JP4242980B2 - 操作キー照明構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は操作キーを背面側より照明する操作キー照明構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より操作キーを背面側より照明する構造は、複数の操作キーの間に発光素子(LED)を配置しラバーシートと呼ばれる導光板で周囲の操作キーに光を導くものであった。ラバーシートは導光板としての機能だけでなく操作キーをケース側に付勢するとともに操作キーの押し下げを操作キー下のスイッチに伝える役目も有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、最近の携帯電話機等の携帯機器では表示画面をスクロールさせるためのスクロールキーが設けられている。スクロールキーは、キーの上端部及び下端部をそれぞれ押すという操作を行うために携帯機器の備える操作キーの中にあっては寸法が大きいため、従来のように複数の操作キーの間に配置した発光素子による照明では均一に照明することは難しかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術の課題を解決するために本発明は、透明な材料から成り裏面に文字や記号や図形を印刷した操作キーと、前記操作キーを内部より嵌合させる開口部が形成されたケースと、前記操作キーの押し下げに連動する接点式の電気スイッチ及び前記操作キーを照明するための発光素子が具備されたスイッチ基板と、前記ケースとスイッチ基板との間に介在され、前記操作キーを前記ケース側に付勢するとともに該操作キーの押し下げを前記電気スイッチに伝え、さらに前記発光素子の照明光を操作キーに導く導光板でもあるラバーシートとが具備された操作キー照明構造において、前記操作キーと前記ラバーシートとの間である、該操作キーの下面全体に透過性シートをさらに備え、前記スイッチ基板は前記操作キーの少なくとも上下端部の各端部下の位置にそれぞれ電気スイッチを、ほぼ中央部下の位置に前記発光素子を具備し、前記ラバーシートには前記発光素子の点灯時に点光源が見える範囲を隠蔽する印刷を施し、前記透過性シートと前記点光源が見える範囲を隠蔽する印刷とは同系色であることを特徴とする操作キー照明構造である。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の一実施形態を示す図である。図1は本発明の一実施形態で、携帯電話機の照明装置を説明する分解図、図2は本発明の一実施形態で、携帯電話機の照明装置を説明する要部の断面図である。図1及び図2において同一部位には同一符号を用いている。
【0006】
図において11は機器のケース、11−1は液晶表示部用孔、11−2はキー操作部、12は裏面に文字や記号や図形を印刷し上から該文字や記号や図形が透けて見えるように透明の樹脂材料で作られた操作キー、13は光を透過しやすい乳白色の樹脂製シート、14は導光板である透明または乳白色のキー一体型のラバーシート、15はスイッチ基板、16は発光素子(LED)、17aは上スクロール用でメタルドーム式等の接点式の電気スイッチ、17bは下スクロール用で同方式の電気スイッチ、18はラバーシート13に施した白色の印刷部である。また14a及び14bはラバーシートにおける接面で、操作キー12をケース11側に付勢し密着させる。
【0007】
図2のようにスイッチ基板15は操作キー12の上端側の下には電気スイッチ17aが配置され、操作キー12上端を押し下げるとラバーシート14は接面14aの部分から下が押し下げられ電気スイッチ17aがオンされ、押し下げが解除されると電気スイッチ17aがオフされる。同様に操作キー12の下端側の下には電気スイッチ17bが配置され、接面14bの部分から下が押し下げられ電気スイッチ17bがオンされ、押し下げが解除されると電気スイッチ17bがオフされるようになっている。また操作キー12の略中央部の下に発光素子16が配置されており大きな操作キー12全面を中央部から照明するので、従来のもののように照明ムラを起こすことがないし、複数の発光素子を用いる無駄もない。また、ラバーシート14には発光素子16を真上から多い隠す白色の印刷部18が施してあり、発光素子16が点灯したときに中央部が点光源となって見えてしまう範囲を印刷して点光源が見えないようにしている。点光源が見えないので美観を損なうことがない。また、シート13で透明な操作キー12の下面全体を覆っているので接面14a及び14bが隠れるなど、内部が透けて見えることがなく美観を損なうことがない。シート13と印刷部18とは同色もしくは同系統の色であることが好ましい。また、シート13が乳白色であるため操作キー12の下面に印刷した文字や記号や図形の色とのコントラストを出し易く、結果、印刷文字や記号や図形が見易い。なお、シート13は予め操作キー12に光透過性の粘着材で固定すれば機器の組立てが容易になる。
【0008】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、透明な材料から成り裏面に文字や記号や図形を印刷した操作キーと、前記操作キーを内部より嵌合させる開口部が形成されたケースと、前記操作キーの押し下げに連動する接点式の電気スイッチ及び前記操作キーを照明するための発光素子が具備されたスイッチ基板と、前記ケースとスイッチ基板との間に介在され、前記操作キーを前記ケース側に付勢するとともに該操作キーの押し下げを前記電気スイッチに伝え、さらに前記発光素子の照明光を操作キーに導く導光板でもある半透明で乳白色のラバーシートとが具備された操作キー照明構造において、前記スイッチ基板は前記操作キーの少なくとも上下端部の各端部下の位置にそれぞれ電気スイッチを、ほぼ中央部下の位置に前記発光素子を具備し、前記ラバーシートには前記発光素子の点灯時に点光源が見える範囲を隠蔽する印刷を施したことを特徴とする操作キー照明構造であるので、簡単な構造でありながら1個の操作キーで複数個の電気スイッチをオンオフでき、1個の発光素子で大きな操作キー全体を中心部からほぼ均一に照明することができ、しかも発光素子が点灯したときに中央部が点光源に見えなく出来るので美観を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で、携帯電話機の照明装置を説明する分解図。
【図2】本発明の一実施形態で、携帯電話機の照明装置を説明する要部の断面図。
【符号の説明】
11:ケース 11−1:液晶表示部用孔 11−2:キー操作部
12:操作キー 13:乳白色の樹脂製シート 14:ラバーシート(導光板)
15:スイッチ基板 16:発光素子
17a:上スクロール用電気スイッチ、17b:下スクロール用電気スイッチ
18:白色の印刷部
Claims (1)
- 透明な材料から成り裏面に文字や記号や図形を印刷した操作キーと、前記操作キーを内部より嵌合させる開口部が形成されたケースと、前記操作キーの押し下げに連動する接点式の電気スイッチ及び前記操作キーを照明するための発光素子が具備されたスイッチ基板と、前記ケースとスイッチ基板との間に介在され、前記操作キーを前記ケース側に付勢するとともに該操作キーの押し下げを前記電気スイッチに伝え、さらに前記発光素子の照明光を操作キーに導く導光板でもあるラバーシートとが具備された操作キー照明構造において、前記操作キーと前記ラバーシートとの間である、該操作キーの下面全体に透過性シートをさらに備え、前記スイッチ基板は前記操作キーの少なくとも上下端部の各端部下の位置にそれぞれ電気スイッチを、ほぼ中央部下の位置に前記発光素子を具備し、前記ラバーシートには前記発光素子の点灯時に点光源が見える範囲を隠蔽する印刷を施し、前記透過性シートと前記点光源が見える範囲を隠蔽する印刷とは同系色であることを特徴とする操作キー照明構造。
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JP27710999A JP4242980B2 (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | 操作キー照明構造 |
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1999
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