JP4243802B2 - ロボットアームの一体成形方法 - Google Patents

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Description

本発明は、内圧成形法によりプリプレグとフランジを形成したアーム取付管とを一体成形するロボットアームの一体成形方法に関する。
産業用ロボットは製品の着脱等の作業を行うためのハンドを備えたアームを有しており、アームが回転運動や水平・垂直運動することにより作業位置を変えることが可能となっている。
回転運動を行う炭素繊維強化樹脂(CFRP)からなるロボットアームは、内圧成形により中空のアーム本体を成形した後、アームの回転運動の中心にフランジを形成したアーム取付管を取り付けている。
本発明に関連する従来技術としては、例えばプリプレグを巻き付けたマンドレルの外周に補助型を配置してプリプレグを加圧した状態で加熱して硬化させる筒体の製造方法がある(特許文献1参照)。
特開2000−301612号公報(請求項1)
ロボットアームへのアーム取付管の取付は、成形したアーム本体に穴あけ加工し、接着剤を用いてフランジを形成したアーム取付管をアーム本体に固定することにより行っている。更に取付後は、アームの先端位置が所定位置となるようにアーム取付管を基準としてアーム先端部の機械加工を行っている。
このように、従来の製造方法では、ロボットアーム成形後に2度の機械加工が必要となり、時間と手間がかかるうえ製造コストが高くなるという問題を有している。
本発明者は鋭意研究の結果、内圧成形によるロボットアームの製造をプリプレグとアーム取付管との一体成形とすることにより、内圧成形後に行うアーム取付管の取付加工の手間が省けることを見出した。更に、型の所定位置にアーム取付管を配置して成形を行うことにより、アーム先端部を機械加工する手間が大幅に軽減できることを見出し本発明を完成するに到った。
上記課題を解決する本発明は、以下に記載するものである。
〔1〕 型のキャビティ内に少なくともその一端にフランジを形成したアーム取付管をフランジ外側面を型に密着させて配置した後、キャビティ内表面とアーム取付管のフランジ内側面に沿ってプリプレグを敷設すると共に前記敷設したプリプレグ間に膨張バッグを挿入し、次いでキャビティ内で膨張バッグを膨張させると共に型内を加熱することによりプリプレグを硬化させるロボットアームの一体成形方法。
〔2〕 型にアーム取付管のフランジを挿入する位置決め凹部を形成してなる〔1〕に記載のロボットアームの一体成形方法。
〔3〕 型にアーム取付管の管内に挿入する位置決め凸部を形成してなる〔1〕に記載のロボットアームの一体成形方法。
本発明のロボットアームの一体成形方法は、アーム本体とアーム取付管を一体成形するため、従来のようにアーム成形後にアーム取付管を取付するための機械加工を行う必要がない。また、アーム取付管を型の所定の位置に配置することにより、従来アーム取付管の取付後に行っていたアーム先端部の機械加工もほとんど必要とせず、機械加工が必要な場合であっても従来より簡単な作業とすることが可能となる。従って、本発明によれば低コストでアーム取付管を有するロボットアームを製造することができる。
以下、図1を参照して本発明の実施形態について説明する。
まず、上型10と下型12が形成する断面が略角を丸めた四辺形の分割型100のキャビティ内に、両端にフランジ3、4を形成したアーム取付管2を配置する(図1(a))。このとき、アーム取付管2に形成したフランジ4の外側面4aを下型12のキャビティ内表面7に密着させる。アーム取付管2の長さは、上型10と下型12が形成するキャビティの高さと同じ長さに形成され、フランジ3の外側面3aは上型10と下型12とを型締めした際に上型10のキャビティ内表面6に密着する。
アーム取付管2を配置した後、分割型100の上型10、下型12が形成するキャビティ内表面6、7に沿って、本体プリプレグ14を敷設する。本体プリプレグ14を敷設後、本体プリプレグ14とフランジ3の内側面3b、フランジ4の内側面4bに沿って補強プリプレグ15を敷設する。本体プリプレグ14、補強プリプレグ15としては、炭素繊維を一軸又は多軸に引き揃えたシート、不織布、織物等にエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させたものが例示できる。
次いで、下型12のキャビティー内に膨張バッグ16をセットして上型10を下型12に型締めする(図1(b))。
図1(b)の状態の横断面図を図2に示す。上型10及び下型12で形成する分割型100のキャビティーは、両端が閉塞し、一端20から他端22に向かうに従って漸次細く形成した中空筒状で、その中央部で略90度に曲折している。アーム取付管2は、下型12の20側に配置されている。図2に示すように、膨張バッグ16は両端が下型12の22側に、中央部が20側にアーム取付管2の外周に巻き付けるようにU字状に折り返して配置されている。
次いで、膨張バッグ16に気体、液体等の流体18を充填し、膨張バッグ16を膨張させることにより内圧成形を行う(図1(c))。膨張バッグ16が膨張することにより、本体プリプレグ14、補強プリプレグ15は型の内側から外部方向に向って加圧され、本体プリプレグ14を型の内表面6、7に、補強プリプレグ15をアーム取付管2のフランジ内側面3b、4b及び本体プリプレグ14に密着させることができる。
その後、型の内表面6、7及びフランジ内側面3b、4bに密着した状態の本体プリプレグ14、補強プリプレグ15を加熱し、硬化させる。プリプレグが硬化した後、内部の膨張バッグ16を取り除いてロボットアームを得る。
なお、本体プリプレグ14、補強プリプレグ15としては公知のものを制限なく用いることができる。また、プリプレグ14と15の間に接着剤を使用してもよい。更に、上記例においては型の内表面上に敷設する本体プリプレグ14と、フランジの内側面上に配置する補強プリプレグ15とを別々に用いたが、これらは一のプリプレグであってもよい。
膨張バッグ16の形状は特に限定されないが、製造するロボットアームに合わせた形状とすることが好ましい。また、膨張バッグ16の材質は特に制限されず、内圧成形法で用いられる公知のものを用いることができる。
内圧成形を行う際にプリプレグへ加える圧力は0.05〜1MPaとすることが好ましい。
プリプレグからしみ出した余分な樹脂を吸収したり、成形品を取出す際の離型性を高める目的で、プリプレグと膨張バッグとの間に必要によりピールクロス、ブレザークロス等を重ねて用いてもよい。
更に、本発明においては、成形後にアーム先端を所定の位置とするために行う機械加工の手間を軽減するため、分割型としてアーム取付管を所定の位置に配置する機能を有するものを用いることが好ましい。分割型にアーム取付管を配置した状態の一例を図3及び図4に示す。図3に示す上型30及び下型32にはアーム取付管34のフランジと同じ形状の凹部36、38がそれぞれ形成されており、フランジの一部を凹部36、38に挿入することによりアーム取付管34を位置決めし、型のキャビティに配置する。図4に示す上型40及び下型42は中央部にそれぞれ凸部46、48が形成されており、アーム取付管44の管内に凸部46、48を挿入することにより位置決めする。
上記例においては、アーム取付管として両端にフランジを形成したものを用いたが、一端のみにフランジを形成したものであってもよい。
更に、上記例においては断面が略角を丸めた四辺形の2つの分割型を用いて説明したが、分割型の断面の形状を円形、楕円形、四辺形等の任意の形状とすることにより、任意の断面形状のアームを形成することができる。また、分割型の分割数は任意である。
上型と下型が形成する分割型のキャビティ内にアーム取付管(フランジの直径7cm、フランジの幅1cm、管口径4cm、長さ3cm)を配置した後、プリプレグ(W−3101/Q−112:東邦テナックス社製)を型の内表面とアーム取付管のフランジの内側面上に敷設した。次いで、アーム取付管の外周にU字状に巻き付けるようにして膨張バッグ(WRIGHTLON#7400:AIRTECH社製)をキャビティ内に配置し、上型と下型とを型締めした。なお、分割型が形成するキャビティのアーム取付管を配置する部分のアームの長さ方向に対する垂直断面は、およそ幅4cm、高さ3cmの略四辺形である。
その後、バッグに気体を充填し、圧力0.5MPaで加圧下、120℃中2時間プリプレグを加熱硬化した。バッグを取り除いてアーム取付管を一体成形したロボットアームを得た。
本発明の製造方法の一例を示す説明図である。 型に膨張バッグを配置した様子を示す図1(b)の状態の横断面図である。 分割型にアーム取付管を配置した状態の一例を示す断面図である。 分割型にアーム取付管を配置した状態の他の例を示す断面図である。
符号の説明
2 アーム取付管
3、4 フランジ
3a、4a 外側面
3b、4b 内側面
6、7 キャビティ内表面
10 上型
12 下型
14 本体プリプレグ
15 補強プリプレグ
16 膨張バッグ
18 流体
100 分割型

Claims (3)

  1. 型のキャビティ内に少なくともその一端にフランジを形成したアーム取付管をフランジ外側面を型に密着させて配置した後、キャビティ内表面とアーム取付管のフランジ内側面に沿ってプリプレグを敷設すると共に前記敷設したプリプレグ間に膨張バッグを挿入し、次いでキャビティ内で膨張バッグを膨張させると共に型内を加熱することによりプリプレグを硬化させるロボットアームの一体成形方法。
  2. 型にアーム取付管のフランジを挿入する位置決め凹部を形成してなる請求項1に記載のロボットアームの一体成形方法。
  3. 型にアーム取付管の管内に挿入する位置決め凸部を形成してなる請求項1に記載のロボットアームの一体成形方法。
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