JP4238958B2 - 小便器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水洗式の小便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、小便器の自動洗浄装置として特開平10−37284、特開平10−253477の技術がある。この技術は使用者の放尿そのものをトラップ内の水位変化を圧力センサによって検知し、洗浄水を流すものである。特開平10−37284の技術では、圧力センサを小便器の上部に配置し、圧力センサの導圧部への配管の一端がトラップ溜水部に接続している。また、特開平10−253477の技術では、トラップに直接圧力センサを取り付け、または圧力センサの導圧部に通じる連結管をトラップ溜水部に接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では圧力センサの導圧部への配管、圧力センサの取付部が常に滞留した汚水と接触しているため取付部から漏水が発生する問題や、尿石などの汚物が配管、圧力センサーの受圧部に付着、堆積して圧力センサの作動に影響を与え洗浄の信頼性に問題があった。
【0004】
そこで、本発明は汚水の漏水の恐れがなく、使用者の放尿を確実に検出・洗浄を行なう小便器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の小便器は、使用者の放尿によるトラップ内の水位変化を検出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づき小便器に洗浄水を供給する給水手段とを備える小便器において、前記検出手段および/または検出手段接続部材の取付部をトラップ内の喫水位置より上方位置に設けたことを特徴とする。これにより検出手段の防水構造を不要とし、汚水と非接触であるため信頼性が向上する。また、漏水の危険性も回避できる。
【0006】
本発明の小便器は、前記取付部を前記小便器のトラップの流入口及び小便器の排水口と縁切りされた位置に設けたことを特徴とする。これにより、検出手段への外乱の影響が軽減され、検出手段による検出の信頼性が向上する。
【0007】
本発明の小便器は、前記検出手段が圧力センサで、一端が前記喫水位置より下方で開口した前記圧力センサへの導圧路を小便器本体と一体に形成したことを特徴とする。検出手段を圧力センサとしたことによりセンサ部の防水構造を不要とし、汚水などの影響を受けることなく水位を検出することが可能となる。また、前記圧力センサへの導圧路を小便器本体と一体に形成したことにより、トラップの衛生性、清掃性を損ねることなく必要十分な受圧面積を確保することが可能となり、検出手段の検出精度が向上する。
【0008】
本発明の小便器は、前記導圧路を小便器本体とは別体の部材で構成したことを特徴とする。導圧路を小便器本体とは別体の部材で構成することにより着脱して清掃できメンテナンスが容易になる。
【0009】
本発明の小便器は、使用者の放尿によるトラップ内の水位変化を検出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づき小便器に洗浄水を供給する給水手段とを備える小便器において、トラップ内に喫水位置より上方位置に尿滞留凹部を設け、この尿滞留凹部に前記検出手段および/または検出手段接続部材を取り付けたことを特徴とする。このような構成にすることにより、尿による圧力変化を得やすくなり検出手段の検出精度が向上する。
【0010】
本発明の小便器は、前記尿滞留凹部の下部に前記トラップの排出流路に連通する開口穴を設けたことを特徴とする。尿が尿滞留凹部に滞留しないので尿石が付着しにくくなり、尿石を除去する間隔が長くなりメンテナンスが容易である。
【0011】
本発明の小便器は、前記検出手段が圧力センサで、この圧力センサへ導圧路を別体の部材で構成し、この部材を前記尿滞留凹部内に配設したことを特徴とする。導圧路を小便器本体とは別体の部材で構成することにより着脱して清掃できメンテナンスが容易になる。
【0012】
