールおよびステアリルアルコールを主として含有する脂肪族アルコールの混合物で、数字表示がエチレングリコール部分の数を表すもの;前記セテス、ステアレス、およびセテアレス化合物の炭素数1〜30のアルキルエーテル;ベヘニルアルコールのポリオキシエチレンエーテル;エチルステアレート、セチルステアレート、セチルパルミテート、ステアリルステアレート、ミリスチルミリステート、ポリオキシエチレンセチルエーテルステアレート、ポリオキシエチレンステアリルエーテルステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテルステアレート、エチレングリコールモノステアレート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンジステアレート、プロピレングリコールモノステアレート、プロピレングリコールジステアレート、トリメチロールプロパンジステアレート、ソルビタンステアレート、ポリグリセリルステアレート、グリセリルモノステアレート、グリセリルジステアレート、グリセリルトリステアレートおよびそれらの混合物などが挙げられる。
高純度の単一化合物である高融点脂肪族化合物が好ましく、純粋なセチルアルコール、ステアリルアルコールおよびベヘニルアルコールから成る群から選択される純粋な脂肪族アルコールの単一化合物が特に好ましい。
なお、本明細書において、「純粋」なる語は、化合物が少なくとも90%好ましくは少なくとも95%の純度を有することを意味する。高い純度の単一化合物は、すすぎ落しの際に良好なすすぎ落し効果を発揮する。
このような高融点脂肪族化合物の市販品としては、新日本理化社製のコノール(KONOL)シリーズ、日本油脂社製のNAAシリーズのセチルアルコール、ステアリルアルコール、およびベヘニルアルコール、和光化学社製の1−ドコサノール(1-DOCOSANOL)の純ベヘニルアルコール、米国アクゾ(Akzo)社製のネオ−ファット(NEO-FAT)、米国ウィトコ(Witco Corp.)社製のヒストレン(HYSTRENE)、およびイタリアベビー(Vevy)社製のダーマ(DERMA)などが挙げられる。
前記した(B)25℃以上の融点を有する高融点脂肪族化合物は、毛髪化粧料組成物中に0.1〜15重量%、好ましくは0.5〜10重量%より好ましくは0.75〜5重量%の割合で含有される。そして、後述するカチオンコンディショニング剤とともにゲル状および網状構造を提供し、湿った毛髪におけるつるつるした滑らかな感触と、乾燥した毛髪における柔軟性、潤い感、毛髪のはねの抑えなどの種々のコンディショニング効果を発揮する。
第1の実施形態において(C)成分であるカチオンコンディショニング剤は、カチオン界面活性剤、カチオンポリマー、およびこれらの混合物からなる群から選択される。これらの(C)カチオンコンディショニング剤は、毛髪化粧料組成物中に0.1〜10重量%、好ましくは0.25〜8重量%より好ましくは0.5〜3重量%の割合で含有される。
カチオン界面活性剤としては、以下の一般式(7)で表されるものが好適に用いられる。
Figure 0004246091
式中、R、R、RおよびRの少なくとも1つは、8〜30個の炭素原子を有する脂肪族基あるいは22個以下の炭素原子を有する芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基またはアルキルアリール基から選択され、残りのものは独立して、1〜22個の炭素原子を有する脂肪族基あるいは22個以下の炭素原子を有する芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基またはアルキルアリール基から選択される。Xはハロゲン(例えば塩化物、臭化物)、アセテート、クエン酸、乳酸塩、グリコール酸塩、リン酸塩、硝酸塩、スルホン酸塩、硫酸塩、アルキル硫酸塩およびアルキルスルホン酸ラジカルなどから選択される塩形成アニオンである。
脂肪族基は、炭素および水素原子に加えてエーテル結合およびアミノ基のような他の基を含有することができる。さらに、長鎖の脂肪族基、例えば炭素数12以上のものは、飽和でも不飽和でもよい。R、R、RおよびRが、独立して炭素数1〜22個のアルキル基から選択されることが好ましい。
有用なカチオン界面活性剤の具体例としては、以下のCTFA名称:クアテルニウム−8、クアテルニウム−14、クアテルニウム−18、クアテルニウム−18メソスルフェート、クアテルニウム−24およびこれらの混合物を有する物質が含まれるが、これらに限定されない。
