JP4229480B2 - Syringe stopper device - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はシリンジの打栓装置に関し、より詳しくはシリンジにおける小径の先端口部にシール手段を取り付ける打栓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、注射器に使用されるシリンジの先端口部にシール手段を取り付ける打栓装置は知られている(例えば特開平7−156996号公報)。従来では、上記シール手段を、先端口部を閉鎖するパッキンと、上記シリンジの先端口部に嵌装されてパッキンが先端口部から脱落するのを防止するキャップとから構成している。
そして、上記従来の打栓装置では、同一構成の打栓装置を2台並列に配置してあり、先ず一方の打栓装置でパッキンをシリンジの先端口部に取り付け、その後、他方の打栓装置によって上記パッキンを覆うようにしてシリンジの先端口部にキャップを取り付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、従来ではパッキンおよびキャップをシリンジの先端口部に取り付けるために、同一構成の打栓装置を2台配設していたので、装置全体の設置スペースが大きくなるとともに、コストが高くなるという欠点があった。
しかも、上記従来の装置では、一方の打栓装置によってパッキンの取り付けた終わったシリンジを、他方の打栓装置の位置まで移送する際にパッキンがシリンジの先端口部から脱落することがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような事情に鑑み、本発明は、回転自在に設けた回転体と、この回転体の円周方向等間隔位置に設けられて、シリンジをその先端口部が下方側となるように保持する複数のポケットと、上記各ポケットの下方側に配置され、かつ上記回転体に昇降自在に設けた昇降部材と、上記回転体の外周部に近接する第1供給位置に設けられて、上記各ポケットにシリンジを供給するシリンジ供給機構と、上記第1供給位置よりも上記回転体の回転方向の下流側となる第2供給位置に設けられて、キャップを上記昇降部材に供給するキャップ供給機構と、上記第2供給位置よりも上記回転体の回転方向の下流側となる第3供給位置に設けられて、上記昇降部材が支持するキャップ上にパッキンを供給するパッキン供給機構と、上記キャップおよびパッキンを支持した昇降部材をシリンジの先端口部にむけて押し上げて、上記キャップおよびパッキンをシリンジの先端口部に取り付ける打栓機構とを備えるシリンジの打栓装置を提供するものである。
【0005】
【作用】
上述した構成によれば、シリンジの先端口部に対するパッキンおよびキャップの取り付けを同時に処理することができる。つまり、上述した従来のように同一構成の打栓装置を2台設ける必要がなく、単一の打栓装置によってパッキンおよびキャップをシリンジの先端口部に取り付けることができる。
したがって、従来に比較して打栓装置の設置スペースを減少させることができる。また、キャップの取り付け前にパッキンがシリンジの先端口部から脱落することを確実に防止することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図示実施例について本発明を説明すると、図1において、1はシリンジの打栓装置である。
図2に拡大して示すように、この打栓装置1で処理するシリンジ2は、注射器の本体部となるものであり、軸方向の一端となる先端口部2aは注射針を嵌装できる程度の小径にしている。他方、シリンジ2の軸方向の他端には、半径方向外方に伸びるつば部2bを設けている。後述するが、図3に示すように、打栓装置1はシリンジ2の先端口部2aにシール手段3を取り付けることができるようになっている。
図2ないし図3に示すように、シール手段3は、シリンジ2の先端口部2aに嵌合されて該先端口部2aを閉鎖するパッキン4と、シリンジ2の先端口部2aに嵌装されてパッキン4がシリンジ2の先端口部2aから脱落するのを防止するキャップ5とから構成している。パッキン4はゴムから製造してあり、下方側が大径となる段付の円柱状に形成している。一方、キャップ5は合成樹脂製で、概略カップ状に形成してあり、かつ端面の軸部には小径の貫通孔5aを形成している。パッキン4の上方部となる小径部の寸法は、シリンジ2の先端口部2aの内径と実質的に同一寸法に設定してあり、パッキン4の下部となる大径部はキャップ5の内径よりも小さい寸法に設定している。これにより、パッキン4の下部がキャップ5内に収納できるようになっている。また、キャップ5の端面の貫通孔5aの内径は、パッキン4の大径部の外径よりも小さくしている。これにより、開口を上方に向けたキャップ5の内部に、パッキン4全体が余裕を持って収納できるようになっている。
しかして、本実施例は、キャップ5の内部にパッキン4を収納した状態において、打栓装置1によってそれらをシリンジ2の先端口部2aに同時に取り付けるようにしたものである。
すなわち、図1、図4および図5に示すように、打栓装置1は時計方向に回転する回転体6を備えている。回転体6の底部6aは、フレーム7に立設した円筒状の支持部材8上に回転自在に載置している。この回転体6は図示しない駆動源に連動して、所定角度づつ間欠的に時計方向に回転されるようになっている。
また、回転体6の外周部には、円周方向等間隔位置にシリンジ2を保持する複数のポケット6bを形成している。このポケット6bは半円形の凹部からなり、上記シリンジ2が余裕を持って係合できる寸法に設定されている。
図6にも示すように、ポケット6bを構成する凹部内には負圧通路6cの一端を開口させてあり、この負圧通路6cの他端には負圧パイプ11の一端を接続してあり、この負圧パイプ11の他端は、回転体6の底部6aに連結している。負圧パイプ11の他端は、支持部材8の上面に形成した円弧状溝とそれに連通するパイプを介して図示しない負圧源に連通している。このように、上記負圧パイプ11などを介して図示しない負圧源から各ポケット6bに常時負圧を導入できるようになっている。
図1に示すように、回転体6の外周部に近接する所定位置を第1供給位置Aとしてあり、この第1供給位置Aには、第1フィーダ12の先端部を位置させている。この第1フィーダ12は、その先端部側の高さが上流側の箇所よりも高さがわずかづつ低くなるように傾斜させている。
そして、この第1フィーダ12に上述したシリンジ2を縦一列に支持するようにしている。各シリンジ2は、そのつば部2bの両側を第1フィーダ12の上面によって支持され、かつ先端口部2aが鉛直下方を向けた状態となっており、しかも、相前後する各シリンジ2のつば部2bは相互に当接した状態となっている。そのため、第1フィーダ12の先端部に位置する先頭のシリンジ2は、そのつば部2bを回転体6の外周部に押し付けられた状態となっている。
そして、上述したように回転体6が間欠的に所定角度づつ回転される際に、各ポケット6bが順次第1フィーダ12の先端の位置、つまり第1供給位置Aに位置する。これにより、第1フィーダ12の先端に支持されている先頭のシリンジ2が第1フィーダ12から脱落して第1供給位置Aのポケット6b内に挿入される。上述したように、ポケット6b内には負圧が導入されているので、この負圧によってシリンジ2はポケット6b内に確実に吸着保持される。
このように、所定角度づつ間欠的に回転体6が回転されることによって、第1供給位置Aにおいて、第1フィーダ12の先端から各ポケット6b内にシリンジ2が供給されるようになっている。そして、各ポケット6bに保持されたシリンジ2は、その先端口部2aが鉛直下方を向けるとともに、上端となるつば部2bは、回転体6における上面に支持されるようになっている(図4参照)。
また、図4から図6に示すように、上記各ポケット6bを設けた位置ごとに、回転体6における各ポケット6bよりも内方側には、ガイドロッド13を鉛直下方にむけて連結してあり、このガイドロッド13に昇降部材14を昇降自在に取り付けている。
昇降部材14はガイドロッド13に水平に取り付けてあり、昇降部材14の先端部は、上記ポケット6bの直下位置に位置するようになっている。また、この昇降部材14の先端部には、所定の大きさの円形の凹部からなる保持部14aを形成してあり、この保持部14aは昇降部材14に設けた負圧通路14bと、それに連結した負圧パイプ15およびこれと連通する上記支持部材8の円弧状溝8a等を介して図示しない負圧源と連通している。これにより、上記保持部14a内に負圧を導入できるようになっている。支持部材8の円弧状溝8aは、第1供給位置Aとそこから270度回転した後述する排出位置Eに至る領域に形成している。したがって、円弧状溝8aを設けた領域内を各ポケット6bおよび昇降部材14が移動している際には、各ポケット6bおよび昇降部材14の保持部14aに負圧が導入されるようになっている。
各昇降部材14は、通常では図4に示すようにガイドロッド13の下端部と当接した下降端に位置しているが、後述する打栓機構16によってガイドロッド13に沿って上昇されるようになっている(図6)。その際に、保持部14a内に保持したキャップ5とパッキン4がシリンジ2の先端口部2aに取り付けられるようになっている。
次に、図1に示すように、上記第1供給位置Aよりも回転体6の回転方向の少し下流側となる箇所は第2供給位置Bとしてあり、この第2供給位置Bに第2フィーダ17の先端部を位置させている。
この第2フィーダ17は、上述したキャップ5を、図2に示すように、その開口が上方を向けてかつ一列で支持するようにしている。また、この第2フィーダ17も、上流側よりも先端部が徐々に高さが低くなるように傾斜させているので、第2フィーダ17に支持したキャップ5は、相前後するものが相互に当接し、かつそのように当接した状態の各キャップ5の重量によって徐々に第2フィーダ17の先端部にむけて移動するようになっている。第2フィーダ17の先端部は、回転体6が回転される際の昇降部材14の先端部の移動軌跡に近接させている。
そのため、回転体6の間欠的な回転に伴って、各昇降部材14の保持部14aが順次第2供給位置Bにある第2フィーダ17の先端部の近接下方位置に位置する。これにより、第2フィーダ17の先端部に保持されていた先頭のキャップ5は、昇降部材14の保持部14aに負圧によって下方に落下して該保持部14a内に吸着保持される。このように、回転体6が間欠的に回転されることにより、第2供給位置Bにおいて、各昇降部材14の保持部14aにキャップ5が保持されるようになっている。保持部14aに保持されたキャップ5は、第2フィーダ17に支持されていたときと同様に、開口部を上方に向けた状態で保持されている。
この第2供給位置Bを各ポケット6bが通過すると、各ポケット6bにはシリンジ2が保持されており、また、その下方側の昇降部材14の保持部14aにはキャップ5が保持されるようになっている。
次に、図1および図5に示すように、第2供給位置Bよりもさらに回転体6の下流側の箇所は第3供給位置Cとしてあり、回転体の間欠的な回転によって、キャップ5を保持した昇降部材14の保持部14aが第3供給位置Cに位置するようになっている。この第3供給位置Cの隣接位置に第3フィーダ18の先端部と受渡アーム21を配設している。
第3フィーダ18は、上流側の部分よりも回転体6側となる先端部の方が僅かに低くなるように傾斜させてあり、そのため、相前後するパッキン4が相互に当接し、それら当接した状態のパッキン4の重量によって先端部に向けて各パッキン4が移送されるようになっている。第3フィーダ18に支持されているパッキン4は、その大径部が下方となり小径部が上方となるようにして、すなわち図2に示した状態で第3フィーダ18に支持されている。なお、昇降部材14の先端部の高さに合わせて、この第3フィーダ18の先端部の高さを同一高さとなるように設定している。
図4ないし図5に示すように、この受渡アーム21は、第3フィーダ18の先端の上方位置と第3供給位置Cの上方とを往復移動できるようになっている。
受渡アーム21は、ロッド22の上端部に水平に連結されており、このロッド22は、フレーム7に鉛直方向に取り付けた筒状ガイド23に摺動自在に貫通させてあり、かつ回転自在に嵌合されている。そして、このロッド22の下端部は従来公知の駆動源24に連動させている。この駆動源24が作動されると、受渡アーム21は、図1および図5に示すように、第3フィーダ18の先端の上方位置と第3供給位置Cの上方とを往復揺動されるとともに、それぞれの揺動端の位置で所定量だけ昇降されるようになっている。
受渡アーム21の先端の下面には、吸着パッド25を取り付けている。吸着パッド25は、受渡アーム21の内部とロッド22の内部とにわたって形成した負圧通路26とその端部に接続した負圧パイプ27(図5)を介して図示しない負圧源と連通している。
負圧パイプ27および負圧通路26を介して負圧源から吸着パッド25に常時負圧が導入されるようになっているが、受渡アーム21が第3供給位置Cに位置して、かつ受渡アーム21が下降端まで所定量だけ下降された際には、吸着パッド25への負圧の導入が阻止されるようになっている。換言すると、吸着パッド25がほかの位置にあるときには、吸着パッド25に負圧が導入されるようになっている。
受渡アーム21は上述したように構成しているので、上記駆動源24に連動して往復揺動され、かつ昇降することによって第3供給位置Cにおいて、昇降部材14の保持部14aに保持したキャップ5内にパッキンを収納することができる。
ここで、上記受渡アーム21によるパッキン4の第3供給位置Cへの供給作動を説明すると、先ず、図4ないし図5に示すように、ロッド22が上昇端に位置した状態から受渡アーム21(吸着パッド25)が第3フィーダ18の先端上に位置すると、受渡アーム21(吸着パッド25)は、下降端まで所定量だけ下降される。この状態の吸着パッド25は、第3フィーダ18の先端上に支持された先頭のパッキン4の近接上方に位置する。ここで、吸着パッド25には負圧が導入されているので、第3フィーダ18の先端上に支持された先頭のパッキン4は、この吸着パッド25に吸着保持される。
この後、受渡アーム21(吸着パッド25)が再度上昇端まで上昇された後、第3供給位置C上となる他方の揺動端である第3供給位置Cにまで揺動される。この時には、キャップ5を保持した昇降部材14の保持部14aが第3供給位置Cに位置しているので、吸着パッド25に保持されたパッキン4は、保持部14aおよびそれに保持したキャップ5の直上に位置する。この後、受渡アーム21(吸着パッド25)が下降端まで下降され、かつ、吸着パッド25への負圧の導入が阻止されるので、吸着パッド25によるパッキン4の保持状態が解放されて、該パッキン4は、保持部14aに保持されたキャップ5内にその上方から載置されて収納される(図10参照)。
この後、受渡アーム21(吸着パッド25)が再度上昇端まで上昇されるとともに吸着パッド25への負圧の導入が再開される。この後、受渡アーム21(吸着パッド25)が第3フィーダ18の先端の上方位置まで揺動されてから、下降端位置まで下降する。これにより、第3フィーダ18上の先端上に支持したパッキン4が吸着パッド25によって吸着保持され、この後、受渡アーム21(吸着パッド25)は上昇端まで再度上昇してから第3供給位置Cまで揺動する。これまでには、先にパッキン4が収納されたキャップ5を保持した昇降部材14は、第3供給位置Cから隣接下流側の打栓位置Dまで移動され、他方、パッキン4が収納されていないキャップ5を保持した新たな昇降部材14が第3供給位置Cに位置している。これにより、第3供給位置Cに位置した新たな昇降部材14の直上位置にパッキン4を保持した吸着パッド25が位置したことになり、この状態から吸着パッド25(受渡アーム21)が下降端の位置まで下降され、かつ吸着パッド25へ負圧の導入が阻止される。そのため、吸着パッド25によるパッキン4の保持状態が解放され、該解放されたパッキン4は、キャップ5内に収納される。このようにして、第3供給位置Cにおいて、昇降部材14の保持部14aに保持したキャップ5内に順次パッキン4が収納されるようになっている。
次に、図6ないし図7に示すように、上記回転体6の回転方向における第3供給位置Cのすぐ下流側の箇所を打栓位置Dとしてあり、そこに打栓機構16を昇降自在に設けている。打栓機構16は、昇降部材14の移動軌跡の下方側となる様に位置を調整してあり、さらに図7に示すように、打栓機構16と対向してポケット6bよりも少し上方側にストッパ部材31を水平に設けている。
図5から図7に示すように、打栓機構16は、フレーム7に鉛直方向に取り付けた筒状ガイド32を備えるとともに、この筒状ガイド32を摺動自在に貫通させた昇降ロッド33を備えている。この昇降ロッド33の上端部には、概略カップ状の押圧部材34を上方側から摺動自在に取り付けてあり、さらにこの押圧部材34と昇降ロッド33とにわたって緩衝用のコイルばね35を弾装している。押圧部材34の上部は平坦面としてあり、かつそこは水平に維持されている。回転体6が所定角度ごとに間欠的に回転されることに伴って、昇降部材14の保持部14aがこの押圧部材34の上方側に位置するようになっている。
一方、筒状ガイド32を貫通した昇降ロッド33の下端は、フレーム7よりも下方に位置させてあり、昇降ロッド33の下端には、カムフォロワ37を回転自在に取り付けている。フレーム7と昇降ロッド33とにわたっては、上記コイルばね35よりも弾撥力が大きなコイルばね36を弾装しているので、昇降ロッド33の下端に設けたカムフォロワ37は、その下方側に設けた図示しないカム機構のカム部材に圧接している。そして、このカム機構が作動されてカム部材が回転されると、それに連動して昇降ロッド33(押圧部材34)が所定量だけ昇降されるようになっている。図7に示した位置が昇降ロッド33(押圧部材34)の下降端の位置であり、他方、図6に示した位置が昇降ロッド33(押圧部材34)の上昇端の位置である。そして、昇降ロッド33(押圧部材34)が下降端に位置している時には、押圧部材34は昇降部材14と当接していないが、昇降ロッド33(押圧部材34)が下降端位置から上昇端位置まで上昇される過程において、押圧部材34が昇降部材14に下方側から当接し、該昇降部材14をガイドロッド13に沿って押し上げるようになっている。このように昇降部材14が上昇されることによって、その保持部14aに保持したキャップ5およびそれに収納したパッキン4も上昇される。これらの上方には、ポケット6bによってシリンジ2が保持されているので、このシリンジ2の先端口部2aに上昇されたキャップ5とパッキン4が当接する。そして、その状態のシリンジ2、キャップ5、パッキン4が一体となって上昇される。
この打栓位置Dの上方の所定の高さ位置には、上述したストッパ部材31を設けてあるので、上昇されるシリンジ2のつば部2bがストッパ部材31に当接し、その位置で停止される(図6)。これにより、シリンジ2の上昇は停止されるが、昇降ロッド33は両方のコイルばね35,36が圧縮されることにより、それからわずかに上昇されるので、コイルばね35が圧縮された分だけシリンジ2の先端口部2aに対してキャップ5、パッキン4が相対的に上昇されて、パッキン4は先端口部2aに嵌合されるとともに、パッキン4を収納した状態のキャップ5はシリンジ2の先端口部2aに圧入される(図3、図11)。これによって、パッキン4とキャップ5からなるシール手段3が打栓機構16によってシリンジ2の先端口部2aに取り付けられたことになる。
このようにして、打栓機構16がカム機構に連動して下降端位置から上昇端まで上昇されることにより、パッキン4とキャップ5がシリンジ2の先端口部2aに取り付けられる。また、上昇端まで上昇した打栓機構16は、この後、カム機構に連動して再度下降端位置まで下降する。このように上昇端位置から下降端位置まで打栓機構16が下降すると、回転体6が所定角度だけ回転するので、打栓が終了したシリンジ2およびその下方側の昇降部材14は、下流側に移動する一方、新たなシリンジ2およびその下方側でキャップ5とパッキン4を保持した昇降部材14が打栓位置Dに位置する。打栓位置Dにおいて、上述したように打栓機構16によってパッキン4およびキャップ5がシリンジ2の先端口部2aに順次取り付けられる。
さらに、回転体6における回転方向の打栓位置Dよりもさらに下流側となる箇所は排出位置Eとしている。この排出位置Eには、隣接位置に設けた回転式処理装置38の外周部をオーバラップさせてあり、上述したようにパッキン4およびキャップ5を取り付けたシリンジ2が、排出位置Eに位置すると、回転式処理装置38の保持手段によって保持されて、上記回転体6のポケット6bから取り外されるようになっている。
以上のように構成した本実施例においては、第3供給位置Cにおいて昇降部材14の保持部14aに保持したキャップ5内にパッキン4を収納し、その状態のキャップ5およびパッキン4を打栓位置Dにおいてシリンジ2の先端口部2aに同時に取り付けるようにしている。
つまり、本実施例においては、単一の打栓装置1によって、シリンジ2の先端口部2aへのパッキン4の取り付けと、該パッキン4を覆ってキャップ5をシリンジ2の先端口部2aに取り付ける工程とを1回の打栓工程で処理することができる。これに対して、従来では、同一構成の打栓装置を2台並列に配設し、先ずの一方の打栓装置によってシリンジ2の先端口部2aにパッキン4を取り付けた後、他方の打栓装置によって上記パッキン4を覆うようにしてキャップ5をシリンジ2の先端口部2aに取り付けていたものである。
このような従来の装置に比較して、本実施例では、単一の打栓装置1によって、シリンジ2の先端口部2aへのパッキン4とキャップ5とを取り付けることができるので、従来に比較して打栓装置の設置スペースを大幅に減少させることができるとともに、打栓装置のコストを大幅に下げることができる。
しかも、本実施例では、パッキン4を収納した状態のキャップ5をシリンジ2の先端口部2aに取り付けるので、キャップ5の取り付け前にパッキン4がシリンジ2の先端口部2aから脱落することを確実に防止することができる。
さらに、シリンジ2の先端口部2aへのパッキン4およびキャップ5を打栓機構16による1回の打栓工程で処理するので、シリンジ2の先端口部2aとパッキン4およびキャップ5を容易にセンタリングすることができ、それによってシリンジ2の先端口部2aにパッキン4およびキャップ5を確実に取り付けることができる。
なお、上記実施例においては、ストッパ部材31を回転体6とは別個に上記第3供給位置Dに固定して設けているが、回転体6における各ポケット6bの上方部に板状のストッパ部材を設けても良い。
【0007】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、従来に比較して打栓装置の設置スペースを減少させることができるという効果が得られる。また、キャップの取り付け前にパッキンがシリンジの先端口部から脱落することを確実に防止することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略の平面図
【図2】本実施例において使用するシリンジ2およびシール手段3の斜視図
【図3】図2に示したシリンジ2の先端口部2aにシール手段3を取り付けた状態を示す拡大断面図
【図4】図1のIV−IV線に沿う要部の断面図
【図5】一部を断面で示した図1の右側面図
【図6】図1のVI−VI線に沿う要部の断面図
【図7】図1のVII−VII線に沿う断面図
【図8】図1の打栓装置による処理工程を示す図
【図9】図1の打栓装置による処理工程を示す図
【図10】図1の打栓装置による処理工程を示す図
【図11】図1の打栓装置による処理工程を示す図
【符号の説明】
1 打栓装置 2 シリンジ
2a 先端口部 4 パッキン
5 キャップ 6 回転体
6b ポケット 12 第1フィーダ(供給機構)
14 昇降部材 14a 保持部
16 打栓機構 17 第2フィーダ(供給機構)
21 受渡アーム[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a stopper device for a syringe, and more particularly to a stopper device for attaching a sealing means to a small-diameter distal end portion of a syringe.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a stoppering device for attaching a sealing means to a tip end portion of a syringe used for a syringe is known (for example, Japanese Patent Laid-Open No. 7-156996). Conventionally, the sealing means includes a packing that closes the distal end portion and a cap that is fitted to the distal end portion of the syringe and prevents the packing from dropping from the distal end portion.
And in the said conventional plugging device, the two plugging devices of the same structure are arrange | positioned in parallel, First, packing is attached to the front-end | tip opening part of a syringe with one plugging device, and the other plugging device after that. Thus, the cap is attached to the distal end portion of the syringe so as to cover the packing.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as described above, in order to attach the packing and the cap to the tip end portion of the syringe, two plugging devices having the same configuration are disposed, so that the installation space for the entire device is increased and the cost is increased. There was a disadvantage that it became high.
In addition, in the above-described conventional apparatus, when the syringe with the packing attached by one of the stopper devices is transferred to the position of the other stopper device, the packing may fall off from the distal end portion of the syringe.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In view of such circumstances, the present invention is provided with a rotatable rotating body and circumferentially equidistant positions of the rotating body, and holds the syringe so that the distal end portion thereof is on the lower side. A plurality of pockets, an elevating member disposed below the respective pockets and provided so as to be movable up and down on the rotating body, and provided at a first supply position close to an outer peripheral portion of the rotating body. A syringe supply mechanism that supplies a syringe to the first supply position , a cap supply mechanism that is provided at a second supply position downstream of the first supply position in the rotation direction of the rotating body, and supplies a cap to the elevating member; the than the second supply position provided in the third feed position on the downstream side in the rotational direction of the rotating body, a packing supply mechanism for supplying a packing on the cap to the lifting member to support, the cap and package The elevating member supporting the down pushes toward the distal opening of the syringe, there is provided a capping device of the syringe and a capping mechanism for attaching the cap and the packing at the tip opening portion of the syringe.
[0005]
[Action]
According to the configuration described above, it is possible to simultaneously process the attachment of the packing and the cap to the distal end portion of the syringe. That is, it is not necessary to provide two plugging devices having the same configuration as in the conventional case described above, and the packing and the cap can be attached to the distal end portion of the syringe by a single plugging device.
Therefore, the installation space for the stoppering device can be reduced as compared with the conventional case. Moreover, it can prevent reliably that packing falls from the front-end | tip opening part of a syringe before attachment of a cap.
[0006]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the illustrated embodiment. In FIG. 1, reference numeral 1 denotes a syringe stopper device.
As shown in FIG. 2 in an enlarged manner, the
As shown in FIG. 2 to FIG. 3, the sealing means 3 is fitted to the distal end 2 a of the
Thus, in this embodiment, in the state where the
That is, as shown in FIGS. 1, 4, and 5, the stopper device 1 includes a
In addition, a plurality of
As shown also in FIG. 6, one end of the
As shown in FIG. 1, a predetermined position close to the outer periphery of the rotating
The
As described above, when the rotating
As described above, the rotating
Further, as shown in FIGS. 4 to 6, at each position where the
The elevating
As shown in FIG. 4, each elevating
Next, as shown in FIG. 1, a location slightly downstream in the rotational direction of the
As shown in FIG. 2, the second feeder 17 supports the
Therefore, with the intermittent rotation of the
When each
Next, as shown in FIGS. 1 and 5, the part further downstream of the
The
As shown in FIGS. 4 to 5, the
The
A
Although negative pressure is always introduced from the negative pressure source to the
Since the
Here, the operation of supplying the
Thereafter, the delivery arm 21 (suction pad 25) is again raised to the rising end, and is then swung to the third supply position C which is the other swing end on the third supply position C. At this time, since the holding
Thereafter, the delivery arm 21 (suction pad 25) is raised again to the rising end and the introduction of the negative pressure to the
Next, as shown in FIG. 6 to FIG. 7, a portion immediately downstream of the third supply position C in the rotation direction of the
As shown in FIGS. 5 to 7, the
On the other hand, the lower end of the lifting
Since the
In this manner, the
Furthermore, a location further downstream from the plugging position D in the rotation direction in the
In the present embodiment configured as described above, the
That is, in this embodiment, the
Compared to such a conventional device, in this embodiment, the
In addition, in this embodiment, the
Further, since the
In the above embodiment, the
[0007]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to obtain an effect that the installation space for the stoppering device can be reduced as compared with the prior art. Moreover, the effect that it can prevent reliably that packing falls from the front-end | tip opening part of a syringe before attachment of a cap is acquired.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic plan view showing an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view of a
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Plugging
14 Lifting
21 Delivery arm
Claims (3)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12346297A JP4229480B2 (en) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | Syringe stopper device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12346297A JP4229480B2 (en) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | Syringe stopper device |
Publications (2)
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JPH10295779A JPH10295779A (en) | 1998-11-10 |
JP4229480B2 true JP4229480B2 (en) | 2009-02-25 |
Family
ID=14861235
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP12346297A Expired - Fee Related JP4229480B2 (en) | 1997-04-25 | 1997-04-25 | Syringe stopper device |
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-
1997
- 1997-04-25 JP JP12346297A patent/JP4229480B2/en not_active Expired - Fee Related
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