JP4236492B2 - 遅延噴射用エアゾール製品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遅延噴射用エアゾール製品に関する。さらに、詳しくはエアゾール装置全体を簡略化すると共に、噴射操作してから噴射が開始されるまでの遅延時間が安定している遅延噴射用エアゾール製品に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特公平8−29792号
【特許文献2】
特開平10−53287号
【特許文献3】
特開2000−233144号
【特許文献4】
実公昭56−39580号
【特許文献5】
特開2002−80078号
【0003】
従来のエアゾール製品に用いられている遅延噴射機構はバルブに装着される噴射部材に設けられており、その基本構造は、バルブが開放されるとバルブより供給されるエアゾール組成物が噴射部材に設けられたピストンや粘性流体などの抵抗部材を移動させて外部への通路を開放させ、噴射するものである。たとえば本出願人は、特許文献1に、噴射されるエアゾール組成物を導入する導入孔と、高粘度液体を流出する流出孔とが形成された密閉容器の内部に高粘度液体を充填し、エアゾール組成物の圧力により密閉容器内の高粘度液体である抵抗部材を流出孔から流出させてから、エアゾール組成物を流出孔から噴出させる容器をステムに取り付けたエアゾール装置を開示している。また、特許文献2には、ステムに取り付ける遅延噴射装置であって、導入孔と、噴射孔と、流出孔とを備えたシリンダと、その内部に内面壁と摺動自在に収容されるピストンとからなり、導入孔から導入されるエアゾール組成物の圧力をピストンに伝達して、シリンダ内に充填される抵抗体を流出孔より流出させることにより、ピストンによって塞がれている噴射孔を開放し、エアゾール組成物を噴射孔から噴射する遅延噴射装置を開示している。さらに、特許文献3には、特許文献2の抵抗体として空気などの低粘性流体を用い、その粘性流体をマイクロキャピラリ用いた流出孔を通して排出する遅延噴射装置を開示している。これにより、マイクロキャピラリの孔径または長さを変えることで、遅延時間の設定や変更が容易にできる。しかし、これらの遅延噴射機構の場合、その構成を噴射部材に設けるため、噴射部材の構造が複雑になるとともに、そのエアゾール装置全体としての大きさが大きくなり、コスト高であった。
【0004】
一方遅延噴射機構の他の形態として本出願人は、特許文献4に、バルブに装着されるディップチューブに、ディップチューブの内径よりも大きな内径を有する小室を設けたエアゾール装置を開示している。また、特許文献5にも同様の遅延噴射機構が開示されており、これらは小室や空間部が、噴射操作後にエアゾール組成物で満たされると噴射を開始する遅延噴射機構として作用するエアゾール装置である。この遅延噴射機構の場合、噴射部材、バルブは従来公知のものを使用することができエアゾール装置を簡略化できる。さらに、噴射部材が噴射を継続させるロック機構を備えれば、連続全量噴射が可能となる。そのため、遅延噴射と全量噴射の両方の機能を有するエアゾール製品とした場合でも、エアゾール装置全体を簡略化することができる。しかし、一般にエアゾール製品の気密性は高いものの、通常のエアゾール製品ではその効果に影響のない程度にわずかに自然漏洩するため、容器内部とバルブのハウジング内との間に圧力差が生じ、バルブが開放されていない状態であっても、ディップチューブ下端からハウジング側へのエアゾール組成物の流れを生じさせ、前記空間部がエアゾール組成物で満たされてしまうおそれがある。その場合、遅延時間が短くなったり、遅延せずに直ちに噴射したり、遅延時間が変動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、エアゾール装置全体を簡略化して製造しやすくコストを安くすると共に、確実に遅延噴射機構を作動させ安定した遅延時間が得られる遅延噴射用エアゾール製品を提供することを技術課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の遅延噴射用エアゾール装置(請求項1)は、耐圧容器およびその耐圧容器の開口部に固着されるバルブからなるエアゾール容器と、エアゾール容器に充填される原液および噴射剤からなるエアゾール組成物とからなり、前記バルブを開放してから所定時間経過後にエアゾール組成物が噴射される遅延噴射用エアゾール製品であって、前記バルブの通路でエアゾール容器内の気相部に遅延噴射機構が設けられ、前記バルブのハウジングに、バルブ閉鎖時はハウジングと気相部とを連通すると共に、バルブを開放すると閉じる気相連通孔が設けられており、それにより、該遅延噴射機構は、バルブ閉鎖時はバルブハウジングの気相連通孔を介してエアゾール容器内の気相部と連通して内部にエアゾール組成物の液相が充填されず、バルブを開放すると気相連通孔が閉じることにより遅延噴射機構と気相部との連通が遮断され、エアゾール組成物の液相を導入し、所定時間経過後に通過させることを特徴としている。
