JP4231172B2 - 燃料蒸発器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、燃料電池システムにおける液体原燃料の燃料蒸発器に関し、さらに詳しくは、蒸発室内における蒸発性能を向上することができる配管構造を有する燃料蒸発器に関する。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池システムは、水素を燃料ガスとして燃料電池の水素極(陰極)に供給するとともに、酸素を含有する酸化ガスを燃料電池の酸素極(陽極)に供給して発電を行う燃料電池を中核とした発電システムである。この燃料電池システムは、化学エネルギーを直接電気エネルギーに変換するものであり、高い発電効率を有することや有害物質の排出量が極めて少ないこと等から最近注目されている。
【0003】
従来の燃料電池システムで使用される燃料蒸発器は、例えば特願平11―125366号に記載されている。この燃料蒸発器100は、図8に示すように、触媒燃焼器の中で、被燃焼体を触媒反応で燃焼させることにより発生させた高温熱媒体である燃焼ガスHGを、蒸発器本体110に導入するための入口部114と、前記燃焼ガスHGをU字形の熱媒チューブ112の入口112aから出口112bまでの内側に通流して、原燃料噴射装置140から前記熱媒チューブ112の外表面に噴射される液体原燃料FLを前記燃焼ガスHGから得られる熱により蒸発させる蒸発室111と、蒸発室111で前記液体原燃料FLの蒸発を行った後の燃焼ガスHGが通流する蒸発室111の下面110Aに設けられた燃焼ガス通路113と、前記蒸発室111で蒸発した原燃料ガスFGを、前記燃焼ガス通路113を経由した燃焼ガスHGにより過熱するための過熱室132と蒸気チューブ131とから形成される過熱部130とから主要部が構成される。
【0004】
以上から構成される従来の燃料蒸発器100の作用について述べる。
触媒燃焼器で被燃焼体を燃焼させて生成した高温熱媒体である燃焼ガスHGは、蒸発器本体110の入口部114に導入される。入口部114に導入された燃焼ガスHGは、蒸発室111内のU字形をした熱媒チューブ112内の入口112aから112bまでを上から下に通過し、蒸発室111内で前記熱媒チューブ112の外表面に原燃料噴射装置140により噴射される液体原燃料FLを蒸発させる。次に、液体原燃料FLを蒸発させた後の燃焼ガスHGは、燃焼ガス通路113を経由して過熱部130の過熱室132へと導かれ、前記蒸発室111内で蒸発した原燃料ガスFGをさらに過熱する。過熱された原燃料ガスFGは図示しない改質器へと導入され、原燃料ガスFGを過熱した燃焼ガスHGは排ガスとして系外に排出される。
【0005】
しかしながら、従来の燃料電池システムにおける燃料蒸発器100の蒸発室111内の配管構造は、図8に示すように、熱媒チューブ112がU字形をしており、曲管部R′を挟んで上下の配管が水平配管のため、蒸発室111内で原燃料噴射装置140により熱媒チューブ112の外表面に噴射された液体原燃料FLは、熱媒チューブ112上に液滴として滞留し、水平移動しながら大きな液滴として成長する。
その結果、液滴の容積当りの表面積(受熱面積)が小さくなるので、熱媒チューブ112からの伝熱が悪くなり、液滴の蒸発が悪くなる。従って、燃料蒸発器100に供給した液体原燃料FLの量から得られるはずの原燃料ガスFGの量が得られないという問題があった。
また、前記熱媒チューブ112内の燃焼ガスHGは、層流で流れるため、せっかく高温の燃焼ガスHGを発生しても、熱媒チューブ112の内壁側と中心部とで温度分布を生じてしまい、燃焼ガスHGの保有熱量が、原燃料噴射装置140により噴射される液体原燃料FLの蒸発に有効に利用されていないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであって、蒸発室内で液体原燃料を速やかに蒸発でき、かつ、高温熱媒体の保有熱を液体原燃料の蒸発に有効に利用できる配管構造を備えた燃料蒸発器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1に記載された発明の要旨とするところは、蒸発室内に設けた熱媒チューブと、前記蒸発室の上部に設けられて前記熱媒チューブの外周に液体原燃料を噴射する原燃料噴射装置とを備え、前記熱媒チューブに触媒燃焼器で燃焼した燃焼ガスを高温熱媒体として通流しながら前記熱媒チューブに液体原燃料を噴射し、該液体原燃料を前記蒸発室内で蒸発させる燃料蒸発器において、前記蒸発室は、前記触媒燃焼器と隣接して蒸発器本体内に配置されるとともに、前記熱媒チューブを保持し、前記触媒燃焼器からの熱を前記熱媒チューブに伝える受熱部を有するチューブ保持部が備えられ、前記熱媒チューブの少なくとも一部には、水平状態から前記チューブ保持部側に向かって下降する傾斜部が設けられたことを特徴とするものである。
【0008】
このように構成することにより、熱媒チューブの外表面に噴射された液体原燃料の液滴が傾斜部で一定方向に移動させられることにより、熱媒チューブの上で水平移動しながら大きく成長するのを防げる。それに加え、触媒燃焼器の触媒層出口の略真上に設けられ受熱部を備えたチューブ保持部が高温となっているので、チューブ保持部まで熱媒チューブの傾斜部を伝わってきた液滴は、高温のチューブ保持部で加熱されながら蒸発室底部に落下するため速やかに液滴を蒸発させることができる。
【0009】
前記課題を解決するために請求項2に記載された発明の要旨とするところは、前記熱媒チューブは、前記液体原燃料の通流方向を反転させるべくU字状に形成されるとともに、その両端の入口部と出口部が前記チューブ保持部によって保持され、前記傾斜部が出口部側のチューブ保持部に向かって降下するように形成されていることを特徴とするものである。
【0010】
前記課題を解決するために請求項3に記載された発明の要旨とするところは、前記熱媒チューブ内には前記燃焼ガスの流れを乱す乱流生成部が設けられたことを特徴とするものである。
このように、熱媒チューブ内に乱流生成部を設けることにより、高温熱媒体が熱媒チューブ内を通過する際に、流れが層流から乱流となってチューブ内の半径方向の温度分布が均一となる。その結果、流れが層流のときよりもチューブ外表面に充分な熱量を与えることができるので、高温熱媒体の保有熱量が液体原燃料の蒸発に有効に利用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明に係る燃料蒸発器の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る燃料電池システムの全体系統図、図2は、本発明に係る燃料蒸発器の平面部分断面図、図3は、図2のA−A′断面図、図4(a)〜(d)は、本発明に係る蒸発室の高さ方向に入れ子状に配列されるU字管の外形図、図5(a)は、本発明に係る熱媒チューブの第一実施形態を示す要部断面図、図5(b)は、本発明に係る熱媒チューブの第二実施形態を示す要部断面図、図6は、本発明に係る熱媒チューブの内側に乱流生成部を設けた他の実施形態である燃料蒸発器の正面断面図、図7(a)は、本発明に係る熱媒チューブ内に設けられる捻れフィンの第一実施形態を示す外形図、図7(b)は、本発明に係る熱媒チューブ内に設けられる捻れフィンの第二実施形態を示す外形図である。
【0012】
以下、本発明に係る燃料電池システム全体について図1を参照して説明する。車両に搭載される燃料電池システムFCSは、図1に示すように、液体原燃料FLを蒸発させるための燃料蒸発器1と、燃料蒸発器1で前記液体原燃料FLを蒸発させた原燃料ガスFGを固体触媒上で反応させて燃料ガスにする改質器2と、改質器2で生成される前記燃料ガス中の一酸化炭素を除去するCO除去器3と、前記CO除去器3から供給される燃料ガス中の水素と、酸化剤供給手段である空気圧縮機4により圧縮された空気中の酸素とを反応させて発電を行う燃料電池5と、燃料電池5の水素極のオフガスOGから水分を分離・除去する気液分離装置6と、気液分離装置6から供給されるオフガスOGや補助燃料を燃焼して起動時等で燃料蒸発器1の加熱源となる高温熱媒体である燃焼ガスHGを発生する補助燃料(例えばメタノール)の供給ラインを有する燃焼バーナ7とを含んで構成される。
【0013】
次に、前記のように構成される燃料電池システムFCSの作用について説明する。
液体原燃料FL(例えばメタノールと水の混合燃料)が、ポンプにより、貯蔵タンクTから燃料蒸発器1へ所定の量だけ供給される。前記燃料蒸発器1の蒸発器本体10に供給された液体原燃料FLは、原燃料噴射装置40により熱媒チューブ12(図2から図8参照)の外表面に噴射されて原燃料ガスFGとして蒸発される。蒸発器本体10の加熱源としては、運転時は、燃料電池5の水素極のオフガスOGを燃料蒸発器1の触媒燃焼器20で触媒燃焼することにより発生する高温熱媒体である燃焼ガスHGを使用するが、起動時等で加熱源がない場合は、燃焼バーナ7で補助燃料(例えばメタノール)を燃焼して必要熱量を確保できるようになっている。
【0014】
前記燃料蒸発器1を構成する蒸発室11で蒸発した原燃料ガスFGは、改質器2に導入され、固体触媒(例えばCu−Zn系の触媒)上で反応させられて水素リッチな燃料ガスを製造する。さらに、前記改質器2で生成された水素リッチな燃料ガスは、ガス中の一酸化炭素をCO除去器3で除去された後、前記CO除去器3から供給される燃料ガス中の水素と、酸化剤供給手段である空気圧縮機4により圧縮された空気中の酸素とを反応させて発電を行う燃料電池5に導入される。この燃料電池5で反応した後の水素極のオフガスOGは、気液分離装置6で水分を分離・除去された後、再び触媒燃焼器20で燃焼され蒸発室11の加熱源となる。
【0015】
次に、本発明に係る燃料蒸発器1の構成について図3を参照して説明する。
燃料蒸発器1は、以下に説明するように構成されている。
すなわち、蒸発室11の底部に隣接して設けられ、被燃焼体である燃料電池5の水素極のオフガスOGを導入する入口部21と、前記オフガスOGを燃焼反応により燃焼させる触媒層22と、オフガスOGを燃焼させることにより発生した高温熱媒体である燃焼ガスHGが流れ方向を180度変えられるようにした隔壁板24を有する出口部23とから触媒燃焼器20が構成されている。
前記触媒燃焼器20で発生した高温熱媒体である燃焼ガスHGをその内側に通流し、かつ、図4(a)に示すような上方の配管Aの少なくとも一部がチューブ保持部12cに向かって下降傾斜した傾斜部12dを有して形成されたU字形をした熱媒チューブ12と、前記熱媒チューブ12の両端部を保持し、触媒燃焼器20からの熱を熱伝導により伝えられる受熱部12cbを備えたチューブ保持部12cと、これらを囲んだ部屋である前記蒸発室11の上部に設けられ、蒸発室11内で前記熱媒チューブ12の外表面に液体原燃料FLを噴射する原燃料噴射装置40とから蒸発器本体10が構成されている。
前記蒸発室11から出た燃焼ガスHGを通流する前記蒸発室11の周囲に設けた燃焼ガス通路13と、前記蒸発室11で蒸発した原燃料ガスFGを前記燃焼ガス通路13を通ってきた燃焼ガスHGで過熱する図示しない過熱部30(図2参照)と、前記触媒燃焼器20と、前記蒸発器本体10とから燃料蒸発器1の主要部が構成される。
【0016】
前記触媒燃焼器20は、蒸発器本体10の蒸発室11の直下に隣接して設けられ、被燃焼体である燃料電池5の水素極のオフガスOG、すなわち、水素と酸素の混合ガスを触媒燃焼して高温熱媒体である燃焼ガスHGを発生させる燃焼器である。前記触媒層22の断面形状は矩形であり、その中にはハニカム形状の触媒が充填されている。触媒の材質としてはPt系の触媒が用いられる。担体としてはシリカ系やアルミナ系の担体が多く用いられている。
触媒層22の前後にはオフガスOGを触媒燃焼器20に導入するためのフランジを有する入口部21と、触媒層22で発生した高温の燃焼ガスHGが下流側に流れるときに、燃焼ガスHGの流れ方向を180度変えられるように燃焼ガス通路13内を区画した、半円状の隔壁板24からなる出口部23とを備えている。
【0017】
前記蒸発器本体10は、前記触媒燃焼器20で発生した高温の燃焼ガスHGをそのチューブ内に通流し、かつ、図4(a)に示す曲管部Rを挟んだ上下の配管A,Bのうち、上方の配管Aに少なくとも一部がチューブ保持部12cに向かって下降傾斜した傾斜部12dを有して形成されたU字形をした熱媒チューブ12と、前記熱媒チューブ12の両端部を保持するチューブ保持部12cと、これらを囲んだ部屋である蒸発室11の上部に設けられ、前記熱媒チューブ12の外表面に液体原燃料FLを熱媒チューブ12の入口部12a側の方向に噴射するようにした原燃料噴射装置40とから構成される。また、前記蒸発室11の周りには、蒸発室11の保温と加熱を兼ねて、蒸発室11から出た燃焼ガスHGを通流させる燃焼ガス通路13が設けられている。
【0018】
前記過熱部30は、図2に示すように、シェル&チューブ式の熱交換器であり、胴側に前記燃焼ガス通路13を通ってきた燃焼ガスHGを、蒸発室11で蒸発した原燃料ガスFGを管側に流して、原燃料ガスFGが凝縮しないように、原燃料ガスFGを飽和温度以上に過熱するためのものである。
【0019】
前記原燃料噴射装置40は、1流体ノズルの噴射装置であり、液体原燃料FLを噴射して液滴にするためのものである。前記原燃料噴射装置40は、蒸発室11の上部に取り付けられ、高温の燃焼ガスHGの保有熱量を有効に利用するため、液体原燃料FLの噴射方向は蒸発室11の入口側(熱媒チューブの入口12a側)に向いている。液体原燃料FLの噴射量は、ノズル背圧(噴射量は背圧の平方根に比例)で制御しても、噴射時間で制御してもよい。
【0020】
以上説明したように構成される燃料蒸発器1の作用について図2および図3を参照して説明する。
前記触媒燃焼器20の入口部21からオフガスOGを導入し、触媒層22でオフガスOGを燃焼させて生成した高温熱媒体である燃焼ガスHGは、触媒燃焼器20の出口部23で流れ方向を180度変えて蒸発室11内に設けられたU字形の熱媒チューブ12の入口部12aに導入される。燃焼ガスHGは、蒸発室11内に設けられたU字形をした熱媒チューブ12の入口部12aから出口部12bまでを下から上に通過するときに、蒸発室11内で原燃料噴射装置40により前記熱媒チューブ12の外表面へ噴射される液体原燃料FLを燃焼ガスHGの保有熱で蒸発させる。次に、液体原燃料FLを蒸発させた後の燃焼ガスHGは、図2に示すように、燃焼ガス通路13を経由して過熱部30の加熱室32へと導かれ、蒸気チューブ31内を通流する蒸発室11内で蒸発した原燃料ガスFGをさらに過熱する。(但し、蒸発させた原燃料ガスFGが充分に凝縮しない状態であれば、過熱部30を通さずに、直接改質器2に導入してもよい)。過熱された原燃料ガスFGは図示しない改質器2へと導入され、原燃料ガスFGを過熱した燃焼ガスHGは排ガスダクト33を通って排ガスとして系外に排出される。
【0021】
次に、本発明に係る燃料蒸発器1の蒸発室11内の配管構造について図4乃至図7を参照して説明する。
図4(a)〜(d)に示すように、熱媒チューブ12として使用されるU字管は、例えば、図4(a)の曲管部Rを挟んで上下に設けた配管A,Bのうちの上方の配管Aの少なくとも一部に、チューブ保持部12cの方向に水平方向よりも下降するように傾斜部12dを設けた配管としたことを特徴とするものである。すなわち、熱媒チューブ12の曲管部Rは180度を超えて曲げられ、その両端部はチューブ保持部12cである管板に固定されている構造をしている。
なお、熱媒チューブ12は、チューブ保持部12cに(d)〜(a)の順番に入れ子状に配列され固定される。
また、熱媒チューブ12は、ここではU字管により構成しているが、直管により構成して、その一部に傾斜部12dが設けられるようにしても良い。
【0022】
熱媒チューブをこのように形成することにより、熱媒チューブ12の外表面に噴射された液体原燃料FLの液滴が、水平管の上で水平移動しながら大きく成長するのを防げる。
また、触媒燃焼器20の触媒層22出口の略真上に設けられた受熱部12cbから触媒燃焼器20の熱を熱伝導により伝えられた前記チューブ保持部12cが高温となっている。従って、チューブ保持部12cまで熱媒チューブ12を伝わってきた液滴は、高温のチューブ保持部12cで加熱されながら蒸発室11の底部に落下するので速やかに液滴を蒸発させることができる。
【0023】
次に、請求項2に係る発明である蒸発室11内の熱媒チューブ12内に乱流生成部を設けた燃料蒸発器について図5乃至図7を参照して説明する。
【0024】
図5(a)は、本発明に係る蒸発室11内に設けられる熱媒チューブ12の乱流生成部の第一の実施の形態を示す要部外形図である。
前記乱流生成部は、熱媒チューブ12を適宜間隔でリング状または間欠リング状に絞り込んで配管の外周面から内周面側へ複数個のくびれ部WPを形成したものである。このようにくびれ部WPを形成することにより、熱媒チューブ121内の高温熱媒体である燃焼ガスHGが、熱媒チューブ121内を通過する際にくびれ部WPで流れを乱されて、流れが層流から乱流となる。その結果、熱媒チューブ121の内面側の境膜伝熱係数が大きくなり、かつ、熱媒チューブ121内の半径方向の温度分布が均一となるので、層流流れのときよりも熱媒チューブ121の外表面に充分な熱量を与えることができるので、燃焼ガスHGの保有熱量が液体原燃料FLの蒸発に有効に利用できる。
【0025】
また、図5(b)は、本発明に係る蒸発室11内に設けられる熱媒チューブ12の乱流生成部の第二の実施の形態を示す要部外形図である。
前記乱流生成部は、熱媒チューブ122を外側から挟むようにして配管を潰し、次に、前記潰した面から適宜離れた位置で、前記潰した面に対して90度の方向から、再度熱媒チューブ122を挟んで潰すという操作を繰り返すことにより外周面側から内周面側に複数個の窪みGPを形成したものである。
熱媒チューブ122内の高温熱媒体である燃焼ガスHGが、熱媒チューブ122内を通過する際に窪みGPで流れを乱されて、流れが層流から乱流となる。その結果、熱媒チューブ122の内面側の境膜伝熱係数が大きくなり、かつ、熱媒チューブ122内の半径方向の温度分布が均一となるので、層流流れのときよりも熱媒チューブ122の外表面に充分な熱量を与えることができるので、燃焼ガスHGの保有熱量が液体原燃料FLの蒸発に有効に利用できる。
【0026】
なお、図5(a)または図5(b)に示す熱媒チューブ121,122は、液体原燃料FLが噴射される直下に配置するのが好ましい。この場合、最も多くの液体原燃料FLが噴射される上部の熱媒チューブ12に至るまで高温の燃焼ガスHGが維持されて送りこまれ、熱媒チューブ12の外表面に充分な熱量を伝えることができるので、乱流生成部がない場合よりも瞬時に液体原燃料FLを蒸発できる。また、図5(a)または図5(b)に示す熱媒チューブ121,122は、熱媒チューブ12内の燃焼ガスHGの入口部12a側または熱媒チューブ12内の燃焼ガスHGの出口部12b側に設けても良い。
【0027】
次に、前記触媒燃焼器20で発生した高温熱媒体である燃焼ガスHGをチューブ内に通流し、かつ、曲管部Rを挟んだ上方のチューブA(図4の(a)参照)の少なくとも1部に、チューブ保持部12c側に向かって下降傾斜となるような傾斜部12dをその外側に形成したU字形をした熱媒チューブ12の内側に、図7に示すような捻れフィンSMを有する乱流生成部を配置した熱媒チューブ123を用いた他の実施形態である燃料蒸発器1′を図6に示す。
この燃料蒸発器1′は、後述する捻れフィンSM1,SM2を除いては図3と同じ構成なのでその説明は省略する。なお、図6には図3と同じ部材に付いては同じ符号で示してある。
【0028】
このように、熱媒チューブ123の内側に捻れフィンSM1,SM2を有する乱流生成部を配置することにより、熱媒チューブ123内の流れを乱流化することができる。その結果、前記乱流生成部を設けない場合と比較して、熱媒チューブ123の内面側の境膜伝熱係数がさらに大きくなり、かつ、熱媒チューブ123内の半径方向の温度分布がより均一となる。その結果、熱媒チューブ123の外表面に充分な熱量を与えることができるので、燃焼ガスHGの保有熱量が液体原燃料FLの蒸発にさらに有効に利用できる。
【0029】
以下、本発明に係る熱媒チューブ12内に設けられる乱流生成部で使用される捻れフィンの実施形態について図7を参照して説明する。
図7(a)は、本発明に係る熱媒チューブ123内に設けられる乱流生成用の捻れフィンの第一の実施の形態を示す外形図である。
捻れフィンSM1は、矩形の1枚の板材を360度右捻じり、または左捻じりとし、一定のピッチで適宜長さに波形に成形したものである。熱媒チューブ123内を層流で流れる高温熱媒体である燃焼ガスHGが、熱媒チューブ123に装填された捻れフィンSM1のところに流れてくると、捻れフィンSM1に衝突し、熱媒チューブ123の中心側の高温の燃焼ガスHGは前記捻れフィンSM1の面に沿って熱媒チューブ123の中心側から内面側に攪拌され、さらに、内面と衝突したガスは熱媒チューブ123の内面側から中心側に戻されて流れが乱れるように作用する。その結果、熱媒チューブ123の内面側の境膜伝熱係数が大きくなり、かつ、熱媒チューブ123内の半径方向の温度分布が均一となるので、層流流れのときよりも熱媒チューブ123の外表面に充分な熱量を与えることができるので、燃焼ガスHGの保有熱量が液体原燃料FLの蒸発に有効に利用できる。
【0030】
図7(b)は、本発明に係る熱媒チューブ12内に設けられる乱流生成用の捻れフィンの第二の実施の形態を示す外形図である。
捻れフィンSM2は、第一の実施の形態の捻れフィンSM1の正面からみた各面中心部に孔を開けたものである。このように孔を開けることにより、さらに、乱流化が促進され最適な乱流が得られる。また、捻れフィンSM2に孔を開けることにより、熱媒チューブ123内へ多量の燃焼ガスが通過する時に、捻れフィンSM2を装填した熱媒チューブ123が共振を起こさないようにすることができるので、騒音の少ない燃料蒸発器1を提供できる。
【0031】
なお、図7(a)または図7(b)に示す捻れフィンSM1,SM2は、液体原燃料FLが噴射される直下に配置するのが好ましい。この場合、最も多くの液体原燃料FLが噴射される上部の熱媒チューブ123に至るまで高温の燃焼ガスHGが維持されて送りこまれ、熱媒チューブ123の外表面に充分な熱量を伝えることができるので、捻れフィンSM1(またはSM2)がない場合よりも瞬時に液体原燃料FLを蒸発できる。また、図7(a)または図7(b)に示す捻れフィンSM1,SM2は、熱媒チューブ123の燃焼ガスHGの入口部12a側または熱媒チューブ123の燃焼ガスの出口部12b側に装填しても良い。
【0032】
さらに、図5(a)または図5(b)の形状をした熱媒チューブ121,122の配管中に図7(a)または図7(b)の捻れフィンSM1,SM2を装填すれば相乗効果によりさらに乱流化が促進でき、熱媒チューブ121,122の外表面に速やかに充分な熱量を与えることが可能である。
【0033】
なお、図示しないが、捻れフィンの第三の実施の形態として、矩形の板を180度右捻じりにしたエレメントと、180度左捻じりにしたエレメントとの端部を軸方向で90度に交差させるように連結した捻れフィンを用いれば、ガス流れがそれぞれのエレメントで反転するので、さらに乱流化を促進でき、熱媒チューブ12の外表面に速やかに充分な熱量を与えることが可能である。
【0034】
次に、捻れフィンSM1,SM2の熱媒チューブ12内の固定方法について説明する。
捻れフィンの熱媒チューブ123内における固定方法は、熱媒チューブ123内に捻れフィンSM1(または、SM2)を挿入後、熱媒チューブ123を外から一部潰して、潰した面を捻れフィンSM1(または、SM2)に当接して固定する方法と熱媒チューブ123内に捻れフィンSM1(または、SM2)を挿入後、点付け溶接して固定する方法とがある。
【0035】
以上説明した構成と作用により、蒸発室11で好適に蒸発された液体原燃料FLは、原燃料ガスFGとなり改質器2へと導入される。一方、液体原燃料FLを蒸発させた燃焼ガスHGは、蒸発室11の周囲に設けた燃焼ガス通路13を経由して、前記蒸発室11で蒸発した原燃料ガスFGを過熱するために過熱部30へと導入される。
【0036】
以上説明したように、触媒燃焼器20で発生した高温熱媒体である燃焼ガスHGをその内側に通流し、かつ、曲管部Rを挟んだ上方のチューブA(図4の(a)参照)の少なくとも1部に、チューブ保持部12c側に向かって下降傾斜となるような傾斜部12dをその外側に形成したU字形をした熱媒チューブ12を蒸発室11内に設けることにより、蒸発室11内で噴射された液体原燃料FLを速やかに蒸発でき、かつ、高温熱媒体である燃焼ガスHGの保有熱量を液体原燃料FLの蒸発に有効に利用できる蒸発室11内の配管構造を備えた燃料蒸発器1を提供できる。
【0037】
また、熱媒チューブ12の外側または内側のいずれか一方、または両側に乱流生成部を設けることにより、蒸発室11内で噴射された液体原燃料FLを速やかに蒸発でき、かつ高温熱媒体である燃焼ガスHGの保有熱量を液体原燃料FLの蒸発に有効に利用できる蒸発室11内の配管構造を備えた燃料蒸発器1を提供できる。
【0038】
【発明の効果】
以上の構成と作用から明らかなように、本発明によれば、
(1)熱媒チューブの少なくとも一部に、チューブ保持部に向かって下降傾斜となるように傾斜部を設けることにより、熱媒チューブの外表面に噴射された液体原燃料の液滴が、水平管の上で水平移動しながら大きく成長するのを防げるだけでなく、触媒燃焼器の触媒層出口の略真上に設けられ受熱する前記チューブ保持部が高温となっているので、チューブ保持部まで熱媒チューブの傾斜部を伝わって集まってきた液滴は、高温のチューブ保持部で加熱されながら蒸発室底部に落下し、速やかに蒸発させることができる。
(2)熱媒チューブ内に乱流生成部を設けることにより、熱媒チューブ内の高温熱媒体が熱媒チューブ内を通過する際に、層流が乱流となってチューブ内の半径方向の温度分布が均一となる。その結果、層流流れのときよりもチューブ外表面に充分な熱量を与えることができるので、高温熱媒体の全体保有熱量が液体原燃料の蒸発に有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池システムの全体系統図である。
【図2】本発明に係る燃料蒸発器の平面部分断面図である。
【図3】図2のA−A′断面図である。
【図4】本発明に係る蒸発室の高さ方向に入れ子状に配列されるU字管の外形図である。
【図5】(a)本発明に係る熱媒チューブの乱流生成部の第一実施形態を示す要部断面図である。
(b)本発明に係る熱媒チューブの乱流生成部の第二実施形態を示す要部断面図である。
【図6】本発明に係る熱媒チューブの内側に乱流生成部を設けた他の実施形態である燃料蒸発器の正面断面図である。
【図7】(a)本発明に係る熱媒チューブ内に設けられる捻れフィンの第一実施形態を示す外形図である。
(b)は、本発明に係る熱媒チューブ内に設けられる捻れフィンの第二実施形態を示す外形図である。
【図8】従来の蒸発器の正面断面図である。
【符号の説明】
1,1′ 燃料蒸発器
10 蒸発器本体
11 蒸発室
12 熱媒チューブ
121,122,123 熱媒チューブ
12a 入口部
12b 出口部
12c チューブ保持部
12cb 受熱部
12d 傾斜部
13 燃焼ガス通路
20 触媒燃焼器
30 過熱部
40 原燃料噴射装置
R 曲管部
A,B 配管
HG 燃焼ガス(高温熱媒体)
WP くびれ部
GP 窪み
SM1,SM2 捻れフィン
Claims (3)
- 蒸発室内に設けた熱媒チューブと、前記蒸発室の上部に設けられて前記熱媒チューブの外周に液体原燃料を噴射する原燃料噴射装置とを備え、前記熱媒チューブに触媒燃焼器で燃焼した燃焼ガスを高温熱媒体として通流しながら前記熱媒チューブに液体原燃料を噴射し、該液体原燃料を前記蒸発室内で蒸発させる燃料蒸発器において、
前記蒸発室は、前記触媒燃焼器と隣接して蒸発器本体内に配置されるとともに、前記熱媒チューブを保持し、前記触媒燃焼器からの熱を前記熱媒チューブに伝える受熱部を有するチューブ保持部が備えられ、
前記熱媒チューブの少なくとも一部には、水平状態から前記チューブ保持部側に向かって下降する傾斜部が設けられたことを特徴とする燃料蒸発器。 - 前記熱媒チューブは、前記液体原燃料の通流方向を反転させるべくU字状に形成されるとともに、その両端の入口部と出口部が前記チューブ保持部によって保持され、前記傾斜部が出口部側のチューブ保持部に向かって降下するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料蒸発器。
- 前記熱媒チューブ内には前記燃焼ガスの流れを乱す乱流生成部が設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料蒸発器。
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