JP4233687B2 - モータロータのダイカスト装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータロータのダイカスト装置に係るもので、特にこのダイカスト装置によって成形されるモータロータの品質向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、一般に、モータロータ60の構造は、多数の薄鋼板を積層したコア用鉄心62と、この鉄心62の外周部に切欠きされた多数のスロット部64に成形される細い棒状の導体65と、鉄心62の両端部に成形され導体65を短絡する環状のエンドリング66、67とから構成される。
【0003】
図4は、モータロータ60を鋳造成形する従来のダイカスト装置の金型70を主とする要部のみを示し、通常のダイカスト装置に具備される型締、射出、給湯機構および製品搬出等の付属装置は図示を省略する。図において、金型70は、移動ダイプレート71に取り付けた移動金型となる上型72と、この上型72が図示しない型締機構により型開き、型締めされる中型73および中型73を載置する下型74からなる固定金型とから構成され、鋳造に際して、中型73にコア用鉄心62を装着して型締めすることにより、上型72および下型74にエンドリング66、67を成形する部分と中型73に装着したコア用鉄心62の多数のスロット部64とからなる金型キャビティ75が形成される。下型74は、固定ダイプレート76に取り付けたボルスタ77上に摺動可能に保持される。固定ダイプレート76およびボルスタ77を貫装しボルスタ77上面側の開口する射出スリーブ78が設けられ、ボルスタ77上の下型74に形成された湯口穴79に連結している。下型74の湯口穴79と金型キャビティ75とは湯道(ゲート)80によって連通されている。射出スリーブ78には、例えばアウタプランジャ81と同心のインナプランジャ82とからなる射出プランジャ83が挿通され、図示しない射出シリンダを含む射出機構が連結されている。また、射出スリーブ78下部側壁には給湯管84を連結し、不図示の給湯機構からアルミニウムなどの溶湯が供給される。
【0004】
このような従来のダイカスト装置によってモータロータを鋳造成形するには、薄鋼板を多数積層し軸61で締付固定したコア用鉄心62を段取りし、不図示のワーク移動装置を利用して中型73に装着し、型締機構を作動し移動金型である上型72を前進させ型締めし、給湯機構により給湯管84を介して射出スリーブ78上部に溶湯を所定量だけ供給し、射出機構を作動して射出プランジャ83を前進させ、湯口穴79および湯道80を経て金型キャビティ75内に溶湯を加圧充填する。この場合に、先きにアウタプランジャ81を前進して充填を完了し、次ぎにインナプランジャ82を前進することにより加圧成形することができる。成形が完了した後、上型72が後退して型開きし、中型73を載置した下型74に取着したアクチュエータを作動してボルスタ77上を摺動させることにより湯口穴79の凝固部で切断される。さらに、ワーク移動装置等を利用して中型73から鋳造成形されたモータロータを搬出して、新しい鉄心62を中型73に装着することによって鋳造サイクルが繰り返される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ダイカスト装置による鋳造成形の特徴は、溶湯を高速で充填し充填時間が短く、高圧力を加え、溶湯の冷却速度も速いことなどから、生産性が良好となり大量生産に適しているとされている。しかしながら、上記のようなモータロータのダイカスト装置の場合に、射出スリーブ78上部に供給された溶湯が、アウタプランジャ81の前進によって金型キャビティ75に充填される状態は、下型74の湯口穴79から湯道80を経て下型74のエンドリング66成形部に充填され、続いて中型73に装着された鉄心62のスロット部64に充填され、最後に上型72のエンドリング67成形部へ到達するように充填が行なわれる。したがって、どうしてもこの上型72(反湯口側)のエンドリング67成形部への溶湯の充填(湯回り)が悪くなり易いという問題がある。