JP4232684B2 - 表示装置およびプログラム - Google Patents

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Description

楽曲の演奏音の周波数成分毎の出力レベルを把握する技術に関する。
演奏会などでは、そのリハーサル時にピンクノイズなどを用いてその演奏会場の音響特性を計測し、各周波数成分の出力レベルを予め調整しておくことが一般的である。しかしながら、本番公演では多数の観客が客席に着席しているため、客席が空席であるリハーサル時とは吸音特性の変化や会場内の温度変化などにより音響特性が異なってしまう場合がある。このような状況下で楽曲の演奏を行っても、リハーサル時に調整した出力レベルが再現されることはない。このため、本番公演中に再度、出力レベルの調整を行いたいといったニーズがあり、このようなニーズに応えるための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平09−298433号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、どの周波数成分の出力レベルをどの程度調整するかについては、係る調整を行う音響技術者の聴感や経験に基づいて決定されるため、適切な再調整を迅速に行うことができず、適切な音響状態で公演が進められないことがあったり、また、音響技術者のスキルにより調整の程度がばらついてしまったりする、という問題がある。
本発明は、上記課題に鑑みて為されたものであり、予め定めた出力レベルとの差が顕著な周波数成分の出力レベルを短時間で定量的に補正することを可能にする技術を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、音響空間を伝播した楽曲の演奏音を表す音響信号が入力される入力手段と、前記楽曲の曲頭が指示された場合に、該曲頭から所定の時間が経過した時点の前記音響信号を解析し、その時点における前記演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す実演データを生成する生成手段と、基準データ生成モードであるときの音響空間の音響特性を基準とし、前記基準データ生成モードであるときに音響空間を伝播して前記入力手段に入力された音響信号が表す演奏音の、前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点の周波数成分毎の出力レベルを表すデータを基準データとして取得し、該基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとを周波数成分毎に対応付けて表示する表示手段とを有する表示装置を提供する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、コンピュータ装置を、音響空間を伝播した楽曲の演奏音を表す音響信号が入力される入力手段と、前記楽曲の曲頭が指示された場合に、該曲頭から所定の時間が経過した時点の前記音響信号を解析し、その時点における前記演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す実演データを生成する生成手段と、基準データ生成モードであるときの音響空間の音響特性を基準とし、前記基準データ生成モードであるときに音響空間を伝播して前記入力手段に入力された音響信号が表す演奏音の、前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点の周波数成分毎の出力レベルを表すデータを基準データとして取得し、該基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとを周波数成分毎に対応付けて表示する表示手段として機能させるプログラムを提供する。
このような表示装置およびプログラムによれば、演奏中の楽曲について、その曲頭から所定の時間が経過した時点における演奏音の出力レベルと、その時点に対応する上記基準データの表す出力レベルとが周波数成分毎に表示される。
また、上記課題を解決するために、本発明は、音響空間を伝播した楽曲の演奏音を表す音響信号が入力される入力手段と、前記楽曲の曲頭が指示された場合に、該曲頭から所定の時間が経過した時点の前記音響信号を解析し、その時点の前記演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す実演データを生成する生成手段と、基準データ生成モードであるときの音響空間の音響特性を基準とし、前記基準データ生成モードであるときに音響空間を伝播して前記入力手段に入力された音響信号が表す演奏音の、前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点の周波数成分毎の出力レベルを表すデータを基準データとして取得し、該基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとの差を周波数成分毎に表示する表示手段とを有する表示装置を提供する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、コンピュータ装置を、音響空間を伝播した楽曲の演奏音を表す音響信号が入力される入力手段と、前記楽曲の曲頭が指示された場合に、該曲頭から所定の時間が経過した時点の前記音響信号を解析し、その時点における前記演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す実演データを生成する生成手段と、基準データ生成モードであるときの音響空間の音響特性を基準とし、前記基準データ生成モードであるときに音響空間を伝播して前記入力手段に入力された音響信号が表す演奏音の、前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点の周波数成分毎の出力レベルを表すデータを基準データとして取得し、該基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとの差を周波数成分毎に表示する表示手段として機能させるプログラムを提供する。
このような表示装置およびプログラムによれば、演奏中の楽曲について、その曲頭から所定の時間が経過した時点の演奏音の出力レベルと、その時点に対応する上記基準データの表す出力レベルとの差が周波数成分毎に表示される。
本発明によれば、上記基準データの表す出力レベルとの差が顕著な周波数成分を本番公演中に短時間で定量的に把握することが可能になり、係る周波数成分をピンポイントで補正することが可能になる、といった効果を奏する。特に、本番公演で最初に演奏される楽曲について上記基準データをリハーサル時に作成しておけば、演奏会の開演直後に上記補正を行うことが可能になる、といった効果を奏する。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
[A.構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の構成例を示す図である。図1に示されているように、この表示装置は、入力部10と、記憶部20と、表示部30と、これら各構成要素が接続されたアナライザ部40とを有している。入力部10は、例えば入力端子であり、マイクロホン(図示省略)が接続されている。この入力部10には、上記マイクロホンによって集音された音に対応する音響信号が入力される。本番公演では、演奏者によって奏でられた楽曲の演奏音が図示せぬスピーカーから放音され、その演奏会場が形成する音響空間を伝播してきた後に上記マイクロホンによって集音され、その演奏音に対応する音響信号が上記入力部10へ入力される。
本実施形態では、上記マイクロホンは客席内に設けられた音響技術者用の作業卓(図示せず)近傍に設置されており、音響技術者は演奏音の周波数特性とリハーサル時の周波数特性との差異を聴感で確認するのみならず、両者の差異を定量的に目視確認しながら各種調整を行うことが可能になっている。なお、本実施形態では、上記マイクロホンが上記作業卓近傍に設置されている場合について説明するが、その他の場所に設置されていても勿論良い。例えば、演奏会場の2階席やサイドの席などいくつかの位置に設置し、その位置毎に特性を確認し、必要に応じて調整を行ってもよい。
また、本実施形態では、入力部10には、上記楽曲の演奏を開始してからの経過時刻を示す時刻データが入力される。このような時刻データの一例としては、上記楽曲の演奏を進行させる際に、各パートの演奏開始タイミングを示すタイムコードが挙げられる。以下、上記時刻データとしてタイムコードを用いる場合について説明するが、リズムマシンなどから出力されるクロック音のように所定の時間間隔で発生する音を上記時刻データとして用いても良いことは勿論である。また、後述するアナライザ部40で行う周波数特性データの生成を所定の時間間隔で行うようにすれば、楽曲の曲頭の指示だけを外部から与えればよい。要は、時刻データとしては、後述する基準データと演奏音の同期が取れるようなものであればよい。
記憶部20は、例えばハードディスクであり、上記楽曲の演奏音の周波数成分毎の出力レベルを調整する際に、その基準となるデータが格納されるものである。図2は、記憶部20の格納内容の一例を示す図であり、図2に示されているように、記憶部20には、上記時刻データに対応付けて、その時刻データの示す時点で出力されているべき演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す基準データが格納される。
アナライザ部40は、上記入力部10から入力された音響信号を高速フーリエ変換(Fast Fourier Transformation:以下、FFT)アルゴリズムにしたがって解析し、その周波数成分毎の出力レベルを表す周波数特性データを生成する機能を備えており、音響技術者の操作内容に応じて、以下に述べる2つのモードの何れかで作動するものである。第1に、入力部10に入力された音響信号を解析して生成した周波数特性データを基準データとしてその音響信号とともに入力された時刻データと対応付けて記憶部20へ書き込む基準データ生成モードである。第2に、時刻データとともに入力部10に入力された音響信号を解析して生成された周波数特性データの表す出力レベルと、その時刻データと同一の時刻データに対応付けて記憶部20に格納されている基準データの表す出力レベルとを周波数成分毎に対応付けて表示部30に表示させる比較表示モードである。以下では、比較表示モードで作動しているアナライザ部40が生成する周波数特性データを「実演データ」と称する。より詳細に説明すると、本実施形態では、比較表示モードで作動しているアナライザ部40は、上記実演データを生成するとともに、上記時刻データに対応する基準データを記憶部20から読み出し、後者の表す出力レベルを所定のレベル(本実施形態では、6db)だけ引き下げて前者の表す出力レベルの前に重ね合わせて表示部30に表示させる処理を行う。例えば、リハーサル時においては、アナライザ部40を基準データ生成モードで作動させることにより、そのリハーサル時に演奏されている楽曲について上記基準データを生成し記憶部20へ記憶させることができる。一方、本番公演時においては、アナライザ部40を比較表示モードで作動させることにより、本番公演中に演奏されている上記楽曲について、リハーサル時との周波数特性の相違を表示部30に表示させることができる。
そして、表示部30は、例えば液晶ディスプレイとその駆動回路であり、アナライザ部40から引渡されたデータに対応する画像を表示するものである。上述した音響技術者は、表示部30の表示内容に基づいて上記実演データの表す出力レベルと上記基準データの表す出力レベルとの差を周波数成分毎に定量的に把握することができる。
[B.動作]
次いで、図1に示す表示装置が行う動作のうち、その特徴を顕著に示している動作について図面を参照しつつ説明する。
(B−1:基準データ生成モードの動作)
まず、基準データ生成モードで作動している場合に上記表示装置が行う動作について図3を参照しつつ説明する。以下に説明する動作例では、本番公演時に1曲目で演奏される楽曲をリハーサルで演奏する際に、基準データ生成モードで作動することを指示する旨の操作が音響技術者により為された場合について説明する。このような状況下で、上記楽曲の演奏が開始されると、その楽曲に対応する音響信号が入力部10へ入力されるとともに、その演奏を開始してからの時間の経過を表す時間データが所定の時間間隔で入力部10へ入力される。以下、このような音響信号や時間データが入力された場合に、上記基準データ生成モードで作動しているアナライザ部40が行う動作について図3を参照しつつ説明する。
図3は、基準データ生成モードで作動しているアナライザ部40が行う動作の流れを示すフローチャートである。図3に示されているように、アナライザ部40は、入力部10を介して音響信号が入力(ステップSA1)されると、その音響信号をFFTアルゴリズムにしたがって解析し周波数特性データを生成し(ステップSA2)、その周波数特性データの表す各周波数成分毎の出力レベルを表示部30に表示させる(ステップSA3)。
次いで、アナライザ部40は、上記楽曲の演奏が開始されてから所定の時間が経過したか否かを判定する(ステップSA4)。本実施形態では、アナライザ部40は、上記音響信号とともに上述した時刻データが入力部10に入力された場合に、上記所定の時間が経過したと判定する。そして、アナライザ部40は、ステップSA4の判定結果が“Yes”である場合にのみ、ステップSA2にて生成した周波数特性データを基準データとし、この基準データと、ステップSA1にて入力された時刻データと、を対応付けて記憶部20へ書き込む(ステップSA5)。
以降、アナライザ部40は、本基準データ生成モードの動作を終了することを上記音響技術者に指示されたか否かを判定し(ステップSA6)、その判定結果が“Yes”になるまで、上述したステップSA1以降の処理を繰り返し実行する。その結果、記憶部20の格納内容は、図2に示すような状態になる。これにより、記憶部20には、本番公演時にその1曲目に演奏される楽曲について、その演奏が開始されてから所定の時間が経過する毎の基準データが格納されることになる。
(B−2:比較表示モードにおける動作)
次いで、上述した比較表示モードで作動している場合に上記表示装置が行う動作について図4を参照しつつ説明する。以下に説明する動作例では、上記基準データが記憶部20に格納されており、本番公演時にその1曲目の楽曲の演奏の際に、上述した比較表示モードで作動することを指示する旨の操作が音響技術者によって為された場合について説明する。
図4は、比較表示モードで作動している表示装置が行う動作の流れを示すフローチャートである。図4に示されているように、比較表示モードにおける動作が上記基準データ生成モードにおける動作と異なっている点は、ステップSA5の処理に代えて、ステップSB5およびSB6の処理を行う点である。以下、上述した基準データ生成モードにおける動作との相違点であるステップSB5およびSB6についてのみ説明する。
図4のステップSB5においては、アナライザ部40は、ステップSA1にて入力された時刻データと同一の時刻データに対応付けて記憶部20に格納されている基準データを読み出す。そして、図4のステップSB6においては、アナライザ部40は、上記基準データの表す周波数成分毎の出力レベルを所定量だけ引き下げた後に、ステップSA3にて表示部30に表示させた実演データの出力レベルと周波数成分毎に対応付けて表示部30に表示させる。
図5は、上記ステップSB6の処理によって表示部30に表示される画像の一例を示す図である。図5の表示例では、上記実演データが表す出力レベル(図5の白抜きの棒グラフ)と上記基準データが表す出力レベル(図5の黒く塗潰された棒グラフ)とが周波数成分毎に表示されている。なお、図5に示す表示例では、各周波数成分の出力レベルを表す棒グラフにその周波数成分の属する周波数帯域の中心周波数を表すデータを対応付けて表示する場合が例示されているが、各周波数成分を一意に特定することができるデータであれば、例えばその周波数成分が属する周波数帯域の上限および下限の周波数を表すデータを対応付けて表示するとしても勿論良い。前述したように、本実施形態では、上記基準データが表す出力レベルは、所定のレベル(例えば、6db)だけ引き下げられて表示されているので、図5に示すように各周波数成分について上記実演データが表す出力レベルと上記基準データが表す出力レベルとの差が上記所定のレベルであるならば、全ての周波数成分についてリハーサル時に調整された出力レベルが本番公演で再現されていることを示している。逆に、図6に示すように、上記実演データが表す出力レベルと上記基準データが表す出力レベルとの差が上記所定のレベルよりも大きい或いは小さい周波数成分がある場合には、その周波数成分の出力レベルを再調整する必要があることを示している。
例えば、図6に示す表示例では、演奏音の500〜600Hz帯の出力レベルが上記基準データの出力レベルに比較して高くなっている。このようなことを視認した音響技術者は、図示せぬパラメトリックイコライザなどの音響調整装置を用いて上記周波数成分の出力レベルを引き下げ、演奏中の楽曲の出力レベルがリハーサル時に調整した出力レベルと等しくなるようにすることができる。なお、本実施形態では、上記実演データおよび上記基準データが表す出力レベルを棒グラフで表示部30に表示させる場合について説明した。これは、上記楽曲の演奏が開始されてから時間が経過するにつれて、上記実演データが表す出力レベルと上記基準データが表す出力レベルとが変化するため、折れ線グラフなどの他の形態のグラフを用いる場合に比較して両者の差が見やすく表示されるためである。しかしながら、折れ線グラフなど他の形態のグラフを用いても良いことは言うまでもない。
以上に説明したように、本実施形態によれば、本番公演時に、その1曲目で演奏されている楽曲の演奏音の周波数成分毎の出力レベルとその楽曲についてリハーサル時に作成した基準データの表す出力レベルとの差が上記所定のレベルよりも小さい又は大きい周波数成分があるか否かを表示部30の表示内容から目視確認し、係る周波数成分がある場合には、その周波数成分の出力レベルをその差に応じて定量的に調整することが可能になり、本番公演の冒頭から上記調整を行うことが可能になるといった効果を奏する。なお、上述した実施形態では、本番公演時にその1曲目で演奏される楽曲について上記基準データを生成しておく場合について説明したが、上記基準データを生成しておく対象が上記1曲目の楽曲に限定されるものではないことは言うまでもない。
また、上述した実施形態では、上述した実演データの表す出力レベルと基準データの表す出力レベルとの差を音響技術者の目視で確認させ、両者の差が顕著な周波数成分の出力レベルを音響調整装置を用いて適宜調整する場合について説明したが、両者の差が所定の閾値を超えた場合に自動的に補正する補正部を設けても良いことは言うまでもない。
また、本発明に係る表示装置に特有な処理(具体的には、図3や図4に示すフローチャートにしたがった処理)をCPU(Central Processing Unit)などの制御部に実行させるソフトウェアを、係る制御部を有するコンピュータ装置にインストールし、上記表示装置と同一の機能を付与するとしてもよく、係るソフトウェアをネットワークで配信したり、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)などのコンピュータ装置読み取り可能な記録媒体に記録して配布するとしても勿論良い。
[C.変形]
以上、本発明の1実施形態について説明したが、係る実施形態を以下に述べるように変形しても良いことは勿論である。
(C−1:変形例1)
上述した実施形態では、本番公演でその1曲目に演奏される楽曲についての基準データをリハーサル時に作成し記憶部20に記憶させる場合について説明した。しかしながら、リハーサル時に出力レベルの調整を行いつつ演奏された上記楽曲の演奏音を表す音響信号をそのまま上記記憶部20に記憶させておき、本番公演時にその音響信号を随時読み出してFFTを施し上記基準データを生成させるとしても良いことは勿論である。ただし、上述した実施形態にて説明した如く、上記楽曲の演奏が開始されてからの経過時刻毎の周波数特性データを上記基準データとして記憶させておく態様によれば、上記音響信号をそのまま記憶させる態様に比較して必要となる記憶容量を削減することが可能になるといった効果を奏する。なお、上記基準データや上記音響信号を本発明に係る表示装置の外部から供給するような態様(例えば、CD−ROMなどの記録媒体に上記音響信号を記録させておき、係る記録媒体に記録されている音響信号を再生して上記表示装置に供給する態様)にあっては、上記記憶部20は必ずしも必須ではない。
(C−2:変形例2)
上述した実施形態では、楽曲の演奏が開始されてからの経過時刻毎に、その時点の周波数特性データである実演データが表す出力レベルと、その経過時刻に対応する基準データが表す出力レベルとを周波数成分毎に対応付け、後者を前者よりも所定のレベルだけ引き下げて前者の前に重ね合わせて表示することによって、前者と後者との差を定量的に把握させる場合ついて説明した。しかしながら。上記基準データの出力レベルを所定のレベルだけ引き上げて、上記実演データの表す出力レベルの後ろに重ね合わせて表示するとしても勿論良い。また、実演データの表す出力レベルを上記所定のレベル分だけ引き下げて上記基準データの表す出力レベルの前に重ねて表示させるとしても良く、また、実演データの表す出力レベルを所定のレベル分だけ引き上げて、上記基準データの表す出力レベルの後ろに重ね合わせて表示するとしても勿論良い。更に、上記実演データの表す出力レベルと上記基準データの表す出力レベルとを異なる色で表示部30に表示させるとしても良い。このようにすることによって、前者と後者との差が判り易く表示されるといった効果を奏する。また、上記基準データの表す出力レベルと上記実演データの表す出力レベルとを周波数成分毎に並べて表示部30に表示させるとしても良く、図7に示されるように、前者と後者との差(図7においては、ハッチングで示されている部分)を表示部30に表示させるとしても勿論良い。要は、リハーサル時に調整した各周波数成分毎の出力レベルと、本番公演時の演奏音の各周波数成分毎の出力レベルとの差が判り易く表示される態様であれば、何れの態様であっても良い。
本発明の1実施形態に係る表示装置の構成例を示すブロック図である。 同記憶部20の格納内容の一例を示す図である。 同表示装置の基準データ生成モードにおける動作の流れを示すフローチャートである。 同表示装置の比較表示モードにおける動作の流れを示すフローチャートである。 同表示部30に表示される画像の一例を示す図である。 同表示部30に表示される画像の一例を示す図である。 変形例2に係る表示装置の表示部に表示される画像の一例を示す図である。
符号の説明
10…入力部、20…記憶部、30…表示部、40…アナライザ部。

Claims (7)

  1. 音響空間を伝播した楽曲の演奏音を表す音響信号が入力される入力手段と、
    前記楽曲の曲頭が指示された場合に、該曲頭から所定の時間が経過した時点の前記音響信号を解析し、その時点における前記演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す実演データを生成する生成手段と、
    基準データ生成モードであるときの音響空間の音響特性を基準とし、前記基準データ生成モードであるときに音響空間を伝播して前記入力手段に入力された音響信号が表す演奏音の、前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点の周波数成分毎の出力レベルを表すデータを基準データとして取得し、該基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとを周波数成分毎に対応付けて表示する表示手段と
    を有する表示装置。
  2. 前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点における前記基準データが記憶されている記憶手段を備え、
    前記表示手段は、前記記憶手段から前記基準データを読み出して取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示手段は、前記基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとを異なる色で表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記表示手段は、前記基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとの何れか一方を所定のレベルだけ引き下げ、又は、引き上げて、
    前記基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルの何れか一方を前記所定のレベルだけ引き下げた場合には、引き下げた方を他方の前に重ねて表示し、逆に、何れか一方を前記所定のレベルだけ引き上げた場合には、引き上げた方を他方の後ろに重ねて表示する
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 音響空間を伝播した楽曲の演奏音を表す音響信号が入力される入力手段と、
    前記楽曲の曲頭が指示された場合に、該曲頭から所定の時間が経過した時点の前記音響信号を解析し、その時点の前記演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す実演データを生成する生成手段と、
    基準データ生成モードであるときの音響空間の音響特性を基準とし、前記基準データ生成モードであるときに音響空間を伝播して前記入力手段に入力された音響信号が表す演奏音の、前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点の周波数成分毎の出力レベルを表すデータを基準データとして取得し、該基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとの差を周波数成分毎に表示する表示手段と
    を有する表示装置。
  6. コンピュータ装置を、
    音響空間を伝播した楽曲の演奏音を表す音響信号が入力される入力手段と、
    前記楽曲の曲頭が指示された場合に、該曲頭から所定の時間が経過した時点の前記音響信号を解析し、その時点における前記演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す実演データを生成する生成手段と、
    基準データ生成モードであるときの音響空間の音響特性を基準とし、前記基準データ生成モードであるときに音響空間を伝播して前記入力手段に入力された音響信号が表す演奏音の、前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点の周波数成分毎の出力レベルを表すデータを基準データとして取得し、該基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとを周波数成分毎に対応付けて表示する表示手段と
    して機能させるプログラム。
  7. コンピュータ装置を、
    音響空間を伝播した楽曲の演奏音を表す音響信号が入力される入力手段と、
    前記楽曲の曲頭が指示された場合に、該曲頭から所定の時間が経過した時点の前記音響
    信号を解析し、その時点における前記演奏音の周波数成分毎の出力レベルを表す実演データを生成する生成手段と、
    基準データ生成モードであるときの音響空間の音響特性を基準とし、前記基準データ生成モードであるときに音響空間を伝播して前記入力手段に入力された音響信号が表す演奏音の、前記曲頭から前記所定の時間が経過した時点の周波数成分毎の出力レベルを表すデータを基準データとして取得し、該基準データが表す出力レベルと前記実演データが表す出力レベルとの差を周波数成分毎に表示する表示手段と
    して機能させるプログラム。
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