JP4235591B2 - 用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙処理方法 - Google Patents

用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4235591B2
JP4235591B2 JP2004194637A JP2004194637A JP4235591B2 JP 4235591 B2 JP4235591 B2 JP 4235591B2 JP 2004194637 A JP2004194637 A JP 2004194637A JP 2004194637 A JP2004194637 A JP 2004194637A JP 4235591 B2 JP4235591 B2 JP 4235591B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
punching
moving
detection
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004194637A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006016129A (ja
Inventor
仁 服部
剛 佐々木
真治 浅見
祥一 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004194637A priority Critical patent/JP4235591B2/ja
Publication of JP2006016129A publication Critical patent/JP2006016129A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4235591B2 publication Critical patent/JP4235591B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、搬入されたシート状の記録媒体(用紙)に対して所定の処理を施す用紙処理装置に係り、特に穿孔手段を備えた用紙処理装置と、この用紙処理装置が一体もしくは別体に設けられたプリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置、及び用紙処理装置で実行される用紙処理方法に関する。
画像形成装置から搬送されてくる用紙に穴を穿孔する手段として、用紙1枚ずつに穿孔する穿孔手段が現在、後処理装置で使用されている。この形式の穿孔手段は搬送されてくる用紙に1枚ずつ穿孔するため、穿孔に要する負荷が軽減されるのと生産性の面で有利となっている。一方、穿孔する際の用紙の姿勢、例えば、スキューや横レジずれなどが悪い場合、穿孔された穴位置がずれて穴の揃え精度が悪化するという不具合がある。
このような不具合を防止するために、用紙のスキューを修正して、さらに用紙の搬送方向と直交する方向の一方の端部を読み取って、その情報に基づいてずれを補正して穿孔し、穴位置精度を向上させる方法が確立されている。その方法は、画像形成装置に認識されている用紙の搬送方向の幅情報からその幅の用紙が搬送されてくる理想的な搬送位置と端部検知手段によって得られた端部検知情報を比較して、そのギャップを補正するようにしている。
具体的には、例えば、特許文献1に開示された発明では、シート搬送手段によって搬送されるシートの搬送方向と平行な端部を検知するためのシート側端検知手段と、このシート側端検知手段をシート搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段と、前記シート側端検知手段により検知されたシートの搬送方向と平行な端部の位置情報に基づいて穿孔手段をシート搬送方向と直交する方向に移動させる第2の移動手段とを有するシート穿孔装置において、シート側端検知手段の検知開始位置をシートサイズに対応したシートの搬送方向と平行な端部位置に設定し、このシート側端部の位置情報に基づいてシート搬送方向と直交する方向に穿孔位置を移動させることにより、画像形成処理速度を低下させることなくシート側端部に対する穿孔位置を揃えて穿孔できるようにしている。
また、特許文献2には、シートの搬送方向と直交方向にシートを穿孔する穿孔部を備えシートの搬送方向と交わる方向に移動可能な穿孔手段と、前記穿孔手段に搬送されるシートの有無を検知するシート有無検知手段と、前記穿孔手段に搬送されてくるシートの搬送方向と平行な一側端部を検知するための検知手段と、前記検知手段により検知されたシート側端部位置情報に基づいてシートの搬送方向と交わる方向に前記穿孔手段の穿孔位置を移動させる移動手段とを有し、シートが横ずれして搬送されても、シートの側端部に対して揃えて穿孔することができるようにした技術が開示されている。
また、特許文献3には、シートの搬送方向と交わる方向にシートを穿孔する穿孔部を備えシートの搬送方向と交わる方向に移動可能な穿孔手段と、前記穿孔手段に搬送されてくるシートの搬送方向と平行な一側端部を検知するための検知手段と、前記検知手段により検知されたシート側端部位置情報に基づいてシートの搬送方向と交わる方向に前記穿孔手段の穿孔位置を移動させる移動手段と、を有し、前記検知手段を、搬送されるシートサイズ情報に基づいて予めシート側端部近傍に移動させ、シート出力装置、例えば画像形成装置の処理速度(画像形成速度)を妨げることなく、シートを連続的に穿孔することができるようにした技術が開示されている。
さらに、特許文献4には、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送されるシートの端部に穿孔を行う穿孔手段と、前記シートの搬送方向と略直交する幅方向のシート端部を検出するシート幅端部検出手段と、前記シートの搬送方向の位置を検出するシート先端部検出手段と、前記穿孔手段及びシートサイズ検出手段をシートの幅方向に移動させる移動手段とを備えたシート処理装置において、前記シート幅端部検出手段によってシート幅方向端部が検出されなかった場合に、前記移動手段で前記穿孔手段を所定量移動した後に該穿孔手段を動作させるようにした技術が開示されている。
特開平10−279170号公報 特開平10−194557号公報 特許第03363725号公報 特開2003−145491号公報
ところで前記従来技術では、パンチユニットに穿孔手段と横レジ検知手段とが設けられ、1個の横レジ検知センサによって用紙端部を検知するものがある。しかし、端部検知手段のセンサが1つの場合、用紙幅サイズが小さい時は待機位置から用紙端部検知までの距離が長くなるため、移動に時間がかかり生産性が低くなっていた。
また、用紙の端部検知手段によって用紙の片側端部を検知した場合、検知位置と用紙サイズ情報から用紙の中心位置を算出し、用紙穿孔手段を用紙中心位置に移動させる。従って、用紙サイズ情報と実際の用紙サイズが異なる場合(用紙幅の公差によるばらつき、用紙サイズ情報が不正確な場合、等)には用紙の中心に穿孔を行うことができなくなっていた。
また、用紙の端部検知手段に設置されたセンサの数が少ない場合は、前記端部検知手段によって用紙の端部を検知した後、次の用紙の端部検知に備え初期待機位置まで端部検知手段を移動させる必要があるが、このように移動させると時間がかかり、生産性が悪くなる。また、用紙の端部検知手段によって用紙の端部を検知する際の前記端部検知手段の移動方向を同一にすると、次の用紙の端部検知に備え端部検知手段を戻す必要がある。このように端部検知に際して端部検知手段を戻す動作が発生するため、生産性の向上を図ることができない。
また、前記穿孔動作は、用紙端部を検出するまでの端部検知手段移動距離と、用紙サイズ情報からその用紙の横レジストずれ量を算出するので、用紙サイズ情報と実際の用紙サイズが異った場合は異常な位置に穿孔が行われることになる。
