JP4240939B2 - 液晶表示パネルと液晶駆動用icチップとの接続方法 - Google Patents

液晶表示パネルと液晶駆動用icチップとの接続方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法に係り、特に液晶駆動用ICチップと加熱・圧着される液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、中間に液晶を封入した一対の透明基板の所定の部分に、選択的に電界を与えて特定の図形や文字等の情報を表示するための液晶表示装置がコンピュータ等の表示装置として多く用いられている。
【0003】
このような液晶表示装置における液晶表示パネルを駆動するためには、例えばこの液晶表示パネルを構成する一対の透明基板のうち平面形状が大きく形成された透明基板の突出部に形成されるパネル端子に、液晶駆動用ICチップを接続する必要がある。
【0004】
以下、液晶表示パネルのパネル端子と液晶駆動用ICチップの電極端子とを専用の圧着装置を用いて接続する方法の一例について、液晶表示パネルの透明基板上に液晶駆動用ICチップを搭載し、前記液晶表示パネルの各透明電極と前記液晶駆動用ICチップの電極端子とを接着材を介して導通させるCOG(Chip on Glass )方式を用いて説明する。
【0005】
図5は、従来の液晶表示パネル端子と液晶駆動用ICチップの電極端子とを接続する一工程を示す概念図であり、図5に示すように、まず、前記液晶表示パネル31を各パネル端子32が上方を向くように前記圧着装置33の載置台34の上面に載置する。続いて、前記各パネル端子32の上面に接着材である異方性導電フィルム35を貼着した後、前記液晶表示パネル31の突出部36における前記各パネル端子32が延設されている面である端子形成面37に液晶駆動用ICチップ38を載置する。次に、前記液晶表示パネル31の各パネル端子32と前記液晶駆動用ICチップ38の各電極端子39との位置合わせを行い、続いて、載置台34の上方に配設された圧着バー40を前記液晶駆動用ICチップ38の上面に下降させる。そして、この圧着バー40によって、前記液晶駆動用ICチップ38の上面から前記異方性導電フィルム35に対しそのガラス転移温度以上になるように加熱し、加圧することにより、前記異方性導電フィルム35を硬化させて前記各パネル端子32と前記各電極端子39とを接続していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のように圧着バー40からのみ熱が加えられると、液晶表示パネル31における突出部36の端子形成面37とこの端子形成面37とは反対面の非端子形成面41とに大きな温度差が生じてしまい、前記突出部36の端子形成面37の熱膨張量が非端子形成面41と比較して大きくなってしまう。このため、前記突出部36は、その端子形成面37に受ける内部応力により反りが生じるおそれがあった。さらに、前記突出部36は、前記各パネル端子32の上面に貼着された異方性導電フィルム35の硬化収縮の力を受けて、一層反ってしまうおそれがある。
【0007】
さらに、前記突出部36の反りにともなって前記突出部36の端子形成面37に配設された液晶駆動用ICチップ38も反ってしまうおそれがあり、このような場合には、液晶駆動用ICチップ38における電極形成面に形成されたパッシベーション膜42に亀裂や割れが生じる結果、液晶駆動用ICチップ38の機能を損なわせてしまう場合があるという問題を有していた。
【0008】
前記問題を解決するため、本発明の発明者による実験により、前記突出部36の端子形成面37と非端子形成面41の温度差が60℃以下である場合には、前記突出部36の反り量を低減することができることが分かっている。
【0009】
ここで、前記圧着装置33の載置台34を加熱して前記突出部36の非端子形成面41からも熱を加えることにより、前記突出部36の端子形成面37と非端子形成面41との温度差を小さくすることも考えられる。
【0010】
しかし、前記載置台34は高温に加熱されると歪んでしまい、このような場合には前記載置台34の上面を平坦状態に保つことができず、各パネル端子32と前記各電極端子39とを確実に接続することができなくなってしまう。このため、前記載置台34に、前記突出部36の端子形成面37と非端子形成面41との温度差を60℃以下にすることができる高温度の熱を加えることができなかった。
