JP4242683B2 - ミシンの文字選択装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多数の文字及び模様を少ないスイッチで容易に選択することができるミシンの文字選択装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
ミシンには多数の文字及び模様に係る縫いデータが記憶された記憶手段を備え、これら模様を簡単に選択することができるように多くの工夫がなされている。
【0004】
例えば、大型のタッチスイッチをマトリクス状に複数のエリアに分割し、ここにすべての模様を種類毎にページ替え表示して、任意の文字を選択することができるような模様選択装置を備えている。
【0005】
【特許文献1】
特開昭62−72390号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の文字選択装置はひらがな模様群、カタカナ模様群、アルファベット模様群、数字模様群の各模様群に属するスイッチが別に構成されていた。また、これら模様群を切り替えるための操作手段と、ひらがな模様群、カタカナ模様群の横書き又は縦書きを切換えるためにの操作手段とが別になっていた。このため、例えばひらがな文字からカタカナに切り替える操作と、切替えたカタカナを横書きから縦書きに変更する操作が別に必要であり、予め各操作手段の機能を習得する必要があり、さらに切替えた後の操作手段がひらがなとカタカナで別になっているので、再度カタカナ操作手段に慣れてからでないと、カタカナ文字の選択操作を開始することができなかった。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するものであり、文字選択手段を複数の文字の模様群に共通する複数の固定スイッチとして構成し、模様群の選択と縦書き又は横書きの選択とを同一の切換手段の操作で行うようにしたので、構成がきわめて単純化され、操作者にとって極めて使いやすいミシンの文字選択装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のミシンの文字選択装置は、ひらがな模様群、カタカナ模様群、アルファベット模様群、数字模様群の各文字模様群に属する複数の文字模様、及び複数のワンポイント模様、連続模様の縫いデータを記憶する記憶手段と、前記文字模様、ワンポイント模様、連続模様に対して任意の模様を複数選択する模様選択手段と、前記選択手段で選択された複数の模様の縫いデータを記憶手段から読み出して、縫い針に対して一縫い目毎に布を縦及び横に相対移動してこの複数の模様を連続して形成するミシンにおいて、前記模様選択手段は複数の文字模様選択押ボタンスイッチを備え、これらスイッチの各々に、ひらがな模様群、カタカナ模様群、アルファベット模様群、数字模様群のうち、二以上の模様群に属する所定の文字を選択するように割り当てられると共に、前記模様群の選択と、選択された文字の縦書き又は横書きの配列方向の選択とを同時に切り替え設定する入力切替手段と、前記模様選択手段により選択された複数の文字模様を表示する表示手段と、前記模様選択手段のうち、いずれかの文字模様選択押ボタンスイッチが操作されると、そのスイッチに割り当てられた文字のうち、前記入力切替手段で設定した模様群と配列方向に従った複数の文字の選択が行われ、かつその配列方向に従って表示手段に複数の選択文字が配列表示され、縫製時にその配列方向に従って複数の選択文字が連続的に縫製するようにした制御手段とを備えたものである。
【0009】
請求項1のミシンの文字選択装置によれば、文字模様の選択スイッチを複数の文字の模様群に共通する複数の押しボタンスイッチとして構成し、模様群の選択と縦書き又は横書きの選択とを同一の切換手段の操作で行えるようにしたので、操作手段の構成とその操作手段を使用した文字選択操作がきわめて単純化され、操作者にとって非常に使いやすいというすぐれた効果を奏する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係るミシンの文字選択装置について、実施の形態例を説明する。
【0011】
ミシンが縫製する模様には、連続模様と単独模様がある。
【0012】
連続模様には直線縫い、ジグザグ縫い等の実用縫いと、唐草模様のような飾り縫いを含む。連続模様は主に、送り手段が備える送り歯で前方に布送りしながら、必要により針棒を送り歯による送り方向と直交する方向に針振りする針振り手段により、縫製開始後作業者がミシン停止を操作するまで、選択した模様を自動的に何度も繰り返すことにより長く連続して縫製する。したがって、連続模様は一の模様を選択したら続けて他の模様を選択して組み合わせることはしない。
【0013】
単独模様には、ハートマークや星マークなどのワンポイント模様と、ひらがな、カタカナ、英字、数字、記号などの文字模様がある。単独模様は所望の模様を複数自由に組み合わせることができ、ミシンスタートすると自動的に選択した複数の模様を連続して縫製することができる。
【0014】
