JP4230093B2 - 防水シールドコネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、防水シール部品を装着する溝部が形成された防水シール部品の取付構造に関し、特にピン型端子等の内部導体を金属製筐体でシールドすると共に、Oリングによって防水シールを行う防水シールドコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より防水シールドコネクタとして、図3に示すものが知られている。同図(a)は防水シールドコネクタの固定状態の側面図、同図(b)は同じく断面図である。この防水シールドコネクタ40は、同軸配置されたピン型の端子41、筒状の絶縁体42、筒状の金属製筐体43及びこの金属筐体の一方の端部外周に装着されたOリング44とを備えて構成されている。金属製筐体43は、その中央よりやや基端側に固定用のフランジ43aを有すると共に、このフランジ43aの一方の面から延びて端子41の先端側を覆うシールドのための内筒43bと、この内筒43bの外周側に同軸配置された、他のコネクタとの結合のための外筒43cと、フランジ43aの他方の面から延びてOリング44を介して接地された金属支持部50の孔51に圧入される挿入筒43dとを、例えばアルミダイカスト及び金属加工により一体形成したものである。また、金属製筐体43と端子41との間に介挿された絶縁体42は、インサートモールド等の方法により形成されている。このように構成された防水シールドコネクタ40を、接地された金属支持部50の孔51に圧入し、固定用ボルト60でフランジ43aを金属支持部50に固定することで、接地と固定とがなされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の防水シールドコネクタでは、図4にも詳細を示すように、挿入筒43dの外周にOリング44を装着するための溝部43eを形成する必要がある。防水シール性を確保するためには、この溝部43eにアルミダイカスト成形の際の合わせ面等があってはならないため、溝部43eは、ダイカスト成形された金属製筐体43に後加工により形成されることになる。このため、製造コストがアップするという問題がある。
【0004】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、機械加工を不要とすることができ、これにより製造コストを削減することができる防水シールドコネクタを提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る防水シールドコネクタは、同軸配置された中心導体、筒状の絶縁体及び筒状の金属製筐体からなり、一方の端部の外周に周方向に延びる溝部が形成され、この溝部にOリングが装着され、接地された金属支持部に形成された孔に、前記一方の端部がOリングを介して圧入されると共に、前記一方の端部が圧入された状態で前記金属支持部に固定される固定部を前記金属製筐体の外周部に一体で設けた防水シールドコネクタにおいて、前記筒状の絶縁体は、前記防水シールドコネクタが圧入される側の端部に前記金属支持部の孔と同様の径の大径部が形成され、前記筒状の金属製筐体は、前記絶縁体の大径部を除く他の部分と前記中心導体を覆うアルミダイカスト成形品であり、前記Oリングが装着される溝部は、一方の側壁が前記絶縁体の大径部、他方の側壁が前記金属製筐体の端部となるように、前記絶縁体と前記金属製筐体とを組み合わせて形成されたものであることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、Oリングが装着される溝部が、一方の側壁が絶縁体、他方の側壁が金属製筐体となるように絶縁体と金属製筐体とを組み合わせて形成されたものであるので、金属製筐体部分に凹部が存在しなくなり、これにより溝形成のための機械加工が不要になる。ここで絶縁体は、例えば樹脂のインサートモールド成形品である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づき、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施例に係る防水シールドコネクタを示す図で、同図(a)は防水シールドコネクタの固定状態の側面図、同図(b)は同じく断面図である。
この実施例に係る防水シールドコネクタ10は、同軸配置されたピン型の端子11、筒状の絶縁体12、筒状の金属製筐体13及びコネクタ10の一方の端部外周に装着されたOリング14とを備えて構成されている。金属製筐体13は、その中央よりやや基端側に固定用のフランジ13aを有すると共に、このフランジ13aの一方の面から延びて端子11の先端側を覆うシールドのための内筒13bと、この内筒13bの外周側に同軸配置された、他のコネクタとの結合のための外筒13cと、フランジ13aの他方の面から延びる挿入筒13dとを、例えばアルミダイカストにより一体形成したものである。また、金属製筐体13と端子11との間に介挿された絶縁体12は、先端側が金属製筐体13の内筒13bの内周面に沿って筒状に延び、インサートモールド等の方法により形成されている。このように構成された防水シールドコネクタ10を、接地された金属支持部20の孔21に圧入し、固定用ボルト30でフランジ13aを金属支持部20に固定することで、接地と固定とがなされる。
【0010】
この実施例では、金属支持部20に挿入される部分の基端側に絶縁体12の基端側が位置し、先端側に金属製筐体13が位置している。そして図2にも詳細を示すように、Oリング14が装着される溝部13eはその一方の側壁が絶縁体12、他方の側壁と底面とが金属製筐体13となるように、これら絶縁体12及び金属製筐体13を組み合わせて形成されたものである。従って、この防水シールドコネクタ10によれば、金属製筐体13は、アルミダイカスト工程だけで形成することができ、従来のような溝形成のための機械加工を必要としない。このため、製造コストを削減することができる。
【0011】
なお、上記実施例では、防水シールドコネクタに本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、弾性シール部品を取り付ける取付部構造一般に適用可能である。また、上述したOリングの断面は円形に限定されるものではなく、四角でも良いことは言うまでもない。
【0012】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、防水シール部品が装着される溝部の一方の側壁が第1の成形品、他方の側壁が第2の成形品となるように第1及び第2の成形品を組み合わせて形成されたものであるので、いずれの成形品にも凹部を形成する必要が無くなり、溝形成のための機械加工が不要になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る防水シールドコネクタの側面図及び断面図である。
【図2】 同コネクタのOリング装着部を拡大して示す断面図である。
【図3】 従来の防水シールドコネクタの側面図及び断面図である。
【図4】 同コネクタのOリング装着部を拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
10,40…防水シールドコネクタ、11,41…端子、12,42…絶縁体、13,43…金属製筐体、14,44…Oリング、20,50…金属支持部、30,60…固定用ボルト。
Claims (2)
- 同軸配置された中心導体、筒状の絶縁体及び筒状の金属製筐体からなり、一方の端部の外周に周方向に延びる溝部が形成され、この溝部にOリングが装着され、接地された金属支持部に形成された孔に、前記一方の端部がOリングを介して圧入されると共に、前記一方の端部が圧入された状態で前記金属支持部に固定される固定部を前記金属製筐体の外周部に一体で設けた防水シールドコネクタにおいて、
前記筒状の絶縁体は、前記防水シールドコネクタが圧入される側の端部に前記金属支持部の孔と同様の径の大径部が形成され、
前記筒状の金属製筐体は、前記絶縁体の大径部を除く他の部分と前記中心導体を覆うアルミダイカスト成形品であり、
前記Oリングが装着される溝部は、一方の側壁が前記絶縁体の大径部、他方の側壁が前記金属製筐体の端部となるように、前記絶縁体と前記金属製筐体とを組み合わせて形成されたものである
ことを特徴とする防水シールドコネクタ。 - 前記絶縁体は、樹脂のインサートモールド成形品であることを特徴とする請求項1記載の防水シールドコネクタ。
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