JP4229835B2 - 改良伸張式靴及び靴構造体 - Google Patents

Description

本発明は縦方向に長さが調節可能な伸張式靴に関する。

日常的に使用できる伸張式靴の提供が望まれている。米国特許３３８９４８１には内靴底と分割外靴底との間に２枚プレート構造体が提供され、オーバーラップする前方部と後方部とを有した靴が開示されている。一方のプレートは板バネ突出部を有し、他方のプレートは２つのスリットを有してその板バネ突出部を受領する。それぞれのスリットは靴サイズに対応する。靴サイズを調整するため、踵を通過して分割靴底に延び入るネジが抜き取られる。靴は引っ張って分離され、板バネ突出部が次のスリットと係合するまで分割靴底は引き離される。このように靴サイズは１サイズ分だけ引き伸ばされるが、その引き延ばしサイズは調節できない。靴は左右合わせて２つの蛇腹皮部３４を含んでおり、靴を前後方向に伸張させる。

ＷＯ０１/３３９８６は伸張式靴を解説する。この伸張式靴は、それぞれがフレキシブルな伸張部材に取り付けられた前方構造体及び後方構造体を有した外形体を含んでいる。調節式内側構造体はその外形体内に提供され、調節機構を含んでおり、外形体からアクセス可能であって、ロック状態から内側構造体と外形体が調節できる状態にまで押し付け可能である。内側構造体は靴に提供された観察窓から確認できる。

ＷＯ０１/３３９８６は優れた形態の伸張式靴を開示するが、人間工学、ねじり剛性、取り扱い性並びに製造容易性の改善のためにいくつかの改良点が発見された。

本発明の１特徴によれば、伸張式靴は前方外側構造体と後方外側構造体とを含んで提供される。伸張部材が前方構造体及び後方構造体に取り付けられて靴外形体を提供する。伸張部材は外形体の側部の少なくとも一部を延び、外形体の底部を横断する。調節式内側構造体は外形体内に提供され、第１プレート構造体と第２プレート構造体を相互にオーバーラップするように有している。内側構造体は第２プレート構造体に対して第１プレート構造体のポジションを調節する調節機構を有しており、内側構造体の寸法を調節することで靴の寸法を調節する。

本発明の別特徴によれば、調節機構は第１プレート構造体あるいは第２プレート構造体を係合保持する形態で提供されたロック機構と、ロック機構を第１プレート構造体または第２プレート構造体側に押し付けて係合させる押圧機構とを含んでおり、靴の外形体の外側で手前側部分を有し、靴の横断方向に可動で、ロック機構と横断方向で整合する圧力部材とを含んでいる。

本発明の別特徴によれば、第１プレート構造体または第２プレート構造体は靴の横断方向に延びる歯形部を含んでおり、ロック機構は横断方向に延びる歯形部を含んでおり、圧力部材は少なくとも２つの径を有したロッド部を含んでいる。ロック機構はロッド部と整合するスリットを含んでおり、スリットの断面はそれら径の小さい方よりも大きいが、大きい方よりも小さい。圧力部材が移動すると、ロッド部は径の大きい方でロック機構と接触して移動させる。

本発明の別特徴によれば、第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方は調節機構を含んだ上向凹部を含んでいる。凹部の開口部は両プレート構造体がオーバーラップするとき他方のプレート構造体でカバーされる。

本発明の別特徴によれば、第１プレート構造体または第２プレート構造体は少なくとも１本の縦溝を有し、他方は縦溝と整合するレールを含んでいる。レールは第１プレート構造体と第２プレート構造体がオーバーラップする際に溝内に配置される。

本発明の別特徴によれば、第１プレート構造体と第２プレート構造体の少なくとも一方は格子状支持構造を含んでいる。

本発明の別特徴によれば、第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方は切込部を含んでおり、他方はその切込部と縦方向で整合し、切込部側に延びる突出部を含んでいる。第１プレート構造体と第２プレート構造体が相対的に移動すると突出部は切込部と接触する。

本発明の特定実施例はＷＯ０１/３３９８６で開示された靴デザインの人間工学、ねじれ剛性、取り扱い性及び構造に対する改良を提供する。その内容及び米国特許願０９/４３８９３５の内容を本文に採用する。

図１と図２は本発明の特定実施例による２形態の靴デザインを図示する。図１の靴１０は前方外側構造体１３を構成する前方外側靴底１２及び前方上方部１８と、後方外側構造体１７を構成する後方外側靴底１６及び後方上方部２０とを含んでいる。前方外側構造体１３は蛇腹部１４の片側縁部１５Ｂに取り付けられる。後方外側構造体１７は別側縁部１５Ａに取り付けられる。それぞれ従来技術で接合可能であり、例えば、上方部１８、２０への縫合及び外側靴底１２、１６に沿った接着が可能である。前方外側構造体１３、後方外側構造体１７及び蛇腹部１４の組み合わせで外形体２１が形成される。

別例の靴２０は図２で図示されている。靴１０との相違は靴２０の蛇腹部２２が靴周囲の一部に提供されていることであり、靴１０の蛇腹部１４は靴周囲全体に提供されていることである。

米国特許願０９/４３８９３５のものと同様に、調節式内側靴底構造体は外形体２１内に提供される。外部からアクセスできる調節機構はキャップ２４で調節され、内側靴底構造体を調節可能な状態にする。調節機構が自然状態（すなわち、横方向に押圧されていない状態）ではロック状態であり、靴調節部は固定状態に保たれる。

図３は例示的な靴１０の縦断面図である。調節式内側構造体３０は外形体２１内に配置されており、相対的に移動してオーバーラップするように形状化された２体の構造体３１、３２で形成されている。オーバーラップし、係合する内側構造体３０は望む足サポートを提供するように比較的に剛性であるプレート構造体を提供する。この実施例では、後方構造体３１は靴１０の踵部内に部分的に位置し、調節機構４１を含む。調節機構は靴サイズを調節するものである。靴は２体で成る内側プレート体３３、３４を含んでいる。この２プレート体は通常の布プレート等の材料で提供され、外形体に縫合等で接合される。プレート体の上には通常材料であるフォーム材等で製造された内側靴底３６、３７が敷かれ、互いにオーバーラップするように形状化されており、靴サイズの調節時にスライド移動される。

図４Ａは後方外側構造体１７に対する内側構造体３０の分解図である。内側構造体３０はオーバーラップし、スライドして係合するように提供された前方構造体３１と後方構造体３２を含む。前方構造体は下向凹部４０を含んでおり、その凹部内に調節機構４１が設置される。プレート４６は凹部４０上で前方構造体３１に搭載され、凹部内に調節機構を収納させ、靴製造時に接着剤等から調節機構を保護する。プレート４６の底部表面上で、靴サイズ表示または調節表示はプリント、ラベル等で提供する。内側構造体３０の踵部分は踵支持部４７内に提供されている。拡大窓４９を有したプレート４８は突起部材等で後方構造体３２に固定され、拡大窓４９をプレート４６の底部表面の表示と整合させる。キャップ２４はピン４５の手前側にフィットし、構造体全体は後方外側構造体１７内及び外形体２１の他の部材とフィットする。

図４Ｂは内側構造体３０の別実施例による分解図である。この実施例では前方構造体３１は上向凹部（図示せず）を有しており、その内部に調節機構が設置される。凹部の底部表面は前方構造体３１（プレート４６ではない）内に一体化され、調節機構は凹部の開口部上に位置する後方構造体３２で覆われる。前実施例のプレート４６同様に前方構造体の底部表面は靴サイズ表示または調節マークを含んでいる。後方構造体３２の底部表面３４は切り取り部（図示せず）を有しており、そこを通して表示が観察される。特に拡大窓４９'は切り取り部と整合状態で後方構造体３２の底部表面３４に取り付けられており、表示を観察させる。このデザインの幅広い利用性を説明するため、この図は外側靴底１７''を有した中靴底１７'と共に使用される内側構造体を示す。

図３、図４Ａ、図６及び図７に関して、調節機構４１はロック状態に提供されている。そこで歯形状部材４２は前方構造体と一体化または前方構造体に取り付けられた歯形状部６２と係合する。ロック状態は前方構造体３１と後方構造体３２が相対的に縦方向に移動することを妨害する。調節機構４１のピン４５を充分に横断方向で移動させることで歯形状部材４２は歯形状部６２から離れる。その結果、前方構造体３１は後方構造体と相対的に縦方向で移動する。縦移動は縦スリット３５で拘束される。スリット３５の一方は図３で図示されている。前方構造体３１と後方構造体３２が相対的に移動すると、異なる表示が拡大窓４９、４９'と整合する。

どちらの実施例においても調節機構４１は歯形状部材４２、押圧バネ４３、支持ガイド４４及び圧力ピン４５を含んでいる。歯形状部材４２の歯は歯形状部材４２の歯に面した凹部４０の壁に固定された歯形状部６２（図６と図７）と係合するように形状化されている。図６は支持ガイド４４と歯形状部材４２を歯形状部と係合させるバネ４３を示す。この“ロック”状態は前方構造体が後方構造体３２に対して縦方向に移動することを防止する。

ピン４５は相対的に大きな直径の第１部分４５Ａと相対的に小さな直径の第２部分４５Ｂを有している。ピン４５は後方構造体３２の開口部３３、縦スリット３５（図３）、調節機構４１を通過して開口部３３に対応する反対側の別の開口部にフィットするサイズである。特に、相対的に大きな径の部分４５Ａは開口部３３を通過してフィットするが、歯形状部材４２の中央開口部４２Ａを通過するには大き過ぎる。しかし、相対的に小さな径の部分４５Ｂは充分に小さく、部材４２の中央開口部４２Ａとサポート４４の開口部４４Ａを通過する。サポート４４は円形突出部４４Ｃを含む。これは開口部４４Ａを提供し、開口部３３に対応する反対側の開口部にフィットする。よって、ピン４５が開口部３３を通過するように押されると、大きな径の部分４５Ａは歯形状部材４２と接触するが通過はしない。ピン４５の継続的な押圧によって歯形状部材４２を横断方向に移動させ、バネ４３をサポート４４に押し付ける。サポート４４の円形凹部４４Ｂは歯形状部材４２の歯を図７で示すように前方構造体３１の歯形状部から引き離す。この“調節”状態は前方構造体３１を後方構造体３２に対して縦方向に移動させ、歯同士を引き離させる。歯数と歯間スペースは調節具合を提供する。例えば歯数と歯間スペースはサイズ１３から１の範囲に対応し、１３、１３.５、１の半サイズ増分を提供する。

図６はキャップ７５を明確に図示する。キャップは筒状部７７を有しており、開口部分７６にフィットし、開口部７８にピン４５の先方部を受領させる。キャップはさらに調節機構を収容し、調節機構を製造時や使用時の接着剤等から保護する。

調節機構は図４Ａの実施例で図示されている。調節機構の操作と使用部材は図４Ｂの実施例の場合も同じである。図４Ｂの実施例は調節機構（ピン４５以外）が、前方構造体が後方構造体とアレンジされる前に前方構造体３１の凹部内に提供されるようにしており、改良された収納と接着剤からの保護等の利点を提供する。

図５Ａから５ＣにかけてはＷＯ０１/３３９８６で開示された前方構造体と後方構造体の改良を示している。後方構造体３２はスリット５１と５２を有しており、前方構造体３１の翼部５３と５４を受領し、前方構造体をオーバラップ状態で後方構造体３２内にスライドさせる。完全に接触状態となると前方構造体３１の湾曲部分５５と５６は後方構造体３２の湾曲壁５７と５８に接触する。ＷＯ０１/３３９８６のものとは異なり後方構造体３２は後方構造体３２の主表面から延び出る２本のレール５９と６０を含み、前方構造体はそれらレールを受領する２本のスリット６１と６２を含む。レールは突出しているため、前方構造体と後方構造体の横断方向のスライドを抑止し、プレート３０のねじり剛性を高める。

前方構造体３１の上面は歯状部６３と、対応係合する歯形状突起６４を含んでおり、ユーザが靴サイズを調節する際にユーザに対して人間工学的フィットを提供する。歯状部６３は後方構造体３２の下側の突起６４と縦方向に整合する。それらは望む靴サイズ調節に対応するように移動整合される。突起６４は歯状部６３の歯と接触し、突起６４が歯形状部材４２の歯と整合しないときに構造体３１、３２を押したり引っ張るユーザに対して抵抗感覚を提供する。突起と歯形状部材４２が整合すると、突起は歯状部６３の凹部に納まり、ユーザに抵抗感覚を与えることなく靴サイズの調節ができるという感触を与える。

図５Ｃは前方構造体３１の底面側を示しており、前方構造体と一体化した格子状支持構造６６を図示する。他のアレンジでも可能であるが、構造６６は中靴底領域に改善されたねじり剛性を提供し、前方構造体３１の重量を軽減させる。

図１と図２の靴デザインは例示である。本発明の原理は運動靴、自転車靴、スキーブーツ、ドレス靴、スノーボード靴、サンダル等に利用できる。靴タイプによって内側構造体は板形態であったり、板と中靴底の組合せ形態であったり、中靴底形態であってもよい。同様に、靴タイプにより使用材料は望むフレキシビリティや剛性を提供するように選択される。さらに、靴デザインによって外形体は異なる。例えばサンダルの場合、外形体はストラップのみとなる。自転車靴等の他の実施態様においてはネット、メッシュ体を有し、あるいは蛇腹部分を改良して通気性を提供することができる。

蛇腹形態のフレキシブル部分を解説したが、伸縮性ナイロン、ネットまたはメッシュ体としたり、蛇腹を省略することもできる。全ての調節機構は調節用外部調節部材を有しているように解説されているが、他の実施形態（コスト削減や調節機構の目隠し）で調節機構を外形体の内部に収容させることもできる。

本発明は特定の実施例に関して説明したが、本発明をそれらに限定はしない。

この図は、本発明の特定実施例における靴デザインを示す図である。 この図は、本発明の特定実施例における靴デザインを示す図である。 この図は、本発明の特定実施例における靴の縦断面図である。 この図は、本発明の特定実施例における伸張プレート構造体の分解図である。 この図は、本発明の特定実施例における伸張プレート構造体の分解図である。 この図は、本発明の特定実施例における伸張プレート構造体の特徴を示す図である。 この図は、本発明の特定実施例における伸張プレート構造体の特徴を示す図である。 この図は、本発明の特定実施例における伸張プレート構造体の特徴を示す図である。 この図は、２形態の例示調節機構を示す図である。 この図は、２形態の例示調節機構を示す図である。

Claims (22)

1. 伸張式靴であって、
   前方外側構造体と、
   後方外側構造体と、
   該前方外側構造体及び該後方外側構造体に接合されて靴の外形体を提供する伸張部材であって、該外形体側部の少なくとも一部と、該外形体の底部を横断して延びる伸張部材と、
   該外形体内に提供された調節構造体であって、第１プレート構造体と第２プレート構造体を相互にオーバーラップする形態で有しており、該第２プレート構造体に対して該第１プレート構造体の位置を調整する調整機構をさらに有しており、自身の縦寸法を調節することで靴の縦寸法を調節する調節構造体と、
   を含んで成り、前記調節機構は、
   前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方と係合して保持するように形態化されたロック機構と、
   該ロック機構を前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方と係合させる押圧機構と、
   前記靴外形体の外側に手前部を有した圧力部材であって、靴の横方向に可動であり、前記ロック機構と横方向に整合状態であり、該ロック機構と接触し、前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方との係合状態を解除させるように該ロック機構を移動させる圧力部材とを含み、
   前記圧力部材は少なくとも２サイズの直径を有したロッド部を有しており、前記ロック機構は該ロッド部と整合する開口部を有しており、該開口部の断面は前記少なくとも２サイズの直径の最小直径よりも大きく、最大直径よりも小さく、前記圧力部材が移動すると、前記ロッド部は該最大直径で前記ロック機構と接触して移動させることを特徴とする伸張式靴。
2. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の少なくとも一方は横断方向に延びる歯形状部を含んでおり、ロック機構は横断方向に延びる歯形状部を含んでいることを特徴とする請求項１記載の伸張式靴。
3. 押圧機構はバネと、該バネ用サポート構造とを含んでおり、該サポート構造は該バネ及び圧力部材のロッド部と整合する開口部を有しており、該開口部は該ロッド部の最小直径よりも大きいことを特徴とする請求項１記載の伸張式靴。
4. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方は調節機構を収容する凹部を含んでおり、該凹部の開口部は上向きであり、該第１プレート機構と該第２プレート構造体がオーバーラップするとき他方のプレート構造体でカバーされることを特徴とする請求項１記載の伸張式靴。
5. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方は少なくとも１本の縦溝を含んでおり、他方の構造体は対応するレールを含んでおり、該第１プレート構造体と該第２プレート構造体がオーバーラップするとき該溝と該レールは係合することを特徴とする請求項１記載の伸張式靴。
6. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の少なくとも一方は格子状支持構造を含んでいることを特徴とする請求項１記載の伸張式靴。
7. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方はサイズ調節用の歯形状部を含んでおり、他方のプレート構造体は該歯形状部と縦方向で整合する突出部を含んでおり、該第１プレート構造体と該第２プレート構造体が相対移動すると該歯形状部と該突出部とは接触することを特徴とする請求項１記載の伸張式靴。
8. 歯形状部は靴の縦サイズの半サイズ増分に対応する間隔で歯が提供されていることを特徴とする請求項７記載の伸張式靴。
9. 第１プレート構造体と第２プレート構造体を相互にオーバーラップする形態で有しており、該第２プレート構造体に対して該第１プレート構造体の位置を調整する調節機構を有し、自身の縦寸法を調節することで靴の縦寸法を調節する調節構造体であって、
   前記調節機構は、
   前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方と係合して保持するように形態化されたロック機構と、
   該ロック機構を前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方と係合させる押圧機構と、
   前記靴外形体の外側に手前部を有した圧力部材であって、靴の横方向に可動であり、前記ロック機構と横方向に整合状態であり、該ロック機構と接触し、前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方との係合状態を解除させるように該ロック機構を移動させる圧力部材とを含み、
   前記圧力部材は少なくとも２サイズの直径を有したロッド部を有しており、前記ロック機構は該ロッド部と整合する開口部を有しており、該開口部の断面は前記少なくとも２サイズの直径の最小直径よりも大きく、最大直径よりも小さく、前記圧力部材が移動すると、前記ロッド部は該最大直径で前記ロック機構と接触して移動させることを特徴とする調節構造体。
10. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の少なくとも一方は横断方向に延びる歯形状部を含んでおり、ロック機構は横断方向に延びる歯形状部を含んでいることを特徴とする請求項９記載の調節構造体。
11. 押圧機構はバネと、該バネ用サポート構造とを含んでおり、該サポート構造は該バネ及び圧力部材のロッド部と整合する開口部を有しており、該開口部は該ロッド部の最小直径よりも大きいことを特徴とする請求項９記載の調節構造体。
12. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方は調節機構を収容する凹部を含んでおり、該凹部の開口部は上向きであり、該第１プレート機構と該第２プレート構造体がオーバーラップするとき他方のプレート構造体でカバーされることを特徴とする請求項９記載の調節構造体。
13. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方は少なくとも１本の縦溝を含んでおり、他方の構造体は対応するレールを含んでおり、該第１プレート構造体と該第２プレート構造体がオーバーラップするとき該溝と該レールは係合することを特徴とする請求項９記載の調節構造体。
14. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の少なくとも一方は格子状支持構造を含んでいることを特徴とする請求項９記載の調節構造体。
15. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方はサイズ調節用の歯形状部を含んでおり、他方のプレート構造体は該歯形状部と縦方向で整合する突出部を含んでおり、該第１プレート構造体と該第２プレート構造体が相対移動すると該歯形状部と該突出部とは接触することを特徴とする請求項９記載の調節構造体。
16. 歯形状部は靴の縦サイズの半サイズ増分に対応する間隔で歯が提供されていることを特徴とする請求項１５記載の調節構造体。
17. 靴であって、
    足覆体と、
    該足覆体内に提供され、第１プレート構造体と第２プレート構造体を相互にオーバーラップする形態で有しており、該第２プレート構造体に対して該第１プレート構造体の位置を調整する調節機構を有し、自身の縦寸法を調節することで靴の縦寸法を調節する調節構造体であって、前記調節機構は、
    前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方と係合して保持するように形態化されたロック機構と、
    該ロック機構を前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方と係合させる押圧機構と、
    前記覆体の外側に手前部を有した圧力部材であって、靴の横方向に可動であり、前記ロック機構と横方向に整合状態であり、該ロック機構と接触し、前記第１プレート構造体及び前記第２プレート構造体の少なくとも一方との係合状態を解除させるように該ロック機構を移動させる圧力部材とを含み、
    前記圧力部材は少なくとも２サイズの直径を有したロッド部を有しており、前記ロック機構は該ロッド部と整合する開口部を有しており、該開口部の断面は前記少なくとも２サイズの直径の最小直径よりも大きく、最大直径よりも小さく、前記圧力部材が移動すると、前記ロッド部は該最大直径で前記ロック機構と接触して移動させることを特徴とする靴。
18. 調節構造体は少なくとも２本の縦突起部と少なくとも２本の整合縦溝部を含んでいることを特徴とする請求項１７記載の靴。
19. 少なくとも１本の縦突起部は第１プレート構造体から延びており、少なくとも１本は第２プレート構造体から延びていることを特徴とする請求項１８記載の靴。
20. 少なくとも２本の縦突起部は第１プレート構造体から延びており、少なくと２本の縦溝部は第２プレート構造体から延びていることを特徴とする請求項１８記載の靴。
21. 第１プレート構造体と第２プレート構造体の一方は歯形状部を含んでおり、該歯形状部は該第プレート構造体と該第２プレート構造体が相対移動するときに表面に接触して該相対移動に抵抗感覚を与えることを特徴とする請求項１７記載の靴。
22. 歯形状部の歯は縦方向の靴サイズの半サイズ増分に対応した間隔で提供されていることを特徴とする請求項１９記載の靴。

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