この単独模様の縫製には、送り歯を前後左右に移動する送り手段と針を左右方向に針振りする針振り手段を組み合わせて一個の模様の大きさが数ミリの範囲の単独模様を複数選択した場合にはこれらを連続的に縫製する場合と、布を刺繍枠に装着してXY移動する刺繍縫い手段により刺繍枠に対する縫製範囲に収まるように複数の単独模様を任意の位置にレイアウトした場合にはこれらの模様を連続縫製(連続縫製されるのは複数の単独模様を一色の色糸で縫製する場合であり、多色刺繍では一模様を構成する複数の色パーツ毎に色糸を架け替えるために一の単独模様を形成するのにミシン停止、糸切りを何度も行う)する刺繍縫いとがある。
【0015】
図1は、本発明に係るミシンの模様選択装置の制御ブロック図である。図中51は記憶手段としてのROMであり、このROM51は、前記選択模様の縫いデータや縫い模様などの形象を表示するための表示データ、及び縫いデータを選択するためのスイッチ操作に関連してそのスイッチのコードを読み出すためのキーコードテーブルなどのデータを記憶し、さらに後述する制御手段として、模様選択により操作されたキーを読み出して入力された選択模様を決定し、さらにこの選択模様を編集削除して後述するRAM56に一時記憶するための制御プログラム、及び前記選択模様に従い縫いデータを読み出してミシンが縫い目形成するための制御プログラムを記憶する。
【0016】
操作パネル54(図2)に配置した複数の模様選択操作スイッチ55を含む操作スイッチ1〜27は押圧操作時にオン(オフ)され開放時にオフ(オン)される固定の押しボタンスイッチで構成され、それら複数のスイッチを含むキーマトリクス53からの模様選択信号があった場合には、CPU52は、前記制御プログラムに基づいて選択された模様をRAM56に一時記憶する(模様選択手段)。
【0017】
スタートストップスイッチ57の操作により縫製開始信号がCPU52に発せられると、選択模様に基づいてROMから縫いデータが読み出され、針及び糸輪捕捉器を含む図示しない縫い目形成手段に対してミシンモータ58、針振りモータ59を作動して選択模様が形成される。また、ミシンに着脱可能な刺繍装置が装着されている場合には刺繍縫い用のXYモータ60が駆動されて、選択された単独模様が布に形成される。
【0018】
61は表示手段としての表示装置であり、選択模様61a、押え61、選択模様の位置を示すカーソル61c、止め縫いマーク61dの各形象をROMに記憶された表示データに基づき表示する表示手段としての表示装置、62は模様の形象、縫いデータを記憶した外部記憶手段である。
【0019】
前記図2の操作パネルの構成は次のとおりである。
【0020】
操作パネルに配置された各々のスイッチに付された符号(1〜27)は後述するキーコードとしてのキー番号を兼ねている。
【0021】
1(キー番号1)乃至12(キー番号12)は12個のスイッチを4行3列に配置して、ひらがな、カタカナ、英字、及び数字、記号を入力するための単独模様スイッチ群であり、または文字模様選択押ボタンスイッチを備えた文字模様スイッチ群である。各スイッチ1〜12には、それぞれのスイッチが入力可能な文字として、後述する入力モード(ひらがなよこモード、ひらがなたてモード、カタカナヨコモード、カタカナタテモード、アルファベット大文字モード、アルファベット小文字モード、数字ヨコモード、数字タテモード)(図3参照)に対して、一モードに対応する一部スイッチを除き、少なくとも二以上のモードに対応しており、前記各スイッチ1〜12にはそれぞれのモードに属する所定数の文字が割り当てられ、そのスイッチの押圧部にはその割り当てられた文字の全部又は一部の代表文字が表示されている。
【0022】
例えばスイッチ1の押圧部には、図2に示すように、「あ」「@」「1」が表示されている。このうち「あ」は、「ひらがなキー」としてひらがなのうち50音順の代表一文字又は図2に示すように他のキーには複数の記号が表示されたものであり、「あいう・・」と、後述の図13のテーブルを参照すると「あ」に関連する10文字のひらがなが割り当てられていることを表す。次に「@」は、「アルファベットキー」としてアルファベット又は記号について1文字乃至4文字が図2に示すように各スイッチ1〜12に割り当てられていることを表す。次に「1」は「数字キー」として数字が一文字又は複数の記号が図2に示すように各スイッチ1〜12に割り当てられていることを表示している。スイッチ2には同様にか行の「か」「ABC」「2」が表示され、同様にスイッチ3〜12には図2に示すように表示してある。
【0023】
そして、後述するように「ひらがな(カタカナ)よこモード」のとき、スイッチ1〜12はひらがな(カタカナ)の選択スイッチとなり、スイッチ1〜12に属するスイッチのうち、同一のスイッチを連続して操作した場合、例えばスイッチ1を連続して複数回操作すると、操作されるたびにあ行に属する「あ」「い」「う」・・・・「あ」「い」「う」・・・と、前回選択した文字模様(例えば「あ」(ア)文字模様)に代えて次の文字模様(例えば「い」(イ)文字模様)が更新選択されるように順次選択模様が変化し、その更新選択のたびに文字模様が表示装置に順次更新して表示される。これは他のスイッチ2〜12をひらがな(カタカナ)モードで連続操作した場合でも同様である。
【0024】