【0011】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、液晶表示パネルの突出部の反り量を軽減することにより、パネル端子と電極端子との接続の信頼性を著しく高め、さらには液晶駆動用ICチップのパッシベーション膜の亀裂や割れの発生を防止することができる液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法は、表面に電極が配設された載置台に、突出部の非端子形成面にダミー電極が配設された液晶表示パネルを、前記ダミー電極と前記電極とが当接するように載置し、前記突出部の端子形成面に形成された複数のパネル端子上に接着材を介して液晶駆動用ICチップを載置し、前記電極に電力を供給することにより前記ダミー電極を介して前記非端子形成面を加熱すると同時に、前記圧着装置の圧着バーにより前記液晶表示パネルと前記液晶駆動用ICチップとを加熱・圧着することを特徴とする。
【0013】
この請求項1に記載の発明によれば、各パネル端子と液晶駆動用ICチップの各電極端子とを接続する際、加熱された圧着バーにより突出部の端子形成面に、接着材に対してそのガラス転移温度以上になるように加熱するとともに、前記ダミー電極が加熱されることにより、前記非端子形成面からも熱が加えられる。このため、従来と比較して前記突出部において前記端子形成面と前記非端子形成面との温度差を小さくし、60℃以下とすることができる。
【0014】
また、請求項2に記載の発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法は、前記ダミー電極が前記非端子形成面の全域に形成されていることを特徴とする。
【0015】
この請求項2に記載の発明によれば、前記ダミー電極は、前記非端子形成面の全域に形成されているので、このダミー電極により非端子形成面の全体を均一に加熱することができる。
【0016】
また、請求項3に記載の発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法は、前記電極に電力供給装置を接続し、前記電力供給装置を駆動して前記電極に電力を供給することにより、前記ダミー電極を介して前記非端子形成面を加熱することを特徴とする。
【0017】
この請求項3に記載の発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法によれば、前記電力供給装置を用いて前記電極に電力を供給することにより、各電極を介して前記ダミー電極を高い温度に加熱することができ、これにより、前記突出部に対して前記非端子形成面からも熱を加えることができる。
【0018】
以下、本発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法の一実施形態を図1から図4を参照して説明する。ここで、本実施形態においては、液晶駆動用ICチップを接着材を介して接続する液晶表示パネルについて説明する。
【0019】
図1は、本実施形態に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法に用いられる液晶表示パネルおよび液晶駆動用ICチップを示す概略断面図であり、図1に示すように、この液晶表示パネル1は、一対の透明基板2a,2bを有している。これら一対の透明基板2a,2bのうち一方の透明基板2bは、他方の透明基板2aと比較して平面形状が大きく形成されており、この大きく形成された部分は、突出部3とされている。また、この各透明基板2a,2bの互いに対向する面には、それぞれ複数の透明電極4が形成されており、これら各透明電極4は、前記一方の透明基板2bの突出部3に延設されて、それぞれパネル端子5とされている。さらに、前記突出部3における前記各パネル端子5が延設された端子形成面7の先端部分には、複数のパネル端子8が配設されている。
【0020】
また、前記各パネル端子5,8における相互に対向する側の一端部分には、接着材として異方性導電フィルム10が貼着されており、前記異方性導電フィルム10の表面には、液晶駆動用ICチップ11が配設されている。
【0021】
この液晶駆動用ICチップ11を構成するICチップ本体12の一面には、図示しない複数の電極配線が形成されており、これら各電極配線は、前記ICチップ本体12の両端部分まで延設されて、それぞれ電極端子13とされている。また、前記ICチップ本体12における各電極配線が形成されている電極形成面には、前記各電極配線を保護するためのパッシベーション膜15が配設されている。そして、前記液晶駆動用ICチップ11の各電極端子13は、前記液晶表示パネル1の各パネル端子5,8と前記異方性導電フィルム10を介してそれぞれ接続されている。