このような遅延噴射用エアゾール装置においては、前記遅延噴射機構は、バルブ閉鎖時は通路を遮断しており、バルブを開放すると所定時間経過後に通路が連通するものが好ましい(請求項2)。
その場合、前記遅延噴射機構は、バルブ閉鎖時は粘性流体が通路を遮断しており、バルブを開放すると所定時間経過後に粘性流体が除かれて通路が連通するものが好ましい(請求項3)。
このような粘性流体が通路を遮断する遅延噴射機構は、筒状の本体と、その内部を上下の格納部に仕切る仕切り部と、その仕切り部に設けられた、上下の格納部を連通する導管と、下格納部に充填された粘性流体とからなり、前記本体に、下側からディップチューブが挿入され、そのディップチューブの上端が前記粘性流体の液面より高くなるように、前記導管の下端が粘性流体の液面より低くなるように、かつ、導管の上端が、粘性流体が上格納部に押上げられたときの液面より高くなるようにされているものが好ましい(請求項4)。
また、前記噴射遅延機構は、筒状の本体と、その本体内を上下に摺動自在に収容される環状のピストンと、本体内に上部から挿入される上部ディップチューブとを備え、その上部ディップチューブに、ピストンが上昇しているときは連通し、下降しているときはピストンによって閉じられる側面連通孔が形成されており、それによりバルブ閉鎖時はピストンが側面連通孔を遮断し、バルブを開放すると所定時間経過後にピストンが上昇して側面連通孔を連通させるものであってもよい(請求項5)。
その場合、前記上部ディップチューブにおける側面連通孔より上側に、上部ディップチューブの内部と本体内とを連通するキャピラリーチューブが設けられているものが好ましい(請求項6)。
また、前記ピストンを常時下方に付勢するバネが、ピストンと本体上端の間に介在されているものであってもよい(請求項7)。
また、前記遅延噴射機構が、バルブのハウジングに連結される、あるいは上部ディップチューブを介してバルブのハウジングに連結されるものが好ましい(請求項)。
また、前記エアゾール容器に、噴射剤として(原液より比重が小さい可燃性の)液化ガスおよび圧縮ガスを充填するのが好ましい(請求項9)。
【0007】
【作用および発明の効果】
本発明の遅延噴射用エアゾール製品(請求項1)は、バルブの通路に遅延噴射機構が設けられており、バルブ閉鎖時には該遅延噴射機構とエアゾール容器内の気相部とが連通しているため、遅延噴射機構内部は気相部と等圧であり、エアゾール製品が自然漏洩してもバルブの通路に流れは生じない。そのため、長期間保存しても、遅延噴射機構内部はエアゾール組成物(液相)で満たされることがなく、確実に遅延噴射機構を作動させることができ、安定した遅延噴射時間を確保することができる。また、バルブを開放することで遅延噴射機構と気相部との連通が遮断されるため、エアゾール組成物が確実に遅延噴射機構に誘導され、遅延噴射機構を作動させる。
さらにエアゾール組成物の気相(ベーパー)は噴射されないため、窒素ガスや炭酸ガスなどの圧縮ガスを加圧剤として用いることができる。また、可燃性の液化ガス量を少なくすることができ、全量噴射型エアゾール製品とした場合、全量噴射された空間での可燃性の液化ガス濃度が低くなり火気に対する安定性が高くなる。
また、前記遅延噴射機構が、バルブ閉鎖時はバルブの通路を遮断しており、バルブ開放時にはエアゾール組成物が遅延噴射機構に導入されて所定時間経過後に通路を連通する場合、エアゾール組成物の内容に関わらずより確実に遅延噴射機構を作動させることができ、遅延時間を長くする(例えば3秒以上、好ましくは5秒以上)などの設定が容易になる(請求項2)。
前記遅延噴射機構が、バルブハウジング下部に直接連結される、あるいはディップチューブを介して連結される場合は、バルブ本体も既存のものを使用することができ、エアゾール装置を一層簡略化することができる。またその製造が容易であり、コストも抑えることができる(請求項)。
前記エアゾール容器に、噴射剤として液化ガスおよび圧縮ガスを充填する場合は、可燃性の液化ガスの使用量を少なくすることができ、安全性が向上する(請求項9)。
【0008】
【発明の実施の形態】
つぎに図面を参照しながら本発明の遅延噴射用エアゾール製品の実施形態を説明する。図1は本発明の遅延噴射用エアゾール製品の一実施形態を示す断面図、図2aは図1の遅延噴射用エアゾール製品に用いられるバルブの一実施形態を示す断面図、図2bは図2aのバルブの開放状態を示す断面図、図2cは図2aのX−X線断面図、図3aは図1の遅延噴射用エアゾール製品に用いられる遅延噴射機構の一実施形態を示す断面図、図3bは図3aの遅延噴射機構の噴射状態を示す断面図、図3cは遅延噴射機構の他の実施形態を示す断面図、図4aは本発明の遅延噴射用エアゾール製品に用いられる遅延噴射機構の他の実施形態を示す断面図、図4bは図4aの遅延噴射機構の噴射状態を示す断面図、図5aは本発明の遅延噴射用エアゾール製品に用いられる遅延噴射機構のさらに他の実施形態を示す断面図、図5bは図5aの遅延噴射機構の噴射状態を示す断面図、図6は本発明の遅延噴射用エアゾール製品に用いられるバルブの他の実施形態を示す断面図である。
【0009】
図1に示す遅延噴射用エアゾール製品10は、耐圧容器11と、その耐圧容器の開口部に取り付けられるバルブ12とからなるエアゾール容器と、そのエアゾール容器の上部に取り付けられる噴射装置13と、前記エアゾール容器に充填されるエアゾール組成物A(原液と噴射剤)とから構成されており、前記バルブ12にはバルブの開放時から所定の時間後にエアゾール組成物を噴射させる遅延噴射機構26が設けられている。
前記耐圧容器11は、従来公知のスリーピース缶であり、胴部16と、その胴部の上端に2重巻き締めにより固着される中央に開口部を有するドーム型の頭部17と、胴部の下端に2重巻き締めにより固着される底部18とから構成されており、この頭部17の開口部にはビード部19が形成されている。このような耐圧容器としては、アルミニウム、ブリキなどの金属製が好ましい。また、一枚の金属板からインパクト成形や絞りしごき加工などにより有底筒状に成形しても良い。さらに、合成樹脂、ガラスなど、他の材質のものを用いてもよい。さらに、耐圧容器の開口部にビード部を設けず、開口部を円筒状とし、筒部にバルブを固着するための段部を設けた容器を用いてもよい。
【0010】
前記バルブ12は、図2に示すように、耐圧容器のビード部19に固定するマウンティングカップ20と、そのマウンティングカップに保持されるハウジング21と、そのハウジング内を上下摺動自在となるように設けられるステム22と、そのステムを常時上方に付勢するバネ23と、ステム22のステム孔24を塞ぐステムラバー25と、そのハウジング21の下端に取り付けられ、遅延噴射機構26を備えているディップチューブ27とからなる。
前記マウンティングカップ20は、頭部17の開口部を覆い、頭部のビード部19にかしめつけられる湾曲フランジ部28と、前記ハウジング21を保持するハウジング保持部29と、中央に前記ステム22を挿入する開口部30とを有する従来公知のものである。このようなマウンティングカップは、アルミニウム、ブリキなどの金属板を加工することで製造される。なお、ビード部を有さない耐圧容器を用いる場合は、筒状のマウンティングカップを用い下端開口部を外部からクリンチして固着する。
【0011】
前記ハウジング21は、筒状のものであり、上部には前記ハウジング保持部29と係合する鍔部32を、下部にはディップチューブ27と係合するディップチューブ係合部34を、下端中心には容器内部と連通する連通孔35をそれぞれ備えている。また、そのハウジング21上端には前記ステムラバー25を係止するステムラバー係止部36が設けられており、その上端内周には環状の溝部37を形成する環状の突条38が設けられている。さらに、前記鍔部32が、縦方向に延びる切り欠き部40を有しており、ハウジング21上部側面には、その切り欠き部40とハウジングの溝部37とを連通する気相連通孔41が形成されている(図2c参照)。
【0012】
前記ステム22は、従来公知のものであり、ステム孔24と、そのステム孔と連通するステム内通路43とを有する。前記バネ23は従来公知のものが用いられ、このバネはステム22とハウジング21内に設けられるバネ係止具44により係止されている。
前記ディップチューブ27は、上端が前記ハウジング21のディップチューブ装着部34に挿入され、ハウジング内と連通する上部ディップチューブ27aと、下端がエアゾール容器内のエアゾール組成物A中に開口し、連通する下部ディップチューブ27bと、その上下ディップチューブの間に設けられる遅延噴射機構26とからなる。ここで、バルブの通路とは、下部ディップチューブの開口から遅延噴射機構26、上部ディップチューブ27aを介してステムのステム孔24までのエアゾール組成物が噴射時に通過する通路をいう。
前記バルブ12はこのように構成されているため、バルブ閉鎖時(噴射操作しないとき)は、ステムラバー25と環状の突条38とが離れているので気相連通孔41および切り欠き部40を介してハウジング21内、さらには後述する遅延噴射機構とエアゾール容器の内部空間、すなわちエアゾール容器内の気相部Bとが連通している。このとき遅延噴射機構26内部はエアゾール容器内の気相部Bと等圧になり、バルブの通路内で流れが生じず、エアゾール組成物Aが導入されることがない。そして、噴射操作すると(バルブを開放すると)、ステムラバー25の内端がステム22とともに下方に押し下げられ、ステム孔24が開いてハウジング21内と外気とが連通する。さらに、ステムラバー25が前記環状の突条38の上端と噛合い、溝部37とハウジング21内部とを遮断する。つまり、気相連通孔41が閉じる(図2b参照)。
【0013】
図3aに示す前記遅延噴射機構26は、筒状の本体と、その内部を上下の格納部45a、45bに仕切る仕切り部46とを備えている。また、本体の上端には上部ディップチューブ27aの下端と係合するディップチューブ係合部48と、上部ディップチューブ27aと連通する上部連通孔47aとが設けられている上連結部材51aが挿入されており、その下端には下部ディップチューブ27bを密に嵌入することができるディップチューブ貫通孔48aが設けられている下連結部材51bが挿入されている。前記仕切り部46には、挿入孔50が設けられ、その挿入孔50に上下の格納部45を連通する導管49を挿入している。また、この遅延噴射機構26の下格納部45bには粘度の高い流体(粘性流体C)が充填されており、下部ディップチューブ27bの上端がその粘性流体Cの液面より高くなるように、そして、導管49の下端が粘性流体Cの液面より低くなるように配置されている。さらに、導管49の上端は、粘性流体Cが上格納部45aに押し上げられたときの液面より高くなるように配置されている。
【0014】
この遅延噴射機構26は、粘性流体Cが下格納部45bにあるとき、導管49の下端が粘性流体Cに浸っており、その粘性流体Cが下部ディップチューブ27bと導管49(上部ディップチューブ27a)の間に存在するため、下部ディップチューブ27b(遅延噴射機構からエアゾール容器内までの下部通路)と上部ディップチューブ27a(遅延噴射機構からバルブのステム孔までの上部通路)は遮断されている。
ここで噴射操作をし、バルブ12を開放することにより、気相連通孔が遮断されてステム孔24から上収納部45aまでが大気と連通して圧力が低くなり、下部ディップチューブ27bからエアゾール組成物Aが遅延噴射機構26内に導入される。これにより遅延噴射機構26では、粘性流体Cが導管49を通じて上格納部45aに押し上げられる。このとき、導管49の上端は押し上げられた粘性流体Cの液面より上側に位置しているため、下部ディップチューブ27bから連通孔47aまでが連通し、エアゾール組成物Aは上部ディップチューブ27aを通ってハウジング21内に流れる(図3b参照)。粘性流体Cが導管49を通過し、バルブの通路が連通するまでの時間が請求項1に記載される所定の時間(遅延時間)となる。
このとき、導管下端の位置、導管の断面積、導管の長さあるいは粘性流体の粘度を変えることで、そのエアゾール組成物の種類にあまり影響されることなく、その遅延時間を調整することができる。特に粘性流体としては、エアゾール組成物と相溶しにくく、比重の重い成分を用いることが好ましく、たとえば高重合シリコーンや高分子量の炭化水素、液状の油性成分を増粘させた油性ゲルや油性ペースト、さらには水を増粘させた水性ゲルや水性ペーストなどがあげられる。また、本実施の形態では、その導管49の上端が押し上げられた粘性流体Cの液面より上側に位置するように設けているが、導管49の上端を仕切り部の近く設けることで、バルブ12の開閉に応じて可逆的に遅延効果を得ることができる。この場合も導管49の上端から押し出されたエアゾール組成物Aは、粘性流体Cの上部に移動して、上格納部を満たし、上部ディップチューブへ流れる。また、バルブが閉鎖されると、気相連通孔が再び開き遅延噴射機構内部とエアゾール容器の気相部Bとが等圧になるため、粘性流体Cは自重により下格納部45bに戻る。そのため、再びバルブを開放すると前述した遅延効果を得ることができる。
さらに、本実施形態では遅延噴射機構をディップチューブの中間に設けているが、図3cのようにバルブのハウジング21下端に直接設けてもよく、またはバルブのハウジング内に設けてもよい。前者の場合、上部ディップチューブが不要となり、エアゾール装置の構造がより簡略化される。
【0015】
前記ハウジング、ステム、遅延噴射機構、チューブ、ディップチューブは、合成樹脂などによって製造される。また、アルミニウムやステンレスなどの金属製のものを用いても構わない。
【0016】
図1に戻って、前記噴射装置13は、噴射孔52からエアゾール組成物Aを噴射するものである。該噴射装置13は、耐圧容器の胴部16上端の巻き締め部53に装着される円筒状のカバー部材55と、ステム22に装着され上端に耐圧容器11の軸線上向き方向に開口する噴射孔52を備えた噴射部本体56と、その噴射部本体の上部側面に設けられ、噴射孔52を中心とする扇状の指押部57を有する噴射部58とからなる。
【0017】
前記カバー部材55は、耐圧容器上端の巻き締め部53とスナップ嵌合できるように下端に半径方向内側に突出している内側突出部59が設けられており、上端が噴射部本体56の側面とつながっている。また、上端の一部には半径方向内側に突出する段部60が設けられており、さらにその段部から上に延びる壁61が設けられている。
前記指押部57は、平面図が扇状であり、押し下げることにより噴射部本体556とカバー部材55との連結点62が支点となり、上下方向に摺動する。また指押部57には、その端部から下方に延び半径方向に弾性を有する引掛け脚63と、その先端からカバー部材上端の段部60と係合するように外側に突出する外側突出部64とが設けられている。
前記噴射装置13はこのように構成されているため、指押部57を押し下げると、カバー部材の壁61の内面と当接している外側突出部64がカバー部材55の段部60より下方に位置し、段部60と係合する。それにより押し下げた状態を維持することができる。この噴射装置13を有するエアゾール製品10は全量連続噴射が可能となる。
【0018】
前記エアゾール容器に充填されるエアゾール組成物Aとしては、有効成分を含有する原液と液化ガスとからなるものが好ましく、有効成分と液化ガスとからなってもよい。前記原液としては、たとえば殺虫成分、効力増強成分、害虫忌避成分、消臭成分、芳香成分、殺菌・消毒成分、清涼化成分などの有効成分を、エタノールなどの低級アルコールや灯油などの炭化水素、水など溶媒に溶解したものが挙げられる。また液化ガスとしては液化石油ガスやジメチルエーテルなどが挙げられる。なお、本発明の遅延噴射用エアゾール製品は、バルブ閉鎖時はハウジングとエアゾール容器内の気相部Bとは連通しているが、開放時は遮断されてエアゾール組成物Aが噴射されるため、エアゾール組成物の気相(ベーパー)が遅延噴射機構を介さず噴射されないので、窒素ガスや炭酸ガス、圧縮空気などの圧縮ガスを加圧剤として用いることができる。そのため前記可燃性である液化石油ガスなどの可燃性液化ガスの配合量を少なくすることができ、全量噴射型エアゾール製品として用いる場合、全量噴射後の空間の可燃性ガス濃度が低くなり、火気に対する安全性が高くなり、好ましい。
【0019】
図1、図2、図3を用いて使用時の全体的な作用を説明する。エアゾール製品10の開封前(バルブ閉鎖時)は、遅延噴射機構26がエアゾール組成物Aの液面より高い位置にあって、気相連通孔41が開いており、エアゾール容器の気相部Bと連通しているため、下部ディップチューブ27b内に満たされるエアゾール組成物は、エアゾール容器内のエアゾール組成物Aの液面と同じ高さである。ここで、操作装置13を操作し、ステム22を下げることでバルブ12は開放される。これと同時に気相連通孔41が閉じ、ステム孔24から上収納部45aまでの通路の圧力が低くなるとエアゾール組成物Aが遅延噴射機構26内に導入され、遅延噴射機構26内の粘性流体Cが下格納部45bから上格納部45aに押し上げられ始める。所定の時間が経過し、粘性流体Cが上格納部45aに押し上げられて、バルブの通路が連通するとエアゾール組成物Aはハウジング21内に供給され、ステム孔24を通って、噴射装置に至り、噴射部材の噴射孔52より噴射される。
このエアゾール製品10は、バルブ12内にバルブ閉鎖時にハウジング21内部とエアゾール容器内部とを連通する気相連通孔41を有するため、遅延噴射機構26からハウジング21内の上部通路とエアゾール容器内との間が同じ圧力になる。そのため、エアゾール製品を長期間保存する場合、ステム孔24からハウジング21内の気体が洩れても、気相連通孔41から気体が供給され、遅延噴射機構26内部とエアゾール容器内部の気相部B間で圧力差が生じないので、バルブの通路に流れが生じず、エアゾール組成物Aが遅延噴射機構26内に導入されることがない。つまり、長期間保存しても遅延噴射機構26は確実に作動する状態を保つことができ、遅延時間が変化することがない連続噴射が可能なエアゾール製品を得ることができる。
【0020】
このエアゾール製品10の製造方法は、従来と同様に、原液を耐圧容器内に充填し、遅延噴射機構26とディップチューブ27を備えたバルブ12を頭部の開口部に載置し、液化ガスをアンダーカップ充填にて充填し、その後、バルブ12をクリンプして固着する。さらに、そのエアゾール製品10に噴射装置を装着することで製造するができる。
【0021】
図4aの遅延噴射機構26aは、シリンダとして作用する筒状の本体65と、その本体に摺動自在に収容されるピストン66とを備えている。その本体65上端には上部ディップチューブ27aを挿入するディップチューブ挿入孔48aが設けられた上部連結部材51aが嵌入されており、本体下端には下部ディップチューブ27bと係合するディップチューブ係合部48と、その下部ディップチューブ27bと連通する下部連通孔47bとが設けられた下部連結部材51bが嵌入されている。本体65に挿入された上部ディップチューブ27aは下端が閉じており、下部側面には本体65の内部に連通している側面連通孔67が設けられており、その側面連通孔の上には内部と連通しているキャピラリーチューブ68が設けられている。ピストン66は筒状で、その内径が上部ディップチューブ27aの外径と同じであり、上部ディップチューブ27aと密に摺動する内径部66aと外径が前記本体65の内径と同じである外径部66bとを有する。このため、遅延噴射機構26aはピストン66が下に位置するとき、上部ディップチューブ27aの側面連通孔67はピストンの内径部66aにより閉鎖されており、下部ディップチューブ27b内と上部ディップチューブ27a内は遮断されている。ピストン66が上昇して内径部66aが側面連通孔67より上に位置すると、上部ディップチューブ27aの側面連通孔67が下格納部45bと連通し、下部ディップチューブ27b内と上部ディップチューブ27a内は連通される(図4b参照)。
【0022】
該遅延噴射機構26aはこのように構成されているため、噴射操作を行うことでステム孔24が開放され、さらに、気相連通孔41が遮断されてステム孔24から上部ディップチューブ45aまでの通路内の圧力が低くなり、下部ディップチューブ27bからエアゾール組成物Aが下収納部45b内に流れ込む。これにより、ピストン66が上に押し上げられる。このとき、上収納部45a内の気体がピストン66により圧縮され、キャピラリーチューブ68から上部ディップチューブ27a内に逃げるが、キャピラリーチューブ68の微細通路を通過するときの気体の通路抵抗がピストン66の上昇を妨げる。この抵抗により上部ディップチューブ27aの側面連通孔67と下格納部45bとの連通が遅れ、この遅れが遅延時間となる。この遅延時間はキャピラリーチューブ68の長さ、断面積あるいは上部ディップチューブ27aの側面連通孔67の位置によって調整することができる。
【0023】
図5aの遅延噴射機構26bは、ピストンの抵抗としてバネを用いたものであり、他の構成は実質的に図4の遅延噴射機構26aと同じものであり、筒状の本体65と、ピストン66と、バネ70とを備えている。ピストン66の上端と本体65天面には前記バネ70を係止するバネ係止部71が設けられている。また、噴射操作を行うことで図4bの遅延噴射機構26bのようにピストン66が上昇し、側面連通孔67が開放される(図5b参照)
これらの遅延噴射機構26a、26bは、図1のエアゾール製品10に用いることができる。この場合も前述と同様に噴射装置13を操作し、バルブ12を開放することで、ステム孔24が開放されて気相連通孔41が閉じる。そのため遅延噴射機構26a、26bのピストン66が下部ディップチューブ27bから導入されるエアゾール組成物Aによって上昇し始める。所定の時間が経過し、側面連通孔67が下格納部45bと連通することでエアゾール組成物Aが通路を通過し、噴射装置の噴射孔52から噴射される。このように、これらの遅延噴射機構26a、26bも前述と同様に、バルブ閉鎖時は遅延噴射機構とエアゾール容器内の気相部Bとが連通しており、圧力差が生じず、遅延噴射機構にエアゾール組成物Aが導入されることがないので、長期保存しても遅延時間が変化しないエアゾール製品を得ることができる。
【0024】
またより簡易的な遅延噴射機構として、バルブに装着されるディップチューブのエアゾール組成物Aの液面より高い位置に空間部を設けただけのものを用いてもよい。この場合、バルブ閉鎖時は通路(下部ディップチューブから空間部、さらにはステム孔まで)は連通しており、遅延時間を長くすることは困難であるが、図1のエアゾール製品に用いることで、ディップチューブの空間部とエアゾール容器の気相部Bとの間の圧力差が生じず、長期間保存しても遅延時間が変化しない。この場合、空間部の大きさとそのエアゾール組成物の粘度によって遅延時間(所定の時間)を決めることになる。
【0025】
図6に示すバルブ12aは、バルブ閉鎖時にエアゾール容器内の気相部Bと遅延噴射機構26とを連通する気相連通孔41を、バルブ開放時に、ステムによって閉じるものであり、図1のエアゾール製品に用いることができる。
このバルブ12aに用いられるハウジング21は、ステムを密に挿入することができるステム挿入部75が下端に設けられており、気相連通孔41が下部側面に設けられている。また、ステム22は、ステム連通孔76がその下端に形成されており、ステム側面連通孔77がその側面に形成されている。そして、これらの連通孔76、77はステム22内に形成されているステム内通路78によってつながっている。他の構成は図2のバルブ12と実質的に同じである。
このバルブ12aは、バルブ12aが閉じているとき、気相連通孔41により、遅延噴射機構26とエアゾール容器の気相部Bは連通しており等圧である。ここで、噴射操作を行い、バルブ12aを開放すると、ステム22の下端がステム挿入部75に密に挿入され、その側面で気相連通孔41を塞ぐ。しかし、ステム連通孔76、ステム内通路78、ステム側面連通孔77により、エアゾール容器内(連通孔35)は外気と連通している。これにより、遅延噴射機構26を経て、ディップチューブ27より押し出されてきたエアゾール組成物Aは、ステム連通孔76より、ステム内通路78、ステム側面連通孔77を経てハウジング21内に押し出される。
このようにバルブ12aは構成されているため、図1のエアゾール製品に用いることができ、図1のエアゾール製品と実質的に同じ作用効果を奏することができる。
本発明の遅延噴射用エアゾール製品は、構造が簡単であり、エアゾール装置全体を簡略化するなどができると共に、使用者は確実に遅延噴射することができるため殺虫剤等の人体に対して好ましくない製品に好適に用いることができる。特に殺虫剤や消臭剤などを空間に多量に(全量)噴射する好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のエアゾール製品の一実施形態を示す断面図である。
【図2】 図2aは図1のエアゾール製品に用いられるバルブの一実施形態を示す断面図であり、図2bは図2aのバルブの開放状態を示す断面図であり、図2cは図2aのX−X線断面図である。
【図3】 図3aは図1のエアゾール製品に用いられる遅延噴射機構の一実施形態を示す断面図であり、図3bは図3aの遅延噴射機構の噴射状態を示す断面図であり、図3cは遅延噴射機構の他の実施形態を示す断面図である。
【図4】 図4aは本発明のエアゾール製品に用いられる遅延噴射機構の他の実施形態を示す断面図であり、図4bは図4aの遅延噴射機構の噴射状態を示す断面図である。
【図5】 図5aは本発明のエアゾール製品に用いられる遅延噴射機構のさらに他の実施形態を示す断面図であり、図5bは図5aの遅延噴射機構の噴射状態を示す断面図である。
【図6】 本発明のエアゾール製品に用いられるバルブの他の実施形態を示す断面図である。
【符号の説明】
A エアゾール組成物(液相)
B 気相部
C 粘性流体
10 エアゾール製品
11 耐圧容器
12、12a バルブ
13 噴射装置
16 胴部
17 頭部
18 底部
19 ビード部
20 マウンティングカップ
21 ハウジング
22 ステム
23 バネ
24 ステム孔
25 ステムラバー
26 遅延噴射機構
27 ディップチューブ
27a 上部ディップチューブ
27b 下部ディップチューブ
28 湾曲フランジ
29 ハウジング保持部
30 開口部
32 鍔部
34 ディップチューブ装着部
35 連通孔
36 ステムラバー係止部
37 環状の溝部
38 環状の突条
40 切り欠き部
41 気相連通孔
43 ステム内通路
44 バネ係止具
45 格納部
45a 上格納部
45b 下格納部
46 仕切り部
47a 上部連通孔
47b 下部連通孔
48 ディップチューブ係合部
48a ディップチューブ貫通孔
49 導管
50 挿入孔
51a 上連結部材
51b 下連結部材
52 噴射孔
53 巻き締め部
55 カバー部材
56 噴射部本体
57 指押部
58 噴射部
59 内側突出部
60 段部
61 壁
62 連結点
63 引掛け脚
64 外側突出部
65 本体
66 ピストン
66a 内径部
66b 外径部
67 側面連通孔
68 キャピラリーチューブ
69 溝
70 バネ
71 バネ係止部
75 ステム挿入部
76 ステム連通孔
77 ステム側面連通孔
78 ステム内通路

Claims (9)

  1. 耐圧容器およびその耐圧容器の開口部に固着されるバルブからなるエアゾール容器と、
    そのエアゾール容器に充填される原液および噴射剤からなるエアゾール組成物とからなり、
    前記バルブを開放してから所定時間経過後にエアゾール組成物が噴射される遅延噴射用エアゾール製品であって、
    前記バルブの通路でエアゾール容器内の気相部に遅延噴射機構が設けられ、
    前記バルブのハウジングに、バルブ閉鎖時はハウジングと気相部とを連通すると共に、バルブを開放すると閉じる気相連通孔が設けられており、
    それにより、該遅延噴射機構は、バルブ閉鎖時はバルブハウジングの気相連通孔を介してエアゾール容器内の気相部と連通して内部にエアゾール組成物の液相が充填されず、バルブを開放すると気相連通孔が閉じることにより遅延噴射機構と気相部との連通が遮断され、エアゾール組成物の液相を導入し、所定時間経過後に通過させる遅延噴射用エアゾール製品。
  2. 前記遅延噴射機構は、バルブ閉鎖時は通路を遮断しており、バルブを開放すると所定時間経過後に通路が連通する請求項1記載の遅延噴射用エアゾール製品。
  3. 前記遅延噴射機構は、バルブ閉鎖時は粘性流体が通路を遮断しており、バルブを開放すると所定時間経過後に粘性流体が除かれて通路が連通する請求項2記載の遅延噴射用エアゾール製品。
  4. 前記遅延噴射機構が、筒状の本体と、その内部を上下の格納部に仕切る仕切り部と、その仕切り部に設けられた、上下の格納部を連通する導管と、下格納部に充填された粘性流体とからなり、
    前記本体に、下側からディップチューブが挿入され、そのディップチューブの上端が前記粘性流体の液面より高くなるように、前記導管の下端が粘性流体の液面より低くなるように、かつ、導管の上端が、粘性流体が上格納部に押上げられたときの液面より高くなるようにされている、請求項3記載の遅延噴射用エアゾール製品。
  5. 前記遅延噴射機構が、筒状の本体と、その本体内を上下に摺動自在に収容される環状のピストンと、本体内に上部から挿入され、下端が閉じている上部ディップチューブとを備え、
    その上部ディップチューブに、ピストンが上昇しているときは連通し、下降しているときはピストンによって閉じられる側面連通孔が形成されており、
    それによりバルブ閉鎖時はピストンが側面連通孔を遮断し、バルブを開放すると所定時間経過後にピストンが上昇して側面連通孔を連通させる請求項2記載の遅延噴射用エアゾール製品。
  6. 前記上部ディップチューブにおける側面連通孔より上側に、上部ディップチューブの内部と本体内とを連通するキャピラリーチューブが設けられている、
    請求項5記載の遅延噴射用エアゾール製品。
  7. 前記ピストンを常時下方に付勢するバネが、ピストンと本体上端の間に介在されている請求項5記載の遅延噴射用エアゾール製品。
  8. 前記遅延噴射機構が、バルブのハウジングに連結される、あるいは上部ディップチューブを介してバルブのハウジングに連結される請求項1記載の遅延噴射用エアゾール製品。
  9. 前記エアゾール容器に、噴射剤として液化ガスおよび圧縮ガスが充填されている請求項1〜8のいずれかに記載のエアゾール製品。
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