JP4242871B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、通信ネットワークを介して通信可能な携帯電話機等の携帯型の電子機器に関するものである。
従来、この種の電子機器として、手に持って振ると音が発生する携帯電話機が知られている。この携帯電話機では、利用者が手に持って振ったときの加速度を加速度センサで検知し、この加速度の検知結果に基づいて音を発生する。
しかしながら、上記従来の携帯電話機では、手に持って振るたびに音を単発的に出力することはできるが、複数の音を連続的に出力することができなかった。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、手に持って振ることにより複数の音を連続的に出力することができる電子機器を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、携帯型の電子機器であって、音を出力する音出力手段と、該電子機器の加速度を検知する検知手段と、該検知手段の検知結果に基づいて該音出力手段を制御する制御手段と、を備え、該制御手段は、先行する音の出力を開始し、該先行する音の出力期間に含まれるように、該先行する音の後に出力される後続の音の出力制御に用いる加速度を検知するための検知期間を設定し、該検知期間内に該検知手段で所定の閾値よりも大きな加速度を検知したときは、該先行する音が完了した後、その先行する音の出力に続けて該後続の音の出力を開始し、該検知期間内に該検知手段で該閾値よりも大きな加速度を検知しなかったときは、該先行する音の出力が完了した後、該後続の音の出力を行わないように、制御することを特徴とするものである。
この電子機器では、先行する音の出力を開始すると、その先行する音の出力期間に含まれるように、後続の音の出力のための検知期間が設定される。そして、先行する音の出力期間に設定された検知期間内に利用者が当該電子機器を手に持って振ることにより、所定の閾値よりも大きな加速度検知手段で検知されると、先行する音の出力が完了した後、その先行する音の出力に続けて後続の音の出力が開始される。このように先行する音の出力期間に設定された所定の検知期間内に上記所定の閾値よりも大きな加速度が検知手段で検知されると、先行する音の出力が完了した後、その先行する音の出力に続けて後続の音が出力される。
なお、上記先行する音の出力は、上記検知手段による加速度の検知結果に基づいて開始したものであってもよい。
また、請求項の発明は、請求項の電子機器において、上記制御手段は、上記後続の音の出力を開始した後、該後続の音の出力期間に含まれるように、該後続の音の再出力制御に用いる加速度を検知するための検知期間を設定し、該検知期間内に上記検知手段で上記閾値よりも大きな加速度を検知したときは、該後続の出力が完了した後、その後続の音の出力に続けて該後続の音の再出力を開始し、該検知期間内に該検知手段で該閾値よりも大きな加速度を検知しなかったときは、該後続の音の出力が完了した後、該後続の音の再出力を行わないように、制御することを特徴とするものである。
この電子機器では、上記先行する音の出力完了後に続けて出力している後続の音の出力期間に設定された検知期間内に利用者が当該電子機器を手に持って振ることにより、上記閾値よりも大きな加速度が検知手段で検知されると、上記後続の音の出力が完了した後、その後続の音の出力に続けて、後続の音の再出力が開始される。
また、請求項の発明は、請求項1又は2の電子機器において、上記出力対象の音の組み合わせが互いに異なる複数種類の動作モードを有し、該複数種類の動作モードのいずれかを選択するための動作モード選択手段を備え、上記制御手段は、該動作モード選択手段で選択された動作モードに対応させて、出力対象の音の組み合わせを設定することを特徴とするものである。
この電子機器では、利用者が動作モード選択手段で複数種類の動作モードのいずれかを選択すると、その選択された動作モードに対応するように、出力対象の音の組み合わせが設定される。
また、請求項4の発明は、請求項3の電子機器において、上記検知期間の長さは、上記複数種類の動作モードごとに設定されていることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至3のいずれかの電子機器において、上記検知期間の長さは、上記出力される音の種類ごとに設定されていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかの電子機器において、上記制御手段は、上記先行する音の出力が完了したタイミングから上記後続の音の出力を開始するタイミングまでの音出力休止期間、又は、上記後続の音の出力が完了したタイミングから該後続の音の再出力を開始するタイミングまでの音出力休止期間を設定し、該音出力休止期間の長さは、上記出力される音の種類ごとに設定されていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、携帯型の電子機器の制御方法であって、先行する音の出力を開始する工程と、該先行する音の出力期間に含まれるように、該先行する音の後に出力される後続の音の出力制御に用いる加速度を検知するための検知期間を設定する工程と、