さらに後述する入力モードが「アルファベット大文字モード」のときはスイッチ1〜12はアルファベットキーとなり、同一のスイッチを連続操作すると、操作されたキーに対応して割り当てられたアルファベット文字が順次更新出力される。例えばスイッチ2を連続操作したときは「A」「B」「C」が順次更新選択され、表示装置も同様に「A」「B」「C」を順次更新表示する。
【0025】
また、後述する入力モードが「数字ヨコモード」のときはスイッチ1〜12は数字キーとなる。各キーに割り当てられた数字は一個であるため、同一または異なる数字スイッチを連続操作すると、操作されたキーに対応して割り当てられた数字が順次桁を増加させて出力される。
13(キー番号13)、14(キー番号14)、15(キー番号15)は単独模様スイッチ群であり、またはワンポイント模様選択押ボタンスイッチを備えたワンポイント模様スイッチ群である。この各スイッチ13〜15は3個のスイッチで構成され、前記文字模様スイッチ群を構成する12個のスイッチを3列の配置したのに対して、ワンポイント模様スイッチ群の各スイッチも文字模様スイッチに隣接して、同列、同間隔に並べて配置してある。これらワンポイント模様スイッチ13〜15はそれぞれ3模様が入力できるように設定され、それぞれのスイッチ13〜15の押圧部には入力可能な模様として、スイッチ13にはハートマーク、八分音符、十六分音符の形象を表示し、同スイッチ14にはト音記号、チューリップ、星の形象を表示し、同スイッチ15にはアヒル、犬、ワニの形象が表示してある。そして、スイッチ13〜15に属するスイッチのうち、同一のスイッチ(例えばスイッチ13)を連続操作したときは、前記ひらがな入力と同様に、そのスイッチに割り当てられたワンポイント模様(「ハートマーク」「八分音符」「十六分音符」)が順次更新選択され、表示装置も同様に(「ハートマーク」「八分音符」「十六分音符」)を順次更新表示される。
【0026】
16(キー番号16)乃至21(キー番号21)は直線模様やジグザグ模様としての実用模様や飾り縫い模様からなる複数の連続模様を選択するために6個の連続模様選択押ボタンスイッチを備えた連続模様スイッチ群である。この各連続模様スイッチ16〜21は、前記文字模様スイッチ群を構成する12個のスイッチが3列に配置され及び前記ワンポイント模様スイッチが同じく3列に配置されているのに対して、これらスイッチに隣接して同じ3列に、同間隔で並べて6個配置してある。
【0027】
これら連続模様スイッチ16〜21はそれぞれ3模様が入力できるように設定され、それぞれのスイッチ16〜21押圧部には入力可能な模様の形象が表示されている。このうち前記連続模様スイッチ16には左基線直線模様、中基線直線模様、伸縮直線模様の3種の直線模様の形象を表示し、同スイッチ17,18には各3種のジグザグ模様が表示されている。
【0028】
また、前記連続模様スイッチ19には左右の側縫いと前後に閂止め縫いからなる周知のボタン穴かがり縫いを単独で縫製するように、組み合わせることなく単独で選択されるものであり、眠りボタン穴かがり縫い模様1種と、鳩目ボタン穴かがり縫い2種の模様が選択可能に表示されている。また前記連続模様スイッチ20、21には飾り縫い模様として繰り返し縫製される形象が3種づつ、計6種表示してある。
【0029】
そして、スイッチ16〜21に属するスイッチのうち、同一のスイッチ(例えばスイッチ16)を連続操作したときは、前記ひらがな入力と同様に、そのスイッチに割り当てられた連続模様(「左基線直線模様」「中基線直線模様」「伸縮直線模様」)が順次更新選択され、表示装置も同様に(「左基線直線模様」「中基線直線模様」「伸縮直線模様」)を順次更新表示される。
【0030】
スイッチ22(キー番号22)は、濁点キーであり、このスイッチを連続操作すると直前に選択模様が文字の場合には、その文字に対する濁点文字または半濁点文字に変換して更新選択され、表示装置も同様に濁点文字または半濁点文字に更新して表示される。
【0031】
スイッチ23(キー番号23)は前記文字模様スイッチ1〜12の入力切替キーであり、ROM51に記憶された入力モードテーブル(図3)を順次読み出すことで、前記文字模様スイッチ1〜12を操作したときに入力される文字が、ひらがなよこモード、ひらがなたてモード、カタカナヨコモード、カタカナタテモード、アルファベット大文字モード、アルファベット小文字モード、数字ヨコモード、数字タテモードのいずれかとする入力モードの切替機能を奏する。
【0032】
スイッチ24(キー番号24)はカーソル右移動(NO)キーであり、スイッチ25(キー番号25)はカーソル左移動(YES)キーである。
【0033】
スイッチ26(キー番号26)は単独模様を選択したときはカーソル位置にある選択模様を消去し、連続模様を選択したときはその連続模様を消去するクリアキーである。この時予めROMに格納した定数として例えばK=4秒のとき、タイマーで測定して(S110)、クリアキーをT=4秒以上押しつづけたときは(S111)、それまで選択した複数の模様は一度に全消去される(S114)。またクリアキーをT=4秒未満押し続けた場合はカーソルが示す位置を読み出して(S112)、その位置に表示された一の模様を消去してカーソルを一文字分戻す(S113)。
【0034】
スイッチ27(キー番号27)は選択模様の縫い始めと縫い終わりに止め縫いを行うための設定をする止め縫いキーである。
【0035】
28は送りピッチ設定手段であり、送りピッチ設定用のスライドスイッチと設定したピッチを表示するピッチ表示部を備え、29は針振り量手段であり、針振り量を設定するためのスライドスイッチと設定された振り幅を表示する振り幅表示部を備えている。
【0036】
次に、上記操作パネル54が備える各スイッチを操作することにより模様選択が行われる制御の詳細を図4〜図19に基づいて説明する。
【0037】
図4はミシン電源オン時に開始されるフローチャートであり、初期値設定(S1)により、管理テーブル(図5)は、入力モードとして「ひらがなよこ」、押回数「1」、組合せ数「0」、カーソル位置「1」、止め縫いモード「0」が設定され、入力キー番号テーブル(図6)はキー番号1及びキー番号2にそれぞれ連続模様の左基線直線模様を入力するスイッチ16のキー番号16が入力され、組み合わせテーブル(図7)は組み合わせ模様の1番に左基線直線模様のコード001が入力される。
【0038】
表示装置に上記初期値で、組合せ模様1番に記憶された直線模様の表示、またはその後のスイッチ操作により更新された選択模様が入力画面に表示される(S2)。即ち、図8において組合せテーブルの第1番目の模様が連続模様か単独模様かを判別し(S20)、連続模様のときはその模様の形象表示61a(図2)と、その模様の押え61b、及び管理テーブルから止め縫いマーク情報が読み出され止め縫いマーク61dが表示される(S21)。一方単独模様の場合には組合せテーブルの各組み合わせ番号ごとに入力されたすべての既選択模様と、管理テーブルからカーソル位置と入力モードを読み出してすべての既選択模様とカーソルと入力モードを表示画面に表示する(S22)。
【0039】
次に、操作パネル54のスイッチ操作の有無を監視し(S3)、操作されたキーが止め縫いキー27の場合には(S4)、止め縫いモードの設定が行われる(S5)。図9において、管理テーブル(図5)に記憶された止め縫いモードを「0」又は「1」に反転して記憶する。ここで止め縫いモード「0」は止め縫いなし、「1」は止め縫い有りのフラグになる。
【0040】
次に上記操作されたキーが止め縫いキー27以外の場合にはその入力キーが判別され、例えば連続模様縫いスイッチ群の直線縫いのキー16がオンされたとすると、前回オンされ入力キーテーブル(図6)のキー番号1に入力されたキー番号をキー番号2に移動して、今回入力されたキー番号16をキー番号1に入力する。
【0041】
ここで今回入力されたキー番号は連続模様スイッチ群16であり(S7)、前回操作キーも初期値16で連続模様スイッチ群であるから(S8)、連続模様の模様選択が行われる(S9)。
【0042】
なお、今回入力されたキー番号は連続模様スイッチ群16であり(S7)、前回操作キーが単独模様スイッチ群であった場合には、連続模様縫い判別が「N」となり(S8)、組合せテーブル(図7)に格納されている単独模様を消去して新たに選択された連続模様を格納することになる。しかしながら、単独模様は組合せ模様テーブルに複数格納されている場合があり、例えば誤って今回連続模様スイッチを操作した場合に、いきなりこれら複数の単独模様を消去すると、再度複数の単独模様を選択するために多くの作業を行わなければならず、作業者に大きな負担を掛けることになる。これを回避するために、単独模様を消去する前に、選択した単独模様を消去しても良いかを作業者に確認するメッセージが表示され、YES/NOで指示できるようにした(S10)。YESの場合には左移動キー25(連続模様のスイッチ16〜21のいずれかを再度押してもよい。この操作をしても直ちに連続模様の選択が行われず、再度連続模様が操作されたときにその押されたキーの連続模様の選択を有効にすることも可能)を操作すると(S11)、組合せテーブル(図7)をクリアし、管理テーブル(図5)をS1のように初期化して、連続模様の選択を開始する(S9)。
【0043】
一方、作業者が誤って今回連続模様スイッチを操作した場合には、NOを入力するために右移動キー24(単独模様のスイッチ1〜15のいずれかを再度押してもよい。この操作をしても直ちに単独模様の選択が行われず、再度単独模様が操作されたときにその操作されたキーの単独模様の選択を有効にすることも可能)を操作すると(S13)、入力キー番号テーブルのキー番号2をキー番号1に書き換えて、誤操作を消去し、前回キーを操作したときの模様選択画面に戻して、再度キー入力を可能とする(S14)。
【0044】
次に、前記連続模様の模様選択が行われると(S9)、図10において、前回と今回の操作されたキーが同一のキーの連続操作であるかを判別し(S41)、両者のキーが16で同一であるため3進の押回数(管理テーブル)に「1」が加算され2となる。同一キーが連続操作されると、3進押回数カウンターにより、1,2,3,1,・・と押回数が更新される。3進カウンタとしたのは図2に示すように、前期連続模様縫いスイッチ群の各キーには3種の模様を連続操作で選択可能とすることに対応している。
【0045】
もし、今回操作されたキーが連続模様縫いスイッチ群の他のスイッチ(例えばキー17)であれば、押回数は「1」に設定される(S43)。次に前記キー番号1に入力されたキー16と押回数2とを読み出して、選択された連続模様縫いを連続模様テーブル(図示せず)から決定する。この場合は図2でキー16に表示された3個の直線模様のうち2番目の前記「中基線直線模様」を読み出して(S44)、組合せテーブルの組合せ1に格納し(S45)、入力画面表示に戻る(S2)。画面には図8の前記制御に従って「中基線直線模様」が表示される。
【0046】
ここで、ミシンのスタートスイッチ57がオンされると、管理テーブルの止め縫いモードを読み出して、止め縫いのモード1の場合には、縫い始めに止め縫いデータをROM51から読み出してミシンを駆動して止め縫いを行い、次に組合せテーブル1に格納した「中基線直線模様」の縫いデータを読み出して中基線直線模様を縫製開始する。作業者が再度スタートストップスイッチ57を操作すると終わり止め縫いの縫いデータを読み出して終わり止め縫いを行い、終了すると自動糸切り装置を作動して糸切りしてミシン停止する。
【0047】
次に作業者が、操作パネル54のキーから、単独模様スイッチ群の文字模様スイッチ群のキー1が操作されたとすると、これを判別して、前記入力キー番号テーブル(図6)のキー番号2に前回操作キー16を格納し、キー番号1にキー1が格納され更新される(S6)。キー番号1に単独模様のキー1が格納されるので、今回操作キーは連続模様かの判断はNとなり(S7)、キー番号2に連続模様のキー16が格納されたので前回操作キーは単独模様かの判断はNとなり(S15)、管理テーブル及び組合せテーブルが前記S1の初期状態にされ(S16)、次のように単独模様の模様選択が行われる(S17)。前回入力キーが連続模様の場合には選択可能な模様が常に一模様であり、単独模様のように複数の模様を選択することがないので、今回入力された模様が単独模様の場合には、上記S10で行った前回選択した模様を消去するメッセージを行うことなく直ちに消去するようにした。もし、誤まって操作された場合でも、再度連続模様を選択することは作業者にとって苦痛にならないからである。しかしながら、誤まった操作によりいきなり前回選択した連続模様が消去されると作業者が次に何を操作すべきか迷うことも考えられるので、いきなり前回操作キーを消去せずに、上記S10で行った前回選択した模様を消去するメッセージを表示して、作業者によるYES(S11,12)またはNO(S13、S14)の入力操作を確認してから消去するようにしても良い。
【0048】
次に、前記単独模様の模様選択が行われると(S11)、 図11において、単独模様スイッチ群として、文字模様キー1〜12またはワンポイント模様キー13〜15が操作されたことを判別して(S50)、前回操作キーと今回操作キーによる同一キー判別を行う(S51)。入力キー番号テーブルにおいて今回操作キー番号1にはキー1が格納され、前回操作キー番号2がキー16であるから、キーが相違するため新たな文字模様キー1が操作されたと判断し、管理テーブルの連続押回数としての押回数を1とし(S53)、組合せ数とカーソル位置にそれぞれ1を加算する(S54)。もし、ここで前回操作キーと今回操作キーとが同一の場合には押回数に1を加算する(S52)。このとき図12に示すように、今回操作キー番号1のキーと前記管理テーブルの入力モードによって(S70)、X進カウンタが相違する。
【0049】
操作スイッチが、ワンポイント模様スイッチ13〜15の場合には(S71)、各キーにはそれぞれ3個のワンポイント模様が割り当てられている。即ちスイッチ13にはハートマーク、八分音符、十六分音符が割り当てられ、同スイッチ14にはト音記号、チューリップ、星が割り当てられ、同スイッチ15にはアヒル、犬、ワニ象が割り当てられている。このためX=3の3進カウンタとなり(S72)、押回数が1加算されるたびに1、2、3、1、・・が格納される(S73)。
【0050】
次に操作キー番号1が文字模様選択スイッチ1〜12の場合であって、入力モードがひらがな(かたかな)のたてよこモードのときは(S74)、各キー番号により例えばキーが2、3、5、6、7、9のときはX=5の5進カウンター、同4のときは6進カウンター、同8のときは8進カウンター、同10のときは9進カウンター、同1のときは10進カウンターに設定される(S75)。図13はひらがな(カタカナ)よこモード時の各キー1〜12をそれぞれ連続操作したときに更新選択されるキー番号とひらがな(カタカナ)文字の対照表を例示したものであり、例えばキー1のあ行は大文字のあ行5文字と小文字のあ行5文字の計10文字を更新選択可能であり、従ってキー1のあ行のX進カウンターは前記のように10進に設定されることを表す。他のキーも同様である。押回数が1加算されるたびに1、2、・・X、1、2・・が格納される(S73)。
【0051】
なお、ひらがな(カタカナ)たてモード時に対応するキー番号とひらがな(カタカナ)文字の対照表には、各キーに対応して前記よこモードと同一の文字が90度回転した縦むきに格納されている。
【0052】
また、入力モードがアルファベットの場合(S76)は、各キー番号により例えばキーが2、3、5、4、5、6、8のときはX=7の7進カウンター、同7,9のときは9進カウンター、同1のときは10進カウンターに設定される(S77)。押回数が1加算されるたびに1、2、・・X、1、2・・が格納される(S73)。アルファベットの場合のキー番号との対照表は省略する。
【0053】
また、入力モードが数字の場合は(S78)は、各キー番号いずれも一の数字に対応しているのでX進カウンタは不要となり、連続して同じキー(例えばキー1)を操作すると、操作回数が連続2回の場合は2桁の「11」、同3回の場合は3桁の「111」が入力される。従って、連続操作がされると、管理テーブルの組合せ数とカーソル位置に「1」が加算される(S79)。
【0054】
このように単独模様スイッチ群に属するキー操作に対応した管理テーブルが更新されると、次に管理テーブルから、入力モードのデータ、入力キー番号1のキー番号データと、押回数データ、をそれぞれ読み込み、これらデータに基づき現在選択されている単独模様を前記キー番号との対照表のテーブルから読み出す(S55)。
【0055】
例えば、後述する入力切換キー23を操作して入力モードを「ひらがなよこ」とし、キー番号「2」を操作すると入力キー番号1が「2」となり、キー番号「2」を2回連続操作して押回数「2」とすると、図13を参照して、選択文字「き」(横書き)と判別される(S55)。
【0056】
このようにして、判別した選択模様を、組合せ数は前記S54で初期値0に1加算されて「1」であるから、これを読み込んで(S56)、組合せ模様テーブルの1番に選択文字「き」(横書き)を格納する(S57)。そして入力画面表示に戻る(S2)。
【0057】
表示装置は前記模様選択キーの操作により更新された複数の選択模様が入力画面に表示される。即ち、図8において組合せテーブルに格納された第1番目の模様が連続模様か単独模様かを判別し(S20)、単独模様であるから、組合せテーブルの第1番目から順次に格納された複数の文字及びワンポイント模様の混合した模様が順次読み出され、現在は組合せテーブルの第1番目のみ「き」(横書き)が格納されているので、これを読み込んで表示し、さらにカーソル位置は前記S54で初期値1に1加算されているので2の位置に表示される。単独模様用の押え足の表示と、止め縫いマークの表示は省略されている(図14)(S22)。
【0058】
また、同様に後述する入力切換キー23を操作して「カタカナタテ」モードとし、キー番号「4」を操作すると入力キー番号1にキー番号「4」が格納される。キー番号「4」を3回連続操作して押回数「3」とすれば、選択文字が「ツ」(縦書き)と判断される(S55)。
【0059】
このようにして、判別した選択模様を、前記組合せ数1に1加算されて「2」とし(S56)これに対応する、組合せ模様テーブルの組合せ番号2に「ツ」(縦書き)を格納する(S57)。そして入力画面表示に戻る(S2)。
【0060】
表示装置は組合せテーブルの第1〜2番目の各々の模様の形象表示として「き:横書き」「ツ:縦書き」を表示し、カーソル位置データは1が加算されて3であるから、3文字目の位置にカーソル表示する(図15)(S22)。
【0061】
また、同様に後述する入力切換キー23を操作せず前記「カタカナタテ」モードの状態で、ワンポイント模様のキー番号「14」を操作すると入力キー番号1がキー番号「14」となり、キー14を2回連続操作して押回数「2」を読み込む。
【0062】
選択模様の判別において、キー番号がワンポイント模様(13〜15)の場合には入力モードの判別は行わず、キー番号と押回数のみで選択されたワンポイント模様を判別する制御プログラム(ROMに格納)を実行して、「ハートマーク」と判断される(S55)。
【0063】
このようにして、判別した選択模様を、前記組合せ数2にさらに1加算されて「3」とし(S56)、これに対応する、組合せ模様テーブルの組合せ番号3に「ハートマーク」を格納する(S57)。そして入力画面表示に戻る(S2)。
【0064】
表示装置は組合せテーブルの第1〜3番目の各々の模様の形象表示として「き:横書き」「ツ:縦書き」「ハートマーク」を表示し、カーソル位置データは1が加算されて4であるから、4文字目の位置にカーソル表示する(図16)(S22)。
【0065】
また、同様に後述する入力切換キー23を操作して「アルファベット大文字」モードの状態とし、キー番号「3」を操作すると入力キー番号1がキー番号「3」となり、キー3を2回連続操作して押回数「2」とすれば、選択文字が「E」(大文字)と判断される(S55)。
【0066】
このようにして、判別した選択模様を、前記組合せ数3にさらに1加算されて「4」とし(S56)、これに対応する、組合せ模様テーブルの組合せ番号4に「E」(大文字)を格納する(S57)。そして入力画面表示に戻る(S2)。
【0067】
表示装置は組合せテーブルの第1〜4番目の各々の模様の形象表示として「き:横書き」「ツ:縦書き」「ハートマーク」「E」(大文字)を表示し、前記カーソル位置データ4に1が加算されて5であるから、5文字目の位置にカーソル表示する(図17)(S22)。
【0068】
以上のように単独模様スイッチ群に属する文字模様キー及びワンポイントキーを跨ぐ複数の異なるキー操作あった場合には、操作された順に組合せテーブルに文字及びワンポイント模様が混合して、入力モードにしたがって縦文字または横文字が格納され、さらに文字模様キー又はワンポイントキーに属するキーのうち同一のキーが連続操作されるとそのキーに関連する他の模様が組合せテーブルに書き換えられる更新選択がなされることにより、作業者は少数のキーにより所望の文字とワンポイント模様が混在する組合せ縫いを容易に選択することができ、さらにこれら選択した模様を選択した順に文字とワンポイント模様が混在する複数の模様を、入力モードにしたがって縦文字または横文字が表示装置に直ちに表示して、次のキー操作に備えることができる。
【0069】
次に、前記単独模様の模様選択が行われた場合に、今回操作されたキーを入力キー番号テーブルから読み出したキーが図2において、文字模様キー及びワンポイント模様キー以外の機能キーとしてキー番号22〜26の場合には、これを判別して(S50)、次のように各機能を実行する。
【0070】
即ち、今回操作されたキーが入力切替キー23のときは(S58)、図18において、表示装置に8つのモードのうち、図5の管理テーブルの入力モードに格納された現在の入力モードをハーフトーンで表示したモード選択画面(図19)を表示し(S90)、次に続いて再度入力切替キー23が操作されると(S91、S92)、連続操作されるたびに、図3に示す8種類の入力モードを、8進カウンタで1ずつ加算して次の入力モードを順次決定し(S93)、該当する入力モードを図5の管理テーブルの入力モードに順次更新し、再度表示装置に更新された入力モードを表示する(S94)。
【0071】
次に、今回操作されたキーが移動キーのときは(S59)、右方向移動キー24にあっては図20に示すように、カーソル位置に格納された位置データに1を加算して更新し(S100)、この更新した位置(右方向に)にカーソルを移動表示する(S101)。また、左方向移動キー25にあっては図21に示すように、カーソル位置に格納された位置データから1を減算して更新し(S102)、この更新した位置(左方向に)カーソルを移動表示する(S103)。
【0072】
次に、今回操作されたキーがクリアキー26のときは(S60)、図22に示すように、クリアキー26が継続して押圧操作される時間としてのオン時間を測定し(S110)、所定時間(例えば4秒)と比較して(S111)、押圧時間が短い場合には、カーソル位置を管理テーブルから読み出して(S112)、該当する組合せも模様を消去すると共に、そのカーソル位置よりも後方(右側)にある選択模様を順次左方に移動する処理を行う(S113)。また、押圧時間が所定時間よりも長い場合には、選択模様を全部消去するために組合せテーブルに格納された模様を消去し、管理テーブルを初期化する(S114)。このとき、消去前に「組合せ模様をすべて消去します」とのメッセージを表示して、YESの操作があったときのみ消去してもよい。
【0073】
次に、今回操作されたキーが濁点キー22のときは(S61)、図23に示すように、カーソル位置を管理テーブルから読み出して(S120)、組合せテーブルに格納された該当文字模様を読み出す(S120)。この読み出した文字模様が濁点可能かどうかを、濁点可能文字一覧テーブルに格納された文字模様とこの読み出した文字模様が一致するかを判別して、一致した場合には濁点可能として(S121)、オン操作されるたびに濁点文字模様または半濁点文字模様に代えて組合せテーブルに更新格納する。
【0074】
ここで、ミシンのスタートスイッチ57がオンされると、、管理テーブルの止め縫いモードを読み出して、止め縫いのモード1の場合には、止め縫いデータをROM51から読み出してミシンを駆動して止め縫いを行う。その後にこの組合せテーブル1に格納された文字模様(入力モードに従った縦書き又は横書き)の縫いデータまたはワンポイント模様の縫いデータをROMから読み出して、文字模様またはワンポイント模様を縫製し、その後組合せテーブルの第2番以降に格納された単独模様を同様に順次連続して縫製する。組合せテーブルに格納された最後の模様の縫製が終了すると、終わり止め縫いの縫いデータを読み出して終わり止め縫いを行い、終了すると自動糸切り装置を作動して糸切りしてミシン停止する。この単独模様を縫製するミシンはミシンの送り歯と針振りによる模様縫いにおいても、刺繍縫い用のXYの送り装置による刺繍縫においても同様である。
【0075】
なお、上記実施形態は上記のものに限定されることなく種々の変形が可能である。
【0076】
例えば、上記文字模様スイッチ群に属する12個のスイッチを4行3列に配置して、単独模様スイッチ群、連続模様スイッチ群をそれぞれ文字模様スイッチ群と同じ3列にして上方に隣接配置した。これに限らず、単独模様スイッチ群、連続模様スイッチ群を2列、或いは4列のように異なる配列で隣接配置してもよい。
【0077】
さらに単独模様スイッチ群、連続模様スイッチ群をそれぞれ文字模様スイッチ群の下方に配置したり、あるいは左方又は右方に隣接配置することも可能である。この場合は、単独模様スイッチ群、連続模様スイッチ群をそれぞれ文字模様スイッチ群と同じ4行にして配置すると見栄えがよいし、3行または5行のように略同一の行数にしてもよい。あるいは前記のように上下に隣接配置したときは略同一の列数にすることも可能である。さらに、文字模様スイッチ群に属するスイッチ数を12個とし、単独模様スイッチ群のスイッチ数を3個とし、連続模様スイッチ群に属するスイッチを6個としたが、これに限定せずスイッチ数を任意に増加又は減少することも可能である。この場合、特に文字模様スイッチ群に属するスイッチの縦横の配列数を任意に配置することも可能である。さらに、各スイッチの押圧部の大きさや形状、色をスイッチ群毎に変更したり、各スイッチの配置間隔を任意にしてもよい。
【0078】
さらに、文字模様スイッチ群、単独模様スイッチ群、及び連続模様スイッチ群に属するスイッチに対して、同一のスイッチを連続して操作したときに更新選択される模様の数や種類も、任意に採用することが可能である。この場合は、各スイッチに設定した模様数に応じたX進の押回数カウンターが操作キーに応じて自動的に設定することが必要である。
【0079】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のミシンの文字選択装置は、文字模様の選択スイッチを複数の文字の模様群に共通する複数の押しボタンスイッチとして構成し、模様群の選択と縦書き又は横書きの選択とを切換手段の操作で同時に行えるようにしたので、各文字模様及び縦書き又は横書きの混合した複数の文字列を容易に選択することができると共に、操作手段の構成とその操作手段を使用した文字選択操作がきわめて単純化され、操作者にとって非常に使いやすいというすぐれた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置のミシンの模様選択装置の制御ブロック図
【図2】本発明装置のミシンの操作パネルの平面図
【図3】入力モードテーブル
【図4】模様選択開始時のフローチャート
【図5】管理テーブル
【図6】入力キー番号テーブル
【図7】組合せテーブル
【図8】模様選択操作に伴う入力画面表示を表示するフローチャート
【図9】止め縫いキーが操作されたときの止め縫いモード設定操作時のフローチャート
【図10】連続模様の模様選択操作を表すフローチャート
【図11】単独模様の模様選択操作を表すフローチャート
【図12】押回数カウンタのフローチャート
【図13】単独模様における入力モードに対応したキー番号と単独模様の対照表の一例
【図14】1文字選択時の表示画面の例
【図15】2文字選択時の表示画面の例
【図16】3文字選択時の表示画面の例
【図17】4文字選択時の表示画面の例
【図18】入力切替キー操作時のフローチャート
【図19】入力切替キー操作時の表示画面
【図20】カーソル右方向移動キー操作時のフローチャート
【図21】カーソル左方向移動キー操作時のフローチャート
【図22】クリアキー操作時のフローチャート
【図23】濁点、半濁点キー操作時のフローチャート
【符号の説明】
1〜12 単独模様スイッチ群、文字模様スイッチ群
13、14、15 単独模様スイッチ群、ワンポイント模様スイッチ群
16〜21 連続模様スイッチ群
22 濁点キー
23 入力切替キー
24 カーソル右移動キー
25 カーソル左移動キー
26 クリアーキー
27 止め縫いキー
28 送りピッチを設定手段
29 針振り量設定手段
51 ROM(記憶手段)
52 CPU
53 キーマトリクス
54 操作パネル
55 模様選択操作スイッチ
56 RAM
57 スタートストップスイッチ
58 ミシンモータ
59 針振りモータ
60 刺繍縫い用のXYモータ
61 表示装置(表示手段)
62 外部記憶手段

Claims (1)

  1. ひらがな模様群、カタカナ模様群、アルファベット模様群、数字模様群の各文字模様群に属する複数の文字模様、及び複数のワンポイント模様、連続模様の縫いデータを記憶する記憶手段と、
    前記文字模様、ワンポイント模様、連続模様に対して任意の模様を複数選択する模様選択手段と、
    前記選択手段で選択された複数の模様の縫いデータを記憶手段から読み出して、縫い針に対して一縫い目毎に布を縦及び横に相対移動してこの複数の模様を連続して形成するミシンにおいて、
    前記模様選択手段は複数の文字模様選択押ボタンスイッチを備え、これらスイッチの各々に、ひらがな模様群、カタカナ模様群、アルファベット模様群、数字模様群のうち、二以上の模様群に属する所定の文字を選択するように割り当てられると共に、
    前記模様群の選択と、選択された文字の縦書き又は横書きの配列方向の選択とを同時に切り替え設定する入力切替手段と、
    前記模様選択手段により選択された複数の文字模様を表示する表示手段と、
    前記模様選択手段のうち、いずれかの文字模様選択押ボタンスイッチが操作されると、そのスイッチに割り当てられた文字のうち、前記入力切替手段で設定した模様群と配列方向に従った複数の文字の選択が行われ、かつその配列方向に従って表示手段に複数の選択文字が配列表示され、縫製時にその配列方向に従って複数の選択文字が連続的に縫製するようにした制御手段とを備えたことを特徴とするミシンの文字選択装置。
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