JP4240484B2 - 椅子 - Google Patents

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本願発明は、脚柱としてガスシリンダを使用している椅子に関するものである。
脚柱としてガスシリンダを使用している椅子では、ガスシリンダのロックを解除するための昇降用レバーを設ける必要がある。そして、昇降用レバーを引き上げ回動させても押し下げ回動させてもロックを解除することが考えられており、その例として特許文献1には、昇降用レバーが固定された円板をその上方に配置した上壁に当接せしめ、円板の中央部に設けた下向き突起をプッシュバルブに上方から当てた構成が開示されている。
実公平7−1003号公報
前記特許文献1のものは、円板がその外周縁を支点にして回動することを利用することにより、昇降用レバーを上下いずれの方向に回動させてもプッシュバルブが押し下げられるようにしたもので、これによって昇降用レバーの操作の方向性を無くしている。そして、円板が上壁から外れることを防止するため、円板の中央部に設けた突起(ねじ)を上壁の穴に嵌め入れている。
しかし、この構成では、プッシュバルブの押し下げ操作時に円板の中央部の突起は上壁の穴から逃げ勝手になるため、円板が過度に傾くと突起が上壁の穴から外れる虞があった。また、座がガスシリンダの軸心から偏心した位置において水平回転するタイプの椅子があり、この場合、昇降用レバーを座と一緒に動くように取付けたいという要請があり得るが、前記特許文献の構成ではこのような要請に応えることはできなかった。
本願発明は、このような現状を改善すべくなされたものである。
本願発明に係る椅子は、脚柱としてのガスシリンダの上端に固定した座受けベースに、前記ガスシリンダの上端から突出したロック解除用プッシュバルブを押し下げるための昇降用レバーが配置されており、前記昇降用レバーはプッシュバルブに上方から当接する押さえ部を設けており、前記座受けベースに、前記昇降用レバーを横向き移動不能でかつ押さえ部を挟んだ両側の2ヵ所を支点にして上下いずれの方向にも回動し得るように保持するレバー受け取り付けられている。
そして、前記昇降用レバーは棒状に形成されていてその両端は座受けベースの外側に露出している一方、前記レバー受けは昇降用レバーに上方から嵌まる樋状部を備えており、前記昇降用レバーの中間部を下向き突の山形に曲げることにより、前記押さえ部形成されていると共に昇降用レバーが軸心回りに回転すること阻止されており、かつ、前記レバー受けの樋状部と昇降用レバーとに、前記昇降用レバーが押さえ部を挟んだ両側の2ヵ所を支点にして上下いずれの方向にも回動し得るように保持する係合手段を形成しており、前記係合手段は上下方向から嵌まり合う突起と溝との組み合わせになっている。
請求項3の発明は、脚柱となるガスシリンダと、前記ガスシリンダの上端に固定した座受けベースと、前記座受けベースのうちガスシリンダの軸心から偏心した部位に水平回転自在に取り付けられた座とを備えており、前記ガスシリンダの上端からロック解除用のプッシュバルブが突出している、という椅子に適用している。
そして、前記座の下面には当該座と一体に回転する受け部材が配置されており、前記受け部材に、当該受け部材を横切るように延びる昇降用レバー前記受け部材の軸心を挟んだ両側の部分を支点にして昇降用レバーが上下いずれの方向にも回動し得るように支持されており、前記受け部材の内部には昇降用レバーの回動によって上下動する第1連動部材を配置しており、更に、前記座受けベースには、前記第1連動部材の上昇動又は下降動にてガスシリンダのプッシュバルブを押し下げる第2連動部材配置されている。
請求項1の発明によると、昇降用レバーはレバー受けによって横向き移動不能に保持されているため、昇降用レバーが外れ落ちるようなことはなく、ガスシリンダのロック解除機能を的確に発揮することができる。
また、昇降用レバーを座受けベースを挟んだ両側から操作できるものにおいて、押さえ部を昇降用レバーに折り曲げ形成したことによって当該昇降用レバーはその軸心回りに回転不能に保持されるため、昇降用レバーとして例えば安価な丸棒を使用することができ、このことと、係合手段は突起と溝との組み合わせであって構造が簡単であることとが相俟って、コストを抑制できる。
また、レバー受けに昇降用レバーを嵌め合わせるだけでレバー受けと昇降用レバーとの位置決めが行われるため、取付け作業を簡単に行える利点もある。
請求項のように構成すると、座がガスシリンダの軸心から偏心した位置で回転する椅子でありながら、座と昇降用レバーとの相対位置は一定であるため、着座者が一々昇降用レバーの位置を確認せねばならないような不便はなく、昇降用レバーを即座に操作できる。このため、椅子の使い勝手を向上できる。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(1).第1実施形態(図1〜図9)
図1〜図9では第1実施形態を示している。まず、図1〜図3に基づいて椅子の概要を説明する。図1のうち(A)は正面図、(B)は側面図、図2は平面図、図3は図2の III-III視断面図である。
(a).概要
椅子は、脚柱の一例としてのガスシリンダ1を備えた脚2と、ガスシリンダ1で支持される座3と、肘当て(或いは脇息)及び小テーブル並びに背もたれとして機能する略板状の補助体4と、補助体4が取り付く支柱5とを備えている。脚2は放射状に延びる複数本の枝足6を備えており、各枝足6の先端にはキャスター7を設けている。
ガスシリンダ1は昇降体1aと固定筒1bとを備えており、昇降体1aの上端には座受けベース8が固定されている。座受けベース8は上向きに開口した本体9を備えており、本体9はガスシリンダ1から遠ざかるに従って間隔が広がるように平面視涙滴形に形成されている。また、全体として湾曲した正断面形状で舟形をなしている。
図3に示すように、ガスシリンダ1の昇降1aは座受けベース8に固着されたテーパ状の受け筒10に下方から嵌着している。座受けベース8の本体9にはこれを塞ぐように配置されたブラケット板11が溶接によって固着されている。ブラケット板11の後部は低く段落ちしており、この段落ち部に、ガスシリンダ1の軸心を通って座受けベース8を横切るように延びる樹脂製のレバー受け12がビス13で固定されている。
レバー受け12によって昇降用レバー14が押さえ保持されており、昇降用レバー14に手を当てて上方又は下方に押し引きすると、ガスシリンダ1のプッシュバルブ15が押されてロックが解除される。ガスシリンダ1の昇降体1aは固定筒1bに回転自在で昇降自在に嵌まっており、従って、座受けベース8はガスシリンダ1の軸心回りに自在に旋回する。
座受けベース8を構成するブラケット板11のうちガスシリンダ1から遠ざかった部位には、筒体16を介して座3が水平旋回自在に取付けられている。すなわち、座3は、ガスシリンダ1からある程度の寸法だけ偏心した状態で座受けベース8に回転自在に取付けられている。
座3は、くびれ部3aを挟んだ両側に半円状部が連続して細長い瓢箪形の平面形状に形成されている。また、座3は硬質材よりなる基板17にクッション18を張った構造であり、基板17の中央部の下面に金属製(又は樹脂製)のボス体19がビスで固定されており、このボス体19を座受けベース8の筒体16に嵌め込んでいる。ボス体19はブラケット板11に重なる大径部19aを備えており、フランジ20aを有する樹脂製のブッシュ20を介して筒体16及びブラケット板11で水平旋回(回転)自在に支持されている。
また、ボス体19はその底板19bにねじ込まれたビス21によって本体9に抜け不能に保持されている。また、座受けベース8の上面は樹脂製のカバー22で覆われている。カバー22はビスでブラケット板11に固定されている。
支柱5は水平部5aを備えており、支柱5の水平部5aが座受けベース8の本体の後部に溶接によって固着されている。従って、支柱5及び補助体4はガスシリンダ1の軸心を中心にしてぐるぐると自在に水平旋回し得る。本実施形態では支柱5は中空円筒状に形成しているが、中空角形や小判形等の他の断面形状でも良い。
補助体4は座受けベース8と同様にくびれ部4aを有する瓢箪形を成しており、全体として平坦状に形成されている。そして、補助体4の中央部が支柱5の上端に継手装置23を介して取付けられており、この継手装置23の働きにより、補助体4は図1の実線のように水平でない倒れ姿勢と図1,2の一点鎖線のように水平姿勢とに姿勢を自在に変えることができ、かつ、倒れ姿勢では、中央部を肉厚方向に通る第1回転軸心24の回りに回動自在であると共に、水平状に延びる第2回転軸心25の回りに回動して倒れ姿勢を大きく変えることができる。
補助体4は、倒れ切った状態で平坦面が鉛直線に対して若干後傾するように設定している。なお、継手装置23は、補助体4を水平姿勢に保持するロック手段を備えており、水平姿勢で補助体4を僅かに上昇させるとロックが解除されて倒れ回動させることができる。
ところで、座3の回転中心をガスシリンダ1の軸心に揃えることも可能であるが、こうすると、補助体4はガスシリンダ1の軸心から遠ざかるため、補助体4に大きな荷重がかかったときに椅子の安定性を保つためには脚2の支持スパンを広げなければならない。すなわち、足6がガスシリンダ1から放射方向に延びる長さを長くしなければならず、このため椅子が大型化することになる。