さらに、シート幅端部検出手段によってシート幅方向端部が検出されなかった場合に、穿孔手段を所定量移動した後に該穿孔手段を動作させるようにしたものでは、シート幅端部検出手段と穿孔手段とが一体に構成されているので、穿孔する場合にはシート幅端部検出手段も穿孔手段と一体に移動することになる。そのため、独立して効率よく用紙端部の検知や穿孔位置の設定を行うことができなかった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高い生産性で穿孔処理を行うことができるとともに、異常な位置に穿孔することを未然に防止できる用紙処理装置、画像形成装置及び用紙処理方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する端部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第2の移動手段と、を備えた用紙処理装置において、前記端部検知手段は、前記端部検知手段の移動方向に配置された複数の検知素子から構成され、前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な一方の端部を検出する位置に配置され、前記複数の検知素子の1つを選択し、前記第1の移動手段を移動させて用紙端部を検知させる制御手段を備え、前記制御手段は、前記端部検知手段によって検知された用紙端部位置の情報から導かれる用紙幅と、事前に取得した用紙サイズに基づいた用紙幅とが一致しない場合には、前記穿孔手段の位置を理想の用紙搬送方向中心に基づいた穿孔位置に移動させ、穿孔動作を行わせることを特徴とする。
第2の手段は、第1の手段と同様の前提の用紙処理装置において、前記端部検知手段は、前記端部検知手段の移動方向に配置された複数の検知素子から構成され、前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な一方の端部を検出する位置に配置され、前記複数の検知素子の1つを選択し、前記第1の移動手段を移動させて用紙端部を検知させる制御手段を備え、前記制御手段は、前記端部検知手段によって検知された用紙端部位置の情報から導かれる用紙幅と、事前に取得した用紙サイズに基づいた用紙幅とが一致しない場合には、同一ジョブであって前記一致しないことが判定された用紙の直前に搬送された用紙に穿孔した位置に穿孔手段を移動させ、穿孔動作を行わせることを特徴とする。
第3の手段は、第1の手段と同様の前提の用紙処理装置において、前記端部検知手段は、前記端部検知手段の移動方向に配置された複数の検知素子から構成され、前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な一方の端部を検出する位置に配置され、前記複数の検知素子の1つを選択し、前記第1の移動手段を移動させて用紙端部を検知させる制御手段を備え、前記制御手段は、前記端部検知手段によって用紙端部位置情報が得られない場合には、前記穿孔手段の位置を理想の用紙搬送方向中心に基づいた穿孔位置に移動させ、穿孔動作を行わせることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段と同様の前提の用紙処理装置において、前記端部検知手段は、前記端部検知手段の移動方向に配置された複数の検知素子から構成され、前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な一方の端部を検出する位置に配置され、前記複数の検知素子の1つを選択し、前記第1の移動手段を移動させて用紙端部を検知させる制御手段を備え、前記制御手段は、前記端部検知手段によって用紙端部位置情報が得られない場合に、同一ジョブの直前に穿孔した位置に穿孔手段を移動させ、穿孔動作を行わせることを特徴とする。
第5の手段は、第1ないし第4のいずれかの手段において、前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な両方の端部を検出する位置に配置されていることを特徴とする。
第6の手段は、用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する端部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第2の移動手段と、前記各手段の動作を制御するとともに、前記端部検知手段によって検知された用紙端部位置の情報から導かれる用紙幅と、事前に取得した用紙サイズに基づいた用紙幅とが一致しない場合には、前記穿孔手段の位置を予め設定された穿孔位置に移動させて穿孔動作を行わせる制御手段と、を備えた用紙処理装置において、前記予め設定された穿孔位置が、理想の用紙搬送方向中心に基づいた穿孔位置であることを特徴とす
第7の手段は、第6の手段と同様の前提の用紙処理装置において前記予め設定された穿孔位置が、同一ジョブであって前記一致しないことが判定された用紙の直前に搬送された用紙に穿孔した位置であることを特徴とする。
第8の手段は、第1ないし第のいずれかの手段に係る用紙処理装置を画像形成装置が一体または別体に備えていることを特徴とする。
第9の手段は、搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する複数の検知素子を有する端部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第2の移動手段とを備え、前記用紙に穿孔手段により穿孔する用紙処理方法において、事前に取得した用紙サイズ情報により前記端部検知手段の検知素子の1つを選択する第1の工程と、前記第1の移動手段により前記端部検知手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第2の工程と、前記用紙検知手段が移動を開始し、前記検知素子が用紙端部を検知するまでの第1の移動手段の移動距離を取得する第3の工程と、前記第3の工程で取得された移動距離に基づいて穿孔手段の移動距離を算出する第4の工程と、前記用紙端検知手段から取得した用紙幅情報と事前に取得した用紙サイズの用紙幅情報とを前記第1の工程の前段で比較する第5の工程と、前記第5の工程で用紙幅情報が一致しない場合に、理想の用紙搬送方向中心に基づいて設定される穿孔位置に前記穿孔手段を移動させる第6の工程と、を含むことを特徴とする。
第10の手段は、第9の手段と同様の前提の用紙処理方法において事前に取得した用紙サイズ情報により前記端部検知手段の検知素子の1つを選択する第1の工程と、前記第1の移動手段により前記端部検知手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第2の工程と、前記用紙検知手段が移動を開始し、前記検知素子が用紙端部を検知するまでの第1の移動手段の移動距離を取得する第3の工程と、前記第3の工程で取得された移動距離に基づいて穿孔手段の移動距離を算出する第4の工程と、前記用紙端検知手段から取得した用紙幅情報と事前に取得した用紙サイズの用紙幅情報とを前記第1の工程の前段で比較する第5の工程と、前記第5の工程で用紙幅情報が一致しない場合に、同一ジョブであって直前に搬送された用紙の穿孔位置に前記穿孔手段を移動させる第6の工程と、を含むことを特徴とする。
なお、以下の実施形態において、用紙搬送手段はスキュー補正ローラ1及び搬送ローラ6,7に、穿孔手段は穿孔ユニット4、パンチ刃15及びモータ18に、端部検知手段は横レジスト検知ユニット3及び用紙端部センサ(群)14に、第1の移動手段は第1のステッピングモータ30、駆動プーリ30a、従動プーリ34、タイミングベルト32及びホルダ28に、第2の移動手段は第2のステッピングモータ23、駆動プーリ23a、ギア/プーリ36、タイミングベルト24、ラック19、及びパンチ上、下ガイド板20,21に、検知素子はセンサSN1,SN2(用紙端部センサ14a,14b,14c,14d,14e,14f,14g,14h)に、制御手段は制御装置50あるいはCPU51に、用紙後処理装置はFRに、画像形成装置はPRにそれぞれ対応する。
本発明によれば、穿孔手段とは別体に設けられ、複数の検知素子を搭載した端部検知手
段を第1の移動手段によって移動させ、用紙幅に応じて選択された1つの検知素子によっ
て用紙の横レジスト量を検出し、この検出された横レジスト量に基づいて第2の移動手段
により穿孔手段を移動させて穿孔するので、第1の移動手段による端部検知手段の移動量
及び第2の移動手段による穿孔手段の移動量を少なくすることが可能となり、これにより
高い生産性で穿孔処理を行うことができる。その際、検知した用紙幅と事前に取得した用紙幅が一致しないなどの異常が検知された場合には、予め設定された位置に穿孔手段を移動させて穿孔するので、異常な位置に穿孔することを未然に防止できる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
〈第1の実施形態〉
《全体構成》
図1は、画像形成装置から搬送されてくる用紙を受け取って穿孔するための穿孔装置を備えた用紙処理装置としての用紙後処理装置の全体的な構成を示す概略構成図である。図1は用紙後処理装置内部に穿孔装置が組み込まれた例である。
図1において用紙後処理装置FRは、穿孔ユニット4、水平搬送路H1、上搬送路H2、下搬送路H3と、スティプル処理トレイ12と、上下2つの排紙トレイ9a,9bとから基本的に構成されている。水平搬送路H1には、搬送ローラ6,7、上搬送路H2に搬送経路を切り換えるための第1の分岐爪H2tと、下搬送路H3に搬送経路を切り換えるための第2の分岐爪H3tとが設けられている。下搬送路H2には、スティプル処理トレイ12が設けられ、ステイプル処理トレイ12の下端部には、スティプラ13が備えられ、スティプル処理トレイ12に集積され、揃えられた用紙束の後端部にスティプル処理を行うことができるようになっている。下搬送路H2にはまた、用紙の待機経路が設けられ、画像形成装置PRから先に送られてきた用紙を一時待機させ、次に送られてきた用紙と重ねてスティプル処理トレイ12側に搬送することができるようになっている。スティプル処理された用紙束は、スティプル処理トレイ12から放出爪を介し、放出ベルトと放出ローラ8によって下排紙トレイ9bに排紙される。
上排紙トレイ9aはプルーフトレイとも称され、何の処理も行わない用紙を排紙するときに使用される。なお、上排紙トレイ9aには、水平搬送路H1に設けられた前記第1の分岐爪H2tを下側(図示時計方向)に回動させ、上搬送路H2側を開放することにより搬送される。
下排紙トレイ9bはシフトトレイとしても機能し、ソートやスタックを行う際に部ごとに区分けすることができる。この区分けは、部ごとに下排紙トレイ9bを用紙搬送方向を直交する方向に所定量移動させ、前の部と後の部が前記所定量ずつずれるように往復動させることにより行われる。この場合には、前記第1および第2の分岐爪H3tを回動させて水平搬送路H1を下排紙トレイ9bへの排紙口まで開放する。なお、下排紙トレイ9bは用紙あるいは用紙束が排紙され、積載量が増加するにつれ、下方に移動する。この移動は下排紙トレイ9bに積載された最上位の用紙の表面位置を検知する用紙検知センサの検出出力に基づいて行われる。
前記水平搬送路H1の最上流側には図3に示すように用紙後処理装置FRの入口ローラ対として機能するスキュー補正ローラ対1、入口センサ2、横レジスト検知ユニット3、穿孔ユニット4、およびホッパ5が設けられている。また、10は搬送ローラ、H3は下搬送路、11はスティプル処理トレイ12に用紙を放出する放出ローラ11である。横レジスト検知ユニット3は、穿孔ユニット4の用紙搬送方向上流側に設けられ、横レジスト検知ユニット3のさらに用紙搬送方向上流側には、パンチ下ガイド20、パンチ上ガイド21が設けられ、横レジスト検知ユニット3には、用紙搬送方向と平行な端部位置を検出する用紙端部検知センサ群14が設けられてている。図3は横レジスト検知ユニット3と穿孔ユニット4の詳細を示す正面図である。
《穿孔ユニット》
穿孔ユニット4は、パンチ刃15、パンチ刃15の上端部に一体に設けられたホルダ37、ホルダ37内に挿入され、軸16に偏心して係合しているカム38、クラッチ17を介して前記パンチ刃15を駆動するモータ18、前記パンチ刃15を用紙搬送方向と直交する方向に移動させる第2のステッピングモータ23、タイミングベルト24、ギア/プーリ36、ラック19および固定下ガイド35からなる。
大略前述のように構成された用紙後処理装置FRでは、まず、画像形成装置PRから搬送されてきた用紙の先端は停止しているスキュー補正ローラ対1のニップに突き当てられる。一定時間、突き当てられ用紙が適正量撓んだ後に、スキュー補正ローラ対1を回転させ用紙の搬送を再開させる。スキュー補正ローラ対1の停止時間と回転開始タイミングは、入口センサ2で行う用紙先端検知をトリガーにして行う。スキュー補正ローラ1によってスキュー補正された用紙は、次に横レジスト検知ユニット3を通過し、その後、穿孔ユニット4を通過する。
まず、画像形成装置から搬送されてきた用紙の先端は停止しているスキュー補正ローラ対1に突き当てられる。一定時間、突き当てられ用紙が適正量撓んだ後に、スキュー補正ローラ対1を回転させ用紙の搬送を再開させる。スキュー補正ローラ対1の停止時間と回転開始タイミングは、入口センサ2で行う用紙先端検知をトリガーにして行う。スキュー補正ローラによってスキュー補正された用紙は、次に横レジスト検知ユニット3を通過し、その後、穿孔ユニット4を通過する。
図4は横レジスト検知ユニット3の側面図、図5は穿孔ユニット4の側面図である。これらの図において、横レジスト検知ユニット3に搬送されてきた用紙の搬送方向と平行な端部位置を検知するセンサ14a,14b,14c,14d(以下、総括して述べる場合は符号14で代表する。)は搬送方向と直交する方向(図4の矢印方向)に移動可能に構成されている。図4から分かるように用紙端部位置検知センサ群14は上ガイド26に装着されており、上ガイド26はホルダ28に装着されている。ホルダ28は軸27を摺動しながら搬送方向と直交する方向に移動する。ホルダ28にはタイミングベルト32が係合している。タイミングベルト32は、第1のステッピングモータ30の駆動プーリ30aと従動プーリ34間に張架され、第1のステッピングモータ30の回転によってタイミングベルト32が前記両プーリ間30,34を回転移動することによって、ホルダ28、上ガイド26および用紙端部検知センサ群14を用紙搬送方向と直交する方向に往復動させることができる。また、用紙端部検知センサ群14のホームポジション(待機位置)HPは、ホルダ28の形状の一部をホームポジションセンサ29によって検知することにより決定される。用紙端部検知センサ群14はこの待機位置で待機し、第1のステッピングモータ30を駆動源として前記タイミングベルト32の回転に応じて軸27に沿って摺動し、用紙搬送方向と平行な用紙端部S1を検知するために図示左方向に移動する。
用紙の搬送方向と平行な端部を検知するための前記用紙端部検知センサ群14は複数個(この実施形態は14a,14b,14c、14dの4個)並んでおり、図6(a)及び(b)に示すように用紙幅サイズに応じて使用するセンサを変更する。
《制御装置》
制御装置50は、図7に示すように、CPU51、I/Oインターフェース52等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置PR本体のコントロールパネルの各スイッチ等、および入口センサ、上排紙センサ、紙有無センサ、放出ベルトホームポジションセンサ、紙面検知センサなどの各センサからの信号がI/Oインターフェース52を介してCPU51へ入力される。
CPU51は、入力された信号に基づいて穿孔ユニットを駆動する第1及び第2のステッピングモータ30,23、モータ18を制御することにより穴明けを実行する。また、CPU51はシフトトレイ用のトレイ昇降モータ、開閉ガイド板を開閉する排紙ガイド板開閉モータ、シフトトレイを移動するシフトモータ、叩きコロを駆動する叩きコロモータ、叩きSOL等の各ソレノイド、各搬送ローラを駆動する搬送モータ、各排紙ローラを駆動する排紙モータ、放出ベルトを駆動する放出モータ、端面綴じスティプラS1を移動させるスティプラ移動モータ、端面綴じスティプラS1を斜めに回転させる斜めモータ、ジョガーフェンスを移動させるジョガーモータ等の駆動を制御する。モータスティプル排紙ローラを駆動する図示しないスティプル搬送モータのパルス信号はCPU51に入力されてカウントされ、このカウントに応じて叩きSOLおよびジョガーモータが制御される。
なお、用紙後処理装置PDの制御は前記CPU51が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。また、プログラムデータは前記ROMに代えて、あるいは加えてネットワークを介してサーバから、あるいはCD−ROM、SDカードなどの記録媒体から記録媒体駆動装置を介して図示しないハードディスク装置などの記憶媒体にダウンローラされ、あるいはバージョンアップされて使用することもできる。
《用紙搬送方向のずれ量》
図8は用紙搬送方向のずれ量を検知するときの状態を示す説明図である。同図では、搬送されてくる用紙の横レジストずれがなく理想的な位置に搬送されてきた場合(理想の通紙位置−図示2点鎖線)、用紙端部検知センサ群14の1つのセンサSNが待機位置HPからその用紙の搬送方向と平行な端部を検知するまでの移動量w1と、実際に搬送されてきた用紙の搬送方向と平行な端部を検知するまでのセンサSNの移動量w2との差δ、
δ=w2−w1 ・・・(1)
だけ横レジストずれが発生していることになる。したがって、前記(1)式で示したδ分の横レジストずれ量δを補正するために、図9に示すように穿孔ユニット4を搬送方向と直交する方向に移動させる必要がある。なお、センサSNを含む用紙端部検知センサ群14は、用紙端面位置を検知した後、待機位置HPへと戻る。また、穿孔ユニット4は用紙の通紙中心を基準に対称にパンチ刃15を打ち込み穿孔する。その際、理想の通知中心IPCを基準に穿孔するのではなく、実際の通知中心を基準に穿孔する必要がある。
一方、前述のような各部によって構成されている穿孔ユニット4によって穿孔する場合、以下のようにして穿孔動作は行われる。
まず、穿孔ユニット4のパンチ刃15の上下動、すなわち、用紙Sに穿孔するための動作はモータ18からの駆動によって行われる(図5参照)。その際、モータ18から1回転クラッチ17を介して軸16を1回転させる。1回転クラッチ17をONさせるのは、搬送されてきた用紙後端が入口センサ2を通過して一定時間経した後である。軸16が回転すると、軸16に偏心して係合しているカム38が回転して、ホルダ37を上下動(図5下向き矢印方向)させる。このホルダ37の上下動によってパンチ刃15が上下動し、この下方向の移動時に用紙上にパンチ孔を穿孔する。
なお、この実施形態における穿孔ユニット4は、用紙の搬送を一旦停止させて、パンチ孔を穿孔するプレスパンチ方式について説明しているが、本発明はパンチ刃とダイを回転体に設けて、その回転によってパンチ刃とダイをあわせて用紙を搬送させながらパンチ孔を穿孔するロータリーパンチにも適用できる。
このようにして穿孔する場合、穿孔ユニット4を前述のずれに応じて用紙搬送方向と直交する方向(図5左右方向)に移動させ、位置決めする必要がある。移動は、前述の第2のステッピングモータ23を駆動源として行われ、第2のステッピングモータ23の駆動プーリ23aからタイミングベルト24を介してギヤ/プーリ36に伝達して回転させる。ギヤ/プーリ36のギヤにはラック19が噛み合っており、ギヤ/プーリ36の回転によってラック19が図5の左右矢印方向に移動する。ラック19はパンチ下ガイド板21に装着されており、穿孔するための前記パンチ刃15、パンチ上ガイド20、軸16、カム38、ホルダ37、クラッチ17、モータ18等の各構成要素(以下、穿孔構成要素と称す)は全て前記パンチ下ガイド板21と結合されているので、ラック19の移動によって前記穿孔構成要素が全て用紙搬送方向と直交する方向に移動する。
また、穿孔ユニット4のホームポジション(待機位置)は、ホームポジションセンサ37がホルダ21の一部(ホルダから一体に延びる検出片)を検知し、検知位置がホームポジションとなり、この位置が理想通紙中央位置(IPC)である。
続いて用紙端部検知センサ群14が用紙端部SEを検知するまで第1のステッピングモータ30に与えたパルス数と、用紙幅サイズから、前記(1)式で求められる用紙の横レジストずれ量δを算出し、第2のステッピングモータ23へ用紙の横レジストずれ量δ(=w2−w1)の距離に相当するパルスを与え、搬送されてくる用紙の幅方向中心位置に対応するように穿孔ユニット4を移動させて用紙に穿孔する。穿孔後、穿孔ユニット4は待機位置へと戻る。
《動作》
図10は用紙サイズに応じて用紙端部SEを検知する用紙端部検知センサを選択し、そのセンサからの検出出力により横レジストずれ量を補正して穿孔する処理手順を示すフローチャートである。
この処理手順では、まず、イニシャル動作を実行し(ステップS101)、穿孔ユニット4内の各駆動部品をホームポジションに戻し、用紙の受入準備を整える。ジョブが開始され(ステップS102−Yes)、画像形成装置PR側から用紙後処理装置FRに用紙が送り込まれ、入口センサ2がオンになる(ステップS103)と、その時点から時間をカウントし始める。このとき、用紙先端はスキュー補正ローラ対1のニップに当接し用紙の搬送方向に対する傾きが補正される。用紙先端がスキュー補正ローラ対1のニップに当接し、スキューを補正するに足る予め設定された時間が経過する(ステップS104−Yes)と、スキュー補正ローラ対1の駆動を開始する(ステップS106)。
スキュー補正ローラ対(入口ローラ)1が用紙を搬送し、入口センサ2がオフになった(用紙が入口センサ2の検知位置を抜けた)時点(ステップS106)で入口ローラ1が停止し(ステップS107)、画像形成装置PR側から送られてきた用紙のサイズ情報に基づいて使用する用紙端部検知センサ14a〜14dのうちの1つのセンサSN1を決定する(ステップS108)。
次いで、第1のステッピングモータ30を駆動して用紙端部検知センサ群14を用紙搬送方向に直交する方向に移動させ(ステップS109)、前記センサSN1がオンすると、言い換えれば用紙端部SEを前記センサSN1が検知すると、CPU51はステップS109で第1のステッピングモータ30を駆動したパルス、すなわち、用紙搬送方向に直交する方向の用紙のずれ量(実際の通紙中心RPCと理想の通紙中心IPCとの差)である横レジスト移動パルスを取得する(ステップS111)。CPU51は、この取得した横レジスト移動パルスから穿孔ユニット4の移動パルス(Pパルス)を算出する(ステップS112)。その後、用紙端部検知センサ群14をホームポジションに移動させ(ステップS113)、第2のステッピングモータ23を駆動して穿孔ユニット4を前記Pパルス分移動させる(ステップS114)。そして、Pパルス分移動して第2のステッピングモータ23が停止すると(ステップS115)、その位置でモータ18を駆動し、パンチ刃15を作動させて用紙に穿孔する(ステップS116)。
穿孔後、第2のステッピングモータ23が駆動され、穿孔ユニット4を待機位置方向に移動させ(ステップS117)、ホームポジションセンサ37がホルダ21の検出片を検出した時点(ステップS118)で第2のステッピングモータ23が停止し、これにより穿孔ユニット4がホームポジション位置に停止する(ステップS119)。そして、次ジョブがあるかどうかを判断し、ジョブが継続していればステップS103に戻って次の用紙の搬入を待ち、ジョブ終了していれば、ステップS101に戻って、次のジョブの開始を待つことになる(ステップS120)。なお、穿孔ユニット4の待機位置は、用紙と干渉しなければ用紙の理想中心IPCにパンチ刃15間の中心が一致する位置が最も穿孔ユニット4の移動距離が短くて済む。そこで、図9に示すように待機位置を理想の通紙位置の中央位置(IPC)に設定することが好ましい。
このように処理すると、穿孔動作時はまずスキュー補正ローラ対(入口ローラ)1(図3)によりスキュー補正が行われ、次に横レジスト検知ユニット3によって用紙端部SEの検知が行われる。用紙端部SEを検知する用紙端部検知センサ群14は複数設けられ(14a,14b,14c,14d)、用紙幅サイズ情報によって使用するセンサSN1を選択する。選択するセンサSN1は、最も早く用紙端部SEを検知できるセンサであり、これによって生産性を向上させることができる(図4、図6(a),(b))。
なお、図2は画像形成装置から用紙後処理装置に至る経路に、すなわち用紙後処理装置の用紙搬送方向上流側に穿孔装置を設けた例である。この変形例では、図3ないし図5に示した横レジスト検知ユニット3と穿孔ユニット4が画像形成装置PRと用紙後処理装置FRの間に別体に設けられ、1つのシステムを構成している。このシステムは、用紙後処理装置FRの水平搬送路H1の用紙搬送方向最上流に入口ローラH1aを設けた点を除けば、全て図1の画像形成装置PRと同一である。
〈第2の実施形態〉
図11及び図12はそれぞれこの第2の実施形態に係る横レジスト検知ユニット3の構成の概略を示す側面図及びセンサと穿孔ユニットとの関係を示す平面図である。この実施形態は、第1の実施形態の用紙検知センサ群14が用紙の奥側の用紙端部(用紙奥端部)を検知するセンサ14a〜14dに加え、用紙の手前側の用紙端部(用紙前端部)を検知するセンサ14e,14f,14g,14hからなり、用紙端部SEをそれぞれ奥側及び手前側で検知する。その際、対となる2つのセンサが奥側と手前側で選択され、そのセンサの検出出力によって用紙の横レジストずれ量を検出する。
図13は、この実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、前述の第1の実施形態における図10の処理手順と同じ手順には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
ステップS101のイニシャル動作から用紙が搬入され穿孔位置で停止した用紙(ステップS107)に対し、画像形成装置PRから送信されてきた用紙幅サイズ情報によって使用するセンサSN1とSN2を選択する(ステップS108−1)。選択するセンサは、用紙奥端部用1個と用紙前端部用1個の計2個であり、前者が用紙奥端部検知センサSN1に、後者が用紙前端部検知センサSN2に対応する。
センサSN1,SN2が選択されると、横レジスト検知ユニット3をホームポジションから用紙搬送方向に直交する方向に移動させ(ステップS109)、用紙奥端部検知センサSN1のオン、オフをチェックする(ステップS110−1,s110−2)。そして、SN1が先にオンになった場合には(ステップS110−1 Yes)、ホームポジション位置から移動してSN1がオンになった位置までの横レジスト検知ユニット3の移動パルス(Py1)を取得し(ステップS111−1a)、さらに用紙前端部検知センサSN2がオフになると(ステップS111−1b)、用紙前端部検知センサSN2がオフになったタイミングからホームポジション位置から移動してSN2オフになった位置までの横レジスト検知ユニット3の移動パルス(Py1)を取得する(ステップS111−1c)。
ステップS110−1で用紙奥端部検知センサSN1がオンになる前に用紙前端部検知センサSN2がオフになれば(ステップS110−2 Yes)、横レジスト検知ユニット3がホームポジションから移動SN2がオフになった位置までの横レジスト検知ユニット3の移動パルス(Py2)を取得し(ステップS111−2a)、用紙奥端部検知センサSN1がオンになると(ステップS111−2b)横レジスト検知ユニット3がホームポジションから移動し、SN1がオンになった位置までの横レジスト検知ユニット3の移動パルス(Py1)を取得する(ステップS111−2c)。
そして、ステップS112で前記取得したPy1及びPy2に基づいて穿孔ユニット4を用紙中央と一致するように移動させる移動パルスを算出し、ステップS113ないしステップS120の処理を実行する。
この第2の実施形態では、用紙端部検知センサSN1及びSN2はそれぞれ最も早く用紙端部SEを検知できるセンサであり、これによって生産性を向上させることができる。また、用紙の両端部位置を検知することによって、事前に画像形成装置から取得した用紙サイズ情報と実際の用紙サイズが異なる場合(用紙幅の公差によるばらつき、用紙サイズ情報が不正確な場合、等)でも用紙中央位置が正確にわかるため、用紙の中心に精度良く穿孔することができる。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
〈第3の実施形態〉
図14はこの第3の実施形態に係る穿孔ユニット4と横レジスト検知ユニット3のセンサSN1との関係を示す平面図である。この実施形態は、第1の実施形態における横レジスト検知ユニット3を用紙端部検知後に所定距離(w3)だけ戻し、その戻した位置から用紙端部方向に移動して用紙端部検知を行うものである。
図15は、この実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、図15に示した処理手順は、前述の第1の実施形態における図10の処理手順のステップS113をステップS113−1としたものでその他の各手順は第1の実施形態と同一であるので、同一の手順には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
この実施形態では、ステップS101でイニシャル動作を実行し、ステップS109及びS110で横レジスト検知ユニット3をセンサSN1がONになるまで移動させ、ステップS111でセンサSN1がONになるまでに横レジスト検知ユニット3を移動させた第1のステッピングモータ30の移動パルスを取得し(ステップS111)、穿孔ユニット4の移動パルスを算出した後(ステップS112)、横レジスト検知ユニット3を反対方向に規定距離w3だけ移動させ、次の用紙の端部検知に備える。次の用紙の用紙端部検知は規定距離w3戻った位置から再スタートする(図14)。その後、ステップS114ないしステップS120の処理を実行する。
この第3の実施形態では、横レジスト検知ユニット3が初期待機位置まで戻る場合と比べ、横レジスト検知ユニット3が往復する距離及び時間が短くなるため、生産性を向上させることができる。ここで、横レジスト検知ユニット3を同一方向に移動させて用紙端部SEを検知するのは、センサSN1の検出に閾値を設定した場合、オフ状態からオン状態になるときと、オン状態からオフ状態になるときでは受光素子の特性が異なるためで、出力特性を揃える意味からも距離w3戻って、その位置から用紙端部SEを検出する方向に移動するようにした。すなわち、ここではオフ状態からオン状態になったときに用紙端部SEを検出するように構成している。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
〈第4の実施形態〉
図16はこの第4の実施形態に係る穿孔ユニット4と横レジスト検知ユニット3のセンサSN1との関係を示す平面図である。この実施形態は、第1の実施形態における横レジスト検知ユニット3を用紙端部検知前に所定方向に所定距離(w4)だけ移動させ、その過程で用紙端部検知を行うものである。
図17は、この実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、図17に示した処理手順は、前述の第1の実施形態における図10の処理手順のステップS109からS113までの処理手順を図示のように変更したもので、その他の各手順は第1の実施形態と同一なので、同一の手順には同一の参照符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
この実施形態では、ステップS101でイニシャル動作を実行し、ステップS108で画像形成装置PRからのサイズ情報により使用する横レジスト検知センサSN1を決定した後(ステップS108)、用紙がジョブの1枚目か否か(2枚目以降)をチェックする(ステップS121)。1枚目であれば、横レジスト検知ユニット3はホームポジション位置にいるので、ホームポジション位置から横レジスト検知ユニット3移動させ(ステップS109)、センサSN1がオンになり、用紙端部SEを検知した時点で(ステップS110)横レジスト検知ユニット3を前記ホームポジション位置から移動してきた方向と同方向に予め設定された距離w4の1/2だけ移動させる(ステップS113−2a)。言い換えれば、センサSN1が移動し、その過程でオンになった位置からさらに距離w4/2だけ移動して停止する。そして、CPU51はステップS109で第1のステッピングモータ30を駆動したパルス、すなわち、用紙搬送方向に直交する方向の用紙のずれ量である横レジスト移動パルスを取得する(ステップS111)。CPU51は、この取得した横レジスト移動パルスから穿孔ユニット4の移動パルス(Pパルス)を算出し(ステップS112)、さらにステップS114からステップS120までの処理を実行する。
ステップS120でジョブが終了しない場合には、ステップS103に戻り、それ以降の処理を順次実行する。そして、ステップS121でジョブの1枚目か否かがチェックされ、1枚目ではないので(ステップS121−No)、さらに、SN1が用紙の奥側あるいは手前側のいずれに位置しているかをチェックする(ステップS122)。2枚目なので手前側に位置していることから(ステップS122−No)、横レジスト検知ユニット3を奥側に距離w4移動させる(ステップS113−2c)、そして、SN1の出力状態に変化があれば(ステップS110−3)、移動を開始した時点からSN1の出力に変化を生じるまでの第1のステッピングモータ30を駆動したパルスを取得し(ステップS111)このパルスからステップS112で穿孔ユニット3の移動パルスを算出し、ステップS114以降の処理を実行する。なお、3枚目であれば、SN1は奥側に位置しているので(ステップS122−Yes)、横レジスト検知ユニット3を手前に距離w4移動させてセンサSN1の検出出力の変化を判断し(ステップS110−3)、ステップS111以降の処理を実行する。
このような処理をジョブが終了するまで繰り返し、ジョブが終了すると(ステップS120−Yes)、ステップS101に戻ってジョブの開始を待つことになる。
この第4の実施形態では、横レジスト検知ユニット3を用紙端部検知するまで移動移動していた方向と同じ方向に所定距離W4/2だけ移動させ、次の用紙の端部検知に備える。次の用紙の用紙端部検知は前回と逆方向に横レジスト検知ユニット3を所定距離W4移動させて実行する。これにより用紙端部位置を挟んで所定距離w4だけ往復移動する間に移動の途中(約W4/2の距離移動したところとなる)に用紙端部SEを検知する。これにより、横レジスト検知ユニット3を用紙毎にホームポジションまで戻す動作が不要となり、生産性を向上させることができる。
なお、この実施形態では、第3の実施形態において説明したようにセンサSN1がオフからオンになるときと、オンからオフになるときとで特性が異なるが、ここでは、この特性を予め補正して用紙端部位置を検出位置がずれないようにしている。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
〈第5の実施形態〉
図18はこの第5の実施形態に係る用紙後処理装置の穿孔処理の処理手順を示すフローチャートである。この実施形態は、用紙端部検知センサ群14を構成するセンサ14a,14b,14c,14dが用紙端部SEを検知できなかった場合、すなわち、センサ及びセンサ回路に不都合が生じて用紙端部SEを検知することができなかった場合を含む検知ミスが生じた場合の処理に特徴のある用紙後処理装置に関する。
そのため、図17に示したフローチャートでは、前記センサ群14及びこのセンサ群14からの出力処理に異常がなかった場合には、第1の実施形態とほぼ同じ処理が行われる。但し、センサ群14が異常かどうかを判定する処理がステップS131及びS132として実行される。すなわち、ステップS101のイニシャル動作からステップS107の入口コロ停止処理までの各ステップを実行した後、用紙端部検知センサ14a〜14dのいずれかにより用紙幅WPを取得し(ステップ131)、取得した用紙幅WPと画像形成装置PRから送られてきたサイズ情報とを比較する(ステップS132)。そして、その情報が一致していれば(ステップS132−Yes)、ステップ108からステップ120までの処理を第1の実施形態と同様にして処理する。
一方、ステップ132で取得した用紙の用紙幅WPと画像形成装置PRから送られてきたサイズ情報とは一致しない場合(ステップS132−No)、穿孔ユニット3のパンチ刃15を移動させる第2のステッピングモータ23の駆動パルスに予め規定された値(Pパルス)を設定し(ステップS134)、ステップS114でパンチ刃15前記Pパルス分移動させ、ステップS115ないしステップS119で用紙の前記パンチ刃15をPパルス分移動させた位置に穿孔して、ホームポジションに戻るという処理を実行する。前記規定値は、例えばジョブの1枚目は横レジストずれがない用紙の理想中心位置を基準とする位置にパンチ刃15の位置を設定し、2枚目以降であれば、前回と同じ位置に穿孔する値に前記Pパルスを設定するようにする。すなわち、2枚目以降であれば、センサ14a〜14dの検知出力が異常を示し、画像形成装置PRからの用紙サイズ情報と対応しない場合には、パンチ刃15の移動パルス(Pパルス)を計算することなく、その前の用紙と同じ位置に穿孔される。なお、ステップS132で異常を示した場合、それ常に前記理想中心位置を基準とする位置に穿孔するようにステップS134のPパルスを設定するようにすることもできる。
この第5の実施形態では、取得した用紙サイズ情報と実際の用紙サイズが明らかに異なる場合でも異常な位置に穿孔を行うことを防ぐことができる。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
画像形成装置から搬送されてくる用紙を受け取って穿孔するための穿孔装置を備えた用紙処理装置としての用紙後処理装置の全体的な構成を示す概略構成図である。 画像形成装置から用紙後処理装置に至る経路に穿孔装置を設けた図1の変形例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る横レジスト検知ユニットと穿孔ユニットの詳細を示す正面図である。 本発明の実施形態に係る横レジスト検知ユニットの側面図である。 本発明の実施形態に係るは穿孔ユニットの側面図である。 本発明の実施形態に係る横レジスト検知ユニットにおけるセンサの選択の状態を示す図である。 本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の制御装置を示すブロック図である。 用紙搬送方向のずれ量を検知するときの状態を示す図である。 用紙の通紙中心のずれと穿孔ユニットの移動量との関係を示す図である。 用紙サイズに応じて用紙端部を検知する用紙端部検知センサを選択し、そのセンサからの検出出力により横レジストずれ量を補正して穿孔する第1の実施形態に係る用紙後処理装置の穿孔処理の処理手順を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る横レジスト検知ユニットの構成の概略を示す側面図である。 第2の実施形態に係る用紙端部検知センサと穿孔ユニットとの関係を示す平面図である。 第2の実施形態に係る用紙後処理装置の穿孔処理の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る穿孔ユニットと横レジスト検知ユニットのセンサとの関係を示す平面図である。 第3の実施形態に係る用紙後処理装置の穿孔処理の処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施形態に係る穿孔ユニットと横レジスト検知ユニットのセンサとの関係を示す平面図である。 第4の実施形態に係る用紙後処理装置の穿孔処理の処理手順を示すフローチャートである。 第5の実施形態に係る用紙後処理装置穿孔処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 スキュー補正ローラ(入口ローラ)
2 入口センサ
3 横レジスト検知ユニット
4 穿孔ユニット
14 用紙端部検知センサ(群)
14a,14b,14c,14d,14e,14f,14g,14h 検出素子(センサ)
15 パンチ刃
16 軸
17 クラッチ
18 モータ
19 ラック
20 パンチ上ガイド
21 パンチ下ガイド板
23 第2のステッピングモータ
23a 駆動プーリ
24 タイミングベルト
26 上ガイド
28 ホルダ
29 ホームポジションセンサ
30 第1のステッピングモータ
30a 駆動プーリ
32 タイミングベルト
34 従動プーリ
36 ギヤ/プーリ
37 ホルダ
38 カム
50 制御装置
51 CPU
52 I/O
PR 画像形成装置
FR 用紙後処理装置

Claims (10)

  1. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿
    孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する端
    部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段
    と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動さ
    せる第2の移動手段と、を備えた用紙処理装置において、
    前記端部検知手段は、前記端部検知手段の移動方向に配置された複数の検知素子から構
    成され
    前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な一方の端部を検出する位置に配置され、前記複数の検知素子の1つを選択し、前記第1の移動手段を移動させて用紙端部を検知
    させる制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記端部検知手段によって検知された用紙端部位置の情報から導かれ
    る用紙幅と、事前に取得した用紙サイズに基づいた用紙幅とが一致しない場合には、前記
    穿孔手段の位置を理想の用紙搬送方向中心に基づいた穿孔位置に移動させ、穿孔動作を行
    わせることを特徴とする用紙処理装置。