該検知期間内に所定の閾値よりも大きな加速度を検知したときは、該先行する音の出力が完了した後、その先行する音の出力に続けて該後続の音の出力を開始する工程と、該検知期間内に該閾値よりも大きな加速度を検知しなかったときは、該先行する音の出力が完了した後、該後続の音の出力を行わない工程と、を含むことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、携帯型の電子機器に設けたコンピュータで実行可能なプログラムであって、先行する音の出力を開始する工程と、該先行する音の出力期間に含まれるように、該先行する音の後に出力される後続の音の出力制御に用いる加速度を検知するための検知期間を設定する工程と、該検知期間内に所定の閾値よりも大きな加速度を検知したときは、該先行する音の出力が完了した後、その先行する音の出力に続けて該後続の音の出力を開始する工程と、該検知期間内に該閾値よりも大きな加速度を検知しなかったときは、該先行する音の出力が完了した後、該後続の音の出力を行わない工程と、を含む制御処理を行うように、該コンピュータで実行されることを特徴とするものである。
なお、上記「電子機器」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機等が挙げられる。また、この「電子機器」としては、上記電話機のほか、電話機能を有しないPDA(Personal Digital Assistance)等の電子機器も挙げられる。
また、上記電子機器における制御手段による制御は、その電子機器に設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行ってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行ってもよい。
請求項1乃至の発明によれば、先行する音の出力期間に設定された所定の検知期間内に利用者が電子機器を手に持って振ることにより、上記先行する音の出力が完了した後、その先行する音に続けて後続の音が出力されるので、複数の音を連続的に出力することができるという効果がある
に、請求項の発明によれば、上記先行する音が出力された後、上記後続の音を複数回連続的に出力することができるという効果がある。
特に、請求項の発明によれば、利用者が選択する動作モードに応じて出力対象の音の組み合わせを変えることができるという効果がある。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る携帯型の電子機器としての携帯電話機20の外観を示す正面図である。図2は、その携帯電話機20の概略構成を示すブロック図である。この携帯電話機20は、主制御部211、データ記憶部212、無線通信部213、操作部214、表示部215、検知部216及び音出力部217を備えている。また、携帯電話機20には、例えばRTC(リアルタイムクロック)で構成された時計部218も備えている。
上記主制御部211は、システムバス、CPU、RAM、ROM等で構成され、OS(オペレーション・システム)やアプリケーションプログラムに基づいて各種データ処理を行ったり各部を制御したりする。この主制御部211は、音出力部217で出力している先行する音の出力期間中に、検知部216で所定の閾値よりも大きな加速度を検知したとき、上記先行する音の出力に続けて連続的に後続の音を出力するように、音出力部217を制御する制御手段としても用いられる。
上記データ記憶部212は携帯電話機内に設けた内部メモリとしてのRAM等で構成され、アドレス帳データ、メールデータ、画像ファイル、再生可能な音楽データとしての音楽ファイル、各種設定データ等の携帯電話機で使用する各種データを記憶する。また、データ記憶部212は、携帯電話機20を振ったときに出力する所定長さの音声、効果音等の音データを記憶するデータ記憶手段としても用いられる。これらの音声や効果音等の出力音の長さは利用者が認識可能な長さ程度に設定されている。例えば、100ミリ秒〜10秒の範囲内の長さに設定される。これらの所定長さの音が単独で又は複数組み合わされて出力される。なお、データ記憶部212は、携帯電話機本体に着脱可能な外部記憶媒体としてのメモリーカード等で構成してもよい。
上記無線通信部213は、通信ネットワークとしての携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機との間で音声通信やメール通信を行ったり通信ネットワーク上のサーバとの間でデータ通信を行ったりするために、携帯電話通信網10の基地局と無線通信を行うものである。