これに対して本実施形態のように座3の回転中心をガスシリンダ1から偏心させると、座3と補助体4とがガスシリンダ1を挟んで振り分けた状態になるため、脚2を過度に大型化することなくその支持エリアに座3と補助体4とを配置することができ、このため、脚2を大型化することなく椅子の安定性を確保できる利点がある。
(b).昇降用レバーの支持構造
次に、図3に加えて図4〜図7も参照して昇降用レバー14の支持構造を説明する。図4及び図5は分解斜視図、図6は図3のVI−VI視平断面図、図7のうち(A)は図6の VII-VII視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は動きを示す図である。
昇降用レバー14は金属製の丸棒を素材して製造されており、例えば図4や図7に示すように平面視で座受けベース8を横切るように配置され、両端部は座受けベース8の左右外側に露出している。昇降用レバー14の露出部には樹脂製の指当て27を取付けている。また、昇降用レバー14のうち座受けベース8と重なる部分は正面視で略M字状に曲げられており、下向き突状の左右中間部をプッシュバルブ15に対する押さえ部14aと成している。
また、略M字状に折り曲げられた部分のうち中間部にはセンター係合溝28を、その左右両側の部分にはサイド係合溝29をそれぞれ上向きに開口するように形成している。
他方、レバー受け12は樹脂製であり、昇降用レバー14のうち下向き突の山形に曲げられた部分に上方からきっちり嵌まる樋状部12aを備えており、この樋状部12aの上底面に、昇降用レバー14のセンター係合溝28,サイド係合溝29に上方から嵌合するセンター係合突起30,サイド係合突起31をそれぞれ下向き突設している。
昇降用レバー14は山形に曲がっている部分がレバー受け12に嵌まっているため姿勢が規制されて軸心回りに回転することはできず、また、図7(C)から理解できるように、昇降用レバー14を上下いずれの方向に回動させても、昇降用レバー14はいずれか一方のサイド係合溝28とサイド係合突起31との箇所を支点にして回動し、プッシュバルブ15が押し下げられる。
ブラケット板11には昇降用レバー14との干渉を防止するため切欠き32が形成されている。また、座受けベース8を構成する本体9には、昇降用レバー14が上下回動し得る状態で貫通する上下長手の長穴33が形成されている。また、レバー受け12の平板部には、ガスシリンダ1の昇降体1aとの干渉を回避するため逃がし穴34が空いている。
本実施形態では、昇降用レバー14の折り曲げ部をレバー受け12に嵌め込むとレバー受け12と昇降用レバー14とは正確に位置決めされ、その状態でレバー受け12をビス13でブラケット板11に固定するだけで、昇降用レバー14を簡単に取付けることができる。
また、レバー受け12を回動させると、回動支点になるサイド係合溝29とサイド係合突起31とはしっかり嵌まり勝手になるため、昇降用レバー14がレバー受け12から外れるようなる不具合はない。
なお、センター係合溝28とセンター係合突起30とは必ずしも必要ない。また、昇降用レバー14に係合突起を形成して、レバー受け12に係合溝を形成しても良い。更に、レバー受け12は金属製でも良い。また、取り扱いの容易性や組み立て精度の確保の点からレバー受け12は本実施形態のように一体構造にするのが好ましいが、昇降用レバー14の2カ所を別々のレバー受けで保持することも可能である。
レバー受け12をブラケット板11等の部材に取付ける方法としては必ずしもビスによる締結には限らず、例えばレバー受け12に下向き係合爪を形成して、この係合爪をブラケット板11等に空けた係合穴に弾性に抗して嵌め込むという取付け方法も採用できる。
(c).ブッシュ
既述のとおり、座3は樹脂製のブッシュ20を介して回転自在に支持されているが、このブッシュ20について図8〜図10も参照して説明する。図8のうち(A)は座3とブッシュ20と座受けベース8との分離図、(B)は(A)のB−B視断面図、図9はブッシュ20の成形工程を示す図、図10は成形後のブッシュ20の図である。
ブッシュ20は例えばポリアセタールのような耐摩耗性の高い樹脂を素材として射出成形法によって製造されており、その筒部には、上下長手で下方に開口した複数本の切り開き溝(スリット)35が円周方向に沿って適宜間隔で形成されている。
ブッシュ20は、図9に示すように、外型(一般に固定型)37と内型(コアー:一般に可動型)38とを備えた金型装置を使用した射出成形法によって製造されるもので、両型の合わせ面に形成されたキャビティにゲート39から溶融樹脂を注入し、樹脂が固まってから両型を離反させて型抜きする。符号は突き出しピン40を示す。