【0022】
さらに、前記一方の透明基板2bの突出部3における前記端子形成面7と反対側の非端子形成面17には、図2に示すように、ダミー電極18が前記非端子形成面17の先端縁から前記異方性導電フィルム10の配設位置に相当する位置まで前記非端子形成面17のほぼ全域に配設されており、このダミー電極18は、電力を供給されることにより加熱されて前記突出部3における非端子形成面17を加熱するようになっている。
【0023】
次に、本発明に係る液晶表示パネル1と液晶駆動用ICチップ11とを接続するために用いる圧着装置23について説明する。
【0024】
この圧着装置23の下方には、図3に示すように、載置台24が配設されている。この載置台24の表面には、図4に示すように、この載置台24における両端縁近傍であって前記載置台24に前記液晶表示パネル1を載置したときにおける液晶駆動用ICチップ11の配設位置に相当する位置を除く部分に、電極25がスプリング(図示せず)を介して前記載置台24の表面から5μm程度突出するように配設されている。ここで、前記各電極25がスプリングを介して配設されているのは、前記液晶表示パネルが前記載置台24上に載置されて上方から圧力が加えられたとき、前記各電極25の全面が前記ダミー電極18に当接するようにするためである。また、前記各電極25が液晶駆動用ICチップ11の配設位置に相当する位置を除く部分に配設されているのは、前記各電極25がスプリングを介して配設されているため、前記液晶駆動用ICチップ11の配設位置に相当する位置に前記各電極25を配設すると、液晶駆動用ICチップ1の上面から圧力を加えた場合に前記液晶駆動用ICチップ11に均一に圧力が加わらなくなってしまうからである。なお、前記電極25は、スプリングを介して配設するものに限定されず、また、前記電極25の配設位置は本実施形態の配設位置に限定されない。
【0025】
また、前記各電極25には電力供給装置26が接続されており、前記ダミー電極18は、この電力供給装置26を駆動させ前記各電極25に電力が供給されることによって加熱されるようになっている。
【0026】
さらに、前記載置台24の近傍には、前記載置台24を80℃程度の温度に加熱するための図示しないヒータが配設されている。
【0027】
さらにまた、前記載置台24の上方には、図示しない駆動装置によって昇降可能な圧着バー27が配設されており、この圧着バー27は、図示しないヒータによって加熱されるようになっている。
【0028】
次に、本発明に係る液晶表示パネル1と液晶駆動用ICチップ11との接続方法について説明する。
【0029】
まず、図3に示すように、液晶表示パネル1を、80℃程度の温度に加熱された載置台24の表面に端子形成面7の各パネル端子5,8が上方を向き非端子形成面17のダミー電極18が前記載置台24の各電極25に当接するように載置する。
【0030】
続いて、この各パネル端子5,8の上面に異方性導電フィルム10を貼着した後、前記液晶表示パネル1の突出部3における各パネル端子5,8の上面に、液晶駆動用ICチップ11を、前記異方性導電フィルム10を介して前記各パネル端子5,8と前記液晶駆動用ICチップ11の各電極端子13とが対向するように載置し、前記各パネル端子5,8と前記各電極端子13との位置合わせを行う。
【0031】
次に、電力供給装置26を用いて前記載置台24の各電極25に電力を供給することによって、前記各電極25を介して前記ダミー電極18を、高い温度に加熱し、さらにこのダミー電極18を介して前記非端子形成面17を加熱すると同時に、前記ヒータにより加熱した圧着バー27を前記駆動装置により下降させ、前記圧着バー27の先端面を前記液晶駆動用ICチップ11の上面に圧接させて、前記各パネル端子5,8と前記各電極端子13とを熱圧着させる。これにより、前記液晶表示パネル1の各パネル端子5,8と前記液晶駆動用ICチップ11の各電極端子13との接続を完了する。
【0032】
本実施形態によれば、前記各パネル端子5,8と前記各電極端子13とを接続する際、加熱された圧着バー27により前記突出部3の端子形成面7に前記異方性導電フィルム10に対してそのガラス転移温度以上となるように加熱するとともに、ダミー電極18により前記突出部3の非端子形成面17からも熱が加えられる。このため、従来と比較して前記突出部3において前記端子形成面7と前記非端子形成面17との温度差を小さくし、60℃以下とすることができる。
【0033】
したがって、突出部3の端子形成面7と非端子形成面17との温度差を60℃以下にすることにより、前記端子形成面7が受ける内部応力によって前記突出部2の反り量発生を軽減することができる。この結果、前記各パネル端子5,8と前記各電極端子13との接続の信頼性を著しく高めることができる。
【0034】
また、前記突出部3の反り量を軽減することにより、前記突出部3の反りにともなう液晶駆動用ICチップ11の反り発生を軽減することができるので、前記液晶駆動用ICチップ11のパッシベーション膜15に亀裂や割れが発生するのを防止することができる。
【0035】
さらに、前記突出部3は、ダミー電極18を介して非端子形成面17からも前記異方性導電フィルム10に対してそのガラス転移温度付近の熱を伝達することができるので、前記異方性導電フィルム10の硬化を促進させることができ、これにより、一層前記各パネル端子5,8と前記各電極端子13との接続の安定化を図ることができる。また、前記異方性導電フィルム10の硬化を促進させることにより、前記異方性導電フィルム10が当接されている液晶表示パネル1の各パネル端子5,8の腐食、電食を防止することができる。
【0036】
さらにまた、前記載置台24を80℃程度の温度に加熱するので、前記ダミー電極18から前記載置台24に対する放熱を防止することができ、これにより、効率よくダミー電極18を加熱して、このダミー電極18を介して突出部3の非端子形成面17を加熱することができる。
【0037】
以下、ガラス転移温度が138℃である異方性導電フィルム10を用いて液晶表示パネル1と液晶駆動用ICチップ11とを接続する場合の具体例について従来例と比較して説明する。
【0038】
圧着装置23の載置台24に載置された液晶表示パネル1の端子形成面7に異方性導電フィルム10を貼着し、この異方性導電フィルム10の表面に液晶駆動用ICチップ11を配置した後、液晶駆動用ICチップ11の上面に230℃に加熱された圧着バー17を圧接させることによって液晶表示パネル1の各パネル端子5,8と前記液晶駆動用ICチップ11の各電極端子13とを接続させる。
【0039】
このとき、従来の液晶表示パネルにおいて載置台を加熱せずに液晶表示パネルの各パネル端子と液晶駆動用ICチップの各電極端子との接続を行った場合、突出部の非端子形成面は、圧着バーから伝達される熱により100℃にしか加熱されないので、前記端子形成面と前記非端子形成面との温度差は110℃となってしまう。そして、2.1×16.5mmの測定範囲において測定をした場合、突出部の反り量は22μmとなり、液晶駆動用ICチップの反り量は20μmとなる。
【0040】
また、従来の液晶表示パネルにおいて載置台を80℃に加熱して液晶表示パネルの各パネル端子と液晶駆動用ICチップの各電極端子との接続を行った場合、突出部の非端子形成面は、載置台から伝達される熱および圧着バーから伝達される熱により140℃に加熱されるので、前記端子形成面と前記非端子形成面との温度差は70℃となる。そして、突出部3における2.1mm×16.5mmの範囲において測定した場合、突出部の反り量は14μmとなり、また、液晶駆動用ICチップの反り量は12μmとなる。
【0041】
この結果、前記2つの従来例においては、端子形成面と非端子形成面との温度差を60℃以下にすることができず、突出部が反ってしまうので、それにともなって液晶駆動用ICチップに反りが生じた結果、パッシベーション膜に亀裂が発生した。
【0042】
一方、本実施形態においては、載置台24を80℃に加熱するとともに、ダミー電極18を135℃に加熱して、突出部3の非端子形成面17を加熱する。すると、突出部3の端子形成面7は210℃に加熱され、非端子形成面17は170℃に加熱されるので、前記端子形成面7と前記非端子形成面17との温度差を40℃とすることができる。このため、従来例と同じ測定範囲内において測定をした場合、突出部3の反り量は7μmとなり、前記液晶駆動用ICチップ11の反り量は5μmとなる。
【0043】
この結果、本実施形態においては端子形成面7と非端子形成面17との温度差を60℃以下にすることができ、突出部3の反り量を軽減することができるので、各パネル端子5と各電極端子13との接続の信頼性を著しく高めることができる。
【0044】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0045】
また、載置台の近傍にヒータが配設されており、前記ヒータを用いて前記載置台を加熱するものであるが、これに限定されず、載置台を加熱しなくてもよい。
【0046】
さらに、載置台の各電極の配設位置は、本実施形態に限定されず、前記ダミー電極を加熱可能であればよい。
【0047】
また、請求項1に記載の発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法によれば、突出部の端子形成面と非端子形成面との温度差を小さくし、60℃以下とすることができるので、前記端子形成面が受ける内部応力によって前記突出部の反り発生を軽減することができる。この結果、前記各パネル端子と前記各電極端子との接続の信頼性を著しく高めることができる。
【0048】
また、前記突出部の反りにともなう液晶駆動用ICチップの反り発生を軽減することができるので、液晶駆動用ICチップのパッシベーション膜に亀裂や割れが発生するのを防止することができる。
【0049】
さらに、前記各パネル端子と前記各電極端子とを接続する接着材には、ダミー電極を介して非端子形成面の方向からも、その接着剤のガラス転移温度付近の熱を伝達することができるので、前記接着材の硬化を促進させることができる。これにより、一層前記各パネル端子と前記各電極端子との接続の安定化を図ることができるとともに、前記接着材の硬化を促進させることにより、前記接着材が当接されている液晶表示パネルの各パネル端子の腐食、電食を防止することができる。
【0050】
また、請求項2の発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法によれば、突出部の全体を均一に加熱することができるので、前記突出部の反り量を全体的に軽減することができる。
【0051】
また、請求項3に記載の発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法によれば、前記電力供給装置を用いて前記電極を介し前記ダミー電極を高い温度に加熱することができる。これにより、前記突出部に対して前記非端子形成面からも熱を加えることができるので、前記突出部の反り発生を軽減して、各パネル端子と各電極端子との接続の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法に用いられる液晶表示パネルの要部示す断面図
【図2】 図1に示す液晶表示パネルの要部を非端子形成面から示す平面図
【図3】 図1に示す液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップの一接続工程を示す断面図
【図4】 本発明に係る液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法に用いられる圧着装置の載置台を示す平面図
【図5】 従来の液晶表示パネルの要部を示す断面図
【符号の説明】
1 液晶表示パネル
2a,2b 透明基板
3 突出部
4 透明電極
5 パネル端子
7 端子形成面
8 パネル端子
10 異方性導電フィルム
11 液晶駆動用ICチップ
12 ICチップ本体
13 電極端子
15 パッシベーション膜
17 非端子形成面
18 ダミー電極
23 圧着装置
24 載置台
25 電極
26 電力供給装置
27 圧着バー

Claims (3)

  1. 表面に電極が配設された載置台に、突出部の非端子形成面にダミー電極が配設された液晶表示パネルを、前記ダミー電極と前記電極とが当接するように載置し、前記突出部の端子形成面に形成された複数のパネル端子上に接着材を介して液晶駆動用ICチップを載置し、前記電極に電力を供給することにより前記ダミー電極を介して前記非端子形成面を加熱すると同時に、前記圧着装置の圧着バーにより前記液晶表示パネルと前記液晶駆動用ICチップとを加熱・圧着することを特徴とする液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法。
  2. 前記ダミー電極が前記非端子形成面の全域に形成されている請求項1に記載の液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法
  3. 前記電極に電力供給装置を接続し、前記電力供給装置を駆動して前記電極に電力を供給することにより、前記ダミー電極を介して前記非端子形成面を加熱する請求項1または請求項2に記載の液晶表示パネルと液晶駆動用ICチップとの接続方法。
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