上記操作部214は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22a、終話キー22b、スクロールキー24、多機能キー23a,23b,25、マイク26などから構成されている。この操作部214は、出力対象の音の組み合わせが互いに異なる複数種類の動作モードのいずれかを利用者が選択する動作モード選択手段としても用いられる。この場合、主制御部211は、操作部214が操作されていずれかの動作モードが選択されたときに、その選択された動作モードに予め設定されている音の組み合わせを採用する。そして、その動作モードに対応する所定の組み合わせの音を、携帯電話機20を振ったときに出力するように制御する。
なお、本携帯電話機20における入力手段としては、上記操作部214のほか、音信号入力手段としてのマイク26も備えている。
上記表示部215は液晶ディスプレイ(LCD)27や描画データ処理部等で構成され、各種画像を表示することができる。この表示部215は、待受け画面、メニュー画面、メール画面、WEB閲覧画面、各種設定画面などを表示することができる。
上記検知部216は、携帯電話機20に生じる姿勢や加速度を検知する検知手段として用いられる。この検知部216は、例えば、2軸の加速度センサ、センサ駆動回路、検知信号処理回路(フィルター回路、A/D変換器)等で構成される。加速度センサは、キー21等が設けられた操作面に対して平行な面内で互いに直交する2方向(図1中、X軸方向及びY軸方向)に向かう加速度α,αを検出する。上記加速度センサは、携帯電話機20の内部に設けられた図示しない回路基板上に実装されている。この加速度センサとしては、上記加速度α,αを検出できる公知のものを用いることができる。また、この2軸の加速度センサに代えて、互いに直交する3方向(図1中、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向)の加速度α,α,αを検出する3軸の加速度センサを用いてもよい。
上記検知部216は、利用者が携帯電話機20を振ったときに生じる加速度(比較的短周期で変化する動的な加速度)や、携帯電話機20が重力によって自由落下するときの重力加速度(比較的長周期で変化する静的な加速度)を検知することができる。
ここで、検知部216の出力は任意にオフセットを設定することができる。本実施形態では、携帯電話機20が静止しているときに重力加速度1g[m/sec]に対応する信号を出力し、携帯電話機20が自由落下しているときに0[m/sec]に対応する信号を出力するように設定している。この出力のオフセットは、携帯電話機20が静止しているときに0[m/sec]に対応する値を出力し、携帯電話機20が自由落下しているときに1g[m/sec]に対応する信号を出力するように設定してもよい。
上記2種類の加速度(静的な加速度、動的な加速度)は、所定のカットオフ周波数特性を有するフィルターで分離することができる。例えば、上記静的な加速度(重力加速度)は、加速度センサの出力信号をローパスフィルタに通すことにより分離することができる。一方、上記動的な加速度(衝撃を与えたときの加速度)は、加速度センサの出力信号をハイパスフィルタや高周波数域側のバンドパスフィルタに通すことにより分離することができる。この動的な加速度(衝撃を与えたときの加速度)は、加速度センサの出力を上記フィルターを通さないで検知してもよい。
なお、上記アラーム動作に振動(バイブレーション)を発生させるような設定が可能な場合には、そのアラーム動作による振動による加速度変化と、アラーム停止のために利用者が携帯電話機に衝撃を与えたときの加速度変化とを区別できるように、アラーム停止操作を検知するための加速度の閾値や周波数帯域(フィルター特性)を適正に設定する。
上記検知部216によって所定のサンプリング間隔で検知された加速度のデータはディジタルデータとして主制御部211に渡される。
また、上記検知部216は、上記加速度センサに加えて、地磁気センサを用いるように構成してもよい。この地磁気センサは、上記X軸及び上記Y軸並びにこれらの軸に直交するZ軸からなる3次元座標上における地磁気の磁界強度成分又は磁束密度成分を検知する3軸のセンサである。この地磁気センサの検知結果を利用して、X軸、Y軸及びZ軸のまわりの角度θX,θY,θZを検出する。具体的には、地磁気の方向が、基準となる地磁気の方向(基準方向)に対して変化したときの変化量を、X軸、Y軸及びZ軸のまわりの角度θX,θY,θZを用いて検出する。これにより、地磁気の方向が基準方向にあるときの姿勢から携帯電話機20がその姿勢を変化させたとき、その変化後の姿勢を各角度θX,θY,θZによって特定することができる。以下、上記X軸θXのまわりの角度を「ピッチ角」、上記Y軸のまわりの角度θYを「ロール角」、上記Z軸のまわりの角度θZを「ヨー角」と呼ぶ。