前記一般式(7)で表されるカチオン界面活性剤の中では、少なくとも16個の炭素原子を有する少なくとも1つのアルキル鎖を分子内に含有しているものが好ましい。このようなカチオン界面活性剤の例としては:例えば、クローダ(Croda)社製の商品名インクロクァット(INCROQUAT)TMC−80や、三洋化成社からエコノール(ECONOL)TM22として入手可能なベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド;ニッコー・ケミカルズ(Nikko Chemicals)社から商品名CA−2350として入手可能なセチルトリメチルアンモニウムクロリド;水素添加タローアルキルトリメチルアンモニウムクロリド、ジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウムクロリド、ジタローアルキルジメチルアンモニウムクロリド、二水素添加タローアルキルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジセチルジメチルアンモニウムクロリド、ジ(ベヘニル/アラキジル)ジメチルアンモニウムクロリド、ジベヘニルジメチルアンモニウムクロリド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアリルプロピレングリコールホスフェートジメチルアンモニウムクロリド、ステアロイルアミドプロピルジメチルベンジルアンモニウムクロリド、ステアロイルアミドプロピルジメチル(ミリスチルアセテート)アンモニウムクロリド、およびN−(ステアロイルコラミノホルミルメチル)ピリジニウムクロリドなどが挙げられるが、これらに限定されない。
好ましいカチオン界面活性剤は、置換基の少なくとも1つが、ラジカル鎖に置換基または結合として存在する1つ以上の芳香族基、エーテル基、エステル基、アミド基、またはアミノ部分を含有し、R〜R基の少なくとも1つがアルコキシ基(好ましくは炭素数1〜3のアルコキシ基)、ポリオキシアルキレン基(好ましくは炭素数1〜3のポリオキシアルキレン基)、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アルキルエステル基、およびこれらの組み合わせから選択される1つ以上の親水性部分を含有する親水的に置換されたカチオン界面活性剤である。親水的に置換されたカチオン界面活性剤は、前記範囲内に位置する2〜10個の非イオン親水性部分を含有していることが好ましい。親水的に置換された好ましいカチオン界面活性剤には、以下の式(8)から(14)に表されるものが含まれる
Figure 0004246091
式中、nは8〜28、x+yは2〜40の数を表し、Z1は短鎖アルキル基、好ましくは炭素数1〜3のアルキル基、より好ましくはメチル基、あるいは(CHCHO)Hである。x+y+zは60以下、Xは前記塩形成アニオンである。
Figure 0004246091
式中、mは1〜5の数、R、R、およびR10のうち1つ以上は、それぞれ独立して炭素数1〜30のアルキル基であり、その他はCHCHOHであり、R11、R12、およびR13のうち1つまたは2つはそれぞれ炭素数1〜30のアルキル基であり、その他はCHCHOHである。Xは前記塩形成アニオンである。
Figure 0004246091
式(10)および(11)のそれぞれにおいて、Zはアルキル基、好ましくは炭素数1〜3のアルキル基より好ましくはメチル基であり、Zは短鎖ヒドロキシアルキル基好ましくはヒドロキシメチル基またはヒドロキシエチル基であり、pおよびqはそれぞれ2〜4の整数で、好ましくは2〜3、より好ましくは2である。R14およびR15は、それぞれ置換または非置換炭化水素、好ましくは炭素数12〜20のアルキル基またはアルケニル基、Xは前記の塩形成アニオンである。
Figure 0004246091
式中、R16はヒドロカルビル基、好ましくは炭素数1〜3のアルキル基より好ましくはメチル基であり、ZおよびZはそれぞれ短鎖ヒドロカルビル基、好ましくは炭素数2〜4のアルキル基またはアルケニル基より好ましくはエチル基であり、aは2〜40好ましくは7〜30の数、Xは前記の塩形成アニオンである。
Figure 0004246091
式中、R17およびR18は、それぞれ炭素数1〜3のアルキル基より好ましくはメチル基、Zは炭素数12〜22のヒドロカルビル基、アルキルカルボキシ基またはアルキルアミド基である。Aはたんぱく質、好ましくはコラーゲン、ケラチン、乳たんぱく質、シルク、大豆たんぱく質、小麦たんぱく質、またはそれらの加水分解型であり、Xは前記塩形成アニオンである。
Figure 0004246091
式中、bは2または3、R19およびR20は、それぞれ炭素数1〜3のヒドロカルビル基好ましくはメチル基であり、Xは前記塩形成アニオンである。