射出成形法では、型抜きを容易ならしめるためある程度の角度θの抜き勾配を設定しているのが普通である。他方、座3のボス部19と座受けベース8の筒体16はコストの面から金属丸パイプ(丸型鋼管)を素材とするのが普通であり、ボス部19及び筒体16ともストレートであるため、ブッシュ20の筒部を完全な筒状の状態のままで成形しつつ抜き勾配を付けると、ブッシュ20とボス部19及び筒体16との間に空隙ができて、座3がガタ付いてしまう虞がある。ブッシュ20の長さが長くなるほどそのガタ付きの問題は顕著に現れる。
他方、射出成形法において抜き勾配を付けずに成形することも不可能ではないが、この場合は成形能率が悪化したり不良率が増えるなどの問題が多い。また、ポリアセタールのような硬質の樹脂の場合、抜き勾配を付けずに成形するのは技術的にかなり困難である。
樹脂製のブッシュ20についてはこのような成形の容易性とガイド機能の低下という相反する問題(課題)があるが、本実施形態のようにブッシュ20の筒部に切り開き溝35を形成すると、図10に示すようにブッシュ20の筒部はその内径が拡大するように変形してストレートになるため、抜き勾配を付けた状態で成形しつつ、ボス部19と筒体16との間に隙間のない状態で嵌め込むことができる。
すなわち、成形の容易性を損なうことなく、座3をガタ付きのない状態に支持できるのである。なお、このようなブッシュ20の構造は椅子のみでなく家具類における樹脂製軸受けブッシュに広く適用できる。
(2).第2実施形態(図11)
図11では第2実施形態を示している。これは第1実施形態の変形例であり、昇降用レバー14の左右中間部を板状に潰してこれにビス41を上方からねじ込み、ビス41をプッシュバルブ15に対する押さえ部と成している。
また、ビス41には上方からナット42がねじ込まれており、ビス41のねじ込み量を微調整できる。このため、ガスシリンダ1の取付け精度等に誤差があっても、プッシュバルブ15を最適の状態で押すことができる。レバー受け12にはビス41及びナット42の回転操作を許容するための穴が空いている。
(3).第3実施形態(図12)
図12では第3実施形態を示している。(A)は要部平面図、(B)は(A)のB−B視断面図である。この実施形態では、レバー受け12は下向きに開口した天板付き筒状部12bを備えている一方、昇降用レバー14は円錐状の作動部43を備えており、作動部43の下端に押さえ部14aを設け、作動部43の上部はレバー受け12の内部に傾動自在で横移動不能に嵌め入れている。作動部43の周縁部は円筒状に形成されている(フラットでも良い)。
この実施形態では、昇降用レバー14の両端にはガスシリンダ1の軸心回りに延びる張り出し部14bを設けている。この実施形態では、昇降用レバー14を上下何れの方向に回動させても、また、昇降用レバー14をその軸心回りに回動させてもプッシュバルブ15を押し下げることができる。従って、張り出し部14bは平面視半円状に形成しても良いし、リング状に形成しても良い。請求項1の発明はこのような態様も含まれる。レバー受け12の天板は作動部43が当たる部分のみ存在すればたり、その内側の部分は上下に開口していても良い。
(4).第4実施形態(図13)
図13では請求項を具体化した第4実施形態を示している。この実施形態では、座受けベース8は下部材8aと上部材8bとから成っており、座3の下面には椀状の受け部材45が固定されており、この受け部材45に設けた円筒部45aを座受けベース8の軸受け筒47に回転自在に嵌め入れている。軸受け筒47の外周には環状溝48が形成されており、座受けベース8にねじ込んだビス(図示せず)を環状溝48に嵌め入れることによって抜け止めとしている。
受け部材45には昇降スライダー49が上下動自在に嵌まっており、この昇降スライダー49の上面に昇降用レバー14がキャップ51を介して回動可能でかつ抜け不能に取付けられている。また、昇降用レバー14は受け部材45を貫通しており、このため、受け部材45には昇降用レバー14が上下動のみ可能な状態で嵌まる窓穴51が空いてる。昇降用レバー14は窓穴51の下端縁を支点にして上方又は下方のいずれの方向にも回動させることができる。
昇降スライダー49の下面には、当該下面と間隔を空けた状態で円板52が 固定されており、また、座受けベース8の内部には、円板52の上昇動によってガスシリンダ1のプッシュバルブ15を押し下げるリンク53がピン54にて回動自在に取付けられている。