さらに、アウタプランジャ81による充填後にインナプランジャ82を前進させ充填を補いつつ凝固途中の溶湯を加圧することにより、凝固収縮に伴う引け巣および空気や水素ガスの巻き込み巣などの発生を防止することが行なわれるけれども、細い棒状のスロット部64に成形される導体65が、上型72のエンドリング67成形部よりも熱容量が小さく先に凝固し、遅れて凝固する上型72のエンドリング67成形部にインナプランジャ82の加圧力が十分に作用されないため、上型72のエンドリング67成形部に引け巣が発生し易くなるという問題がある。モータロータの種類によっては、図3に示すようにエンドリング66,67に冷却フィン68を有しているものが多数あり、この場合には、上述した湯回り不良や引け巣発生の問題が一層起こり易くなる。
【0006】
図5は、モータロータのエンドリングに引け巣が発生することを防止するために提案された金型装置で、その構成および作用を簡単に説明する。図5(a)に示すように、成形前のコア用鉄心92と下金型95を圧縮バネ87および88、89を介して移動可能に浮動させて保持しておき、溶湯の充填が行なわれると、図5(b)に示すように、凝固が進行する段階で、先ず熱容量が小さい湯口99および鉄心92のスロット部94の凝固が進み、湯口側エンドリング成形部96に対し射出プランジャ93からの加圧力が遮断された状態となって高まり、下金型95を浮動させている圧縮バネ87を収縮し、下金型95が湯口側エンドリング成形部96へ向かって移動される。この下金型95の移動とスロット部94の凝固進行との相乗作用により湯口側エンドリング成形部96が容積を減じて加圧されると同時に、鉄心92を浮動させている圧縮バネ88、89を収縮し、鉄心92が反湯口側エンドリング成形部97へ向かって移動され、反湯口側エンドリング成形部97も容積を減じ加圧されるというものである。
【0007】
しかしながら、上記のように鉄心および金型の一部を浮動させ、これらを凝縮進行に伴って移動させ成形される方法では、その移動量が溶湯の凝固に依存するばかりでなく、鉄心および金型を移動可能にする外周の隙間に溶湯が進入し易くその凝固により移動性を悪化することが避けられず、その対策も困難であって、両エンドリングの仕上り形状にバラツキが発生し易く、安定した製品を大量生産することに問題があると懸念される。また、前述の冷却フィンを有したエンドリングに起こり易い湯回り不良の問題に対処できるものではない。
【0008】
そこで、本発明の目的は、ダイカスト法による鋳造成形の利点を生かしつつ、上記の湯回り不良および引け巣の発生し易い問題を防止し、安定して品質を向上させ、生産性に優れたモータロータのダイカスト装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は、中型に装着される積層したコア用鉄心の外周部に形成されたスロット部と前記コア用鉄心に対して上型および下型に形成されたエンドリング成形部とからなり型締めされる金型キヤビテイに、給湯機構を接続した射出スリーブに挿通する射出プランジャにより前記下型に設けた湯口から下型の湯口側エンドリング成形部に連通する放射状の複数の湯道を介して溶湯を充填、加圧して鋳造成形されるモータロータのダイカスト装置において、前記上型に設けた反湯口側エンドリング成形部に連通する放射状の複数の湯道と、一端を前記湯道に連通し他端を前記上型外に開口する内孔を有し前記上型に嵌装するスリーブと、前記内孔に摺動自在に挿通され前記上型外部に設けたアクチュエータに連結する加圧ピストンと、前記内孔他端側の内周に設け外部へ開放される複数の溝と、前記上型外への開口部を密封するカバーと、該カバーに接続される真空装置と、から構成し、
溶湯の射出充填開始前に、前記加圧ピストンの先端を前記内孔他端の溝の位置まで後退させ、前記真空装置を作動して前記金型キヤビテイ内を減圧させた後、前記加圧ピストンの先端を前記溝の遮断位置まで前進させ、減圧を保持した状態で溶湯を射出充填し、ガス巻き込みおよび湯回り不良を防止するとともに、
溶湯の充填完了後、前記反湯口側エンドリング成形部の湯道から前記内孔まで到達した溶湯に対して前記加圧ピストンの先端を前進させて押し込み、反湯口側エンドリング成形部を加圧して引け巣の発生を防止することを特徴とするモータロータのダイカスト装置とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明に係るモータロータのダイカスト装置で、図3の従来装置の場合と同様に金型20を主とする要部のみを示し、通常のダイカスト装置に具備される型締、射出、給湯機構および製品搬出等の付属装置は図示を省略する。図1において、金型20は、不図示の移動ダイプレートに取着した移動金型である上型22と、この上型22が図示しない型締機構により型開閉する中型23および中型23を載置する下型24からなる固定金型とから構成される。中型23に多数のスロット部14を有するコア用鉄心12が装着されることにより、上型22および下型24のエンドリング成形部16、17とスロット部14を連通して金型キャビティ25が形成される。下型24は、固定ダイプレート26に取り付けたボルスタ27上に摺動可能に保持される。射出スリーブ28は,固定ダイプレート26およびボルスタ27を貫装しボルスタ27上面側の開口して設けられ、下型24に形成された湯口穴29に連結している。下型24の湯口穴29と金型キャビティ25とは湯道30により連通されている。射出スリーブ28は、アウタプランジャ31と同心に内挿したインナプランジャ32とからなるダブル式射出プランジャ33が挿通され、図示しない射出シリンダを含む射出機構が連結されている。さらに、射出スリーブ28下部に不図示の給湯管と給湯機構が連結されており、アルミニウムなどの溶湯が供給される。これらの基本的な構成の範囲は、前述の従来装置の該当部材と共通した周知の技術内容からなるものである。
【0011】
しかるに、本発明においては、反湯口側エンドリング成形部17におけるガス巻き込み巣、湯回り不良および引け巣の発生を防止するために次のような構成を付加させている。すなわち、スリーブ41が上型22にエンドリング成形部17と同心に嵌装され、その内孔42の一端を上型22上面に開口させ、他端をエンドリング成形部17と連通する放射状の湯道43に導通させる。内孔42には加圧ピストン44が先端を湯道43に向けて進退可能に挿通し、後端を上型22上部に設けたアクチュエータとする油圧シリンダ45のピストンロッド46に連結する。アクチュエータはサーボモータとボールネジで構成しても良い。ピストンロッド46の前進ストロークは、例えば、ストロークセンサ50を設けることにより少なくとも2段階にストローク位置制御される。また、上型22上面に開口した内孔42の一端側の内周に上型22上面に開放する複数の溝47を形成するとともに、ピストンロッド46をシールを介して貫通し上型22上面の開口部を囲む密封空間を形成するカバー48を上型22上面に取着する。カバー48には吸引口を設け、内部を減圧するための真空装置49を接続する。さらに、コア用鉄心12を挿通した軸11が、下型24側端部には下型24に穿設した穴に埋設した圧縮バネ51により保持され、上型22側端部にはゲートリング52が位置決めインローなどにより同心に載置される。このゲートリング52は、鉄心12に相対する側が平面で、上型22側はエンドリング成形部17と連通する放射状の湯道43の一側を形成する。なお、この放射状の湯道43はエンドリング成形部17に冷却フィン成形部18の有る際にはその位置に相対して設けると好適である。
【0012】
次ぎに、上記本発明の装置における鋳造成形する際の作用について説明する。先ず、段取りによって軸11に挿通されゲートリング52を載置したコア用鉄心12が中型23に装着され、型締機構により上型22を中型23および下型24に向けて前進させ金型20の型締めが行なわれる。このとき、ゲートリング52には上型22の型締力が放射状の湯道43と湯道43の間で直に押圧作用して、ゲートリング52が軸11を介して軸11端部の圧縮バネ51を押し鉄心12側の平面を鉄心12の積層面に押接させることにより鉄心12の適正なコア厚みとコア押圧を保持する。
【0013】
型締め後、金型キャビティ25内への溶湯の射出充填の開始前に、図2に示すように、上型22に設けたスリーブ41内のピストンロッド46の先端を溝47の位置まで後退させ、反湯口側エンドリング成形部17に連通する放射状の湯道(ランナー)43がスリーブ41の内孔42から溝47を介してカバー48内の空間に導通した状態とし、カバー48に接続した真空装置49を作動させることにより、反湯口側エンドリング成形部17から鉄心12のスロット部14および湯口側エンドリング成形部16に至る金型キャビティ25内が排気減圧され、次いで、この減圧状態を維持したままスリーブ41の内孔42とカバー48との連通を遮断するため、ピストンロッド46を、先端が図2で仮想線で示すように溝47を越える位置まで前進させることにより、金型キャビティ25内が減圧された状態に保たれる。
【0014】
この減圧された状態の金型キャビティ25内に対して、前述の従来装置の場合と同様に、射出スリーブ28上部に供給された溶湯を、射出機構を作動して射出プランジャ33のアウタプランジャ31を前進させ、湯口穴29および湯道30を経て金型キャビティ25内に溶湯が加圧充填されるので、湯口30から湯口側エンドリング成形部16および鉄心12のスロット部14を経て反湯口側エンドリング成形部17にまで到達させる溶湯の充填が金型キャビティ25内の減圧によって促進され、特に反湯口側エンドリング成形部17に起こり易いガス巻き込みおよび湯回り不良を防止することができる。なお、下型24中央部の湯口穴29から分流子により放射状の複数の湯道30を湯口側エンドリング成形部16の冷却フィンの箇所で連通するよう形成することによって溶湯の充填加圧が良好になる。また、射出スリーブ28内径を小さくすることが可能な場合には射出スリーブ28の断面積が小さくなるので射出圧力から得られる鋳造圧力を大きくすることができる。
【0015】
金型キャビティ25内へ溶湯の充填が完了すると、この完了状態を図示しない検知手段により検知した信号、例えば予め設定した時間を経過したタイマー信号によって金型キャビティ25内に充填された溶湯を加圧することが行なわれる。図1は、この加圧状態を示している。この場合に、湯口30側からは、前述の従来装置の場合と同様に、先きにアウタプランジャ81を前進して溶湯を充填し、充填完了の設定時間経過後のタイマー信号によりインナプランジャ82を前進させて加圧が行なわれる。さらに、本発明では、反湯口側エンドリング成形部17に対して、上型22に設けた湯道43およびスリーブ41の内孔42にまで充填された溶湯に向けてスリーブ41に嵌装した加圧ピストン44を前進させて加圧することにより、特に反湯口側エンドリング成形部17における引け巣の発生を防止できる。この場合、加圧する油圧シリンダ45内のピストン径を連結させた加圧ピストン44の径より大とするによって増圧が図られることは当然である。また、放射状の湯道43は、湯口側の場合と同様に、反湯口側エンドリング成形部17の冷却フィンの箇所で連通するよう形成すると好適である。
【0016】
加圧成形が完了した後、前述の従来装置と同様に、上型22を型開きし、中型23を載置した下型24を移動して湯道穴29の凝固部で切断し、鋳造成形されたモータロータを中型23から搬出する。なお、湯道30、43は搬出した後にエンドリングから切り離される。
【0017】
【発明の効果】
上記の本発明に係るモータロータのダイカスト装置によれば、従来周知のダイカスト鋳造成形の利点を生かしつつ、反湯口側から金型キャビティ内を減圧する機構および反湯口側に充填完了後の加圧機構を設けることによって、特に反湯口側エンドリング成形部に対するガス巻き込み、湯回り不良および引け巣の発生を防止することができるので、製品の品質が安定、かつ向上し、引け巣の無い製品によって回転バランス調整も最少となり安定した回転特性を有するモータロータが得られ、優れた生産性を発揮できるダイカスト装置と成る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータロータのダイカスト装置の実施例の要部を示す断面図。
【図2】図1の装置における射出充填開始前の状態に関して一部分を示す断面図。
【図3】一般的なモータロータの構造を示す斜視図。
【図4】従来のモータロータのダイカスト装置の要部を示す断面図。
【図5】他の従来例の場合のモータロータの金型装置で、(a)は溶湯充填前、(b)は凝固進行中の状態を示す断面図。
【符号の説明】
11,61 軸
12,62,92 コア用鉄心
14,64,94 スロット部
16,96 エンドリング成形部(湯口側)
17,97 エンドリング成形部(反湯口側)
18 冷却フィン成形部
20,70 金型
22,72 上型
23,73 中型
24,74,95 下型
25,75 金型キャビティ
26,76 固定ダイプレート
27,77 ボルスタ
28,78,98 射出スリーブ
29,79,99 湯口穴
30,80 湯道
31,81 アウタプランジャ
32,82 インナプランジャ
33,83,93 射出プランジャ
41 スリーブ
42 内孔
43 湯道(ランナー)
44 加圧ピストン
45 油圧シリンダ
46 ピストンロッド
47 溝
48 カバー
49 真空装置
50 ストロークセンサー
51 圧縮バネ
52 ゲートリング
60 モータロータ
65 導体
66、67 エンドリング
68 冷却フィン
71 移動ダイプレート
84 給湯管
87、88、89 圧縮バネ

Claims (3)

  1. 中型に装着される積層したコア用鉄心の外周部に形成されたスロット部と前記コア用鉄心に対して上型および下型に形成されたエンドリング成形部とを有し型締めされる金型キヤビテイに、給湯機構を接続した射出スリーブに挿通する射出プランジャにより前記下型に設けた湯口から下型の湯口側エンドリング成形部に連通する放射状の複数の第1の湯道を介して溶湯を充填、加圧して鋳造成形されるモータロータのダイカスト装置であって、
    前記上型に設けた反湯口側エンドリング成形部に連通する、前記反湯口側エンドリング成形部と同心となる中心点から放射状に延びる複数の第2の湯道と、
    一端を前記複数の第2の湯道の前記中心点に連通し他端を前記上型外に開口する内孔を有し前記上型に嵌装するスリーブと、
    前記内孔に摺動自在に挿通され前記上型外部に設けたアクチュエータに連結する加圧ピストンと、
    前記内孔他端側の内周に設け外部へ開放される複数の溝と、
    前記上型外への開口部を密封するカバーと、
    該カバーに接続される真空装置と、
    前記コア用鉄芯と前記上型との間に配置され、前記コア用鉄芯の前記上型側の部分に対して前記下型側へ当接可能であり、前記上型との間に前記複数の第2の湯道を形成するゲートリングと、
    を有し、
    溶湯の射出充填開始前に、前記加圧ピストンの先端を前記内孔他端の溝の位置まで後退させ、前記真空装置を作動して前記金型キヤビテイ内を減圧させた後、前記加圧ピストンの先端を前記溝の遮断位置まで前進させ、減圧を保持した状態で溶湯を射出充填するとともに、
    溶湯の充填完了後、前記反湯口側エンドリング成形部の湯道から前記内孔まで到達した溶湯に対して前記加圧ピストンの先端を前進させて押し込み、反湯口側エンドリング成形部を加圧する
    モータロータのダイカスト装置。
  2. 前記反湯口側エンドリング成形部は、当該反湯口側エンドリング成形部の円周方向に沿って均等に配置され、前記スロット部とは逆側に突出する複数の冷却フィン成形部を有し、
    前記複数の第2の湯道は、前記複数の冷却フィン成形部に相対して設けられている
    請求項1に記載のモータロータのダイカスト装置。
  3. 前記コア用鉄芯に挿通される軸と、
    前記軸と前記下型との間に配置され、前記軸を前記上型側へ付勢する圧縮バネと、
    を有し、
    前記ゲートリングは、前記軸の前記上型側端部に載置されている
    請求項1又は2に記載のモータロータのダイカスト装置。
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