JP4233903B2 - 水素生成装置、それを用いた燃料電池システム、及び水素を生成する方法 - Google Patents

水素生成装置、それを用いた燃料電池システム、及び水素を生成する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池に供給する水素リッチな生成ガスを得るための、水素生成装置等に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の水素生成装置について、図2を用いて説明する(特許文献1参照。)。改質部1は筒形であり、粒状や円柱状の触媒が充填されている。改質部1を加熱する燃焼部であるバーナ2が設けられ、バーナ2の燃焼室には改質反応に供される水蒸気を発生させる蒸発部として、下り勾配に巻かれたコイル状パイプ3が配置されている。コイル状パイプ3の出口は蒸気パイプ4に繋がり、水蒸気と改質反応に供される原料Xとは、混合されて改質部1に供給される。
【0003】
改質部1の外周側には改質ガス流路5が、さらにその外周側には燃焼ガス流路6が設けられている。改質反応に供される水Yは、コイル状パイプ3の上部から供給されパイプ流路3内を移動しながら燃焼ガスで加熱され、気液2相流の状態を経て、水蒸気となって蒸気パイプ4に供給される。水蒸気と原料Xは、改質部1に供給され水蒸気改質反応によって改質ガスとなり、改質ガス流路5を経て外部に排出される。バーナ2で発生した燃焼ガスは、コイル状パイプ3、改質部1を加熱し、燃焼ガス流路6を通過し外部に排出される。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−281311号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の水素生成装置では、燃焼ガス流路6が最も外周側に配置されているので、周囲への放熱量が大きくなり装置の熱効率が低くなるという問題点があった。さらにコイル状パイプ3で発生した水蒸気は、引き回された蒸気パイプ4を経て改質部1に供給されるので、蒸気パイプ4からの放熱量が大きくなり装置の熱効率が低くなるという問題点があった。
【0006】
さらにコイル状パイプ3は高温の燃焼ガスで加熱されるので、コイル状パイプ3の管内面に水が存在しないドライアウト状態が生じ、間歇的に蒸発する突沸状態が生じやすくなる。突沸状態で生じた水蒸気はパイプ3内を移動するが、液相から気相に変化することで急激に体積膨張するために流路抵抗が急激に大きくなり、突沸状態の繰り返しによって水Yの供給圧力の脈動が大きくなり、水Yの供給量が脈動し、水蒸気量も脈動するために、改質部1で触媒反応に供される水蒸気量が脈動し、改質ガス中のCO濃度が変動しやすくなるという問題点があった。
【0007】
さらに蒸気パイプ4に原料Xが混合されるので、蒸気流量の脈動によって原料Xの供給圧力が脈動し、原料Xの流量が脈動するので、改質ガスの流量も脈動し燃料電池に供される水素量が脈動し、発電量が不安定になるという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記従来技術の有する課題を考慮し、熱効率の向上を可能とし、あるいは改質ガス中のCO濃度の安定化、水素量の安定化を図ることができる水素生成装置などを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、炭化水素化合物を含有する原料から水蒸気改質反応によって水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、前記改質部の外側の少なくとも一部を覆うように設けられた燃焼ガス流路と、前記燃焼ガス流路に燃焼ガスを供給する燃焼部と、前記燃焼部に燃料ガスを供給する燃料供給部と、前記燃焼部に燃焼用の空気を供給する空気供給部と、前記燃焼ガス流路の外側の少なくとも一部を覆い前記燃焼ガス流路と熱交換可能であるように設けられた蒸発部と、前記蒸発部の下方部であって実質的に水が溜まるあるいは湿潤状態である位置に配置された温度検知部とを備え、
前記蒸発部は、水または水蒸気の入り口を有する第1蒸発室と、前記第1蒸発室の内側に設けられ、水蒸気の出口を有し、前記第1蒸発室と熱交換可能な第2蒸発室と、前記第1蒸発室と前記第2蒸発室とを連通する少なくとも1つ以上の連通部とを有する、水素生成装置である。
【0011】
の本発明は、前記温度検知部からの検知信号を入力し、その温度が所定温度以上に変化した場合には、前記燃焼部への燃料ガス供給量を減少させる制御手段を備えた第1の本発明の水素生成装置である。
【0012】
の本発明は、前記温度検知部からの検知信号を入力し、その温度が所定温度以上に変化した場合には、前記燃焼部への空気の供給量を減少させる制御手段を備えた第1の本発明の水素生成装置である。
【0013】
の本発明は、前記温度検知部からの検知信号を入力し、その温度が所定温度以上に変化した場合には、前記第1蒸発室への水または水蒸気の供給量を増加させる制御手段を備えた第1の本発明の水素生成装置である。
【0014】
の本発明は、前記蒸発部の下方部であって、実質的に水が溜まるあるいは湿潤状態である部分以外の外表面の一部に、前記燃焼ガスと熱交換する伝熱フィンを備えた第1の本発明の水素生成装置である。
【0015】
の本発明は、第1〜のいずれかの本発明にかかる水素生成装置と、酸素を含有する酸化剤ガスおよび前記水素生成装置から供給される水素を含有する燃料ガスを用いて発電する燃料電池とを備えた燃料電池システムである。
【0016】
の本発明は、炭化水素化合物を含有する原料から水蒸気改質反応によって水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、前記改質部の外側の少なくとも一部を覆うように設けられた燃焼ガス流路と、前記燃焼ガス流路に燃焼ガスを供給する燃焼部と、前記燃焼部に燃料ガスを供給する燃料供給部と、前記燃焼部に燃焼用の空気を供給する空気供給部と、前記燃焼ガス流路の外側の少なくとも一部を覆い前記燃焼ガス流路と熱交換可能であるように設けられた蒸発部と、前記蒸発部の下方部であって実質的に水が溜まるあるいは湿潤状態である位置に配置された温度検知部とを備え、
前記蒸発部は、水または水蒸気の入り口を有する第1蒸発室と、前記第1蒸発室の内側に設けられ、水蒸気の出口を有し、前記第1蒸発室と熱交換可能な第2蒸発室と、前記第1蒸発室と前記第2蒸発室とを連通する少なくとも1つ以上の連通部とを有する水素生成装置を使用して水素を生成する方法であって、
前記温度検知部の温度が所定温度以上に変化した場合には、(1)前記燃焼部への燃料ガス供給量を減少させる、(2)前記燃焼部への空気の供給量を減少させる、あるいは、(3)前記蒸発部への水または水蒸気の供給量を増加させる、水素を生成する方法である。
【0017】
これにより、水または水蒸気が供給される蒸発部は、液体の水と飽和水蒸気が通過するので、外周面は低温化して、周囲への放熱量が小さくなり、さらに蒸発部と燃焼ガス流路とが熱交換可能なので燃焼ガスの温度を低下でき、燃焼ガスが周囲へ排出される際の放熱量が小さくなり、熱効率が向上できる。
【0018】
すなわち、本発明によれば、連通部の近傍に設けた温度検知部の温度によって、連通部の近傍が湿潤状態であるか、乾燥した状態(以下ドライアウト状態とする)であるかの判断が可能となり、連通部を湿潤状態とすることで、第1蒸発室内には液相の水と飽和水蒸気が流れているので、周囲への放熱量が小さくできるので、装置の熱効率が向上できる。
【0019】
また、温度検知部の温度が所定温度以上に変化した場合には、燃料供給部からバーナに供給される燃料ガス量を減少させることで、燃焼ガス流路を通過する燃焼ガスの温度を低くできるので、連通部の温度を低下させ連通部の近傍を湿潤状態とすることができ、連通部がドライアウトすることによる効率低下を抑止できる。
【0020】
また、温度検知部の温度が所定温度100℃以上に変化した場合には、バーナに空気を供給する空気供給部からの空気量を減らすことで、燃焼ガスの速度が小さくできるので熱伝達率が小さくなり、第2蒸発室への伝熱量が小さくでき、連通部の温度を低下させ連通部の近傍を湿潤状態とすることができ、連通部がドライアウトすることによる効率低下を抑止できる。
【0021】
また温度検知部の温度が所定温度以上に変化した場合には、第1蒸発室への水または水蒸気の供給量を増加でせることで、第1蒸発室を通過する水分量が増加し、連通部がドライアウトすることによる効率低下を抑止でき、さらに水蒸気出口から改質部に供給される水蒸気量が増加するので、改質触媒での水蒸気改質反応を安定させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0023】
図1は、本発明の一実施の形態における水素生成装置の構成図である。図1において、筒形の改質部10には水蒸気改質触媒が充填され、改質部10の外側は改質部10と同心状に構成された改質ガス流路11であり、改質ガス流路11の外側は改質ガス流路11と同心状に構成された燃焼ガス流路12である。
【0024】
燃焼ガス流路12は、筒状の断熱材13、筒体14によって区画された流路Sに繋がっており、燃焼ガスは排気口15から排出される。燃焼部であるバーナ16は、改質部10の内周面に臨むように配置されており、燃焼室17に燃焼ガスを噴出する。
【0025】
また、バーナ16には燃焼用の空気を供給する空気供給部31、および燃料に必要な燃料ガスを供給する燃料供給部32が設けられている。装置全体の最外周部には筒状の第1蒸発室18が構成され、第1蒸発室18の上方部には原料入り口19および、水入り口20が設けられている。
【0026】
第1蒸発室18の内側には筒状の隔壁21によって区画された筒状の第2蒸発室22が構成され、第1蒸発室18と第2蒸発室22で蒸発室28が構成されている。第1蒸発室18にはらせん状細線30が設けられている。隔壁21には連通部である複数の連通孔23が設けられており、隔壁21の下端部には全周にわたり連通部26が設けられており、連通部26の近傍には温度検知部33が設けられている。なお、34は伝熱フィンである。
【0027】
第2蒸発室22の上方部に設けられた水蒸気出口24は、パイプ状の供給部25を経て改質部10に繋がっている。なお、前記原料入り口19には、炭化水素化合物を含有する原料が供給される。ここで言う炭化水素化合物は、一例としてメタン、エタン、プロパンなどの炭化水素、都市ガス、天然ガス、メタノールなどのアルコール類、灯油、LPGなどが挙げられる。
【0028】
また、100は温度検知部33で検知した温度に従って、その温度が所定温度以上に変化した場合には、バーナ16への燃料ガス供給量を減少させる制御手段である。なお、この制御手段100は、これに限らず、温度検知部33からの検知信号を入力し、その温度が所定温度以上に変化した場合には、バーナ16への空気の供給量を減少させる制御手段であってもよいし、あるいは、温度検知部33からの検知信号を入力し、その温度が所定温度以上に変化した場合には、第1蒸発室18への水または水蒸気の供給量を増加させる制御手段であってもよい。
【0029】
次に本実施の形態の動作について説明する。バーナ16で生じた燃焼ガスは上流側から順次、改質部10、改質ガス流路11、第2蒸発室22を加熱しながら燃焼ガス流路12を通過し、排気口15から排出される。水蒸気改質反応に供される水Yは、水入り口20から供給され第1蒸発室18内のらせん状細線30に沿って下方へ移動するが、燃焼ガス流路12を通過する燃焼ガスからの伝熱によって、水Yの一部は水蒸気となる。
【0030】
水入り口20を設ける位置は第1蒸発室18の望ましくは上方(連通部26から遠い方)に設けるほうが、下端(連通部26)までの移動時間が長くできるので、伝熱量が増加できるのでよい。第1蒸発室18で生じた水蒸気は隔壁21に設けられた複数の連通孔23を通過して第2蒸発室22に移動する。第1蒸発室18で蒸発しなかった水Yは、第1蒸発室18の下端部に溜まり、連通部26を通過して第2蒸発室22の下端部にも溜まる。
【0031】
燃焼ガスの流れ方向は、第2蒸発室22の下方から上方に流れるので、第1蒸発室18および第2蒸発室22の下端部に溜まる水Yへの伝熱が促進される。第1蒸発室18および第2蒸発室22の下端部には温度検知部33が設けられており、連通部26近傍に水が溜まる場合あるいは湿潤状態にある場合には、温度検知部26の温度がおよそ100℃程度となる。逆に水Yが連通部26に達するまでに蒸発してしまう場合には、連通部26の近傍の温度は100℃よりも数10℃以上上昇し200℃程度になる。つまり温度検知部33の温度によって、連通部26近傍が湿潤状態であるか、乾燥した状態(以下ドライアウト状態とする)であるかの判断が可能となる。連通部26を湿潤状態とすることで、第1蒸発室18内には液相の水と飽和水蒸気が流れているので、外周面温度はおよそ100℃以下に低温化でき、周囲への放熱量が小さくできるので、装置の熱効率が向上できる。
【0032】
また、燃焼ガスは連通部26と熱交換するので、連通部26近傍が100℃程度に低く維持されることにより、燃焼ガスの温度を低くすることができ、外部に排出される熱量を低減できるので、装置の熱効率が向上できる。また連通孔23を設けることで、第1蒸発室18で生じた水蒸気はすみやかに第2蒸発室22に移動するので、発生した水蒸気の体積膨張によって第1蒸発室18内の圧力増加を抑止できるので、水Yの供給圧力の変動を小さくでき、水蒸気出口24から改質部10に供給される水蒸気量が安定化できるので、改質部10での触媒反応が定常化し改質ガス中のCO濃度の変動が小さくできる。
【0033】
原料Xは原料入り口19から供給され、第1蒸発室18、第2蒸発室22を経て、供給部25から改質部10に流入し、改質触媒での水蒸気改質反応によって水素リッチな改質ガスになり、改質ガス流路11を通過して改質ガス出口27から燃料電池(図示せず)に供給される。
【0034】
また温度検知部33の温度が所定温度である100℃以上に変化した場合には、燃料供給部32からバーナ16に供給される燃料ガス量を減少させることで、燃焼ガス流路11を通過する燃焼ガスの温度を低くできるので、連通部26の温度を低下させ連通部26の近傍を湿潤状態とすることができ、連通部26がドライアウトすることによる効率低下を抑止できる。なお、所定温度は装置の構成によって異なるが、水の蒸発が大気圧程度では100℃であり、所定温度もおよそ100℃程度である。
【0035】
あるいは、温度検知部33の温度が所定温度である100℃以上に変化した場合には、バーナ16に空気を供給する空気供給部31からの空気量を減らすことで、燃焼ガス流路12を通過する高温の燃焼ガスの体積を小さくでき、燃焼ガスの速度が小さくできるので熱伝達率が小さくなり、第2蒸発室22への伝熱量が小さくできる。つまり連通部26への伝熱量を低減できるので、連通部26の温度を低下させ連通部26の近傍を湿潤状態とすることができ、連通部26がドライアウトすることによる効率低下を抑止できる。
【0036】
あるいはまた温度検知部33の温度が所定温度である100℃以上に変化した場合には、第1蒸発室18への水または水蒸気の供給量を増加させることで、第1蒸発室18を通過する水分量が増加し、連通部26に水を溜めるあるいは湿潤状態にすることができ、連通部26がドライアウトすることによる効率低下を抑止でき、さらに水蒸気出口24から改質部10に供給される水蒸気量が増加するので、改質触媒での水蒸気改質反応を安定させることができる。
【0037】
また、燃焼ガス流路12に臨むように設けられた伝熱フィン34は、連通部26の近傍であって水が溜まるあるいは湿潤状態である部分の以外の面に設けられているので、燃焼ガスから第1蒸発室18および第2蒸発室22への伝熱は促進されるが、連通部26に溜まった水をドライアウトさせるための熱移動は促進されないので、連通部26がドライアウトすることによる効率低下を抑止できる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、熱効率の向上を可能とし、あるいは改質ガス中のCO濃度の安定化、水素量の安定化を図ることができる水素生成装置などを実現出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における水素生成装置の断面図
【図2】従来の水素生成装置の断面図
【符号の説明】
10 改質部
16 燃焼部であるバーナ
18 第1蒸発室
18A らせん状流路
19 原料入り口
21 隔壁
22 第2蒸発室
23 連通孔
25 供給部
26 連通部
28 蒸発部
30 らせん状細線
31 空気供給部
32 燃料供給部
33 温度検知部
34 伝熱フィン

Claims (7)

  1. 炭化水素化合物を含有する原料から水蒸気改質反応によって水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、
    前記改質部の外側の少なくとも一部を覆うように設けられた燃焼ガス流路と、
    前記燃焼ガス流路に燃焼ガスを供給する燃焼部と、
    前記燃焼部に燃料ガスを供給する燃料供給部と、
    前記燃焼部に燃焼用の空気を供給する空気供給部と、
    前記燃焼ガス流路の外側の少なくとも一部を覆い前記燃焼ガス流路と熱交換可能であるように設けられた蒸発部と、
    前記蒸発部の下方部であって実質的に水が溜まるあるいは湿潤状態である位置に配置された温度検知部とを備え
    前記蒸発部は、
    水または水蒸気の入り口を有する第1蒸発室と、
    前記第1蒸発室の内側に設けられ、水蒸気の出口を有し、前記第1蒸発室と熱交換可能な第2蒸発室と、
    前記第1蒸発室と前記第2蒸発室とを連通する少なくとも1つ以上の連通部とを有する、水素生成装置。
  2. 前記温度検知部からの検知信号を入力し、その温度が所定温度以上に変化した場合には、前記燃焼部への燃料ガス供給量を減少させる制御手段を備えた請求項1記載の水素生成装置。
  3. 前記温度検知部からの検知信号を入力し、その温度が所定温度以上に変化した場合には、前記燃焼部への空気の供給量を減少させる制御手段を備えた請求項1記載の水素生成装置。
  4. 前記温度検知部からの検知信号を入力し、その温度が所定温度以上に変化した場合には、前記第1蒸発室への水または水蒸気の供給量を増加させる制御手段を備えた請求項1記載の水素生成装置。
  5. 前記蒸発部の下方部であって、実質的に水が溜まるあるいは湿潤状態である部分以外の外表面の一部に、前記燃焼ガスと熱交換する伝熱フィンを備えた請求項1記載の水素生成装置。
  6. 請求項1〜のいずれかの水素生成装置と、酸素を含有する酸化剤ガスおよび前記水素生成装置から供給される水素を含有する燃料ガスを用いて発電する燃料電池とを備えた燃料電池システム。
  7. 炭化水素化合物を含有する原料から水蒸気改質反応によって水素を含有する改質ガスを生成する改質部と、
    前記改質部の外側の少なくとも一部を覆うように設けられた燃焼ガス流路と、
    前記燃焼ガス流路に燃焼ガスを供給する燃焼部と、
    前記燃焼部に燃料ガスを供給する燃料供給部と、
    前記燃焼部に燃焼用の空気を供給する空気供給部と、
    前記燃焼ガス流路の外側の少なくとも一部を覆い前記燃焼ガス流路と熱交換可能であるように設けられた蒸発部と、
    前記蒸発部の下方部であって実質的に水が溜まるあるいは湿潤状態である位置に配置された温度検知部とを備え
    前記蒸発部は、
    水または水蒸気の入り口を有する第1蒸発室と、
    前記第1蒸発室の内側に設けられ、水蒸気の出口を有し、前記第1蒸発室と熱交換可能な第2蒸発室と、
    前記第1蒸発室と前記第2蒸発室とを連通する少なくとも1つ以上の連通部とを有する水素生成装置を使用して水素を生成する方法であって、
    前記温度検知部の温度が所定温度以上に変化した場合には、(1)前記燃焼部への燃料ガス供給量を減少させる、(2)前記燃焼部への空気の供給量を減少させる、あるいは、(3)前記蒸発部への水または水蒸気の供給量を増加させる、水素を生成する方法。
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