本発明の小便器は、使用者の放尿によるトラップ内の水位変化を検出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づき小便器に洗浄水を供給する給水手段とを備える着脱トラップ式の小便器において、トラップ内の喫水位置より上方位置に堰部を有し底部が喫水位置より下方である前記小便器本体と一体に形成した尿滞留凹部を有し、この尿滞留凹部の前記堰部の上端より上方位置に前記検出手段および/または検出手段接続部材を取り付けたことを特徴とする。このような構成にすることにより、尿による尿滞留凹部の水位変化が得やすくなり検出手段の検出精度が向上する。また尿滞留凹部の上端位置からトラップ喫水面の距離を必要最小とし、十分な小便器ボール深さを確保することが容易となる。
【0013】
本発明の小便器は、前記尿滞留凹部の前記堰部の上端位置が前記トラップ内の喫水位置より20mm以上上方であることを特徴とする。このような構成にすることにより、排水管内の圧力変動によるトラップ溜水の変動などの外乱を受け難くなり、検出結果の信頼性が向上する。
【0014】
本発明の小便器は、前記尿滞留凹部の上方の前記小便器本体のボール部から前記底部との間に間隙を形成して下方に延びる隔壁を設け、前記隔壁を介して前記トラップと反対側を水位検出空間部とし、この水位検出空間部に滞留する滞留水位より上方位置に前記検出手段および/または検出手段接続部材の取り付けたことを特徴とする。このような構成にすることにより、検出手段を隠蔽することができ、検出手段へのいたずら、外的破損を防止することができる。また、検出手段の防水構造が不要となり、漏水の危険性も回避できる。
【0015】
本発明の小便器は、使用者の放尿によるトラップ内の水位変化を検出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づき小便器に洗浄水を供給する給水手段とを備え、トラップが小便器一体で形成される小便器において、トラップの喫水位置より上方位置に前記トラップへの流入口でありかつ前記トラップの排出流路に連通する少なくとも1個の開口穴を有する尿滞留凹部を設け、この尿滞留凹部の滞留水位より上方位置に前記検出手段および/または検出手段接続部材を取り付けたことを特徴とする。このような構成にすることにより、小便器への投入された尿のすべてを前記尿滞留凹部に採取することができるため、尿による尿滞留凹部の水位変化が得やすくなり検出手段の検出精度が向上する。
【0016】
本発明の小便器は、前記尿滞留凹部の前記開口穴の下端が前記トラップの喫水面から20mm以上上方であることを特徴とする。このような構成にすることにより、排水管内の圧力変動によるトラップ溜水の変動などの外乱を受け難くなり、検出結果の信頼性が向上する。
【0017】
本発明の小便器は、前記尿滞留凹部と連通し前記開口穴を介して前記トラップ排出流路と連通する水位検出空間部を有し、この水位検出空間部内に滞留する滞留水位より上方位置に前記検出手段および/または検出手段接続部材を取り付けたことを特徴とする。このような構成にすることにより、検出手段を隠蔽することができ、検出手段へのいたずら、外的破損を防止することができる。また、検出手段の防水構造が不要となり検出手段の信頼性が向上し、漏水の危険性も回避できる。
【0018】
本発明の小便器は、前記トラップの排出流路に連通する前記開口穴の開口面積の総和が前記トラップ排出流路の最小の流路断面積以上であることを特徴とする。このような構成にすることにより、洗浄水吐水時の水位上昇を適正位置に保つことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る小便器の断面図である。
本発明に係る小便器1は、上部に洗浄水供給装置11、下部にトラップ3を備えている。トラップ3は汚水の流入口5、排水口6、仕切り7a、仕切り7bが一体に形成され、仕切り7a、仕切り7bで形成される空間で導圧路14を構成している。
小便器1の背部で排水口6より上方に導圧路14と連通する検出手段(圧力センサ)10を取り付ける取付穴12が設けられている。
図2は取付穴12近傍の拡大図である。取付穴12に検出手段(圧力センサ)10または、検出手段10を接続するための接続部品8が取り付けられ導圧路14が密閉シールされる。