なお、上記ピッチ角θX、ロール角θY及びヨー角θZは、地磁気センサの検知データのみを用いて算出してもいいし、地磁気センサ検知データと加速度センサの検知データの両方を用いて算出してもよい。
上記音出力部217はスピーカ28等で構成され、音声通話時の音声を出力する手段として用いられるほか、データ記憶部212に記憶されているデータに基づいて、音声、効果音、音楽等を出力する音出力手段としても用いられる。この音出力部217は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)としてスピーカ28を用い、この音声通話用のスピーカ28とは別に、上記アラーム音や音楽を出力する外部出力用スピーカを設けるように構成してもよい。
なお、出力手段としては、LED(発光ダイオード)等の発光素子を用いて光を発する発光部を設けてもよい。この発光部は、複数色の光を切り換えて出力できるように構成してもよい。
上記音声、効果音、音楽等の音や上記光は、上記音出力部217や発光部を主制御部211で制御することにより、例えば利用者が携帯電話機20を所定方向に所定の強さで振ったタイミングで出力することができる。
上記時計部218は、現在の年月日及び時刻を計時し、発生した時刻データを主制御部211に渡す。
図3は、携帯電話機20を振ったときの検知部216の出力変化の一例を示すグラフである。図4は、携帯電話機20を振って音を出力するときの一制御例を示すフローチャートである。図3において、太線は図1のX方向の加速度αXの出力を示し、細線は図1のY方向の加速度αYの出力を示している。また、各加速度αX,αYについて、正の方向の閾値Aと負の方向の閾値Bとが設けられている。
まず、携帯電話機20を用いた音出力に先立って、利用者は携帯電話機20を操作することにより、所定の音出力設定画面上で、携帯電話機を振ったときに出力される音の種類を設定しておく。この設定は、互いに異なるテーマやキャラクター等に応じて予め登録されている複数種類の動作モードのいずれかを選択することによって行ってもよい。各動作モードは、動作モードに対応するテーマやキャラクター等に応じて出力音の組み合わせが設定されている。また、上記出力音の種類のほか、各音の出力期間において携帯電話機20の加速度が検知される期間(以下「検知期間」という。)の長さや、隣合う音出力期間の間隔すなわち音出力休止期間(以下「音出力インターバル」という。)も設定できるようにしてもよい。この設定によって、利用者は携帯電話機20をどのタイミングで振るべきか、あるいは各音がどのような間隔で出力されるかを把握した上で、携帯電話機20を操作することが可能となる。さらに、上記検知期間の長さに関する設定状況は、携帯電話機20の表示部215上にカウントダウン型のタイマーのような形で表示されてもよい。この場合は、利用者は加速度の検知が始まるまでの時間まであと何秒あるか、検知期間があと何秒続くかを視覚的に把握することができる。
表1は、本制御例で出力対象の音として設定されている2種類のパターンA及びパターンBの内容を示している。パターンAの音の再生時間(出力期間)は1.2秒であり、後続のパターンBの音を出力するかを判定するための加速度の検知期間Aは0.6秒である。この検知期間Aは、パターンAの音出力期間の後半部分に設定されている。また、パターンAの音出力期間の終了時点から後続のパターンBの音出力開始時点までのインターバルは0秒に設定されている。このパターンAの音のファイルは「Sound_A.smf」というファイル名でメモリに保存されている。一方、パターンBの音の再生時間(出力期間)は1.0秒であり、後続のパターンBの音を出力するかを判定するための加速度を検知する検知期間Bは0.3秒である。この検知期間Bは、上記検知時間Aの場合と同様に、パターンBの音出力期間の後半部分に設定されている。また、パターンBの音出力期間の終了時点から後続のパターンBの音出力開始時点までのインターバルは0秒に設定されている。このパターンBの音のファイルは「Sound_B.smf」というファイル名でメモリに保存されている。なお、音データのファイルは、本例のsmfファイルに限定されるものではなく、その携帯電話機で呼び出して出力可能なものであれば、他のデータ形式のファイルであってもよい。
Figure 0004242871
図4の制御例において、上記設定を行った後、利用者が携帯電話機20を操作することにより、加速度の検知による携帯電話機20の振り操作の監視を開始する(S101)。そして、主制御部211は、検知部216で検知した加速度の大きさが、予め設定した閾値A,Bを下回る状態が続いた後、図3の符号P1に示すように閾値A,B以上になったことを検知すると(S102)、パターンAの音出力を開始するように制御する(S103)。