この実施形態では、昇降スライダー49と円板52とが請求項3に記載した第1連動部材に相当し、リンク53が第2連動部材に相当する。この実施形態でも、昇降用レバー14は中央部を挟んだ両側の2カ所の位置を支点にして上下何れの方向にも回動し、その結果、昇降用レバー14を引き上げても押し下げてもガスシリンダ1のロックを解除できる。
また、昇降用レバー14と座3との相対姿勢は一定であるため、着座者は昇降用レバー14の位置を把握して即座に昇降用レバー14に指を当てることができ、このため使い勝手が良い。
なお、昇降スライダー49を受け部材45に相対回転不能に嵌め入れて、昇降スライダー49の昇降用レバー14の回動支点も設けることも可能である。
(5).その他
本願発明は、上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば座及び本願発明の形状は図示したような瓢箪形には限らず、楕円形や小判形、円形、多角形など様々の形状に設定できる。また、継手装置の具体的な構造も必要に応じて様々に具体化できる。
また、本願発明は補助体や背もたれを備えていない椅子や、背もたれがばね手段に抗して後傾動する事務用椅子などにも適用できる。更に、脚を床に固定したタイプの椅子(すなわち移動不能な椅子)にも適用可能である。
第1実施形態の外観を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面図である。 平面図である。 図2の III-III視断面図である。 分解斜視図である。 分解斜視図である。 図3のVI−VI視平断面図である。 (A)は図6の VII-VII視断面図、(B)は(A)のB−B視断面図、(C)は動きを示す図である。 (A)は座とブッシュと座受けベースとの分離図、(B)は(A)のB−B視断面図である。 ブッシュの成形工程を示す図である。 成形後のブッシュの図である。 第2実施形態を示す図である。 第3実施形態を示す図である。 第4実施形態を示す図である。
符号の説明
1 ガスシリンダ
1a 昇降体
2 脚
3 座
4 補助体
8 座受けベース
11 ブラケット板
12 レバー受け
14 昇降用レバー
15 プッシュバルブ
29 係合手段の一例としてのサイド係合溝
31 係合手段の一例としのてサイド係合突起
45 受け部材
49 第1連動部材を構成する昇降スライダー
52 第1連動部材を構成する円板
53 第2連動部材を構成するリンク

Claims (2)

  1. 脚柱としてのガスシリンダの上端に固定した座受けベースに、前記ガスシリンダの上端から突出したロック解除用プッシュバルブを押し下げるための昇降用レバーが配置されており、
    前記昇降用レバーはプッシュバルブに上方から当接する押さえ部を設けており、前記座受けベースに、前記昇降用レバーを横向き移動不能でかつ押さえ部を挟んだ両側の2ヵ所を支点にして上下いずれの方向にも回動し得るように保持するレバー受け取り付けられている、
    という椅子であって、
    前記昇降用レバーは棒状に形成されていてその両端は座受けベースの外側に露出している一方、前記レバー受けは昇降用レバーに上方から嵌まる樋状部を備えており、前記昇降用レバーの中間部を下向き突の山形に曲げることにより、前記押さえ部が形成されていると共に昇降用レバーが軸心回りに回転することが阻止されており、
    かつ、前記レバー受けの樋状部と昇降用レバーとに、前記昇降用レバーが押さえ部を挟んだ両側の2ヵ所を支点にして上下いずれの方向にも回動し得るように保持する係合手段を形成しており、前記係合手段は上下方向から嵌まり合う突起と溝との組み合わせになっている、
    椅子。
  2. 脚柱となるガスシリンダと、前記ガスシリンダの上端に固定した座受けベースと、前記座受けベースのうちガスシリンダの軸心から偏心した部位に水平回転自在に取り付けられた座とを備えており、前記ガスシリンダの上端からロック解除用のプッシュバルブが突出している、
    という椅子であって、
    前記座の下面には当該座と一体に回転する受け部材が配置されており、前記受け部材に、当該受け部材を横切るように延びる昇降用レバーが、前記受け部材の軸心を挟んだ両側の部分を支点にして昇降用レバーが上下いずれの方向にも回動し得るように支持されており、前記受け部材の内部には昇降用レバーの回動によって上下動する第1連動部材を配置しており、更に、前記座受けベースには、前記第1連動部材の上昇動又は下降動にてガスシリンダのプッシュバルブを押し下げる第2連動部材が配置されている、
    椅子。
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