【0020】
以上の構成において洗浄の動作を説明する。
図1は小用便前の状態で、トラップ3には喫水位置16(排水口6の下端位置まで溜水している。
この状態で、使用者が放尿するとトラップ3の流入口5に流れ込み、喫水位置16が上昇する。すると導圧路14内の圧力が変化し、その変化を圧力センサ10によって検出する。検出した信号を図示しない制御装置によって処理し、洗浄水供給装置11を駆動して洗浄水をボール面2の上部から吐水して洗浄動作を行う。
この実施の形態においては、導圧路14が密閉シールされているので、排水管が詰まったとしても汚水が取付穴12にまで上昇してくることはなく、検出手段(圧力センサ)10が汚染されることもなく、取付穴12から漏水することもない。
また、取付穴12をリップ15よりも上方に設ければ、取付穴12のシールが不完全な場合で排水詰まりが発生しても検出手段(圧力センサ)10が汚水に接触せず汚染されない。
また、導圧路14の開口部形状は尿石付着による閉塞防止のため、洗浄水が巻込んだ空気が進入しやすい形状で、その開口部の断面積は広い方がよく、内面は表面処理を施してもよい。また開口部の断面積を変えることにより、検出精度を変化させることも可能である。
この実施の形態の小便器は排水口が背側に設けられた所謂壁排水の小便器であるが、図3に示す床排水の着脱式トラップの小便器でも本技術を適用できる。
【0021】
図4は、本発明の第2の実施形態に係る小便器のトラップ3の正面断面図である。
この実施の形態では放尿を検出する手段として圧力センサ10を用い、圧力センサ10への導圧路を小便器本体1とは異なる部品で構成したものである。前記異なる部品(以下、検出手段接続部品8)は両端を開口した中空通路を備えたL字の構造となっており、トラップ3内部の喫水位置16の上方に取付けられる。検出手段接続部品8の一端はトラップ溜水4に水没し、多端は直接または連結用部品9を介して圧力センサ10と接続される。
検出手段接続部品8取付場所についてはメンテナンス性を重視する場合は、トラップ3の流入口5側、見栄え、いたずら防止を重視する場合は排水口6側に取付ける。放尿がなされた場合にはトラップ溜水4が排水口6から溢れ出るため水位が上昇し波打つため、トラップ溜水4と圧力センサ10の間の気体圧力が変動し、その圧力変動を圧力センサ10で検出することにより実際の放尿に正確に対応して小便器を洗浄することが出来る。検出手段接続部品8は着脱可能であることが望ましく、耐食性、耐薬品性、防汚性に優れた材料を用いる方がよい。
【0022】
図5は本発明の第3の実施形態に係る小便器の正面部分断面図である。
この小便器は放尿された尿を溜め受ける尿滞留凹部17をトラップ3内の喫水面位置16の上方に設けている。尿滞留凹部17の上部に取付穴12は設けられ、この取付穴12に検出手段(圧力センサ)10、または検出手段接続部品8が接続されている。放尿がなされた場合、尿を尿滞留凹部17の部分に集める構造にすることで、尿そのものを検出対象に出来るため、検出精度を高めることが出来る。また、尿滞留凹部17の下部に穴18を開口しトラップ溜水4と連絡させることにより尿滞留凹部17に尿が滞留せず、検出手段(圧力センサ)10、または検出手段接続部品8への尿石などの汚物の付着を防止できる。
【0023】
第3の実施形態に係る小便器の別形態として、図6、図7に着脱式トラップ19を備えた小便器に尿滞留凹部17設けた側面部分断面図を示す。図7は、尿滞留凹部17の下部で排水流路20に連通する穴18を形成したものである。
尿滞留凹部17に設ける取付穴12の高さ位置は、尿滞留凹部17を形成する立壁部21より高くすることが好ましく、高くすることにより取付孔12が常に滞留した汚水に晒されず、漏水のおそれがない。
前記実施形態においては、尿滞留凹部17は小便器に設けているが小便器外の排水路に設けてもよい。
【0024】
第8図は第4の実施形態に係る小便器のトラップ3の側面断面図である。