  2. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿
    孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する端
    部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段
    と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動さ
    せる第2の移動手段と、を備えた用紙処理装置において、
    前記端部検知手段は、前記端部検知手段の移動方向に配置された複数の検知素子から構
    成され、
    前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な一方の端部を検出する位置に配置され、前記複数の検知素子の1つを選択し、前記第1の移動手段を移動させて用紙端部を検知
    させる制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記端部検知手段によって検知された用紙端部位置の情報から導かれ
    る用紙幅と、事前に取得した用紙サイズに基づいた用紙幅とが一致しない場合には、同一
    ジョブであって前記一致しないことが判定された用紙の直前に搬送された用紙に穿孔した
    位置に穿孔手段を移動させ、穿孔動作を行わせることを特徴とする用紙処理装置。
  3. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿
    孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する端
    部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段
    と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動さ
    せる第2の移動手段と、を備えた用紙処理装置において、
    前記端部検知手段は、前記端部検知手段の移動方向に配置された複数の検知素子から構
    成され、
    前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な一方の端部を検出する位置に配置され、前記複数の検知素子の1つを選択し、前記第1の移動手段を移動させて用紙端部を検知
    させる制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記端部検知手段によって用紙端部位置情報が得られない場合には、
    前記穿孔手段の位置を理想の用紙搬送方向中心に基づいた穿孔位置に移動させ、穿孔動作
    を行わせることを特徴とする用紙処理装置。
  4. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿
    孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する端
    部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段
    と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動さ
    せる第2の移動手段と、を備えた用紙処理装置において、
    前記端部検知手段は、前記端部検知手段の移動方向に配置された複数の検知素子から構
    成され、
    前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な一方の端部を検出する位置に配置され、前記複数の検知素子の1つを選択し、前記第1の移動手段を移動させて用紙端部を検知
    させる制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記端部検知手段によって用紙端部位置情報が得られない場合に、同
    一ジョブの直前に穿孔した位置に穿孔手段を移動させ、穿孔動作を行わせることを特徴と
    る用紙処理装置。
  5. 前記複数の検知素子は、用紙の搬送方向と平行な両方の端部を検出する位置に配置され
    ていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の用紙処理装置。
  6. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿
    孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する端
    部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段
    と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動さ
    せる第2の移動手段と、
    前記各手段の動作を制御するとともに、前記端部検知手段によって検知された用紙端部
    位置の情報から導かれる用紙幅と、事前に取得した用紙サイズに基づいた用紙幅とが一致
    しない場合には、前記穿孔手段の位置を予め設定された穿孔位置に移動させて穿孔動作を
    行わせる制御手段と、
    を備えた用紙処理装置において、
    前記予め設定された穿孔位置が、理想の用紙搬送方向中心に基づいた穿孔位置である
    とを特徴とする用紙処理装置。
  7. 用紙を搬送する用紙搬送手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙に穿孔する穿
    孔手段と、前記用紙搬送手段により搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する端
    部検知手段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段
    と、前記端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動さ
    せる第2の移動手段と、
    前記各手段の動作を制御するとともに、前記端部検知手段によって検知された用紙端部
    位置の情報から導かれる用紙幅と、事前に取得した用紙サイズに基づいた用紙幅とが一致
    しない場合には、前記穿孔手段の位置を予め設定された穿孔位置に移動させて穿孔動作を
    行わせる制御手段と、
    を備えた用紙処理装置において、
    前記予め設定された穿孔位置が、同一ジョブであって前記一致しないことが判定された
    用紙の直前に搬送された用紙に穿孔した位置であることを特徴とする用紙処理装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項に記載の用紙処理装置を一体または別体に備えてい
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する複数の検知素子を有する端部検知手
    段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段と、前記
    端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第2
    の移動手段とを備え、前記用紙に穿孔手段により穿孔する用紙処理方法において、
    事前に取得した用紙サイズ情報により前記端部検知手段の検知素子の1つを選択する第
    1の工程と、
    前記第1の移動手段により前記端部検知手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させ
    る第2の工程と、
    前記用紙検知手段が移動を開始し、前記検知素子が用紙端部を検知するまでの第1の移
    動手段の移動距離を取得する第3の工程と、
    前記第3の工程で取得された移動距離に基づいて穿孔手段の移動距離を算出する第4の
    工程と、
    前記用紙端検知手段から取得した用紙幅情報と事前に取得した用紙サイズの用紙幅情報
    とを前記第1の工程の前段で比較する第5の工程と、
    前記第5の工程で用紙幅情報が一致しない場合に、理想の用紙搬送方向中心に基づいて