次に、主制御部211は、パターンAの音の出力期間の後半部分に設定されて検知期間A内で、検知部216で検知した加速度の大きさが閾値A,B以上になったか否かを判断する(S104)。ここで、検知期間A内において閾値A,B以上の加速度を検知しなかった場合(S104でNo)は、後続のパターンBの音出力を行わずにパターンAの音出力を終了する(S105)。一方、上記検知期間A内において閾値A,B以上の加速度を検知した場合(S104でYes)は、パターンAの音出力を終了するとともに(S106)、パターンBの音出力を開始する(S107)。
次に、制御部211は、上記パターンBの音の出力期間の後半部分に設定されて検知期間B内で、検知部216で検知した加速度の大きさが閾値A,B以上になったか否かを判断する(S108)。ここで、検知期間B内において閾値A,B以上の加速度を検知した場合(S108でYes)は、パターンBの音出力を一旦終了する(S109)とともに、同じパターンBの音出力を続けて開始する(S107)。このように携帯電話機20の振り操作を繰り返すと、パターンAの音出力の後、パターンBの音出力を複数回繰り返すことができる(S107〜S109)。例えば、パターンAの音が音声「あ」であり、パターンBの音が音声「た」である場合、携帯電話機20を連続して振ることにより、「あたたた・・・」という連続的な音声を出力することができる。このような音出力制御により、例えばカラオケを行っているときに曲に合わせて携帯電話機20を振ることにより、曲に合わせた効果的なリズム音や合いの手の音を挿入することができる。
一方、上記検知期間B内において閾値A,B以上の加速度を検知しなかった場合(S108でNo)は、後続のパターンBの音出力を行わずにパターンBの音出力を一旦終了する(S110)。
次に、主制御部211は、音出力のための携帯電話機20の振り操作の監視を終了するか否かの判断を行う(S111)。ここで、主操作部211は、操作部214のキー操作などによって振り操作監視の終了が指示された判断する(S111でYes)と、加速度の検知による携帯電話機20の振り操作の監視を終了する。一方、主制御部111は、振り操作監視の終了が指示されなかったと判断する(S111でNo)と、加速度の検知による携帯電話機20の振り操作の監視を継続するように制御する。
以上、本実施形態によれば、先行するパターンAの音出力期間中に利用者が携帯電話機20を手に持って振ることにより、上記先行するパターンAの音出力に続けて後続のパターンBの音が出力されるので、複数の音A,Bを連続的に切れ目なく出力することができる。更に、上記パターンBの音出力期間中に利用者が携帯電話機20を手に持って振ることにより、上記パターンBの音出力に続けて同じパターンBの音が続けて出力されるので、複数のパターンBの音を連続的に切れ目なく出力することができる。
なお、上記音の出力制御は、図3、図4及び表1に記載した制御に限定されるものではなく、携帯電話機20の加速度の検知結果に基づいて、先行する音の出力に続けて後続の音を出力するように制御するものであれば、任意に変形可能である。
例えば、携帯電話機20の加速度を検知する検知時間Tsの長さと、その加速度の検知開始タイミング間の間隔(周期)である検知インターバルTpとを予め設定し、その設定に基づいて図5のように複数の個別音を連続的に出力するように制御してもよい。図5の例では、音出力の開始タイミングと加速度の検知開始タイミングとが一致し、その音出力は、次の加速度検知を開始するまで、すなわち次の音出力が開始されるまで継続する。また、この制御例における設定では、例えば、前者の加速度を検知する検知時間を5秒、10秒などと設定することができ、後者の加速度の検知インターバルを5秒ごと、10秒ごとなどと設定することができる。そして、前者の検知時間Tsと後者の検知インターバルTpを組み合わせることで、例えば10秒ごとに加速度検知(音出力)が始まり、その加速度検知は5秒間行われる、といった設定が可能になる。この設定によって、利用者は携帯電話機20をどのタイミングで、あるいは何秒間振るべきか把握した上で携帯電話機20を操作することが可能となる。さらに、上記検知時間Tsの長さや検知インターバルTpに関する設定状況は、携帯電話機の表示部215上にカウントダウン型のタイマーのような形で表示されてもよい。この場合は、利用者は検知が始まるまでの時間まであと何秒あるか、検知時間があと何秒続くかを視覚的に秒単位で把握することができる。
また、本発明は、携帯電話機のほか、PHS、自動車電話機等の電話機、携帯型のPDAなど、他の携帯型の電子機器についても適用でき、同様な効果が得られるものである。
本発明の一実施形態に係る携帯電話機の外観を示す正面図。 携帯電話機の概略構成を示すブロック図。 携帯電話機に生じた加速度の検知結果の一例を示すグラフ。 携帯電話機の振り操作時における音出力の一制御例を示すフローチャート。 他の実施形態に係る加速度の検知時間Tsと検知インターバルTpとの関係を示す説明図。
符号の説明
10 携帯電話通信網
20 携帯電話機
211 主制御部
212 データ記憶部
213 無線通信部
214 操作部
215 表示部
216 検知部
217 音出力部
218 時計部

Claims (8)

  1. 携帯型の電子機器であって、
    音を出力する音出力手段と、
    該電子機器の加速度を検知する検知手段と、
    該検知手段の検知結果に基づいて該音出力手段を制御する制御手段と、を備え、
    該制御手段は、
    先行する音の出力を開始し、
    該先行する音の出力期間に含まれるように、該先行する音の後に出力される後続の音の出力制御に用いる加速度を検知するための検知期間を設定し、
    該検知期間内に該検知手段で所定の閾値よりも大きな加速度を検知したときは、該先行する音が完了した後、その先行する音の出力に続けて該後続の音の出力を開始し、
    該検知期間内に該検知手段で該閾値よりも大きな加速度を検知しなかったときは、該先行する音の出力が完了した後、該後続の音の出力を行わないように、制御することを特徴とする電子機器。
  2. 求項の電子機器において、
    上記制御手段は、
    上記後続の音の出力を開始した後、該後続の音の出力期間に含まれるように、該後続の音の再出力制御に用いる加速度を検知するための検知期間を設定し、
    該検知期間内に上記検知手段で上記閾値よりも大きな加速度を検知したときは、該後続の出力が完了した後、その後続の音の出力に続けて該後続の音の再出力を開始し、
    該検知期間内に該検知手段で該閾値よりも大きな加速度を検知しなかったときは、該後続の音の出力が完了した後、該後続の音の再出力を行わないように、制御することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1又は2の電子機器において、
    上記出力対象の音の組み合わせが互いに異なる複数種類の動作モードを有し、
    該複数種類の動作モードのいずれかを選択するための動作モード選択手段を備え、
    上記制御手段は、該動作モード選択手段で選択された動作モードに対応する音を出力するように制御することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3の電子機器において、
    上記検知期間の長さは、上記複数種類の動作モードごとに設定されていることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1乃至3のいずれかの電子機器において、
    上記検知期間の長さは、上記出力される音の種類ごとに設定されていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1乃至5のいずれかの電子機器において、
    上記制御手段は、上記先行する音の出力が完了したタイミングから上記後続の音の出力を開始するタイミングまでの音出力休止期間、又は、上記後続の音の出力が完了したタイミングから該後続の音の再出力を開始するタイミングまでの音出力休止期間を設定し、
    該音出力休止期間の長さは、上記出力される音の種類ごとに設定されていることを特徴とする電子機器。
  7. 携帯型の電子機器の制御方法であって、
    先行する音の出力を開始する工程と、
    該先行する音の出力期間に含まれるように、該先行する音の後に出力される後続の音の出力制御に用いる加速度を検知するための検知期間を設定する工程と、
    該検知期間内に所定の閾値よりも大きな加速度を検知したときは、該先行する音の出力が完了した後、その先行する音の出力に続けて該後続の音の出力を開始する工程と、
    該検知期間内に該閾値よりも大きな加速度を検知しなかったときは、該先行する音の出力が完了した後、該後続の音の出力を行わない工程と、
    を含むことを特徴とする制御方法。
  8. 携帯型の電子機器に設けたコンピュータで実行可能なプログラムであって、
    先行する音の出力を開始する工程と、
    該先行する音の出力期間に含まれるように、該先行する音の後に出力される後続の音の出力制御に用いる加速度を検知するための検知期間を設定する工程と、
    該検知期間内に所定の閾値よりも大きな加速度を検知したときは、該先行する音の出力が完了した後、その先行する音の出力に続けて該後続の音の出力を開始する工程と、
    該検知期間内に該閾値よりも大きな加速度を検知しなかったときは、該先行する音の出力が完了した後、該後続の音の出力を行わない工程と、
    を含む制御処理を行うように、該コンピュータで実行されることを特徴とするプログラム。
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