この実施形態では、トラップ3は着脱トラップ19によりトラップ構造を形成している。トラップ3は喫水位置16よりも上方に位置する堰部22を有する尿滞留凹部17と、尿滞留凹部17の上部のボール部2から下方に垂下する隔壁23とを一体に形成している。隔壁23の下端部は尿滞留凹部17の底部17aとの間は所定の隙間17bを形成している。隔壁23によって分割された尿滞留凹部17の堰部22と反対側の区画を水位変化を検出するための水位検出空間部24としている。水位検出空間部24の尿滞留上面より上方位置で小便器本体1を構成する後部壁部1aに取付穴12を穿設しこの取付穴に検出手段10または検出手段10を接続するための接続部品8を取り付けている。取付穴17に検出手段10または接続部品8を取付けることにより、水位検出空間部24はボール部2、隔壁23、後部壁部1a、尿滞留凹部17に滞留する尿および洗浄水により密閉シールされる。また、尿滞留凹部17はボール部2の最下部またはトラップの外周に沿って設置し、小便器本体1に投入される尿が確実に採集できる構造にすることで検出手段による検出の信頼性を向上させることができる。
【0025】
以上の構成において、洗浄の動作を説明する。
図8は小用便前の状態で、トラップ3には喫水位置16(排水口6の上端位置)まで、尿滞留凹部17は堰部22の上端まで滞留し、水位検出空間部24の下部には隙間17bを経由して尿および/または洗浄水が流入し、その水位は隔壁23の下端部の高さ位置に到達して水位検出空間部24を密閉状態としている。
この状態で、使用者が放尿すると尿が尿滞留凹部17に流れ込み、流れ込んだ尿は堰部22を越えトラップ3の排水流路20に流出するため尿滞留凹部17の水位が変化する。それに伴って水位検出空間部24内の圧力が変化しその変化を検出手段10によって検出する。検出した信号を図示しない制御装置によって処理し、洗浄水供給装置11を駆動して洗浄水をボール部2の上部から吐水して洗浄動作を行う。洗浄水は尿滞留凹部17に滞留する汚水およびトラップ溜水4を置換し排水口6へ流れ出る。
この実施の形態においては、検出空間24が密閉シールされているので、検出手段10が汚染されることもなく、取付穴12から漏水することもない。
【0026】
第9図は第5の実施形態に係る小便器のトラップ3の側面断面図である。
この実施形態では、トラップ3は、喫水位置16よりも上方に尿滞留凹部17の流出口25を有する尿滞留凹部17と、尿滞留凹部17の流出口25の下端より下方位置において連通口26を介して連通する水位検出空間部24を一体に成形している。水位検出空間部24の上方位置に検出手段10または検出手段10を接続するための接続部品8を小便器本体1の外部から取り付け可能な位置に取付穴12を穿設している。6は小便器本体1から外部に尿及び洗浄水を排水する排水口である。水位検出空間24は検出手段10または接続部品8を取付け後、連通口26から流入してきた尿及び洗浄水により密閉シールされる。
【0027】
以上の構成において、洗浄の動作を説明する。
図9は小用便前の状態で、トラップ3には喫水位置16(排水口6の上端位置)まで、尿滞留凹部17は尿滞留凹部流出口25の下端まで溜水している。
この状態で、使用者が放尿すると尿は尿滞留凹部17に流れ込むとともに、水連通口26から水位検出空間部24にも流れ込む。流れ込んだ尿は尿滞留凹部流出口25からトラップ3の排水流路20に流出するため尿滞留凹部17の水位が変化する。それに伴って水位検出空間部24内の圧力が変化しその変化を検出手段10によって検出する。検出した信号を図示しない制御装置によって処理し、洗浄水供給装置11を駆動して洗浄水をボール面2の上部から吐水して洗浄動作を行う。洗浄水は尿滞留凹部17に滞留する汚水およびトラップ溜水4を置換し排水口6へ流れ出る。
この実施の形態においては、水位検出空間部24が密閉シールされているので、検出手段10が汚染されることもなく、取付穴12から漏水することもない。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、汚水の漏水の恐れがなく、使用者の放尿を確実に検出し洗浄を行なう小便器が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る小便器の側面断面図。
【図2】図1の小便器の取付穴12近傍の拡大図。
【図3】床排水の着脱式トラップの小便器の側面断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る小便器のトラップの正面断面図。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る小便器の小便器の正面部分断面図。
【図6】床排水の着脱式トラップの小便器の側面部分断面図。
【図7】床排水の着脱式トラップの小便器の側面部分断面図。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る小便器のトラップの側面部分断面図。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る小便器のトラップの側面部分断面図。
【符号の説明】
1…小便器本体
1a…後部壁部
2…ボール部
3…トラップ
4…トラップ溜水
5…流入口
6…排水口
7a、7b…仕切り
8…検出手段接続部品
9…連結用部品
10…検出手段
11…洗浄水供給装置
12…取付穴
14…導圧路
15…リップ
16…喫水位置
17…尿滞留凹部
17a…底部
17b…隙間
18…穴
19…着脱トラップ
20…排水流路
21…立壁部
22…堰部
23…隔壁
24…水位検出空間部
25…尿滞留凹部流出口
26…連通口
Claims (9)
- 使用者の放尿によるトラップ内の水位変化を検出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づき小便器に洗浄水を供給する給水手段とを備える小便器において、トラップ内に喫水位置より上方位置に尿滞留凹部を設け、この尿滞留凹部に前記検出手段および/または検出手段接続部材を取り付けたことを特徴とする小便器。
- 前記尿滞留凹部の下部に前記トラップの排出流路に連通する開口穴を設けた請求項1記載の小便器。
- 使用者の放尿によるトラップ内の水位変化を検出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づき小便器に洗浄水を供給する給水手段とを備える着脱トラップ式の小便器において、トラップ内の喫水位置より上方位置に堰部を有し底部が喫水位置より下方である前記小便器本体と一体に形成した尿滞留凹部を有し、この尿滞留凹部の前記堰部の上端より上方位置に前記検出手段および/または検出手段接続部材を取り付けたことを特徴とする小便器。
- 前記尿滞留凹部の前記堰部の上端位置が前記トラップ内の喫水位置より20mm以上上方であることを特徴とする請求項3記載の小便器。
- 前記尿滞留凹部の上方の前記小便器本体のボール部から前記底部との間に間隙を形成して下方に延びる隔壁を設け、前記隔壁を介して前記トラップと反対側を水位検出空間部とし、この水位検出空間部に滞留する滞留水位より上方位置に前記検出手段および/または検出手段接続部材の取り付けたことを特徴とする請求項3又は4記載の小便器。
- 使用者の放尿によるトラップ内の水位変化を検出する検出手段と、この検出手段からの信号に基づき小便器に洗浄水を供給する給水手段を備え、トラップが小便器一体で形成される小便器において、トラップの喫水位置より上方位置に前記トラップへの流入口でありかつ前記トラップの排出流路に連通する少なくとも1個の開口穴を有する尿滞留凹部を設け、この尿滞留凹部の滞留水位より上方位置に前記検出手段および/または検出手段接続部材を取り付けたことを特徴とする小便器。
- 前記尿滞留凹部の前記開口穴の下端が前記トラップの喫水面から20mm以上上方であることを特徴とする請求項6記載の小便器。
- 前記尿滞留凹部と連通し前記開口穴を介して前記トラップの排出流路と連通する水位検出空間部を有し、この水位検出空間部内に滞留する滞留水位より上方位置に前記検出手段および/または検出手段接続部材を取り付けたことを特徴とする請求項6又は7記載の小便器。
- 前記トラップの排出流路に連通する前記開口穴の開口面積の総和が前記トラップ排出流路の最小の流路断面積以上であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか記載の小便器。
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