有用な親水的に置換されているカチオン界面活性剤の例としては、次のCTFA名称:クアテルニウム−16、クアテルニウム−26、クアテルニウム−27、クアテルニウム−30、クアテルニウム−33、クアテルニウム−43、クアテルニウム−52、クアテルニウム−53、クアテルニウム−56、クアテルニウム−60、クアテルニウム−61、クアテルニウム−62、クアテルニウム−70、クアテルニウム−71、クアテルニウム−72、クアテルニウム−75、クアテルニウム−76加水分解コラーゲン、クアテルニウム−77、クアテルニウム−78、クアテルニウム−79加水分解コラーゲン、クアテルニウム−79加水分解ケラチン、クアテルニウム−79加水分解乳タンパク質、クアテルニウム−79加水分解シルク、クアテルニウム−79加水分解大豆タンパク質およびクアテルニウム−79加水分解小麦タンパク質、クアテルニウム−80、クアテルニウム−81、クアテルニウム−82、クアテルニウム−83、クアテルニウム−84を有する物質ならびにこれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない。
とりわけ好ましい親水的に置換されているカチオン界面活性剤としては、ジアルキルアミドエチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルキルアミドエチルジモニウム塩、ジアルキロイルエチルヒドロキシエチルモニウム塩、ジアルキロイルエチルジモニウム塩、およびこれらの混合物が挙げられる。
これらは、次のような商品名で市販されている。すなわち、ウィットコ化学(Witco Chemical)社のバリソフト(VARISOFT)110、バリクァット(VARIQUAT)K1215および638、マクインタイア(McIntyre)社のマックプロ(MACKPRO)KLP、マックプロWLW、マックプロMLP、マックプロNSP、マックプロNLW、マックプロWWP、マックプロNLP、マックプロSLP、アクゾ(Akzo)社のエトクァッド(ETHOQUAD)18/25、エトクァッド0/12PG、エトクァッドC/25、エトクァッドS/25、およびエトデュオクァッド、ヘンケル(Henkel)社のデェイクァッド(DEHYQUA)SP、およびICIアメリカ社のアトラス(ATLAS)G265などである。
一級、二級、および三級脂肪族アミンの塩は、好適なカチオン界面活性剤である。このようなアミンのアルキル基は、好ましく12〜22個の炭素原子を有し、かつ置換または非置換型であることができる。一般式:R21CONH(CHN(R22で表されるアミドアミンが特に有用である。式中、R21は炭素数11〜24の脂肪酸の残基、R22は炭素数1〜4のアルキル基を表し、lは1〜4の整数である。
好ましいアミドアミンとしては、ステアロアミドプロピルジメチルアミン、ステアロアミドプロピルジエチルアミン、ステアロアミドエチルジエチルアミン、ステアロアミドエチルジメチルアミン、パルミトアミドプロピルジメチルアミン、パルミトアミドプロピルジエチルアミン、パルミトアミドエチルジエチルアミン、パルミトアミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミンおよびこれらの混合物が挙げられる。より好ましくは、ステアロアミドプロピルジメチルアミン、ステアロアミドエチルジエチルアミン、およびこれらの混合物が挙げられる。
好ましいアミドアミンは、L−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、L−グルタミン酸塩酸塩、酒石酸およびこれらの混合物からなる群から選択された酸、特に好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、塩酸およびこれらの混合物により、部分的に四級化されたものである。
アミドアミンと酸とのモル比は、好ましくは1:0.3〜1:1、より好ましくは1:0.5〜1:0.9である。
次に、実施形態において有用なカチオンポリマーについて記載する。なお、本発明において、「ポリマー」なる用語は、1種類のモノマーの重合によって製造される物質、および2種以上のモノマーによって製造される物質を包含するものとする。
カチオンポリマーは、水溶性カチオンポリマーであることが好ましい。「水溶性」カチオンポリマーとは、水に十分に可溶性であり、25℃の水(蒸留水または同等の水)に0.1%の濃度で肉眼で見て実質的に透明な溶液を形成するポリマーを意味する。好ましいカチオンポリマーは、十分に可溶性であり、0.5%の濃度でさらに好ましくは1.0%の濃度で実質的に透明な溶液を形成する。
また、実施形態のカチオンポリマーは、少なくとも5,000、典型的には少なくとも10,000でありかつ10,000.000未満の平均分子量を有する。好ましい平均分子量は、100,000〜2,000,000である。そして、第四級アンモニウム部分および/またはカチオンアミノ部分のようなカチオン窒素含有部分を有する。
カチオン電荷密度は、好ましくは0.1meq/g以上、より好ましくは0.5meq/g以上、さらに好ましくは1.1meq/g、よりいっそう好ましくは1.2meq/g以上である。カチオンポリマーのカチオン電荷密度は、ケルダール法により測定することができる。アミノ含有ポリマーの電荷密度はpHおよびアミノ基の等電点により変化するので、電荷密度は所望の用途のpHで前記範囲内に設定される。
水溶解度の基準が満たされる限り、カチオンポリマーに対していかなるアニオン対イオンも利用することができる。好適な対イオンとしては、ハライド(例えばCl、Br、IまたはF化物、好ましくはCl、BrまたはI化物)、サルフェートおよびメチルサルフェートが挙げられるが、他のものを使用することもできる。
カチオン窒素含有部分は、カチオンポリマーの全モノマー単位に置換基として存在する。したがって、このカチオンポリマーは、第四級アンモニウムまたはカチオンアミン置換モノマー単位、およびスペーサモノマー単位と呼称される他の非カチオン単位のコポリーまたポリマーなどを含んでいる。このようなポリマーは当該技術分野で既に公知であり、国際化粧品成分辞典、第3版、1982年などに記載されている。
好適なカチオンポリマーとしては、アクリルアミド、メタクリルアミド、アルキルアクリルアミドおよびジアルキルアクリルアミド、アルキルメタクリルアミドおよびジアルキルメタクリルアミド、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、ビニルカプロラクトン、ならびにビニルピロリドンのような水溶性スペーサモノマー、カチオンアミンまたは四級アンモニウム官能基を有するビニルモノマーとのコポリマーが挙げられる。アルキル置換モノマーおよびジアルキル置換モノマーは、好ましくは炭素数1〜7のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基を有する。他の好適なスペーサモノマーとしては、ビニルエステル、ポリ酢酸ビニルの加水分解により得られるビニルアルコール、無水マレイン酸、プロピレングリコールおよびエチレングリコールなどがある。
前記カチオンアミンは、第一級、第二級または第三級アミンであることができる。第二級および第三級アミンが好ましく、特に第三級アミンが好ましい。
アミン置換ビニルモノマーをアミン形態で重合させることができ、その後任意に四級化反応によりアンモニウムに変換することができる。ポリマーが形成された後に、アミンを同様にして四級化することもできる。例えば、第三級アミン官能基を、式RXの塩と反応させることによって四級化することができる。ここで、Rは短鎖アルキル基、好ましくは炭素数1〜7のアルキル基、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基、Xは四級化アンモニウムと水溶性の塩を形成するアニオンである。
好適なカチオンアミノモノマーおよび第四級アンモニウムモノマーとしては、例えばジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノアルキルメタクリレート、トリアルキルメタクリルオキシアルキルアンモニウム塩、トリアルキルアクリルオキシアルキルアンモニウム塩、ジアリル第四級アンモニウム塩で置換されたビニル化合物、およびピリジニウム、イミダゾリウムといった環状カチオン窒素含有環を有するビニル第四級アンモニウムモノマーおよび四級化ピロリドン、例えば、アルキルビニルイミダゾリウム、アルキルビニルピリジニウム、アルキルビニルピロリドン塩が挙げられる。
これらのモノマーのアルキル部分は、好ましくは炭素数1〜3のアルキル基、より好ましくは炭素数1または2のアルキル基のような低級アルキル基である。好適なアミン置換ビニルモノマーとしては、ジアルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジアルキルアミノアルキルアクリルアミド、およびジアルキルアミノアルキルメタクリルアミドが挙げられる。ここでアルキル基は、好ましくは炭素数1〜7のヒドロカルビル基、より好ましくは炭素数1〜3のアルキル基である。
このカチオンポリマーは、アミンおよび/または第四級アンモニウム置換モノマーおよび/または相溶性スペーサモノマーから誘導されるモノマー単位の混合物を含むことができる。
好適なカチオンポリマーとしては、例えば、1−ビニル−2−ピロリドンおよび1−ビニル−3−メチルイミダゾリウム塩(例えば塩化物)のコポリマー(「CTFA」ではポリクアテリウム−16と呼ばれる)、BASFワイアンドット(BASF Wyandotte Corp.、米国ニュージャージー州、パルシパニー)社より市販されている商品名ルビクアット(LUVIQUAT)(例えば、ルビクアット FC 370);1−ビニル−2−ピロリドンおよびジメチルアミノエチルメタクリレートのコポリマー(「CTFA」ではポリクアテリウム−11と呼ばれる)、ガフコーポレーション(Gaf Corporation、米国、ニュージャージー州、ウェイン)社より市販されている商品名ガフクアット(GAFQUAT)(例えばガフクアット755N);ジメチルジアリルアンモニウム塩化物ホモポリマーおよびアクリルアミドとジメチルジアリルアンモニウム塩化物コポリマーを含むカチオンジアリル第四級アンモニウム含有ポリマー、(「CTFA」業界ではポリクアテルニウム6およびポリクアテルニウム7と呼ばれる);米国特許第4,009,256号に記載の3〜5個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸のホモポリマーおよびコポリマーのアミノアルキルエステルの鉱酸塩が挙げられる。
使用できる他のカチオンポリマーとしては、多糖ポリマー、例えばカチオンセルロース誘導体およびカチオンデンプン誘導体が挙げられる。
好適なカチオン多糖ポリマーとしては、次の式を有するものが挙げられる。
Figure 0004246091
式中、Aはデンプン無水グルコース残基またはセルロース無水グルコース残基などの無水グルコース残基であり、Rは、アルキレンオキシアルキレン基、ポリオキシアルキレン基、またはヒドロキシアルキレン基またはこれらの組み合わせである。R23、R24およびR25は、それぞれ独立してアルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基、アルコキシアルキル基、またはアルコキシアリール基から選択され、それぞれの基は18個以下の炭素を含有し、各カチオン部分の炭素総数(すなわちR23、R24およびR25の炭素数の合計)は好ましくは20以下である。Xは前述のようなアニオン対イオンである。
カチオンセルロースは、アメルコール社(Amerchol Corp.、米国、ニュージャージー州、エディソン)から商品名ポリマーJRおよびLRシリーズで、ヒドロキシエチルセルロースとトリメチルアンモニウム置換エポキシドを反応させた塩として市販されており、「CTFA」業界ではポリクアテルニウム10と呼ばれている。他の型のカチオンセルロースとしては、ヒドロキシエチルセルロースとラウリルジメチルアンモニウム置換エポキシドを反応させたポリマー第四級アンモニウム塩、「CTFA」業界ではポリクアテルニウム24と呼ばれるものが挙げられる。これらの物質は、前記アメルコール社から商品名ポリマーLM−200として市販されている。
他のカチオンポリマーとしては、グアーヒドロキシプロピル塩化トリモニウム(ケラネ−ゼ社(Celanese Corp.)から市販されている商品名ジャガーR(JaguarR)シリーズ)のようなカチオングアーゴム誘導体が挙げられる。また、第四級窒素含有セルロースエーテル(例えば米国特許3,962,418に記載されているもの)、およびエーテル化セルロースおよびデンプン(例えば米国特許3,958,581に記載されているもの)が挙げられる。
本発明の第1の実施形態において、(D)成分である水は、(A)シリコーンエマルジョンと(B)高融点脂肪族化合物(融点25℃以上)および(C1)カチオンコンディショニング剤の分散媒として用いられる。(D)水の配合により、均一な毛髪化粧料組成物を得ることができる。
本発明の第2の実施形態の毛髪化粧料組成物は、0.01〜20重量%の(A)シリコーンエマルジョンと、5〜50重量%の(E)洗浄性界面活性剤と、0.1〜20重量%の(C2)コンディショニング剤と、(D)水をそれぞれ含有する。そして、(A)シリコーンエマルジョンは、(a)25℃における粘度が0.1〜5,000Pa・sのポリオルガノシロキサンと、(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤と、(c)水をそれぞれ含んでおり、(a)ポリオルガノシロキサンと(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤の含有割合は、(A)成分であるシリコーンエマルジョン全体に対してそれぞれ5〜80重量%および0.5〜50重量%となっている。
第2の実施形態において、(A)シリコーンエマルジョンを構成する(a)25℃における粘度が0.1〜5,000Pa・sのポリオルガノシロキサン、(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤、および(c)水としては、前記した第1の実施形態における各成分と同様のものを使用することができる。
第2の実施形態において(E)洗浄性界面活性剤は、組成物に洗浄性能を与えることを目的とし、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双性イオン界面活性剤およびそれらの混合物から選ばれる界面活性剤を含有する。
なお、「洗浄性界面活性剤」という用語は、これらと、主として界面活性剤を乳化する界面活性剤、すなわち乳化の利益を与えかつ低い洗浄性能を有する界面活性剤とを区別することを意図している。しかし、多くの界面活性剤は、洗浄性と乳化性の両方を有するので、乳化性界面活性剤を本発明の洗浄性界面活性剤から除外するものではない。さらに、(E)成分の洗浄性界面活性剤は、前記した(A)成分であるシリコーンエマルジョンに含まれる界面活性剤と同じであっても異なっていてもよい。
この(E)洗浄性界面活性剤は、毛髪化粧料組成物の5〜50重量%、好ましくは8〜30重量%、より好ましくは10〜25重量%の割合で含有される。
第2の実施形態において、(C2)コンディショニング剤としては公知のコンディショニング剤を使用することができる。好適する(C2)コンディショニング剤としては、前記した(A)シリコーンエマルジョンの製造に有用なカチオン性界面活性剤、水溶性のカチオン性重合体、脂肪化合物、非揮発性分散シリコーン、炭化水素、プロテインおよびそれらの混合物がある。これらのコンディショニング剤は、毛髪化粧料組成物の0.1〜20重量%の割合で含有される。
(D)成分である水は、(A)シリコーンエマルジョンと(E)洗浄性界面活性剤、および(C2)コンディショニング剤の分散媒として用いられる。(D)水の配合により、均一な毛髪化粧料組成物、例えばシャンプー組成物を得ることができる。
本発明の第1および第2の実施形態の毛髪化粧料組成物によれば、毛髪に対して優れたコンディショニング効果を発揮し、濡れた髪、乾いた髪の両方に対して滑らかでしっとりした感触を付与することができる。また、シリコーンに起因する消泡効果を発現することがなく、良好な泡立ち性および保存安定性を有する。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。なお、これらの例において、「部」および「%」は、それぞれ「重量部」および「重量%」を表わす。また、粘度は25℃における測定値を示す。
{エマルジョンの調製}
(参考例1)
窒素含有量0.1%、粘度80Pa・sのN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキサン60部に、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(30%水溶液)6部を添加し、60℃で十分に撹拌した後、イオン交換水33.5部を徐々に加えながら撹拌した。次いで、乳酸0.5部を加えて撹拌し、シリコーン分(ポリオルガノシロキサンの含有割合)60%の乳白色のシリコーンエマルジョン(E−1)を得た。このエマルジョン中のシリコーン粒子の平均粒径を測定したところ、2.5μmであった。
(参考例2)
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドをヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(30%水溶液)に代えた以外は参考例1と同様にして、シリコーン分60%の乳白色のシリコーンエマルジョン(E−2)を得た。このエマルジョン中のシリコーン粒子の平均粒径を測定したところ、3.2μmであった。
(参考例3)
ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシドを塩化ステアリルトリメチルアンモニウム(28%水溶液)に代えた以外は参考例1と同様にして、シリコーン分が60%の乳白色のシリコーンエマルジョン(E−3)を得た。このエマルジョン中のシリコーン粒子の平均粒径を測定したところ、3.5μmであった。
(参考例4)
窒素含有量0.1%、粘度80Pa・sのN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキサン40部に、ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル3部とポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル3部を加え、60℃で十分に撹拌した後加温を止め、イオン交換水10部を徐々に加えながら撹拌した。次いで、乳酸0.5部を加えて撹拌した後、イオン交換水43.5部を徐々に加えながら撹拌して、シリコーン分が40%の乳白色のシリコーンエマルジョン(E−4)を得た。このエマルジョン中のシリコーン粒子の平均粒径を測定したところ、0.3μmであった。
(参考例5)
窒素含有量0.1%、粘度80Pa・sのN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキサン40部に、ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル3部およびポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル3部を加え、60℃で十分に撹拌した。加熱を止めた後、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(30%水溶液)15部を徐々に添加し、撹拌して粘稠なゲル状物とした後、乳酸0.5部を添加し、さらにヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(30%水溶液)38.5部を添加し均一に撹拌した。こうして、シリコーン分40%の乳白色のシリコーンエマルジョン(E−5)を得た。このエマルジョン中のシリコーン粒子の平均粒径を測定したところ、0.4μmであった。
(参考例6)
粘度1,000Pa・sのジメチルシロキサン20部、窒素含有量0.1%、粘度80Pa・sのN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキサン20部、窒素含有量1.0%、粘度1Pa・sのN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキサン10部を60℃で均一に混合した後、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(30%水溶液)6部を添加し、60℃で十分に撹拌した。次いで、イオン交換水33部を徐々に加えながら撹拌した後、乳酸1部を加えて撹拌し、シリコーン分60%の乳白色のシリコーンエマルジョン(E−6)を得た。このエマルジョン中のシリコーン粒子の平均粒径を測定したところ、2.2μmであった。
(参考例7)
粘度3,000Pa・sのジメチルシロキサン25部と粘度0.1Pa・sのジメチルシロキサン25部を60℃で均一に混合した後、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(30%水溶液)6部を添加し、60℃で十分に撹拌した。その後、イオン交換水34部を徐々に加えながら撹拌し、シリコーン分60%の乳白色のシリコーンエマルジョン(E−7)を得た。このエマルジョン中のシリコーン粒子の平均粒径を測定したところ、4.1μmであった。
(参考例8)
粘度1,000Pa・sのジメチルシロキサン20部と粘度0.1Pa・sのジメチルシロキサン20部、および窒素含有量1.0%、粘度1Pa・sのN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基含有ポリジメチルシロキサン10部を60℃で均一に混合した後、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンオキシド(30%水溶液)6部を添加し、60℃で十分に撹拌した。その後、イオン交換水33部を徐々に加えながら撹拌した後、乳酸1部を加えて撹拌した。こうして、シリコーン分60%の乳白色のシリコーンエマルジョン(E−8)を得た。このエマルジョン中のシリコーン粒子の平均粒径を測定したところ、2.5μmであった。
実施例1,参考実施例2,実施例3〜5,比較例1〜3[ヘアコンディショナー組成物]
前記参考例1〜8で得られたシリコーンエマルジョン(E−1)〜(E−8)を用いて、表1に示す組成でヘアコンディショナー組成物を調製した。そして、調製されたコンディショナー組成物について、以下に示す方法および基準にしたがって特性評価を行った。
[評価方法]
12人のパネリストがそれぞれ、長さ25cmの毛髪10gを40℃の水に浸し、コンディショナー組成物2gを濡れた髪に塗り広げ、1分後30秒間40℃の水ですすいだ。次いで、ドライヤーで乾燥して毛髪サンプルを作成した。この毛髪サンプルの作成段階で、「すすぎ時の指通り」、「乾燥後の滑らかさ」および「乾燥後のしっとり感」を、各パネリストに下記の基準で5段階の点数付けを行ってもらい、その平均値を算出した。
[評価基準]
5…極めて優れる
4…優れる
3…良い
2…やや劣る
1…劣る
これらの評価結果を表1に示す。
Figure 0004246091
実施例6,参考実施例7,実施例8〜10,比較例4,5[シャンプー組成物]
前記参考例1,2および参考例4〜8で得られたシリコーンエマルジョン(E−1),(E−2),(E−4)〜(E−8)を用いて、表2に示す組成でシャンプー組成物を調製した。そして、調製されたシャンプー組成物について、以下に示す方法および基準にしたがって特性評価を行った。
[評価方法]
12人のパネリストがそれぞれ、長さ25cmの毛髪10gを40℃の水に浸しシャンプー組成物2gで1分間洗浄した後、30秒間40℃の水ですすぎ、ドライヤーで乾燥させて、毛髪サンプルを作成した。この毛髪サンプルの作成段階で、各パネリストに、「洗浄時の指通り」、「すすぎ時の指通り」、「乾燥後の滑らかさ」および「乾燥後のしっとり感」を、下記の基準で5段階の点数付けを行ってもらい、その平均値を算出した。
[評価基準]
5…極めて優れる
4…優れる
3…良い
2…やや劣る
1…劣る
また、以下に示す泡立ちテストを行った。すなわち、表2に示す組成で調製されたシャンプー組成物を5倍に希釈した後、20gをエアゾール缶に計り取り、その後10gのLPGガスを注入して、エアゾールタイプのシャンプーを得た。これを噴霧し、得られたムース状のシャンプーの外観および感触を5段階(5:柔らかい⇔1:固い)で評価した。
これらの評価結果を表2に示す。
Figure 0004246091
本発明の毛髪化粧料組成物によれば、毛髪に対して優れたコンディショニング効果を発揮し、濡れた髪、乾いた髪の両方に対して滑らかでしっとりした感触を付与することができる。また、シリコーンに起因する消泡効果を発現することがなく、良好な泡立ち性および保存安定性を有する。

Claims (5)

  1. (A)シリコーンエマルジョン0.01〜20重量%と、(B)融点が25℃以上の高融点脂肪族化合物0.1〜15重量%と、(C1)カチオンコンディショニング剤0.1〜10重量%、および(D)水をそれぞれ含有する組成物であり、
    前記(A)シリコーンエマルジョンが、(a)25℃における粘度が0.1〜5,000Pa・sであるポリオルガノシロキサンの1種または2種以上を、該シリコーンエマルジョン中5〜80重量%と、(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤を該シリコーンエマルジョン中0.5〜50重量%と、(c)水を含むことを特徴とする毛髪化粧料組成物。
  2. (A)シリコーンエマルジョン0.01〜20重量%と、(E)洗浄性界面活性剤5〜50重量%と、(C2)コンディショニング剤0.1〜20重量%、および(D)水をそれぞれ含有する組成物であり、
    前記(A)シリコーンエマルジョンが、(a)25℃における粘度が0.1〜5,000Pa・sであるポリオルガノシロキサンの1種または2種以上を、該シリコーンエマルジョン中5〜80重量%と、(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤を該シリコーンエマルジョン中0.5〜50重量%と、(c)水を含むことを特徴とする毛髪化粧料組成物。
  3. 前記(a)ポリオルガノシロキサンが、ポリジメチルシロキサン(ジメチコン)、末端シラノール変性ポリジメチルシロキサン(ジメチコノール)、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基変性ポリジメチルシロキサン(アモジメチコン)から選ばれる1種または2種以上の混合物であることを特徴とする請求項1または2記載の毛髪化粧料組成物。
  4. 前記(A)シリコーンエマルジョンが、平均粒径0.5〜20μmのシリコーンポリマーの粒子を含有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の毛髪化粧料組成物。
  5. 前記(b)第三級アミンオキシド型半極性界面活性剤が、ラウリン酸アミドプロピルジメチルアミンであることを特徴とする請求項1または2記載の毛髪化粧料組成物。
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