    設定される穿孔位置に前記穿孔手段を移動させる第6の工程と、
    を含むことを特徴とする用紙処理方法
  10. 搬送される用紙の搬送方向と平行な端部を検知する複数の検知素子を有する端部検知手
    段と、前記端部検知手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第1の移動手段と、前記
    端部検知手段の情報に基づいて前記穿孔手段を搬送方向と直交する方向に移動させる第2
    の移動手段とを備え、前記用紙に穿孔手段により穿孔する用紙処理方法において、
    事前に取得した用紙サイズ情報により前記端部検知手段の検知素子の1つを選択する第
    1の工程と、
    前記第1の移動手段により前記端部検知手段を用紙搬送方向と直交する方向に移動させ
    る第2の工程と、
    前記用紙検知手段が移動を開始し、前記検知素子が用紙端部を検知するまでの第1の移
    動手段の移動距離を取得する第3の工程と、
    前記第3の工程で取得された移動距離に基づいて穿孔手段の移動距離を算出する第4の
    工程と、
    前記用紙端検知手段から取得した用紙幅情報と事前に取得した用紙サイズの用紙幅情報
    とを前記第1の工程の前段で比較する第5の工程と、
    前記第5の工程で用紙幅情報が一致しない場合に、同一ジョブであって直前に搬送され
    た用紙の穿孔位置に前記穿孔手段を移動させる第6の工程と、
    を含むことを特徴とする用紙処理方法
JP2004194637A 2004-06-30 2004-06-30 用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙処理方法 Expired - Fee Related JP4235591B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004194637A JP4235591B2 (ja) 2004-06-30 2004-06-30 用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004194637A JP4235591B2 (ja) 2004-06-30 2004-06-30 用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006016129A JP2006016129A (ja) 2006-01-19
JP4235591B2 true JP4235591B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=35790723

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004194637A Expired - Fee Related JP4235591B2 (ja) 2004-06-30 2004-06-30 用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4235591B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4865609B2 (ja) 2007-03-14 2012-02-01 株式会社リコー 用紙穿孔装置及び画像形成装置
US7578498B2 (en) 2007-06-13 2009-08-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Sheet processing apparatus and sheet processing method
US8011649B2 (en) 2007-07-30 2011-09-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Sheet processing apparatus and sheet processing method
JP5039527B2 (ja) * 2007-12-12 2012-10-03 キヤノン株式会社 シート搬送装置及びその制御方法、画像形成装置
JP5247140B2 (ja) 2007-12-26 2013-07-24 キヤノン株式会社 シート搬送装置及びその制御方法
US8042796B2 (en) * 2008-07-08 2011-10-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Sheet finishing apparatus, sheet punching apparatus and control method
JP5762830B2 (ja) * 2011-06-07 2015-08-12 グローリー株式会社 紙葉類処理装置及び方法
JP2013180873A (ja) * 2012-03-02 2013-09-12 Ricoh Co Ltd 用紙穿孔装置及び画像形成システム
JP7354576B2 (ja) * 2019-04-17 2023-10-03 株式会社リコー 穿孔装置、画像形成システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006016129A (ja) 2006-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3793444B2 (ja) 用紙処理装置および画像形成装置
JP4235591B2 (ja) 用紙処理装置、画像形成装置、及び用紙処理方法
JP5506334B2 (ja) シート処理装置
JP2009208872A (ja) シート穿孔装置、シート搬送装置、シート処理装置、及び画像形成装置
JP4846623B2 (ja) スキュー補正装置、穿孔装置及び画像形成システム
JP2006016131A (ja) 用紙処理装置及び画像形成装置
JP5994243B2 (ja) 用紙処理装置
JP2008001518A (ja) 用紙後処理装置
JP5009740B2 (ja) 用紙穿孔装置、用紙穿孔装置を備えた用紙処理装置、及び用紙穿孔装置を備えた画像形成装置
JP3946064B2 (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2006347714A (ja) マーク位置検出装置、用紙裁断装置、および用紙折り型成形装置
JP2002239986A (ja) 用紙処理装置
JP5991745B2 (ja) シート後処理装置及び画像形成システム
JP4813955B2 (ja) シート穿孔装置、シート折り装置、シート後処理装置及び画像形成装置
JP2003231092A (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2006082936A (ja) 用紙穿孔装置、用紙処理装置および画像形成装置
JP2013180873A (ja) 用紙穿孔装置及び画像形成システム
JP4478595B2 (ja) 用紙穿孔装置、用紙後処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP4542505B2 (ja) 用紙穿孔装置、用紙後処理装置及び画像形成装置
JP2007001700A (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2006193233A (ja) 用紙処理装置および画像形成装置
JP2003275996A (ja) 用紙処理装置及び画像形成システム
JP5392534B2 (ja) 用紙搬送装置,用紙後処理装置および画像形成装置ならびに画像形成システム
JP2002239989A (ja) 用紙処理装置
JP2007320688A (ja) 中折り冊子の搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080902

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081031

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081215

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees