JP4235383B2 - リンパ系の電気刺激装置とその応用 - Google Patents
リンパ系の電気刺激装置とその応用 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4235383B2 JP4235383B2 JP2001520181A JP2001520181A JP4235383B2 JP 4235383 B2 JP4235383 B2 JP 4235383B2 JP 2001520181 A JP2001520181 A JP 2001520181A JP 2001520181 A JP2001520181 A JP 2001520181A JP 4235383 B2 JP4235383 B2 JP 4235383B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tissue
- electrodes
- lymphatic
- fdlp
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N1/00—Electrotherapy; Circuits therefor
- A61N1/18—Applying electric currents by contact electrodes
- A61N1/32—Applying electric currents by contact electrodes alternating or intermittent currents
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Electrotherapy Devices (AREA)
Description
本発明は、いくつかの組織を電気的に刺激する技術分野に関する。
【0002】
これらの技術は、選択された組織に向けて電気的励起を送り込むものであり、その電気的励起は一般的には励起の「連続した列」という形をとる反復的なものであって、対象となる組織の興奮を局部的に引き起こすために適しており、その興奮は好ましい効果となって現れる。
【0003】
本発明はより明確には、リンパ液の排液を改善、刺激、もくしは回復するためにリンパ系の刺激に応用されるものであり、これは循環器系と、特に静脈系である、すべての体液の均衡は、リンパ系に依存しているからである。
【0004】
(総論)
【0005】
リンパ系またはリンパ・静脈系が担う役割は、生体内の過剰な体液及び毒素並びに老廃物を運搬し、濾過し、体循環中に排出することである。それが、リンパ液の循環が正常であり、輸管に詰まりがない場合の、生体の透析システムである。逆に様々な理由、過労、疲労、肥満、加齢(組織の弾力性の喪失)、病理的要因、汚染物質との接触、遺伝的要因、喫煙などの悪化要因などにより、リンパ液の循環が滞る場合には、間質組織に毒素と水が充満しはじめる。そのような場合には、次のような良く知られた現象が観察される。
【0006】
(組織の老化):目の下のたるみ、皺、皮膚全体の弛緩
【0007】
(病理的なもの)
【0008】
リンパ滞留で以下のものによる
【0009】
−欠如症または性的不能
【0010】
−医原性要因
【0011】
−大静脈の障害によって機能が過剰となった場合の、リンパ系の溢出。
【0012】
(蜂巣炎)
【0013】
第一段階=リンパ静脈段階。リンパ液は疎水性の脂肪層の中に位置している、可動段階である。
【0014】
第二段階=浸潤。リンパ液は細胞周辺の隔壁の中に位置している、定着段階である。
【0015】
第三段階=硬化症に向かう繊維症。段階的な組織の硬化や「オレンジ様皮膚」の様相を呈する張力を伴う、第二段階のゲル化であり、動きのほとんどない硬化段階である。
【0016】
したがって、特に「リンパ液の排出」を得る、もしくは改善するために、このシステムを、特定的かつ制御的方法をもって刺激すること、つまり、周期的な興奮と弛緩によって、リンパ液の輸管を、臨床医になじみのある経過に従って、刺激できることが重要である。これらの作業は、リンパ液の吸引とそれを吸収するための「圧搾」を喚起し、リンパ節連鎖を可動化する。
【0017】
筋肉組織の面では全体的として、白色筋もしくは平滑筋と、骨格横紋赤色筋は区別される。
【0018】
白色筋もしくは内蔵筋は各器官の筋肉であり、特に小腸、胃及びその他のよく知られた器官の筋肉であることが知られている。
【0019】
また、静脈には白色筋はほとんどないことも知られている。
【0020】
また、平滑筋もしくは白色筋は静脈の内部(正中部または正中膜または正中静脈部)には殆どまたは全く存在せず、横紋筋も備えていないことも知られている。
【0021】
したがって、静脈には固有の可動性がない。静脈に(vis a latereと呼ばれる/静脈ポンプという効果のような)機械的作用を及ぼすことを可能にするのは、静脈の外にある赤色筋である。
【0022】
逆に、リンパ液合流管には白色筋がある(図44「リンパ管腫」及び図45参照)。それが(静脈瘤のない)静脈系との大きな違いの一つであり、したがって、それがこのシステムに機械的及び電気的に活性化する潜在的可能性を与えているのである。
【0023】
− 一次合流管は図45が示すように、組織に繋がった張線システムによって、それら自体が皮膚の伸長または沈下により活性化される。
【0024】
− リンパ節には筋肉が付いておらず、したがってリンパ節を刺激するのははるかに難しい。
【0025】
図45Aと45Bとからなる添付の図45には、休止局面(図45A)と活動局面(図45B)とにおける「予備合流管」を概略的に示した。そこに見られるのは、予備合流管の内壁120が「張線」140を介して結合組織または(細部は図示されていない)「間質」組織に接続されていることである。
【0026】
これらの張線は組織内に固定されているので、すべての沈下、容積増加、伸長が、これらの張線を引き伸ばし、その結果、排液容量が増加する。
【0027】
組織の伸長は以下のものによって起こりうる。
【0028】
−肢体の運動
【0029】
−浮腫の際の肢体容積増加
【0030】
−応力(運動+灌流と循環液の増大)への適応
【0031】
休止局面においては、内壁120はあまり緊密には接合されておらず、予備合流管の「孔」130が小さくなる。活動局面では逆に、内壁は緊密には接合されないままだが、張線140の伸長により「孔」130は拡大される。
【0032】
したがって、リンパ系の刺激の技術的問題は静脈系の問題とは根本的に異なっている。
【0033】
リンパ系を含む老廃物の排出システムの構成と機能は以下のように概略的に説明される。
【0034】
組織内に栄養と酸素、体液を導き入れようとする動脈系を始めとして、老廃物を排出し体液を入れ換えるシステムが存在する。
【0035】
・排出システムは二元的である。
【0036】
- 静脈系=スターリングの第一法則並びに第二法則に従って組織内の浸透圧とコロイド浸透圧とを維持しつつ、急速に体液、小さな老廃物(CO2など)を回収するシステム。
【0037】
- リンパ系:はるかに緩慢に体液を管理し大きな老廃物を排除するシステムであり、免疫系の一部をなすリンパ球を運んで免疫に寄与する。
【0038】
・リンパ液は組織を潤す液体である。このリンパ液の80%は上皮と表面筋腱膜との間にある。
【0039】
・リンパ液のネットワークは(システムを平らに裁断すると)交換と排出の面積が500m2ある。
【0040】
リンパ系は給水を真に管理するものであり、それらの組織の「ゴミ収集人」であって、さらに、上述したように免疫に寄与する。
【0041】
このシステムは、静脈系とは逆に、その組織の大半が筋肉で構成されている。
【0042】
リンパ液の網目状組織は脈管の割れ目から始まり、直接的または間接的な接合によって一次収集器の末端が樹枝状に枝別れしたもので構成されており、それらの一次収集器を構成する細胞は、余り緊密に結合されずに、張線を介して組織につながっている。いかなる容積の増加、組織の移動もこれらの張線を伸長させ、これらの細管の孔を広げ、そして圧力の増大によって、リンパ液がシステムの中に導かれていく。
【0043】
・以下に続く段階により、リンパ液が予備収集器の中を循環できるようになり、リンパ細管は内皮化を開始し、最終的にリンパ液はリンパ液収集器のところに到着する。
【0044】
リンパ液収集器は図44に示されたような独自の組織をもつ脈管である。この収集器はリンパ液の流れを一方向に統制する弁を備えている。これらの弁の間において、(交感神経及び副交感神経の自律神経系に支配される)白色筋からなる管状組織は、(交感神経と副交感神経の変化の可能性としての)各リンパ管の筋肉が自動的で緩慢なリズムで収縮する蠕動の波によって、体の中央に遠い方から近い方へと広がっている。
【0045】
・これらの収集器がリンパ節(輸入管)に至ることになる。
【0046】
・これらのリンパ節には筋肉は付いておらず、それは本物の「老廃物再処理工場」に関するものであり、リンパ節組織中にリンパ液が浸透することによって、機能することになる。
【0047】
リンパ液清掃の二つの系統である。
【0048】
−食細胞系=食細胞が単純な分子である(遺伝物質のない)不活性要素を「消化」する。
【0049】
−免疫系=異質の遺伝物質(バクテリア、ウイルス、転移体など)を認識し、マクロファージとリンパ球が、これら異質の細胞を「殺し」、そのアミノ結合を解除するためにDNAを解体し、また、不結合で無害、かつ自分に似せて新しいDNAの鎖を作りだすために体が再利用できる、核酸を循環系の中に戻す。
【0050】
−応力への適応系統は、緩慢なものと急速なものの二重循環からなる。
【0051】
−緩慢なもの=上記参照
【0052】
−急速なもの= リンパ液の一部は第一のリンパ節ではなく、それに続く部分で処理される(最初に緩慢な経路で処理されたものは、続いて急速な経路に通されることになる)。心臓に到着したところでは、リンパ液は「清潔」で、リンパ節を配分する脈管は輸入管と呼ばれる。
【0053】
リンパ系またはリンパ・静脈系は、生体内の過剰な体液と毒素を運搬、濾過し、リンパ液と血液の循環する中にそれらを排出する役割を担っている。それが、リンパ液の循環が正常であり、輸管に詰まりがない場合の、生体の浄化システムである。逆に、様々な理由、過労、疲労、肥満、加齢(組織の弾力性の喪失)、病理的要因、汚染物質との接触、遺伝的要因、喫煙などの悪化要因などにより、リンパ液の循環が滞る場合には、間質組織に毒素が充満しはじめる。そのような場合には、目の下のたるみ、顔の皺等、並びに静脈炎、手足のむくみ等のような良く知られた現象が観察される。
【0054】
したがって、このリンパ系こそが、まさに組織の質と、生体を免疫的によく防衛することを管理しているのであり、これが本発明の目指す治療目的の対象でもある。
【0055】
この分野では次の特許が知られている。
【0056】
段階的なパルスによって平滑筋を刺激することを目的とするフランス特許第2541119号(クロッツ)があり、これと同様なものとしては、米国特許第4177819号またはフランス特許第2433950号またはフランス特許第2528709号または米国特許第4068669号または米国特許第3645267号または米国特許第3050695号または米国特許第3077884号、あるいはインピーダンスを計測して波形の信号を印加することを目的とする米国特許第4167189号もあり、欧州特許第057561号,欧州特許第0148312号,欧州特許第0425673号,そしてフランス特許第2704151号もインピーダンスの計測を目指している。
【0057】
本出願人の考えでは、先行技術で最も近いのは、次の特許である。
【0058】
フランス特許第2541119号,フランス特許第2704151号,米国特許第4167189号,欧州特許第0425673号。これらの技術は静脈媒体の白色−平滑−筋を刺激するものとして提示されており、常に静脈系に作用する。
【0059】
リンパ液の排出のために、パルス電流の応用を記載した国際特許公開WO 91 07207号も知られている。
【0060】
ここでは、人もしくは動物、特に馬のリンパ系またはリンパ・静脈系を、後述するような特定の電気的な刺激によって、刺激することができるということが明らかになった。
【0061】
本発明は、人間または動物、特に馬のリンパ系を刺激する新しい方法と新しい装置に関するものであり、少なくとも二本の電極を皮膚に当て、人体または対象動物(以後、まとめて、あるいは別々に「生体」と呼ぶ)に一連の列をなす電気刺激を通すことからなること、または、そうすることを可能にすることを特徴としており、各刺激またはパルスは以下のことを特徴とする。
【0062】
−励起時間が休止時間または弛緩時間よりも短いこと。
【0063】
−励起時間が2msと8msの間であること。
【0064】
−休止時間または弛緩時間が400msと850msの間であること。
【0065】
ある個別的な実施例においては、適用される電流の強さは1mA(1ミリアンペア)以下であって、好ましくは6〜300マイクロアンペア(mA)程度であり、または、電極の数に応じて、それ以上であるが、その点において唯一の限界となるのは、患者の「感触」である。
【0066】
好ましい実施例においては、パルス列すなわち5/5〜10/10または15/15、好ましくは10/10の「一斉射撃」を適用する。
【0067】
各パルス列は前のパルス列に対して逆の極性を呈する。したがって、電流の平均はゼロであって、その結果、治療対象の組織中の物質が分極化することは一切避けられる。
【0068】
ある個別的な実施例によると、各パルスの周波数は、0.1Hzと3Hzの間であり、好ましくは0.7Hzと2.5Hzの間であり、1.5または2Hzの近傍であることが好ましい。
【0069】
本発明の他の特徴と利点は、各実験と添付図面を参照しつつ、以下の説明を読めば、よりよく理解されることになる。
【0070】
−図1〜43は、以下の実験で特定されるように、本発明の装置及び先行技術の装置で得られたEMG活性の線図を示す。
【0071】
−図44は、「リンパ管腫」を示す。
【0072】
−図45Aと45Bからなる図45は、リンパ系周辺の組織の構造を示す。
【0073】
実験
【0074】
総括的実験方法
【0075】
屠殺後間もなく(5分間)の豚から三体の解剖用検体を採取し、心臓、血管数本、肺、小腸を取り出した。
【0076】
解剖を行い、次のような解剖用検体を採取する。
【0077】
−大静脈 10cm/40g
【0078】
−胸管(大リンパ管)と小腸を全部で150g
【0079】
−骨格赤色筋 150g
【0080】
健全な人体(以下、参照記号「SUJET」とする)についても実験が行われた。
【0081】
実験を行う際に使用した装置はYSY MEDICAL社(登録商標)の「YSY EST」(登録商標)タイプの(筋肉収縮を画像で視覚的に検査できる)「バイオフィードバック」付きEMGタイプの装置で、EMG(活性−筋電図)測定を実施でき、ノイズ信号ではなく、組織の活性(特に収縮)のみを記録するためのフィルター装置を備えている。
【0082】
場合に応じて、実験対象の組織に埋め込んだ針(以下、参照記号「ACU」とする実験)、あるいは実験対象の組織を挟む「クロコダイル」型の鉗子(以下実験「CROCO」とする)によってパルスを適応した。
【0083】
この実験手順は、特に接触型電極による場合のような、特に明確に識別された特殊な事例を除いて、実務上実施される「非侵入性の外面的」刺激方法を正確に想定するために適したものと判断された。
【0084】
前述した目的に従ってリンパ系を治療、または刺激することのできる電流の形態と特徴を決定するために、様々な装置、様々な調節の効果を比較することを目指して、実験は行われた。
【0085】
活性はプラスのパルスとマイナスのパルスとの間の「平均」の公式で計算され、当業者には認識できるように、線図の左の窓に現れる「採取チャネル」を考慮に入れ、それと比較して、計算書を作成した。
【0086】
第1実験
【0087】
Datavein(登録商標)と本発明による参照記号FDLPの装置との比較実験。
【0088】
装置の調節はDatavein(登録商標)の使用説明書に従って行い、それは1.75Hz(各パルスの周波数)、作用時間4ms、電流値6マイクロ・Aそして、休止時間567ms、8/8電気パルスである。
【0089】
図1はDatavein(登録商標)の装置で得られたEMG成績を示し、図2は同じ調節でFDLP装置で得られた結果を示している。
【0090】
カーソルの配置によって、代表的で再現可能な平均の計算が可能になる。
【0091】
EMG活性の平均は、Datavein(登録商標)では2900、そしてFDLPでは4143であって、調節を同じにして、FDLPの方が活性が第2装置に対して約二倍であることが分かる。
【0092】
また、線図の形状が非常に異なっていることも分かる。
【0093】
第2実験
【0094】
Datavein(登録商標)とFDLP装置とを比較した。
【0095】
FDLP装置の調節はDatavein(登録商標)について推奨された調節で行った(それはFDLP DATAという参照記号で図式化されている)。
【0096】
実験対象はリンパ組織または豚のリンパ型のもの(リンパ組織及び小腸)(参照記号LYMPH)であり、クロコダイル型の鉗子(参照記号CROCO)を用いた。
【0097】
EMG活性は、Datavein(登録商標)では1014(図4b)、そしてFDLPでは10971(図3)であり、したがって、FDLPが十倍強力な効果を発揮することが明らかになった。
【0098】
さらにパルスの形状が異なっていることが注目される。Datavein(登録商標)では規則的なパルスが観察されるのに対して、FDLPではパルスは交互に8個のグループで極性が逆転しているが、Datavein(登録商標)ではそうでないことが観察された。
【0099】
第3実験
【0100】
Datavein(登録商標)とFDLP装置とを比較した。
【0101】
実験は人間(「被験者」)を対象とし、二つの実験(図4及び5)はDatavein(登録商標)を用い、またDatavein(登録商標)の調節方法で調節したFDLP(図6)、さらにDatavein(登録商標)を用いた(図7)。
【0102】
装置の調節は30マイクロ・Aで行った。
【0103】
Datavein(登録商標)の調節方法で調節したFDLPの活性は10604(図6)であるのに対して、Datavein(登録商標)では1413(図7)1554(図8)、5086(図4)、4844(図5)であることがわかる。
【0104】
したがって、FDLPは、この実験において、Datavein(登録商標)よりも、2倍〜7倍強力である。
【0105】
第4実験
【0106】
この実験では、Datavein(登録商標)またはFDLPで治療を受けた場合の人間の被験者の肉体的な「感触」を比較しようと努めた。
【0107】
わずか30マイクロ・Aで調節したFLDPの感触を再現するために、Datavein(登録商標)では150マイクロ・Aまで電流値を上げる必要があったことに気がつく。
【0108】
これは図9及び10で確認される(ただしDatavein(登録商標)は154マイクロ・Aで調節、EMG平均10340または10616)。
【0109】
図6(Datavein(登録商標)推奨のパラメーターで調節したFDLP)が30マイクロ・Aで10604の平均活性を示しているのに対して、同じ電流値で、Datavein(登録商標)では1413でしかないことを比較するのは有益な比較となる。
【0110】
第5実験
【0111】
FDLPが全般的に優れていることは様々な形態で上述の通り証明されたので、この実験で、FDLP用の電流のさらに良好な特徴の追求を開始した。
【0112】
図11はFDLPの被験者の活性の線図を示すもので、作用時間6ms、休止時間500ms、10/10の列または「一斉射撃」、そして電流値6マイクロ・Aで調節した。
【0113】
図12は、列が10/10ではなく5/5になっていることを除き同じ線図を示す。
【0114】
10/10の線図では5726の平均活性が観察されたのに対して、5/5の線図では5343である。
【0115】
したがって、二つの活性はほぼ同等であるが、10/10での調節では被験者の感触が5/5で調節したよりも快適であった。
【0116】
この現象を説明しようと努め、なんらかの理論に結びつけたいわけでもないが、本出願人は、リンパ系の自然な拍動の緩慢なリズムには10/10での調節がより適しているのではないかと考えている。リンパ節を手で刺激する際には、施術者は毎分6〜8回の拍動を与えるが、0.1Hz程度の周波数に対応している。リンパ液収集器は、毎分10〜12回の運動を行い、それは0.2Hz程度の周波数ということになる。
【0117】
列を10/10で調節したFDLPは、作用時間6ms、休止時間650ms、6mAの場合、1.52Hz程度の周波数を生じる。
【0118】
列を10/10で調節したFDLPは、作用時間2ms、休止時間500ms、6mAの場合、1.99Hz程度の周波数を生じる。
【0119】
これらの二つの周波数とパルス列を組み合わせは、リンパ系の自然で緩慢なリズムと調和すると考えられる。
【0120】
Datavein(登録商標)用に推奨されている調節は1.75Hzである。
【0121】
同じ調節を行ったDatavein(登録商標)が出せる値は2900または1413(図1〜6図でマイクロA、及び図7〜図30でマイクロA)に過ぎず、したがって、この実験で、FDLPと比べてまだ半分の効率しか発揮しえないことが判明した。
【0122】
第6実験
【0123】
FDLPの二つの異なる調節での実験において、一つは人間の被験者を対象にし、作用時間2ms、休止時間650ms、そして10/10のパルス列、6マイクロ・Aのもの(図13)と、人間の被験者を対象にし、作用時間2ms、休止時間500ms、そして5/5のパルス列におけるもの(図14)をさらに比較した。
【0124】
図14で得られた効率の平均は677であるのに対して、図13では1911である。
【0125】
したがって、作用時間が同じであれば、休止時間は長めに取った方がより効率的であると考えられる。
【0126】
また、列を10/10で設定することも興味深く、先行実験の検証となる。
【0127】
第7実験
【0128】
人間の被験者を対象にして、作用時間6ms、休止時間650ms、そして10/10のパルス列、30マイクロ・Aで調節したFDLPの実験を行った。
【0129】
得られたEMG活性は8435である(図15)。
【0130】
中間結論
【0131】
上記の実験により、FDLPはDatavein(登録商標)よりも2倍から10倍も高い効率が引き出せることが分かる一方で、他方では、FDLPは装置を調節することにより、以下のような二つのタイプの電流を発生させることができるという可能性も明らかになった。
【0132】
−第一のタイプは主にリンパ系の病理の治療に有益な「調整器または機能回復訓練器」電流であり、大体の基準として次のように調整される。
2msの作用 500msの休止 列10/10 >> 1.99Hz
【0133】
−第二のタイプは主にFDLPの他の用途、生理的活動に有益な、上記のものよりもはるかに強力なリンパ系刺激を引き起こす「ペース・メーカー」または「遠心ターボ」電流であり、大体の基準として次のように調整される。
6msの作用 650msの休止 列10/10 >> 1.52Hz
【0134】
第8実験
【0135】
静脈組織を対象とし、埋め込んだ針で、またはクロコダイル型の鉗子で挟んで、実験を行った。
【0136】
図16、17及び18で得られた線図を得るために、Datavein(登録商標)で調節したFDLP(「FDLP DATA」)にクロコダイル型の鉗子(「CROCO」)を付けたものを静脈組織(「VEINE」)に用いた。得られた活性は、11900、12007そして12122であった。
【0137】
Datavein(登録商標)と比較するために、製作者の推奨する調節で静脈組織を対象とし、クロコダイル型の鉗子を用いてDatavein(登録商標)でも実験を行った(図20)。得られた値は9187に過ぎなかった。
【0138】
したがって、静脈組織を対象としても、FDLPは歴然としてDatavein(登録商標)より高性能である。
【0139】
静脈組織を対象として、針を埋め込んだ状態でも(「ACU」)、Datavein(登録商標)で調節したFDLPの実験を行った(図19)。得られた値は10889であり、したがって、これはクロコダイル型の鉗子を用い場合よりも低い値になる。このことから、静脈を構成しているのは白色筋らしいというクロッツ特許の理論が覆されると考えられる。実際、そのような場合には、ACUの効果はCROCOの効果よりもさらに大きくなければならなかったはずである。
【0140】
第9実験
【0141】
次の実験を行った。
【0142】
−Datavein(登録商標)で調節したFDLPに針を使い、赤色筋を対象とする実験(図21)。活性(平均)は5344。
【0143】
−Datavein(登録商標)で調節したFDLPにクロコダイル型の鉗子を用いて、赤色筋を対象とする実験(図22)。活性は1856。
【0144】
−Datavein(登録商標)で、クロコダイル型の鉗子を用いて、赤色筋を対象とする実験(図23)。活性は1172。したがって、Datavein(登録商標)で得られた結果はFDLPで得られるものに劣る。
【0145】
第10実験
【0146】
FDLPを使って「調整器」と呼ばれる電流の実験を行った。
【0147】
−作用時間2ms、休止時間500ms、針そして10/10のパルス列で調節したFDLPを用い、赤色筋肉を対象とする実験(図24)。活性は2730。
【0148】
−作用時間2ms、休止時間500ms、針そして5/5のパルス列で調節したFDLPを用い、赤色筋肉を対象とする実験(図25)。活性は3215。
【0149】
線図において、赤色筋肉については5/5の調節が10/10の調節よりも優れており、その一方でリンパ組織については所見が逆転する(10/10の調節がリンパ組織については成績が高い)ことが明確に分かる。
【0150】
第11実験
【0151】
矩形波信号の実験を行った。
【0152】
Physio−INSEP(登録商標)社のMICROTIM(登録商標)装置を使用した。製作者が明言するところによると、その装置は「静脈ポンプ」機能で機能する、つまり、第一調節の1.25Hzで調節しておくと(収縮─弛緩により)静脈系の周辺にある、骨格赤色横紋系にポンプ効果で作用するということである。
【0153】
以下の線図が得られた。
【0154】
リンパ組織にクロコダイル鉗子(図26) 芳しくない成績
【0155】
リンパ組織に針(図27) 少しよくなった成績
【0156】
赤色筋にクロコダイル鉗子(図28) よい成績3554
【0157】
赤色筋に針(図29) よい成績2323
【0158】
静脈組織にクロコダイル鉗子(図30) 9567
【0159】
静脈組織に針(図31) 1584
【0160】
図28から31のよい成績は予測可能なものであった。なぜなら、この装置は、脈管周辺の横紋筋を刺激して「静脈ポンプ」活動を行うための装置だからである。
【0161】
次に第二調節の1.50Hzで調節したMICROTIM(登録商標)装置を使用した。
【0162】
以下の線図が得られた。
【0163】
リンパ組織にクロコダイル鉗子(図32) 芳しくない成績1345
【0164】
リンパ組織に針(図33) 7551 針に問題
【0165】
赤色筋にクロコダイル鉗子(図34) よい成績3779
【0166】
赤色筋に針(図35) よい成績だが低い
【0167】
静脈組織にクロコダイル鉗子(図36) 10002とてもよい成績
【0168】
静脈組織に針(図37) 10901とてもよい成績
【0169】
以上から、矩形波信号の適用は、静脈組織の治療により適しているということが言える。なぜなら、刺激は脈管周辺の骨格横紋筋に当たるが、静脈組織全体にほとんど不在の正中静脈には全くか、ほとんど触れないからである。
【0170】
次に、Datavein(登録商標)用に、その製作者が推奨している第三の調節、1.75Hzで調節したMICROTIM(登録商標)装置を使用した。
【0171】
以下の線図が得られた。
【0172】
リンパ組織にクロコダイル鉗子(図38) 大変芳しくない成績909
【0173】
リンパ組織に針(図39) 中くらいの成績1729
【0174】
赤色筋にクロコダイル鉗子(図40) 中くらいの成績1668
【0175】
赤色筋に針(図41) よい成績7006
【0176】
静脈組織にクロコダイル鉗子(図42) 10339非常に強い活性
【0177】
静脈組織に針(図43) 10893非常に強い活性
【0178】
脈管周辺赤色筋は量の少なさが、この実験におけるいくつかの成績を歪めたのかもしれないが、これら複数の実験は、静脈及び赤色筋に(強い収縮効果を伴う静脈ポンプのように)本装置が及ぼす作用は非常にはっきりしているのに対して、リンパ組織ではその効果はほとんどないことを示す。
【0179】
このことは、矩形波信号はリンパ組織に対しては有意な効果がないことを示している。
【0180】
これらの実験にはまた、先に行った他の実験全体の有効性を立証するという長所がある。というのは、それらの実験によって、装置の製作者が公表していた成績を再発見することが可能になるからである。したがって以上のことから、FDLPとDatavein(登録商標)で行った実験は、意義深いということが言える。
【0181】
したがって、本発明は、リンパ系の刺激と治療のための装置に関するものであり(この語は上述した全ての効果と全ての応用を包含している)、電気パルス発生器と治療対象の上皮に設置する少なくとも二本の電極を備えたタイプのものであって、電流パルスが矩形波信号で形成されていないことを特徴とする。
【0182】
ある個別的実施例によると、本装置は、電気パルスの作用時間が1msから12msの間、好ましくは1から8msの間、好ましくは2msか6msであることを特徴する。
【0183】
ある個別的実施例によると、本装置は、電気パルスの休止時間が300msと900msとの間、好ましくは400msと700msの間、好ましくは500または650msであることを特徴とする。
【0184】
ある個別的実施例によると、本装置は、電気パルスは6〜300マイクロ・Aの電流値をもち、当業者なら容易に理解できるように、患者の感受性(「感触」)と電極の数(2、4、6等、上記参照)に応じて、好ましくは6〜50または100または150マイクロ・Aまたはそれ以上であることを特徴する。
【0185】
さらにもう一つの個別的実施例によると、本装置は、電気パルスの周波数が約0.1〜3Hz、好ましくは約1.99Hzまたは1.52Hzであることを特徴とする。
【0186】
さらにもう一つの個別的実施例によると、本装置は、電気パルスに一連のパルス列があることを特徴とする。
【0187】
さらにもう一つの個別的実施例によると、本装置は、電流パルスに、好ましくは10/10タイプのパルス列があることを特徴とする。
【0188】
さらにもう一つの個別的実施例によると、本装置は、電流パルスのパルス列は、列毎に極性が逆転していることである。
【0189】
ある個別的実施例によると、本装置は、電流パルスが以下のように調節されていることを特徴とする。
【0190】
作用時間 2ms
【0191】
休止時間 500ms
【0192】
パルス列 10/10
【0193】
周波数 1.99Hz
【0194】
このようにすると、病的なまたは欠陥のあるリンパ系の治療用の「調整器」または「機能回復訓練器」電流が生じる。
【0195】
一つの個別的実施例によると、本装置は、電流パルスが以下のように調節されていることを特徴とする。
【0196】
作用時間 6ms
【0197】
休止時間 650ms
【0198】
パルス列 10/10
【0199】
周波数 1.52Hz
【0200】
このようにすると、非常に強力なリンパ系刺激効果を与える「ペース・メーカー」または「遠心ターボ」電流が生じる。したがって、この電流は病的でないリンパ系を促進し活性化するのにより適していることになる。
【0201】
さらにもう一つの個別的実施例によると、本装置は、電流パルスが以下のものによって適用されることを特徴とする。
【0202】
- フラット・タイプであり、炭素を含むか含まない、接着性または非接着性、ヒドロゲル付きまたはヒドロゲル無しの、上皮上に置き、または接着する「「接触型」の皮膚電極。
【0203】
あるいは、臨床医によって明確に特定される場合においては、以下のものが用いられる。
【0204】
- 「クロコダイル」型の鉗子
【0205】
- 真皮組織中に埋め込まれた針
【0206】
さらにもう一つの個別的な実施例においては、本装置は、電流パルスが少なくとも二本の電極によって適用されることを特徴とする。
【0207】
さらにもう一つの個別的な実施例においては、本装置は、電流パルスを、X対の電極(+)(−)、例えば二本の電極(+)(−)または二つの治療区域を受け持つ四本の電極(+)(−)及び(+)(−)等で適用されることを特徴とする。
【0208】
本発明の応用、装置および方法は限定的なものではない。
【0209】
−人または動物、特に動物については馬及びその他の動物、特に犬に対するリンパ系の刺激またはリンパ液の排出、そして、人間への応用のいくつかを具体的に例示すると、以下のことが考えられる。
【0210】
美容上
【0211】
−蜂巣炎の治療
【0212】
−顔のケア(浮腫、皮膚の栄養失調)
【0213】
−傷痕
【0214】
病理学上
【0215】
−前述のようなリンパ液停止
【0216】
−静脈の障害
【0217】
−過負担/筋肉の回復
【0218】
−傷痕
【0219】
−炎症、腱炎
【0220】
−リンパ学/静脈学/外傷学/スポーツ外傷学/リウマチ学/皮膚科学/外科学/老人病理学/胃腸病学/婦人科学/産科学/やけど治療
【0221】
免疫学上。
【0222】
そして、馬もしくは特に犬のような他の動物については以下のことが考えられる。
【0223】
−すべての循環器系病理、蹄葉炎及び(筋肉の回復、傷痕、炎症、腱炎、さらに腱炎、筋肉性または骨・関節性疾患を含む腱性疾患のような)他の過負担病理
【0224】
−馬に対する手術ブロックの病理学
【0225】
そして、当業者には自明で達成可能な人体または獣医学上の類似の他の応用。
Claims (5)
- 人間もしくは動物、特に馬のリンパ系を刺激する装置で、その特徴は、
電気パルス発生器と、治療対象の上皮の配置する少なくとも二本の電極とを備え、それによって、人体または対象動物に一連の列をなす電気刺激を通すことを特徴とする装置であって、各刺激またはパルスの特徴は、
−矩形波信号は対象外であること、
−励起時間が休止時間または弛緩時間よりも短いこと、
−励起時間が2msと8msの間であること、
−休止時間または弛緩時間が400msと850msの間であること、
を特徴とし、更に、
−主にリンパ系の病理の治療に有益な「調整器または機能回復訓練器」電流であり、大体の基準として、
2msの作用 500msの休止 列10/10 周波数 1.99Hz
で調整される第一のタイプの電流
及び
−主に装置の他の用途、生理的活動に有益な、上記のものよりもはるかに強力なリンパ系刺激を引き起こす「ペース・メーカー」または「遠心ターボ」電流であり、大体の基準として、
6msの作用 650msの休止 列10/10 周波数 1.52Hz
で調整される第二のタイプの電流を、
送りだすように適合化されたことを特徴とする、リンパ系の刺激装置。 - 適用する電流の強さは1mA以下で好ましくは6〜300μA程度であり、電極の数に応じて、好ましくは6〜50または100または150またはそれ以上であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
- パルスの各列はそれに先立つパルス列と比べて極性が逆転していることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
- フラット・タイプの「接触型の」、炭素を含むか含まない、接着性または非接着性、ヒドロゲル付きまたはヒドロゲル無しの、上皮上に置き、または接着する、少なくとも二本の接触型の皮膚電極を備えている、
あるいは、
−「クロコダイル」型の鉗子
−真皮組織中に埋め込まれることに適した針
を備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の装置。 - X対の電極、例えば二本の電極または二つの治療区域を受け持つ四本の電極を備えていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一つに記載の装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR99/11043 | 1999-09-01 | ||
FR9911043A FR2797773B1 (fr) | 1999-09-01 | 1999-09-01 | Appareil de stimulation electrique du systeme lymphatique et ses applications |
PCT/FR2000/002388 WO2001015772A1 (fr) | 1999-09-01 | 2000-08-28 | Appareil de stimulation electrique du systeme lymphatique, et ses applications |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003521290A JP2003521290A (ja) | 2003-07-15 |
JP4235383B2 true JP4235383B2 (ja) | 2009-03-11 |
Family
ID=9549518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001520181A Expired - Lifetime JP4235383B2 (ja) | 1999-09-01 | 2000-08-28 | リンパ系の電気刺激装置とその応用 |
Country Status (11)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20060064129A1 (ja) |
EP (1) | EP1216074B1 (ja) |
JP (1) | JP4235383B2 (ja) |
CN (1) | CN1310686C (ja) |
AU (1) | AU7017700A (ja) |
BR (1) | BR0013718A (ja) |
DE (1) | DE60032913T2 (ja) |
ES (1) | ES2278627T3 (ja) |
FR (1) | FR2797773B1 (ja) |
MX (1) | MXPA02002206A (ja) |
WO (1) | WO2001015772A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8131381B1 (en) | 2008-03-31 | 2012-03-06 | Santjer Suzanne M | Electrotherapeutic device having an electrode array |
GB201211685D0 (en) * | 2012-07-02 | 2012-08-15 | Sky Medical Technology Ltd | A device for augmenting blood flow, tissue perfusion and fluid distribution by neuromuscular stimulation by horses |
AU2014284101B2 (en) * | 2013-06-21 | 2019-04-11 | Bodyflow International Pty Ltd Acn 114 356 231 | Treating skin ulcers |
WO2017015714A1 (en) * | 2015-07-27 | 2017-02-02 | Bodyflow International Pty Ltd | Treatment of primary or secondary lymphoedema |
WO2024116097A1 (en) * | 2022-11-30 | 2024-06-06 | Novocure Gmbh | Transducer arrays having alternative array materials |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3077884A (en) | 1957-06-13 | 1963-02-19 | Batrow Lab Inc | Electro-physiotherapy apparatus |
US3050695A (en) | 1959-09-10 | 1962-08-21 | W W Henry Co Inc | Pulse generator for human treatment |
US3645267A (en) | 1969-10-29 | 1972-02-29 | Medtronic Inc | Medical-electronic stimulator, particularly a carotid sinus nerve stimulator with controlled turn-on amplitude rate |
US4068669A (en) | 1975-11-24 | 1978-01-17 | Stimulation Technology, Inc. | Stimulator fault protection circuit |
US4177819A (en) | 1978-03-30 | 1979-12-11 | Kofsky Harvey I | Muscle stimulating apparatus |
FR2433950A1 (fr) | 1978-08-22 | 1980-03-21 | Inst Creation Etu Tech | Dispositif d'amelioration de la circulation veineuse |
AU1573183A (en) | 1982-06-18 | 1983-12-22 | Biostim Inc. | Biological electrical stimulators |
FR2541119B1 (fr) | 1983-02-18 | 1986-02-28 | Klotz Antoine | Dispositif electronique a programmation, destine a stimuler et a controler la contraction des muscles, notamment des muscles lisses du tissu vasculaire |
DE3716816A1 (de) * | 1986-07-29 | 1988-02-11 | Physiomed Medizintechnik Gmbh | Vorrichtung zur therapie von lymphstauungen u. dgl. |
FR2617722A1 (fr) * | 1987-07-08 | 1989-01-13 | Simeon Jean Pascal | Appareil de stimulation electrique, destine au drainage lymphatique |
BR8800201A (pt) * | 1988-01-21 | 1989-09-05 | Antonio Ilson Giordani | Aparelho eletroestimulador |
FR2704151B1 (fr) * | 1993-04-21 | 1995-07-13 | Klotz Antoine Olivier | Dispositif électronique destiné à la stimulation adrénergique du système sympathique relatif à la média veineuse. |
IT1282577B1 (it) * | 1996-02-07 | 1998-03-31 | Innuendo S R L | Dispositivo per l'applicazione al corpo umano di trattamenti elettroterapici transcutanei |
US5817138A (en) * | 1996-11-27 | 1998-10-06 | Suzuki; James Y. | Multi-channel, interferential wave, micro current device and methods for treatment using micro current |
US5935156A (en) * | 1997-03-12 | 1999-08-10 | Microleve International, Ltd. | Method and apparatus for administering microcurrent electrotherapy treatment |
-
1999
- 1999-09-01 FR FR9911043A patent/FR2797773B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-08-28 BR BR0013718-9A patent/BR0013718A/pt not_active Application Discontinuation
- 2000-08-28 DE DE60032913T patent/DE60032913T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-28 MX MXPA02002206A patent/MXPA02002206A/es active IP Right Grant
- 2000-08-28 JP JP2001520181A patent/JP4235383B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-28 WO PCT/FR2000/002388 patent/WO2001015772A1/fr active IP Right Grant
- 2000-08-28 ES ES00958752T patent/ES2278627T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-28 CN CNB008135916A patent/CN1310686C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-28 EP EP00958752A patent/EP1216074B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-28 AU AU70177/00A patent/AU7017700A/en not_active Abandoned
-
2005
- 2005-11-14 US US11/271,912 patent/US20060064129A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003521290A (ja) | 2003-07-15 |
FR2797773B1 (fr) | 2002-05-17 |
CN1377289A (zh) | 2002-10-30 |
MXPA02002206A (es) | 2004-04-21 |
BR0013718A (pt) | 2002-05-07 |
DE60032913T2 (de) | 2007-05-16 |
ES2278627T3 (es) | 2007-08-16 |
EP1216074A1 (fr) | 2002-06-26 |
EP1216074B1 (fr) | 2007-01-10 |
FR2797773A1 (fr) | 2001-03-02 |
DE60032913D1 (de) | 2007-02-22 |
CN1310686C (zh) | 2007-04-18 |
WO2001015772A1 (fr) | 2001-03-08 |
AU7017700A (en) | 2001-03-26 |
US20060064129A1 (en) | 2006-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5358513A (en) | Parameter selection and electrode placement of neuromuscular electrical stimulation apparatus | |
JP6062990B2 (ja) | チャージ強化神経電気刺激システム | |
Mushahwar et al. | Spinal cord microstimulation generates functional limb movements in chronically implanted cats | |
US11167141B2 (en) | Bioelectric blood pressure management | |
US7725188B2 (en) | Electrical stimulation treatment of hypotension | |
CA2867897C (en) | Apparatus for stimulating muscles of a subject | |
RU2011129774A (ru) | Лечение | |
WO2009018394A1 (en) | Device and method for hypertension treatment by non-invasive stimulation to vascular baroreceptors | |
CA2867899C (en) | Apparatus for stimulating muscles of a subject | |
CA2408150A1 (en) | Method for the treatment of bedsores using electrical impulses | |
JP7330198B2 (ja) | 電気穿孔システムおよび方法 | |
JP2005144189A (ja) | 磁場を利用した血流制御装置及びその方法 | |
JP4780667B2 (ja) | 電気刺激装置と対応データのサポート | |
JP4235383B2 (ja) | リンパ系の電気刺激装置とその応用 | |
RU2715616C1 (ru) | Способ лечения постмастэктомического синдрома в ранний послеоперационный период | |
RU2333016C2 (ru) | Способ лечения нейрогенной дисфункции мочевого пузыря у детей | |
RU2334458C2 (ru) | Способ лечения эректильной дисфункции | |
Lobov et al. | Effect of transcutaneous electrical spinal cord stimulation on the blood flow in the skin of lower limbs | |
RU45629U1 (ru) | Устройство объемной комплексной электротерапии внутренних органов и тканей, в частности, нефроптоза и нефросклероза | |
RU2469754C1 (ru) | Способ лечения болевого синдрома при распространенном остеохондрозе | |
Pai et al. | The impact of varying electrical stimulation parameters on neuromuscular response | |
RU2166967C1 (ru) | Способ лечения нейросенсорной тугоухости электростимуляцией | |
RU2241505C2 (ru) | Способ лечения сколиотической болезни у детей | |
RU2165271C2 (ru) | Способ повышения неспецифических резервов адаптации организма | |
Dobšák | Neuro-muscular Electrical Stimulation (NMES) in Rehabilitation of Chronic Diseases |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20070330 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20070330 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070617 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080325 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20080625 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20080702 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081215 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4235383 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121219 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131219 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |